JP2594390Y2 - 建物の外壁構造 - Google Patents

建物の外壁構造

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JP2594390Y2
JP2594390Y2 JP1991079839U JP7983991U JP2594390Y2 JP 2594390 Y2 JP2594390 Y2 JP 2594390Y2 JP 1991079839 U JP1991079839 U JP 1991079839U JP 7983991 U JP7983991 U JP 7983991U JP 2594390 Y2 JP2594390 Y2 JP 2594390Y2
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Japan
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water heater
wall
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unit room
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俊明 加藤
文雄 内田
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ミサワホーム 株式会社
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の外壁構造に関
し、特に外壁面に給湯器を取付ける建物の外壁構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の工期の短縮、現場施工の
容易化等の目的から、工業化住宅、特に工場においてユ
ニットルームを形成し、このユニットルームを建築現場
に搬送し、そこで各ユニットルームを連結し、建物を組
立て形成するユニット工法が推進されてきている。
【0003】このユニット工法においては、ユニットル
ーム内に、給湯設備を配設する場合、給湯器を介して各
給湯設備に湯を供給するようにしている。
【0004】そして、従来では、前記給湯器をユニット
ルームに取付ける場合、ユニットルームを構成する外壁
の外側面に突出状態で給湯器を取付け、この給湯器にガ
ス管や給水管、給湯管等を接続し、これら各管を、外壁
を貫通させて室内に導くようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のユニットル
ームにおいては、給湯器がユニットルームの外壁から突
出し、外部に露出した状態となっていたため、外観、意
匠上好ましくないという問題があった。
【0006】また、ユニットルームは、予め工場で生産
して、運送用のトラック等によって、建築現場に運搬す
る必要があるため、ユニットルームの大きさは運送用の
トラックによって運搬できる大きさに限定されてしま
い、従ってユニットルーム内のスペースを確保するた
め、ユニットルームを制限一杯に形成すると、前記給湯
器が前記トラックの荷台幅より突出して、車載上の制限
に反することとなるという問題があった。
【0007】さらに、ユニットルームの廊下側の外壁に
給湯器を取付ける場合、外壁に給湯器が突出している
と、廊下の幅が有効に活用できなくなり、廊下の通行に
支障の生じることがあるという問題があった。
【0008】このため、ユニットルームの外壁に、前記
給湯器を埋め込むことも考えられるが、ユニットルーム
の外壁にて防火区画を形成する必要があることから、単
純に埋め込むだけでは不十分であるという問題があっ
た。
【0009】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、壁面の防火区画を形
成しつつ、給湯器を突出させることなく、外観意匠上好
ましく、しかも運搬上の支障もなく、更には廊下の幅を
も有効に活用することの可能な建物の外壁構造を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案の建物の外壁構造は、外壁面に給湯器を取付
ける建物の外壁構造において、前記外壁面に、前記給湯
器を取付けるための開口部を形成し、前記開口部内に、
該開口部に相当する大きさの壁埋め込み用の金属製の給
湯器収納ボックスを取付け、前記給湯器収納ボックスの
外面全域を防火用の石膏ボードにて覆うと共に、前記給
湯器接続用の配管を貫通させる前記給湯器収納ボックス
の貫通孔を防火用シール部材にて覆ったことを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】前記構成の建物の外壁構造にあっては、壁に
開口部を形成しているにも拘らず、外表面全域を防火用
の石膏ボードで覆った金属製の給湯器収納ボックスに
て、防火区画を形成することができ、しかも給湯器が給
湯器収納ボックス内に収められるので、外壁より突出す
ることはなく、外観意匠上良好となり、運搬上の制約も
受けず、廊下の幅をも十分に確保することが可能となる
ものである。さらに、給湯器接続用の配管を貫通させた
給湯器収納ボックスの貫通孔を防火用シール部材にて覆
うことで、より徹底した防火区画を形成することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1〜図3は、本考案の一実施例に係るユ
ニットルームの状態を示す図である。
【0014】本実施例においては、1階のユニットルー
ム10の上に、2階のユニットルーム10を積み重ねて
連結することによって、アパートを建築する状態を示し
ている。1階及び2階のユニットルーム10間には、外
部廊下12が張り出し状態で取付けられるようになって
いる。
【0015】各ユニットルーム10は、予め工場におい
て、床パネル上に、壁パネル14を立設固定し、この壁
パネル14により形成された壁部の上部開口に天井材1
6を取付けて箱状に形成されるようになっている。
【0016】また、各ユニットルーム10内には、例え
ば、図示せぬが、洗面台、防水パン、便器を組込んだト
イレ、ユニットバス等のサニタリー用の設備機器や流し
台、ガスコンロ等の台所用の設備機器を設置するように
している。
【0017】そして、これら各ユニットルーム10の外
壁を構成する壁パネル14の外側面に、開口部18を形
成し、この開口部18内に給湯器収納ボックス20を取
付けるようにしている。
【0018】前記開口部18は、開口縁に縁材19を取
付けて補強するようになっている。
【0019】給湯器収納ボックス20は、鋼板等からな
る金属製のもので、給湯器20を収納するに十分な大き
さに形成され、その前面開口部分には換気窓22付きの
扉24が開閉可能に取付けられ、この扉24が前記壁パ
ネル14の外表面とほぼ一致させて、壁埋め込み状態で
取付けられるようになっている。また、給湯器収納ボッ
クス20の開口縁には、壁パネル14側に箱状に曲折形
成された枠部26が形成され、この枠部26を前記壁パ
ネル14の開口縁外側面に当接させ、その上から壁パネ
ル14上に、石膏ボード28を張り付け、更にその上に
化粧材30を張り付けるようにしている。なお、本実施
例においては、給湯器収納ボックス20に、防火性を考
慮して、厚さ0. 8mmの鋼板を使用するようにしてい
る。
【0020】また、給湯器収納ボックス20の外表面
には、防火用の石膏ボード32が裏打ちされるように
なっている。この石膏ボード32には、厚さ12mmの
ものを使用するようにしている。
【0021】そして、前記給湯器収納ボックス20内
に、給湯器34を取付け固定するようにしている。この
給湯器34には、給水管36、ガス管38及び給湯管4
0等が接続されるようになっており、これら給水管3
6、ガス管38及び給湯管40が給湯器収納ボックス2
0の奥壁下部に形成した3個の貫通孔42をそれぞれ貫
通して室内側に導かれるようになっている。
【0022】この場合、貫通孔42の形成によって、防
火対策が不十分となり、前記貫通孔42部分から火災時
に火が漏れる恐れがあるため、前記貫通孔42部分に金
属製のシーリングプレート44を取付けて貫通孔42を
塞ぐことにより、より徹底した防火区画を形成するよう
にしている。
【0023】このように、給湯器34を壁パネル14内
に埋め込むようにしたため、外壁表面に露出せず、外観
意匠上良好となり、かつ運送上の制約を受けることもな
く、しかも廊下の幅を十分に活用することが可能となる
ものである。
【0024】本考案は、前記実施例に限定されるもので
はなく、本考案の要旨の範囲内で、各種の変形実施が可
能である。
【0025】例えば、ユニットルームの形状、寸法等
は、建築条件にあわせて自由に変更実施できるものであ
る。
【0026】また、本実施例では、ユニットルームは、
サニタリー用、台所用のものとなっているが、これに限
らず、その他のユニットルームにも適用可能である。
【0027】更に、ユニットルームは上下に積み重ねて
アパートを形成するものに付いて説明したが、これに限
らず、1階の場合にも適用できるものである。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の建物の外
壁構造にあっては、壁に開口部を形成しているにも拘
らず、外表面全域を防火用の石膏ボードで覆った金属製
の給湯器収納ボックスにて、防火区画を形成することが
でき、しかも給湯器が給湯器収納ボックス内に収められ
るので、外壁より突出することはなく、外観意匠上良好
となり、運搬上の制約も受けず、廊下の幅をも十分に確
保することができるという効果がある。さらに、給湯器
接続用の配管を貫通させた給湯器収納ボックスの貫通孔
を防火用シール部材にて覆うことで、より徹底した防火
区画を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るユニットルームの給湯
器の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】図1の給湯器の取付け部分の断面図である。
【図3】図2の給湯器取付け部分の正面図である。
【符合の説明】
10 ユニットルーム 14 壁パネル 18 開口部 20 給湯器収納ボックス 32 石膏ボード 34 給湯器
MH015302
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−257656(JP,A) 特開 平4−250259(JP,A) 実開 昭59−178543(JP,U) 実開 昭60−172876(JP,U) 実開 昭62−45642(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 2/46 E04F 19/08 102 F24H 9/06 301

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁面に給湯器を取付ける建物の外壁構
    において、 前記外壁面に、前記給湯器を取付けるための開口部を形
    成し、 前記開口部内に、該開口部に相当する大きさの壁埋め込
    み用の金属製の給湯器収納ボックスを取付け、 前記給湯器収納ボックスの外面全域を防火用の石膏ボー
    ドにて覆うと共に、前記給湯器接続用の配管を貫通させ
    る前記給湯器収納ボックスの貫通孔を防火用シール部材
    にて覆ったことを特徴とする建物の外壁構造
JP1991079839U 1991-09-06 1991-09-06 建物の外壁構造 Expired - Fee Related JP2594390Y2 (ja)

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JPH0525259U JPH0525259U (ja) 1993-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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