JP2593614B2 - 高Crフェライト系耐熱鋼用潜弧溶接方法 - Google Patents

高Crフェライト系耐熱鋼用潜弧溶接方法

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JP2593614B2 JP4197316A JP19731692A JP2593614B2 JP 2593614 B2 JP2593614 B2 JP 2593614B2 JP 4197316 A JP4197316 A JP 4197316A JP 19731692 A JP19731692 A JP 19731692A JP 2593614 B2 JP2593614 B2 JP 2593614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高Crフェライト系耐熱
鋼用潜弧溶接方法に関するものであり、さらに詳しくは
高温におけるクリープ特性、靭性、耐割れ性に優れた溶
接金属を得るための潜弧溶接方法に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年高温高能率型のエネルギープラント
用鋼材として、クリープ強度が極めて優れ且つオーステ
ナイト系ステンレス鋼に見られるような応力腐食割れの
心配が少ないフェライト系耐熱鋼の要望が強く、この種
の材料が使用され始めている。フェライト系耐熱鋼用に
開発されている溶接材料として、例えば特開昭60−2
57991号公報に開示されている9Cr−Mo系鋼用
溶接ワイヤの如く溶接ワイヤ中のC,Si,Mn,C
r,Mo,Ni量を限定し、さらにNb,Vの1種また
は2種を添加して(Nb+V)で0.3%以下とする溶
接ワイヤが提案されている。また、特開平2−2809
93号公報では8〜12%Cr系溶接材料の如くC,S
i,Mn,Cr,Ni,Mo,W,V,Nb,Al,N
の添加量を限定しCr当量:13%以下とする溶接材料
が提案されている。
【0003】しかしながらこれらの従来技術は大幅なク
リープ強度を向上しようとするものではなく、組織的に
はマルテンサイト相中にδフェライトを晶出することが
あり、この晶出したδフェライトは基地中マルテンサイ
トより著しく軟らかい相であって、このような軟らかい
第二相が硬い基地中に分散する場合、全体の衝撃特性は
著しく低下する。潜弧溶接のように大入熱で溶接する場
合は特にδフェライトを生成しやすく、そのために溶接
金属の靭性を低下させるという欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高Crフェラ
イト系耐熱鋼を対象として大入熱で溶接する潜弧溶接に
おいて、得られる溶接金属のマルテンサイト中に晶出す
るδフェライトの生成を抑制し、溶接金属のクリープ破
断強度と靭性を改善するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、重量比で、 C :0.03〜0.12%、 Si:0.3%以下、 Mn:0.3〜1.5%、 Cr:8〜13%、 Nb:0.01〜0.15%、 V :0.03〜0.40%、 N :0.01〜0.08% を含有し残部がFeを主成分とするワイヤと、重量比
で、 CaF2 :10〜30%、 CaO及びMgOの一方または両方:10〜40%、 Al2 3 :10〜40%、 SiO2 :5〜25% を含有するフラックスとを組み合わせて用いる高Crフ
ェライト系耐熱鋼用の潜弧溶接方法において、前記ワイ
ヤと該フラックスにそれぞれまたはいずれか一方のみ
、下記式(M)により、重量比で、 Mo:0.3〜1.6%、 W :0.5〜3.5%、 Ni:0.05〜1.2%、 Cu:1.0〜5.0%、 Co:0.5〜4.0%を含有させ 、しかも(Mo+W)/(Cu+Co)≦
1.4を満足するように各成分の含有量を調整して潜弧
溶接することを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼用
潜弧溶接方法である。
【0006】 M=ワイヤ中の+0.7×フラックス中の 但し、MはMo,W,Ni,CuあるいはCoの含有量
【0007】
【作用】本発明の最大の特徴は溶接ワイヤまたはフラッ
クス中にCu及びCoを添加し、且つMo,W,Cu及
びCo量との関係が(Mo+W)/(Cu+Co)≦
1.4になるように限定共存させたところにあり、溶接
して得られる溶接金属のδフェライトの生成を抑制し、
クリープ破断強度と靭性を格段に高めたところにある。
【0008】以下に本発明の各成分の限定理由について
先ず、ワイヤから述べる。 C:0.03〜0.12% Cは焼き入れ性と強度確保のため0.03%以上必要で
あるが、0.12%を超えると耐割れ性が劣化する。従
ってCを0.03〜0.12%に制限する。 Si:0.3%以下 Siは脱酸剤として添加するものであるが、また耐酸化
性を向上させる元素でもある。しかし0.3%を超える
と靭性が劣化する。従ってSiを0.3%以下に制限す
る。
【0009】Mn:0.3〜1.5% Mnは脱酸のためのみでなく、強度保持上も必要な成分
である。0.3%以下では効果がなく1.5%を超える
と靭性が劣化する。従ってMnを0.3〜1.5%に制
限する。 Cr:8〜13% Crは耐酸化性と焼き入れ性を確保する上で非常に重要
な元素であり最低8%必要である。13%を超えると耐
割れ性を損なうと同時にδフェライトを晶出させ靭性の
劣化が著しくなる。従ってCrを8〜13%に制限す
る。
【0010】Nb:0.01〜0.15% NbはVと同様に炭窒化物として析出して強度を確保す
るほか、結晶粒を微細化して靭性を与える元素としても
重要である。0.01%以下ではその効果がなく、0.
15%を超えるとその効果は飽和してしまうだけでなく
靭性及び溶接性の低下も招く。従ってNbを0.01〜
0.15%に制限する。 V:0.03〜0.40% Vは炭窒化物として析出して強度の確保に効果がある。
0.03%以下では効果がなく、0.40%を超えると
かえって強度低下を生じる。従ってVを0.03〜0.
40%に制限する。 N:0.01〜0.08% Nは基地中に固溶しても、また窒化物として析出しても
著しいクリープ抵抗として寄与する。0.01%以下で
はその効果がなく、0.08%を超えると窒化物が多量
に析出して、逆に靭性が劣化し、ブローホールが発生す
る。従ってNを0.01〜0.08%に制限する。
【0011】次にフラックス成分の限定理由について述
べる。 CaF2 :10〜30% CaF2 はスラグの塩基度を上げ、溶接金属中のOを著
しく低減し靭性を良好にする効果がある。また、スラグ
の溶融点を低下させ溶け込みを浅くしスラグの剥離性を
良好にするとともにビード形状、外観を良好にする。1
0%未満ではその効果がなく、30%を超えるとスラグ
の流動性が過大となりビード形状、外観が劣化する。従
ってCaF2 を10〜30%に制限する。
【0012】 CaO及びMgOの一方または両方:10〜40% CaO及びMgOはいずれも強塩基性成分でCaF2
共に溶接金属中のO低減に有効である。また、CaO,
MgOは耐火性の大きい成分であり、融点の低いCaF
2 を含有するフラックスの溶融特性を調整し、ビード形
状を整えるのに有効である。10%未満ではその効果が
なく、40%を超えるとフラックスが溶け難くビード表
面が平滑さを失い、また、アンダーカット等の溶接欠陥
が発生する。従ってCaO及びMgOの一方または両方
を10〜40%に制限する。
【0013】Al2 3 :10〜40% Al2 3 は融点が高く、スラグの流動性を調整し、ビ
ード形状を整えるのに有効である。この効果は特に多層
盛溶接に用いる時に重要でありビード同士のなじみが良
好となり、スラグ巻き込み、アンダーカット等の欠陥の
発生を防止する。10%未満では効果がなく、40%を
超えるとスラグ巻き込みや、アンダーカットが生じやす
くなる。従ってAl2 3 を10〜40%に制限する。
【0014】SiO2 :5〜25% SiO2 はスラグの粘性を調整し、ビード外観を改善す
るのに有効であるが、5%未満では効果がなく、25%
を超えると粘性が大きくなりスラグ巻き込みが発生す
る。従ってSiO2 を5〜25%に制限する。
【0015】原料は単独物質と共に上記成分を含有する
化合物、鉱石あるいは溶融型フラックス等で添加するこ
とができる。例えば用いる原料として、CaF2 :蛍
石、溶融型フラックス等、CaO:炭酸石灰、溶融型フ
ラックス等、MgO:マグネシアクリンカー、溶融型フ
ラックス等、Al2 3 :アルミナ、溶融型フラックス
等である。またこれらの必須成分のほかに酸化消耗する
成分を調整するために金属粉、合金粉等や脱酸剤等を配
合することができる。
【0016】更にワイヤとフラックスの組み合わせで添
加する5成分(Mo,W,Ni,Cu,Co)の限定理
由について述べる。これらの成分は、ワイヤとフラック
スのそれぞれまたはそのいずれか一方のみに添加するも
のであり、これら各成分の含有量(M)は、M=ワイヤ
中の+0.7×フラックス中のはワイヤ中、
フラックス中のMo,W,Ni,Cu,Co各成分の
それぞれの含有量)によって得られる。なお、0.7と
いう数字は多くの実験により得られた適係数である。
【0017】Mo:0.3〜1.6% Moは固溶体強化により、高温強度を顕著に高める元素
であり使用温度、圧力を上昇させる目的で添加する。W
との共存において、高温強度、特に高温長時間側でのク
リープ破断強度の向上に効果がある。0.3%以下では
その効果がなく1.6%を超えるとδフェライトを晶出
させるため靭性が劣化する。従ってMoを0.3〜1.
6%に制限する。 W:0.5〜3.5% Wはフェライト系溶接金属のクリープ強度に寄与する固
溶体強化元素として最も優れた元素である。特に高温長
時間側でのクリープ破断強度向上の効果は極めて大き
い。0.5%以下ではMoとの共存において効果は発揮
できず3.5%を超えるとδフェライトを晶出させ溶接
金属の靭性が低下する。従ってWを0.5〜3.5%に
制限する。
【0018】Ni:0.05〜1.2% NiはCrとの共存状態で耐酸化性の向上、靭性の向上
に有効であり、高温で長時間使用される本発明溶接材料
のような用途に対しては必須の元素である。0.05%
以下ではその効果はなく1.2%を超えると高温クリー
プ特性を劣化させる。従ってNiを0.05〜1.2%
に制限する。
【0019】Cu:1.0〜5.0% CuはCoと同様にMo,W添加によって生じるδフェ
ライトの晶出という問題点を相殺する重要な元素であ
り、最低1.0%以上を必要とする。しかし5.0%を
超えるとAc1 点を下げ、高温焼戻しが不可能となり組
織の安定化処理ができなくなる。従ってCuを1.0〜
5.0%に制限する。
【0020】Co:0.5〜4.0% CoはMo,W添加によって生じるδフェライトの晶出
という問題点を相殺する重要な元素であり、最低0.5
%以上を必要とする。しかし4.0%を超えるとAc1
点を下げ、高温焼戻しが不可能となり組織の安定化処理
ができなくなる。従ってCoを0.5〜4.0%に制限
する。
【0021】これらの5成分の内の4成分(Mo,W,
Cu,Co)の関係は、(Mo+W)/(Cu+Co)
≦1.4になるように調整する必要がある。この(Mo
+W)/(Cu+Co)≦1.4という関係は本合金系
において高温強度と靭性とのバランスをとる上で非常に
重要である。即ちMo及びWは溶接金属の高温強度の向
上に有効な元素であるが、δフェライトを晶出させ靭性
を劣化させる。Co及びCuはフェライトの生成を抑制
し、靭性を改善する元素である。これらの元素の共存効
果において溶接金属の高温強度と良好な靭性が得られ
る。(Mo+W)/(Cu+Co)が1.4を超えると
δフェライトが晶出し靭性が劣化する。従って(Mo+
W)/(Cu+Co)≦1.4に制限する。
【0022】以下に本発明の潜弧溶接方法を実施例によ
り説明する。
【0023】
【実施例】この実施例で用いたワイヤは、真空溶解炉に
て溶解し、鍛造、圧延及び線引きを行って4.0mmφに
作製したものである。ワイヤの組成を表1に示す。W1
〜W6は本発明に用いたワイヤ、W7〜W12は比較例
に用いたワイヤである。
【0024】また、これらのワイヤと組み合わせて用い
たフラックスは、ボンドフラックスで通常のフラックス
原料として用いられる鉱石粉、複合化合物等を混合、撹
はん後、水ガラスを用いて造粒し、400℃で約2時間
焼成して作製したものである。このフラックスの組成を
表2に示す。F1〜F5は本発明に用いたフラックス、
F6〜F10は比較例に用いたものである。
【0025】表1のワイヤと表2のフラックスとを組み
合わせ、表3に示す母材を用い、図1に示すような開先
(厚さT=20mm、開先角度θ=30°、ルートギャッ
プ=12mm)を形成して表4に示す溶接条件で潜弧溶接
を実施した。得られた溶接金属を740℃−4時間の後
熱処理をした後、600℃、20kgf/mm2 の応力でクリ
ープ破断試験及び試験温度0℃での2mmVノッチ衝撃試
験を行った。表5にワイヤとフラックスとの組み合わせ
及びその確性試験結果を示す。溶接作業性試験について
は各パスの溶接後に判定を行った。
【0026】本発明例のNo.1〜No.13は優れた溶接
作業性、溶接金属が得られたが、比較例のNo.14〜N
o30はいずれも満足できる結果は得られなかった。N
o.14はワイヤ中のC,Cr,N不足、ワイヤとフラ
ックスの組み合わせによるMo,W,Cu,Co不足及
びNi過多、No.15はワイヤ中のC,Cr,N不足、
ワイヤとフラックスの組み合わせによるCu,Co不足
及びNi過多、No.16はワイヤ中のSi,N過多及び
Nb不足、ワイヤとフラックスの組み合わせによるM
o,Cu不足及びW過多、(Mo+W)/(Cu+C
o)が1.4を超えている。No.17はワイヤ中のC,
Si,Cr過多で、ワイヤとフラックスの組み合わせに
よるNi,Cu,Co不足、(Mo+W)/(Ni+C
o)が1.4を超えている。
【0027】No.18はワイヤ中のMn,V不足、ワイ
ヤとフラックスの組み合わせによるCu不足、(Mo+
W)/(Cu+Co)が1.4を超えている。No.19
はワイヤ中のNb,N過多、ワイヤとフラックスの組み
合わせによるW,Co不足及びNi,Cu過多、No.2
0はワイヤ中のMn,V過多、ワイヤとフラックスの組
み合わせによるMo過多、No.21,No.22はフラッ
クス中のCaF2 過多及びAl2 3 不足、No.23は
フラックス中のCaOとMgOとの和が過多及びSiO
2 不足、ワイヤとフラックスの組み合わせによるMo過
多、No.24はフラックス中のCaF2 不足、SiO2
過多、ワイヤとフラックスの組み合わせによるMo,W
過多、(Mo+W)/(Cu+Co)が1.4を超えて
いる。
【0028】No.25はフラックス中のCaOとMgO
との和不足及びAl2 3 過多、ワイヤとフラックスの
組み合わせによるMo過多、No.26はフラックス中の
CaF2 過多及びCaOとMgOとの和不足、ワイヤと
フラックスの組み合わせによるCo過多、No.27はワ
イヤとフラックスの組み合わせによるCu過多、No.2
8はワイヤとフラックスの組み合わせによるCo過多、
No.29はワイヤ中のC,Cr,N不足、フラックス中
のCaF2 過多及びAl2 3 不足、ワイヤとフラック
スの組み合わせによるMo,Cu,Co不足及びNi過
多、No.30はワイヤ中のMn,V過多、フラックス中
のCaF2 不足及びSiO2 過多、ワイヤとフラックス
の組み合わせによるMo過多、(Mo+W)/(Cu+
Co)が1.4を超えているというその個々の理由によ
り溶接作業性不良、機械的性質の劣化、割れやブローホ
ールの発生等の問題点が認められた。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【表10】
【0039】
【発明の効果】本発明溶接材料は従来の9〜12%Cr
鋼用溶接材料と比較して、高温でのクリープ強度を著し
く高めたものであり、靭性及び溶接性等の特性にも優れ
ている。表5に示したように溶接材料の組み合わせが本
発明の要件を満たすものは、本発明の要件を満たさない
もの(比較例)と比べて高温クリープ特性だけでなく、
靭性及び溶接性に優れていることは明らかである。各種
発電ボイラ、化学圧力容器等に使用される9〜12%C
r系鋼を溶接する場合に本発明に係わる溶接材料を使用
することにより、溶接継手の信頼性を大幅に向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に用いた溶接部の開先形状を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 被溶接材 2 裏当材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−285691(JP,A) 特開 昭55−158894(JP,A) 特開 昭57−85693(JP,A) 特開 昭58−391(JP,A) 特開 昭58−70992(JP,A) 特開 昭59−191590(JP,A) 特開 昭60−174295(JP,A) 特開 昭59−223195(JP,A) 特開 昭61−232089(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比で、 C :0.03〜0.12%、 Si:0.3%以下、 Mn:0.3〜1.5%、 Cr:8〜13%、 Nb:0.01〜0.15%、 V :0.03〜0.40%、 N :0.01〜0.08% を含有し、残部がFeを主成分とするワイヤと重量比
    で、 CaF2 :10〜30%、 CaO,MgOの一方または両方:10〜40%、 Al2 3 :10〜40%、 SiO2 :5〜25% を含有するフラックスとを組み合わせて用いる高Crフ
    ェライト系耐熱鋼用の潜弧溶接方法において、前記ワイ
    ヤと該フラックス中にそれぞれ、またはそのいずれか一
    方のみに、下記式(M)により、重量比で、 Mo:0.3〜1.6%、 W :0.5〜3.5%、 Ni:0.05〜1.2%、 Cu:1.0〜5.0%、 Co:0.5〜4.0% を含有させ、しかも(Mo+W)/(Cu+Co)≦
    1.4を満足するように各成分の含有量を調整して潜弧
    溶接することを特徴とする高Crフェライト系耐熱鋼用
    潜弧溶接方法。 M=ワイヤ中の+0.7×フラックス中の 但し、MはMo,W,Ni,CuあるいはCoの含有量
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