JP2594033Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2594033Y2
JP2594033Y2 JP6451292U JP6451292U JP2594033Y2 JP 2594033 Y2 JP2594033 Y2 JP 2594033Y2 JP 6451292 U JP6451292 U JP 6451292U JP 6451292 U JP6451292 U JP 6451292U JP 2594033 Y2 JP2594033 Y2 JP 2594033Y2
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JP
Japan
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reinforcing plate
terminal
slider member
conductor
housing
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JP6451292U
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JPH0629065U (ja
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和人 阪
憲治 水谷
正光 千島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to US08/115,047 priority patent/US5370552A/en
Priority to GB9319220A priority patent/GB2272117B/en
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクタに関し、より
詳しくは、フレキシブルケーブルの保持力を強めること
が出来るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、ターミナル1
を収容したハウジング2内に、押圧部3aを有するスラ
イダ部材3を仮係止して、フレキシブルケーブル4の端
末導体4aを補強板5と共にハウジング2内に挿入した
後、図5に示すように、スライダ部材3を本係止位置に
押込んで、スライダ部材3の押圧部3aで補強板5を介
してフレキシブルケーブル4の導体4aをターミナル1
の接触片1aに押圧接触させるコネクタが提供されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
レキシブルケーブル4の保持は、ターミナル1の接触圧
力に起因し、ターミナル1の極数が多い場合には保持力
が強くなるが、少極数の場合には保持力が弱くなるの
で、フレキシブルケーブル4が不用意にハウジング2か
ら抜け外れやすいという問題があると共に、フレキシブ
ルケーブルの導体とターミナルとの接触不良が発生しや
すい。また、従来は、フレキシブルケーブルの挿入間口
が狭く、挿入作業が煩わしいという問題があった。
【0004】本考案は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、フレキシブルケーブルの保持力を強めると
共に、挿入作業が容易に行えるコネクタを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、ターミナルを収容したハウジングに仮係
止されると共に押圧部を有するスライダ部材と、絶縁フ
ィルムの間に複数の導体が挟まれ、上記ハウジング挿入
側の前部では上側の絶縁フィルムが切除されて端末導体
が露出されていると共に、下側の絶縁フィルムには合成
樹脂製の補強板が取り付けられているフレキシブルケー
ブルとを備え、上記フレキシブルケーブルの端末導体を
補強板と共にハウジング内に挿入した後、スライダ部材
を本係止位置に押込んで、スライダ部材の押圧部で補強
板を介してフレキシブルケーブルの導体をターミナルの
接触片に押圧接触させるコネクタにおいて、上記補強板
がスライド部材と接する被押圧面は、挿入先端から後端
に向かって厚みが薄くなるように勾配をつけている一
方、該補強板の被押圧面と当接する上記スライダ部材の
押圧部の押圧面は、押込み先端から後端に向かって厚み
が厚くなるように上記補強板と同一勾配に形成され、こ
れらスライド部材と補強板との勾配面を密着させ、該補
強板の上面でフラットケーブルの導体をターミナルに安
定接触させていることを特徴とするコネクタを提供して
いる。
【0006】
【作用】本考案によれば、補強板の被押圧面を先端から
後端に向かって厚みが薄くなる勾配に形成し、スライダ
部材の押圧部の押圧面を先端から後端に向かって厚みが
厚くなる勾配に形成することにより、ハウジングにスラ
イダ部材を仮係止して、フレキシブルケーブルを補強板
とともにハウジング内に挿入する際、ターミナルの接触
片とスライダ部材の押圧部の押圧面との隙間が広くなる
から、挿入作業が容易に行える。
【0007】また、スライダ部材を本係止位置に押込む
と、補強板の被押圧面とスライダ部材の押圧部の押圧面
とが勾配同士で対面接触するから、平面同士の対面接触
に比して摩擦力が向上すると共に、フレキシブルケーブ
ルが抜け方向に引っ張られると、補強板の被押圧面が押
圧部の押圧面に食い込むようになって、対面接触圧が高
まってゆき、フレキシブルケーブルの保持力が強くなる
ので、フレキシブルケーブルが不用意に抜け外れなくな
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図3及び図4に示すように、合成樹脂製のハウ
ジング11には、ターミナル12を収容するターミナル
受収孔11aが幅方向に一定のピッチで形成されてい
る。該ターミナル受収孔11aには、中間壁11dで仕
切った接触片溝11bと位置決め片溝11cとがそれぞ
れ形成されている。
【0009】フォーク状の薄板製ターミナル12は、上
下方向の連結部12eの前部に接触片12aと位置決め
片12bとが略平行に突出させて形成され、後部にリー
ド片12cが形成されている。該ターミナル12は、上
記ハウジング11のターミナル受収孔11aの後端開口
11eから、接触片溝11b及び位置決め片溝11cに
それぞれ挿入すると、ターミナル12の位置決め片12
bの固定用突起12dが中間壁11dの下面に食い込ん
で抜け止めされ、ターミナル12がターミナル受収孔1
1a内に固定される (図2参照)。
【0010】一方、合成樹脂製のスライダ部材13は、
上記ハウジング11の左右外側面に係合する左右側部1
3a,13bと、該左右側部13a,13bを連結する押
圧部13cとで構成されている。
【0011】該押圧部13cの押圧面 (上面)13d
は、押込み先端13eから後端13fに向かって厚みが
厚くなる勾配に形成されている。この押圧面13dの勾
配角度aは、3度〜7度の範囲が好ましい。3度以下で
あるとフレキシブルケーブル14 (後述)の保持力が弱
まり、7度以上であるとフレキシブルケーブル14を傾
けながら挿入する必要が生じてくる。
【0012】フレキシブルケーブル14は、絶縁フィル
ムの間に導体14を挟み、先端側では上側の絶縁フィル
ムを切除して端末導体14aを露出させており、かつ、
下側の絶縁フィルムの下面に合成樹脂製の補強板15の
上面が当てがわれている。該補強板15の被押圧面 (下
面)15aは、挿入先端15bから後端15cに向かっ
て厚みが薄くなる勾配に形成されている。この勾配角度
bは、上記スライダ部材13の押圧面13dの勾配角度
aと同じ理由から3度〜7度の範囲が好ましい。
【0013】上記構成としているため、まず、ハウジン
グ11の後端開口11eからターミナル12をターミナ
ル受収孔11aに挿入して固定する。ついで、スライダ
部材13の左右側部13a,13bをハウジング11の
左右外側面に係合させて、図2のように仮係止する。
【0014】この仮係止状態で、フレキシブルケーブル
14の端末導体14aを補強板15とともに前端開口1
1fからハウジング11内に挿入する。この挿入の際に
は、スライダ部材13の押圧部13cの押圧面13d
は、先端側が低い勾配であるから、ターミナル12の接
触片12aとの隙間が従来よりも広くなるので、挿入作
業を容易に行うことができる。
【0015】その後、スライダ部材13を押込んでハウ
ジング11にスライダ部材13を本係止する。この本係
止位置では、スライダ部材13の押圧部13cで補強板
15を介してフレキシブルケーブル14の端末導体14
aがターミナル12の接触片12aに押圧接触される。
【0016】このとき、補強板15の被押圧面15aと
スライダ部材13の押圧面13dとが勾配どうしで対面
接触するから、摩擦力が向上する。そして、フレキシブ
ルケーブル14が何らかの原因で抜け方向に引っ張られ
ると、先端側が厚い補強板15の被押圧面15aが、後
端側が厚いスライダ部材13の押圧面13dに食い込ん
で対面接触圧が高まる。これにより、フレキシブルケー
ブル14を強く引っ張るほど対面接触圧が高くなってフ
レキシブルケーブル14の保持力が強くなってゆくの
で、フレキシブルケーブル14が不用意に抜け外れなく
なる。
【0017】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
のコネクタは、補強板の被押圧面を先端から後端に向か
って厚みが薄くなる勾配に形成し、スライダ部材の押圧
部の押圧面を先端から後端に向かって厚みが厚くなる勾
配に形成したから、ハウジングにスライダ部材を仮係止
して、フレキシブルケーブルを補強板とともにハウジン
グ内に挿入する際、ターミナルの接触片と押圧部の押圧
面との隙間が広くなるから、挿入作業が容易に行えるよ
うになる。
【0018】また、スライダ部材を本係止位置に押込む
と、補強板の被押圧面とスライダ部材の押圧部の押圧面
とが勾配同士で対面接触するから、平面同士の対面接触
に比して摩擦力が向上すると共に、フレキシブルケーブ
ルが抜け方向に引っ張られると、補強板の被押圧面がス
ライダ部材の押圧部の押圧面に食い込むようになって、
対面接触圧が高まってゆき、フレキシブルケーブルの保
持力が強くなるので、フレキシブルケーブルが不用意に
抜け外れなくなる利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のコネクタの断面図である。
【図2】 図1のスライダ部材の仮係止状態の断面図で
ある。
【図3】 図1のコネクタの分解側面図である。
【図4】 図1のコネクタの分解斜視図である。
【図5】 従来のコネクタの断面図である。
【図6】 図5のスライダ部材の仮係止状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
11 ハウジング 11a ターミナル受収孔 12 ターミナル 12a 接触片 13 スライダ部材 13c 押圧部 13d 押圧面 13e 先端 13f 後端 14 フレキシブルケーブル 14a 導体 15 補強板 15a 被押圧面 15b 先端 15c 後端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−266384(JP,A) 実開 昭59−20584(JP,U) 実開 昭64−13682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/66 - 23/68

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターミナルを収容したハウジングに仮係
    止されると共に押圧部を有するスライダ部材と、 絶縁フィルムの間に複数の導体が挟まれ、上記ハウジン
    グ挿入側の前部では上側の絶縁フィルムが切除されて端
    末導体が露出されていると共に、下側の絶縁フィルムに
    は合成樹脂製の補強板が取り付けられているフレキシブ
    ルケーブルとを備え上記 フレキシブルケーブルの端末導体を補強板と共にハ
    ウジング内に挿入した後、スライダ部材を本係止位置に
    押込んで、スライダ部材の押圧部で補強板を介してフレ
    キシブルケーブルの導体をターミナルの接触片に押圧接
    触させるコネクタにおいて、上記補強板がスライド部材と接する被押圧面は、挿入先
    端から後端に向かって厚みが薄くなるように勾配をつけ
    ている一方、該補強板の被押圧面と当接する上記スライ
    ダ部材の押圧部の押圧面は、押込み先端から後端に向か
    って厚みが厚くなるように上記補強板と同一勾配に形成
    され、これらスライド部材と補強板との勾配面を密着さ
    せ、該補強板の上面でフラットケーブルの導体をターミ
    ナルに安定接触させている ことを特徴とするコネクタ。
JP6451292U 1992-09-16 1992-09-16 コネクタ Expired - Lifetime JP2594033Y2 (ja)

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JPH0629065U JPH0629065U (ja) 1994-04-15
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JPH0629065U (ja) 1994-04-15

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