JP2594173Y2 - クレーンにおける荷重検出器の取付構造 - Google Patents

クレーンにおける荷重検出器の取付構造

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JP2594173Y2
JP2594173Y2 JP1993074473U JP7447393U JP2594173Y2 JP 2594173 Y2 JP2594173 Y2 JP 2594173Y2 JP 1993074473 U JP1993074473 U JP 1993074473U JP 7447393 U JP7447393 U JP 7447393U JP 2594173 Y2 JP2594173 Y2 JP 2594173Y2
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load detector
boom
load
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sheave
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Inventor
哲一 赤羽
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石川島建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレーンにおける荷重
検出器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブームを備え、該ブームの先端部から巻
上ロープを介して吊り下げられた吊り具により荷物の吊
り上げを行なうジブクレーン等では、図2に示すように
一方の負荷作用端をブーム1の幅方向へ水平に延びるピ
ン2によってブーム1に連結することによりロードセル
などの荷重検出器3をブーム1の先端部近傍の下側に吊
り下げて支持し、ブーム1の先端部に設けたシーブ4か
ら垂下され、且つフックブロック5のシーブ6に巻き掛
けられた巻上ロープ7の先端部を、前記の荷重検出器3
の他方の負荷作用端に前記のピン2と同じ方向へ延びる
ピン8によって連結し、前記の荷重検出器3から出力さ
れる荷重検出信号に基づいてブーム1に作用する負荷を
表示させたり、或いは又、過負荷警報装置を作動させる
ようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
クレーンにおける荷重検出器の取付構造では、荷重検出
器3がブーム1の幅方向へ水平に延びるピン2によって
ブーム1の先端部近傍の下側に吊り下げられているた
め、ブーム1を倒した際に荷重検出器3が地表に接触し
て損傷することがある。
【0004】また、荷重検出器3は、ブーム1の幅方向
へ水平に延びるピン2,8によってブーム1の先端部、
及び巻上ロープ7の先端部に連結されているため、風に
よってフックブロック5がブーム1の幅方向へ揺動した
際に、荷重検出器3に対してブーム1の幅方向へ折り曲
げようとする力が作用して荷重検出器3を損傷すること
があるなどの問題があった。
【0005】本考案は、前述の実情に鑑み、荷重検出器
をブーム先端部近傍のブーム内に配置することにより、
荷重検出器の損傷を防止できるクレーンにおける荷重検
出器の取付構造を提供することを目的としてなしたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、ブームの
先端部近傍のブーム内に荷重検出器を配置して該荷重検
出器の一方の負荷作用端をブームに枢支し、ブームの幅
方向へ水平に延びるピンにより回転自在に枢支され且つ
外周に巻上ロープが当接可能なロープ当接部と該ロープ
当接部の両端部に連なるように形成されたフランジ部と
を有する巻上ロープガイド部材を前記の荷重検出器の下
方に位置するように設け、ブームの先端部に設けたシー
ブから垂下され且つフックブロックのシーブに巻き掛け
られた巻上ロープの先端部を、前記の巻上ロープガイド
部材に巻き掛けたうえ、前記の荷重検出器の他方の負荷
作用端に連結した構成とし、第2の考案は、第1の考案
を構成する巻上ロープガイド部材としてシーブを適用し
た構成としている。
【0007】
【作用】従って、本考案では、ブーム先端部近傍内にあ
る荷重検出器は、ブーム構成部材によって障害物との接
触から庇護され、また巻上ロープガイド部材によってフ
ックブロックの横振れに伴う横方向の外力が巻上ロープ
を介して伝播されることを防止され、巻上荷重のみを負
荷する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0009】図1は本考案のクレーンにおける荷重検出
器の取付構造の概略を表す側面図であり、図中、図2と
同じものには同じ符号を付してある。
【0010】本実施例では、鋼管によって形成されたブ
ーム1の先端部近傍内の上部に、リンク10をブーム1
の幅方向へ略水平に延びるピン9により枢支し、ロード
セル等の荷重検出器3の一方の負荷作用端を前記のリン
ク10に連結することによってブーム1の先端部近傍内
に荷重検出器3を吊下げ支持する。
【0011】また、ブーム1の先端部近傍の下方側に設
けられ、且つブーム1の幅方向へ水平に延びるピン11
によって、外周に巻上ロープ溝12を有するガイドシー
ブ13をブーム1の先端部近傍の下方側の所定位置に回
転自在に枢支する。
【0012】さらに、ブーム1の先端部に設けたシーブ
4から垂下され、且つ図2に示す従来例と同様に、フッ
クブロック5(図1には図示していない)のシーブ6に
巻き掛けられた巻上ロープ7の先端部を、前記のガイド
シーブ13に巻き掛けたうえ、前記の荷重検出器3の他
方の負荷作用端に連結する。
【0013】図示していない巻上装置を作動させて巻上
ロープ7を巻き取ることにより荷物を吊り上げると、該
荷物による荷重を巻上ロープ7を通して荷重検出器3が
検出し所要の荷重検出信号を発信する。
【0014】前記によれば、荷重検出器3をブーム1の
先端部近傍のブーム1内に配置したので、荷重検出器3
はブーム1構成部材によって地表などの外部障害物との
接触から庇護される。
【0015】また、巻上ロープ7をガイドシーブ13に
巻き掛けたうえで荷重検出器3に連結したので、フック
ブロック5の横振れに伴う横方向の外力が巻上ロープ7
を介して荷重検出器3に伝播されることをガイドシーブ
13が遮断するため、荷重検出器3は巻上荷重による巻
上ロープ7の張力のみを負荷し、従って、荷重検出器3
の損傷を防止できる。
【0016】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、シーブに替えて管材等により形成し
た外周に巻上ロープが当接可能なロープ当接部と該ロー
プ当接部の両端部に連なるように形成されたフランジ部
とを有する巻上ロープガイド部材を用いるようにしても
よく、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】本考案のクレーンにおける荷重検出器の
取付構造によれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏
し得る。
【0018】I)荷重検出器をブーム内に配置したの
で、該荷重検出器が地表などの外部障害物と接触するこ
とを防止できる。
【0019】II)巻上ロープの先端部を巻上ロープガ
イド部に巻き掛けたうえで荷重検出器に連結したので、
荷重検出器は荷重によるロープ張力のみを負荷し、その
他の外力を受けることがない。
【0020】III)従って、荷重検出器の損傷を未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクレーンにおける荷重検出器の取付構
造の一実施例の概略を表す側面図である。
【図2】従来のクレーンにおける荷重検出器の取付構造
の一例の概略を表す側面図である。
【符号の説明】 1 ブーム 3 荷重検出器 4 シーブ 5 フックブロック 6 シーブ 7 巻上ロープ 11 ピン 12 巻上ロープ溝(ロープ当接部)(フランジ部) 13 ガイドシーブ(巻上ロープガイド部材)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端部近傍内に荷重検出器を配
    置して該荷重検出器の一方の負荷作用端をブームに枢支
    し、ブームの幅方向へ水平に延びるピンによって回転自
    在に枢支され且つ外周に巻上ロープが当接可能なロープ
    当接部と該ロープ当接部の両端部に連なるように形成さ
    れたフランジ部とを有する巻上ロープガイド部材を前記
    の荷重検出器の下方に位置するように設け、ブームの先
    端部に設けたシーブから垂下され且つフックブロックの
    シーブに巻き掛けられた巻上ロープの先端部を、前記の
    巻上ロープガイド部材に巻き掛けたうえ、前記の荷重検
    出器の他方の負荷作用端に連結したことを特徴とするク
    レーンにおける荷重検出器の取付構造。
  2. 【請求項2】 巻上ロープガイド部材にシーブを用いた
    ことを特徴とする請求項1に記載のクレーンにおける荷
    重検出器の取付構造。
JP1993074473U 1993-12-29 1993-12-29 クレーンにおける荷重検出器の取付構造 Expired - Lifetime JP2594173Y2 (ja)

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