JP2593680B2 - 整髪料 - Google Patents
整髪料Info
- Publication number
- JP2593680B2 JP2593680B2 JP3409888A JP3409888A JP2593680B2 JP 2593680 B2 JP2593680 B2 JP 2593680B2 JP 3409888 A JP3409888 A JP 3409888A JP 3409888 A JP3409888 A JP 3409888A JP 2593680 B2 JP2593680 B2 JP 2593680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cholic acid
- acid
- derivative
- hairdressing
- hair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/63—Steroids; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/06—Preparations for styling the hair, e.g. by temporary shaping or colouring
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 本発明は、コール酸およびその誘導体のエステル化合
物が有する粘着性に着目したものであり、増粘剤，粘着
剤または接着剤として化粧品に有効に活用する技術に関
する。
物が有する粘着性に着目したものであり、増粘剤，粘着
剤または接着剤として化粧品に有効に活用する技術に関
する。
（ｂ）従来の技術 近年、アルコール性整髪料の整髪成分としてはポリオ
キシアルキレングリコール類が主に用いられており、そ
の特徴は軽度の粘着性に基づく軽い仕上がりである。し
かし、日本人の毛髪は一般に太く、硬いため、以前から
整髪力の不足が問題にされてきた。ムースについても同
様の傾向があり、整髪力の点で改良が望まれている。ポ
マードのような油性整髪料は、整髪力に問題はないが、
ベタつき感が強く、より自然さを求める時代のニーズに
合わない。
キシアルキレングリコール類が主に用いられており、そ
の特徴は軽度の粘着性に基づく軽い仕上がりである。し
かし、日本人の毛髪は一般に太く、硬いため、以前から
整髪力の不足が問題にされてきた。ムースについても同
様の傾向があり、整髪力の点で改良が望まれている。ポ
マードのような油性整髪料は、整髪力に問題はないが、
ベタつき感が強く、より自然さを求める時代のニーズに
合わない。
（ｃ）発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、ベタツキもなく軽い仕上がりととも
に、優れた整髪性を有する整髪料を提供することにあ
る。
に、優れた整髪性を有する整髪料を提供することにあ
る。
（ｄ）課題を解決するための手段 本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究の結
果、コール酸のエステル化合物が、強い整髪力を有する
ばかりでなく、化学的，物理的に安定であること、含水
エタノールに溶解し、ある程度の粘度を与えること、さ
らに適度の保湿力を有するなどの優れた性質を有するこ
とを見出した。
果、コール酸のエステル化合物が、強い整髪力を有する
ばかりでなく、化学的，物理的に安定であること、含水
エタノールに溶解し、ある程度の粘度を与えること、さ
らに適度の保湿力を有するなどの優れた性質を有するこ
とを見出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたもので、下
記の一般式（Ｉ）で表される、コール酸またはその誘導
体と炭素数８〜22の側鎖状アルコールとのエステル化合
物および／もしくはオリゴエステル化合物および／また
は下記の一般式（Ｉ）で表される、コール酸またはその
誘導体のオリゴエステルを配合してなる整髪料である。
記の一般式（Ｉ）で表される、コール酸またはその誘導
体と炭素数８〜22の側鎖状アルコールとのエステル化合
物および／もしくはオリゴエステル化合物および／また
は下記の一般式（Ｉ）で表される、コール酸またはその
誘導体のオリゴエステルを配合してなる整髪料である。
コール酸は胆汁酸の一種であり、哺乳類，鳥類，爬虫
類，両棲類などを通じ胆汁を分泌する動物のほとんど全
部にわたって胆汁中に存在する。コール酸を得る原料と
しては、普通、ウシの胆汁が使われている。
類，両棲類などを通じ胆汁を分泌する動物のほとんど全
部にわたって胆汁中に存在する。コール酸を得る原料と
しては、普通、ウシの胆汁が使われている。
本発明で使用できるコール酸の誘導体としては、デヒ
ドロコール酸，リトコール酸，デオキシコール酸，ケノ
デオキシコール酸，ウルソデオキシコール酸およびヒオ
デオキシコール酸があげられる。
ドロコール酸，リトコール酸，デオキシコール酸，ケノ
デオキシコール酸，ウルソデオキシコール酸およびヒオ
デオキシコール酸があげられる。
なお、コール酸の化粧料の分野における利用例ではこ
れまで乳化剤として乳化系化粧料への応用が挙げられる
程度である。例えば、コール酸またはその誘導体を0.05
〜５％配合することにより、皮膚の保護および美化に卓
効のある、乳化系化粧料が得られている（特公昭53−17
659号公報）。
れまで乳化剤として乳化系化粧料への応用が挙げられる
程度である。例えば、コール酸またはその誘導体を0.05
〜５％配合することにより、皮膚の保護および美化に卓
効のある、乳化系化粧料が得られている（特公昭53−17
659号公報）。
側鎖状アルコールとしては、炭素数８から22までの種
々の飽和アルコールを用いることができるが、一例を示
すと、２−エチルヘキサノール,2,4−ジメチルヘキサノ
ール,2,3,6−トリメチルヘプタノール,4−エチル−3,3
−ジメチルオクタノール,2,4−ジエチル−5,5−ジメチ
ルオクタノール,5,7,7−トリメチル−２−（1,3,3−ト
リメチルブチル）−オクタノール,2−エチル−４−オク
チルデカノール,2,4−ジエチル−６−オクチルデカノー
ル等が挙げられる。
々の飽和アルコールを用いることができるが、一例を示
すと、２−エチルヘキサノール,2,4−ジメチルヘキサノ
ール,2,3,6−トリメチルヘプタノール,4−エチル−3,3
−ジメチルオクタノール,2,4−ジエチル−5,5−ジメチ
ルオクタノール,5,7,7−トリメチル−２−（1,3,3−ト
リメチルブチル）−オクタノール,2−エチル−４−オク
チルデカノール,2,4−ジエチル−６−オクチルデカノー
ル等が挙げられる。
エステル化は、無触媒または触媒存在下、常圧または
減圧下での、エステル化反応の常法が採用できる。得ら
れた反応生成物は脱色，脱臭等一般に行われる精製法で
処理することができ、精製条件は目的に応じて自由に選
択できる。
減圧下での、エステル化反応の常法が採用できる。得ら
れた反応生成物は脱色，脱臭等一般に行われる精製法で
処理することができ、精製条件は目的に応じて自由に選
択できる。
コール酸またはその誘導体と側鎖状アルコールとのエ
ステル化は、前者１モルに対し後者１モルまたは１モル
以上を反応させ、コール酸のモノエステルを得る。しか
し、コール酸は多官能基化合物であることから、コール
酸とアルコールとの反応モル比率を1.0:0.1〜1.0:0.9と
することにより、反応物組成を変えることができ、粘着
性ひいては整髪力等を調節することも可能である。例え
ば、コール酸とイソステアリルアルコールを1:0.6の反
応モル比で反応させると、コール酸イソステアリルとオ
リゴエステル化合物であるジコール酸イソステアリルが
2:3の場合で合成されて、この反応物はコール酸イソス
テアリルに比べより強い粘着性を示す。
ステル化は、前者１モルに対し後者１モルまたは１モル
以上を反応させ、コール酸のモノエステルを得る。しか
し、コール酸は多官能基化合物であることから、コール
酸とアルコールとの反応モル比率を1.0:0.1〜1.0:0.9と
することにより、反応物組成を変えることができ、粘着
性ひいては整髪力等を調節することも可能である。例え
ば、コール酸とイソステアリルアルコールを1:0.6の反
応モル比で反応させると、コール酸イソステアリルとオ
リゴエステル化合物であるジコール酸イソステアリルが
2:3の場合で合成されて、この反応物はコール酸イソス
テアリルに比べより強い粘着性を示す。
コール酸またはその誘導体のオリゴエステルは、常法
に従い、コール酸またはその誘導体を、単独で重合させ
たものであり、分子数２〜６のオリゴマーからなる。
に従い、コール酸またはその誘導体を、単独で重合させ
たものであり、分子数２〜６のオリゴマーからなる。
（ｅ）実施例 実施例１〜３におけるエステルは、コール酸またはそ
の誘導体１モルに対し、アルコール１モルまたは１モル
以上を反応させて得たものである。
の誘導体１モルに対し、アルコール１モルまたは１モル
以上を反応させて得たものである。
実施例１ ヘアリキッド エタノール 60重量部 コール酸イソステアリル 10 エデト酸二ナトリウム ２ 香料 適量 精製水 28 実施例２ セットローション エタノール 40重量部 グリセリン ２ コール酸イソオクチル 10 パラオキシ安息香酸メチル １ 香料 適量 精製水 47 実施例３ ヘアソリッド 流動パラフィン 25重量部 ラノリンアルコール ５ デオキシコール酸イソオクチル 10 ラウリン酸ジエタノールアミド 10 精製水 50 実施例４ ヘアリキッド コール酸、イソステアリルアルコールをモル比1:0.6
の仕込み比で反応させると、コール酸イソステアリル，
ジコール酸イソステアリルが2:3の割合で合成される。
この混合物を実施例１におけるコール酸イソステアリル
と置き換えて、同様の処方によりヘアリキッドを得る。
の仕込み比で反応させると、コール酸イソステアリル，
ジコール酸イソステアリルが2:3の割合で合成される。
この混合物を実施例１におけるコール酸イソステアリル
と置き換えて、同様の処方によりヘアリキッドを得る。
実施例５ セットローション コール酸，イソオクタノールをモル比1:0.4の仕込み
比で反応させると、コール酸イソオクチル，ジコール酸
イソオクチルが6:1の割合で合成される。この混合物を
実施例２におけるコール酸イソオクチルと置き換えて、
同様の処方によりセットローションを得る。
比で反応させると、コール酸イソオクチル，ジコール酸
イソオクチルが6:1の割合で合成される。この混合物を
実施例２におけるコール酸イソオクチルと置き換えて、
同様の処方によりセットローションを得る。
実施例６ セットローション コール酸を単独で重合させジコール酸を調製する、実
施例２におけるコール酸イソオクチルをこのジコール酸
に置き換えて同様の処方によりセットローションを得
る。
施例２におけるコール酸イソオクチルをこのジコール酸
に置き換えて同様の処方によりセットローションを得
る。
（ｆ）発明の効果 本発明によれば、軽い仕上がりとともに優れた整髪力
を有するまったく新しいタイプの整髪料を提供できる。
を有するまったく新しいタイプの整髪料を提供できる。
また、本発明は、コール酸のエステル組成を変えるこ
とにより、その粘着性を調節することができる。従っ
て、粘着性をより強くすることにより、髪と髪の接着効
果を引き出すことが可能であり、また枝毛，切れ毛を防
ぐ、毛髪コーティング成分としての利用も期待できる。
とにより、その粘着性を調節することができる。従っ
て、粘着性をより強くすることにより、髪と髪の接着効
果を引き出すことが可能であり、また枝毛，切れ毛を防
ぐ、毛髪コーティング成分としての利用も期待できる。
コール酸およびその誘導体は安全性の高い天然系素材
として知られているから、本発明の整髪料は安全性の点
でも問題がない。
として知られているから、本発明の整髪料は安全性の点
でも問題がない。
Claims (1)
- 【請求項１】下記の一般式（Ｉ）で表される、コール酸
またはその誘導体と炭素数８〜22の側鎖状アルコールと
のエステル化合物および／もしくはオリゴエステル化合
物および／または下記の一般式（Ｉ）で表される、コー
ル酸またはその誘導体のオリゴエステルを配合してなる
整髪料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3409888A JP2593680B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 整髪料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3409888A JP2593680B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 整髪料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01211519A JPH01211519A (ja) | 1989-08-24 |
| JP2593680B2 true JP2593680B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=12404802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3409888A Expired - Lifetime JP2593680B2 (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 整髪料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593680B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100461087B1 (ko) * | 1996-12-30 | 2005-08-18 | 주식회사 엘지생활건강 | 두발화장품조성물 |
| US7118766B2 (en) * | 2002-02-11 | 2006-10-10 | Council Of Scientific & Industrial Research | Pharmaceutical composition and process for isolation of trans-tetracos-15-enoic acid and method of treatment for hepatotoxicity |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3409888A patent/JP2593680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01211519A (ja) | 1989-08-24 |
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