JPH0512386Y2 - - Google Patents

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JPH0512386Y2
JPH0512386Y2 JP1986179217U JP17921786U JPH0512386Y2 JP H0512386 Y2 JPH0512386 Y2 JP H0512386Y2 JP 1986179217 U JP1986179217 U JP 1986179217U JP 17921786 U JP17921786 U JP 17921786U JP H0512386 Y2 JPH0512386 Y2 JP H0512386Y2
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water
low tank
fresh water
water chamber
vertical pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は温水洗浄便器用ロータンクに関するも
のであり、詳しくは温水洗浄装置に送給する清水
を貯えておく貯水室が内部に設けられているロー
タンクに関するものである。
[従来の技術] ロータンク内に、温水洗浄装置へ供給するため
の清水を貯えておく清水室を区画形成し、該清水
室から温水洗浄装置へ清水を直に送るようにした
ロータンクが知られている。これは、給水管から
導入された高清浄度の水を温水洗浄装置に供給し
たり、或いは便器への洗浄水に着色剤を使用でき
るようにするためである。
第4図はこのような従来の温水洗浄便器用ロー
タンクの構成を示す断面図であつて、ロータンク
本体10はその内部が仕切板12によつて清水室
14と主洗浄水室16とに区画されている。主洗
浄水室16にはその内部の洗浄水を便器に供給す
るための主流出口18と、該主流出口18の開閉
を行なうためのフロート20、該フロート20が
着座する弁座22並びにオーバーフロー管24が
配設されている。また、清水室14は、その底部
に清水の流出口26を備え、この流出口26は配
管28、ポンプ30を介して温水タンク32に接
続され、この温水タンク32からは温水がシヤワ
ーノズル34へ供給可能とされている。符号32
aは温水タンク32内に設けられたヒータであ
る。
しかして、ロータンク本体10内にはボールタ
ツプ36が備えられ、給水管38が接続されてい
る。ボールタツプ36は、周知の如く浮玉40に
よつて内蔵する弁体の開閉作動がなされ、吐出口
42から清水がロータンク10内に吐出可能とさ
れている。この吐出口42は清水室14の上方に
位置するように配置されており、フロート20を
持ち上げて主流出口18から便器へ清浄水を流し
出したときの水面低下により浮玉40が降下し、
ボールタツプ36が開弁作動し、吐出口42から
水が清水室14へ向けて吐出される。この水は仕
切板12をオーバーフローして主洗浄水室16内
へも供給され、該主洗浄水室16内の水位が所定
レベルにまで高まるまで給水が継続する。
一方、温水洗浄装置を使用すると、清水室14
内の清水は流出口26から抜き出され、清水室1
4内の水位が低下する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来のロータンクにおいては、長時間温水
洗浄を続けると清水室14内の水がなくなり、温
水洗浄が継続できなくなる。これはボールタツプ
36の浮玉40が主洗浄水室16内に配置されて
いるからであり、清水室14内の水位が低下して
も該主洗浄水室16内の水位は低下せず、従つて
ボールタツプ36が開弁作動しない。
そのため、従来の温水洗浄便器用ロータンクに
おいては清水室14の容積を大きくとる必要があ
つた。また、図示の如く、従来の清水室14は縦
長に設けられており、この清水室14を所定容積
にとるためにはロータンク本体10が幅広のもの
とならざるを得ず、ロータンクの設置スペースが
いらずらに広くなるという問題があつた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の温水洗浄便器用ロータンクは、ロータ
ンク本体内の底部に清水室を設けたロータンクで
あつて、該清水室の少なくとも一部は伸縮可能な
袋体よりなり、該清水室の全体又は大部分は、該
ロータンク内の有効貯水レベルよりも下方に配置
されており、該清水室には、ボールタツプの吐水
口の下方位置へ延設された小径の鉛直管が連設さ
れており、該鉛直管は、該ロータンク本体内に立
設されていると共に、該鉛直管の下端が、ロータ
ンク本体の底面に開設された副流出口に臨んでお
り、温水洗浄装置へ清水を送るための配管が該副
流出口に接続されており、前記鉛直管の下部には
開口が設けられており、該開口を介して鉛直管の
内部と清水室内部とが連通されている。さらに、
本考案では、この清水室の底面部分をロータンク
底面に沿つた硬質板状部とする。
[作用] 本考案の温水洗浄便器用ロータンクにおいて
は、清水室内の清水が温水洗浄に供されると、袋
体が縮み、これによつてロータンク本体内の水位
が低下し、ボールタツプが開弁作動し、給水が行
なわれる。この給水は導入部を介して清水室に導
入されるので、温水洗浄を長時間行なつても清水
室内が空になることがない。なお、清水室内へ充
分な量の給水がなされると、袋体が膨らみ、ロー
タンク本体内の水位が全体として上昇し、ボール
タツプが閉弁作動し、給水の停止がなされる。
また、便器へ向けて洗浄水の供給のみをなした
ときには、清水室内の水位は低下しないが、ロー
タンク本体内の水位が低下するので、ボールタツ
プが開弁作動し、同様にロータンク本体内の水位
が所定水位にまで上昇するまで給水が継続され
る。
しかして、ロータンク内のスペースのうち便器
への洗浄水を貯留するためのスペースとして有効
なのは、フロートが着座する弁座よりも相当程度
上方の領域(例えば第4図のレベルaよりも上の
領域)である。即ち、フロート20の上方にはフ
ロート浮き上がり防止用の枠23が設けられてお
り、フロート20はそれよりも上方へは引き上げ
られない。そして、主洗浄水室16内の洗浄水の
放出に伴つてロータンク内の水位が低下してきて
上記レベルaに達すると、フロートは浮力が小さ
くなり弁座22に着座し、主流出口18を塞ぐ。
このようなことから、上記有効貯水レベルaよ
りも下側のスペースSは洗浄水の貯留スペースと
しては機能していないのである。
本考案では、ロータンク内の底部に清水室を、
その全体又は大部分がロータンクの有効貯水レベ
ルよりも下方となるように設けてあるので、従来
有効に使用されていなかつた上記スペースSの部
分の有効利用が図れる。そして、ロータンクがい
たずらに幅広になることが防止され、ロータンク
の設置スペースの縮小を図れる。
本考案においては、鉛直管を立設しているた
め、有効貯水レベルaよりも上側の有効貯水域に
おいて鉛直管の占める体積が小さい。従つて、有
効貯水量が多い。
また、本考案では、清水室の底面部分を硬質板
状部としたので、清水室内からの清水の出入があ
つても清水室底面部分が常にロータンク底面に沿
つた形状を維持する。そして、これにより清水室
が上記スペースSよりも上方に浮き上る如く変形
することが確実に防止される。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る温水洗浄便器用
ロータンクの構成を示す断面図、第2図は同作動
を説明する断面図、第3図は設置例を示す便器側
面図である。
なお第1図ないし第3図において第4図の従来
例と同一部分は同一符号をもつて示されており、
ロータンク本体10は主洗浄水室16、主流出口
18、フロート20、弁座22、浮上り防止用の
枠23、オーバーフロー管24、ボールタツプ3
6等を備え、ボールタツプ36は浮玉40、吐出
口42等を備え、給水管38が接続されている。
また、温水洗浄装置はポンプ30、ヒータ32a
付の温水タンク32、シヤワーノズル34等を備
えて構成されている。
しかして、ロータンク本体10内には伸縮可能
な袋体44で囲繞された清水室46がロータンク
本体10内の底部に配設されており、この清水室
46は前記有効貯水レベルaよりも下側の領域S
に設けられている。
この袋体44は、軟質合成樹脂よりなり、天井
部が一体に設けられた蛇腹胴44aと、この蛇腹
胴44aの底面を封ずる硬質合成樹脂よりなる硬
質板状部44bを備えている。なお、これらの軟
質及び硬質の合成樹脂は同材質のものが好ましい
が、異種材質であつても良い。これらの樹脂がポ
リエチレンやポリプロピレンである場合には、蛇
腹胴と硬質板状部は熱融着にて一体化するのが好
ましい(接着剤が効く材質の場合には、接着剤で
接合しても良い)。
また、ロータンク本体10内には清水導入部と
しての小径の鉛直管48が立設されており、この
鉛直管48の上端開口はボールタツプ36の吐出
口42の直下の部位に配置されている。また鉛直
管48の下端は、ロータンク本体10の底面に開
設された副流出口50に臨んでおり、ポンプ30
へ清水を送るための配管28が該副流出口50に
接続されている。鉛直管48の下部には開口52
が設けられており、該開口52を介して鉛直管4
8の内部と清水室46内部とが連通されている。
このように構成された温水洗浄便器用ロータン
クにおいて、温水洗浄装置の作動を行なうと、清
水室46内の清水は開口52から鉛直管48内に
流れ込み、次いで副流出口50、配管28を介し
てポンプ30から温水タンク32へ送られ、シヤ
ワーノズル34から噴出される。そして、清水室
46内の清水の流出に伴つて袋体44が縮小し、
ロータンク本体10内の主洗浄水室16の水位が
低下し、浮玉40が降下してボールタツプ36が
開弁する。そうすると、吐出口42から水道水等
の清水が鉛直管48の上端開口へ向けて吐出し、
清水室46内への水の補給がなされる。これによ
り、長時間に亙つて温水洗浄を継続しても清水室
46内の水がなくなることが防止され、確実な温
水洗浄が可能である。
なお、ボールタツプ吐出口42からの給水の供
給速度は、温水洗浄装置への清水流出量よりも多
くなるように設定されており、ボールタツプ36
の開弁作動により、主洗浄水室16内の水位は次
第に上昇し、この水位が所定満水位bにまで達す
ると、ボールタツプ36は閉弁作動する。勿論、
温水洗浄を停止したときにも、主洗浄水室16内
の水位は速やかに上昇し、所定水位を回復する。
また、フロート20を持ち上げて便器54へ主
流出口18から主洗浄水室16内の洗浄水を流し
出した場合には、同様に浮玉40が降下し、ボー
ルタツプ36が開弁作動して給水がなされる。こ
の給水は鉛直管48をオーバーフローして主洗浄
水室16内に流れ込み、該主洗浄水室16内の水
位を上昇させる。
しかして、前記した如くフロート弁の弁座22
よりも上方の有効貯水レベルaよりも下方の領域
Sは、主洗浄水の貯留部分としては有効には作用
していないのであるが、本実施例ではこのスペー
スSに収まるように袋体44を配設してあるの
で、このスペースSの極めて有効な利用が図れ、
ロータンク本体10の容積とりわけ左右の幅を全
くもしくは殆ど増大させることなく清水室46を
設けることができる。従つて、ロータンクがいた
ずらに大きくなることが防止され、設置スペース
の増大が防止される。
また、鉛直管48を立設しているため、有効貯
水レベルaよりも上側の有効貯水域において鉛直
管48の占める体積が小さい。従つて、便器洗浄
に実際に供される有効貯水量が多い。
なお本考案において、袋体44はその一部が前
記レベルaよりも上方となるように設けられても
よい。
また、本考案においては清水室46内がボール
タツプから清水導入可能とされておればよく、チ
ユーブ等を用いて該ボールタツプ吐出口直下の部
位と清水室46内を連通させてもよい。また、上
記実施例では開口52が清水室46内への導入口
及び流出口を兼用しているが、導入口と流出口と
をそれぞれ別々に設けてもよいことは明らかであ
る。
[考案の効果] 以上の通り、本考案の温水洗浄便器用ロータン
クによれば、温水洗浄を長時間に亙つて継続して
も清水が途絶することがない。また、ロータンク
の容積を増大させることなくロータンク内に清水
室を設けることができ、ロータンクの設置スペー
スの狭小化が図れる。また、実際に便器洗浄に供
される有効貯水量が多い。さらに、本考案によれ
ば、清水室の袋体が常にロータンク底部に位置さ
れるようになり、ロータンクの便器洗浄水の貯水
量を確実に所定量以上に維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る温水洗浄便器を
示す断面図、第2図は同作動説明図、第3図は同
設置構成を示す便器側面図、第4図は従来例を示
す断面図、である。 10……ロータンク本体、14……清水室、1
6……主洗浄水室、20……フロート、30……
ポンプ、32……温水タンク、34……シヤワー
ノズル、36……ボールタツプ、44……袋体、
44a……蛇腹胴、44b……硬質板状部、46
……清水室、48……鉛直管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータンク本体内の底部に温水洗浄装置への清
    水供給用の清水室を設けたロータンクであつて、 該清水室の少なくとも一部は伸縮可能な袋体よ
    りなり、 該清水室の全体又は大部分は、該ロータンク内
    の有効貯水レベルよりも下方に配置されており、 該清水室の底面部分はロータンク底面に沿つた
    硬質板状部となつており、 該清水室には、ボールタツプの吐水口の下方位
    置へ延設された小径の鉛直管が連設されており、 該鉛直管は、該ロータンク本体内に立設されて
    いると共に、該鉛直管の下端が、ロータンク本体
    の底面に開設された副流出口に臨んでおり、 温水洗浄装置へ清水を送るための配管が該副流
    出口に接続されており、 前記鉛直管の下部には開口が設けられており、
    該開口を介して鉛直管の内部と清水室内部とが連
    通されていることを特徴とする温水洗浄便器用ロ
    ータンク。
JP1986179217U 1986-11-21 1986-11-21 Expired - Lifetime JPH0512386Y2 (ja)

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JPS6386179U JPS6386179U (ja) 1988-06-06
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5835749U (ja) * 1981-08-31 1983-03-08 東陶機器株式会社 直焚式浴槽用ユニツト炉
JPS6158289B2 (ja) * 1977-11-12 1986-12-11 Showa Denko Kk

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JPS6158289U (ja) * 1984-09-25 1986-04-19

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JPS6386179U (ja) 1988-06-06

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