JP2595120Y2 - 作用点の微調整機能付カム - Google Patents
作用点の微調整機能付カムInfo
- Publication number
- JP2595120Y2 JP2595120Y2 JP1993029303U JP2930393U JP2595120Y2 JP 2595120 Y2 JP2595120 Y2 JP 2595120Y2 JP 1993029303 U JP1993029303 U JP 1993029303U JP 2930393 U JP2930393 U JP 2930393U JP 2595120 Y2 JP2595120 Y2 JP 2595120Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine adjustment
- cam
- screw
- action point
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Gears, Cams (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は作用点の微調整機能付カ
ムに関するものである。
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バルブ、ダンパー等のアクチュエーター
には、その制御用にカムを使用し、マイクロスイッチを
作動させる方法が採用されている。図2には従来のカム
を示しており、1はカム、1aは作用点、2はシャフト
挿通孔、3はネジ孔、4は固定用ネジである。また、5
は回転するシャフトである。
には、その制御用にカムを使用し、マイクロスイッチを
作動させる方法が採用されている。図2には従来のカム
を示しており、1はカム、1aは作用点、2はシャフト
挿通孔、3はネジ孔、4は固定用ネジである。また、5
は回転するシャフトである。
【0003】然して、シャフト5の停止位置を設定する
ときには、カム1の作用点1aがマイクロスイッチ(図
示せず。)に対して適正な位置にくるようにカム1を固
定しなければならない。しかし、この調整作業は何回も
カムの固定位置の微調整と確認を繰り返さなければなら
ず、また固定用ネジの締跡がシャフト5につくと傷にな
ってしまうことから、余計に微調整が難しくなる。した
がって、この調整作業には熟練を必要とし、未熟者では
長い時間を要し、生産能率が上がらない。
ときには、カム1の作用点1aがマイクロスイッチ(図
示せず。)に対して適正な位置にくるようにカム1を固
定しなければならない。しかし、この調整作業は何回も
カムの固定位置の微調整と確認を繰り返さなければなら
ず、また固定用ネジの締跡がシャフト5につくと傷にな
ってしまうことから、余計に微調整が難しくなる。した
がって、この調整作業には熟練を必要とし、未熟者では
長い時間を要し、生産能率が上がらない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の点に鑑
みなされたものであって、カム本体にシャフト挿通孔と
作用点を横切るように所要の深さのスリットを設ける一
方、カム本体の側面に一体的に突設した微調整ネジの螺
装部に、前記スリットと交わるように微調整ネジを螺装
し、もってカム本体を概略の位置でシャフトに固定した
後、微調整ネジを回して作用点の位置を微調整すること
ができるようになしたカムを提供せんとするものであ
る。
みなされたものであって、カム本体にシャフト挿通孔と
作用点を横切るように所要の深さのスリットを設ける一
方、カム本体の側面に一体的に突設した微調整ネジの螺
装部に、前記スリットと交わるように微調整ネジを螺装
し、もってカム本体を概略の位置でシャフトに固定した
後、微調整ネジを回して作用点の位置を微調整すること
ができるようになしたカムを提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】而して、本考案の要旨と
するところは、カム本体のシャフト挿通孔と作用点との
間に、これを横切るように所要の深さのスリットを設け
る一方、カム本体の前記スリットの開口部側の側面に微
調整ネジの螺装部を一体的に突設し、該微調整ネジの螺
装部に前記スリットと交わる方向のネジ孔を設け、該ネ
ジ孔に微調整ネジを螺合したことを特徴とする作用点の
微調整機能付カムにある。
するところは、カム本体のシャフト挿通孔と作用点との
間に、これを横切るように所要の深さのスリットを設け
る一方、カム本体の前記スリットの開口部側の側面に微
調整ネジの螺装部を一体的に突設し、該微調整ネジの螺
装部に前記スリットと交わる方向のネジ孔を設け、該ネ
ジ孔に微調整ネジを螺合したことを特徴とする作用点の
微調整機能付カムにある。
【0006】
【作用】次に、本考案の作用について説明する。先ず、
固定用ネジを締め付けてカム本体をシャフトに固定する
が、その位置は概略でよい。そしてその後、微調整ネジ
を回して螺進させ、スリット内に突出するその先端部で
カム本体の作用点側の部分を押し出すものである。これ
により微調整ネジの螺進した分だけ作用点がずれるもの
である。したがって、微調整ネジを回すことにより簡単
に作用点の微調整を行うことができるものである。
固定用ネジを締め付けてカム本体をシャフトに固定する
が、その位置は概略でよい。そしてその後、微調整ネジ
を回して螺進させ、スリット内に突出するその先端部で
カム本体の作用点側の部分を押し出すものである。これ
により微調整ネジの螺進した分だけ作用点がずれるもの
である。したがって、微調整ネジを回すことにより簡単
に作用点の微調整を行うことができるものである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1は本考案の斜視図である。図中、
6はカム本体であり、6aはその作用点である。7はシ
ャフト挿通孔、8は固定用ネジのネジ孔である。
しつつ説明する。図1は本考案の斜視図である。図中、
6はカム本体であり、6aはその作用点である。7はシ
ャフト挿通孔、8は固定用ネジのネジ孔である。
【0008】9はカム本体6の前記シャフト挿通孔7と
作用点6aとの間に、これを横切るように設けたスリッ
トであり、その最深部とカム本体6の側面との間の部分
がヒンジとして作用するように所要の深さとしている。
10はカム本体6の前記スリット9の開口部側の側面に
一体的に突設した微調整ネジの螺装部である。11は該
微調整ネジの螺装部10に前記スリット9と交わる方向
に設けたネジ孔である。12は前記ネジ孔8に螺合する
固定用ネジ、13は前記ネジ孔11に螺合する微調整ネ
ジである。
作用点6aとの間に、これを横切るように設けたスリッ
トであり、その最深部とカム本体6の側面との間の部分
がヒンジとして作用するように所要の深さとしている。
10はカム本体6の前記スリット9の開口部側の側面に
一体的に突設した微調整ネジの螺装部である。11は該
微調整ネジの螺装部10に前記スリット9と交わる方向
に設けたネジ孔である。12は前記ネジ孔8に螺合する
固定用ネジ、13は前記ネジ孔11に螺合する微調整ネ
ジである。
【0009】然して、本実施例の場合には、先ず概略の
位置でカム本体6をシャフトに固定し、その後微調整ネ
ジ13を螺進させて作用点6aを所要の位置までずらす
ものである。
位置でカム本体6をシャフトに固定し、その後微調整ネ
ジ13を螺進させて作用点6aを所要の位置までずらす
ものである。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記の如き構成、作用であり、
先ずカム本体を概略の位置でシャフトに固定し、その後
微調整ネジを回すことにより作用点の位置を微調整する
ものである。したがって、従来の如く一々固定用ネジを
緩めてカム本体の位置を調整し、確認する必要がない。
また、微調整ネジを回す角度や回数によって調整幅を予
想することができるようになるものである。このため熟
練者でなくとも容易に作用点の微調整を行うことができ
るものである。加えて、従来のように固定用ネジを何回
も締め付けたり緩めたりする必要がないから、固定用ネ
ジの締跡による傷は減少する。
先ずカム本体を概略の位置でシャフトに固定し、その後
微調整ネジを回すことにより作用点の位置を微調整する
ものである。したがって、従来の如く一々固定用ネジを
緩めてカム本体の位置を調整し、確認する必要がない。
また、微調整ネジを回す角度や回数によって調整幅を予
想することができるようになるものである。このため熟
練者でなくとも容易に作用点の微調整を行うことができ
るものである。加えて、従来のように固定用ネジを何回
も締め付けたり緩めたりする必要がないから、固定用ネ
ジの締跡による傷は減少する。
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】従来のカムの斜視図である。
6 カム本体 6a カム本体の作用点 7 シャフト挿通孔 8 ネジ孔 9 スリット 10 微調整ネジの螺装部 11 ネジ孔 12 固定用ネジ 13 微調整ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】 カム本体のシャフト挿通孔と作用点との
間に、これを横切るように所要の深さのスリットを設け
る一方、カム本体の前記スリットの開口部側の側面に微
調整ネジの螺装部を一体的に突設し、該微調整ネジの螺
装部に前記スリットと交わる方向のネジ孔を設け、該ネ
ジ孔に微調整ネジを螺合したことを特徴とする作用点の
微調整機能付カム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029303U JP2595120Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 作用点の微調整機能付カム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029303U JP2595120Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 作用点の微調整機能付カム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682455U JPH0682455U (ja) | 1994-11-25 |
JP2595120Y2 true JP2595120Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12272461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993029303U Expired - Fee Related JP2595120Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 作用点の微調整機能付カム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595120Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP1993029303U patent/JP2595120Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682455U (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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