JP2595518Y2 - 無線呼出機用バイブレータの振動発生装置 - Google Patents
無線呼出機用バイブレータの振動発生装置Info
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- JP2595518Y2 JP2595518Y2 JP1993048312U JP4831293U JP2595518Y2 JP 2595518 Y2 JP2595518 Y2 JP 2595518Y2 JP 1993048312 U JP1993048312 U JP 1993048312U JP 4831293 U JP4831293 U JP 4831293U JP 2595518 Y2 JP2595518 Y2 JP 2595518Y2
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- Japan
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- shaft
- bearing
- motor
- vibrator
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ページャの振動による
報知部等の、無線呼出機用バイブレータの振動発生装置
に関する。
報知部等の、無線呼出機用バイブレータの振動発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ページャ用モータの振動発生部等
の所謂無線呼出機用バイブレータの振動発生装置は、図
7、図8に示す如く、モータ1のシャフト2(回転軸)
に分銅部8を偏重心させて取り付けて成るものである。
モータ1のシャフト2に、分銅部8が偏重心状態で取り
付けられていると、モータ1を運転させた時に、振動
(バイブレーション)を発生することがよく知られてい
る。このため、ページャ等の所謂無線呼出機用バイブレ
ータ機構を有する機器の振動発生装置として広く利用さ
れている。
の所謂無線呼出機用バイブレータの振動発生装置は、図
7、図8に示す如く、モータ1のシャフト2(回転軸)
に分銅部8を偏重心させて取り付けて成るものである。
モータ1のシャフト2に、分銅部8が偏重心状態で取り
付けられていると、モータ1を運転させた時に、振動
(バイブレーション)を発生することがよく知られてい
る。このため、ページャ等の所謂無線呼出機用バイブレ
ータ機構を有する機器の振動発生装置として広く利用さ
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、これ等のモ
ータには出来るだけ入力電流の少ないことが要求されて
いる。これは、特に前記ページャに関しては最大の要望
と成る。即ちページャは小さな乾電池をエネルギー源と
しているので、ページャ機構の中でも最も電力を消費す
るモータの消費電力を小さくすることが、内蔵乾電池の
寿命を長くすることに直結するからである。
ータには出来るだけ入力電流の少ないことが要求されて
いる。これは、特に前記ページャに関しては最大の要望
と成る。即ちページャは小さな乾電池をエネルギー源と
しているので、ページャ機構の中でも最も電力を消費す
るモータの消費電力を小さくすることが、内蔵乾電池の
寿命を長くすることに直結するからである。
【0004】このような所謂省エネモータを提供するに
当たって最大の問題点は何かと考察すると、次のような
現象を見出すことが出来る。即ち従来のバイブレータの
振動発生装置は、重い偏心分銅8を取り付けてこれを高
速で振り回すにしては余りにも貧弱なシャフト2が用い
られているために、モータ1の回転が高速に成るに連れ
て当該シャフト2に撓みが発生し、重い偏心分銅8を回
転させるというよりは、むしろ振り回す形と成り、シャ
フト2にスラスト力が作用し始め、分銅付ロータ(カッ
プやコンミュテータ)に横移動(スラスト)が発生し、
この結果モータ1のシャフト2の胴付6が軸受け5の端
面に接触し摩擦を起し始める。
当たって最大の問題点は何かと考察すると、次のような
現象を見出すことが出来る。即ち従来のバイブレータの
振動発生装置は、重い偏心分銅8を取り付けてこれを高
速で振り回すにしては余りにも貧弱なシャフト2が用い
られているために、モータ1の回転が高速に成るに連れ
て当該シャフト2に撓みが発生し、重い偏心分銅8を回
転させるというよりは、むしろ振り回す形と成り、シャ
フト2にスラスト力が作用し始め、分銅付ロータ(カッ
プやコンミュテータ)に横移動(スラスト)が発生し、
この結果モータ1のシャフト2の胴付6が軸受け5の端
面に接触し摩擦を起し始める。
【0005】このようなモータ1のシャフト2の胴付6
と、モータ内部の軸受け5との間に発生する摩擦は入力
エネルギーの熱損失を惹き起こし、結果的に入力電流を
大きくしなければ成らないことに繋がり、内蔵乾電池の
寿命を著しく損なう結果と成るのであるが、前記貧弱な
シャフト2の撓みを防止するためにシャフト2を太くし
たりすると、モータ1自体が大型化し、バイブレータの
振動発生装置の軽量化に逆行し、製造コストが上昇す
る、というような問題が新たに発生してくるのである。
と、モータ内部の軸受け5との間に発生する摩擦は入力
エネルギーの熱損失を惹き起こし、結果的に入力電流を
大きくしなければ成らないことに繋がり、内蔵乾電池の
寿命を著しく損なう結果と成るのであるが、前記貧弱な
シャフト2の撓みを防止するためにシャフト2を太くし
たりすると、モータ1自体が大型化し、バイブレータの
振動発生装置の軽量化に逆行し、製造コストが上昇す
る、というような問題が新たに発生してくるのである。
【0006】また、従来は分銅8の重心位置Gが軸受け
の取付位置よりもずっと前方に在ったが、このことが、
前述したようにシャフト2にスラスト力が作用し始め、
シャフト2の胴付6が軸受け5の端面に接触して摩擦を
発生し、モータ1の回転数が低減する、と云う問題を助
長させる要因と成っている。同様に分銅8の重心位置G
が軸受け5の取付位置より更に前方であると、誤ってモ
ータ又は当該モータが組み込まれた機器を落下させた際
などに、その時の衝撃によって前記軸受け5を梃子の支
点とするシャフト2の屈曲が起り易いなどの問題も指摘
されている。
の取付位置よりもずっと前方に在ったが、このことが、
前述したようにシャフト2にスラスト力が作用し始め、
シャフト2の胴付6が軸受け5の端面に接触して摩擦を
発生し、モータ1の回転数が低減する、と云う問題を助
長させる要因と成っている。同様に分銅8の重心位置G
が軸受け5の取付位置より更に前方であると、誤ってモ
ータ又は当該モータが組み込まれた機器を落下させた際
などに、その時の衝撃によって前記軸受け5を梃子の支
点とするシャフト2の屈曲が起り易いなどの問題も指摘
されている。
【0007】本考案は、このような問題の解決を課題と
し、分銅の重心位置を移動させることにより、分銅付ロ
ータの横移動(スラスト)を低減させ、モータ内部での
シャフトの胴付が軸受け端面に接触することによって生
ずる摩擦を減少させ、更に誤って落下させたような場合
でもシャフトが曲り難い、全く新しいバイブレータの振
動発生装置を提供しようとするものである。
し、分銅の重心位置を移動させることにより、分銅付ロ
ータの横移動(スラスト)を低減させ、モータ内部での
シャフトの胴付が軸受け端面に接触することによって生
ずる摩擦を減少させ、更に誤って落下させたような場合
でもシャフトが曲り難い、全く新しいバイブレータの振
動発生装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、モータハ
ウジングと、モータハウジングの軸受け部に回転可能に
支持されたシャフトと、シャフトの先端に偏重心状態で
固定された分銅と、を含み、モータと分銅とをシャフト
で直結し、モータ回転をシャフトを介して直接分銅に伝
える無線呼出機用バイブレータの振動発生装置におい
て、前記軸受け部をモータハウジングの先端面より突設
し、前記分銅は断面略半月状の偏重心形状を有し、前記
分銅の後部には、分銅と同一の半月状外径で、内周部が
軸受け部を避けた形状の延設部が前記軸受け部方向に延
設して設けられ、前記分銅と延設部の全長はそれらの半
月状外径に比して十分に大きく設定され、前記分銅及び
延設部の半月状外径は筒状のモータハウジングの外径と
ほぼ等しく設定されていることを特徴とする無線呼出機
用バイブレータの振動発生装置を構成することにより解
決される。
ウジングと、モータハウジングの軸受け部に回転可能に
支持されたシャフトと、シャフトの先端に偏重心状態で
固定された分銅と、を含み、モータと分銅とをシャフト
で直結し、モータ回転をシャフトを介して直接分銅に伝
える無線呼出機用バイブレータの振動発生装置におい
て、前記軸受け部をモータハウジングの先端面より突設
し、前記分銅は断面略半月状の偏重心形状を有し、前記
分銅の後部には、分銅と同一の半月状外径で、内周部が
軸受け部を避けた形状の延設部が前記軸受け部方向に延
設して設けられ、前記分銅と延設部の全長はそれらの半
月状外径に比して十分に大きく設定され、前記分銅及び
延設部の半月状外径は筒状のモータハウジングの外径と
ほぼ等しく設定されていることを特徴とする無線呼出機
用バイブレータの振動発生装置を構成することにより解
決される。
【0009】
【作用】分銅後部を前記軸受け部方向に延設したため、
分銅の重心位置が軸受け部の軸受け内装部近傍に移動す
る。この結果軸受け取付位置を梃子の支点とするが、該
支点から分銅の重心位置までの距離が短く成ったことに
よって支点回りの回転モーメントが小さく成る。
分銅の重心位置が軸受け部の軸受け内装部近傍に移動す
る。この結果軸受け取付位置を梃子の支点とするが、該
支点から分銅の重心位置までの距離が短く成ったことに
よって支点回りの回転モーメントが小さく成る。
【0010】ここで支点回りの回転モーメントが小さく
成ったと云うことは、スラスト摩擦が大幅に減少し、且
つモータが衝撃を受けた場合でもシャフトが曲り難く成
ったことを意味するものである。
成ったと云うことは、スラスト摩擦が大幅に減少し、且
つモータが衝撃を受けた場合でもシャフトが曲り難く成
ったことを意味するものである。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例に付き説明するが、本
考案はこの実施例にのみ限定されるものではない。
考案はこの実施例にのみ限定されるものではない。
【0012】本考案の第1実施例を、図1の斜視図及び
図2の部分切欠側面図にて説明するが、本実施例の無線
呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、モータ1の
シャフト2に断面略半月状の分銅3を偏重心状態で取り
付けて成り、軸受け5を内装した円筒形の軸受け部10
が筒状のモータハウジング11の前端面より突設されて
おり、前記分銅3の後部には前記軸受け部10方向に延
設された、分銅3と同一の半月状外径で分銅として作用
する延設部30を有する。そして、前記分銅3と延設部
30の全長はそれらの半月状外径に比して十分に大きく
設定されている。また、前記分銅3及び延設部30の半
月状外径はモータハウジング11の外径とほぼ等しく設
定されている。尚、図中符号6はシャフト2に取り付け
られた胴付であり、符号7はモータ1のリード線であ
り、また符号G’は重心位置を表す。
図2の部分切欠側面図にて説明するが、本実施例の無線
呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、モータ1の
シャフト2に断面略半月状の分銅3を偏重心状態で取り
付けて成り、軸受け5を内装した円筒形の軸受け部10
が筒状のモータハウジング11の前端面より突設されて
おり、前記分銅3の後部には前記軸受け部10方向に延
設された、分銅3と同一の半月状外径で分銅として作用
する延設部30を有する。そして、前記分銅3と延設部
30の全長はそれらの半月状外径に比して十分に大きく
設定されている。また、前記分銅3及び延設部30の半
月状外径はモータハウジング11の外径とほぼ等しく設
定されている。尚、図中符号6はシャフト2に取り付け
られた胴付であり、符号7はモータ1のリード線であ
り、また符号G’は重心位置を表す。
【0013】尚、軸受け5を内装した軸受け部10をモ
ータハウジング11の前端面より突設させる構成を取っ
ているのは、分銅3の後部を前記軸受け部10方向に延
設出来るようにするためである。
ータハウジング11の前端面より突設させる構成を取っ
ているのは、分銅3の後部を前記軸受け部10方向に延
設出来るようにするためである。
【0014】さて、本実施例では分銅3の後部を前記軸
受け部10方向に延設して新たな分銅としての延設部3
0を設けたため、分銅3と延設部30との重心位置の和
である分銅全体の重心位置G’が、軸受け部10の軸受
け5の内装部近傍に移動している。この結果、軸受け5
の取付位置から分銅3と延設部30の重心位置G’まで
の距離が、従来比で大幅に短く成ったことにより、モー
タ1を運転させた時に、シャフト2に掛かる曲げモーメ
ントが小さく成る。
受け部10方向に延設して新たな分銅としての延設部3
0を設けたため、分銅3と延設部30との重心位置の和
である分銅全体の重心位置G’が、軸受け部10の軸受
け5の内装部近傍に移動している。この結果、軸受け5
の取付位置から分銅3と延設部30の重心位置G’まで
の距離が、従来比で大幅に短く成ったことにより、モー
タ1を運転させた時に、シャフト2に掛かる曲げモーメ
ントが小さく成る。
【0015】即ち、曲げモーメントが小さく成ったと云
うことは、シャフトの撓みによるスラスト力が減少し、
スラスト摩擦が大幅に減少すると云う効果に繋がってい
る。同時に、軸受け5の取付位置から重心位置G’まで
の距離が従来比で大幅に短く成ったため、モータ1に強
い衝撃が加えられた場合でも、シャフト2が極めて曲り
難く成ったと云う効果に繋がっている。
うことは、シャフトの撓みによるスラスト力が減少し、
スラスト摩擦が大幅に減少すると云う効果に繋がってい
る。同時に、軸受け5の取付位置から重心位置G’まで
の距離が従来比で大幅に短く成ったため、モータ1に強
い衝撃が加えられた場合でも、シャフト2が極めて曲り
難く成ったと云う効果に繋がっている。
【0016】次に、図3は本考案の第2実施例の斜視図
であり、図4はその部分切欠側面図であるが、本考案の
無線呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、軸受け
5を内装した円筒形の軸受け部10がモータハウジング
11の前端面より突設されており、後面中央に軸受け部
10が入り込める穴を有すると共に円周内の一部に長手
方向に鉛ピン32を打ち込んで成る合成樹脂製の円筒基
体31をその軸心でモータ1のシャフト2に取り付けて
成るものである。前記鉛ピン32は円筒基体31の全長
に匹敵する長さを有するため、第1実施例同様軸受け部
10方向に延設された、分銅としての延設部30が形成
されていることに成る。
であり、図4はその部分切欠側面図であるが、本考案の
無線呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、軸受け
5を内装した円筒形の軸受け部10がモータハウジング
11の前端面より突設されており、後面中央に軸受け部
10が入り込める穴を有すると共に円周内の一部に長手
方向に鉛ピン32を打ち込んで成る合成樹脂製の円筒基
体31をその軸心でモータ1のシャフト2に取り付けて
成るものである。前記鉛ピン32は円筒基体31の全長
に匹敵する長さを有するため、第1実施例同様軸受け部
10方向に延設された、分銅としての延設部30が形成
されていることに成る。
【0017】本実施例では、極く軽量な合成樹脂製の円
筒基体31の片側の半円に偏るように、円筒基体31に
鉛ピン32を打ち込んで成るため、これで偏心分銅とし
ての役目を担うことが出来、更に鉛ピン32が通ってい
る延設部30が、前記軸受け部10方向に延びているた
め、これによって分銅全体の重心位置G’を軸受け部1
0の軸受け5の内装部近傍に移動させることが出来るの
である。
筒基体31の片側の半円に偏るように、円筒基体31に
鉛ピン32を打ち込んで成るため、これで偏心分銅とし
ての役目を担うことが出来、更に鉛ピン32が通ってい
る延設部30が、前記軸受け部10方向に延びているた
め、これによって分銅全体の重心位置G’を軸受け部1
0の軸受け5の内装部近傍に移動させることが出来るの
である。
【0018】尚、合成樹脂製の円筒基体31の片側の半
円に偏るように鉛ピン32を打ち込んで分銅部としたこ
とにより生ずる本実施例独特の効果としては、次のよう
なことを挙げることが出来る。即ち、モータ1を運転さ
せても回転する分銅部に対しては云わば風当りが極めて
少なく、回転する分銅部の回りで風損を生ずることが殆
どない。この結果モータ1の回転数が増大して出力が増
加し、消費電力や騒音が減少している。
円に偏るように鉛ピン32を打ち込んで分銅部としたこ
とにより生ずる本実施例独特の効果としては、次のよう
なことを挙げることが出来る。即ち、モータ1を運転さ
せても回転する分銅部に対しては云わば風当りが極めて
少なく、回転する分銅部の回りで風損を生ずることが殆
どない。この結果モータ1の回転数が増大して出力が増
加し、消費電力や騒音が減少している。
【0019】次に、本考案の第3実施例を、図5の斜視
図、図6の部分切欠側面図を用いて説明する。本実施例
の無線呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、モー
タ1のシャフト2に樹脂基体33を偏重心状態で取り付
け、軸受け5を内装した円筒形の軸受け部10をモータ
ハウジング11の前端面より突設させ、前記樹脂基体3
3の後部に前記軸受け部10方向に分銅34を延設して
延設部30を形成して成るものである。
図、図6の部分切欠側面図を用いて説明する。本実施例
の無線呼出機用バイブレータの振動発生装置4は、モー
タ1のシャフト2に樹脂基体33を偏重心状態で取り付
け、軸受け5を内装した円筒形の軸受け部10をモータ
ハウジング11の前端面より突設させ、前記樹脂基体3
3の後部に前記軸受け部10方向に分銅34を延設して
延設部30を形成して成るものである。
【0020】本実施例のように構成することにより、新
しい重心位置G’を軸受け5の取付位置と云う正に理想
的な位置にまで持ってくることが可能と成る。
しい重心位置G’を軸受け5の取付位置と云う正に理想
的な位置にまで持ってくることが可能と成る。
【0021】尚、本考案は上述した実施例に限定されな
いから、軸受け部の突出の程度は希望の重心位置を勘案
して適宜決定すればよく、また分銅後部の延設部分に関
しても同様であり、分銅は延設部のみ比重の異なる素材
を利用するなど任意であり、分銅部全体の形状等も自由
に決定することが出来る。また軸受けを内装した軸受け
部をモータハウジングの前端面より突設させる構成を取
るのではなく、仮にモータハウジングの前部に余裕があ
れば、逆にモータハウジングの前端面を後退させ、相対
的に軸受け部を突出させるような構成も可能である。
尚、本考案の用途に関しても特に限定を受けないもので
ある。
いから、軸受け部の突出の程度は希望の重心位置を勘案
して適宜決定すればよく、また分銅後部の延設部分に関
しても同様であり、分銅は延設部のみ比重の異なる素材
を利用するなど任意であり、分銅部全体の形状等も自由
に決定することが出来る。また軸受けを内装した軸受け
部をモータハウジングの前端面より突設させる構成を取
るのではなく、仮にモータハウジングの前部に余裕があ
れば、逆にモータハウジングの前端面を後退させ、相対
的に軸受け部を突出させるような構成も可能である。
尚、本考案の用途に関しても特に限定を受けないもので
ある。
【0022】
【考案の効果】以上、本考案は、分銅付ロータの横移動
(スラスト)を低減させ、モータ内部でのシャフトの胴
付が軸受け端面に接触することにより生ずる摩擦を減少
させ、更に誤って落下させたような場合でもシャフトが
曲り難いようなバイブレータの振動発生装置を提供する
ため、モータのシャフトに分銅を偏重心状態で取り付け
て成る無線呼出機用バイブレータの振動発生装置に於い
て、軸受けを内装した軸受け部をモータハウジングの前
端面より突設し、分銅後部を前記軸受け部方向に延設し
て成るものとした。
(スラスト)を低減させ、モータ内部でのシャフトの胴
付が軸受け端面に接触することにより生ずる摩擦を減少
させ、更に誤って落下させたような場合でもシャフトが
曲り難いようなバイブレータの振動発生装置を提供する
ため、モータのシャフトに分銅を偏重心状態で取り付け
て成る無線呼出機用バイブレータの振動発生装置に於い
て、軸受けを内装した軸受け部をモータハウジングの前
端面より突設し、分銅後部を前記軸受け部方向に延設し
て成るものとした。
【0023】この結果、分銅の重心位置を軸受け部の軸
受け近傍に移動させることに成功し、モータが衝撃を受
けた場合でもシャフトが曲がり難いものと成り、分銅付
ロータの横移動(スラスト方向)をも低減させることに
成功し、シャフトの銅付とモータ内部の軸受けとの間に
発生する摩擦が軽減したことにより入力電流が押さえら
れ、ページャ内蔵乾電池の寿命も延ばすことができた。
受け近傍に移動させることに成功し、モータが衝撃を受
けた場合でもシャフトが曲がり難いものと成り、分銅付
ロータの横移動(スラスト方向)をも低減させることに
成功し、シャフトの銅付とモータ内部の軸受けとの間に
発生する摩擦が軽減したことにより入力電流が押さえら
れ、ページャ内蔵乾電池の寿命も延ばすことができた。
【図1】 本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】 同実施例の部分切欠側面図である。
【図3】 本考案の第2実施例の斜視図である。
【図4】 同実施例の部分切欠側面図である。
【図5】 本考案の第3実施例の斜視図である。
【図6】 同実施例の部分切欠側面図である。
【図7】 従来例の斜視図である。
【図8】 従来例の部分切欠側面図である。
1 モータ、2 シャフト、3 分銅、4 振動発生装
置、5 軸受け、6胴付、7 リード線、10 軸受け
部、11 モータハウジング、30 延設部、31 円
筒基体、32 鉛ピン、33 樹脂基体、34 分銅。
置、5 軸受け、6胴付、7 リード線、10 軸受け
部、11 モータハウジング、30 延設部、31 円
筒基体、32 鉛ピン、33 樹脂基体、34 分銅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/065 - 7/075
Claims (1)
- 【請求項1】 モータハウジングと、モータハウジング
の軸受け部に回転可能に支持されたシャフトと、シャフ
トの先端に偏重心状態で固定された分銅と、を含み、モ
ータと分銅とをシャフトで直結し、モータ回転をシャフ
トを介して直接分銅に伝える無線呼出機用バイブレータ
の振動発生装置において、 前記軸受け部をモータハウジングの先端面より突設し、 前記分銅は断面略半月状の偏重心形状を有し、 前記分銅の後部には、分銅と同一の半月状外径で、内周
部が軸受け部を避けた形状の延設部が前記軸受け部方向
に延設して設けられ、 前記分銅と延設部の全長はそれらの半月状外径に比して
十分に大きく設定され、 前記分銅及び延設部の半月状外径は筒状のモータハウジ
ングの外径とほぼ等しく設定されていることを特徴とす
る 無線呼出機用バイブレータの振動発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993048312U JP2595518Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 無線呼出機用バイブレータの振動発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993048312U JP2595518Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 無線呼出機用バイブレータの振動発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716573U JPH0716573U (ja) | 1995-03-17 |
JP2595518Y2 true JP2595518Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12799905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993048312U Expired - Lifetime JP2595518Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 無線呼出機用バイブレータの振動発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595518Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53163160U (ja) * | 1977-05-28 | 1978-12-20 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0310755U (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-31 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP1993048312U patent/JP2595518Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716573U (ja) | 1995-03-17 |
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