JP2595078Y2 - 架橋ポリエチレン絶縁ケーブル - Google Patents

架橋ポリエチレン絶縁ケーブル

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JP2595078Y2
JP2595078Y2 JP1992083453U JP8345392U JP2595078Y2 JP 2595078 Y2 JP2595078 Y2 JP 2595078Y2 JP 1992083453 U JP1992083453 U JP 1992083453U JP 8345392 U JP8345392 U JP 8345392U JP 2595078 Y2 JP2595078 Y2 JP 2595078Y2
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雄二 松崎
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、架橋ポリエチレン絶縁
ケーブルに係り、特に、識別用に着色した絶縁線心の外
見上に色ムラ・色剥がれ等が明確に表れるのを防止する
ことのできる架橋ポリエチレン絶縁ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】架橋ポリエチレン絶縁ケーブル、特に複
数の絶縁線心を束ねた多芯架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
ルは、一般に、使用目的あるいは使用箇所等の種類によ
って使い分けがなされている。すなわち、多芯ケーブル
の場合、複数の電線芯が寄り集まって1本のケーブルが
形成されており、一端に特定の機器を接続し、他端に他
の機器あるいは電源機器を接続するときに用いられる。
このようにケーブルの一端に特定の機器を接続し、他端
に他の機器あるいは電源機器を接続する場合、その接続
を誤ると、線間短絡を起こしたりするため接続すべき線
の接続を間違えないようにすることが重要である。この
ため、導体に被覆されている絶縁体に着色を施して各絶
縁線心の色分けを行い、この絶縁体の着色によって接続
すべき線芯を特定し、接続を誤ることがないようにして
いる。
【0003】この絶縁線心の色分けには、現在、赤色、
黄色、青色等種々の色が用いられている。この絶縁線心
の絶縁体の着色には、従来より図2に示す如く、導体2
00の上に施された架橋ポリエチレン樹脂からなる絶縁
体210の表面に塗料220を塗布することによって着
色する方法が採られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような架橋ポリエ
チレン樹脂210に直接塗料220を塗布する従来の方
法によったのでは、塗料220が架橋ポリエチレン樹脂
210に着き難く色ムラを生じたり、塗料220が部分
的に架橋ポリエチレン樹脂210の表面に付着せずブチ
になったり、あるいは架橋ポリエチレン樹脂210の表
面に一旦付着した塗料220がケーブル生産工程におい
て剥がれてブチになったりして商品価値が低下するとい
う問題点を有している。
【0005】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、絶縁線心の外見上に、識別用に施した着色の色
ムラ・色剥がれ等が明確に表れるのを防止しようという
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の架橋ポリエチレン絶縁ケーブルは、架橋ポ
リエチレン樹脂を用い複数の絶縁線心を束ね介在物を介
してシースを施してなる架橋ポリエチレン絶縁ケーブル
において、前記絶縁線心を、単心又は撚線で構成される
導体の上に任意の色に着色された着色テープを巻き付
け、該着色テープの上に半透明状の架橋ポリエチレン樹
脂で形成される絶縁体を被覆し、該絶縁体の上に前記導
体の上に巻き付けられた着色テープの色と同一の色の塗
料を塗布し二重に着色層を形成して構成したものであ
る。
【0007】
【作用】架橋ポリエチレン絶縁ケーブルを構成する各絶
縁線心を、単心又は撚線で構成される導体の上に任意の
色に着色された着色テープを巻き付け、該着色テープの
上に半透明状の架橋ポリエチレン樹脂で形成される絶縁
体を被覆し、該絶縁体の上に前記導体の上に巻き付けら
れた着色テープの色と同一の色の塗料を塗布し二重に着
色層を形成して構成してあるため、絶縁線心の外見上
に、識別用に施した着色の色ムラ・色剥がれ等が明確に
表れるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。
【0009】図1には、本考案に係る架橋ポリエチレン
絶縁ケーブルの一実施例が示されている。
【0010】図において、1は架橋ポリエチレン絶縁ケ
ーブルで、複数の絶縁線心が撚り合わされて多芯ケーブ
ル(本実施例では、3芯)が構成されている。この架橋
ポリエチレン絶縁ケーブル1は、通常、通信機器間の信
号授受、電力の供給等を行う場合に、機器間を接続する
ケーブルとして用いられるものである。
【0011】2、3、4は絶縁線心で、架橋ポリエチレ
ン絶縁ケーブル1を構成している。この絶縁線心2、
3、4は、導体5、6、7を備え、この導体5、6、7
の上には、着色テープ8、9、10が巻き付けられてい
る。この導体5、6、7は、一般には銅線の単心で構成
されているか、又は撚線で構成されている。
【0012】また、この導体5、6、7の上に巻き付け
られる着色テープ8、9、10は、塗料を配合して所定
の色に着色した合成樹脂をテープに形成したものによっ
て構成し1つの着色層を形成している。この着色テープ
8、9、10の色としては、赤色、黄色、青色、白色、
黒色、緑色等の多色があり、本実施例においては、例え
ば赤色、黄色、青色の3色が用いられている。
【0013】11、12、13は絶縁体で、半透明の架
橋ポリエチレン樹脂によって構成され、着色テープ8、
9、10の上に押し出し被覆されている。このように絶
縁体11、12、13を構成する架橋ポリエチレン樹脂
が半透明状に構成されているため、導体5、6、7の上
に巻き付けられた着色テープ8、9、10の色が絶縁体
11、12、13の上から絶縁体11、12、13を通
して確認することができる。
【0014】また、この着色テープ8、9、10の上に
押し出し被覆された絶縁体11、12、13の外表面に
は、絶縁線心の識別のために塗料14、15、16が塗
布されている。この絶縁体11、12、13の外表面に
塗布された塗料14、15、16によって1つの着色層
が形成されている。この塗料14、15、16の色彩に
は、着色テープ8、9、10の色彩と同一の色彩が選択
される。すなわち、絶縁線心2の導体5の上に施された
着色テープ8の色が赤色であれば、絶縁体11の外表面
に赤色の塗料14が塗布され、絶縁線心3の導体6の上
に施された着色テープ9の色が黄色であれば、絶縁体1
2の外表面に黄色の塗料15が塗布され、絶縁線心4の
導体7の上に巻かれた着色テープ10の色が青色であれ
ば、絶縁体13の外表面に青色の塗料16が塗布され
る。
【0015】この絶縁体11、12、13の表面に塗布
される塗料14、15、16は、絶縁線心2、3、4の
被覆材(導体の上に被覆する絶縁体)11、12、13
の種類との関係で最適なものを使用するのが良い。この
ように架橋ポリエチレン絶縁ケーブル1は、着色層が二
重(着色テープ,塗料)になっている。
【0016】17は介在物で、撚り合された絶縁線心
2、3、4の隙間を埋めて架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
ル1の断面が略円形になるように絶縁線心2、3、4間
に介在させるものであり、絶縁線心2、3、4と介在物
17を一括した上に押えテープ19が巻かれる。18は
シースで、絶縁線心2、3、4の上に被覆され、塩化ビ
ニル樹脂によって構成されている。このシース18は、
撚り合された絶縁線心2、3、4を走行させて、絶縁線
心2、3、4の上に押出機を用いて連続的に押出し被覆
する。
【0017】なお、本実施例においては、絶縁体11、
12、13の外表面に塗布した塗料14、15、16の
色を赤色、黄色、青色の3色について説明したが、他の
色の塗料を用いることもできる。この他の色の塗料は、
赤色の塗料14、黄色の塗料15、青色の塗料16の3
色の塗料を用い、例えばオレンジ色の色の塗料は赤色の
塗料14と黄色の塗料15とを混ぜ合わせることによ
り、緑色の色の塗料は黄色の塗料15と青色の塗料16
とを混ぜ合わせることにより、さらに紫色の色の塗料は
赤色の塗料14と青色の塗料16とを混ぜ合わせること
により容易に実現することができる。また、これらの中
間色の色の塗料も赤色の塗料14と、黄色の塗料15
と、青色の塗料16とを適量ずつ混ぜ合わせることによ
り容易に実現することができる。
【0018】架橋ポリエチレン樹脂は、半透明であり絶
縁体11、12、13の下側の色が絶縁体11、12、
13表面まで浮き出るため、本実施例によれば、導体
5、6、7の上に着色テープ8、9、10を施し、着色
テープ8、9、10の上に絶縁体11、12、13を押
し出し被覆し、この絶縁体11、12、13の表面に塗
料14、15、16を塗布して構成しているので、塗料
16が架橋ポリエチレン樹脂製の絶縁体11、12、1
3に着き難く色ムラを生じたり、塗布した塗料16が全
く塗られていない部分があってもブチになったり、ある
いは一旦付着した塗料16がケーブル生産工程において
剥がれてブチになったりしても、絶縁体11、12、1
3の下側に巻き付けた着色テープ8、9、10の色彩に
よって絶縁体11、12、13の表面に塗られた色が補
正されて、商品価値が低下するようなことがない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように構成されているた
め、本考案によれば、絶縁線心の外見上に、識別用に施
した着色の色ムラ・色剥がれ等が明確に表れるのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの
実施例を示す一部断面全体斜視図である。
【図2】従来の架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの着色方
法を示す断面図である。
【符号の説明】
1……………………………………………架橋ポリエチレ
ン絶縁ケーブル 2,3,4…………………………………絶縁線心 5,6,7…………………………………導体 8,9,10………………………………着色テープ 11,12,13…………………………絶縁体 14,15,16…………………………塗料 17…………………………………………介在物 18…………………………………………シース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋ポリエチレン樹脂を用い複数の絶縁
    線心を束ね介在物を介してシースを施してなる架橋ポリ
    エチレン絶縁ケーブルにおいて、前記絶縁線心を、単心
    又は撚線で構成される導体の上に任意の色に着色された
    着色テープを巻き付け、該着色テープの上に半透明状の
    架橋ポリエチレン樹脂で形成される絶縁体を被覆し、該
    絶縁体の上に前記導体の上に巻き付けられた着色テープ
    の色と同一の色の塗料を塗布し二重に着色層を形成して
    構成したことを特徴とする架橋ポリエチレン絶縁ケーブ
    ル。
JP1992083453U 1992-12-03 1992-12-03 架橋ポリエチレン絶縁ケーブル Expired - Lifetime JP2595078Y2 (ja)

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