JP2594116Y2 - 熱現像ジアゾ式複写機の現像装置 - Google Patents

熱現像ジアゾ式複写機の現像装置

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JP2594116Y2
JP2594116Y2 JP1992090795U JP9079592U JP2594116Y2 JP 2594116 Y2 JP2594116 Y2 JP 2594116Y2 JP 1992090795 U JP1992090795 U JP 1992090795U JP 9079592 U JP9079592 U JP 9079592U JP 2594116 Y2 JP2594116 Y2 JP 2594116Y2
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heat
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幸夫 田端
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、熱現像ジアゾ式複写機
の現像装置に関し、詳しくは高速複写時においても画像
濃度の高い画像が得られるようにした現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のジアゾ式複写機では、現像部で十
分な現像が行われるため、画像濃度の調節は露光時間の
制御にのみ依存しており、複写速度を低くすると画像濃
度が低くなり、複写速度を高くすると画像濃度が高くな
るものであった。
【0003】これに対して、加熱により現像を行うジア
ゾ式複写技術については、例えば特開昭57−4414
1号公報、特開昭57−142636号公報、特開昭5
9−190886号公報等に開示されており、現に、こ
れらの技術に基づく複写機が市販されている。そして、
従来の熱現像ジアゾ式複写機では、画像濃度のコントロ
ールは複写速度を高、低に変化させることによって行わ
れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱現像ジアゾ式複写機では高速複写において十分な現像
が行われないため、ジアゾ化合物の残留量は多いものの
(本来なら画像濃度が高いはずである)、結果として画
像濃度が低くなる。すなわち、複写速度を高速側に設定
すると、画像濃度(OD)は低速領域に比べて低下する
(高速OD=1.10、低速OD=1.19)という問
題があった。
【0005】本考案は、上記の点を解決しようとするも
ので、その目的は、複写速度を高速域に設定した場合に
も十分な画像濃度が得られる熱現像ジアゾ式複写機の現
像装置を提供すること、すなわち、高速複写時において
も低速複写時と同程度の現像能力を維持し、それによっ
て、従来のジアゾ複写機と同様に低速で画像濃度が低
く、高速で画像濃度が高くなる現像装置を提供すること
にある。
【0006】本考案者は、現像装置を構成する熱ローラ
ーの表面温度と、画像濃度との関係を調べた結果、図2
に示すように、前記表面温度が高くなる程、高速複写時
においても十分な画像濃度が得られることを知見して、
本考案を完成したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の熱現像ジアゾ式
複写機(請求項1)は、感光材料として主にジアゾニウ
ム塩を含有する感光紙を熱により現像し、感光紙の露光
速度と現像速度とを一致させた状態で可変とし、該複写
速度を選択制御するスイッチをコントロールパネルに設
け、複写速度の高、低に応じて現像部の加熱媒体の一定
保持温度をそれぞれ高、低に設定できるようにした現像
装置を有する熱現像ジアゾ式複写機において、該現像装
置がCPUで制御され、該設定温度の変更回路を変更す
ることなく、メモリ情報の変更で可能にしたことを特徴
とする.
【0008】請求項2に記載本考案の熱現像ジアゾ式複
写機は、前記CPUでコントロールされる加熱媒体に、
その温度を検出する検出器と、該検出器から加熱媒体の
温度に応じて出力される電気信号と、該電気信号をアナ
ログ電圧に変換する電圧変換装置と該アナログ電圧をデ
ジタルデータに変換するAD変換器と、該データを入力
し、また、他の信号を出力する入出力装置と、加熱媒体
への通電をON/OFFする通電スイッチとを有し、C
PUが速度選択スイッチを監視し、読み取った速度に応
じた複写速度に設定し、加熱媒体の温度に応じたアナロ
グ電圧すなわち前記データを入力し、該速度に対応した
メモリ中の設定温度値と比較しながら通電スイッチをO
N/OFFすることにより、加熱媒体の温度を設定温度
に保持する現像装置を有することを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により、さ
らに詳細に説明する。図1は、この実施例の要部すなわ
ち、熱ローラーの温度制御装置を示すブロック図であ
る。この温度制御装置は、CPU自体が温度コントロー
ルを行うものである。現像部(11)の加熱媒体として
の熱ローラ(1)の表面温度を制御する。図1において
(21)はA/Dコンバーター、(22)は電圧変換装
置、(23)は通電スイッチであり、(4)はIO(入
出力装置)、(5)は複写速度選択スイッチ、(7)は
コピー可/不可表示部、(8)はランプ電源である。ま
た、(12)は加熱ランプ、(13)は温度センサー、
(P)は熱現像ジアゾ感光紙である。なお、前記コピー
可/不可表示部(7)の具体例としては、「コピー可」
ランプと「コピー不可」ランプとを有する表示部を設け
て、いずれかのランプを点灯させるようにしたもの、
「WAIT」表示ランプを設けて点灯または消灯させる
ようにしたものが挙げられ、別の方法として感光紙
(P)の挿入部送りローラー(図示せず)の作動を停止
することも可能である。
【0010】つぎに、上記温度制御装置の作用について
説明する。電源立ち上げと同時に、複写速度選択スイッ
チ(5)は標準値に初期化される。CPUは、複写速度
選択スイッチ(5)の選択値を読み込み、対応する一定
温度に応じた値を内部記憶装置に登録し更新する。これ
と同時に表示部に「Not Ready」の表示を出
す。熱ローラー(1)に接した温度センサー(13)か
ら出力される検知信号を電圧変換装置(22)で対応す
る電圧に変換し、A/Dコンバーター(21)に送出す
る。CPUはA/D変換されたデジタル値を読み込んで
現在の温度を判断し、先の登録値と比較し、両者の大小
関係に応じて加熱ランプ(12)をONまたはOFFす
る。CPUによる上記読み込みを繰り返し、前記両者が
等しくなれば表示部に「Ready」を表示させコピー
可能状態とする。そして、複写速度選択スイッチ(5)
による選択値が更新されるまで、現在の登録値をリファ
レンスとして温度センサー(13)の読み込み値との比
較・判断を続けて熱ローラー(1)の温度を一定値にコ
ントロールする。
【0011】実施例において、熱ローラ(1)の設定温
度は、複写速度が高速側で高い値に、低速側で低い値に
それぞれ設定される。なお、「Not Ready」信
号を出し「WAIT」する工程は通常は極く短時間であ
るため、これを省略してもよい(複写速度選択スイッチ
(5)で複写速度を選択し、感光紙(P)を挿入する間
に前記「WAIT」時間が経過するからである)。
【0012】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案の
熱現像ジアゾ式複写機の現像装置によれは、複写速度を
低速から高速に、あるいは高速から低速に変更すると、
現像部の加熱媒体の設定温度がそれぞれ高温側、低温側
に自動的に変更されて、この設定温度に保持されるの
で、常に好ましい現像機能が維持され高速複写時におい
ても高濃度の画像を得ることが可能となり、従来のジア
ゾ式複写機と同じ感覚で使用することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図2】熱ローラーの表面温度を高、低に変えた場合
の、現像速度(複写速度)と画像濃度との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 熱ローラー 3 CPU 4 IO(入出力装置) 5 複写速度選択スイッチ 7 コピー可/不可表示部 8 ランプ電源 11 現像部 12 加熱ランプ 13 温度センサー 14 ガイドローラー 21 A/Dコンバーター 22 電圧変換装置 23 通電スイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料として主にジアゾニウム塩を含
    有する感光紙を熱により現像し、感光紙の露光速度と現
    像速度とを一致させた状態で可変とし、該複写速度を選
    択制御するスイッチをコントロールパネルに設け、複写
    速度の高、低に応じて現像部の加熱媒体の一定保持温度
    をそれぞれ高、低に設定できるようにした現像装置を有
    する熱現像ジアゾ式複写機において、該現像装置がCP
    Uで制御され、該設定温度の変更回路を変更することな
    く、メモリ情報の変更で可能にしたことを特徴とする熱
    現像ジアゾ式複写機。
  2. 【請求項2】 前記CPUでコントロールされる加熱媒
    体に、その温度を検出する検出器と、該検出器から加熱
    媒体の温度に応じて出力される電気信号と、該電気信号
    をアナログ電圧に変換する電圧変換装置と該アナログ電
    圧をデジタルデータに変換するAD変換器と、該データ
    を入力し、また、他の信号を出力する入出力装置と、加
    熱媒体への通電をON/OFFする通電スイッチとを有
    し、CPUが速度選択スイッチを監視し、読み取った速
    度に応じた複写速度に設定し、加熱媒体の温度に応じた
    アナログ電圧すなわち前記データを入力し、該速度に対
    応したメモリ中の設定温度値と比較しながら通電スイッ
    チをON/OFFすることにより、加熱媒体の温度を設
    定温度に保持する現像装置を有することを特徴とする請
    求項1に記載の熱現像ジアゾ式複写機。
JP1992090795U 1992-12-12 1992-12-12 熱現像ジアゾ式複写機の現像装置 Expired - Lifetime JP2594116Y2 (ja)

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JPH0650057U JPH0650057U (ja) 1994-07-08
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JPH04238350A (ja) * 1991-01-22 1992-08-26 Fuji Photo Film Co Ltd 加熱ドラムの温度制御方法

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