JP2002042578A - 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法 - Google Patents

線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法

Info

Publication number
JP2002042578A
JP2002042578A JP2000225123A JP2000225123A JP2002042578A JP 2002042578 A JP2002042578 A JP 2002042578A JP 2000225123 A JP2000225123 A JP 2000225123A JP 2000225123 A JP2000225123 A JP 2000225123A JP 2002042578 A JP2002042578 A JP 2002042578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
wire core
identification
sheath
stripe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000225123A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Yuzawa
英一郎 湯沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2000225123A priority Critical patent/JP2002042578A/ja
Publication of JP2002042578A publication Critical patent/JP2002042578A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線心識別用ストライプを容易に視認すること
ができるようにする線心識別付ケーブル、撚り合わせケ
ーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法を提供する。 【解決手段】 線心識別付ケーブル3は、シース33に
線心識別用ストライプ34を螺旋状に施してなる。撚り
合わせケーブルは、上記線心識別付ケーブル3を撚り合
わせてなる。線心識別付ケーブル3の製造方法は、シー
ス押出機における線心識別用ストライプ34を施すこと
が可能な芯口金部を回転させながら線心12にシース3
3を被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シースに線心識別
用ストライプを施した線心識別付ケーブル、撚り合わせ
ケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法にかかるも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーブルは線心(導体)の外側
がシースで覆われており、線心はシースを剥ぎ取らなけ
れば直接視認できないような構造になっている。ところ
で、配電用などの電力ケーブルは一箇所に複数のケーブ
ルを使用することが多い。また、ケーブルを撚り合わせ
て使用することも多いので、線心を直接視認できないケ
ーブルを多数使用していると、誤配線を招くことが考え
られる。そのため、作業時における誤配線を防ぐ方法と
して、図5に示す如くシース上に一本の直線のストライ
プをシースの長手方向に施して線心を識別するか、ケー
ブルの線心を識別できるようにシースの表面を着色し
て、その色によって判断する方法が挙げられる。
【0003】しかしながら、シース上にストライプを施
す場合、図5のようにストライプ24が一本の直線のみ
であると、その対角側からではストライプを直接視認す
ることができないという問題点があった。また、図6の
ようなトリプレックス形ケーブルなどの単心撚り合わせ
ケーブル2においては、ストライプ24が撚りあわせの
内側にきてしまった場合、その撚り合わせをほぐさなけ
ればストライプ24を視認することができないという問
題点があった。そのため、現在はシース上の対角にもス
トライプを施し一本のときより視認性を向上させたケー
ブルが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シース上のストライプ
を二本にすることで確かに視認性は向上したが、これに
は次のような問題点があった。
【0005】すなわち、シース上の対角にストライプを
施して撚り合わせケーブルに使用する場合、撚り合わせ
の幅によって、ストライプの見え方が変わってしまい視
認に困難を要する場合があった。また、ストライプが二
本であってもケーブルの撚り合わせ部分の内側に入って
しまい、正確な線心の識別ができなくなる場合があっ
た。
【0006】尚、上述した方法のうちのシースの表面を
着色して、その色で線心の識別をする場合に関し、特に
撚り合わせケーブルにおいては何本かのケーブルを撚り
合わせている構造上、絶縁体表面色では十分に確認する
ことができず、シースを剥ぎ取って線心を確認しなけれ
ばならないこともあった。
【0007】本発明の目的は、線心識別用ストライプを
容易に視認することができるようにする線心識別付ケー
ブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製
造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、請求項1に記載の線心識別付ケーブルは、シース
に線心識別用ストライプを螺旋状に施してなることを特
徴としている。このように線心識別用ストライプをシー
スに螺旋状に施していることから、ケーブルをどの方向
から見てもストライプを視認することができる。
【0009】上記の目的を解決するために、請求項2に
記載の撚り合わせケーブルは、請求項1に記載の線心識
別付ケーブルを撚り合わせてなることを特徴としてい
る。このように螺旋状に線心識別用ストライプを施した
線心識別付ケーブルを撚り合わせているため、線心識別
用ストライプが撚り合わせの内側にきて視認できなくな
ってしまうことがなくなるから、線心を容易に識別する
ことができる。
【0010】上記の目的を解決するために、請求項3に
記載の線心識別付ケーブルの製造方法は、シース押出機
における線心識別用ストライプを施すことが可能な芯口
金部を回転させながら線心にシースを被覆することを特
徴としている。このように、芯口金部を回転させれば、
線心識別用ストライプを螺旋状に施した線心識別付ケー
ブルを容易に製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関する実施の形態
を図面を用いながら説明する。図1には、本発明にかか
る線心識別付ケーブルの実施の形態が示されている。
【0012】図1において、線心識別付ケーブル3(以
下、ケーブル3とする)は、導体である線心12と、線
心12の被覆物であるシース33と、該シース33上に
おいてシースの長手方向に向って螺旋を描くような一本
の連続した線心識別用ストライプ34とを備えている。
ケーブル3は通常、配電などの電力ケーブルとして使用
されることが多いため、線心12の被覆物であるシース
33にはポリエチレンなどの樹脂が使用されている。
【0013】このようにシース33の長手方向に向って
線心識別用ストライプ34を螺旋状に描くことによっ
て、ケーブル3のどの方向からでも(但し、シース33
が視認できる範囲)線心識別用ストライプ34を視認す
ることができる。すなわち、直接視認することができな
い線心の識別が容易となり、ケーブル3の誤配線を防ぐ
ことができる。なお、この螺旋状の線心識別用ストライ
プ34は本形態において一本の線になっているが、識別
の方法に応じては二本以上にすることも可能である。
【0014】図2には、本発明にかかる撚り合わせケー
ブルの実施の形態が示されている。図2におけるトリプ
レックス形の撚り合わせケーブルにおいて、撚り合わせ
ケーブル4は、線心12と、線心12の被覆物であるシ
ース33と、シース33の長手方向に螺旋を描くような
1本の連続した線心識別用ストライプ34とを備えた上
記図1のケーブル3を三本撚り合わせたものである。
【0015】このように図1を参照しながら説明したケ
ーブル3を撚り合わせて撚り合わせケーブル4を構成す
ることで、従来の撚り合わせケーブル2(図6参照)の
ようにストライプ24(図6参照)が撚り合わせの内側
に入ってしまい視認性が著しく悪くなる、といった事態
を防ぐことができる。また、ケーブル3それぞれの線心
識別用ストライプ34が視認しやすいので、線心識別用
ストライプ34の色彩を変えれば、撚り合わせているケ
ーブル3のそれぞれが非常に識別しやすくなるという効
果を奏することができる。
【0016】図3及び図4は線心識別付ケーブルの製造
方法について示したものである。図3において符号50
は既知のサプライドラム、符号51は押出機、符号52
は既知の水槽、符号53は既知の引取り機、符号54は
既知の巻取ドラムをそれぞれ示している。サプライドラ
ム50には線心12が巻かれている。符号51の押出機
には、サプライドラム50からの線心12が送り込まれ
ている。ここで、押出機51について説明する。図4は
押出機51の詳細図である。図4において、符号55は
芯口金部、符号56は駆動モータ、符号57はチェーン
を示している。芯口金部55は、チェーン57を介して
伝達される駆動モータ56の動力によって、回転するよ
うになっている。チェーン57は動力伝達手段であり、
ベルトなどでもよい。サプライドラム50から送り込ま
れた線心を押出機51においてシース33を被覆する
際、シース33の地色とは色彩の異なる樹脂を線心12
の長手方向に植設して押出すことにより線心識別用スト
ライプ34が螺旋状に形成される。図3に戻り、押出機
51で押出されたケーブル3は水槽52に入り、冷却さ
れる。冷却されたケーブル3は引取り機53を介して巻
取ドラム54に巻かれる。
【0017】このように、線心12を被覆する工程にお
いて、既知の線心の被覆技術を応用し、押出機51にお
ける芯口金部55を回転させることによって、線心識別
用ストライプ34を螺旋状に施すことができる。すなわ
ち、線心識別付ケーブル3を容易に製造することができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】請求項1に記載の線心識別付ケーブルは、
シースに線心識別用ストライプを螺旋状に施すことで、
ケーブルのどの方向からでも線心識別用ストライプを視
認することができ、容易に線心を識別することができ
る。また、それによって線心の誤配線を少なくすること
ができる。
【0020】請求項2に記載の撚り合わせケーブルは、
請求項1に記載の線心識別付ケーブルを撚り合わせるこ
とで、従来の撚り合わせケーブルのように線心識別用ス
トライプが撚り合わせの内側にきて視認できなくなりケ
ーブルをねじって線心識別をしなければならない、とい
った事態を防ぐことができ、それぞれケーブルの線心識
別用ストライプを容易に視認することができる。また、
それぞれの線心識別用ストライプの色彩を変えれば、撚
り合わせているケーブル各々が非常に識別しやすくな
り、ケーブルの誤配線を少なくすることができる。
【0021】請求項3に記載の線心識別付ケーブルの製
造方法は、シース押出機における線心識別用ストライプ
を施すことが可能な芯口金部を回転させながらシースを
被覆することで、線心識別用ストライプを螺旋状に施し
た線心識別付ケーブルを容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線心識別付ケーブルの実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る撚り合わせケーブルの実施の形態
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る線心識別付ケーブルの製造装置を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係る線心識別付ケーブルの製造装置の
押出機の斜視図である。
【図5】従来のストライプを付けたケーブルの斜視図で
ある。
【図6】従来のストライプを付けた撚り合わせケーブル
の斜視図である。
【符号の説明】
3………………線心識別付ケーブル 4………………撚り合わせケーブル 12……………線心 33……………シース 34……………線心識別用ストライプ 50……………サプライドラム 51……………押出機 52……………水槽 53……………引取り機 54……………巻取ドラム 55……………芯口金部 56……………駆動モータ 57……………チェーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シースに線心識別用ストライプを螺旋状
    に施してなることを特徴とする線心識別付ケーブル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の線心識別付ケーブルを
    撚り合わせてなることを特徴とする撚り合わせケーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 シース押出機における線心識別用ストラ
    イプを施すことが可能な芯口金部を回転させながら線心
    にシースを被覆することを特徴とする線心識別付ケーブ
    ルの製造方法。
JP2000225123A 2000-07-26 2000-07-26 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法 Abandoned JP2002042578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225123A JP2002042578A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000225123A JP2002042578A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002042578A true JP2002042578A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18718949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000225123A Abandoned JP2002042578A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002042578A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021032995A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 住友電気工業株式会社 光ケーブルの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021032995A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 住友電気工業株式会社 光ケーブルの製造方法
JP7207232B2 (ja) 2019-08-22 2023-01-18 住友電気工業株式会社 光ケーブルの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6727433B2 (en) Color cable and the manufacturing method therefor
US5281764A (en) Method of manufacturing color coded twisted pairs
ITMI940716A1 (it) Coppie di conduttori isolati e procedimento e dispositivo per la loro fabbricazione
JP2002042578A (ja) 線心識別付ケーブル、撚り合わせケーブル及び線心識別付ケーブルの製造方法
JP2001318286A (ja) 光ファイバケーブル及び電力・光複合線
JP4665998B2 (ja) Lan用ケーブルユニット
JP2005100756A (ja) らせん状色帯入りケーブル
AU776328B2 (en) Color cable and the manufacturing method therefor
JP2004319272A (ja) フラットケーブル
GB2078810A (en) Apparatus and method for the manufacture of electrical cables
JPH05203849A (ja) 自己支持型ケーブル
JP2003077346A (ja) 2心平行同軸ケーブル
EP0567903B1 (en) A method and arrangement for the manufacture of an electric multi-conductor cable
JP4889158B2 (ja) 低圧引き込み電線
WO1994011886A1 (en) Structured wiring looms
KR920005124B1 (ko) 수밀형 도체의 제조장치
JPH097434A (ja) 多心ケーブル
JP2001216845A (ja) 分岐付ケーブル
JPH11344652A (ja) Sz撚り多層ケーブル
JP3428708B2 (ja) 架空電線
JP2595078Y2 (ja) 架橋ポリエチレン絶縁ケーブル
JP2003059347A (ja) 4対lanケーブル
JPH0676646A (ja) ケーブル線心の識別法
KR200406082Y1 (ko) 내부도체의 개수 및 직경 식별용 케이블
JPH06203650A (ja) ケーブルおよびケーブル識別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061206

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20061221