JP2595610Y2 - 水洗トイレのタンク用清浄剤容器 - Google Patents
水洗トイレのタンク用清浄剤容器Info
- Publication number
- JP2595610Y2 JP2595610Y2 JP1993001242U JP124293U JP2595610Y2 JP 2595610 Y2 JP2595610 Y2 JP 2595610Y2 JP 1993001242 U JP1993001242 U JP 1993001242U JP 124293 U JP124293 U JP 124293U JP 2595610 Y2 JP2595610 Y2 JP 2595610Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- detergent
- water
- storage chamber
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【０００１】本考案は水洗トイレのタンク内に吊設し放
水時に清浄剤溶液を流出させるための清浄剤容器に関す
る。
水時に清浄剤溶液を流出させるための清浄剤容器に関す
る。
【０００２】従前の清浄剤容器は、例えば実公平３−３
２６１０号公報（登録第１９０９７０６号）所載のもの
でブリスターパック形式の容器に薬剤等を収容し、フラ
ッシュ（放水）から次のフラッシュの間に、流入した水
で容器内に溶解液が出来るようにしたものがある。しか
し、溶解液は徐々に流出口から流出し続けるためタンク
内はフラッシュ間隔が長くなると必要以上に濃度が上が
るなど、フラッシュ間隔の長短で一回のフラッシュに消
費される薬剤流出量にムラが生ずるものであった。
２６１０号公報（登録第１９０９７０６号）所載のもの
でブリスターパック形式の容器に薬剤等を収容し、フラ
ッシュ（放水）から次のフラッシュの間に、流入した水
で容器内に溶解液が出来るようにしたものがある。しか
し、溶解液は徐々に流出口から流出し続けるためタンク
内はフラッシュ間隔が長くなると必要以上に濃度が上が
るなど、フラッシュ間隔の長短で一回のフラッシュに消
費される薬剤流出量にムラが生ずるものであった。
【０００３】このため、溶解液の流出口を上部に配置す
る構造等様々の工夫を試行したが、フラッシュ時の薬剤
溶解液の流出量が少な過ぎてしまうなど実用性を高める
ためには尚問題が残されていた。
る構造等様々の工夫を試行したが、フラッシュ時の薬剤
溶解液の流出量が少な過ぎてしまうなど実用性を高める
ためには尚問題が残されていた。
【０００４】本考案は上述した従来の薬剤容器の問題点
を解決するものであり、このため、清浄剤およびこの清
浄剤の溶解液を貯留する貯留室と、貯留室の上に絞りを
介して連設され溶解液の放水時流出量を分溜する分溜室
と、分溜室の上部に設けた水の流入口をなす小孔と、貯
留室より延設されその屈曲部の最高点を上記小孔とほぼ
同じ高さにしてなるサイホンと、を備えた水洗トイレの
タンク用清浄剤容器を特色とするものである。
を解決するものであり、このため、清浄剤およびこの清
浄剤の溶解液を貯留する貯留室と、貯留室の上に絞りを
介して連設され溶解液の放水時流出量を分溜する分溜室
と、分溜室の上部に設けた水の流入口をなす小孔と、貯
留室より延設されその屈曲部の最高点を上記小孔とほぼ
同じ高さにしてなるサイホンと、を備えた水洗トイレの
タンク用清浄剤容器を特色とするものである。
【０００５】上記構成を図示実施例に従って以下に説明
する。
する。
【０００６】図において、容器本体１は合成樹脂材料の
薄板からなる平板２と例えばブリスター成形による成形
板３を貼着して構成される。ブリスター成形板３には固
形状の清浄剤４とその溶解液を貯留する貯留室５、貯留
室上部に連設された分溜室９、さらに貯留室側部より突
設されたサイホン１０が設けられている。分溜室９の上
部にはタンク内の水が流入する小孔６が、またサイホン
１０の下端には清浄剤溶解液が流出する流出口７が設け
られている。なお、８は容器本体１をタンク９に吊垂す
るための掛止孔である。
薄板からなる平板２と例えばブリスター成形による成形
板３を貼着して構成される。ブリスター成形板３には固
形状の清浄剤４とその溶解液を貯留する貯留室５、貯留
室上部に連設された分溜室９、さらに貯留室側部より突
設されたサイホン１０が設けられている。分溜室９の上
部にはタンク内の水が流入する小孔６が、またサイホン
１０の下端には清浄剤溶解液が流出する流出口７が設け
られている。なお、８は容器本体１をタンク９に吊垂す
るための掛止孔である。
【０００７】次に、上記本考案の実施例の作用効果につ
いて説明する。
いて説明する。
【０００８】本考案の清浄剤容器を使用するには、図２
に示す如く、容器本体１はタンクＴ内に水の流入口であ
る小孔６が満水面より下になるように吊垂する。タンク
Ｔ内が満水の時には、小孔６より分溜室９経由で貯留室
５に水が入り、清浄剤４を溶解し、溶解液は貯留室とそ
の上部の分溜室９内に貯留される。タンクＴ内の水が水
洗トイレの使用時放水されてタンクＴ内の水面が分溜室
９上端部より下がると、サイホン１０の下端の流出口７
から溶解液が流出し、タンクＴ内の水に混入されて便器
内に流れ出る。この時のフラッシュ一回分の溶解液の、
流出量はもっぱら分溜室９内からの流出に依存してこの
分溜室９の容積Ｖ1 である。
に示す如く、容器本体１はタンクＴ内に水の流入口であ
る小孔６が満水面より下になるように吊垂する。タンク
Ｔ内が満水の時には、小孔６より分溜室９経由で貯留室
５に水が入り、清浄剤４を溶解し、溶解液は貯留室とそ
の上部の分溜室９内に貯留される。タンクＴ内の水が水
洗トイレの使用時放水されてタンクＴ内の水面が分溜室
９上端部より下がると、サイホン１０の下端の流出口７
から溶解液が流出し、タンクＴ内の水に混入されて便器
内に流れ出る。この時のフラッシュ一回分の溶解液の、
流出量はもっぱら分溜室９内からの流出に依存してこの
分溜室９の容積Ｖ1 である。
【０００９】また、図３に示すように、サイホン１０の
屈曲部の最高点を小孔と同じ高さに設けることにより、
薬剤容器設置時及びフラッシュ後にタンクＴ内の水が容
器内に流れ込むとき、サイホン１０の下端の流出口７よ
り流入する水と、小孔６より流入する水とに挟まれた空
気が容器内に封じ込められ、絞りで水勢のついた分溜室
からの水に押されてこの空気は小孔６と事実上同じ高さ
に位置するサイホン１０の最高点の屈曲部に溜まること
になり、この屈曲部に空気栓が形成される。
屈曲部の最高点を小孔と同じ高さに設けることにより、
薬剤容器設置時及びフラッシュ後にタンクＴ内の水が容
器内に流れ込むとき、サイホン１０の下端の流出口７よ
り流入する水と、小孔６より流入する水とに挟まれた空
気が容器内に封じ込められ、絞りで水勢のついた分溜室
からの水に押されてこの空気は小孔６と事実上同じ高さ
に位置するサイホン１０の最高点の屈曲部に溜まること
になり、この屈曲部に空気栓が形成される。
【００１０】次に、フラッシュ時において、タンクＴ内
の水位の下降と共に容器内の薬剤溶解液を流出させるた
め、分溜室９を図３及び図４の様な絞りＳを有する形状
にすることにより、サイホン１０を通り流出する溶解液
の流速が絞りＳ部で上りこの溶解液に勢いをつけること
ができ、安定してタンクＴ内に溶解液を供給することが
できる。また、一回のフラッシュで流出する溶解液の分
量は毎回Ｖ1 にほぼ決められる。
の水位の下降と共に容器内の薬剤溶解液を流出させるた
め、分溜室９を図３及び図４の様な絞りＳを有する形状
にすることにより、サイホン１０を通り流出する溶解液
の流速が絞りＳ部で上りこの溶解液に勢いをつけること
ができ、安定してタンクＴ内に溶解液を供給することが
できる。また、一回のフラッシュで流出する溶解液の分
量は毎回Ｖ1 にほぼ決められる。
【００１１】再び、タンクＴ内に注水されると、小孔６
から分溜室９内に再び水が入り、この新たな水が貯留室
５内に残留した溶解液に混入して希釈し清浄剤４は分溜
室９内と貯留室５内とにさらに溶解する。しかし、この
時注目するべき点は、先に説明した通りサイホン１０の
上部の屈曲部に空気栓ができているため、この部位が空
気栓の機能を果たしてフラッシュ間隔期間中溶解液の流
出が事実上見られなくなり、このため放水時の薬剤濃度
ムラがなくなることである。
から分溜室９内に再び水が入り、この新たな水が貯留室
５内に残留した溶解液に混入して希釈し清浄剤４は分溜
室９内と貯留室５内とにさらに溶解する。しかし、この
時注目するべき点は、先に説明した通りサイホン１０の
上部の屈曲部に空気栓ができているため、この部位が空
気栓の機能を果たしてフラッシュ間隔期間中溶解液の流
出が事実上見られなくなり、このため放水時の薬剤濃度
ムラがなくなることである。
【００１２】以上のように、本考案は放水前に水面下に
流出口が位置するサイホンを薬剤容器に設け、このサイ
ホンとほぼ同水位に貯留室上部の分溜室を設けて薬剤溶
解液をこれらに貯留しておき、放水毎に所定の流出量で
薬剤溶解液を流出させることができるので、濃度ムラの
ない清浄剤等の供給が実現し満足な使用感が得られる。
さらに、薬剤溶解液は通常便器内へ放出する清浄水の後
半に流出混入してくるので、便器内排水中への残存濃度
が高くなり、便器内およびタンク内の防汚効果も向上す
るなど本考案の実用的効用には顕著なものがある。
流出口が位置するサイホンを薬剤容器に設け、このサイ
ホンとほぼ同水位に貯留室上部の分溜室を設けて薬剤溶
解液をこれらに貯留しておき、放水毎に所定の流出量で
薬剤溶解液を流出させることができるので、濃度ムラの
ない清浄剤等の供給が実現し満足な使用感が得られる。
さらに、薬剤溶解液は通常便器内へ放出する清浄水の後
半に流出混入してくるので、便器内排水中への残存濃度
が高くなり、便器内およびタンク内の防汚効果も向上す
るなど本考案の実用的効用には顕著なものがある。
【図１】図１は本考案の実施例の斜視図、
【図２】図２は図１の容器の使用を示す断面図、
【図３】図３は容器の溶解液流出量を説明するための説
明図である。
明図である。
【図４】図４は薬剤容器の部分破断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 清浄剤および該清浄剤の溶解液を貯留す
る貯留室と、該貯留室の上に絞りを介して連設され上記
溶解液の放水時流出量を分溜する分溜室と、該分溜室の
上部に設けた水の流入口をなす小孔と、上記貯留室より
延設されその屈曲部の最高点を上記小孔とほぼ同じ高さ
にしてなるサイホンと、を備えてなることを特徴とする
水洗トイレのタンク用清浄剤容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993001242U JP2595610Y2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 水洗トイレのタンク用清浄剤容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993001242U JP2595610Y2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 水洗トイレのタンク用清浄剤容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657978U JPH0657978U (ja) | 1994-08-12 |
| JP2595610Y2 true JP2595610Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=11495996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993001242U Expired - Lifetime JP2595610Y2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 水洗トイレのタンク用清浄剤容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595610Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP1993001242U patent/JP2595610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657978U (ja) | 1994-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |