JP2594846Y2 - じゅうたん - Google Patents
じゅうたんInfo
- Publication number
- JP2594846Y2 JP2594846Y2 JP1991091298U JP9129891U JP2594846Y2 JP 2594846 Y2 JP2594846 Y2 JP 2594846Y2 JP 1991091298 U JP1991091298 U JP 1991091298U JP 9129891 U JP9129891 U JP 9129891U JP 2594846 Y2 JP2594846 Y2 JP 2594846Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- carpet
- wood powder
- cloth
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Carpets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダニ等の害虫に対する忌
避特性、白せん菌等に対する抗菌性を有するじゅうたん
に関する。
避特性、白せん菌等に対する抗菌性を有するじゅうたん
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年アパートやマンション等、保温性、
気密性に富み、コンクリートの中に適度な湿気を含有し
ている住宅が増加し、ダニの大量発生に都合のよい環境
が作り出され、特にダニによる被害が増大している。
気密性に富み、コンクリートの中に適度な湿気を含有し
ている住宅が増加し、ダニの大量発生に都合のよい環境
が作り出され、特にダニによる被害が増大している。
【0003】この被害を除去するため、スプレー缶から
針で畳やじゅうたんに注入するエアゾール、或いは有機
リン系薬剤を紙にしみ込ませたダニ用シート等が多種類
開発市販され、用いられている。
針で畳やじゅうたんに注入するエアゾール、或いは有機
リン系薬剤を紙にしみ込ませたダニ用シート等が多種類
開発市販され、用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記ダニ用
シートは、安全性のチェック、有効成分や使用上の注意
の表示については薬事法の規制対象となっておらず、全
く野放し状態で、消費者が何の知識も与えられないまま
商品を使用し、気分が悪くなったり、のどが痛くなった
りする事故が各地で発生している。
シートは、安全性のチェック、有効成分や使用上の注意
の表示については薬事法の規制対象となっておらず、全
く野放し状態で、消費者が何の知識も与えられないまま
商品を使用し、気分が悪くなったり、のどが痛くなった
りする事故が各地で発生している。
【0005】本考案者らは、ダニ等が忌避するヒノキチ
オールがヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等に含有され
ており、またこれらの木材を製材する場合、産業廃棄物
として大量のおがくずが発生し、このおがくずには、上
記ダニ等が忌避する薬効成分が含有され、かつこの薬効
成分が人体に無害であり、しかも長期間にわたって含有
する薬効成分を徐々に放散することを知見した。
オールがヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等に含有され
ており、またこれらの木材を製材する場合、産業廃棄物
として大量のおがくずが発生し、このおがくずには、上
記ダニ等が忌避する薬効成分が含有され、かつこの薬効
成分が人体に無害であり、しかも長期間にわたって含有
する薬効成分を徐々に放散することを知見した。
【0006】本考案は上記の知見に基づいてなされたも
ので、ダニ等の害虫の忌避性、或いは抗菌性を有するじ
ゅうたんを提供することを目的とする。
ので、ダニ等の害虫の忌避性、或いは抗菌性を有するじ
ゅうたんを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るじゅたんに
おいては、じゅうたん布の下面に、或いはじゅうたん布
の裏面に裏布を取付け、これらのじゅうたん布と裏布の
間に、少なくとも1枚が通気性の2枚のシートの一方の
シートに多数の凹部を形成し、これらの凹部にヒバ、サ
ワラ、ヒノキ、ヤクスギのうちの1種または2種以上の
木材粉を充填するとともに、他方の平らなシートを一方
のシートの凹部以外の部分に接着することによって得ら
れた木材粉シートを、木材粉シートの他方のシートがじ
ゅうたん布に接するように設けることを問題解決の手段
とした。
おいては、じゅうたん布の下面に、或いはじゅうたん布
の裏面に裏布を取付け、これらのじゅうたん布と裏布の
間に、少なくとも1枚が通気性の2枚のシートの一方の
シートに多数の凹部を形成し、これらの凹部にヒバ、サ
ワラ、ヒノキ、ヤクスギのうちの1種または2種以上の
木材粉を充填するとともに、他方の平らなシートを一方
のシートの凹部以外の部分に接着することによって得ら
れた木材粉シートを、木材粉シートの他方のシートがじ
ゅうたん布に接するように設けることを問題解決の手段
とした。
【0008】
【作用】本考案のじゅうたんは、上記の構成となってい
るので、産業廃棄物となるおがくずが有効に利用され
る。特にヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等に含有され
るヒノキチオールは、食品添加物として認可された成分
で、合成薬剤や農薬殺虫剤のように、人畜に薬害を与え
ることがない。しかも、ダニ、菌類等を寄せ付けないの
で、安全で、優れた薬効を有するじゅうたんとなる。
るので、産業廃棄物となるおがくずが有効に利用され
る。特にヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等に含有され
るヒノキチオールは、食品添加物として認可された成分
で、合成薬剤や農薬殺虫剤のように、人畜に薬害を与え
ることがない。しかも、ダニ、菌類等を寄せ付けないの
で、安全で、優れた薬効を有するじゅうたんとなる。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は、本考案に係るじゅうたん
に用いられるシート状に成形された木材粉の一例を示す
もので、図中符号1は山形シートである。山形シート1
は、横方向の狭い凸部2によって区画される凹部3が多
数配列形成され、縦方向には幅の広い凸部4を介して凹
部3が配列されている。
に用いられるシート状に成形された木材粉の一例を示す
もので、図中符号1は山形シートである。山形シート1
は、横方向の狭い凸部2によって区画される凹部3が多
数配列形成され、縦方向には幅の広い凸部4を介して凹
部3が配列されている。
【0010】この山形シート1の凹部3には、木材粉5
が充填され、上面にフラットシート6が載置されるとと
もに、山形シート1の凸部2,4と接着され、シート状
に形成された木材粉(以下木材粉シートという)7が得
られる。
が充填され、上面にフラットシート6が載置されるとと
もに、山形シート1の凸部2,4と接着され、シート状
に形成された木材粉(以下木材粉シートという)7が得
られる。
【0011】この木材粉シート7は図4に示すようにじ
ゅうたん布11の裏面に取付けられるか、或いは図5に
示すようにじゅうたん布11の裏面に裏布12を取付
け、これらじゅうたん布11と裏布12の間に木材粉シ
ート7がセットされて、ダニ、カビの発生を防止するじ
ゅうたん13がつくられる。このじゅうたん13を床に
敷いた場合、前後左右の僅かの移動は避け得ない。その
ため木材粉5を挟持する山形シート1、フラットシート
6は丈夫なことが必要で、不織布が好適に用いられる。
また、上記木材粉シート7は接着された凸部2,4を切
断することによって木材粉を漏らすことなくじゅうたん
の大きさに合わせて切断できる。
ゅうたん布11の裏面に取付けられるか、或いは図5に
示すようにじゅうたん布11の裏面に裏布12を取付
け、これらじゅうたん布11と裏布12の間に木材粉シ
ート7がセットされて、ダニ、カビの発生を防止するじ
ゅうたん13がつくられる。このじゅうたん13を床に
敷いた場合、前後左右の僅かの移動は避け得ない。その
ため木材粉5を挟持する山形シート1、フラットシート
6は丈夫なことが必要で、不織布が好適に用いられる。
また、上記木材粉シート7は接着された凸部2,4を切
断することによって木材粉を漏らすことなくじゅうたん
の大きさに合わせて切断できる。
【0012】上記凹部3に充填される木材粉としては、
ヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギなどの切断粉(おがく
ず)や破砕粉などが用いられるが、これ以外に上記木材
から抽出されるヒノキチオール含有精油を、綿繊維(キ
ャッチオイル)、ゼオライト、活性炭、シッカゲル等の
吸着材に吸着させ、これを上記木材粉に対して10〜7
0wt%の割合で混合すれば、長期にわたって薬効成分
を放散させることができる。例えば配合として、木材
粉:70wt%、吸着材:25wt%、ヒノキチオール
含有精油:5wt%があげられる。
ヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギなどの切断粉(おがく
ず)や破砕粉などが用いられるが、これ以外に上記木材
から抽出されるヒノキチオール含有精油を、綿繊維(キ
ャッチオイル)、ゼオライト、活性炭、シッカゲル等の
吸着材に吸着させ、これを上記木材粉に対して10〜7
0wt%の割合で混合すれば、長期にわたって薬効成分
を放散させることができる。例えば配合として、木材
粉:70wt%、吸着材:25wt%、ヒノキチオール
含有精油:5wt%があげられる。
【0013】また上記木材粉シート7の外側に、通気性
が調整されたシートを積層することにより、薬効成分の
放散量をコントロールすることもできる。
が調整されたシートを積層することにより、薬効成分の
放散量をコントロールすることもできる。
【0014】図5に示すものは、本発明のじゅうたん布
11の裏に裏布12を設け、このじゅうたん布11と裏
布12との間に上記木材粉シート7が設けられたものの
一例を示すものである。上記裏布12としては、床面と
の摩擦から木材粉シート7のを保護するためのもので、
不織布等が好適に用いられるが、これに限定されるもの
ではない。
11の裏に裏布12を設け、このじゅうたん布11と裏
布12との間に上記木材粉シート7が設けられたものの
一例を示すものである。上記裏布12としては、床面と
の摩擦から木材粉シート7のを保護するためのもので、
不織布等が好適に用いられるが、これに限定されるもの
ではない。
【0015】上記木材粉シートは、じゅうたん布全面に
設け、じゅうたん裏面、或いは裏布と部分接着して用い
られるが、適当な大きさの木材粉シートを間隔をおいて
取付けることもできる。またシートに挟持された木材粉
の場合、不織布を用いれば丈夫で破損することは少ない
が、裏布を用いると、床とすれることが防止されるので
破損しにくく、また破損しても外部にちらばることがな
い。さらに、凸部で区画された木材粉シートの場合、1
個所の破損で放出される木材粉の量は少なく、また木材
粉が安定保持される利点もある。
設け、じゅうたん裏面、或いは裏布と部分接着して用い
られるが、適当な大きさの木材粉シートを間隔をおいて
取付けることもできる。またシートに挟持された木材粉
の場合、不織布を用いれば丈夫で破損することは少ない
が、裏布を用いると、床とすれることが防止されるので
破損しにくく、また破損しても外部にちらばることがな
い。さらに、凸部で区画された木材粉シートの場合、1
個所の破損で放出される木材粉の量は少なく、また木材
粉が安定保持される利点もある。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本校案に係るじゅ
うたんは、下面にヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等の
木材粉シートが取付けられ、ダニ等の害虫忌避性、或い
は抗菌性を有する成分が放散され、人畜に悪影響を与え
ることなく、ダニ等を忌避し、抗菌性を呈し、長期にわ
たってその薬効が保持されるので、特にダニ、カビ等の
発生し易いマンション等に用いられるじゅたんとして有
効である。また、木材粉シートの平らなシートがじゅう
たん布に接するように構成されているので、表面が平滑
である。さらに、この木材粉シートによって、走行の際
にクッション効果が得られるものである。
うたんは、下面にヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギ等の
木材粉シートが取付けられ、ダニ等の害虫忌避性、或い
は抗菌性を有する成分が放散され、人畜に悪影響を与え
ることなく、ダニ等を忌避し、抗菌性を呈し、長期にわ
たってその薬効が保持されるので、特にダニ、カビ等の
発生し易いマンション等に用いられるじゅたんとして有
効である。また、木材粉シートの平らなシートがじゅう
たん布に接するように構成されているので、表面が平滑
である。さらに、この木材粉シートによって、走行の際
にクッション効果が得られるものである。
【図1】本考案に係るじゅうたんに用いられる木材粉シ
ートの一例を示す平面図である。
ートの一例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視断面図である。
【図4】本考案に係るじゅうたんの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図5】本考案に係るじゅうたんの他の例を示す断面図
である。
である。
1 山形シート 2 狭い凸部 3 凹部 4 幅の広い凸部 5 木材粉 6 フラットシート 7 シート状に形成された木材粉(木材粉シート) 11 じゅうたん布 12 裏布 13 じゅうたん
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−112512(JP,A) 特開 昭57−155934(JP,A) 特開 昭63−312802(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 27/02 A01N 25/34 B32B 21/02 B32B 21/10
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも1枚が通気性の2枚のシート
の一方のシートに多数の凹部を形成し、これらの凹部に
ヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギのうちの1種または2
種以上の木材粉を充填するとともに、他方の平らなシー
トを一方のシートの凹部以外の部分に接着することによ
って得られた木材粉シートを、木材粉シートの他方のシ
ートがじゅうたん布に接するように、じゅうたん布の下
面に設けたことを特徴とするじゅうたん。 - 【請求項2】 じゅうたん布の裏面に裏布を取付け、こ
のじゅうたん布と裏布との間に、少なくとも1枚が通気
性の2枚のシートの一方のシートに多数の凹部を形成
し、これらの凹部にヒバ、サワラ、ヒノキ、ヤクスギの
うちの1種または2種以上の木材粉を充填するととも
に、他方の平らなシートを一方のシートの凹部以外の部
分に接着することによって得られた木材粉シートを、木
材粉シートの他方のシートがじゅうたん布に接するよう
に設けたことを特徴とするじゅうたん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091298U JP2594846Y2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | じゅうたん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091298U JP2594846Y2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | じゅうたん |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638763U JPH0638763U (ja) | 1994-05-24 |
JP2594846Y2 true JP2594846Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=14022567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991091298U Expired - Lifetime JP2594846Y2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | じゅうたん |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594846Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57155934A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-27 | Seiji Takeno | Insect protecting and killing carpet |
JPS62112512A (ja) * | 1985-11-11 | 1987-05-23 | 忠見 佳彦 | 敷物 |
JPH0655362B2 (ja) * | 1987-06-17 | 1994-07-27 | 株式会社ノダ | パ−ティクルボ−ド及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP1991091298U patent/JP2594846Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638763U (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990126 |