JP2594187Y2 - 時計バンドの中留構造 - Google Patents

時計バンドの中留構造

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JP2594187Y2
JP2594187Y2 JP1992038051U JP3805192U JP2594187Y2 JP 2594187 Y2 JP2594187 Y2 JP 2594187Y2 JP 1992038051 U JP1992038051 U JP 1992038051U JP 3805192 U JP3805192 U JP 3805192U JP 2594187 Y2 JP2594187 Y2 JP 2594187Y2
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JP
Japan
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clasp
lid
pin
spring
locking
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JP1992038051U
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JPH0591411U (ja
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淳輔 炊江
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、時計バンドの中留構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中留構造としては図8、
図9の実開平2−79813号公報の一部切り欠き平面
図と断面図とに示すものがある。
【0003】この中留構造は、両方のプッシュボタン1
0を押すことにより係止部材20を後退させ、取付け部
30の下面に取付けピン40が貫通可能な間隙を作り、
両方のプッシュボタン10を押したまま上方へ持ち上げ
ることにより係止が解除出来、装着するには逆に両方の
プッシュボタン10を押すことにより係止部材20を後
退させ、取付け部30の下面に取付けピン40が貫通可
能な間隙を作り、両方のプッシュボタン10を押したま
ま上方から取付けピン40を取付け部30に収納後、両
方のプッシュボタン10の押圧を解除することにより係
止部材20は前進し係止可能になる。又、片方のプッシ
ュボタン10操作のみでは係止部材20は後退せず安全
性があり、装着性が良く商品価値がある等の利点があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の構造においては、両方のプッシュボタンを同時に押
しながら上方から下方の見にくい取付けピンを取付け部
に収納しなければならず操作性が悪く、かつ、プッシュ
ボタンと係止部材は上下に重ねる必要があり、中留が厚
くなり商品価値を損なう等の欠点があった。
【0005】本考案の目的は、上記の欠点を解消し、脱
着時の操作性を良好にし、薄型で商品価値を高めること
の出来るようにした時計バンドの中留構造を提供しよう
としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成は、前記目
的を達成するために、実用新案登録請求の範囲の請求項
1に記載された通り、「前記取付け部の方が、前記係止
ピンよりも、前記蓋と前記中留体との回転軸から遠くに
配置される」という特徴を備える。 また、本考案の構成
は、請求項2に記載された通り、「前記蓋を閉じて前記
係止ピンと前記係止部とを係合させた状態において、前
記バネ部材が前記係止ピンを弾圧し、よって前記蓋が前
記中留体に対して開く方向に付勢される」という特徴を
備える。
【0007】
【実施例】以下図面により本考案の一実施例を詳述す
る。図1は、本考案の時計バンドの中留の主要部の一部
切欠き平面図、図2は、図1のAーA断面図、図3は、
図1のBーB断面図、図4は、図3で両方のプッシュボ
タンを操作し係止解除時の位置関係を示す断面図、図5
は、係止解除時の位置関係を示す主要部の断面図、図6
は、他の実施例の主要部の一部切欠き平面図、図7は、
図6のCーC断面図である。
【0008】1は一方のバンドで先端部に取付けピン1
aが配設されている。
【0009】2は他方のバンドで先端部に中留体3が配
設されいる。
【0010】中留体3には先端部に取付け部3aが形成
され、その後端に蓋4が回転自在に取り付けられる。蓋
4は、取付け部3aを塞ぐように中留体3に対して閉じ
ることができる。また、中留体3には、一対のプッシュ
ボタン5が、外方より内方に押圧できるように移動可能
に配置される。さらに、プッシュボタン5を外方に付勢
する押し拡げバネ6が配置される。押し拡げバネ6は一
対のプッシュボタン5の間に配置される。
【0011】4は蓋で下面に、上方に係止溝7aと下方
に案内面7bを有する係止ピン7が配設されている。
【0012】プッシュボタン5の内側には、係止部5a
が設けられる後述するように、押し拡げバネ6の付勢
により移動したプッシュボタン5の係止部5aは、蓋4
に設けられた係止ピン7の係止溝7aに係合する。
【0013】蓋4は、押上バネ8により、中留体3の後
端方向に向け、中留体3に対して開く方向に付勢され
る。 ここで、図2と4に見ると、取付け部3aの方が、
係止ピン7のよりも、蓋4と中留体3との回転軸から遠
くに配置されることがわかる。
【0014】次に本考案による中留の着脱について説明
する。まず、装着するには、一方のバンド1に取り付け
られた取付けピン1aを中留体3の取付け部3aに取り
付け後、蓋4を中留体3の上方より押圧することによ
り、係止ピン7の案内面7bによりプッシュボタン5の
係止部5aを係止解除方向に移動させ、係止溝7aの位
置まで来た時、係止部5aは押し拡げバネ6にて係止方
向に移動し、係止溝7aに係合係止し、蓋4と中留体3
とが装着する。
【0015】取り外すには、両方のプッシュボタン5を
左右から押圧し、係止ピン7とプッシュボタン5の係止
部5aとの係止を解除することにより、蓋4は押上バネ
8により中留体3の後端方向に押上げられ、中留体3と
の間に取付けピン1aが取り外し可能な間隙が出来、一
方のバンド1の取付けピン1aを取付け部3aから取る
ことにより他方のバンド2との連結解除は完了する。
【0016】次に、図6、図7は他の実施例で、蓋4を
閉じて係止ピン7と係止部5aとを係合させた状態にお
いて、バネ部材としての押上バネ8が係止ピン7を弾圧
し、よって蓋4が中留体3に対して開く方向に付勢され
る。そして、プッシュボタン5を左右より押圧すること
により押上バネ8は案内面7bを介して係止ピン7を上
方に押上げ、係止部5aより係止溝7aの係止が解除さ
れた時、係止ピン7に連続する蓋4は上方に押上げられ
取付け部3aと蓋4との間に取付けピン1aが進入可能
隙間ができ、また、押上バネ8はプッシュボタン5を
左右より押圧し押し拡げバネの役目も兼用できる構造と
なっている。
【0017】
【考案の効果】上記のごとく本考案の中留は、下記の効
果を奏する。 プッシュボタンを押圧して内方に移動させ
れば、押上げバネの付勢により、蓋が中留体に対して自
動的に開く。これにより、一方のバンドの取付けピンを
中留体より容易に取り外すことができる。 押上げバネ
は、プッシュボタンを外方に付勢するバネであると同時
に、蓋を中留体に対して開く方向にバネを兼ねることが
できる。1つのバネ部材によって、プッシュボタンと蓋
双方を付勢させることにより、バネ部材の個数を1つ減
らすことができる。これにより、中留を安価に提供でき
る。 取付け部の方が、係止ピンよりも、蓋と中留体との
回転軸から遠くに配置されるため、蓋が中留体に対して
開いたとき、取付けピンの進入経路に沿って、取付け部
は係止ピンよりも手前に位置する。よって、取付けピン
を取付け部に着座させるに、取付けピンと係止ピンとが
接触しにくい。同様に、取付けピンを取付け部から離間
させるにも、取付けピンと係止ピンとが接触することは
無い。 これにより、一方のバンドの中留体とを容易に着
脱させることができる。また、接触に起因して、取付け
ピンと係止ピンが傷ついたり、破損したりする危険を回
避できる。 さらに、取付け部が手前に位置するため、開
いた蓋と中留体との間の隙間は、取付けピンが進入でき
るに足る僅かな隙間で良い。従来のように、取付けピン
と係止ピンとの接触を避けるために、蓋を中留体に対し
て大きく開く必要が無い。 これにより、蓋を中留体に閉
じるに必要な蓋の回転角度が僅かですむため、蓋を閉じ
る操作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で、本考案の時計バンドの中留
の主要部の一部切欠き平面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図1のBーB断面図である。
【図4】両方のプッシュボタンを操作し係止解除時の位
置関係を示す主要部の一部切欠き平面図である。
【図5】図3で両方のプッシュボタンを操作し係止解除
時の位置関係を示す断面図である。
【図6】他の実施例の主要部の一部切欠き平面図であ
る。
【図7】図6のCーC断面図である。
【図8】従来例で中留構造の主要部の一部切欠き平面図
である。
【図9】従来例で図8のDーD断面図である。
【符号の説明】
1 一方のバンド 1a 取付けピン 2 他方のバンド 3 中留体 3a 取付け部 4 蓋 5 プッシュボタン 5a 係止部 6 押し拡げバネ 7 係止ピン 7a 係止溝 7b 案内面 8 押上バネ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のバンドの先端に取り付けられる取
    付けピンと、 他方のバンドの先端に取り付けられる中留体と、 該中留体に形成され、前記取付けピンが着座する取付け
    部と、 該中留体に対して回転可能に軸支され、前記取付け部を
    塞ぐように閉じることができる蓋と、 該蓋に形成される係止ピンと、 該蓋を前記中留体に対して開く方向に付勢する押上バネ
    と、 前記中留体に外方より内方に押圧できるように移動可能
    に配置されるプッシュボタンと、 該プッシュボタンを外方に付勢する押し拡げバネと、 該プッシュボタンに形成され、前記押し拡げバネの付勢
    により移動して前記係止ピンに係合する係止部と、 を備え、 前記押上バネの付勢により開いた前記蓋と前記中留体と
    の隙間に前記取付けピンを進入させ、 前記取付けピンを前記取付け部に着座させ、 次いで前記押上バネの付勢に抗して前記蓋を閉じて前記
    係止ピンと前記係止部とを係合させ、 よって前記蓋と前記中留体との間に前記取付けピンを保
    持する中留構造であって、 前記取付け部の方が、前記係止ピンよりも、前記蓋と前
    記中留体との回転軸から遠くに配置されることを特徴と
    する中留構造。
  2. 【請求項2】 一方のバンドの先端に取り付けられる取
    付けピンと、 他方のバンドの先端に取り付けられる中留体と、 該中留体に対して回転可能に軸支される蓋と、 該蓋に形成される係止ピンと、 前記中留体に外方より内方に押圧できるように移動可能
    に配置されるプッシュボタンと、 該プッシュボタンを外方に付勢するバネ部材と、 該プッシュボタンに形成され、前記バネ部材の付勢によ
    り移動して前記係止ピンに係合する係止部と、 を備え、 開いた前記蓋と前記中留体との隙間に前記取付けピンを
    進入させ、 前記蓋を閉じて前記係止ピンと前記係止部とを係合さ
    せ、 よって前記蓋と前記中留体との間に前記取付けピンを保
    持する中留構造であって、 前記蓋を閉じて前記係止ピンと前記係止部とを係合させ
    た状態において、前記バネ部材が前記係止ピンを弾圧
    し、よって前記蓋が前記中留体に対して開く方向に付勢
    されることを特徴とする中留構造。
JP1992038051U 1992-05-12 1992-05-12 時計バンドの中留構造 Expired - Lifetime JP2594187Y2 (ja)

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JPH0591411U JPH0591411U (ja) 1993-12-14
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JPH0421446Y2 (ja) * 1985-09-20 1992-05-15
WO1988002225A1 (fr) * 1986-10-02 1988-04-07 Dexel Sa Fermoir de bracelet
JPH01133409U (ja) * 1988-03-08 1989-09-11
JPH0737527Y2 (ja) * 1990-09-14 1995-08-30 株式会社バンビ 時計バンド用の中留

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