JPS6059711B2

JPS6059711B2 - 電気コネクタ

Info

Publication number: JPS6059711B2
Application number: JP55107262A
Authority: JP
Inventors: ドナルド・エル・ジヨンソン
Original assignee: Teledyne Industries Inc
Current assignee: TDY Industries LLC
Priority date: 1979-08-06
Filing date: 1980-08-06
Publication date: 1985-12-26
Also published as: JPS5624775A; US4252393A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、電気コネクタ、特に多数の個別的な導体を担
持する条導体に対して接続を行うための電気コネクタに
関するものである。

従来、平行に整合する多数の個々の個別的な導体を担持
する可撓性の平形導体ケーブルについて様々な用途が判
明している。

このようなケーブルはしばしばプリント基板またはそれ
と同等なものに対して接続を行う。このような可撓性の
導体ケ・ーブルを特別な電気回路に対して接続するため
に様々な装置が設計されて来ている。このような装置の
中には、平担な導体ケーブルをコネクタの中に導入する
時に該導体ケーブルに対してかなりの力を加える必要が
あるようなコネクタがある。このようなりは電気的な故
障を発生する傾向があるので、そのような差込み力を減
少または排除するのが望ましい。前記したコネクタの設
計上の規準としては、ケーブル内の導体の各々が回路の
動作の初期および動作全体の両方においてコネクタによ
り確実に導電接続されるということがある。

従来の様々なコネクタは、特定の環境状態において回路
に対して有効な導電接続を行うよう作動されて来た。し
かしながら、従来の多くのコネクタは、過酷な環境条件
において可撓性の条ケーブルの全ての導体に対して確実
な接続を維持することができず、その結果回路の動作の
中断または故障が起こる可能性・があつた。可撓性の条
ケーブルを用いる回路は、コネクタを変形させる傾向の
ある機械的なりを適用させるような大巾な環境変化を受
けるのがしばしばである。例えば、温度、高度、温度等
の変化は全てコｌネクタの構造及び該コネクタに適用さ
れる力に影響を及ぼし、そのようなコネクタにより行わ
れる電気的接続に対して歪みや妨害を与える傾向がある
。したがつて、本発明の一つの目的は、多条導体ケーブ
ル内の導体をプリント基板等に大量接続するための差込
み力が零の、改良されたコネクタを提供することにある
。

本発明の他の一つの目的は、大巾な環境の変化があつて
も、ケーブルの導体の各々に対する確実な電気接続を維
持することのできる可撓性の多導体ケーブルのためのコ
ネクタを提供することにある。本発明のさらに他の一つ
の目的は、環境の変化および衝撃にもかかわらず、ほと
んど歪む傾向のない多導体ケーブルのためのコネクタを
提供することにある。

本発明の前記および他の目的は、誘電材料で構成されか
つ第１の表面を持つ第１の矩形のブロック本体部材を含
むツーピース型のコネクタにより達成される。

本体部材は一連の平行な弾性電気接点を取付け、これら
の電気接点の各々は、前記第１の表面に対して直角に前
記ブロック部材から突出している。

突出する接点は、それらがブロックから出るにつれて全
て曲げられ、互いに対してかつブロック部材の第１の表
面に対して実質的に平行に位置している。ブロック部材
は、端子が突出する表面とは反対の表面の二つのコーナ
ー部分に切込まれた一対のほぼ立方体状の切欠きまたは
窪みを有している。ブロック部材はまた前記立方体状の
切欠きとは反対の端部の下面において刻み（セレーシヨ
ン）付きの縁部を有している。コネクタの第２の部分は
、実質的にカレく一であり、このカバーは、一端部に設
けられ、ブロック部材内の立方体状の切欠きと組合され
るようになつた一対の突部と、他端部に設けられ、セレ
ーシヨンと組合されるようになつた尖つた突部とを有し
ている。

カバーの内側は弾性の接点を下向きに曲げてブロック部
材の第１の表面と接触させるようになつた表面を含んで
いる。コネクタの二つの部分を結合するため、カバーは
端子の上方の位置に持ち来たされ、立方体状の突部はブ
ロック内の立方体状の切欠きまたは突部と組合される。

カバーは突部の回りをセレーシヨン内の第１の位置まで
ピボット運動する。この位置においては、カバーの内面
は弾性の接点に対して押圧されかつ該接点を押下げ、該
接点は本体の第１の表面かられずかに分離されて位置し
ている。カバーの内面に対して押圧する接点のばね張力
は、取扱い、荷送り、およびプリント基板等への取付け
のためにコネクタの二つの部分を互に固く取付けられた
この第１の位置に維持するのを助ける。この第１の位置
においては、接点の遊端はカバーの内面上のわずかな段
部の背後に近接して位置し、多導体の平形ケーブルは接
点を妨害することなくブロックの内面とカバーとの間に
挿入される。

カバーをさらに押下げると、該カバーの尖つた突部が第
２の位置においてブロックの下縁部上のセレーシヨン付
き突部と組合され、かつ該カバーをブロックに対して第
２の位置内で固くロックする。カバーを押し下げること
により、その内面は各端子の遊端の円錐点において接点
を平形条ケーブルの導体に対して固く押し下げ、高い点
荷重を与える。コネクタの第２およびロック位置におい
ては、導体の内面の縁部が各弾性接点の中央部を押し下
げて各接点の遊端における円錐点で極めて大きなりを与
える。このようにしてカバーは確実なロックを提供し、
導体ケーブルは、コネクタの使用時に与えられると思わ
れる力によつて電気接点から引き抜くことができず、接
点はブロック上に取付けられてい？。なお、本発明の他
の目的、特徴、および利点は添付図面に関して行う下記
の発明の詳細な説明から明らかとなるであろう。

図面中、同一符号は同様な部材を表わすものである。図
面の特に第１図と第２図を見ると、コネクタ１０が斜視
図で示され、該コネクタはほぼ矩形のブロックである第
１の部分１２と、カバーである第２の部分１４とを有し
ている。

ブロック１２およびカバー１４は熱可塑性または熱硬化
性のプラスチック材料から、あるいはコネクタが受ける
ような特別な環境条件のために選ばれた他の誘電材料か
ら良く知られた技術により製作することができる。図示
したブロック１２は矩形のものとして示されているが、
ブロック１２はプリント基板または他の電気回路（図示
せず）に物理的に接続されるかあるいはその一部であつ
ても良い。ブロック１２の内部には一連の平行な弾性の
接点すなわち導体１５が埋め込まれ、該接点すなわち導
体１５はそれらの右端部１６（第１図で見て）において
付加的な回路（図示せす）に取付けることができる。接
点１５はブロック１２により所定の位置に固定され、該
接点の左端部はブロック１２の背面１９に対してほぼ直
角に突出している。接点１５の左端部１８は該左端部１
８がブロック１２から出るにつれてほぼ直角に曲げられ
、かつ一連の平行な片持式のビーム部分１８で終端して
いる。接点１５の片持式のビーム部分１８の各々の上端
すなわち遊端はブロック１２の背面１９からかなりの距
離のところに位置し、それらの間に多導体ケーブルを挿
入できる。各接点の遊端は、ブロック１２の表面に隣接
する表面上に接触点２０を有している。ブロック１２は
その上側の前部コーナー部分に一対のほぼ立方体状の窪
みすなわち切欠き２２を有している。

ブロック１２の下面はそれぞれ第１・および第２の鋸歯
状のセレーシヨン２４と２５を担持している。窪みすな
わち切欠き２２とセレーシヨン２４および２５とはカバ
ー１４をブロック１２に対して係止するのに利用される
。カバー１４は二つの平行に配置された端部部材２８を
支持する第１の横方向部分２６を含んでいる。第２図に
見られるように、カバー１４の横方向部分２６は、以下
に説明する接点１５のばね作用により発生される曲げま
たは歪みに対抗する力を与えるのに十分な寸法を有して
いる。各部材２８の下部は底部部材３０に対して直角に
結合され、該部材３０は該部材３０から延びる係止用フ
ィンガ３２を有し、フィンガ３２はブロック１２の鋸歯
状のセレーシヨン２４および２５と組合されるようにな
つた突出するラッチ３４を有している。作動機構３６は
ラッチ３４の下方においてフィンガ３２から延長し、ラ
ッチ３４をセレーシヨン２４および２５から後退させる
のを補助する。カバー１４の端部部材２８の各々は、ブ
ロックの切欠きすなわち窪み２２の中に嵌り込むように
なつた内側に突出するブロック３８を取付けている。ブ
ロック３８は第１図および第２図で見て右から左に傾斜
する下面を有し、該下面は以下に説明するように、カバ
ー１４をブロック１２に対して係止するために利用され
る。カバー１４はまた、端部部材２８から内側に突出す
る一対の停止部材４１を含み、カバー１４がブロック１
２に対して押圧される時に接点１５が過剰に曲げられる
のを阻止する。第２図に詳細に示されるように、カバー
１４の部分２６の外形はブロック１２と対面する表面４
６を含んでいる。

表面４６の前面はほぼ平担であるが、その上端部には突
部４０を有している。表面４６はコーナー４８て曲げら
れ、該コーナーから左側方向に向けて下向きにテーパし
ている。ブロック１２おむびカバー１４は、第３図に示
すように、ブロック３８を切欠きすなわち窪み２２の中
に挿入し、かつラッチ３を第１のセレーシヨン２４の中
に押込むことにより組立てられる。その時、ブロック３
８の下側のテーパ面は切欠き．すなわち窪み２２の底面
に対して接触している。これにより、カバー１４は、表
面４６が接点１５の部分１８に対して接触して支持され
、かつ該部分１８に対して接線方向に位置するように所
定の位置に位置決めされる。この位置における部分１８
の端部は、ブロック１２から離間した突部４０の下方に
近接して位置し、表面４６に対してばね力を加える。そ
の結果コネクタ１０の二つの部分はこの第１の位置に固
く保持され、二つの部分はこの位置において保管されあ
るいはユーザーに対して荷送りされる。コネクタ１０の
ユーザーは単に可撓性の条導体ケーブル４２を第３図に
示すようにコネクタ１０の頂部の中に差込み、またブロ
ック１２の背面１９と接点１５の部分１８との間の空間
の中に差込むだけである。

ケーブル４２はコネクタ１０がこの第１の位置に保たれ
ている間、この空間の内外に自由に滑り込んだり滑り出
たりする。その理由Ｂは、部分１８はブロック１２の背
面１９から離間され、またそれらの上端は突部４０の後
側に位置しかつ該突部４０により保護されているからで
ある。ケーブル４２をコネクタ１０の中に差込んだ後、
ユーザーはブロック１２の右側およびカバー１４の左側
を押すことによりリ組立体を完成させる。

それにより、ラッチ３４は下方向に撓んで第２のセレー
シヨン２５の中に滑り込み、ケーブル４２を所定の位置
にロツクナる。コネクタ１０のこの第２の位置は第４図
に示されている。第５図は撓むことができる底部部材３
０の形状を示す。

底部部材３０は端部部材２８からフィンガ３２に向けて
内側方向に薄くなつている。底部部材３０がフィンガ３
２に近付くにつれて狭くなつている状態は第１図にも示
されている。この比較的複雑な形状により、底部部材３
０は撓むことができ、その結果ラッチ３４はセレーシヨ
ン２４と２５の上方に移動し、かつ部分２６も歪みを生
ずることなく、ロックされた第２の位置に嵌込まれる。
第４図に示す第２の位置すな銭ちロック位置においては
、部分２６のコーナー４８は接点１５の部分１８に各々
に対して実質的に等しい力を加える。コーナー４８は突
起として働いて部分１８を押下げ、かつ接触点２０を導
体ケーブル４２に向けて強制する。部分１８に加えられ
るこの力は一定のままである。なぜならば、切欠きすな
わち窪み２２の中に確実に嵌まり込むブロック３８によ
り、またセレーシヨン２５の後側の第２の位置の中に確
実に嵌まり込むラッチ３４によリカバー１４をブロック
１２に固定する方式が、そのようなりを一定のままに維
持するようなものであるからである。カバー１４の両端
におけるこれら二つの確実なロックは、弾性の接点１５
からコーナー４８に加えられるばね力に対抗する力を与
える。コーナー４８に対するばね力は接点１５がブロッ
ク１２から出る場所における該接点１５の部分１８の曲
げ部において発生するばね力と、接触点２０において適
用されるばね力との結果である。接触点２０における高
い点荷重力は極めて大きく、また導体ケーブル４２を所
定の位置に固く保持する。部分２６の寸法は、各々が部
分２６に対してかなりの力を作用する多数の接点１５が
コネクタ１０内に使用されている場合であつても、その
力による部分２６の歪みを阻止することができるように
決めることが望ましい。

その結果、確実な導体接続がコネクタ１２により行われ
かつ維持される。以上本発明のコネクタの好ましい実施
例について説明して来たが、本発明の精神および範囲内
で他の様々な変形を行うことが可能であることを理解す
べきである。

本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によつてのみ限定
されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にしたがつて構成された２部分形のコネ
クタを示す斜視図、第２図は第１図の２一２線でとられ
た断面図、第３図は第１の結合位置における第１図のコ
ネクタの二つの部分を示す断面図、第４図は第２のロッ
ク位置における第１図のコネクタの二つの部分を示す断
面図、第５図はコネクタのカバー部分の左側を示す図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】１ブロック部材（たとえば１２）及びこれと向き合つ
て機械的に接合されるカバー部材（たとえば１４）とを
有する、可撓性導体ケーブルに電気的接続を行うコネク
タ（たとえば１０）において；前記コネクタは、前記ブ
ロック部材の前記カバー部材側を向く壁面（たとえば１
９）から突出する弾性を有する多数の電気接点部材（た
とえば１５）を有し、前記接点部材の各々は前記ブロッ
ク部材の前記壁面に対してほぼ平行な部分（たとえば１
８）を有しかつ遊端で終端し、前記接点部材の前記平行
部分と前記ブロック部材の前記壁面とが電気的接続を行
うべき可撓性導体ケーブルを受入れるための空間を規定
しており；前記カバー部材は前記ブロック部材側を向く
壁面（たとえば４６）を用いて、前記可撓性導体ケーブ
ルの電気的接続、固定の際に、前記接点部材の前記遊端
を前記ブロック部材の前記壁面に向けて押しつけるよう
になつており；前記カバー部材及び前記ブロック部材は
前記カバー部材を前記ブロック部材に機械的に接合する
ための接合手段（たとえば２２，３８；３２，２４，２
５）を含み；前記接合手段は、前記カバー部材の本体（
たとえば２６，２８）を前記ブロック部材の上面の回り
でピボット運動するようにして固定するための手段（た
とえば２２，３８）と；前記接点部材の前記遊端を前記
ブロック部材の前記壁面から離間させ、以つて前記可撓
性導体ケーブルを前記規定空間内に受け入れられるよう
にするために、前記カバー部材の前記本体から前記ブロ
ック部材に向けて突出している部材（たとえば３０）の
先端（たとえば３２）を前記ブロック部材に係合させる
ための、前記ブロック部材の下面の前記カバー部材に近
い位置に設けた第１の係合部材（たとえば２４）と、前
記接点部材の前記遊端を前記カバー部材の前記壁面（た
とえば４６）を用いて前記ブロック部材の前記壁面に向
けて押しつけ、以つて前記規定空間内に受入れられた前
記可撓性導体ケーブルに対してばね力を作用させて前記
可撓性導体ケーブルとの電気的接続を行ないかつ前記可
撓性導体ケーブルを前記電気コネクタ内に固く保持する
ために、前記突出部材の前記先端（たとえば３２）を前
記ブロック部材に係合させるための、前記下面の前記カ
バー部材から遠い位置に設けた第２の係合部材（たとえ
ば２５）とを含む電気コネクタ。２特許請求の範囲第１項記載の電気コネクタにおいて
、前記カバー部材の前記本体は比較的厚い中央部（たと
えば２６）と、前記中央部の両側に設けられた側部部材
対（たとえば２８）とを含むことを特徴とする電気コネ
クタ。３特許請求の範囲第２項記載の電気コネクタにおいて
、前記カバー部材の前記突出部材（たとえば３０）は前
記カバー部材の前記中央部（たとえば２６）から突出し
ていることを特徴とする電気コネクタ。４特許請求の範囲第２項または第３項記載の電気コネ
クタにおいて、前記接合手段の前記固定手段（たとえば
２２，３８）は前記側部部材の各々から延びる一対の突
部（たとえば３８）及び前記突部と組合されるよう前記
ブロック部材内に設けられた一対の窪み（たとえば２２
）とを含むことを特徴とする電気コネクタ。５特許請求の範囲第４項記載の電気コネクタにおいて
、前記第１及び第２係合部材（たとえば２４，２５）は
前記突出部の前記先端（たとえば３２）に設けられたラ
ッチ（たとえば３４）と係合する刻みから成り、前記カ
バー部材の前記壁面（たとえば４６）は前記ラッチが前
記第１係合部材と係合している時に、前記接点部材の前
記遊端を保護するように外側に延びるよう位置付けられ
たリップ部材（たとえば４０）を有していることを特徴
とする電気コネクタ。