JP2595563B2 - デジタルオーディオテープレコーダ - Google Patents
デジタルオーディオテープレコーダInfo
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- JP2595563B2 JP2595563B2 JP62241092A JP24109287A JP2595563B2 JP 2595563 B2 JP2595563 B2 JP 2595563B2 JP 62241092 A JP62241092 A JP 62241092A JP 24109287 A JP24109287 A JP 24109287A JP 2595563 B2 JP2595563 B2 JP 2595563B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は音声信号をPCM化して記録・再生するデジ
タルオーディオテープレコーダ(以下DATと称する)に
関する。
タルオーディオテープレコーダ(以下DATと称する)に
関する。
[従来技術とその問題点] 近年、音声信号をPCM化して記録・再生するDATが実用
化されている。このDATは120分の長時間録音を可能とし
ているが、途中までしか録音されていないテープを再生
した場合、未録音部分を長時間にわたって再生し続ける
という問題がある。このような問題を解決するために、
無音を検出するシステムが考えられるが、そのためには
再生音のエンベロープを検出するアナログ回路が必要と
なり、大部分がデジタル化されているDATに特別なアナ
ログ回路を付加しなければならず、回路が大きくなると
いう問題があった。また、無音を検出する方式では、曲
中に無音部分があったとき、それが曲の途中なのか終わ
りなのかを区別することができないという問題があっ
た。
化されている。このDATは120分の長時間録音を可能とし
ているが、途中までしか録音されていないテープを再生
した場合、未録音部分を長時間にわたって再生し続ける
という問題がある。このような問題を解決するために、
無音を検出するシステムが考えられるが、そのためには
再生音のエンベロープを検出するアナログ回路が必要と
なり、大部分がデジタル化されているDATに特別なアナ
ログ回路を付加しなければならず、回路が大きくなると
いう問題があった。また、無音を検出する方式では、曲
中に無音部分があったとき、それが曲の途中なのか終わ
りなのかを区別することができないという問題があっ
た。
[発明の目的] この発明は上記事情に鑑みて成されたもので、特別な
アナログ回路を設けることなく、また曲中の無音部を未
録音部分と誤認することのない未録音部検出手段を設け
ることにより、テープの未録音部分を早送りして読み飛
ばすことのできるDATを提供することを目的とする。
アナログ回路を設けることなく、また曲中の無音部を未
録音部分と誤認することのない未録音部検出手段を設け
ることにより、テープの未録音部分を早送りして読み飛
ばすことのできるDATを提供することを目的とする。
[発明の要点] この発明は、DATフォーマット中のIDコードが正しく
記録されているかどうかを検出する手段を設け、IDコー
ドが正しく記録されていないときには未録音部であると
判断し、通常再生から高速再生に切換えるようにしたも
のである。
記録されているかどうかを検出する手段を設け、IDコー
ドが正しく記録されていないときには未録音部であると
判断し、通常再生から高速再生に切換えるようにしたも
のである。
[実施例] 実施例の構成 第1図は本発明で対象とするDATの再生系の内部構成
要素をブロック化して示す図であり、ここでは回転ヘッ
ド形のDAT(R−DAT)を例にとって示している。
要素をブロック化して示す図であり、ここでは回転ヘッ
ド形のDAT(R−DAT)を例にとって示している。
図中、11は磁気テープ(T)上に記録・再生を行なう
2個のヘッド(RD1、RD2)を設けてなる回転ドラムであ
り、この回転ドラム11には記録・再生時に磁気テープ
(T)が90゜の角度に亙って斜めに(ヘリカル状に)に
巻付けられる。12はこの回転ドラム11に取り付けられた
2個のヘッド(RD1、RD2)で読取った磁気テープ(T)
上の信号、即ち再生信号を増幅する再生増幅器である。
13はこの再生増幅器12で増幅された再生信号を復調する
復調回路である。14は、この復調回路13で復調された再
生信号を入力し、同期検出、各種タイミング信号発生、
PCM音声エリアのデータとサブコードエリアのデータの
分解、IDコードの検出等を行なう信号処理回路で、PCM
音声エリアのデータをPCMオーディオデータ用のRAM15に
一旦書込み、誤り訂正処理を行った後、上記RAM15に記
憶したデータを時間軸補正(時間軸伸長処理)して順次
出力すると共に、IDコードの検出結果に応じて、未録音
部であると判断したときに早送り再生を指示する信号NO
PCMと、通常再生のスタートを指示する信号STをシステ
ム制御部16へ出力する。17はこの信号処理回路14より出
力されるPCM化された音声信号をアナログ量の音声信号
に復元するD/A変換器、18はこのD/A変換器17より得られ
るアナログ音声信号を増幅する増幅器、19はこの増幅器
18の出力により駆動され上記音声信号を可聴音として出
力するスピーカである。
2個のヘッド(RD1、RD2)を設けてなる回転ドラムであ
り、この回転ドラム11には記録・再生時に磁気テープ
(T)が90゜の角度に亙って斜めに(ヘリカル状に)に
巻付けられる。12はこの回転ドラム11に取り付けられた
2個のヘッド(RD1、RD2)で読取った磁気テープ(T)
上の信号、即ち再生信号を増幅する再生増幅器である。
13はこの再生増幅器12で増幅された再生信号を復調する
復調回路である。14は、この復調回路13で復調された再
生信号を入力し、同期検出、各種タイミング信号発生、
PCM音声エリアのデータとサブコードエリアのデータの
分解、IDコードの検出等を行なう信号処理回路で、PCM
音声エリアのデータをPCMオーディオデータ用のRAM15に
一旦書込み、誤り訂正処理を行った後、上記RAM15に記
憶したデータを時間軸補正(時間軸伸長処理)して順次
出力すると共に、IDコードの検出結果に応じて、未録音
部であると判断したときに早送り再生を指示する信号NO
PCMと、通常再生のスタートを指示する信号STをシステ
ム制御部16へ出力する。17はこの信号処理回路14より出
力されるPCM化された音声信号をアナログ量の音声信号
に復元するD/A変換器、18はこのD/A変換器17より得られ
るアナログ音声信号を増幅する増幅器、19はこの増幅器
18の出力により駆動され上記音声信号を可聴音として出
力するスピーカである。
上記システム制御部16は、上記信号処理回路16からの
信号NOPCM及びSTを入力し、更にはキー入力部20からの
「再生」、「停止」、「早送り」等のキー操作信号を入
力して装置全体の制御を行なうものである。21は上記シ
ステム制御部16の制御の下に、ドラムモータ、キャプス
タンモータ等を含む各種のテープ走行系機構部でなる走
行機構22を駆動制御する走行制御部である。23はシステ
ム制御部16の制御に供される各種の情報を貯える制御デ
ータ用のRAMである。24は上記システム制御部16の制御
の下に、表示装置25上に選曲情報等を表示させる表示駆
動回路である。
信号NOPCM及びSTを入力し、更にはキー入力部20からの
「再生」、「停止」、「早送り」等のキー操作信号を入
力して装置全体の制御を行なうものである。21は上記シ
ステム制御部16の制御の下に、ドラムモータ、キャプス
タンモータ等を含む各種のテープ走行系機構部でなる走
行機構22を駆動制御する走行制御部である。23はシステ
ム制御部16の制御に供される各種の情報を貯える制御デ
ータ用のRAMである。24は上記システム制御部16の制御
の下に、表示装置25上に選曲情報等を表示させる表示駆
動回路である。
第2図は磁気テープ(T)上のテープフォーマットを
示し、第3図は同テープ(T)上に於ける1トラック分
のトラックフォーマットを示し、第4図は同トラック上
のサブコードブロック(1ブロック分)のフォーマット
を示し、第5図は同サブコードブロック内のサブコード
IDのフォーマットを示し、第6図は同サブコードID内の
コントロールIDのフォーマットをそれぞれ示している。
更に、第7図はトラック上のPCMブロック(1ブロック
分)のフォーマットを示し、第8図は同PCMブロック内
のPCM−ID及びブロックアドレスのフォーマットを示
す。
示し、第3図は同テープ(T)上に於ける1トラック分
のトラックフォーマットを示し、第4図は同トラック上
のサブコードブロック(1ブロック分)のフォーマット
を示し、第5図は同サブコードブロック内のサブコード
IDのフォーマットを示し、第6図は同サブコードID内の
コントロールIDのフォーマットをそれぞれ示している。
更に、第7図はトラック上のPCMブロック(1ブロック
分)のフォーマットを示し、第8図は同PCMブロック内
のPCM−ID及びブロックアドレスのフォーマットを示
す。
上記第2図乃至第6図に示す記録フォーマットに於い
て、磁気テープ(T)上には、回転ドラム11に設けられ
た2個のヘッド(RD1、RD2)により、第2図に示すよう
な所定の傾斜角(≒6.2゜)をもつ記録トラックが形成
される。この際、ヘッドRD1によりトラックAが記録形
成されると、次にヘッドRD2によりトラックBが記録形
成され、この2つのヘッド(RD1、RD2)が交互に書込み
を行なうことで磁気テープ(T)上に順次記録トラック
が形成される。この記録トラックには第3図に示すよう
に、中央の部分に128ブロック分のPCM音声エリア、その
両端にはそれぞれ8ブロック分のサブコードエリア(SU
B−A、SUB−B)が記録される。上記PCM音声エリアに
は、音声信号をパルス符号変調し誤り訂正符号を付加し
たデータが記録され、又、サブコードエリアには、第4
図に示すように、シンク(同期)コード(8ビット)、
サブコードID(8ビット)、ブロックアドレス及びサブ
コードID(8ビット)、このサブコードIDとブロックア
ドレス及びサブコードIDに対するパリティ(8ビッ
ト)、及び記録時間や各曲の演奏時間等のデータからな
るサブコードデータ(256ビット)を1ブロックとする
ブロックデータがそれぞれ8ブロックずつ記録される。
て、磁気テープ(T)上には、回転ドラム11に設けられ
た2個のヘッド(RD1、RD2)により、第2図に示すよう
な所定の傾斜角(≒6.2゜)をもつ記録トラックが形成
される。この際、ヘッドRD1によりトラックAが記録形
成されると、次にヘッドRD2によりトラックBが記録形
成され、この2つのヘッド(RD1、RD2)が交互に書込み
を行なうことで磁気テープ(T)上に順次記録トラック
が形成される。この記録トラックには第3図に示すよう
に、中央の部分に128ブロック分のPCM音声エリア、その
両端にはそれぞれ8ブロック分のサブコードエリア(SU
B−A、SUB−B)が記録される。上記PCM音声エリアに
は、音声信号をパルス符号変調し誤り訂正符号を付加し
たデータが記録され、又、サブコードエリアには、第4
図に示すように、シンク(同期)コード(8ビット)、
サブコードID(8ビット)、ブロックアドレス及びサブ
コードID(8ビット)、このサブコードIDとブロックア
ドレス及びサブコードIDに対するパリティ(8ビッ
ト)、及び記録時間や各曲の演奏時間等のデータからな
るサブコードデータ(256ビット)を1ブロックとする
ブロックデータがそれぞれ8ブロックずつ記録される。
上記サブコードID(8ビット)と、ブロックアドレス
及びサブコードID(8ビット)は、2ブロックを1単位
として、第5図に示す如く構成される。即ち、偶数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがコントロール
ID、下位4ビットがデータIDとして用いられ、奇数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがPNO・ID
(2)、下位4ビットがPNO・ID(3)として用いられ
る。又、ブロックアドレス及びサブコードIDの部分につ
いては、最上位ビットが“1"に規定されており、偶数番
ブロックの上位側3ビットがフォーマットID、下位4ビ
ットがブロックアドレス、奇数番ブロックの上位側3ビ
ットがPNO・ID(1)、下位4ビットがブロックアドレ
スとして用いられる。又、上記コントロールIDの4ビッ
ト中の下位より3ビット目には、第6図に示す如く、頭
出し用の制御信号となるスタートID、即ちS−IDが設け
られ、各曲の先頭部の約300フレーム(約9秒間)に亙
って“1"が記録される。又、上記PNO・ID(1)〜PNO・
ID(3)には各曲の絶対曲番(001〜799)が記録され
る。
及びサブコードID(8ビット)は、2ブロックを1単位
として、第5図に示す如く構成される。即ち、偶数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがコントロール
ID、下位4ビットがデータIDとして用いられ、奇数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがPNO・ID
(2)、下位4ビットがPNO・ID(3)として用いられ
る。又、ブロックアドレス及びサブコードIDの部分につ
いては、最上位ビットが“1"に規定されており、偶数番
ブロックの上位側3ビットがフォーマットID、下位4ビ
ットがブロックアドレス、奇数番ブロックの上位側3ビ
ットがPNO・ID(1)、下位4ビットがブロックアドレ
スとして用いられる。又、上記コントロールIDの4ビッ
ト中の下位より3ビット目には、第6図に示す如く、頭
出し用の制御信号となるスタートID、即ちS−IDが設け
られ、各曲の先頭部の約300フレーム(約9秒間)に亙
って“1"が記録される。又、上記PNO・ID(1)〜PNO・
ID(3)には各曲の絶対曲番(001〜799)が記録され
る。
一方、PCMブロックは第7図に示すように、シンク
(同期)コード(8ビット)、PCM−ID(8ビット)、
ブロックアドレス(8ビット)、このPCM−IDとブロッ
クアドレスに対するパリティ(8ビット)、及び音楽情
報等のPCMデータ(256ビット)を1ブロックとし、1ト
ラックに128ブロック記録される。
(同期)コード(8ビット)、PCM−ID(8ビット)、
ブロックアドレス(8ビット)、このPCM−IDとブロッ
クアドレスに対するパリティ(8ビット)、及び音楽情
報等のPCMデータ(256ビット)を1ブロックとし、1ト
ラックに128ブロック記録される。
上記PCM−ID(8ビット)とブロックアドレス(8ビ
ット)は第8図に示すように、8ブロックを1単位とし
て構成される。即ち、偶数番ブロックのPCM−IDは、上
位4ビットがID−1〜ID−8の各種識別コード(IDコー
ド)となっており、下位4ビットがフレームアドレスと
して用いられる。また、奇数番ブロックのPCM−IDは、
オプショナルコードとして使用される。ブロックアドレ
スは、下位3ビットで1組の8ブロックを識別し、MSB
は“0"である。そしてMSBを除く7ビットで128ブロック
を識別するものである。
ット)は第8図に示すように、8ブロックを1単位とし
て構成される。即ち、偶数番ブロックのPCM−IDは、上
位4ビットがID−1〜ID−8の各種識別コード(IDコー
ド)となっており、下位4ビットがフレームアドレスと
して用いられる。また、奇数番ブロックのPCM−IDは、
オプショナルコードとして使用される。ブロックアドレ
スは、下位3ビットで1組の8ブロックを識別し、MSB
は“0"である。そしてMSBを除く7ビットで128ブロック
を識別するものである。
次に、第9図を参照して第1図の信号処理回路14の要
部の構成を説明する。復調回路13で復調されたシリアル
の再生データは同期検出回路31に入力され、上述のサブ
コードブロックまたはPCMブロックのシンクコードが検
出される。タイミング発生回路32は、上記同期検出回路
31の同期検出信号を基準にして各種タイミング信号を発
生する。即ち、タイミング信号φSはシンクコードのタ
イミングで出力されるシンクタイミング信号、φIDはID
コードタイミング信号、φBはブロックアドレスタイミ
ング信号、φPはパリティタイミング信号、φWは後述
するパリティラッチへの書き込み信号、φDはデータタ
イミング信号、φFはフレームタイミング信号である。
なお、これらのタイミング信号の発生タイミングについ
ては後に詳述する。一方、上記シリアルの再生データは
データ変換回路33に入力されて、上記同期検出回路31か
ら出力される同期検出信号に基づいて一旦10ビットのパ
ラレルデータに変換された後、10−8変換が行なわれ
て、8ビットのデータが出力する。この8ビットのデー
タは、誤り訂正、データ/アドレスの分離等が行なわれ
る(図示せず)と共に、ID検出回路34へ入力される。こ
のID検出回路34は、その詳細を後述するが、タイミング
発生回路32から供給される各種タイミング信号に基づい
て、入力されたデータのPCM−IDまたはサブコードIDのI
Dコードを検出し、IDコードが正しく記録されているか
どうかを判断して、正しく記録されていないことを検出
するとNOID信号を出力し、その後再び正しく記録されて
いるIDコードを検出するとST信号を出力するものであ
る。上記NOID信号はタイミング発生回路32から出力され
るフレームタイミング信号φFと共にアンドゲート35へ
入力され、そのアンド出力はカウンタ36に入力される。
このカウンタ36は上記ID検出回路34からのNOID信号によ
りリセットされ、上記アンドゲート35からの出力をカウ
ントするもので、例えば3カウンしたときキャリー信号
を未録音を示す信号NOPCMとして出力する。
部の構成を説明する。復調回路13で復調されたシリアル
の再生データは同期検出回路31に入力され、上述のサブ
コードブロックまたはPCMブロックのシンクコードが検
出される。タイミング発生回路32は、上記同期検出回路
31の同期検出信号を基準にして各種タイミング信号を発
生する。即ち、タイミング信号φSはシンクコードのタ
イミングで出力されるシンクタイミング信号、φIDはID
コードタイミング信号、φBはブロックアドレスタイミ
ング信号、φPはパリティタイミング信号、φWは後述
するパリティラッチへの書き込み信号、φDはデータタ
イミング信号、φFはフレームタイミング信号である。
なお、これらのタイミング信号の発生タイミングについ
ては後に詳述する。一方、上記シリアルの再生データは
データ変換回路33に入力されて、上記同期検出回路31か
ら出力される同期検出信号に基づいて一旦10ビットのパ
ラレルデータに変換された後、10−8変換が行なわれ
て、8ビットのデータが出力する。この8ビットのデー
タは、誤り訂正、データ/アドレスの分離等が行なわれ
る(図示せず)と共に、ID検出回路34へ入力される。こ
のID検出回路34は、その詳細を後述するが、タイミング
発生回路32から供給される各種タイミング信号に基づい
て、入力されたデータのPCM−IDまたはサブコードIDのI
Dコードを検出し、IDコードが正しく記録されているか
どうかを判断して、正しく記録されていないことを検出
するとNOID信号を出力し、その後再び正しく記録されて
いるIDコードを検出するとST信号を出力するものであ
る。上記NOID信号はタイミング発生回路32から出力され
るフレームタイミング信号φFと共にアンドゲート35へ
入力され、そのアンド出力はカウンタ36に入力される。
このカウンタ36は上記ID検出回路34からのNOID信号によ
りリセットされ、上記アンドゲート35からの出力をカウ
ントするもので、例えば3カウンしたときキャリー信号
を未録音を示す信号NOPCMとして出力する。
次に、第10図を参照してID検出回路34の詳細な構成を
説明する。データ変換回路33から出力される8ビットの
データはIDコードをラッチする第1のIDラッチ41、ブロ
ックアドレスをラッチするブロックラッチ42に入力され
ると共に、module2のルールに従って加算を行なう加算
器43に入力される。この加算器43の出力はパリティラッ
チ44に入力され、このパリティラッチ44の出力が上記加
算器43の他方の入力端に入力されている。そして、パリ
ティラッチ44の出力は0チェック回路45に入力されて、
その内容が0であるかどうかチェックされる。0であれ
ばパリティOK信号POKを出力する。一方、上記ブロック
ラッチ42にラッチされたブロックアドレスはデコーダ46
に供給され、所定アドレス、例えば「1××××××
0」(サブコードIDの偶数ブロック)がデコードされた
ときに“1"が出力される。しかして、上記第1のIDラッ
チ41はIDコードタイミング信号φIDをラッチクロックと
し、ブロックラッチ42はブロックアドレスタイミング信
号φBを、そしてパリティラッチ44はパリティラッチ書
込み信号φWをそれぞれラッチクロックとし、0チェッ
ク回路45はパリティタイミング信号φPの入力時に0チ
ェック動作を行なう。また、パリティラッチ44はシンク
タイミング信号φSをクリア信号としている。
説明する。データ変換回路33から出力される8ビットの
データはIDコードをラッチする第1のIDラッチ41、ブロ
ックアドレスをラッチするブロックラッチ42に入力され
ると共に、module2のルールに従って加算を行なう加算
器43に入力される。この加算器43の出力はパリティラッ
チ44に入力され、このパリティラッチ44の出力が上記加
算器43の他方の入力端に入力されている。そして、パリ
ティラッチ44の出力は0チェック回路45に入力されて、
その内容が0であるかどうかチェックされる。0であれ
ばパリティOK信号POKを出力する。一方、上記ブロック
ラッチ42にラッチされたブロックアドレスはデコーダ46
に供給され、所定アドレス、例えば「1××××××
0」(サブコードIDの偶数ブロック)がデコードされた
ときに“1"が出力される。しかして、上記第1のIDラッ
チ41はIDコードタイミング信号φIDをラッチクロックと
し、ブロックラッチ42はブロックアドレスタイミング信
号φBを、そしてパリティラッチ44はパリティラッチ書
込み信号φWをそれぞれラッチクロックとし、0チェッ
ク回路45はパリティタイミング信号φPの入力時に0チ
ェック動作を行なう。また、パリティラッチ44はシンク
タイミング信号φSをクリア信号としている。
上記第1のIDラッチ41の出力は第2のIDラッチ48に入
力される。この第2のIDラッチ48は、上記デコーダ46の
出力と、上記0チェック回路45からのパリティOK信号PO
Kと、データタイミング信号φDが入力されるアンドゲ
ート49の出力がラッチクロックとして供給され、その出
力は上記第1のIDラッチ41の出力と共に一致回路50へ入
力されている。この一致回路50は、デコーダ46から“1"
信号が与えられたときに第1のIDラッチ41の内容と第2
のIDラッチ48の内容を比較し、一致したとき“1"信号を
出力してアンドゲート51に供給する。このアンドゲート
51には、上記POK信号とデータタイミング信号φDが入
力されており、その出力はS−R型のフリップフロップ
(以下F/Fと称する)52のセット端子に供給される。ま
た、このF/F52の出力はD型のF/F53のデータ入力端子に
供給される。そして、フレームタイミング信号φFが上
記F/F52にはリセット信号として、またF/F53には読み込
み信号としてそれぞれ与えられている。そして、F/F53
の出力はインバータ54を介してIDコードが正しく記録さ
れていないことを示す信号NOIDとして出力される。ま
た、このF/F53の出力はアンドゲート55の一方の入力端
にも入力される。このアンドゲート55の他方の入力端に
は、第2のIDラッチ48にラッチされたIDコードのうち、
スタートID(S−ID)を示すビット、即ち、偶数ブロッ
クのサブコードに含まれるコントロールIDの2ビット目
が入力されている。上記第2のIDラッチ48には、ブロッ
クアドレスをデコードするデコーダ46の働きによりサブ
コードIDの偶数ブロックしかセットされないから、セッ
トされたデータの上位から2ビット目を取出したものが
S−IDとなるのである。そして、上記アンドゲート55の
出力が正しいIDコードの記録を検出したことを示す信号
STとしてシステム制御部16へ供給される。
力される。この第2のIDラッチ48は、上記デコーダ46の
出力と、上記0チェック回路45からのパリティOK信号PO
Kと、データタイミング信号φDが入力されるアンドゲ
ート49の出力がラッチクロックとして供給され、その出
力は上記第1のIDラッチ41の出力と共に一致回路50へ入
力されている。この一致回路50は、デコーダ46から“1"
信号が与えられたときに第1のIDラッチ41の内容と第2
のIDラッチ48の内容を比較し、一致したとき“1"信号を
出力してアンドゲート51に供給する。このアンドゲート
51には、上記POK信号とデータタイミング信号φDが入
力されており、その出力はS−R型のフリップフロップ
(以下F/Fと称する)52のセット端子に供給される。ま
た、このF/F52の出力はD型のF/F53のデータ入力端子に
供給される。そして、フレームタイミング信号φFが上
記F/F52にはリセット信号として、またF/F53には読み込
み信号としてそれぞれ与えられている。そして、F/F53
の出力はインバータ54を介してIDコードが正しく記録さ
れていないことを示す信号NOIDとして出力される。ま
た、このF/F53の出力はアンドゲート55の一方の入力端
にも入力される。このアンドゲート55の他方の入力端に
は、第2のIDラッチ48にラッチされたIDコードのうち、
スタートID(S−ID)を示すビット、即ち、偶数ブロッ
クのサブコードに含まれるコントロールIDの2ビット目
が入力されている。上記第2のIDラッチ48には、ブロッ
クアドレスをデコードするデコーダ46の働きによりサブ
コードIDの偶数ブロックしかセットされないから、セッ
トされたデータの上位から2ビット目を取出したものが
S−IDとなるのである。そして、上記アンドゲート55の
出力が正しいIDコードの記録を検出したことを示す信号
STとしてシステム制御部16へ供給される。
実施例の動作 次に上記のように構成されたこの発明の実施例の動作
について、第11図及び第12図のタイムチャートを参照し
て説明する。
について、第11図及び第12図のタイムチャートを参照し
て説明する。
第11図は第10図に示すID検出回路34の動作を説明する
ためのタイムチャートである。回転ドラム11に取付けら
れたヘッドRD1、RD2で読取った磁気テープT上の信号は
再生増幅器12で増幅され、復調回路13で復調されて、シ
リアルの再生データとして信号処理回路14内の同期検出
回路31とデータ変換回路33に入力される。そしてデータ
変換回路33で上記同期検出回路31で検出された同期検出
信号に基づいて8ビットのパラレルデータに変換され、
ID検出回路34に入力される。この入力データは第11図
(1)に示すように、8ビット単位でシンクコード、ID
コード、ブロックアドレス、パリティコード、データ、
の如く構成されている。しかして、このID検出回路34に
はタイミング発生回路32から各種タイミング信号が与え
られており、シンクタイミング信号φSは同期検出回路
31から発生される同期検出信号を基準に作成されて第11
図(2)のように発生される。また、IDタイミング信号
φIDはIDコードのタイミングで、ブロックアドレスタイ
ミング信号φBはブロックアドレスのタイミングで、パ
リティタイミング信号φPはパリティコードのタイミン
グで、そしてデータタイミング信号φDはデータの最初
のシンボル(8ビット)のタイミングで、それぞれ同図
(2)〜(5)及び(7)に示すように発生される。な
お、これらのタイミングはサブコードデータにおいても
PCMデータにおいても同じである。
ためのタイムチャートである。回転ドラム11に取付けら
れたヘッドRD1、RD2で読取った磁気テープT上の信号は
再生増幅器12で増幅され、復調回路13で復調されて、シ
リアルの再生データとして信号処理回路14内の同期検出
回路31とデータ変換回路33に入力される。そしてデータ
変換回路33で上記同期検出回路31で検出された同期検出
信号に基づいて8ビットのパラレルデータに変換され、
ID検出回路34に入力される。この入力データは第11図
(1)に示すように、8ビット単位でシンクコード、ID
コード、ブロックアドレス、パリティコード、データ、
の如く構成されている。しかして、このID検出回路34に
はタイミング発生回路32から各種タイミング信号が与え
られており、シンクタイミング信号φSは同期検出回路
31から発生される同期検出信号を基準に作成されて第11
図(2)のように発生される。また、IDタイミング信号
φIDはIDコードのタイミングで、ブロックアドレスタイ
ミング信号φBはブロックアドレスのタイミングで、パ
リティタイミング信号φPはパリティコードのタイミン
グで、そしてデータタイミング信号φDはデータの最初
のシンボル(8ビット)のタイミングで、それぞれ同図
(2)〜(5)及び(7)に示すように発生される。な
お、これらのタイミングはサブコードデータにおいても
PCMデータにおいても同じである。
しかして、シンクタイミング信号φSが発生したと
き、パリティラッチ44がクリアされ、パリティラッチ44
の内容は第11図(8)に示すように「0」となる。次に
IDタイミング信号φIDが発生すると、これに同期してパ
リティラッチ書込み信号φWが同図(6)のaの如く発
生するから、ID検出回路34に入力される8ビットのデー
タは加算器43でパリティラッチ44の出力「0」と加算さ
れてパリティラッチ44に書込まれる。従って同図(8)
のように、パリティラッチ44にはIDコードが記憶され
る。一方、第1のIDラッチ41はIDタイミング信号φIDに
同期して入力データを読込む。従って同図(9)に示す
ように、第1のラッチ41の内容は前回記憶していたIDコ
ードから、今回入力された新しいIDコードに切換わる。
次に、ブロックアドレスタイミング信号φBが発生する
と、ブロックラッチ42がブロックアドレスを読込み。こ
の読込まれたブロックアドレスはデコーダ46でデコード
され、サブコードの偶数ブロックであることを検出する
と、デコーダ46は“1"信号を出力する。また、上記ブロ
ックアドレスタイミング信号φBに同期してパリティラ
ッチ書込み信号φWが第11図(6)のbに示すように発
生され、パリティラッチ44は今入力されたブロックアド
レスと今まで記憶していたIDコードとを加算器43を介し
てmodule2による加算をし、再びラッチする。従ってパ
リティラッチ44の内容は同図(8)に示すように「IDコ
ードブロックアドレスコード」(ただしはmodule2
加算を示す)となる。次に、パリティタイミング信号φ
Pが発生すると、これに同期してパリティラッチ書込み
信号φWが同図(6)のcの如く発生されるから、パリ
ティラッチ44は上記同様に、今入力されたパリティコー
ドと今まで記憶していた内容とを加算器43を介して加算
し、再びラッチする。このとき0チェック回路45にもパ
リティタイミング信号φPが与えられ、パリティラッチ
44の内容をチェックする。テープTへの記録時には、こ
の加算データ、即ち同図(8)に示すようなIDコード
ブロックアドレスパリティコードは「0」になるよう
に設定されているから、再生時には誤りがなければこの
値は「0」になり、パリティOK信号POKを“1"として出
力する(同図(13))。
き、パリティラッチ44がクリアされ、パリティラッチ44
の内容は第11図(8)に示すように「0」となる。次に
IDタイミング信号φIDが発生すると、これに同期してパ
リティラッチ書込み信号φWが同図(6)のaの如く発
生するから、ID検出回路34に入力される8ビットのデー
タは加算器43でパリティラッチ44の出力「0」と加算さ
れてパリティラッチ44に書込まれる。従って同図(8)
のように、パリティラッチ44にはIDコードが記憶され
る。一方、第1のIDラッチ41はIDタイミング信号φIDに
同期して入力データを読込む。従って同図(9)に示す
ように、第1のラッチ41の内容は前回記憶していたIDコ
ードから、今回入力された新しいIDコードに切換わる。
次に、ブロックアドレスタイミング信号φBが発生する
と、ブロックラッチ42がブロックアドレスを読込み。こ
の読込まれたブロックアドレスはデコーダ46でデコード
され、サブコードの偶数ブロックであることを検出する
と、デコーダ46は“1"信号を出力する。また、上記ブロ
ックアドレスタイミング信号φBに同期してパリティラ
ッチ書込み信号φWが第11図(6)のbに示すように発
生され、パリティラッチ44は今入力されたブロックアド
レスと今まで記憶していたIDコードとを加算器43を介し
てmodule2による加算をし、再びラッチする。従ってパ
リティラッチ44の内容は同図(8)に示すように「IDコ
ードブロックアドレスコード」(ただしはmodule2
加算を示す)となる。次に、パリティタイミング信号φ
Pが発生すると、これに同期してパリティラッチ書込み
信号φWが同図(6)のcの如く発生されるから、パリ
ティラッチ44は上記同様に、今入力されたパリティコー
ドと今まで記憶していた内容とを加算器43を介して加算
し、再びラッチする。このとき0チェック回路45にもパ
リティタイミング信号φPが与えられ、パリティラッチ
44の内容をチェックする。テープTへの記録時には、こ
の加算データ、即ち同図(8)に示すようなIDコード
ブロックアドレスパリティコードは「0」になるよう
に設定されているから、再生時には誤りがなければこの
値は「0」になり、パリティOK信号POKを“1"として出
力する(同図(13))。
次に、データタイミング信号φDが発生すると、デコ
ーダ46の出力が“1"で、且つPOK信号が“1"のときにア
ンドゲート49が開き、第2のIDラッチ48に第1のIDラッ
チ41の内容が読込まれる。従って、第2のIDラッチ48の
内容は同図(10)に示すように、今まで記憶していたID
コードから、今回入力された新しいIDコードに切換わ
る。そして、一致回路50はデコーダ46からの“1"信号に
より第1のIDラッチ41の内容と第2のIDラッチ48の内容
の比較動作を行ない、一致すれば“1"を、一致しないと
きは“0"を出力してアンドゲート51へ供給する。ここ
で、上記第1のIDラッチ41はIDタイミング信号φIDによ
ってデータをラッチするから、サブコードIDもPCM−ID
も含めすべてのIDコードをラッチすることになるが、第
2のIDラッチ48はデコーダ46の出力をアンド条件とする
アンドゲート49の出力によってデータをラッチするか
ら、偶数ブロックのサブコードIDのみをラッチすること
になる。また、一致回路50もデコーダ46の出力によって
比較動作を行なうから、第1のラッチ41の内容が毎回変
わっても、偶数ブロックのサブコードIDがラッチされて
いるタイミングに比較動作が行なわれるようになってい
る。従って、正しく録音されている場合には、偶数ブロ
ックのサブコードIDは一般的に同一データが書かれてい
るから、一致回路50からは一致信号“1"が得られる訳で
ある。なお、一致回路50にはブロックアドレスタイミン
グ信号φBが発生したときにデコーダ46の出力が与えら
れるから、同図(11)に示すように、ブロックアドレス
タイミング信号φBに同期して第1のIDラッチ41に記憶
されている新しい(今回の)IDコードと第2のIDラッチ
48に記憶されている古い(前回の)IDコードとを比較し
た結果の一致信号を出力している。
ーダ46の出力が“1"で、且つPOK信号が“1"のときにア
ンドゲート49が開き、第2のIDラッチ48に第1のIDラッ
チ41の内容が読込まれる。従って、第2のIDラッチ48の
内容は同図(10)に示すように、今まで記憶していたID
コードから、今回入力された新しいIDコードに切換わ
る。そして、一致回路50はデコーダ46からの“1"信号に
より第1のIDラッチ41の内容と第2のIDラッチ48の内容
の比較動作を行ない、一致すれば“1"を、一致しないと
きは“0"を出力してアンドゲート51へ供給する。ここ
で、上記第1のIDラッチ41はIDタイミング信号φIDによ
ってデータをラッチするから、サブコードIDもPCM−ID
も含めすべてのIDコードをラッチすることになるが、第
2のIDラッチ48はデコーダ46の出力をアンド条件とする
アンドゲート49の出力によってデータをラッチするか
ら、偶数ブロックのサブコードIDのみをラッチすること
になる。また、一致回路50もデコーダ46の出力によって
比較動作を行なうから、第1のラッチ41の内容が毎回変
わっても、偶数ブロックのサブコードIDがラッチされて
いるタイミングに比較動作が行なわれるようになってい
る。従って、正しく録音されている場合には、偶数ブロ
ックのサブコードIDは一般的に同一データが書かれてい
るから、一致回路50からは一致信号“1"が得られる訳で
ある。なお、一致回路50にはブロックアドレスタイミン
グ信号φBが発生したときにデコーダ46の出力が与えら
れるから、同図(11)に示すように、ブロックアドレス
タイミング信号φBに同期して第1のIDラッチ41に記憶
されている新しい(今回の)IDコードと第2のIDラッチ
48に記憶されている古い(前回の)IDコードとを比較し
た結果の一致信号を出力している。
しかして、この一致信号が“1"となり、POK信号も
“1"のときはデータタイミング信号φDに同期してアン
ドゲート51が開き、F/F52をセットする(同図(1
2))。このF/F52の出力は1フレーム(2ブロック即ち
ロータリーヘッド1周)毎に発生するフレームタイミン
グ信号φFによってF/F53に書込まれる。このF/F53のセ
ット状態がIDコードが正しく記録されているかどうかを
示す情報であり、その出力はインバータ54を介してNOID
信号として出力される。即ち、F/F53に“1"がセットさ
れていなければ、IDコードが正しく検出されなかったこ
とを示し、NOID信号が“1"となる。他方、F/F53の出力
はアンドゲート55に入力されているが、このアンドゲー
ト55には第2のIDラッチ48からS−ID信号が供給されて
いるから、F/F53に“1"がセットされ、且つIDコードに
S−IDが含まれていたときアンドゲート55は“1"を出力
する。この信号が、未録音部が終わって再び正しいIDコ
ードを検出したことを示すST信号となる。
“1"のときはデータタイミング信号φDに同期してアン
ドゲート51が開き、F/F52をセットする(同図(1
2))。このF/F52の出力は1フレーム(2ブロック即ち
ロータリーヘッド1周)毎に発生するフレームタイミン
グ信号φFによってF/F53に書込まれる。このF/F53のセ
ット状態がIDコードが正しく記録されているかどうかを
示す情報であり、その出力はインバータ54を介してNOID
信号として出力される。即ち、F/F53に“1"がセットさ
れていなければ、IDコードが正しく検出されなかったこ
とを示し、NOID信号が“1"となる。他方、F/F53の出力
はアンドゲート55に入力されているが、このアンドゲー
ト55には第2のIDラッチ48からS−ID信号が供給されて
いるから、F/F53に“1"がセットされ、且つIDコードに
S−IDが含まれていたときアンドゲート55は“1"を出力
する。この信号が、未録音部が終わって再び正しいIDコ
ードを検出したことを示すST信号となる。
次に、第12図を参照して全体の動作を説明する。同図
(1)はヘッドRD1、RD2で読取られた再生データを示
し、A、B部分はヘッドがテープに当たっているタイミ
ングで、データが記録されている状態、C、D……部分
は未録音状態、そしてE、Fは再びデータが記録されて
いる状態を示す。従ってA、B1組が1フレームである。
同図(2)は、データが記録されている部分でIDタイミ
ング信号φIDが発生している様子を示す。また、第11図
で説明した一致回路50の出力を第12図(3)に、F/F52
の出力を同図(5)に、そしてF/F53の出力を同図
(6)に示す。同図(4)はフレームタイミング信号φ
Fを示してある。上記一致回路50の出力は、正常な再生
中は普通常時“1"であるが、同図(3)では多少誇張し
て表現してある。
(1)はヘッドRD1、RD2で読取られた再生データを示
し、A、B部分はヘッドがテープに当たっているタイミ
ングで、データが記録されている状態、C、D……部分
は未録音状態、そしてE、Fは再びデータが記録されて
いる状態を示す。従ってA、B1組が1フレームである。
同図(2)は、データが記録されている部分でIDタイミ
ング信号φIDが発生している様子を示す。また、第11図
で説明した一致回路50の出力を第12図(3)に、F/F52
の出力を同図(5)に、そしてF/F53の出力を同図
(6)に示す。同図(4)はフレームタイミング信号φ
Fを示してある。上記一致回路50の出力は、正常な再生
中は普通常時“1"であるが、同図(3)では多少誇張し
て表現してある。
しかして、第11図で説明したように、1フレーム内で
IDコードが正しく検出されるとF/F53はセットされ、正
しく検出されないとF/F53はリセットされることにな
る。そして、F/F53がリセットされた状態で第12図
(7)に示すようにNOID信号が出力されると、第9図の
アンドゲート35のゲートを開く。その後、フレームタイ
ミング信号φFが発生する毎にカウンタ36がカウントア
ップされ(第12図(8))、カウント値が「3」になる
とキャリー信号がNOPCMとして出力される(同図
(9))。このカウンタ36は、NOID信号が“1"にならな
い限りリセットされ続けているものである。そして上記
NOPCM信号がシステム制御部16に供給され、システム制
御部16は走行制御部21を制御してテープを通常再生から
早送り再生に切換える(同図(11))。従って、再生中
に未録音部分を検出すると、自動的にテープの早送りを
することになる。
IDコードが正しく検出されるとF/F53はセットされ、正
しく検出されないとF/F53はリセットされることにな
る。そして、F/F53がリセットされた状態で第12図
(7)に示すようにNOID信号が出力されると、第9図の
アンドゲート35のゲートを開く。その後、フレームタイ
ミング信号φFが発生する毎にカウンタ36がカウントア
ップされ(第12図(8))、カウント値が「3」になる
とキャリー信号がNOPCMとして出力される(同図
(9))。このカウンタ36は、NOID信号が“1"にならな
い限りリセットされ続けているものである。そして上記
NOPCM信号がシステム制御部16に供給され、システム制
御部16は走行制御部21を制御してテープを通常再生から
早送り再生に切換える(同図(11))。従って、再生中
に未録音部分を検出すると、自動的にテープの早送りを
することになる。
その後、第12図(1)のE、Fに示すように、再び録
音部分があったときには、第10図において、再び第1の
IDラッチ41と第2のIDラッチ48の内容が一致し、一致回
路50から一致信号“1"が出力されると共に、その録音部
分の先頭でサブコードのS−IDが“1"となるので、アン
ドゲート55が開き、ST信号が出力される(第12図(1
0))。このST信号はシステム制御部16へ供給され、走
行制御部21を制御してテープを早送り再生から通常再生
へ切換える(同図(11))。
音部分があったときには、第10図において、再び第1の
IDラッチ41と第2のIDラッチ48の内容が一致し、一致回
路50から一致信号“1"が出力されると共に、その録音部
分の先頭でサブコードのS−IDが“1"となるので、アン
ドゲート55が開き、ST信号が出力される(第12図(1
0))。このST信号はシステム制御部16へ供給され、走
行制御部21を制御してテープを早送り再生から通常再生
へ切換える(同図(11))。
このようにして、再生中に未録音部分があると自動的
に早送りし、再び録音部を検出すると通常再生にするこ
とができる。
に早送りし、再び録音部を検出すると通常再生にするこ
とができる。
なお、上記実施例ではIDコードの一致検出をする際、
偶数ブロックのサブコードIDを検出するようにしたが、
これに限ることなく、PCM−ID等で検出することもでき
る。
偶数ブロックのサブコードIDを検出するようにしたが、
これに限ることなく、PCM−ID等で検出することもでき
る。
また、上記実施例では、未録音部検出後の録音部検出
のためにS−IDを用いたが、これを用いなくともIDコー
ドの記録チェックだけで録音部検出は可能である。
のためにS−IDを用いたが、これを用いなくともIDコー
ドの記録チェックだけで録音部検出は可能である。
[発明の効果] この発明は以上詳述したように、DATフォーマット中
のIDコードが正しく記録されているかどうかを検出する
手段を設け、正しく記録されていないときには未録音部
であると判断して通常再生から早送り再生に切換え、そ
の後録音部分を検出すると再び通常再生に切換えるよう
にしたので、無音検出のための特別なアナログ回路を設
けることなく、また曲中の無音部を未録音部と誤認する
こともなしに、未録音部分を高速で読み飛ばすことので
きるデジタルオーディオテープレコーダを得ることがで
きる。
のIDコードが正しく記録されているかどうかを検出する
手段を設け、正しく記録されていないときには未録音部
であると判断して通常再生から早送り再生に切換え、そ
の後録音部分を検出すると再び通常再生に切換えるよう
にしたので、無音検出のための特別なアナログ回路を設
けることなく、また曲中の無音部を未録音部と誤認する
こともなしに、未録音部分を高速で読み飛ばすことので
きるデジタルオーディオテープレコーダを得ることがで
きる。
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図はDAT
の再生系の全体構成を示すブロック図、第2図はテープ
1の記録状態を示す図、第3図はトラックフォーマット
を示す図、第4図はサブコードブロックフォーマットを
示す図、第5図はサブコードIDフォーマットを示す図、
第6図はコントロールIDフォーマットを示す図、第7図
はPCMブロックフォーマットを示す図、第8図はPCM−ID
及びブロックアドレスフォーマットを示す図、第9図は
第1図の信号処理回路の要部詳細を示すブロック図、第
10図は第9図のID検出回路の詳細を示す図、第11図はID
検出回路の動作を説明するためのタイムチャート、第12
図は全体の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。 11……回転ドラム、12……再生増幅器、13……復調回
路、14……信号処理回路、15……PCMオーディオデータ
用RAM、16……システム制御部、17……D/A変換器、18…
…増幅器、20……キー入力部、21……走行制御部、23…
…走行機構、23……制御データ用RAM、31……同期検出
回路、32……タイミング発生回路、33……データ変換回
路、34……ID検出回路、36……カウンタ、RD1、RD2……
回転ヘッド、T……テープ。
の再生系の全体構成を示すブロック図、第2図はテープ
1の記録状態を示す図、第3図はトラックフォーマット
を示す図、第4図はサブコードブロックフォーマットを
示す図、第5図はサブコードIDフォーマットを示す図、
第6図はコントロールIDフォーマットを示す図、第7図
はPCMブロックフォーマットを示す図、第8図はPCM−ID
及びブロックアドレスフォーマットを示す図、第9図は
第1図の信号処理回路の要部詳細を示すブロック図、第
10図は第9図のID検出回路の詳細を示す図、第11図はID
検出回路の動作を説明するためのタイムチャート、第12
図は全体の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。 11……回転ドラム、12……再生増幅器、13……復調回
路、14……信号処理回路、15……PCMオーディオデータ
用RAM、16……システム制御部、17……D/A変換器、18…
…増幅器、20……キー入力部、21……走行制御部、23…
…走行機構、23……制御データ用RAM、31……同期検出
回路、32……タイミング発生回路、33……データ変換回
路、34……ID検出回路、36……カウンタ、RD1、RD2……
回転ヘッド、T……テープ。
Claims (1)
- 【請求項1】1トラック内にサブコードデータとPCMデ
ータを含むフォーマットで記録されたデータを再生する
デジタルオーディオテープレコーダにおいて、 パリティチェック手段と、 このパリティチェック手段によりパリティチェックが正
しく検出されたときにサブコードIDまたはPCM−IDのID
コードをラッチする手段と、 このラッチ手段が前回記憶していたIDコードと今回記憶
したIDコードとを比較する比較手段と、 この比較手段により上記前回と今回のIDコードの一致が
検出され且つ上記パリティチェック手段のチェック結果
が正しいときにIDコードが正しく記録されていることを
示す信号を出力する出力手段と、 この出力手段が上記信号を出力しないときに、テープを
通常再生から早送り再生に切換える手段と を具備したことを特徴とするデジタルオーディオテープ
レコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62241092A JP2595563B2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | デジタルオーディオテープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62241092A JP2595563B2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | デジタルオーディオテープレコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6484461A JPS6484461A (en) | 1989-03-29 |
JP2595563B2 true JP2595563B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17069167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62241092A Expired - Lifetime JP2595563B2 (ja) | 1987-09-26 | 1987-09-26 | デジタルオーディオテープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595563B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0538415U (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-25 | 新キヤタピラー三菱株式会社 | ピン結合構造 |
-
1987
- 1987-09-26 JP JP62241092A patent/JP2595563B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6484461A (en) | 1989-03-29 |
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