JP2595472B2 - ベッド等における上体支持補助装置 - Google Patents
ベッド等における上体支持補助装置Info
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- JP2595472B2 JP2595472B2 JP6277770A JP27777094A JP2595472B2 JP 2595472 B2 JP2595472 B2 JP 2595472B2 JP 6277770 A JP6277770 A JP 6277770A JP 27777094 A JP27777094 A JP 27777094A JP 2595472 B2 JP2595472 B2 JP 2595472B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、長期療養者や老人が、
ベッド等における床部のサイド側において、床面に足を
付けるようにして座った姿勢を支えるためのベッド等に
おける上体支持補助装置に関するものである。
ベッド等における床部のサイド側において、床面に足を
付けるようにして座った姿勢を支えるためのベッド等に
おける上体支持補助装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】老人や、長期療養者（以下、使用者とい
う）等、歩行が困難な者にとっては、歩行機能維持のた
めに、あるいは歩行機能の回復のために、立上り、歩行
訓練は不可欠のものである。そのために、多くは介助者
の手を借りて行っており、さもなければ、ベッドのサイ
ドフレームに設けた介助部材等を用いて行うようにして
いる。また、最近では、使用者自ら訓練ができるように
した機器類が提案されている。
う）等、歩行が困難な者にとっては、歩行機能維持のた
めに、あるいは歩行機能の回復のために、立上り、歩行
訓練は不可欠のものである。そのために、多くは介助者
の手を借りて行っており、さもなければ、ベッドのサイ
ドフレームに設けた介助部材等を用いて行うようにして
いる。また、最近では、使用者自ら訓練ができるように
した機器類が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな機能回復訓練用の機器類を使用するにあたり、使用
者は、先ず、身体をベッドにおける床部のサイド側まで
移動し、このサイド側において、上半身を起こした状態
で床面に足を付くように座った姿勢をとり、前記機器類
が傍らにもたらされるまで、待機する必要がある。この
ような姿勢を維持するのは、体力の損なわれた使用者に
とっては、大変な負担であり、支えがないと床面に転が
り落ちるおそれがあり、介助者の手を借りなければなら
ない。そのために、介助者が忙しいときは、訓練を行う
ことができず、また、いつまでも介助者をあてにしてい
たのでは、訓練が進まず、このような依頼心が機能回復
の遅れとなる場合もある。本発明はこのような背景か
ら、提案されたもので、使用者が、いつでも訓練に移行
できるように、ベッド等における床部のサイド側におい
て、床面に足を付くように座った姿勢を支えるためのベ
ッド等における上体支持補助装置を提供することを目的
とする。
うな機能回復訓練用の機器類を使用するにあたり、使用
者は、先ず、身体をベッドにおける床部のサイド側まで
移動し、このサイド側において、上半身を起こした状態
で床面に足を付くように座った姿勢をとり、前記機器類
が傍らにもたらされるまで、待機する必要がある。この
ような姿勢を維持するのは、体力の損なわれた使用者に
とっては、大変な負担であり、支えがないと床面に転が
り落ちるおそれがあり、介助者の手を借りなければなら
ない。そのために、介助者が忙しいときは、訓練を行う
ことができず、また、いつまでも介助者をあてにしてい
たのでは、訓練が進まず、このような依頼心が機能回復
の遅れとなる場合もある。本発明はこのような背景か
ら、提案されたもので、使用者が、いつでも訓練に移行
できるように、ベッド等における床部のサイド側におい
て、床面に足を付くように座った姿勢を支えるためのベ
ッド等における上体支持補助装置を提供することを目的
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ベッド等の床部のサイド側におい
て、使用者を起座した状態に支えるための上体支持補助
装置であって、使用者の腰部両側に対応する腰当て部
と、これら腰当て部を取り付けると共に使用者の背中を
支えるようにしたバックレストとを有し、前記腰当て部
に、ベッド等のサイドフレームにおける差し込み式側柵
等の取り付け穴に差し込むようにした基部支柱を装着す
ることを特徴とする。また、前述の構成において、前記
腰当て部をバックレストに対して折り畳み可能に構成す
ると共に、前記バックレストを折り畳み可能に構成した
ことを特徴とする。
ために、本発明は、ベッド等の床部のサイド側におい
て、使用者を起座した状態に支えるための上体支持補助
装置であって、使用者の腰部両側に対応する腰当て部
と、これら腰当て部を取り付けると共に使用者の背中を
支えるようにしたバックレストとを有し、前記腰当て部
に、ベッド等のサイドフレームにおける差し込み式側柵
等の取り付け穴に差し込むようにした基部支柱を装着す
ることを特徴とする。また、前述の構成において、前記
腰当て部をバックレストに対して折り畳み可能に構成す
ると共に、前記バックレストを折り畳み可能に構成した
ことを特徴とする。
【０００５】
【作用】ベッド等のサイドフレームにおける取り付け穴
から、差し込み式側柵を外して、取り付け穴をあけてお
き、介助者は、腰当て部およびバックレストを折り畳ん
だ状態から組立て、前記取り付け穴に、腰当て部に装着
した基部支柱を嵌合することで、装置をがたつかないよ
うに保持することができる。使用者は、床部のサイド側
に移動し、前記腰当て部およびバックレストで囲まれた
箇所に、腰を降ろし、床面に足を投げ出して床部上に座
る。使用者の上半身は、腰当て部およびバックレストに
よって、支えられるので、床部中央側に向かって倒れ込
んだり、前面、すなわち、床面に倒れ込んだりする危険
性はない。そのために介助者の援助は不要であり、訓練
機器類を直前までもたらされるまで、負担なく待機する
ことができ、訓練機器類を使用者の座った位置まで持っ
ていけば、使用者は、いつでも訓練に移行することがで
きる。なお、装置を使用していないときは、サイドフレ
ームにおける取り付け穴から、装置を取り外しておき、
腰当て部およびバックレストを折り畳むことができるの
で、嵩張らず保管が容易である。
から、差し込み式側柵を外して、取り付け穴をあけてお
き、介助者は、腰当て部およびバックレストを折り畳ん
だ状態から組立て、前記取り付け穴に、腰当て部に装着
した基部支柱を嵌合することで、装置をがたつかないよ
うに保持することができる。使用者は、床部のサイド側
に移動し、前記腰当て部およびバックレストで囲まれた
箇所に、腰を降ろし、床面に足を投げ出して床部上に座
る。使用者の上半身は、腰当て部およびバックレストに
よって、支えられるので、床部中央側に向かって倒れ込
んだり、前面、すなわち、床面に倒れ込んだりする危険
性はない。そのために介助者の援助は不要であり、訓練
機器類を直前までもたらされるまで、負担なく待機する
ことができ、訓練機器類を使用者の座った位置まで持っ
ていけば、使用者は、いつでも訓練に移行することがで
きる。なお、装置を使用していないときは、サイドフレ
ームにおける取り付け穴から、装置を取り外しておき、
腰当て部およびバックレストを折り畳むことができるの
で、嵩張らず保管が容易である。
【０００６】
【実施例】次に、本発明にかかるベッド等における上体
支持補助装置について、一実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下説明する。図１に、ベッド１に着脱自
在に装着できるようにした、上体支持補助装置２を示
す。この上体支持補助装置２は、ベッド１の床部３のサ
イド側において、使用者を起座した状態に支えるための
ものであって、使用者の腰部両側に対応する腰当て部４
と、これら腰当て部４を取り付けると共に使用者の背中
を支えるようにしたバックレスト５とを有し、前記腰当
て部４に、ベッド１のサイドフレーム６における差し込
み式側柵等の取り付け穴７に差し込むようにした基部支
柱８をそれぞれ備えている。前記腰当て部４は、基部支
柱８と共にバックレスト５に、折り畳み可能に取り付け
られていて、折り畳み状態から拡げるとそれぞれの腰当
て部４の間隔は、サイドフレーム６における取り付け穴
７の間隔に対応している。前記バックレスト５も腰当て
部４を取り付けた側に折り畳み可能に構成しており、バ
ックレスト５の高さは、ちょうど使用者の片ぐらいまで
の寸法を有している。
支持補助装置について、一実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下説明する。図１に、ベッド１に着脱自
在に装着できるようにした、上体支持補助装置２を示
す。この上体支持補助装置２は、ベッド１の床部３のサ
イド側において、使用者を起座した状態に支えるための
ものであって、使用者の腰部両側に対応する腰当て部４
と、これら腰当て部４を取り付けると共に使用者の背中
を支えるようにしたバックレスト５とを有し、前記腰当
て部４に、ベッド１のサイドフレーム６における差し込
み式側柵等の取り付け穴７に差し込むようにした基部支
柱８をそれぞれ備えている。前記腰当て部４は、基部支
柱８と共にバックレスト５に、折り畳み可能に取り付け
られていて、折り畳み状態から拡げるとそれぞれの腰当
て部４の間隔は、サイドフレーム６における取り付け穴
７の間隔に対応している。前記バックレスト５も腰当て
部４を取り付けた側に折り畳み可能に構成しており、バ
ックレスト５の高さは、ちょうど使用者の片ぐらいまで
の寸法を有している。
【０００７】次に、前記訓練機器類の一例として、自立
テーブル１０を挙げ、説明する。この自立テーブル１０
は、一対の基枠１１の両端部にロック機構付のキャスタ
１２ａと、キャスタ１２ｂを設け、前記基枠１１の中間
部に中空支柱１３を、一体的に立設し、これら中空支柱
１３に、進退可能に支軸１４を設けて支軸１４の上端部
にテーブル板１５を取り付け保持し、前記テーブル板１
５の支軸１４を前記中空支柱１３から引き出し、押し込
みながら、高さ調節固定部材１６によって、テーブル板
１５を所望の高さに調節できるように構成したものであ
る。前記テーブル板１５は、平面形状が使用者の腹部が
当接するような凹部１７を有する略扇形状のものであ
る。この凹部１７の両側に突出する部位は、上肢を乗せ
ることができるようにした肘乗せ部１８としている。
テーブル１０を挙げ、説明する。この自立テーブル１０
は、一対の基枠１１の両端部にロック機構付のキャスタ
１２ａと、キャスタ１２ｂを設け、前記基枠１１の中間
部に中空支柱１３を、一体的に立設し、これら中空支柱
１３に、進退可能に支軸１４を設けて支軸１４の上端部
にテーブル板１５を取り付け保持し、前記テーブル板１
５の支軸１４を前記中空支柱１３から引き出し、押し込
みながら、高さ調節固定部材１６によって、テーブル板
１５を所望の高さに調節できるように構成したものであ
る。前記テーブル板１５は、平面形状が使用者の腹部が
当接するような凹部１７を有する略扇形状のものであ
る。この凹部１７の両側に突出する部位は、上肢を乗せ
ることができるようにした肘乗せ部１８としている。
【０００８】本発明にかかるベッド等における上体支持
補助装置２は以上のように構成されるものであり、次
に、その上体支持補助装置２の操作および作用を説明す
る。ベッド１のサイドフレーム６から、差し込み式側柵
を外して、取り付け穴７をあけておく。介助者は、腰当
て部４およびバックレスト５を折り畳んだ状態から組立
て、前記取り付け穴７に、腰当て部４に設けた一対の基
部支柱８を差し込むことで、がたつかないように保持す
ることができる。使用者は、床部３のサイド側に移動
し、前記腰当て部４およびバックレスト５で囲まれた箇
所に、腰を降ろし、床面に足を投げ出して床部３上に座
る。これによって、使用者の上半身は、腰当て部４およ
びバックレスト５により支えられるので、床部３中央側
に向かって倒れ込んだり、前面、すなわち、床面に倒れ
込んだりする危険性はない。そのために介助者の援助は
不要であり、自立テーブル１０を直前までもたらされる
まで、負担なく待機することができ、介助者は、自立テ
ーブル１０を使用者の座った位置まで持っていけば、使
用者は、いつでも訓練に移行することができる（図２参
照）。なお、この体勢で、自立テーブル１０をテーブル
として使用することも可能である。そのときは、基枠１
１のキャスタ１２ａをロックするようにする。
補助装置２は以上のように構成されるものであり、次
に、その上体支持補助装置２の操作および作用を説明す
る。ベッド１のサイドフレーム６から、差し込み式側柵
を外して、取り付け穴７をあけておく。介助者は、腰当
て部４およびバックレスト５を折り畳んだ状態から組立
て、前記取り付け穴７に、腰当て部４に設けた一対の基
部支柱８を差し込むことで、がたつかないように保持す
ることができる。使用者は、床部３のサイド側に移動
し、前記腰当て部４およびバックレスト５で囲まれた箇
所に、腰を降ろし、床面に足を投げ出して床部３上に座
る。これによって、使用者の上半身は、腰当て部４およ
びバックレスト５により支えられるので、床部３中央側
に向かって倒れ込んだり、前面、すなわち、床面に倒れ
込んだりする危険性はない。そのために介助者の援助は
不要であり、自立テーブル１０を直前までもたらされる
まで、負担なく待機することができ、介助者は、自立テ
ーブル１０を使用者の座った位置まで持っていけば、使
用者は、いつでも訓練に移行することができる（図２参
照）。なお、この体勢で、自立テーブル１０をテーブル
として使用することも可能である。そのときは、基枠１
１のキャスタ１２ａをロックするようにする。
【０００９】ここで、自立テーブル１０において、テー
ブル板１５の支軸１４を前記中空支柱１３から引き出
し、または押し込みながら、高さ調節固定部材１６によ
って、テーブル板１５を所望の高さに調節固定し、使用
者の腹部にテーブル板１５の凹部１７を当接させ、使用
者は、テーブル板１５の肘乗せ部１８に上肢を乗せてこ
れを支えとして立上がることができる。
ブル板１５の支軸１４を前記中空支柱１３から引き出
し、または押し込みながら、高さ調節固定部材１６によ
って、テーブル板１５を所望の高さに調節固定し、使用
者の腹部にテーブル板１５の凹部１７を当接させ、使用
者は、テーブル板１５の肘乗せ部１８に上肢を乗せてこ
れを支えとして立上がることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ベッド等
における床部のサイド側に、床面に足を付けるように座
った姿勢を支えることができるので、使用者への負担も
軽く、介助者の補助がなくても、転がり落ちるようなこ
とはないので、安心して自らが、立上がることができる
と共に、自立心を喚起することができ、機能回復、維持
に大きな効果がある。
における床部のサイド側に、床面に足を付けるように座
った姿勢を支えることができるので、使用者への負担も
軽く、介助者の補助がなくても、転がり落ちるようなこ
とはないので、安心して自らが、立上がることができる
と共に、自立心を喚起することができ、機能回復、維持
に大きな効果がある。
【００１１】
【図１】本発明にかかる上体支持補助装置の構成、並び
にベッドへの取り付け構造を示した外観斜視説明図であ
る。
にベッドへの取り付け構造を示した外観斜視説明図であ
る。
【図２】本発明にかかるベッド等における上体支持補助
装置によって、上半身を支え、自立テーブルを近づけて
歩行訓練を行うところを示す側面説明図である。
装置によって、上半身を支え、自立テーブルを近づけて
歩行訓練を行うところを示す側面説明図である。
１ ベッド ２ 上体支持補助装置 ３ 床部 ４ 腰当て部 ５ バックレスト ６ サイドフレーム ７ 取り付け穴 ８ 基部支柱 １０ 自立テーブル １１ 基枠 １２ａ、１２ｂ キャスタ １３ 中空支柱 １４ 支軸 １５ テーブル板 １６ 高さ調節固定部材 １７ 凹部 １８ 肘乗せ部
Claims (2)
- 【請求項１】 ベッド等の床部のサイド側において、
使用者を起座した状態に支えるための上体支持補助装置
であって、使用者の腰部両側に対応する腰当て部と、こ
れら腰当て部を取り付けると共に使用者の背中を支える
ようにしたバックレストとを有し、前記腰当て部に、ベ
ッド等のサイドフレームにおける差し込み式側柵等の取
り付け穴に差し込むようにした基部支柱を装着すること
を特徴とするベッド等における上体支持補助装置。 - 【請求項２】 前記腰当て部をバックレストに対して
折り畳み可能に構成すると共に、前記バックレストを折
り畳み可能に構成したことを特徴とする請求項１記載の
ベッド等における上体支持補助装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6277770A JP2595472B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ベッド等における上体支持補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6277770A JP2595472B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ベッド等における上体支持補助装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131489A JPH08131489A (ja) | 1996-05-28 |
| JP2595472B2 true JP2595472B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17588089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6277770A Expired - Fee Related JP2595472B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ベッド等における上体支持補助装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595472B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP6277770A patent/JP2595472B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08131489A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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