JP2594712B2 - ベルトコンベアの張力制御装置 - Google Patents
ベルトコンベアの張力制御装置Info
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- JP2594712B2 JP2594712B2 JP7729691A JP7729691A JP2594712B2 JP 2594712 B2 JP2594712 B2 JP 2594712B2 JP 7729691 A JP7729691 A JP 7729691A JP 7729691 A JP7729691 A JP 7729691A JP 2594712 B2 JP2594712 B2 JP 2594712B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンベア設備における
ベルトの張力を制御するベルトコンベアの張力制御装置
に関するものである。
ベルトの張力を制御するベルトコンベアの張力制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば特開昭58−177809
号公報に示された従来のベルトコンベアの張力制御装置
を示す構成図である。図において、1はベルト、2はベ
ルト1を矢印方向へ移動させるプーリ、3はプーリ2を
回動駆動するモータ、4はベルト1に所定の張力を与え
るように移動可能なプーリ、5,6,7は固定されたプ
ーリ、8はベルト1の張力を検出する検出器で、プーリ
4に接続されると共にワイヤ9を介して台車10に接続
される。ベルト1の張力は台車10の移動、即ちプーリ
4の位置により調整されるように成されている。11は
台車10を移動させるためのこの台車10に搭載されて
いるモータ、PSはモータ11の電源で、サーマルリレ
ー12、並列接続されているマグネット接点13a,1
4a及びしゃ断器15を介してモータ11に接続されて
いる。
号公報に示された従来のベルトコンベアの張力制御装置
を示す構成図である。図において、1はベルト、2はベ
ルト1を矢印方向へ移動させるプーリ、3はプーリ2を
回動駆動するモータ、4はベルト1に所定の張力を与え
るように移動可能なプーリ、5,6,7は固定されたプ
ーリ、8はベルト1の張力を検出する検出器で、プーリ
4に接続されると共にワイヤ9を介して台車10に接続
される。ベルト1の張力は台車10の移動、即ちプーリ
4の位置により調整されるように成されている。11は
台車10を移動させるためのこの台車10に搭載されて
いるモータ、PSはモータ11の電源で、サーマルリレ
ー12、並列接続されているマグネット接点13a,1
4a及びしゃ断器15を介してモータ11に接続されて
いる。
【0003】16は検出器8の検出信号、即ち、ベルト
1の張力信号TSを増幅して張力信号TSaを出力する
増幅器、18a〜18gは同一構成の信号出力器で、張
力信号TSが入力される。17a〜17gは設定器で、
ベルト1を適正に運転できるようにその張力を絶対上限
値,コンベア始動値,ゆるめ開始値,ゆるめ停止値,張
り停止値,張り開始値,絶対下限値の値を信号SETA
〜SETGに設定する。この設定器17a〜17gの各
設定値SETA〜SETGは信号出力器18a〜18g
に入力され、ここで相互に比較され、制御に必要な値U
POFF,STON,LSON,LSOFF,TSOF
F,TSON,LOWOFFを出力する。この信号出力
器18a〜18gの内部については図示しないが張力信
号TSaと各設定値SETA〜SETGとを比較し、両
者が一致しない時出力するように構成されたものであ
る。
1の張力信号TSを増幅して張力信号TSaを出力する
増幅器、18a〜18gは同一構成の信号出力器で、張
力信号TSが入力される。17a〜17gは設定器で、
ベルト1を適正に運転できるようにその張力を絶対上限
値,コンベア始動値,ゆるめ開始値,ゆるめ停止値,張
り停止値,張り開始値,絶対下限値の値を信号SETA
〜SETGに設定する。この設定器17a〜17gの各
設定値SETA〜SETGは信号出力器18a〜18g
に入力され、ここで相互に比較され、制御に必要な値U
POFF,STON,LSON,LSOFF,TSOF
F,TSON,LOWOFFを出力する。この信号出力
器18a〜18gの内部については図示しないが張力信
号TSaと各設定値SETA〜SETGとを比較し、両
者が一致しない時出力するように構成されたものであ
る。
【0004】19,20,21は信号保持器で、コンベ
ア始動時,ゆるめ制御時,張り制御時に信号を接続出力
するフリップフロップ回路を有し、信号STS,LSS
A,TSSを出力するものである。22は出力STSと
TSSが加えられるオアゲート、23は出力LSSAと
LOWOFFが加えられるアンドゲート、24は出力U
POFFとオアゲート22の出力TSSAが加えられる
アンドゲート、25,26はアンドゲート23,24の
出力を受ける出力リレーで、接点25a,26aを有す
る。13,14はマグネットで、接点25a,26aに
より駆動される。
ア始動時,ゆるめ制御時,張り制御時に信号を接続出力
するフリップフロップ回路を有し、信号STS,LSS
A,TSSを出力するものである。22は出力STSと
TSSが加えられるオアゲート、23は出力LSSAと
LOWOFFが加えられるアンドゲート、24は出力U
POFFとオアゲート22の出力TSSAが加えられる
アンドゲート、25,26はアンドゲート23,24の
出力を受ける出力リレーで、接点25a,26aを有す
る。13,14はマグネットで、接点25a,26aに
より駆動される。
【0005】次に動作について説明する。図3に示すベ
ルト1の張力値を参照しながら説明する。静止している
ベルト1を始動する際は、運転時に比較して大きな張力
を必要とするので、始動時の設定張力SETBを確保す
るために、このSETBとその時のベルト張力信号TS
aとを信号出力器18bに加えて制御信号STONを出
力する。この制御信号STONは信号保持器19を経て
信号STSとしてオアゲート22、アンドゲート24を
通じ出力リレー26に加えられ、接点26aを閉ざす。
これによってマグネット14が動作してマグネット接点
14aが閉じる。このため台車10が張り側に移動す
る。始動が完了して運転状態になると、設定器17cか
ら17fの範囲の中で上記と同様に制御され、マグネッ
ト13,14の動作により、台車10はゆるめ方向,張
り方向へ移動しながら適正張力を保つ。図3の波形図は
時刻Tsで始動を開始してTS1で始動時張力TSRE
Fbとなり、運転状態TS2以降は、略張力TSREF
c〜TSREFfの値に保たれることを示す。
ルト1の張力値を参照しながら説明する。静止している
ベルト1を始動する際は、運転時に比較して大きな張力
を必要とするので、始動時の設定張力SETBを確保す
るために、このSETBとその時のベルト張力信号TS
aとを信号出力器18bに加えて制御信号STONを出
力する。この制御信号STONは信号保持器19を経て
信号STSとしてオアゲート22、アンドゲート24を
通じ出力リレー26に加えられ、接点26aを閉ざす。
これによってマグネット14が動作してマグネット接点
14aが閉じる。このため台車10が張り側に移動す
る。始動が完了して運転状態になると、設定器17cか
ら17fの範囲の中で上記と同様に制御され、マグネッ
ト13,14の動作により、台車10はゆるめ方向,張
り方向へ移動しながら適正張力を保つ。図3の波形図は
時刻Tsで始動を開始してTS1で始動時張力TSRE
Fbとなり、運転状態TS2以降は、略張力TSREF
c〜TSREFfの値に保たれることを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のベルトコンベア
の張力制御装置は以上のように構成されているので、コ
ンベア上の輸送物の量、即ち負荷に関係なく、設定器1
7a〜17gに最初に設定した値によってのみ制御され
ており、必ずしも適正でないという問題があった。
の張力制御装置は以上のように構成されているので、コ
ンベア上の輸送物の量、即ち負荷に関係なく、設定器1
7a〜17gに最初に設定した値によってのみ制御され
ており、必ずしも適正でないという問題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、コンベアの負荷状況に応じて張力
制御ができるベルトコンベア張力制御装置を得ることを
目的とする。
めになされたもので、コンベアの負荷状況に応じて張力
制御ができるベルトコンベア張力制御装置を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるベルト
コンベアの張力制御装置は、上流ベルトに負荷検出器を
設けて通常運転時の張力設定値を、その時のコンベアの
負荷状況に応じて補正して制御するようにしたものであ
る。
コンベアの張力制御装置は、上流ベルトに負荷検出器を
設けて通常運転時の張力設定値を、その時のコンベアの
負荷状況に応じて補正して制御するようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明における張力制御装置はあらかじめ決
められた設定値にコンベア負荷状況が加味されて制御さ
れる。
められた設定値にコンベア負荷状況が加味されて制御さ
れる。
【0010】
【実施例】実施例1. 以下この発明の一実施例を図について説明する。図1に
おいて図2と対応する部分には同一符号を付して説明を
省略する。図1において、30は張力制御対象のベルト
1の上流側ベルトコンベアの上流ベルト、31はこの上
流ベルト30の途中に設けた負荷検出器、32は負荷検
出器31の検出信号の増幅器、33は増幅された検出信
号の信号保持器、34は検出信号に応じて補正値を作る
補正値発生器、35a〜35gは設定器17a〜17g
の設定値を上記補正値で補正する補正器、36a〜36
gは補正された設定値を発生する信号発生器である。
おいて図2と対応する部分には同一符号を付して説明を
省略する。図1において、30は張力制御対象のベルト
1の上流側ベルトコンベアの上流ベルト、31はこの上
流ベルト30の途中に設けた負荷検出器、32は負荷検
出器31の検出信号の増幅器、33は増幅された検出信
号の信号保持器、34は検出信号に応じて補正値を作る
補正値発生器、35a〜35gは設定器17a〜17g
の設定値を上記補正値で補正する補正器、36a〜36
gは補正された設定値を発生する信号発生器である。
【0011】次に動作について説明する。ベルトの張力
制御装置の設置目的は、ベルト1がその時の負荷を背負
って適正に移動するのに必要なベルト面と駆動プーリ周
面との間に必要な摩擦力を保持することにある。従って
ベルト1の保有する負荷量によってこの摩擦力も必然的
に異なってくる。負荷が大きい場合、即ちベルト1上に
多量の輸送物が搭載されている場合には、より強い力が
必要であることは明白である。またベルト1の静止状態
から定常運転状態までの間、即ち始動時には大きな始動
力(大きな摩擦力)が必要であるが、定常運転時にはそ
の必要はない。つまり始動時には台車10を緊張側に移
動させてベルト張力を増し、運転時には台車10を元に
戻して張力を下げる制御を行う。また一定の張力範囲を
確保するために、台車10の移動を行いながら制御を行
っている。
制御装置の設置目的は、ベルト1がその時の負荷を背負
って適正に移動するのに必要なベルト面と駆動プーリ周
面との間に必要な摩擦力を保持することにある。従って
ベルト1の保有する負荷量によってこの摩擦力も必然的
に異なってくる。負荷が大きい場合、即ちベルト1上に
多量の輸送物が搭載されている場合には、より強い力が
必要であることは明白である。またベルト1の静止状態
から定常運転状態までの間、即ち始動時には大きな始動
力(大きな摩擦力)が必要であるが、定常運転時にはそ
の必要はない。つまり始動時には台車10を緊張側に移
動させてベルト張力を増し、運転時には台車10を元に
戻して張力を下げる制御を行う。また一定の張力範囲を
確保するために、台車10の移動を行いながら制御を行
っている。
【0012】この発明においては、図1で示すように、
張力制御するベルト1の上流ベルト30の途中に負荷検
出器31を設置し、ここでベルト1に流入する輸送物の
量の把握を行う。この負荷の検出信号は増幅器32で増
幅されて信号保持器33へ送られる。信号保持器33に
おいては、負荷検出器31で検出した輸送物がベルト1
上にあることを信号として保持する。この信号に応じて
ベルト1の張力値の補正値を補正値発生器34で発生さ
せ、各信号補正器35a〜35gに送る。ここではあら
かじめ設定されている設定器17a〜17gの設定値に
対して加減算の補正を行い、信号発生器36a〜36g
に送り、その出力が実際のベルト1の張力を制御する値
SETA〜SETGとなり、この制御値に基づいて従来
と同様の制御を行うことになる。
張力制御するベルト1の上流ベルト30の途中に負荷検
出器31を設置し、ここでベルト1に流入する輸送物の
量の把握を行う。この負荷の検出信号は増幅器32で増
幅されて信号保持器33へ送られる。信号保持器33に
おいては、負荷検出器31で検出した輸送物がベルト1
上にあることを信号として保持する。この信号に応じて
ベルト1の張力値の補正値を補正値発生器34で発生さ
せ、各信号補正器35a〜35gに送る。ここではあら
かじめ設定されている設定器17a〜17gの設定値に
対して加減算の補正を行い、信号発生器36a〜36g
に送り、その出力が実際のベルト1の張力を制御する値
SETA〜SETGとなり、この制御値に基づいて従来
と同様の制御を行うことになる。
【0013】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば従来のベ
ルト張力制御装置の各設定値の値に上流ベルトで検出し
た負荷状況を加味する構成としたので、常にベルトを適
正な張力に保持することができ、輸送物を安定に輸送す
ることができる効果が得られる。
ルト張力制御装置の各設定値の値に上流ベルトで検出し
た負荷状況を加味する構成としたので、常にベルトを適
正な張力に保持することができ、輸送物を安定に輸送す
ることができる効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例によるベルトコンベアの張
力制御装置の構成図である。
力制御装置の構成図である。
【図2】従来のベルトコンベアの張力制御装置の構成図
である。
である。
【図3】ベルト張力制御の動作特性図である。
1 ベルト 17a〜17g 設定器 30 上流ベルト 31 負荷検出器 34 補正値発生器 35a〜35g 信号補正器 36a〜36g 信号発生器
Claims (1)
- 【請求項1】 ベルトコンベアの運転時における幾つか
の時点でベルトの張力をそれぞれ所定の設定値に基づい
て制御するようにしたベルトコンベアの張力制御装置に
おいて、張力制御されるベルトの上流側に配された上流
ベルトに設けた負荷検出器と、上記負荷検出器の検出信
号に応じて上記各設定値を補正する補正手段とを備えた
ベルトコンベアの張力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7729691A JP2594712B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7729691A JP2594712B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292318A JPH04292318A (ja) | 1992-10-16 |
JP2594712B2 true JP2594712B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=13629929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7729691A Expired - Fee Related JP2594712B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ベルトコンベアの張力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594712B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100503027B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2005-07-25 | 주식회사 포스코 | 컨베이어 벨트의 텐션조정 감지장치 |
KR101435069B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2014-09-01 | 현대제철 주식회사 | 연원료 이송장치 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP7729691A patent/JP2594712B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04292318A (ja) | 1992-10-16 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |