JP2594582Y2 - 多連スイッチ装置 - Google Patents

多連スイッチ装置

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JP2594582Y2
JP2594582Y2 JP1992008347U JP834792U JP2594582Y2 JP 2594582 Y2 JP2594582 Y2 JP 2594582Y2 JP 1992008347 U JP1992008347 U JP 1992008347U JP 834792 U JP834792 U JP 834792U JP 2594582 Y2 JP2594582 Y2 JP 2594582Y2
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透 我妻
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、選択的にスイッチング
が行える複数の接点切換え機構を並設した多連スイッチ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、この種の多連スイッチ装置の従
来例を示す斜視図で、複数の端子1を有するウェハ2と
蓋体3とを組み合わせてなる筐体4が、3つの接点切換
え機構を内蔵している。すなわち、この3連のスイッチ
装置は、筐体4の内部に、3つの固定接点(図示せず)
と、各固定接点に接離する3つの可動接点(図示せず)
と、各可動接点を駆動する3つの作動体5とが組み込ま
れており、蓋体3の上方に突出する各作動体5を選択的
に操作することによって、所望の可動接点を対応する固
定接点に接離させることができ、この接離動作で所望の
接点切換え機構のオン・オフ切換えが行えるようになっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の多
連スイッチ装置は、生産現場において、接触不良や動作
不良等をチェックするための性能検査を行う必要がある
が、上記した従来品は、各部品の組み付けを完了した図
5に示す如き組立完成品に対して、かかる性能検査を行
わなければならず、複数の接点切換え機構のうち1つで
も不良が発見されれば装置全体が不良品扱いとなるの
で、部品代や組立コストの無駄が大きいという不具合が
あった。
【0004】また、上記した従来の多連スイッチ装置
は、筐体4の形状を変更するたびに組立ラインを新規に
設定しなければならないが、構成が同じ接点切換え機構
を採用するのであれば、このような組立ラインの大幅な
変更は非効率的であり、設備投資の無駄が大きいと言わ
ざるを得なかった。
【0005】本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてな
されたもので、その目的は、性能検査や設計変更が効率
よく行えて大幅なコストダウンが図れる多連スイッチ装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、複数本の端子を有するウェハと、同一構成にユニッ
ト化された複数個のスイッチ素子と、これらスイッチ素
子を上記ウェハに対して固定するスナップ固定手段とを
具備し、上記スイッチ素子は、ケーシングと、該ケーシ
ングの内部に固設した固定接点と、該固定接点に接離す
る可動接点と、該可動接点を駆動する作動体と、上記固
定接点に導通されて上記ケーシングの外部に露出する第
1の外部接点と、上記可動接点に導通されて上記ケーシ
ングの外部に露出する第2の外部接点とを有し、上記ウ
ェハに同一形状の複数の素子取付穴を設けると共に、こ
れら素子取付穴の内底面に上記各端子から延出する弾性
片を露出させ、上記各スイッチ素子の上記ケーシングを
上記ウェハの上記各素子取付穴に取り付けることによ
り、上記第1および第2の外部接点それぞれ上記弾性
弾接させることによって達成される。
【0007】
【作用】ユニット化したスイッチ素子を用いるという上
記手段によれば、性能検査に合格したスイッチ素子をウ
ェハに組み込んでいけば品質が保証されるので、組立完
成品に対して性能検査を行わなければならなかった従来
品に比して部品代や組立コストの無駄が少なく、また、
ウェハの形状を変更する場合にも、ユニット化したスイ
ッチ素子はそのまま使用できるので、設計が容易で設備
投資も最小限に抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本考案による多連スイッチ装置の一
実施例を示す断面図、図2は該実施例に用いたスイッチ
素子を底面側から見た斜視図、図3は該実施例の分解斜
視図であり、図3においてウェハは一部切除して図示さ
れている。
【0010】これらの図に示す3連のスイッチ装置は、
複数の端子6を有する共通のウェハ7に対し、構成や形
状が同一のユニット化された3個のスイッチ素子8を組
み込んだものであり、各スイッチ素子8はいずれか2つ
の端子6と電気的に接続されている。
【0011】ウェハ7には、3個所に同一形状の素子取
付穴7aが形成してあり、各素子取付穴7aの内底部に
それぞれ、端子6の延出部分を図1に示す如くに折り返
して弾性を持たせた弾性片6aが、一対ずつ配置してあ
る。また、各素子取付穴7aの内壁面には、後述するス
イッチ素子8の係止爪を係止するための切欠7bが形成
してある。
【0012】ユニット化されている各スイッチ素子8
は、外壁面に係止爪9aを形成したケーシング9と、こ
のケーシング9の内底部に立設したクリップ状の固定接
点10と、この固定接点10に接離させるための可動接
点部11aを形成した捩りコイルばね11と、この捩り
コイルばね11の可動接点部11a近傍に係合して該可
動接点部11aを下方へ駆動する作動体12と、固定接
点10に導通されてケーシング9の外部に露出する第1
の外部接点13と、捩りコイルばね11に導通されてケ
ーシング9の外部に露出する第2の外部接点14とによ
って主に構成されている。ただし、ケーシング9は下ケ
ース15と上ケース16とに区別され、下ケース15に
は第1および第2の外部接点13,14が成形段階で一
体化してあり、上ケース16には作動体12が昇降自在
に挿通させてある。また、固定接点10と第1の外部接
点13との導通は、該外部接点13を形成している金属
板を固定接点10の基部にかしめつけることによって確
保されており、一方、捩りコイルばね11と第2の外部
接点14との導通は、該外部接点14を形成している金
属板に捩りコイルばね11を圧接させることによって確
保されている。
【0013】つまり、このスイッチ素子8は、捩りコイ
ルばね11のばね力によって上方へ押し上げられている
作動体12を該ばね力に抗して押し込むと、捩りコイル
ばね11の可動接点部11aが作動体12によって下方
へ駆動され、作動体12を所定ストローク押し込んだ時
点で、図1に鎖線で示すように可動接点部11aが固定
接点10に接触してオフからオンへの切換えが行える。
また、オン状態で作動体12に対する作動力を除去する
と、捩りコイルばね11のばね力によって作動体12は
上方へ押し上げられ、図1に実線で示すように可動接点
部11aが固定接点10から離間してオンからオフへの
切換えが行える。
【0014】そして、上記スイッチ素子8は、性能検査
を行った後、ケーシング9の係止爪9aをウェハ7の切
欠7bに係止させるというスナップイン挿着を行うこと
によって、素子取付穴7a内に取り付けるが、こうして
スイッチ素子8をウェハ7に組み込むと、第1および第
2の外部接点13,14にそれぞれ、素子取付穴7a内
の相異なる弾性片6a,6aが弾接した状態となる。す
なわち、スイッチ素子8の固定接点10と可動接点部1
1aがそれぞれ、ウェハ7の相異なる端子6,6に常時
導通されることとなり、作動体12を所定ストローク押
し込むことによって、これら一対の端子6,6どうしを
導通状態に切換えることができる。
【0015】このように上記実施例は、性能検査で合格
したスイッチ素子8を順次、ウェハ7の素子取付穴7a
内にスナップイン挿着していくことによって、3連のス
イッチ装置が完成できるというものなので、完成品につ
いては性能検査を行う必要がない。したがって、性能検
査で不良が発見された場合には、当該スイッチ素子8の
み不良品扱いとすればよく、組立完成品に対して性能検
査を行わなければならなかった従来品に比して部品代や
組立コストの無駄が少なく、その分、製造コストを低減
することができる。
【0016】また、上記実施例は、構成や形状が同一の
ユニット化したスイッチ素子8を用いているので、ウェ
ハ7の形状を変更してもスイッチ素子8はそのまま使用
することができる。したがって、上記実施例を製造した
後、例えば図4に示すように形状が異なる3連のスイッ
チ装置を製造する場合、あるいは2連や4連のスイッチ
装置を新規に製造する場合にも、スイッチ素子8の数や
取付位置に合わせてウェハ7の形状を変更しさえすれば
よいので設計が容易であり、ウェハ7の変更だけで済む
ため設備投資も最小限に抑えることができる。
【0017】なお、ユニット化したスイッチ素子8の構
成や形状が適宜選択可能であることは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、複数の端子を有す
るウェハに対し、ユニット化したスイッチ素子を複数個
取り付けるという本考案によれば、性能検査に合格した
該スイッチ素子を該ウェハに組み込んでいけばよいので
部品代や組立コストの無駄が少なく、また、ウェハの形
状を変更する場合にも、該スイッチ素子をそのまま使用
すれば設計が容易になって設備投資も最小限に抑えるこ
とができ、その結果、性能検査や設計変更が効率よく行
えて大幅なコストダウンが図れる多連スイッチ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による多連スイッチ装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】該実施例に用いたスイッチ素子を底面側から見
た斜視図である。
【図3】該実施例の分解斜視図である。
【図4】本考案による多連スイッチ装置の他の実施例を
示す分解斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 端子 7 ウェハ 7a 素子取付穴 8 スイッチ素子 9 ケーシング 10 固定接点 11 捩りコイルばね 11a 可動接点部 12 作動体 13 第1の外部接点 14 第2の外部接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の端子を有するウェハと、同一構
    成にユニット化された複数個のスイッチ素子と、これら
    スイッチ素子を上記ウェハに対して固定するスナップ固
    定手段とを具備し、 上記スイッチ素子は、 ケーシングと、該ケーシングの内
    部に固設した固定接点と、該固定接点に接離する可動接
    点と、該可動接点を駆動する作動体と、上記固定接点に
    導通されて上記ケーシングの外部に露出する第1の外部
    接点と、上記可動接点に導通されて上記ケーシングの外
    部に露出する第2の外部接点とを有し、 上記ウェハに同
    一形状の複数の素子取付穴を設けると共に、これら素子
    取付穴の内底面に上記各端子から延出する弾性片を露出
    させ、 上記各スイッチ素子の上記ケーシングを上記ウェハの上
    記各素子取付穴に取り付けることにより、 上記第1およ
    び第2の外部接点それぞれ上記弾性片弾接させたこ
    とを特徴とする多連スイッチ装置。
JP1992008347U 1992-02-25 1992-02-25 多連スイッチ装置 Expired - Lifetime JP2594582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992008347U JP2594582Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 多連スイッチ装置

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JP1992008347U JP2594582Y2 (ja) 1992-02-25 1992-02-25 多連スイッチ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0569832U JPH0569832U (ja) 1993-09-21
JP2594582Y2 true JP2594582Y2 (ja) 1999-04-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6271831U (ja) * 1985-07-01 1987-05-08
JPS6317515U (ja) * 1986-07-17 1988-02-05

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