JPH0814758A - 穀粒貯留ビンの撹拌装置 - Google Patents

穀粒貯留ビンの撹拌装置

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JPH0814758A
JPH0814758A JP14662394A JP14662394A JPH0814758A JP H0814758 A JPH0814758 A JP H0814758A JP 14662394 A JP14662394 A JP 14662394A JP 14662394 A JP14662394 A JP 14662394A JP H0814758 A JPH0814758 A JP H0814758A
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JP
Japan
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grain
moisture
temperature
stirring device
measured
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JP14662394A
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English (en)
Inventor
Kenji Ueno
健二 上野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥中の穀粒の水分及び穀温によって、穀粒
を撹拌及び配穀を均一にする撹拌装置の走行速度及び移
動方向を制御して、胴割及び水分斑の発生を防止しよう
とするものである。 【構成】 貯留ビン11内で穀粒を撹拌及び配穀を均一
にする撹拌装置21′の走行速度及び移動方向軌跡を、
水分センサ24及び測温センサ27で検出する穀粒の水
分及び穀温によって制御する。 【効果】 乾燥中の穀粒の水分及び穀温によって、撹拌
装置が制御されることにより、穀粒の胴割及び水分斑等
が防止できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒貯留ビンの撹拌
装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】従来
は、荷受穀粒を受ける貯留ビンは、穀粒の水分による蒸
れを防止するため一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を
有して乾燥通風される。又これら貯留ビン内には、配穀
状態を均一にすると共に、貯留中の穀粒と新規に供給さ
れた穀粒とを撹拌する移動自在に設けた各撹拌装置は、
乾燥通風中は、穀粒を撹拌すると共に、穀粒の配穀状態
が検出され、この検出に基づいて、これら各撹拌装置の
移動方向が制御される。
【0003】上記の乾燥通風作業中は、配穀状態によっ
て、各撹拌装置の移動方向が制御されるが、穀粒の水分
及び穀温等によって、これら各撹拌装置の移動方向及び
走行速度が制御されないことにより、穀粒の撹拌が十分
に行われないこととなり、乾燥中の穀粒に胴割が発生し
て品質が低下することが発生したり、又穀粒に水分斑が
発生することがあったが、これらを解消しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、穀物を受け
て貯留する貯留ビン11,11,……を複数配設し、こ
れら貯留ビン11,11,……には乾燥風を供給すべく
構成すると共に、該貯留ビン11,11,……内には撹
拌による混合、及び配穀を均一にする移動自在な撹拌装
置21′、及び穀粒水分を測定する水分センサ24を上
下方向に所定間隔で複数個設けた穀物貯留ビンにおい
て、該各水分センサ24の測定水分に基づいて該撹拌装
置21′の移動方向、及び走行速度を制御する制御装置
8′を設けたことを特徴とする穀粒貯留ビンの撹拌装置
の構成とする。
【0005】又撹拌装置21′及び穀粒温度を測定する
測温センサ37を上下方向に所定間隔で複数個設けた穀
粒貯留ビンにおいて、該各測温センサ37の測定穀温に
基づいて該撹拌装置21′の移動方向を制御する制御装
置8′を設けたことを特徴とする穀粒貯留ビンの撹拌装
置の構成とする。
【0006】
【発明の作用、及び効果】荷受穀粒を受ける各貯留ビン
11,11,……は、穀粒の水分による蒸れを防止する
ため一時貯留を目的とし、乾燥通風機能を有して乾燥通
風される。又これら各貯留ビン11,11,……内に
は、穀粒を撹拌すると共に、配穀を均一にする移動自在
に設けた撹拌装置21′は、乾燥通風中は、回転しなが
ら所定の移動速度で、又所定の移動方向へ移動しながら
穀粒を撹拌すると共に、各所定位置、例えば(A)点位
置の穀粒の水分は、この各撹拌装置21′と同時に移動
する上下所定間隔に複数個設けた各水分センサ24で測
定され、該撹拌装置21′及びこれら各水分センサ24
は、(B)点位置へと移動して、この(B)点位置の穀
粒水分は、これら各水分センサ24で測定され、(A)
点位置と(B)点位置との穀粒水分が比較されて水分差
が算出され、この比較結果の穀粒水分差により、次の所
定位置である(C)点位置へ移動する該撹拌装置21′
は、制御装置8′により、所定の移動速度と所定の移動
方向の軌跡とに制御される。この移動速度と移動方向の
軌跡とは、各所定位置で測定する穀粒水分の比較差によ
り、順次制御されて穀粒は、撹拌されながら乾燥通風さ
れる。
【0007】又各撹拌装置21′は、乾燥通風中は、回
転しながら所定の移動速度で、又所定の移動方向へ移動
しながら穀粒を撹拌すると共に、各所定位置、例えば
(A)点位置の穀粒の温度は、この撹拌装置21′と同
時に移動する上下所定間隔に複数個設けた各測温センサ
37で測定され、該撹拌装置21′及びこれら各測温セ
ンサ37は、(B)点位置へと移動して、この(B)点
位置の穀温は、これら各測温センサ37で測定され、
(A)点位置と(B)点位置との穀温が比較されて穀温
差が算出され、この比較結果の穀温差により、この
(B)点位置から次の所定位置である(C)点位置へ移
動する該撹拌装置21′は、制御装置8′により、所定
の移動方向の軌跡に制御される。この移動方向の軌跡
は、所定位置で測定する穀温差により、順次制御されて
穀粒は、撹拌されながら乾燥通風される。
【0008】上記の貯留ビン11内での乾燥通風のとき
に、各水分センサ24が測定する穀粒水分、又は各測温
センサ37が測定する穀粒温度により、撹拌装置21′
の移動方向及び走行速度が制御されることにより、乾燥
中の穀粒の撹拌が確実に行われることとなり、このため
穀粒の胴割の防止及び水分斑の発生を防止させることが
できた。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、穀粒を荷受して乾燥通風する穀粒貯留
ビン関係を示す図である。荷受ホッパ1,1,……を備
える荷受場2は、搬送トラックの出入りし易いように該
荷受ホッパ1,1,……の両側方向に通路を構成するよ
うにその他の主たる設備群とは離れて構成される。
【0010】前記荷受ホッパ1に搬送機構を介して、粗
選機3や穀物を荷受計量する荷受計量機4を接続する。
これらは乾燥済穀物を受けて精選する精選機5や籾摺プ
ラント6とともに互いに近接して設備され、操作室7、
自主検査室8、製品置場9等と同一建家10内に構成さ
れている。前記建家10に直列的に貯留乾燥用の貯留ビ
ン11,11,……を配設する。本実施例では1基50
t程度のビンを左右2系列×10ビンを左右の建家12
a,12bに夫々収容して、合計40ビンとしている。
【0011】前記貯留ビン11,11,……は、図1に
示すように、角型のビンを採用し、外側壁13aは断熱
材としてグラスウール等を利用したものとし、ビン同士
の中間仕切13b,13cは通常の壁材を使用してい
る。該貯留ビン11の底部はフラットなスイープフロワ
13′形態とされ、その下方は通気空間14を形成して
いる。
【0012】前記貯留ビン11の建家12a,12b上
方側にはフライトコンベア形態の張込用コンベア15,
15を平行して設け、これらのコンベア15を配設する
該貯留ビン11上方空間は断面において中央及び左右に
空間を形成するよう封印用隔壁16,16を断熱材によ
って設け、これによって形成された中央の隔室17には
該貯留ビン11上端面と一致して床材18が張設されて
あり、該隔室17は点検用通路として利用できる構成で
ある。該封印用隔壁16,16には該各貯留ビン11,
11,……宛に張込シュート19,19,……が配設さ
れている。20は排塵ファンである。
【0013】撹拌装置21′は、撹拌スクリュー部と移
動部とよりなり、各貯留ビン11,11,……上部の左
右両側に設けた受レール22′に重合させて、前後移動
自在に左右両端部に各ローラ(A)23′を回転自在に
軸支した移動レール(A)24′,24′を前後側に設
け、この移動レール(A)24′,24′は一端部に設
けた正逆回転する移動用モータ(A)25′で各プーリ
及びベルト等を介して前後移動する構成である。該移動
レール(A)24′上側には、この移動レール(A)2
4′に重合して左右移動自在に左右両端部に各ローラ
(B)26′を回転自在に軸支した移動レール(B)2
7′を設け、この移動レール(B)27′は一端部に設
けた正逆回転する移動モータ(B)28′で各プーリ及
びベルト等を介して左右移動する構成である。
【0014】撹拌用スクリュー21,21は、移動レー
ル(B)27′上側に所定間隔で設けた各伝動ケース2
9′,29′へ回転自在に垂下状態に軸支して、移動レ
ール(A)24′,24′間に設けた構成であり、これ
ら各撹拌用スクリュー21,21は、正逆回転するスク
リュー用モータ(B)30′,30′で各プーリ及びベ
ルト等を介して回転駆動する構成であり、これら各撹拌
用スクリュー21,21は、左右の間隔を保ったままで
回転駆動しながら前後に往復移動及び左右に往復移動し
て、貯留ビン11内の全面の穀粒を撹拌でき、又配穀を
均一にする構成であり、これら撹拌用スクリュー21,
21の移動は、操作室7内に設けた操作装置7′の制御
装置8′内へ設定して記憶させた所定の移動方向へ所定
の移動速度で、この制御装置8′で移動制御される構成
としている。
【0015】水分センサ24は、撹拌用スクリュー2
1,21間の中央部で移動レール(B)27′下側へ垂
下状態に設けた取付筒25内へ上下方向に所定間隔で複
数個(図示は3個)設け、各貯留ビン11,11,……
内の穀粒は、該取付筒25内へ取込みされて、3〜4回
穀粒の水分が測定され、この3〜4回測定穀粒水分は、
制御装置8′へ入力されて平均穀粒水分値が算出される
構成である。又水分測定は撹拌装置21′の移動方向の
所定間隔位置へ移動されて、夫々位置毎に測定される構
成であり、前回の測定位置を(A)点位置とすると、こ
の(A)点位置の該各水分センサ24位置の上・中・下
(イ)・(ロ)・(ハ)位置の平均穀粒水分値と、今回
の測定位置を(B)点位置とすると、この(B)点位置
の該各水分センサ24位置の上・中・下(イ)・(ロ)
・(ハ)位置の平均穀粒水分値とが比較される構成であ
り、この比較結果によって、撹拌装置21′の移動方向
の軌跡は、図5の如く平面視四角形状の渦巻形状に制御
と、又走行速度の制御とが、該制御装置8′によって行
われる構成としている。
【0016】22,22は排出並びにローテンション用
の排出コンベアで、ベルトコンベア形態とし、左右の通
気空間14,14間に隔てて設けられる排出室23内に
おいて、各系列毎に設けられる構成である。前記貯留ビ
ン11,11用建家12a,12bに接続する状態に送
風機室26が設けられ、各系列毎に通気空間14入り口
に接続して送風機27,27,……を配設している。2
8,28は加熱装置であり、これの運転により該送風機
27は熱風を通気空間14に供給できる。
【0017】前記操作室7には操作装置7′を設け、こ
の操作装置7′内には制御装置8′を設け、この制御装
置8′は運転制御部を備え、各部運転制御機構、設定入
力機構を有している。例えば貯留ビン11,11,……
においては、荷受計量機4からの情報を得て該各貯留ビ
ン11毎の張込量を供給時間あるいは張込量検出によっ
て任意に設定可能に設けられている。これら貯留ビン1
1では、張込量を薄層にして乾燥主体とする形態や、乾
燥が進み仕上水分に至った又は、これに接近した穀物と
新たな荷受穀物とを混合撹拌して乾燥を進める形態、及
び乾燥仕上り穀物を籾摺出荷までの短期貯留あるいは長
期貯蔵する貯留・貯蔵を行う形態、別に設備した穀粒乾
燥機へ供給して仕上乾燥を行う形態に任意に設定し実行
できる構成としている。
【0018】以下、上記実施例の作用について説明す
る。乾燥通風が開始され(ステップ101)、各貯留ビ
ン11内の穀粒は、撹拌装置21′が図5の如く操作装
置7′の制御装置8′へ設定して記憶させた移動軌跡で
移動されると共に、順次穀粒水分が測定され、例えば
(A)点位置の上(イ)・中(ロ)・下(ハ)個所の穀
粒水分は、上・中・下位置に設けた各水分センサ24で
所定回数(3回)測定され、この測定値は該制御装置
8′へ読込みされて各個所の平均穀粒水分値(MS1)
が算出され(ステップ102)、これら(A)点位置の
各個所の測定平均穀粒水分値(MS1)と仕上目標穀粒
水分値(MS)とが比較され(ステップ103)、測定
平均穀粒水分値(MS1)より仕上目標水分値(MS)
の方が大きいと検出されると、該撹拌装置21′の一方
側の撹拌用スクリュー21は正回転され、又他方側の撹
拌用スクリュー21は逆回転されて、過乾燥の防止動作
が行われる(ステップ104)。又これら(A)点位置
の(イ)・(ロ)・(ハ)各個所の測定平均穀粒水分値
(MS1)の方が1個所でも仕上目標穀粒水分値(M
S)より大きいと検出されると、該撹拌装置21′及び
該各水分センサ24は(B)点位置へ移動されて、この
(B)点位置の上(イ)・中(ロ)・下(ハ)個所の穀
粒水分は、該各水分センサ24で所定回数測定されて読
込みされ、各(イ)・(ロ)・(ハ)個所の平均穀粒水
分(MS2)が算出され、(A)点位置(3個所)と
(B)点位置(3個所)との平均穀粒水分値(MS
1),(MS2)とが比較され(ステップ105)、比
較結果で下記の如く制御される。例えば(A)点平均穀
粒水分値(MS1)−3≦(B)点平均穀粒水分値(M
S2)≦(A)点平均穀粒水分値(MS1)+3である
と1個所でも検出されると、該撹拌装置21′及び該各
水分センサ24の走行速度は、設定した所定の普通速度
(定速度)で(C)点位置へと移動される(ステップ1
06)。(B)点平均穀粒水分値(MS2)<(A)点
平均穀粒水分値(MS1)−3であると1個所でも検出
されると、該撹拌装置21′及び該各水分センサ24の
走行速度は、設定した所定の高速度に増速変更されて
(C)点位置へと移動される(ステップ107)。
(A)点平均穀粒水分値(MS1)+3≦(B)点平均
穀粒水分値(MS2)≦(A)点平均穀粒水分値(MS
1)+5であると1個所でも検出されると、該撹拌装置
21′及び該各水分センサ24の走行速度は、設定した
所定の低速度に減速変更されて(C)点位置へと移動さ
れる(ステップ108)。(B)点平均穀粒水分値(M
S2)>(A)点平均穀粒水分値(MS1)+5である
と1個所でも検出されると、該撹拌装置21′及び該各
水分センサ24の走行軌跡は、(B)点においては、平
面視四角形状の渦巻状態に移送軌跡が制御されて、
(C)点位置へと移動される(ステップ109)。上記
の穀粒水分検出が所定の各水分測定位置(D)・(E)
・(F)……で行われ、又これらが繰返し行われて、こ
れら穀粒水分測定結果により、該撹拌装置21′及び該
各水分センサ24の走行速度及び移動軌跡が制御されな
がら穀粒は乾燥される。
【0019】図6及び図7は他の実施例を示すもので、
図6及び図7の如く撹拌装置32は、撹拌スクリュー部
と移動部とよりなり、撹拌用スクリュー33は、移動レ
ール(B)34上側に設けた伝動ケース35へ回転自在
に垂下状態に軸支して、移動レール24′,24′間に
設けた構成であり、この撹拌用スクリュー33は、スク
リュー用モータ36で各プーリ及びベルト等を介して回
転駆動する構成であり、回転駆動しながら前後に往復移
動及び左右に往復移動して、貯留ビン11内の全面の穀
粒を撹拌でき、又配穀を均一にする構成であり、この撹
拌用スクリュー33の移動は、操作装置7′の制御装置
8′内へ設定して記憶させた所定の移動方向へこの制御
装置8′で移動制御される。
【0020】測温センサ37は、撹拌用スクリュー33
の近傍部で移動レール(B)34の下側へ垂下状態に設
けた取付筒38内へ上下方向に所定間隔で複数個(図示
は3個)設け、各貯留ビン11,11,……内の穀粒の
温度を所定の移動位置で測定する構成であり、該取付筒
38は取付筒用モータ39で各ギヤー等を介して回動す
る構成であり、これら撹拌用スクリュー33と取付筒3
8とが移動中のときは、該各測温センサ37は移送方向
後側に位置すべく、該取付筒用モータ39で該取付筒3
8を回動移動させる構成としている。穀温測定は撹拌装
置32の移動方向の所定間隔位置へ移動されて、夫々位
置毎に測定される構成であり、前回測定位置を(C)点
位置とすると、この(C)点位置の各測温センサ37位
置の上・中・下位置(イ)・(ロ)・(ハ)の測定穀温
(図10)と、今回の測定位置を(D)点位置とする
と、この(D)点位置の各測温センサ37位置の上・中
・下位置(イ)・(ロ)・(ハ)の測定穀温(図11)
とが比較される構成であり、この比較結果により、
(D)点位置の方が穀温が高いと検出され、この検出結
果によって、撹拌装置32の移動方向の軌跡が、図9の
如く、(D)点位置では、平面視四角形状の渦巻状に、
該制御装置8′によって制御される構成としている。
【0021】上記の構成により、例えば穀温が前回測定
の穀温より、高穀温であると測定されると、この高穀温
の測定個所は、撹拌装置32の移送方向の軌跡は、平面
視四角形状の渦巻状に制御されることにより、この高穀
温部の穀粒の撹拌が良好となり、乾燥通風の通過が良好
になって、穀粒に蒸れの発生を防止して、良好な乾燥が
できる構成としている。
【0022】以下、上記の他の実施例の作用について説
明する。乾燥通風が開始され(ステップ201)、各貯
留ビン11内の穀粒は、撹拌装置32が図9の如く操作
装置7′の制御装置8′に設定して記憶させた移動軌跡
で移動されると共に、図10及び図11の如く各位置の
各個所の穀粒温度が順次測定され、例えば(D)点位置
の上(イ)・中(ロ)・下(ハ)個所の穀粒の温度は、
上・中・下位置に設けた各測温センサ37で測定され、
この測定値は該制御装置8′へ読込みされ(ステップ2
02)、(D)点位置の最低穀温(TW)が選定されて
置換され(ステップ203)、最低穀温(TW)≧測定
穀温(TW1)が検出され(ステップ204)、外気温
度(TC)≦測定穀温(TW1)−5℃≧最低穀温(T
W)であると検出されると、穀粒が無いと検出され(ス
テップ205)、ステップ202へ戻る。最低穀温(T
W)−5℃<測定穀温(TW1)<最低穀温(TW)+
5℃であると検出されると、ステップ202へ戻る。最
低穀温(TW)+5℃<測定穀温(TW1)であると検
出されると、該撹拌装置32及び該測温センサ37の走
行軌跡は、(D)点においては、平面視四角形状の渦巻
状態に移動軌跡が制御されて、(E)点位置へと移動さ
れる(ステップ206)。上記の穀粒温度検出が所定の
各穀温測定位置(E)・(F)……等で順次行われ、又
これらが繰返し行われて、これら穀温測定結果により、
該撹拌装置32及び該測温センサ37の移送軌跡が制御
されながら穀粒は乾燥される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示すものである。
【図1】要部の拡大側断面図
【図2】施設概要平面図
【図3】その一部の拡大側断面図
【図4】フローチャート
【図5】撹拌装置の移動軌跡図
【図6】他の実施例を示す図で、貯留ビンの一部の拡大
側断面図
【図7】他の実施例を示す図で、施設の一部の拡大側断
面図
【図8】他の実施例を示す図で、フローチャート
【図9】他の実施例を示す図で、撹拌装置の移動軌跡図
【図10】他の実施例を示す図で、各層の穀粒温度分布
【図11】他の実施例を示す図で、各層の穀粒温度分布
【符号の説明】
8′ 制御装置 11 貯留ビン 21′ 撹拌装置 24 水分センサ 37 測温センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物を受けて貯留する貯留ビン11,1
    1,……を複数配設し、これら貯留ビン11,11,…
    …には乾燥風を供給すべく構成すると共に、該貯留ビン
    11,11,……内には撹拌による混合、及び配穀を均
    一にする移動自在な撹拌装置21′、及び穀粒水分を測
    定する水分センサ24を上下方向に所定間隔で複数個設
    けた穀物貯留ビンにおいて、該各水分センサ24の測定
    水分に基づいて該撹拌装置21′の移動方向、及び走行
    速度を制御する制御装置8′を設けたことを特徴とする
    穀粒貯留ビンの撹拌装置。
  2. 【請求項2】 穀物を受けて貯留する貯留ビン11,1
    1,……を複数配設し、これら貯留ビン11,11,…
    …には乾燥風を供給すべく構成すると共に、該貯留ビン
    11,11,……内には撹拌による混合、及び配穀を均
    一にする移動自在な撹拌装置21′、及び穀粒温度を測
    定する測温センサ37を上下方向に所定間隔で複数個設
    けた穀粒貯留ビンにおいて、該各測温センサ37の測定
    穀温に基づいて該撹拌装置21′の移動方向を制御する
    制御装置8′を設けたことを特徴とする穀粒貯留ビンの
    撹拌装置。
JP14662394A 1994-06-28 1994-06-28 穀粒貯留ビンの撹拌装置 Pending JPH0814758A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108738735A (zh) * 2018-05-03 2018-11-06 阜阳市卓创科技服务生产力促进中心 一种负压式农业种子储存罐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108738735A (zh) * 2018-05-03 2018-11-06 阜阳市卓创科技服务生产力促进中心 一种负压式农业种子储存罐

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