JP2594391B2 - 換気扇の自動運転装置 - Google Patents
換気扇の自動運転装置Info
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/0001—Control or safety arrangements for ventilation
Description
の煙等に応じて、換気扇の運転を自動的に運転させる換
気扇の自動運転装置に関するものである。
は、室内の環境の変化に対応し、たとえば、室内で発生
するたばこの煙等に応じて自動運転する自動運転装置付
のものが主流になりつつある。
一般に図5〜図6に示すように、室内101の天井面1
02に設置されたた換気扇103の吸込口104近傍
に、室内101の煙濃度を検知する煙濃度検知素子10
5を設けている。この煙濃度検知素子105は内部に感
知素子106とヒータ107とを備え、感知素子106
をヒータ107で加熱し、一定の温度(約300℃)に
保持させて検知感度を高めるている。そして、図7に示
すように、室内101で煙が発生すると、その煙の量に
ともなって室内101の煙濃度が上昇していき、煙濃度
検知素子105の検知信号が、一定の基準値X[pp
m]以上になると時間Taで換気扇103を運転し、吸
込口104から汚れた空気を吸込んで室外(図示せず)
へ排出する。そして、時間の経過とともに、換気作用に
よって室内101の煙濃度が低下していき、煙濃度検知
素子105の検知信号が基準値X[ppm]以下になる
と時間Tbで、換気扇103を停止させるものであっ
た。
気扇の自動運転装置に用いられる煙濃度検知素子105
は、個々の検知感度特性のバラッキがある程度あるもの
であり、用いる煙濃度検知素子ごとに、その検知信号
は、図7に示すように、A、B、のように異り、用いる
煙濃度検知素子によっては、室内101の実際の煙濃度
を正確に検知していない場合があり、上記従来の換気扇
の自動運転装置では、煙濃度検知素子105の検知信号
の変化を一定の基準値X[ppm]と比較判断し、換気
扇103の運転、停止を行っているので、検知感度特性
がAのような煙濃度検知素子を用いた場合は、室内10
1で煙が発生すると検知信号は上昇していき、実際は基
準値X[ppm]を越えているにもかかわらず、換気扇
103が運転しなかったり、検知感度特性がBのような
煙濃度検知素子を用いた場合は、室内101で煙が発生
すると検知信号は上昇していき、実際は基準値X[pp
m]を越えていないにもかかわらず、換気扇103を運
転してしまうという課題があった。また、換気扇103
の吸込口104近傍に煙濃度検知素子105が設けられ
ているので、換気扇103を運転して汚れた空気を室外
へ排出するときには、常に煙濃度検知素子105が、吸
込口104から吸込まれる空気の気流にさらされること
となり、気流発生時および気流停止時すなわち、換気扇
103運転開始時および停止時には、煙濃度検知素子1
05の周囲の温度が急激に変化し、煙濃度検知素子10
5の内部に備えられた感知素子106の温度を変化させ
てしまい、それをヒータ106が一定の温度(約300
℃)に復帰させるまでのタイムラグが発生し、図9に示
すように換気扇運転開始Taにおいて、煙濃度をXaの
ように実際よりも低く検知して、一旦換気扇を停止させ
たり、換気扇運転停止Tbにおいて、煙濃度をXbのよ
うに実際よりも高く検知して、一旦換気扇を運転させて
しまうという課題があった。また、換気扇103を設置
する室内101が広かったり、換気扇103の設置位置
が高かったりして、煙濃度検知素子105と煙発生源と
の距離が遠く離れ、煙が煙濃度検知素子105まで到達
せずに使用者付近と煙濃度検知素子105付近との空気
の煙濃度にむらができる場合には、使用者付近では空気
が汚れているにもかかわらず、換気扇103が停止した
ままになり、使用者の存在する雰囲気に対応した換気が
できないという課題があった。また、換気扇103を設
置する室内101が狭かったり、換気扇103の設置位
置が低かったりして、煙濃度検知素子105と煙発生源
との距離がかなり接近し、換気扇103運転時におい
て、発生する煙が室内101の空気中へ拡散する間もな
く煙濃度検知素子105付近へ吸い寄せられて室外へ排
出され、使用者付近と煙濃度検知素子105付近との空
気の煙濃度にむらができる場合には、使用者付近の空気
が汚れないのにもかかわらず、換気扇103が運転し続
けられ、使用者の存在する雰囲気に対応した換気ができ
ないという課題があった。
扇の自動運転装置に用いられる煙濃度検知素子の個々の
検知感度特性のばらつきがある程度あっても、発生する
煙に応じて正確に換気扇を運転、停止すとともに、換気
扇運転開始時および換気扇運転停止時に、煙濃度検知素
子の周囲の温度が急激に変化して、換気扇が誤作動する
のを防し、さらに、換気扇を設置する室内が広かった
り、換気扇の設置位置が高かったりして、煙濃度検知素
子と煙発生源との距離が遠く離れ、煙が煙濃度検知素子
まで到達せずに使用者付近と煙濃度検知素子付近との空
気の煙濃度にむらができても、使用者の存在する雰囲気
に対応した換気ができる換気扇の自動運転装置を提供す
ることを第1の目的とする。
かったり、換気扇の設置位置が低かったりして、煙濃度
検知素子と煙発生源との距離がかなり接近し、換気扇運
転時において、発生する煙が室内気中へ拡散する間もな
く煙濃度検知素子付近へ吸い寄せられて室外へ排出さ
れ、使用者付近と煙濃度検知素子付近との空気の煙濃度
にむらができても、使用者の存在する雰囲気に対応した
換気ができる換気扇の自動運転装置を提供することにあ
る。
成するための第1の手段は、室内の煙濃度を検知する煙
濃度検知素子と、この煙濃度検知素子の検知出力を所定
時間ごとに測定する煙濃度測定手段と、初期の煙濃度測
定値を基準値とし、煙濃度測定手段のそのときの煙濃度
測定値と前記基準値とにより、煙濃度の変化値を演算す
る第1の煙濃度変化値演算手段と、この第1の煙濃度変
化値演算手段の変化値が、第1の設定値以上になったと
きに、換気扇の運転を開始させる運転開始手段と、前記
煙濃度測定手段の初期の煙濃度測定値を基準値として記
憶する基準値設定手段と、前記運転開始手段によって換
気扇が運転を開始した後の一定時間内は、前記煙濃度検
知素子の検知出力の大小にかかわらず換気扇の運転を継
続させる運転保持手段と、この運転保持手段の一定時間
経過後には、前記煙濃度測定手段の煙濃度測定値と前記
基準値設定手段の基準値とにより、煙濃度の変化値を演
算する第2の煙濃度変化値演算手段と、この第2の煙濃
度変化値演算手段の変化値が第2の設定値以上になった
ときに、換気扇の運転を停止させる運転停止手段と、こ
の運転停止手段によって換気扇が運転を停止した後の一
定時間内は、前記煙濃度検知素子の検知出力の大小にか
かわらず換気扇の停止を継続させる停止保持手段と、前
記第1の煙濃度変化値演算手段の変化値が前記第1の設
定値以上にならず、前記換気扇が一定時間停止したまま
の状態が続いた場合には、前記第1の設定値を下げる第
1設定値補正手段とを備えた換気扇の自動運転装置の構
成としたものである。
手段は、上記第1の手段の第1設定値補正手段に代え
て、第2の煙濃度変化値演算手段の変化値が第2の設定
値以上にならず、換気扇が一定時間運転したままの状態
が続いた場合には、前記第2の設定値を下げる第2設定
値補正手段を備えた構成としたものである。
気扇の自動運転装置に用いられる煙濃度検知素子の個々
の検知感度特性のバラッキがある程度あっても、用いた
個々の煙濃度検知素子の検知出力を所定時間ごとに煙濃
度測定手段が測定し、そのときの煙濃度測定値と初期の
煙濃度測定値から、第1の煙濃度変化値演算手段が煙濃
度の変化値を演算し、この変化値が第1の設定値以上に
なったときに、運転開始手段が換気扇を運転させるとと
もに、基準値設定手段が煙濃度測定手段の初期の煙濃度
測定値を基準値として記憶しておき、この基準値と換気
扇運転開始後の煙濃度測定手段の煙濃度測定値とから第
2の煙濃度変化値演算手段が煙濃度の変化値を演算し、
この変化値が第2の設定値以下になったときに、運転停
止手段が換気扇を停止させる。
素子の周囲の温度が急激に変化し、一定時間、煙濃度検
知素子の検知出力がばらつくが、その一定時間内の煙濃
度検知素子の検知出力の大小にかかわらず、運転保持手
段が換気扇の運転を継続させ、換気扇が誤作動するのを
防止するとともに、換気扇の運転停止時に、煙濃度検知
素子の周囲の温度が急激に変化し、一定時間、煙濃度検
知素子の検知出力がばらつくが、その一定時間内の煙濃
度検知素子の検知出力の大小にかかわらず停止保持手段
が換気扇の停止を継続させ、換気扇が誤作動するのを防
止する。
離が遠く離れ、煙が煙濃度検知素子まで到達せずに使用
者付近と煙濃度検知素子付近との空気の煙濃度にむらが
でき、第1の煙濃度変化値演算手段の変化値が第1の設
定値以上にならず、換気扇が一定時間停止したままにな
ると、第1設定値補正手段が第1の設定値を下げ、第1
の煙濃度変化値演算手段の変化値が第1の設定値以上に
なりやすくし、使用者の存在する雰囲気に対応できるよ
うになる。
知素子と煙発生源との距離が接近し、発生する煙が換気
扇運転時には、室内気へ拡散する間もなく煙濃度検知素
子付近へ吸い寄せられ、使用者付近と煙濃度検知素子付
近との空気の煙濃度にむらができ、第2の煙濃度変化値
演算手段の変化値が第2の設定値以下にならず、換気扇
が一定時間運転したままになると、第2設定値補正手段
が第2の設定値を上げ、第2の煙濃度変化値演算手段の
変化値が第2の設定値以下になりやすくし、使用者の存
在する雰囲気に対応できるようになる。
よび図2を参照しながら説明する。
置された換気扇3の吸込口4近傍に、室内1の煙濃度を
検知する煙濃度検知素子5を設け、この煙濃度検知素子
5の検知出力を所定時間ごとに煙濃度測定手段6が測定
し、第1の煙濃度変化値演算手段7へ出力している。第
1の煙濃度変化値演算手段7では、煙濃度測定手段6の
初期の煙濃度測定値を基準値とし、煙濃度測定手段6の
そのときの煙濃度測定値と前記基準値とにより、煙濃度
の変化値を演算し、運転開始手段8へ出力している。運
転開始手段8では、第1の煙濃度変化値演算手段7の煙
濃度の変化値が第1の設定値以上になったときに、換気
扇3の運転を開始させる。また、煙濃度測定手段6の初
期の煙濃度測定値を基準値設定手段9が基準値として記
憶している。そして、運転開始手段8によって換気扇3
が運転を開始した直後に、煙濃度検知素子5の周囲の温
度が急激に変化し、一定時間、煙濃度検知素子5の検知
出力がばらつくが、その一定時間内は、運転保持手段1
0が煙濃度検知素子5の検知出力の大小にかかわらず換
気扇3の運転を継続させている。そして、運転保持手段
10が換気扇3の運転を一定時間継続させた後に、第2
の煙濃度変化値演算手段11が前記煙濃度測定手段6の
煙濃度測定値と前記基準値設定手段9の基準値とを入力
し、これらの値から煙濃度の変化値を演算し、運転停止
手段12へ出力している。運転停止手段12では、第2
の煙濃度変化値演算手段11の煙濃度の変化値が第2の
設定値以下になったときに、換気扇3の運転を停止させ
る。そして、運転停止手段12によって換気扇3が運転
を停止したした直後に、煙濃度検知素子5の周囲の温度
が急激に変化し、一定時間、煙濃度検知素子5の検知出
力がばらつくが、その一定時間内は、停止保持手段13
が、煙濃度検知素子5の検知出力の大小にかかわらず換
気扇3の停止を継続させている。
距離が遠く離れ、煙が煙濃度検知素子5まで到達せずに
使用者付近と煙濃度検知素子5付近との空気の煙濃度に
むらができ、第1の煙濃度変化値演算手段7の変化値が
第1の設定値以上にならず、換気扇3が一定時間停止し
たままになると、第1の設定値を下げ、第1の煙濃度変
化値演算手段7の変化値が第1の設定値以上になりやす
くする第1設定値補正手段55を設けている。
化値演算手段7、運転開始手段8、基準値設定手段9、
運転保持手段10、第2の煙濃度変化値演算手段11、
運転停止手段12、停止保持手段13、第1設定値補正
手段55をマイクロコンピュータ54で実現している。
転装置の動作を、図2を参照しながら説明する。
1の煙濃度「Ka」をマイクロコンピュータ54に入力
するとともに、基準値設定手段9に記憶させる。つぎに
ステップ62で、ステップ61の「Ka」入力から30
秒間経過後の室内1の煙濃度「Kb」をマイクロコンピ
ュータ54に入力する。つぎにステップ63で、煙濃度
「Ka」と「Kb」とから、「Ka」入力30秒間経過
後の室内1の煙濃度の変化値「Ma」を第1の煙濃度変
化値演算手段7が演算する。つぎにステップ64で、煙
濃度の変化値「Ma」が、あらかじめマイクロコンピュ
ータ54に記憶しておいた第1の設定値「R」以上か小
さいかを判断し、以上と判断し場合には、ステップ65
へ進み、換気扇3の運転を開始させる。そして、換気扇
3が運転を開始すると同時に、ステップ66で、煙濃度
の入力値に関係なく2分間換気扇3の運転を継続させ
る。そして、ステップ66で、ステップ66終了から3
0秒間経過後の室内1の煙濃度「Kc」をマイクロコン
ピュータ54に入力する。つぎにステップ68で、煙濃
度「Kc」と基準値設定手段9に記憶しておいた煙濃度
の基準値「Ka」とから、ステップ66終了から30秒
間経過後の室内1の煙濃度の変化値「Mb」を第2の煙
濃度変化値演算手段11が演算する。つぎにステップ6
9で、煙濃度の変化値「Mb」が、あらかじめマイクロ
コンピュータ54に記憶しておいた第2の設定値「L」
以上か小さいかを判断し、小さいと判断し場合は、ステ
ップ67へもどり、さらに30秒間経過後の室内1の煙
濃度をマイクロコンピュータ54に入力し、このステッ
プ67からステップ69の動作を繰り返す。また、ステ
ップ69で、以上と判断し場合には、ステップ70へ進
み、3分間の遅延運転後、換気扇3の運転を停止させ
る。そして、換気扇3が運転を停止すると同時に、ステ
ップ71で、煙濃度の入力値に関係なく2分間換気扇3
の停止を継続させる。そして、ステップ71終了後はス
テップ61へもどる。
「Ma」が第1の設定値「R」対して小さいと判断した
場合は、ステップ72へ進む、そして、ステップ72で
は、ステップ64で、煙濃度の変化値「Ma」が第1の
設定値「R」以上と判断せず、換気扇43が停止したま
まの状態が1時間以上続いたかどうかを判断し、1時間
以上続いていない場合は、ステップ61へもどる。ま
た、1時間以上続いてる場合には、ステップ73へ進
み、そして、あらかじめマイクロコンピュータ54に記
憶しておいた第1の設定値「R」を一定値下げ、煙濃度
の変化値「Ma」が第1の設定値「R」以上になりやす
くする。そして、ステップ73終了後はステップ61へ
もどる。
自動運転装置よれば、用いられる煙濃度検知素子の個々
の検知感度特性のばらつきがある程度あっても、用いた
個々の煙濃度検知素子5の検知出力を所定時間ごとに煙
濃度測定手段6が測定し、そのときの煙濃度測定値と初
期の煙濃度測定値から、第1の煙濃度変化値演算手段7
が煙濃度の変化値を演算し、この変化値が第1の設定値
以上になったときに、運転開始手段8が換気扇3を運転
させるので、発生する煙で上昇する煙濃度に応じて換気
扇3を正確に自動運転することができる。また、基準値
設定手段9が煙濃度測定手段の初期の煙濃度測定値を基
準値として記憶しておき、この基準値と換気扇運転開始
後の煙濃度測定手段6の煙濃度測定値とから第2の煙濃
度変化値演算手段11が煙濃度の変化値を演算し、この
変化値が第2の設定値以上になったときに、運転停止手
段13が換気扇3を停止させるので、換気作用で減少す
る煙濃度に応じて換気扇3を正確に自動停止することが
できる。さらに、換気扇運転開始時に、煙濃度検知素子
5の周囲の温度が急激に変化し、一定時間、煙濃度検知
素子5の検知出力がばらつくが、その一定時間内の煙濃
度検知素子5の検知出力の大小にかかわらず運転保持手
段10が換気扇の運転を継続させ、換気扇3が誤作動す
るのを防止するとともに、換気扇3の運転停止時に、煙
濃度検知素子5の周囲の温度が急激に変化し、一定時
間、煙濃度検知素子5の検知出力がばらつくが、その一
定時間内の煙濃度検知素子5の検知出力の大小にかかわ
らず停止保持手段13が換気扇3の停止を継続させ、換
気扇3が誤作動するのを防止すことができる。
距離が遠く離れ、煙が煙濃度検知素子5まで到達せずに
使用者付近と煙濃度検知素子5付近との空気の煙濃度に
むらができ、第1の煙濃度変化値演算手段7の変化値
「Ma」が第1の設定値「R」以上にならず、換気扇3
が一定時間停止したままになると、第1設定値補正手段
55が第1の設定値「R」を下げ、第1の煙濃度変化値
演算手段7の変化値「Ma」が第1の設定値「R」以上
になりやすくすることができる。
および図4を参照しながら説明する。なお、上記第1実
施例と同一構成要素には同一符号を付し、その説明は省
略する。
との距離が接近し、発生する煙が換気扇3運転時には、
室内気へ拡散する間もなく煙濃度検知素子5付近へ吸い
寄せられ、使用者付近と煙濃度検知素子5付近との空気
の煙濃度にむらができ、第2の煙濃度変化値演算手段1
1の変化値が第2の設定値以上にならず、換気扇3が一
定時間運転したままになると、第2の設定値を一定値下
げ、第2の煙濃度変化値演算手段11の変化値が第2の
設定値以上になりやすくする第2設定値補正手段56を
設けた点に特徴がある。
測定手段6、第1の煙濃度変化値演算手段7、運転開始
手段8、基準値設定手段9、運転保持手段10、第2の
煙濃度変化値演算手段11、運転停止手段12、停止保
持手段13とともに、マイクロコンピュータ74で実現
している。
転装置の、とくに第2設定値補正手段56における動作
を、図4を参照しながら説明する。
が第2の設定値「L」に対して小さいと判断した場合
は、ステップ94へ進み、換気扇3が運転したままの状
態が1時間以上続いたかどうかを判断し、1時間以上続
いていない場合は、ステップ87へもどり、さらに30
秒間経過後の室内1の煙濃度をマイクロコンピュータ7
4に入力し、このステップ94からステップ87の動作
をくり返す。また、1時間以上続いてる場合には、ステ
ップ95へ進み、あらかじめマイクロコンピュータ74
に記憶しておいた第2の設定値「L」を下げ、煙濃度の
変化値「Mb」が第2の設定値「L」以上になりやすく
する。そして、ステップ95終了後はステップ81へも
どり、さらに30秒間経過後の室内1の煙濃度をマイク
ロコンピュータ74に入力するのをくり返す。
自動運転装置よれば、煙濃度検知素子5と煙発生源との
距離がかなり接近し、発生する煙が換気扇3運転時に
は、室内気へ拡散する間もなく煙濃度検知素子5付近へ
吸い寄せられ、使用者付近と煙濃度検知素子5付近との
空気の煙濃度にむらができ、第2の煙濃度変化値演算手
段11の変化値が第2の設定値以上にならず、換気扇3
が一定時間運転したままになると、第2設定値補正手段
56が第2の設定値を下げ、第2の煙濃度変化値演算手
段11の変化値が第2の設定値以上になりやすくするこ
とができる。
出力を煙濃度測定手段6で30秒間ごとに測定している
が、使用者の感覚に合わせてその測定時間を変更して
も、その作用効果に差異を生じない。
開始した直後は、煙濃度の入力に関係なく2分間、運転
保持手段10が換気扇3の運転を継続させているが、換
気扇3の運転開始時の煙濃度検知素子5の周囲の温度変
化の影響で、煙濃度検知素子5の検知出力がばらつく時
間に合わせてその継続時間を変更しても、その作用効果
に差異を生じない。
設定値を下げるとき、あるいは第2設定値補正手段56
が第2の設定値を上げるときに用いたそれぞれの時間を
1時間としているが、使用者の感覚に合わせてその測定
時間を変更しても、その作用効果に差異を生じない。
明によれば、換気扇の自動運転装置に用いられ個々の煙
濃度検知素子の検知感度特性にバラツキがある程度あっ
ても、発生する煙に応じて正確に換気扇を運転、停止す
るとともに、換気扇運転開始時および換気扇運転停止時
に、煙濃度検知素子の周囲の温度が急激に変化して、換
気扇が誤動作するのを防止することができ、かつ、換気
扇を設置する室内が広かったり、換気扇の設置位置が高
かったりして、煙濃度検知素子と煙発生源との距離が遠
く離れ、煙が煙濃度検知素子まで到達せずに使用者付近
と煙濃度検知素子付近との空気の煙濃度にむらができて
も、使用者の存在する雰囲気に対応した適切な自動換気
ができる効果のある換気扇の自動運転装置が提供でき
る。
り、換気扇の設置位置が低かったりして、煙濃度検知素
子と煙発生源との距離がかなり接近し、換気扇運転時に
おいて、発生する煙が室内気中へ拡散する間もなく煙濃
度検知素子付近へ吸い寄せられて室外へ排出され、使用
者付近と煙濃度検知素子付近との空気の煙濃度にむらが
できても、使用者の存在する雰囲気に対応した適切な自
動換気ができる効果のある換気扇の自動運転装置が提供
できる。
ブロック図
ク図
を示すグラフ
Claims (2)
- 【請求項1】室内の煙濃度を検知する煙濃度検知素子
と、この煙濃度検知素子の検知出力を所定時間ごとに測
定する煙濃度測定手段と、初期の煙濃度測定値を基準値
とし、煙濃度測定手段のそのときの煙濃度測定値と前記
基準値とにより煙濃度の変化値を演算する第1の煙濃度
変化値演算手段と、この第1の煙濃度変化値演算手段の
変化値が、第1の設定値以上になったときに、換気扇の
運転を開始させる運転開始手段と、前記煙濃度測定手段
の初期の煙濃度測定値を基準値として記憶する基準値設
定手段と、前記運転開始手段によって換気扇が運転を開
始した後の一定時間内は、前記煙濃度検知素子の検知出
力の大小にかかわらず換気扇の運転を継続させる運転保
持手段と、この運転保持手段の一定時間経過後には前記
煙濃度測定手段の煙濃度測定値と前記基準値設定手段の
基準値とにより、煙濃度の変化値を演算する第2の煙濃
度変化値演算手段と、この第2の煙濃度変化値演算手段
の変化値が第2の設定値以上になったときに、換気扇の
運転を停止させる運転停止手段と、この運転停止手段に
よって換気扇が運転を停止した後の一定時間内は、前記
煙濃度検知素子の検知出力の大小にかかわらず換気扇の
停止を継続させる停止保持手段と、前記第1の煙濃度変
化値演算手段の変化値が前記第1の設定値以上になら
ず、前記換気扇が一定時間停止したままの状態が続いた
場合には、前記第1の設定値を下げる第1設定値補正手
段とを備えた換気扇の自動運転装置。 - 【請求項2】室内の煙濃度を検知する煙濃度検知素子
と、この煙濃度検知素子の検知出力を所定時間ごとに測
定する煙濃度測定手段と、初期の煙濃度測定値を基準値
とし、煙濃度測定手段のそのときの煙濃度測定値と前記
基準値とにより煙濃度の変化値を演算する第1の煙濃度
変化値演算手段と、この第1の煙濃度変化値演算手段の
変化値が、第1の設定値以上になったときに、換気扇の
運転を開始させる運転開始手段と、前記煙濃度測定手段
の初期の煙濃度測定値を基準値として記憶する基準値設
定手段と、前記運転開始手段によって換気扇が運転を開
始した後の一定時間内は、前記煙濃度検知素子の検知出
力の大小にかかわらず換気扇の運転を継続させる運転保
持手段と、この運転保持手段の一定時間経過後には前記
煙濃度測定手段の煙濃度測定値と前記基準値設定手段の
基準値とにより、煙濃度の変化値を演算する第2の煙濃
度変化値演算手段と、この第2の煙濃度変化値演算手段
の変化値が第2の設定値以上になったときに、換気扇の
運転を停止させる運転停止手段と、この運転停止手段に
よって換気扇が運転を停止した後の一定時間内は、前記
煙濃度検知素子の検知出力の大小にかかわらず換気扇の
停止を継続させる停止保持手段と、前記第2の煙濃度変
化値演算手段の変化値が前記第2の設定値以上になら
ず、前記換気扇が一定時間運転したままの状態が続いた
場合には、前記第2の設定値を下げる第2設定値補正手
段とを備えた換気扇の自動運転装置。
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