JP2594553Y2 - 冷陰極蛍光ランプ - Google Patents

冷陰極蛍光ランプ

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JP2594553Y2
JP2594553Y2 JP1992089604U JP8960492U JP2594553Y2 JP 2594553 Y2 JP2594553 Y2 JP 2594553Y2 JP 1992089604 U JP1992089604 U JP 1992089604U JP 8960492 U JP8960492 U JP 8960492U JP 2594553 Y2 JP2594553 Y2 JP 2594553Y2
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JP
Japan
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filament
electrode
fluorescent lamp
cold cathode
electrode material
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JP1992089604U
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JPH0648160U (ja
Inventor
浩則 平間
允濟 吉田
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワードプロセッサ、
コンピューター、LCDーTV等液晶ディスプレイのバ
ックライトとして使用される管径(内径)が約1〜3m
m以下の細型冷陰極蛍光ランプに利用される冷陰極蛍光
ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、管径(内径)が約1〜3mm以下
の細型冷陰極蛍光ランプは、図6〜7に図示したよう
に、任意面積の鉄(Fe)或いは鉄ーニッケル合金の薄
板61の一方面にはジルコニウム(Zr)ーアルミニウ
ム(Al)の合金をコーティングすると共に他方面には
チタン(Ti)ー水銀(Hg)の合金をコーティング
し、該薄板61を、2〜4枚ランプ内導入線5と抵抗溶
接7し、一体化して電極6を形成し、この電極6は、図
6のようにバルブ1内では、これを対向させて配設して
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、A.管径(内
径)が約1〜3mm以下の細型冷陰極蛍光ランプでは、
この内部に収容し得る電極の表面積が著しく縮小される
にもかかわらず、大光量化実現のために、ランプ電流は
電極の小型化に対応し得る程減少させることができない
という問題点がある。
【0004】その結果、このような状況の下では、電極
のスパッタリング作用が著しくなり、バルブの黒化等に
よるランプの劣化が著しくなる。従って、ランプの寿命
の短期化は避けがたいという問題点がある。
【0005】B.また、スパッタリングの防止を目的と
して、封入ガス圧を理想値よりも高く設定した場合は、
ランプ消費電力が増加するため、発光輝度率が低下する
という問題点がある。
【0006】そこで、本考案は上記従来の技術の問題点
に鑑み案出されたもので、電極の電流密度を減少させて
スパッタ作用を抑制し、かつ発光輝度率の低下を防止可
能な冷陰極蛍光ランプの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における冷陰極蛍光ランプにおいては、筒状
のフィラメント内部に、亜鉛(Zn)−アルミニウム
(Al)又はチタン(Ti)−水銀(Hg)の合金から
なるロッ状の焼結体或いはこれを収めた金属スリー
電極材を、該フィラメントの端より内方に固定し、
かつフィラメントと導入線、電極材と導入線を抵抗溶接
して一体化した電極を、バルブ内に対向させて配置し、
バルブ内の封入ガス種及び圧力は、アルゴン(Ar)−
ネオン(Ne)混合ガスの70〜120Torrの範囲
内に決定すると共に、アルゴン(Ar)の比率は10%
以下としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】筒状のフィラメントを用いているため、見かけ
上の電極の表面積は大きくなり、従来の電極に比べ、電
極の電流密度が減少し、スパッタ作用が抑制できる。
【0009】また、フィラメント内に、ロッ状の焼結
体等の電極材を収容しているため、従来に比べ、合金の
混入量が大幅に向上する。従って、ゲッター効果が向上
し、ランプ内の水銀(Hg)量の増量化が可能となる。
【0010】更に、焼結体等の電極材をフィラメント
端より内方に配置し固定されているため、ホロー(Fo
llow)効果が可能となる。
【0011】
【実施例】実施例について図1から図5を参照して説明
すると、図1は細型蛍光ランプAの正面図をあらわした
もので、細型蛍光ランプAのバルブ1は、例えば内径が
1〜3mmの細型に製作されている。
【0012】また、該バルブ1の内面には、蛍光体2が
塗布され、フィラメント3はタングステン(W)或いは
タンタル(Ta)等高融点材料で、筒状に製作されてい
る。
【0013】前記フィラメント3は、図4のように巻き
線によって筒状に形成してもよい。
【0014】電極6は、フィラメント3の内部に、亜鉛
(Zn)−アルミニウム(Al)又はチタン(Ti)−
水銀(Hg)の合金からなるロッ状の焼結体、或いは
これを内部に収めた鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、タ
ングステン(W)、モリブデリン(Mo)、タンタル
(Ta)等の金属スリーブの電極材4を、該フィラメン
ト3の端より内方に固定されている(図2、図3参
照)。
【0015】また、前記電極材4と導入線5は、抵抗溶
接71で一体化され、更に、フィラメント3と導入線5
は、抵抗溶接7により一体化して電極6が製作されてい
る。
【0016】さらに、前記スリーブ、焼結体等の電極材
4には、図3のように、端部に凹部41を設け、フィ
ラメント3の端部を該凹部41に固定してもよい。そ
の時、電極材4と導入線5は抵抗溶接により一体化さ
れ、導入線5は抵抗溶接7により一体化して電極6が製
作されている
【0017】なお、スリーブ或いは焼結体の電極材4
は、フィラメント3の端より例えば、1mm以上内方
に配置されている。
【0018】さらに、上記電極6は、バルブ1内に対向
させて配置固定されている。
【0019】図5は、バルブ1内に封入される、アルゴ
ン(Ar)ーネオン(Ne)混合ガスの封入圧力と輝度
効率の関係をあらわしたものであり、本考案では、バル
ブ1内の封入ガス種及び圧力は、アルゴン(Ar)ーネ
オン(Ne)混合ガスの70〜120Torrの範囲内
に決定され、また、アルゴン(Ar)の混合比率は10
%以下にされている。
【0020】
【考案の効果】本考案は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 A.筒状のフィラメントを用いているため、見かけ上の
電極の表面積は大きくなり、従来の電極に比べ、電極の
電流密度が減少し、スパッタ作用を抑制できる。
【0021】B.筒状フィラメント内にロッ状の焼結
体を収容することにより、従来に比べ、合金の混入量が
大幅に向上する。これにより、ゲッター効果が向上し、
ランプ内の水銀(Hg)量の増量化が可能となる。
【0022】C.焼結体の電極材をフィラメント端よ
りやや内方に配置したため、ホロ−(Follow、黒
化防止等ができる効果)効果を発揮させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冷陰極蛍光ランプの構造説明図であ
る。
【図2】本考案の電極の斜視図である。
【図3】本考案の電極の別実施例の斜視図である。
【図4】本考案のフィラメントの斜視図である。
【図5】本考案のアルゴンーネオン混合ガスの封入圧力
と輝度効率の関係図である。
【図6】従来の冷陰極蛍光ランプの構造説明図である。
【図7】従来の電極構造の説明図である。
【符号の説明】
A 細型蛍光ランプ 1 バルブ 2 蛍光体 3 フィラメント 4 電極材 41 凹部 5 導入線 6 電極 7 抵抗溶接 71 抵抗溶接
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 61/067 H01J 61/16 H01J 61/24 H01J 61/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のフィラメント内部に、亜鉛(Zn)
    −アルミニウム(Al)又はチタン(Ti)−水銀(H
    )の合金からなるロッ状の焼結体或いはこれを収め
    た金属スリーブの電極材を、該フィラメントの端より
    内方に固定し、かつフィラメントと導入線、電極材と導
    入線を抵抗溶接して一体化した電極を、バルブ内に対向
    させて配置し、バルブ内の封入ガス種及び圧力は、アル
    ゴン(Ar)−ネオン(Ne)混合ガスの70〜120
    Torrの範囲内に決定すると共に、アルゴン(Ar)
    の比率は10%以下としたことを特徴とする冷陰極蛍光
    ランプ。
JP1992089604U 1992-12-03 1992-12-03 冷陰極蛍光ランプ Expired - Lifetime JP2594553Y2 (ja)

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JPH0648160U JPH0648160U (ja) 1994-06-28
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