JP2593994Y2 - 熱交換器のチューブ - Google Patents

熱交換器のチューブ

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JP2593994Y2
JP2593994Y2 JP1993067653U JP6765393U JP2593994Y2 JP 2593994 Y2 JP2593994 Y2 JP 2593994Y2 JP 1993067653 U JP1993067653 U JP 1993067653U JP 6765393 U JP6765393 U JP 6765393U JP 2593994 Y2 JP2593994 Y2 JP 2593994Y2
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JP
Japan
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tube
degrees
heat exchanger
rear end
piece
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JP1993067653U
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JPH0732384U (ja
Inventor
博隆 田山
章三 須山
裕二 田中
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株式会社エムエーファブテック
株式会社エー・アール・シー
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は油、水などの液体、気
体を冷やしたり、温めたりなどする熱交換器のチューブ
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換器のチューブは実公昭63
−24395号公報に記載され、かつ図7図8に図示し
たように、中空体の開口部12を左右方向に有する熱交
換器のチューブ11はその前端部11′と後端部11″
(図8の側面図においては左端部と右端部)は円弧状に
弯曲した形状のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の熱交換器の
チューブでは組み付けて熱交換器として使用した際に、
熱交換器のチューブ11の外側を冷やしたりなどする
体がチューブ11の前端部側11′の円弧状弯曲部に当
たってチューブ11の外側に円滑に流れずに流体は熱交
換器の前端部側の流入口付近で乱流を生じるし、また
交換器のチューブ11の外側を冷やしたりなどする流体
がチューブ11の後端部11″の円弧状弯曲部によりチ
ューブ11の外側を円滑に流れずに流体は後端部側の流
出口付近で乱流を生じる。このためにチューブ11の外
前端部側から後端部側に流れる気体などの流体は前
端部側の流入口付近や後端部側の流出口付近で乱流を生
じるのでチューブ11の外側を冷やしたりなどする流体
が円滑に流れたり、流れ出たりすることができにくいと
いう問題点があった。
【0004】この考案は従来の熱交換器のチューブが有
する前記の問題点を解消し、チューブの外側で前端部側
から後端部側に流れる流体に乱流が発生するのを防止す
ることや流体を整流化することなどを目的としたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の熱交換器のチ
ューブは、中空体の開口部を左右方向に有する熱交換器
のチューブにおいて、このチューブを構成する上側チュ
ーブ片と下側チューブ片とを前端部と後端部でチューブ
の上下方向の中央水平線に対してそれぞれ20度から6
0度の角度で上側チューブ片は下向きに傾斜させるとと
もに下側チューブ片は上向きに傾斜させて、上側チュー
ブ片と下側チューブ片とを前端部及び後端部でそれぞれ
一体に密閉しチューブの前端部と後端部を40度から
120度の角度で先細形にしたものである。
【0006】
【作用】この熱交換器のチューブは熱交換器のチューブ
の前端部と後端部を40度から120度の角度で先細形
にしたのでチューブを組み付けて熱交換器として使用す
ると、チューブ11の前端部と後端部が先細形であるた
めにチューブの外側前端部側から後端部側に流れる気
体、液体の流体が前端部側の流入口付近や後端部側の流
出口付近で円滑に流れて乱流の発生が防止されるととも
に流体の流れが整流化される。
【0007】
【実施例】次にこの考案の熱交換器のチューブを実施例
について図面とともに説明する。図1から図に図示し
たように、アルミニウム合金製上側チューブ片1はその
前端部1′と後端部1″が水平線に対して下外方向き
に約45度の角度に傾斜させるとともにその左端部が
上外方向に傾斜した拡管部片7′を設け、アルミニウム
合金製下側チューブ片2はその前端部2′と後端部2″
水平線に対して上外向きに約45度の角度に傾斜
させるとともにその左端部が下外方向に傾斜した拡管部
片7″を設ける。 この上側チューブ片1と下側チューブ
片2との間にアルミニウム合金製コルゲートフィンから
なるインナーフィン3を介在させる。この上側チューブ
片1の前端部1′と下側チューブ片2の前端部2′とを
カシメるとともに上側チューブ片1の後端部1″と下側
チューブ片2の後端部2″とをカシメてそれぞれカシメ
部4、4を設け、チューブ5の前端部5′と後端部5″
とが約90度(約45度+約45度)の角度で先細形
に傾斜させて一体に密閉して中空体の開口部6、6を左
右方向に有するとともに左端部に拡管部7を有するアル
ミニウム合金製チューブ5である。
【0008】この実施例の熱交換器のチューブ5をサイ
ドプレート片やコルゲートフィンからなるアウターフ
ィンなどで組み付けて熱交換器10として実際に使用
する際に、図に矢印で図示したように気体などの流体
が前端部側からチューブ5の外側に流のを妨げるのは
チューブ5のカシメ部4だけであり、このカシメ部4は
極めて小さな面積であるとともにチューブ5の入口側で
ある前端部は水平方向に対して約45度ずつ上下に傾斜
しているために流体が図に矢印で図示したように円滑
に流るので流体の乱流の発生が防止されて、流体の流
れが整流化される。また同様にチューブ5の出口側であ
る後端部も水平方向に対して約45度ずつ上下に傾斜し
ているとともに気体などの流体が後端部側からチューブ
5の外側を流れ出るのを妨げるのはチューブ5のカシメ
部4だけであり、このカシメ部4は極めて小さな面積で
あるために流体が図に矢印で図示したように円滑に流
れ出るので流体の乱流の発生が防止されて、流体の流れ
が整流化される。
【0009】この実施例の熱交換器のチューブ5では
上側チューブ片1の傾斜角度Sが約 45度のものについ
て説明したが、この傾斜角度Sは約20度から約60度
がよく、同様に下側チューブ片2の傾斜角度Tは約20
度から約60度がよい。そしてこの上側チューブ片1と
下側チューブ片2とをカシメて一体にしたチューブ5の
前端部5′と後端部5″における先細形の角度W(傾斜
角度S+傾斜角度T)は実施例の約90度を含む約40
度(約20度+約20度)から約120度(約60度+
約60度)のがよい。 またこの実施例のチューブ5では
チューブ5の左端部に拡管部7を有するものについて説
明したが、この拡管部7がないチューブでもよいことは
勿論である。更にインナーフイン3としてコルゲートフ
ィンを用いたものについて説明したが、チューブのイン
ナーフインはコルゲートフィンに代えて、ハニカム型フ
インでもよい。
【0010】
【考案の効果】この考案の熱交換器のチューブは、中空
体の開口部を左右方向に有する熱交換器のチューブにお
いて、このチューブを構成する上側チューブ片と下側チ
ューブ片とを前端部と後端部でチューブの上下方向の中
央水平線に対してそれぞれ20度から60度の角度で
側チューブ片は下向きに傾斜させるとともに下側チュー
ブ片は上向きに傾斜させて、上側チューブ片と下側チュ
ーブ片とを前端部及び後端部でそれぞれ一体に密閉し
チューブの前端部と後端部を40度から120度の角度
で先細形にしたから、複数のチューブを組み付けて熱交
換器として使用するとチューブの外側でチューブの前端
部から後端部に流れる気体などの流体が前端部側の流入
口付近や後端部側の流出口付近で円滑に流れるために流
体に乱流が発生するのを防止することができるし、流体
の流れを整流化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく拡大側面図である。
【図4】同じくカシメ前の拡大側面図である。
【図5】 同じく組み付けた正面図である。
【図6】 図5の拡大A−A断面図である。
【図7】 従来品の平面図である。
【図8】 同じく拡大側面図である。
【符号の説明】
1 上側チューブ片 2 下側チューブ片 3 インナーフイン 4 カシメ部 5 チューブ 6 開口部 7 拡管部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28F 9/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空体の開口部を左右方向に有する熱交
    換器のチューブにおいて、該チューブを構成する上側チ
    ューブ片と下側チューブ片とを前端部と後端部でチュー
    ブの上下方向の中央水平線に対してそれぞれ20度から
    60度の角度で上側チューブ片は下向きに傾斜させると
    ともに下側チューブ片は上向きに傾斜させて、上側チュ
    ーブ片と下側チューブ片とを前端部及び後端部でそれぞ
    一体に密閉しチューブの前端部と後端部を40度か
    ら120度の角度で先細形にしたことを特徴とする熱交
    換器のチューブ。
JP1993067653U 1993-11-26 1993-11-26 熱交換器のチューブ Expired - Lifetime JP2593994Y2 (ja)

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JPH0732384U JPH0732384U (ja) 1995-06-16
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55119589U (ja) * 1979-02-16 1980-08-23
JP2542253Y2 (ja) * 1991-06-21 1997-07-23 株式会社エムエーファブテック 熱交換器

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JPH0732384U (ja) 1995-06-16

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