JP2595426B2 - 医薬品,医療用具品用の積層ゴム栓 - Google Patents

医薬品,医療用具品用の積層ゴム栓

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JP2595426B2
JP2595426B2 JP4249057A JP24905792A JP2595426B2 JP 2595426 B2 JP2595426 B2 JP 2595426B2 JP 4249057 A JP4249057 A JP 4249057A JP 24905792 A JP24905792 A JP 24905792A JP 2595426 B2 JP2595426 B2 JP 2595426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品,医療用具用積層
ゴム栓に関し、詳しくは医薬品用容器、医療用具用器具
類の一部に用いられるゴム状弾性体からなる積層ゴム栓
であって、日本薬局方、厚生省告示等において規定され
る試験法の規格値、基準に適合できる衛生性に優れた積
層ゴム栓に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品用容器、医療用具用器具等に付随
するゴム状弾性体としては、天然ゴム(「NR」と略
す)、イソプレンゴム(「IR」と略す)、ブタジエン
ゴム(「BR)、スチレン−ブタジエンゴム(「SB
R」と略す)、イソブチレンゴム・イソプレン共重合体
(「IIR」と略す)、さらにIIRのハロゲン化ゴム
(「BIIR」,「CIIR」と略す)、熱可塑性エラ
ストマー等が使用されている。熱可塑性エラストマーに
関しては、スチレン・イソプレン又はブタジエンの共重
合体並びに該共重合体の水素添加物を医薬品容器の栓体
とする技術(特開昭59−28965号、特公平2−3
493号、特公昭57−26782号、特公平2−42
96号各公報)、熱可塑性エラストマーとIIRとの混
合物をゴム栓とした技術(特開昭59−28965号公
報)、イソプレンユニット含量が20〜80モル%のゴ
ムを用いてなる医薬品用ゴム栓(特開平2−53843
号公報)などがある。
【0003】上記した技術ではゴム及びゴム配合剤を如
何に研究改良しても、加硫ゴム表面からゴム及びゴ配合
剤が溶出物として剥離し、有害物として薬を汚染した。
従って加硫ゴム表面をフッ素樹脂、PE又はPP樹脂フ
ィルムで積層して包むことにより、ゴム表面からの溶出
物の剥離を防止し、薬液の汚染を防止することが考えら
れた。このような架橋したゴムの表面に樹脂フィルムを
積層する技術として、例えば加硫ゴムにポリプロピレン
(「PP」と略す)のフィルムを積層した技術(実公昭
44−5751号、同44−27753号公報)、更に
特性の優れたフッ素樹脂を全面に被覆してなる栓(実公
昭45−17831号公報)、薬液面を三フッ化エチレ
ン樹脂で包んでなるゴム栓(実公昭49−21346号
公報)、ゴム栓表面特に薬液面をフッ素樹脂フィルムに
て積層するゴム栓の製造法(特公昭52−1355号、
同54−9119号、同57−53184号、特開昭6
1−272134号、特開平2−23961号各公
報)、またIIRにフッ素ゴムを積層してなるゴム栓
(特公昭63−43104号、実開昭55−47850
号各公報)等である。なお、超高分子量ポリエチレンシ
ートでゴム栓面を包んだゴム栓(特開平3−14344
6号、同3−270928号、同3−96328号各公
報)も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように積
層した樹脂フィルムはゴム面との接着力がなく、容易に
剥離してしまった。また、樹脂フィルムとゴム表面との
接着力を強固にする技術として特殊な樹脂面処理技術が
存在するものの、これは非常に高度な技術であって、経
済性の点で問題がある。本発明は上記した問題点を解消
し、ゴム表面に極めて簡単な方法でしかも強力に接着で
きる樹脂フィルムであって、しかも医薬的、化学的に不
活性であると共に各種公定書の試験規格を満足できる樹
脂フィルムを見いだすことを課題としてなされたもので
あり、これを積層してなる医薬品用、医療用具用の積層
ゴム栓を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題をするための手
段として、本発明はオレフィン系熱可塑性エラストマー
組成物をゴム栓表面に積層してなる医薬品,医療用具品
用積層ゴム栓において、該オレフィン系熱可塑性エラス
トマー組成物がオレフィン系樹脂類の1種以上とオレフ
ィン系ゴム類1種以上との混合物からなることを特徴と
する積層ゴム栓を提供する。また、本発明において前記
オレフィン系樹脂類及び/又は前記オレフィン系ゴム類
がその高分子体の少なくとも一部分を架橋されたもので
あることも特に好ましい実施態様である。また更に、本
発明において前記オレフィン系樹脂類及び/又は前記オ
レフィン系ゴム類が、結晶体、グラフト体、ブロック
体、ランダム体、架橋体、イオン結合体から選ばれる1
種以上からなるものであることも特に好ましい実施態様
である。
【0006】
【作用】本発明にいう熱可塑性エラストマー(Termopla
stic Elastomer;TPE)とは、常温ではゴム状弾性体
として振る舞い、且つ高温で可塑化して成形できる一群
の高分子材料をいい、該高分子の構成は硬質相〔ハード
セグメント,結晶体,ガラス(分子の規則的な配列部
分),架橋体など、A相という〕と軟質相(ソフトセグ
メント,非結晶でゴム弾性体、B相という)から成り立
っており、使用温度においては架橋ゴムと同様に挙動
し、加工温度においては一般の熱可塑性樹脂と同様な挙
動を示すように分子設計されたエラストマーである。本
発明の「オレフィン系熱可塑性エラストマー」(「OT
PE」と略する)においてはオレフィン系樹脂がA相を
形成し、オレフィン系ゴムがB相を形成する。本発明は
オレフィン系樹脂類をオレフィン系ゴム類と混合してO
TPE組成物とし、さらには改質したOTPE組成物に
して、フィルムとしてゴム栓に積層してなるものであ
る。
【0007】本発明のOTPEを構成するB相のオレフ
ィン系ゴムとしては、エチレン−α−オレフィン系共重
合体、例えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン三元あるいは多元共重
合体ゴム、エチレン−ブタジエン共重合体ゴム、エチレ
ン−1−ブテン共重合体ゴム、エチレン−1−ブテン−
非共役ジエン多元共重合体ゴムなどの、エチレンと炭素
数3〜8のα−オレフィンを主成分とする実質的に非結
晶質の共重合体ゴム又はそれらの混合物体で、エチレン
含有量は35〜85重量%のものが望ましい。このうち
エチレン−プロピレン共重合体(「EPR」と略す)、
エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体
(「EPDM」と略す)で、一般的には有機溶剤中にて
チーグラー・ナッタ系触媒を使用し、分子配列を不規則
にしてゴム弾性を呈するように分子設計する。非共役ジ
エンとしては、例えばジシクロペンタジエン、5−エチ
リデン−2−ノルボルネン、1,4−ヘキサジエン、メ
チルノルボルネンなどを使用することが多い。これらの
共重合体はムーニー粘度〔ML1+4 (100℃)〕のも
のが40〜180が本発明には適しており、ヨウ素価
(不飽和度、即ち第3成分の非共役ジエンモノマーの含
有量を示す)16以下であることが好ましい。その他の
ゴムとして、ポリイソプレン(IR)又はIRの水素添
加物、ポリブタジエン(BR)、スチレン−ブタジエン
共重合体特にブロック共重合体、スチレン−アクリルニ
トリル共重合体の水素添加物などが挙げられる。これら
のオレフィン系ゴムは衛生的でゴム弾性を示す高分子体
として、OTPE中のB相を形成する弾性体となる。
【0008】本発明のOTPEを構成するA相のオレフ
ィン系樹脂としては、低密度、高密度のポリエチレン、
線状低密度ポリエチレン、エチレンとプロピレン、1−
ブテン、1−ペンテン、4−メチル−ペンテン、1−ヘ
キセンなどのα−オレフィンとの共重合体、ポリプロピ
レンなどが挙げられる。ポリプロピレンとして、85重
量%以上のプロピレンと少量のα−オレフィンとのラン
ダム又はブロック共重合体〔チーグラー・ナッタ系触
媒、中でも新しい触媒成分(Mg,Ti,Al,V,Z
rなど)を組み合わせて合成する技術(例えば特開昭5
8−45209、同58−23816、同59−215
304各号公報など)〕がある。結晶性アイソタクチッ
ク、シンジオタクチック形状を持つポリプロピレンが好
ましい。80重量%以上の1−ブテンと少量のα−オレ
フィンとの結晶性共重合体、80重量%以上の4−メチ
ル−1−ペンテンと少量のα−オレフィンとの結晶性共
重合体がA相を呈する。本発明のOTPEにおいては前
記した高分子体内に形成した結晶体、架橋体、ブロック
体、ランダム体、グラフト体、イオン結合体などがA相
を呈するが、特に限定されるところはなくいかなる構造
体であってもよい。
【0009】本発明のOTPEの製造方法を大別する
と、次の三種に分けられる。 1)高分子体の重合時にA相とB相を有する高分子体とす
る方法(多段重合法)。 2)オレフィン系ゴムの一種類以上と、結晶成分を有する
オレフィン系樹脂の一種類以上を混合する方法(混合
法)。 3)オレフィン系ゴムとオレフィン系樹脂の各々一種以上
を部分架橋、動的架橋を行って、A相とB相等を形成す
る方法(架橋法)。
【0010】本発明に係るOTPEはA相とB相とが共
存する高分子体で、B相内にA相の存在することによっ
て、フィルムに成形しゴム栓に積層するに耐え得る引張
強さ、伸び、弾性を有するといった物理的性質を持つ。
但し、A相を構成している分子間の結合力、分子の種類
と数量といったものと、B相との関係は複雑で、A相を
簡単に規定することはできない。本発明者らが積層ゴム
栓製造の観点から検討した結果では、A相とB相のなす
海と島のからみあいが強いもの、またA相が比較的多量
に存在するもの、粒子形の小さいOTPE組成物が、本
発明のOTPEとして好ましい高分子体であった。
【0011】本発明のOTPEの製法として、多段重合
法による場合、種々の無機系触媒(Mg,Al,Ti系
触媒など)と有機系触媒を組合せて、エチレン及び/ま
たはプロピレンなどを重合して、B相中にA相(特に結
晶体)、又はA相とB相のブロック体,ランダム体が分
布した高分子体を重合する。エチレンの結晶体量5〜4
5重量%、プロピレンの結晶体量1〜30重量%程度で
ある(文献:特開昭58−23816号公報、同58−
45209号公報、同59−215304号公報、特開
昭61−233032号公報)。
【0012】本発明のOTPEの製法として、混合法に
よる場合、装置にニーダー、バンバリー、一軸又は二軸
押出機を使用して、不活性ガス(窒素、炭酸ガスなど)
を使用して、温度150〜210℃で行なう。B相に汎
用ゴム類(好ましくはEPDM,EPR)、A相にオレ
フィン系樹脂で結晶体、ブロック体、グラフト体、ラン
ダム体、架橋体、イオン結合体などを有する高分子体を
使用する。
【0013】本発明のOTPEの製法として、架橋法に
よる場合を説明する。架橋には有機過酸化物による架
橋、電子線を用いる架橋があり、また装置により静的架
橋(金型,押出物を電子線照射する方法による)と動的
架橋(ニーダー,バンバリー,一軸又は二軸押出機を使
用する方法による)に分けられるが、本発明においては
不活性ガス中で動的架橋する方法が好ましい。架橋手段
としては以下のように分類される。 イ)オレフィン系ゴムとオレフィン系樹脂に架橋剤を混
合した後に動的に架橋する方法。 ロ)オレフィン系ゴムを架橋した後にオレフィン系樹脂
を混合する方法。 ハ)予め架橋剤をEPRに混合した後に、イ)の方法で
架橋する方法。 ニ)予め架橋剤を溶媒に溶解したものを、イ)の方法で
架橋する方法。 ホ)イ)の方法、ロ)の方法を繰り返す多段架橋方法。 ヘ)その他 いずれにしても架橋温度は160〜250℃で、1〜1
2分間熱処理する。
【0014】本発明に係るOTPEの合成に使用する架
橋剤としては、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメ
チル−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシ
ン−3、1,3−ジ(t−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチル
ペルオキシ)バレレート、t−ブチルペルオキシイソプ
ロピルカルボナートなどに、配合量はOTPEに対し、
0〜1.5重量%である。
【0015】なお、オレフィン系樹脂のある種のものは
架橋剤によって熱分解する場合がある。例えばアイソタ
クチックポリプロピレン、エチレンと少量のプロピレン
との共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロ
ピレン−1−ヘキセン共重合体、プロピレン−4−メチ
ル−1−ペンテン共重合体などである。また、本発明に
使用できる非架橋型炭化水素系ゴム類としては、プロピ
レン(70重量%)−エチレン共重合体、プロピレン
(70重量%)−ブテン共重合体などがある。
【0016】また、ポリイソブチレン、イソプレン−イ
ソブチレン共重合体を本発明に配合して有機過酸化物と
反応させると、架橋を行なうことなく、軟化の作用を呈
する。但し、塩素化又は臭素化イソプレン−イソブチレ
ン共重合体(CIIR又はBIIR)、イソプレン−イ
ソブチレン−ジエンの三元共重合体は、前記EPR、E
PDMなど同様に有機過酸化物で架橋してB相と架橋A
相を形成する。
【0017】本発明のOTPE組成物からなるフィルム
に添加する老化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール(BHT)、オクタデシル−
3−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチル
フェニル)プロピオネート(商品名イルガノックス10
76、チバガイギー社製)、テトラキス〔メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕メタン(商品名イルガノックス101
0、チバガイギー社製)、トコフェノール、4,4′−
チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)
(商品名アンテージRC、川口化学社製)、ジステアリ
ル−チオジプロピオネート(商品名アンチゲンTPS、
住友化学製)、ペンタエリスリトールテトラキス(β−
ラウリルチオプロピオネート)(商品名スミライザーT
PD、住友化学社製)、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼン(商品名アイオノックス33
0、ICI社製)、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト(商品名イルガノックス168、
チバガイギー社製)等を挙げることができる。これらの
老化防止剤の添加量はOTPE組成物100重量部に対
し0.005〜1重量部であり、1種以上を併用するこ
とができる。
【0018】架橋助剤としては、例えば1,2−ポリブ
タジエン、トリアリルイソシアヌレートなどをOTPE
組成物100重量部に対し0〜10重量部用いる。
【0019】また、本発明のOTPE組成物のフィルム
の成形を容易にするための加工助剤を用いることがで
き、例えばシリコン油、脂肪酸、脂肪酸エステル類など
を挙げることができる。
【0020】本発明のOTPE組成物は医薬品、医療用
具に用いるものであるので、物理的特性と共に、衛生的
な特性を満足することが必須要件として求められる。本
発明のOTPEの特性としてと、フィルムの成形、ゴム
栓の積層技術上の点からピカット軟化点が100℃以上
なるOTPE組成物が好ましい。軟化点100℃以下で
はゴム栓積層中のフィルムの破断率が高く、不良製品が
多くなり、経済上好ましくない。併し、ピカット軟化点
で100℃以上の樹脂としては、高密度ポリエチレン
(119〜128℃)超高分子量ポリエチレン(134
℃)、ポリブテン−1(113〜121℃)、ポリプロ
ピレン(119〜128℃)、ポリメチルペンテン(1
73℃)などが市販されている。但し、これらの樹脂フ
ィルムで積層ゴム栓を成形すると薬に影響する点、ゴム
栓への針刺し性、ゴム面上に積層の際のオレフィン接着
性、加工性などの項目で何らかの問題を生じる。
【0021】衛生性に関しては、OTPEの重合時の触
媒の残存の種類と量、オリゴマーの性質、種類と量、な
どが本発明の実施にあたり注意を要する点である。本発
明では試験法として0.5重量%炭酸ソーダ溶液に浸
し、加熱後の液の可視部透過率を90%以上なるOTP
Eを選択し、高分子体の素材としてゴム栓の積層フィル
ムとすることにある。従って、公知のOTPE又はOT
PE組成物を本発明に適用する場合は、上記した衛生性
とピカット軟化点から選択される。
【0022】本発明においてOTPE組成物を積層され
るゴムとしては、天然ゴム、IR、IIR、SBR、B
R、EPDM、CR、NBRなどの汎用されるゴムを適
用できる。この理由としては、本発明に係るOTPE組
成物は薄いフィルムであってもゴム表面に強く接着し、
当該ゴム表面に包むことができるので、ゴム内の配合
剤、例えば加硫剤、加硫促進剤、補強剤、加工助剤なで
が溶出することがない。すなわち、ゴム内の非衛生的な
不純物が当該ゴム製品の外部接触物(医薬品や血液な
ど)に溶出し、汚染することがない点にある。その上、
該OTPEフィルムは柔軟で弾性を有するフィルムであ
り、積層されたゴムと同等の柔軟性、弾性を保持する点
も特長とする。
【0023】本発明において、OTPE組成物をゴム栓
に積層する技術は、この種分野で公知のいずれの手段に
よってもよい。後記する実施例中にも具体的な方法を示
す。本発明において積層されるOTPE組成物層は、
0.2〜1.2mm厚さのフィルムが好ましい。
【0024】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 〔実施例1〜実施例5〕約1000mlの加圧ニーダー
を使用し、温度170〜185℃にて表2に示す高分子
体を混練し、約2〜5mm形体のペレットを作り、次に
Tダイを使用して、厚さ0.5〜0.8mmのフィルム
体を作った。別に、表1に示すBRゴム配合を日本ゴム
協会標準規格に準拠してゴム配合ロールにてゴム配合生
地を作った。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表2における〜は以下の通り。 エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン非
共役エラストマー、エチレン75重量%、ヨウ素価1
5、ML1+4 100℃ 90 プロピレン−エチレン−ブロック共重合体(3段重
合体物でエチレン比率0/6.1/35、重合比率3
3:15:52)MFR0.24g/10分 230℃ プロピレン−エチレン−ブロック共重合体、エチレ
ン量11重量%、MFR1.8g、商品名 三菱ノーブ
レンBC8、三菱油化(株)製。 プロピレン−エチレン共重合体、エチレン量15.
5重量%、MFR1.2g プロピレンと4−メチルペンテン−1との共重合体
メチルペンテン16重量%、MFR5g 2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン−3 商品名イルガノックス1010、チバガイギー社
製、 JIS K6301により、破断時引張強さを
B 、破断時伸びをEB とする。 をエチルヘキセンに溶解して、,の混合樹脂
に添加し、窒素ガス雰囲気下に温度190±10℃で5
分間混練り及び架橋し、同状態でロール温度90±3℃
にて5時間、約20〜50Torrで5時間回転した後
に、Tダイにてフィルム状にした。
【0028】成形した樹脂フィルムの積層方法は、本発
明者らが既に特開昭61−272134号公報、同62
−176450号公報にて提案した製法に準拠した。即
ちゴム栓脚に対応した凹部を有する金型面上に成形した
樹脂フィルムを置き、その上にBR配合ゴムシートと上
金型を置いて、温度150℃で12分間加圧してゴム栓
脚部を成形する。次に前記金型より凹形の深い金型内に
前のゴム栓脚部を置き、BR配合ゴム、次に成形した樹
脂フィルムを置いて、ゴム栓のフランジ形の凹形の金型
を置いて、温度150℃で15分間加圧してゴム栓の成
形と同時に樹脂フィルムを積層し、樹脂フィルム積層ゴ
ム栓を成形した。得られた積層ゴム栓の、実施例1、2
のものは、2種類のゴムと樹脂を混合した組成物からな
るフィルムを積層し、積層ゴム栓の成形上の不良率は約
4%(ゴム栓16個×3回の加硫試験)であった。実施
例5は樹脂重合時にA相とB相が適当に分布し、A相も
小さくいために、成形上の不良率は約5%であった。実
施例3,4の不良率は約2%である。不良率は樹脂フィ
ルムの破損でゴム面との接着不良はない。
【0029】〔実施例6〜実施例12〕EPDM、PP
系樹脂の種類を表3に示す。該樹脂類を加圧ニーダーで
170±5℃で約8分間窒素雰囲気下で混練りを行い、
ペレットを作り、次に架橋剤その他添加物を混合して、
架橋は混合押出機を使用し、200±3℃で約3分間熱
処理し、冷却し、Tダイロール通しを行って、厚さ0.
6mmフィルムにした。
【0030】
【表3】
【0031】表3において10) 〜34) は以下の通り。 10) エチレン−プロピレン−5−エチリデンノルボルネ
ン共重合体、エチレン量76重量%、ML1+4 150、
ヨウ素価15 11) ポリエチレンテレフタレート、商品名パイロアロイ
CA、東洋紡績(株)製 12) エチレン−プロピレン−ジシクロペンタン共重合
体、エチレン量78重量%、ML1+4 90 13) エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体、エチレン量70重量%、ML1+4 60 14) ポリプロピレン、MFR10、三井石油化学工業
(株)製 15) ポリ−4−メチル−ペンテン、MFR26、商品名
TPX、三井石油化学工業(株)製 16) エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エ
チレン量90重量%、MFR3 17) プロピレン−エチレン共重合体 エチレン量43重
量%、MFR4 18) ジビニルベンゼン 19) ポリブテン−1、MFR20、商品名ビスタネック
スMML、エッソ化学(株)製 20) n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)
バレレート 21) 熱処理架橋物と17) を二軸押出機にて210℃、5
分間処理し、冷却してシートとする方法による 22) 熱処理架橋した後に、再度架橋剤、老化防止剤を混
合して二軸押出機にて混練りした後、冷却してTダイに
てシートにする方法による 34) JIS K7206に準拠した。
【0032】上記で得たOTPEフィルムを積層した、
図3に示す注射器の滑栓を成形した。即ち、滑栓13の
形の凹形を有する下金型面上に、該OTPEフィルムを
置き、その上に実施例1の表1のBR配合ゴム、更に押
し棒先端14の形状の突起を有する上金型を置いて、温
度145℃で20分間加圧して、本発明のOTPEフィ
ルムを積層した滑栓を成形した。実施例6〜12の各O
TPEフィルムの積層状態は不良率2%程度(金型内1
6個を3枚作成)であった。
【0033】〔実施例13〜実施例19〕小型加圧ニー
ダーにて表4に示す高分子体を温度140〜170℃で
混練り、それに架橋剤、老化防止剤を添加して温度18
0〜200℃でゴムを一部架橋し、均一なるエラストマ
ー組成物として、ペレット状態にし、Tダイを使用して
厚さ0.5〜0.6mmのOTPEフィルムを成形し
た。
【0034】
【表4】
【0035】表4中の23) 〜33) の意味するところは以
下の通り。 23) エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体、エチレン量73重量%、ML1+4 90、ヨウ素
価16 24) エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共
重合体、エチレン量67重量%、ML1+4 83、ヨウ素
価26 25) プロピレン−エチレンランダム共重合体、エチレン
量3重量%、MFR7、商品名 三菱ノーデルFU4、
三菱油化(株)製 26) 結晶性ポリプロピレン MFR7 27) 1,2−ポリブタジエン(1,2−ビニル結合 9
0重量%)、商品名1,2−RB、日本合成ゴム(株)
製 28) エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン量83重
量%、MFR0.9g、日本石油(株)製 29) シス−ポリイソプレン(IR) 30) ジ(t−ブチルパーオキシ)ジプロピルベンゼン 31) 2,6−ジ(t−ブチル−p−クレゾール)〔BH
T〕 32) エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アクリル
酸エステル7.0重量%、MFR5gを混合、200±
5℃の押出機を通した後、Tダイにてフィルムとした。 33) 架橋剤、老化防止剤を予めエチレン・プロピレンゴ
ムに混練りしたものを使用した。 34) JIS K7206に準拠した。 以上により、成形した樹脂フィルムを使用し実施例1と
同様に積層したゴム栓(図4)を成形した。実施例13
〜実施例19の各ゴム栓の積層状態は良好である。不良
率は1%以下である。
【0036】〔実施例20〜実施例24及び比較例1〜
3〕表5に示す高分子体を1000mlの小型ニーダー
で温度160〜180℃にて混練りし、次に架橋剤、老
化防止剤を加え、温度180〜200℃で一軸押出機で
窒素ガス雰囲気下にて一部架橋し、冷却しTダイを通し
て厚さ0.5〜0.6mmのフィルムにした。
【0037】
【表5】
【0038】表5において、(1)〜(15) の意味すると
ころは以下の通り。 (1) エチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合体、エチレン量74重量%、ML1+4 88、ヨウ
素価15 (2) プロピレン−エチレン−ブロック共重合体、エチ
レン量10重量%、MFR0.5、ブロック率90% (3) エチレン−ブテン−1共重合体、MFR6.6、
商品名タフマーA、三井石油化学(株)製、 (4) 超高分子量ポリエチレンフィルム、日産化学
(株)製 (5) ポリプロピレンフィルム (6) 結晶性エチレン−プロピレン−ブロック共重合
体、エチレン量2.5重量%、MFR0.6 (7) トリアリルイソシアヌレート、商品名TAIC、
日本化成(株)製 (8) メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、商
品名 SH6030、トーレシリコーン社製 (9) ポリブタジエン、商品名 ジエンMF35A、旭
化成(株)製 (10) 1,2−ビニルポリブタジエンの水素添加物 (11) イソプレン−イソブタジエン共重合体(IIR) (12) 1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン (13) n−オクタデシル−β−(4′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート (14) (6)と架橋剤を1/2に分けて添加する。即ち2
回架橋熱処理を行なう。 (15) JIS Z1707(食品包装用プラスチックフ
ィルム)
【0039】以上で成形したOTPEフィルムについて
実施例1と同様にして本発明の実施例20〜実施例24
のOTPEフィルム積層ゴム栓を製造した。各実施例の
フィルムはゴム栓に強く接着し、積層ゴム栓の製造収率
は2%程度であった。比較例として、超高分子量ポリエ
チレンとPPの市販フィルムを入手して、実施例と同様
なる積層ゴム栓を作成した。その結果、比較例1,2と
も、不良率は約10〜80%と高かった。これは接着不
良が多く、さらに少量のフィルム破壊もあったからであ
る。
【0040】〔特性試験〕本発明のOTPEフィルムを
積層したゴム栓又は積層した滑栓について、第12改正
日本薬局方(「JP12」と略す)の「48.輸液用ゴ
ム栓試験法」又は厚生省告示第301号(「厚301」
と略す)の「ディスポーザブル輸血セットおよび輸液セ
ット基準に規定している試験法」に準拠した試験を行
い、その他薬液に影響する特殊試験も行った。また、比
較のために市販PE,PPフィルムを積層した比較例
1,2のゴム栓と、ゴムのみからなる、樹脂フィルム積
層をしていないゴム栓(比較例3)についても、同様に
試験を行った。その結果をまとめて表6に示す。
【0041】
【表6】
【0042】表6において、*1〜*3は以下の通りを
意味する。 *1 微粒子数(ゴム栓より発生する5μm以上の粒子
数試験):硬質ガラス瓶中にゴム栓10個を入れ、無塵
水300mlを加えて、容器口をフィルムで包み、手に
て2回転/秒程度にて20秒間振動する。その後1時間
静置してから、光遮蔽型自動微粒子計測器(HIAC社
製)にて水中の微粒子の個数を測定する。なお、注射液
の5μm以上の微粒子の存在は血管を閉塞する問題を起
こすので、重要試験項目になっている。
【0043】*2 ゴム破片の剥離:図1に4として示
すガラス容器(瓶、10ml容量)に水5mlを入れ、
積層ゴム栓2を打栓し、次にアルミキャップ6を巻き締
め、試験針22G(0.7×32ml)を付けた注射筒
に2mlの水を入れ、これを積層ゴム栓2の針刺し位置
8に20回貫通させる。20回目の貫通時に注射筒内の
水を瓶内に注入した後、注射針を引き抜く。瓶内を振動
した後、積層ゴム栓2を取り除き、水をろ過し、ろ紙上
のゴム片個数を数える。本試験はBS(British
Standard)の方法を改良したもので、BS規
格はゴム片3個以下であるが、現在当該業界では2個以
内が要望されている。
【0044】*3 耐アルカリ溶液試験:耐アルカリ容
器にゴム栓10個を入れ、ゴム栓重量の10倍量の0.
5重量%炭酸ソーダ溶液を加えた後、該積層ゴム栓を打
栓して、アルミキャップ6を巻き締める。次に耐圧容器
にて温度121℃にて30分間蒸気加熱する。室温まで
放置、ゴム栓を除き、瓶内液を石英セルにて波長430
nmと650nmの可視部の透過率を測定する。透過率
95%以上を合格とする。本試験は高分子樹脂体と薬液
との関係を試験する基本的な試験である。高分子樹脂体
内から炭酸ソーダ水に抽出されるものは多く含まれてい
ることが判る。
【0045】表6に示すごとく、本発明のOTPE組成
物フィルムを積層したゴム栓は、JP12又は厚301
の溶出物試験の規格値に適合し、特殊衛生試験にも合格
する。比較例3はゴム素面のためかJP12に不適合で
あった。比較例1は接着性試験項目において不合格とな
る。
【0046】以上の実施例で採用した実施例1と同様な
工程(本発明者らがすでに特開昭61−272134号
公報にて提案した技術による)により、図2に示す輸液
用プラスチック容器の積層ゴム栓や図5に示す積層ゴム
栓を容易に製造することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は格別なOTPE組成物でゴム表
面を積層してなる新規な衛生ゴム栓の発明であり、以下
の効果を奏する。 イ)本発明のOTPE組成物は衛生性が高く、不活性
で、JP12など医薬品、医療用器具の試験規格に合格
し得る。 ロ)本発明のOTPE組成物はゴム面と容易に接着し、
接着面は簡単には剥がれない。ハ)ゴム表面をOTPE
組成物で被膜するので、ゴム及びゴム配合剤が外部(薬
など)を汚染することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施態様である、OTPE組成物
フィルムを積層したゴム栓を、バイアル瓶に打栓し、ア
ルミキャップを巻き締めた状態を示す概略断面図であ
る。
【図2】は本発明の一実施態様である、OTPE組成物
のフィルムを積層したゴム栓を、輸液用プラスチック容
器の栓体として使用している状態を示す概略断面図であ
る。
【図3】は本発明の一実施態様である、OTPE組成物
のフィルムを積層した滑栓を、注射器とした状態を示す
概略断面図である。
【図4】は本発明の一実施態様である、OTPEオレフ
ィン系熱可塑性エラストマー組成物のフィルムを積層し
たゴム栓の断面図である。
【図5】は本発明の一実施態様である、ゴム栓の用内薬
液面をフッ素系実施例フィルムで積層し、フランジ天面
をOTPE組成物のフィルムを積層したゴム栓の断面図
である。
【符合の説明】
1 積層ゴム栓 2 OTPE組成物のフィルム層 3 ゴム 4 ガラス容器 5 薬 6 アルミキャップ 7 ヘッドスペース 8 針刺し位置 9 プラスチック外部支持体 10 プラスチックフタ 11 注射器外筒 12 押し棒 13 滑栓 14 押し棒の先端 15 針付け位置 16 ゴム栓の脚部 17 ゴム栓フランジ部 18 フッ素系樹脂フィルム層 19 容器を密封する突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23/00 LDD A61M 5/14 459L

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系熱可塑性エラストマー組成
    物をゴム栓表面に積層してなる積層ゴム栓であって、該
    オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物がオレフィン
    系樹脂類の1種以上とオレフィン系ゴム類の1種以上と
    の混合物からなることを特徴とする医薬品、医療用具品
    用積層ゴム栓。
  2. 【請求項2】 前記オレフィン系樹脂類及び/又は前記
    オレフィン系ゴム類がその高分子体の少なくとも一部分
    を架橋されたものであることを特徴とする請求項1に記
    載の医薬品、医療用具品用積層ゴム栓。
  3. 【請求項3】 前記オレフィン系樹脂類及び/又は前記
    オレフィン系ゴム類が、結晶体、グラフト体、ブロック
    体、ランダム体、架橋体、イオン結合体から選ばれる1
    種以上からなるものであることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載される医薬品、医療用具品用積層ゴム
    栓。
  4. 【請求項4】 前記オレフィン系樹脂類及び/又は前記
    オレフィン系ゴム類の架橋構造及び/又は共架橋構造が
    動的架橋により形成されたものであり、且つ該動的架橋
    の後に該オレフィン系樹脂類及び該オレフィン系ゴム類
    が混合されてなるものであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載される医薬品、医療用
    具品用積層ゴム栓。
  5. 【請求項5】 前記オレフィン系熱可塑性エラストマー
    組成物がピカット軟化点が100℃以上であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載され
    る医薬品、医療用具品用積層ゴム栓。
  6. 【請求項6】 前記オレフィン系熱可塑性エラストマー
    組成物を0.5重量%炭酸ソーダ水溶液中で加熱した液
    の可視部透過率が90%以上であることを特徴とする請
    求項1ないし請求項5のいずれかに記載される医薬品、
    医療用具品用積層ゴム栓。
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