JPH08150478A - 高強度Cr−Mo鋼用サブマージアーク溶接方法及び溶接金属 - Google Patents
高強度Cr−Mo鋼用サブマージアーク溶接方法及び溶接金属Info
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- JPH08150478A JPH08150478A JP3558095A JP3558095A JPH08150478A JP H08150478 A JPH08150478 A JP H08150478A JP 3558095 A JP3558095 A JP 3558095A JP 3558095 A JP3558095 A JP 3558095A JP H08150478 A JPH08150478 A JP H08150478A
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Abstract
鋼用サブマージアーク溶接方法を提供。 【構成】 重量%で、必須成分としてCr:2.00〜3.25
%、Mo:0.90〜1.10%及びVを必須成分として含有す
る高強度Cr−Mo鋼をソリッドワイヤとボンドフラッ
クスによりサブマージアーク溶接する方法であって、溶
接入熱を20〜50kJ/cmとし、ワイヤはC:0.09〜0.
19%、Si:≦0.30%、Mn:0.70〜1.60%、Cr:2.
00〜3.80%、Mo:0.90〜1.20%を含み、フラックスは
SiO2:5〜20%、MgO:20〜40%、Al2O3:5〜2
5%、金属フッ化物(F換算値):1.5〜11%、金属炭酸
塩(CO2換算値):3〜15%を含むフラックスであり、
溶接金属に歩留るCを0.08〜0.15%、Si:0.05〜0.30
%、Mn:0.50〜1.30%、P:0.010%以下、V:0.10
〜0.50%、Ni:0.40%以下、Ti:0.012%以下、
B:0.001〜0.015%、N:0.015%以下、O:0.035〜0.
065%となるよう溶接する。
Description
サブマージアーク溶接方法に関し、更に詳述すれば、C
r及びMoの他にVを必須成分として含み、必要に応じ
てNb、Ti、B及びCa等を含有する高強度Cr−M
o鋼の溶接に有効であって、SR後の室温及び高温強
度、靱性、クリープ強度、耐焼戻し脆化特性(高温環境
での使用中に脆化が少ないこと)、耐高温割れ性(凝固
時の割れが生じ難いこと)、耐低温割れ性(水素による
遅れ破壊が生じ難いこと)及び耐SR割れ性(析出時効
による粒界割れが生じ難いこと)が良好な溶接金属が得
られるサブマージアーク溶接方法に関する。
o鋼は高温特性に優れているため、ボイラーや化学反応
容器等の高温高圧環境化で使用される材料として広く適
用されている。これらの構造物は大型厚肉の物が多く、
その溶接には溶接効率の良いサブマージアーク溶接がよ
り採用されている。近年、これらの設備の高効率操業を
図るため、構造物が大型厚肉化され、使用環境もより高
温高圧化される傾向にあり、VやNb等を添加した高強
度Cr−Mo鋼が開発されている。
及び高温強度、靱性、クリープ強度、耐焼戻し脆化特
性、耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR割れ性が要
求されてきている。特にCr−Mo鋼の溶接構造物に対
してはSRを施すことが必須であり、高強度Cr−Mo
鋼溶接構造物の大型厚肉化が進むにつれて、残留応力も
増大し析出時効による粒界割れ、所謂SR割れが大きな
問題となる。
接金属の低酸素化を図ることにより、SR後の靱性や耐
焼戻し脆化特性の改善を図ってきた。
以下のとおりである。 特開昭61−71196号 溶接金属中のSiが0.10%よりも少なくなると酸素
量が増加し、靱性は低下する。 特開昭61−232089号 Cr−Mo鋼の溶接金属のSR処理後の高靱性及びSC
処理による使用中焼戻し脆化程度を小さくするために
は、低酸素化(0.035%以下)及び低Si化(0.
10%以下)が必須である。 特開平1−210193号 即ち、酸素量の低減はvE(短時間SR後の靱性)ばか
りでなく、vE+SC(加速脆化処理後の靱性)のいず
れを大きくしても改善するものである。これらの特性を
満足させるには溶接金属中の酸素量としては300pp
m以下であることが必要である。 特開平1−271096号 即ち、酸素量の低減はvE(短時間SR後の靱性)ばか
りでなく、vE+SC(加速脆化処理後の靱性)のいず
れを大きくしても改善するものである。これらの特性を
満足させるには溶接金属中の酸素量としては300pp
m以下であることが必要である。 特開平2−182378号 BLが2.3より小さいと溶接金属中の酸素量が高くな
って靱性の低下を招き、焼成型フラックスは、溶接金属
中の酸素量を低くコントロールできる。 特開平3−258490号 酸素量の低減は、特に短時間SR後のvE(靱性)及び
vE+SC(加速脆化処理後の靱性)の改善に大きく寄
与するものであり、これらの特性を満足させるには溶接
金属中の酸素量としては、ほぼ200ppm以下である
ことが必要である。 特公平4−2349号 酸素量の低減はVESR1(短時間SR後の靱性)ばか
りでなく、VESR1+SC(加速脆化処理後の靱性)
ばかりでなく、長時間のSR後の靱性及び長時間SR後
のステップクーリング後の靱性のいずれも改善するもの
である。これらの特性を満足させるには、溶接金属中の
酸素量としてはほぼ350ppm以下であることが必要
である。 特開平4−25395号 酸素量の低減はvE(短時間SR後の靱性)及びvE+
SC(加速脆化処理後の靱性)の改善に大きく寄与する
ものであり、これらの特性を満足させるには溶接金属中
の酸素量としてはほぼ200ppm以下であることが必
要である。 特公平4−79752号 このようなソリッドワイヤと特定の組成を有する焼結型
のフラックスとを採用することにより、溶接金属におい
てO≦0.030%が可能となり、良好な溶接金属を得
ることができる。 特開平5−228688号 酸素量の低減は特にvE(短時間SR後の靱性)及び、
vE+SC(加速脆化処理後の靱性)の改善に大きく寄
与するものであり、これらの特性を満足させるには溶接
金属中の酸素量としてはほぼ200ppm以下であるこ
とが必要である。
の従来技術においては、耐SR割れ性に関しては全く考
慮されていない。なお、特開昭61−71196号及び
特開平2−182378号に記載された技術では具体的
な酸素量について言及されていないが、その文面から判
断すると低酸素化が必要なことは明らかである。この公
報に記載の発明例から判断すれば酸素量は350ppm
以下と推定される。一方、本発明者等は、特願平5−1
14271号において、溶接金属中の酸素量を0.03
0〜0.060%にすることにより、粒界に沿って緻密
な組織を析出させて、耐SR割れ性を改善することに成
功した。しかしながら、溶接構造物の更なる一層の大型
厚肉化を考慮すれば、溶接金属の耐SR割れ性を更に改
善する必要がある。
のであって、SR後の室温及び高温強度、靱性、クリー
プ強度、耐焼戻し脆化特性、耐高温割れ性、耐低温割れ
性及び耐SR割れ性が良好な溶接金属及びそれを得るこ
とができる高強度Cr−Mo鋼用サブマージアーク溶接
方法を提供することを目的とする。
−Mo鋼用サブマージアーク溶接方法は、重量%で、必
須成分としてCr:2.00〜3.25%、Mo:0.
90〜1.10%を含有し、更にVを必須成分として含
み、必要に応じてNb、Ti、B及びCaを含有する高
強度Cr−Mo鋼をソリッドワイヤとボンドフラックス
との組み合わせによりサブマージアーク溶接する方法で
あって、溶接入熱を20〜50kJ/cmとし、ソリッ
ドワイヤはC:0.09〜0.19%、Si:≦0.3
0%、Mn:0.70〜1.60%、Cr:2.00〜
3.80%、Mo:0.90〜1.20%を含む組成で
あり、ボンドフラックスはSiO2:5〜20%、Mg
O:20〜40%、Al2O3:5〜25%、金属フッ化
物(Fに換算した値):1.5〜11%、金属炭酸塩
(CO2に換算した値):3〜15%を含む組成のフラ
ックスであると共に、ソリッドワイヤ及びフラックスの
一方又は双方から溶接金属に歩留まるCを0.08〜
0.15%、Si:0.05〜0.30%、Mn:0.
50〜1.30%、P:0.010%以下、V:0.1
0〜0.50%、Ni:0.40%以下、Ti:0.0
12%以下、B:0.001〜0.015%、N:0.
015%以下、O:0.035〜0.065%になるよ
うに溶接することを特徴とする。
サブマージアーク溶接金属は、C:0.08〜0.15
%、Si:0.05〜0.30%、Mn:0.50〜
1.30%、P:0.010%以下、Cr:2.00〜
3.25%、Mo:0.90〜1.20%、V:0.1
0〜0.50%、Ni:0.40%以下、Ti:0.0
12%以下、B:0.001〜0.015%、N:0.
015%以下、O:0.035〜0.065%で、残部
はFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする。
ドワイヤとボンドフラックスによるサブマージアーク溶
接材料を使用する際に溶接入熱及びソリッドワイヤとボ
ンドフラックスの化学成分とその歩留まりを考慮し、既
に報告した特願平5−144271号に開示された発明
に対して、溶接金属中の酸素量を更に増やすことによ
り、耐SR割れ性を更に一層改善することができること
を見いだした。また、酸素量を増加させた場合の靱性低
下に対しては、Bを適量添加することにより解決できる
ことも併せて知見した。
うに、Cr及びMoの他にVを必須成分として含み、必
要に応じてNb、Ti、B及びCa等を含有する高強度
Cr−Mo鋼の溶接に適用した場合に、SR後の室温及
び高温強度、靱性、クリープ強度、耐焼戻し脆化特性、
耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR割れ性が良好な
溶接金属を得ようとするものであり、溶接入熱は溶接金
属の化学成分をコントロールし、後述する微細な組織を
示す溶接金属を得るためにその範囲を定めたものであ
る。また、C、Si、Cr及びMoをソリッドワイヤか
ら添加するのは主に製造コスト上有利なためであり、溶
接金属に歩留る各成分を規定するのは良好な機械的性能
と併せて、耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR割れ
性に優れた溶接金属を得るためである。
説明する。 ソリッドワイヤにおける化学成分の理由C:0.09〜0.19% Cは溶接金属の室温及び高温強度、クリープ強度並びに
靱性を確保するために添加するものであり、後述する溶
接金属中のCを0.08〜0.15%とするには、ワイ
ヤ中のCを0.09〜0.19%とする。なお、より好
ましくは、Cは0.13〜0.17%とする。
素量をコントロールする作用がある。後述する溶接金属
中のSiを0.05〜0.30%にするには、ワイヤ中
のSiを0.30%以下とする。なお、より好ましく
は、Siを0.15%以下とする。
割を果たす酸素量をコントロールする作用がある。ま
た、前述の特許公報で報告されているように、一般に溶
接金属中の酸素量が多くなると、靱性が低下し、特に本
発明のように酸素量が0.035%以上になると靱性低
下が顕著である。しかしながら、Mnには靱性改善効果
があり、酸素量増加に起因する靱性低下要因に対して、
靱性を改善するためには、後述するように溶接金属中に
Mnを0.50〜1.30%含有させることが必要であ
る。従って、溶接金属への歩留まりを考えた場合、ワイ
ヤ中のMnは0.70〜1.60%とする。なお、より
好ましくはMnを1.00〜1.50%とする。
90〜1.20% Cr及びMoは、高強度2.25〜3%Cr−1%Mo
鋼の基本成分であり、本発明においても所定量をソリッ
ドワイヤから添加する。即ち、Crが2.00%未満で
あるか、又は3.80%を超えたり、また、Moが0.
90%未満であるか、又は1.20%を超えても本発明
の効果は認められるが、その結果得られる溶接金属成分
は実際には高温環境下では使用されない母材成分範囲で
ある。このため、本発明からは除外した。従って、ワイ
ヤ中のCrは2.00〜3.80%、Moは0.90〜
1.20%とする。なおより好ましくはCrは2.25
〜3.50%、Moは0.95〜1.10%とする。
る効果があり、5%以上が必要である。しかし、20%
を超えると溶接金属の酸素量は本発明範囲の上限を超
え、また、スラグ巻き込みが生じやすくなり作業性が低
下する。従って、フラックス中のSiO2は5〜20%
とする。なお、より好ましくはSiO2は8〜15%と
する。
果がある。また、MgOは酸素量をコントロールする役
割をもつが、20%未満の場合は溶接金属中の酸素量が
本発明範囲の上限を超え、逆に40%を超えると酸素量
が本発明の下限を下回ると共に、アークが不安定にな
り、ビード形状が悪くなると共に、スラグの剥離性が悪
くなる。従って、フラックス中のMgOは20〜40%
とする。また、MgOとしては、MgCO3の分解によ
り生じるMgOも含むものとする。なお、より好ましく
はMgOは25〜35%とする。
える効果があり、このためには5%以上添加することが
必要である。しかし、25%を超えると溶接金属中の酸
素量が本発明範囲の上限を超え、また、スラグ巻き込み
が生じやすくなり作業性は低下する。従って、フラック
ス中のAl2O3は5〜25%とする。なおより好ましく
は10〜20%とする。
〜11% 金属フッ化物も、ビード形状を整える効果がある。ま
た、溶接金属の拡散性水素量や酸素量をコントロールす
る役割を持つが、金属フッ化物をFに換算した値で1.
5%未満の場合酸素が本発明範囲の上限を超え、逆に1
1%を超えると酸素量が本発明の下限を下回ると共に、
アークが不安定になりビード形状やスラグの剥離性が悪
くなる。従って、フラックス中の金属フッ化物をFに換
算した値は1.5〜11%とする。なお、より好ましく
は、金属フッ化物は4〜9%とする。また、金属フッ化
物としては、CaF2、AlF3、BaF3、Na3AlF
6、MgF2及びNaF等があるが、Fに換算した値が同
じ場合、同様の効果を有する。
15% 金属炭酸塩によるCO2は、溶接金属の拡散性水素量を
低減し、耐低温割れ性を向上する効果と、酸素量をコン
トロールする役割を持つ。そのためには、金属炭酸塩を
CO2に換算した値で5%が必要であるが、15%を超
えると溶接金属中の酸素量が本発明範囲の上限を外れ、
靱性が低下する。従って金属炭酸塩をCO2に換算した
値は3〜15%とする。なおより好ましくは、5〜10
%とする。また、金属炭酸塩としてはCaCO3、Ba
CO3及びMgCO3等があるが、CO2に換算した値が
同じ場合、同様の効果を有する。
は、Na2O、K2O、LiO2、BaO、TiO2、Zr
O2等を添加することができる。これらを添加する場合
には、各々10%以下とするのが好ましい。
ロールするため、ボンドフラックスにはSi及びMnを
添加することができる。この場合Siの添加方法として
は、金属Si、Fe−Si及びCa−Si等の金属粉で
の添加が可能である。またMnの添加方法としては、金
属Mn及びFe−Mn等の金属粉での添加が可能であ
る。
及び高温強度、クリープ強度及び靱性は大きく低下す
る。特に、溶接金属中の酸素量が0.035%以上の場
合顕著であるが、本発明者等の研究により、溶接金属中
のCを0.08〜0.15%にする。これらの特性が大
きく改善されることがわかった。しかし、溶接金属中の
Cが0.08%未満では強度や靱性が十分でなく、ま
た、0.15%を超えると強度が高くなりすぎ靱性が低
下する。従って、溶接金属中のCは0.08〜0.15
%にする。なお、より好ましくは、0.10〜0.13
%とする。
% Siは脱酸効果があり、酸素量をコントロールする作用
を持ち、そのためには、溶接金属中に0.05%以上が
必要である。しかし、0.30%を超えると、耐焼戻し
脆化特性や耐SR割れ性が低下する。また、強度が高く
なりすぎて靱性低下の原因となる。従って、溶接金属中
のSiは0.05〜0.30%とする。なお、より好ま
しくは0.08〜0.20%とする。
% MnもCと同様に、高温強度及び靱性を改善する効果を
持つ。また、酸素量をコントロールする作用を有してい
る。しかし、0.50%未満では強度や靱性が十分でな
く、また、1.30%を超えるとクリープ強度、耐焼戻
し脆化特性及び耐SR割れ性が低下する。従って、溶接
金属中のMnは0.50〜1.30%とする。なお、よ
り好ましくは、0.90〜1.20%とする。
高強度Cr−Mo鋼においては、高温強度やクリープ強
度を高めるためには析出効果の作用を持つVやNb等を
添加しており、引張残留応力が大きい場合にはSR割れ
を生じる虞がある。特に、Pが高い場合には、粒界強度
が低下することから、その危険性が高い。また、Pの粒
界への偏析は耐焼戻し脆化特性に対しても悪い影響を及
ぼす。本発明者等は溶接金属のPを0.010%以下に
することにより、耐SR割れ性及び耐焼戻し脆化特性が
向上することを見い出した。従って、Pについては、溶
接金属中のPが0.010%以下になるように、歩留り
を考慮してソリッドワイヤ及びボンドフラックス中のP
含有量を規制する。なお、より好ましくは0.005%
以下とする。
Sn、As及びSb等についても、ソリッドワイヤ及び
ボンドフラックス中の含有量を下げておくことが、耐S
R割れ性及び耐焼戻し脆化特性の向上に更に有効である
ことはいうまでもない。これらは、溶接金属中0.01
0%以下とし、より好ましくは0.005%以下とす
る。
%、Mo(溶接金属中):0.90〜1.20% Cr及びMoは、高強度(2.00〜3.25%)Cr
−1%Mo鋼の基本成分である。即ち、Crが2.00
%未満及び3.25%を超えたり、また、Moが0.9
0%未満及び1.20%を超えても本発明の効果は認め
られるが、実際には高温環境下では使用されない母材成
分範囲であり、本発明からは除外した。従って、溶接金
属中のCrは2.00〜3.25%、Moは0.90〜
1.20%とする。
を高める効果があり、そのためには溶接金属中に0.1
0%以上添加する必要がある。しかしながら、0.50
%を超えて添加すると強度が高くなりすぎ、靱性、耐焼
戻し脆化特性及び耐SR割れ性が低下する。従って、V
の添加に際して、溶接金属中のVが0.10〜0.50
%の範囲になるように、ソリッドワイヤ及びボンドフラ
ックスの少なくとも一方に含有させる。なお、より好ま
しくはVは0.20〜0.35%とする。
40%を超えると顕著である。従って、溶接金属中のN
iが0.40%以下となるように、ソリッドワイヤ及び
ボンドフラックスのNi含有量を規制する。なお、より
好ましくはNiは0.10%以下とする。
12%を超えると顕著である。従って、溶接金属中のT
iが0.012%以下となるように、ソリッドワイヤ及
びボンドフラックスのTi含有量を規制する。なお、よ
り好ましくはTiは0.005%以下とする。
5% 本発明のように溶接金属中の酸素量を多くした場合、靱
性が大きく低下する。本発明では、酸素量を0.035
〜0.065%と高くした溶接金属にBを添加すること
で、低下した靱性を改善することを見いだした。そのた
めには、溶接金属中に0.001%以上必要であるが、
0.015%を超えると高温割れが発生しやすくなる。
従って、溶接金属中のBは0.001〜0015%の範
囲になるように、ソリッドワイヤ及びボンドフラックス
の少なくとも一方に含有させる。なお、より好ましくは
Bは0.003〜0.010%とする。
0.015%まで添加することが可能である。しかしな
がら、0.015%を超えて添加すると靱性が低下す
る。従って、溶接金属中のNは0.015%以下になる
ようにソリッドワイヤ及びボンドフラックスのN含有量
を規制する。なお、より好ましくはNは0.010%以
下とする。
5% 特願平5−144271号に開示したように、溶接金属
中の酸素量を0.030〜0.060%にすると、粒界
に沿って緻密な組織が析出し粒界面積が増えるため、耐
SR割れ性及び耐焼戻し脆化特性が向上する。しかしな
がら、上述のように、更に一層の溶接構造物の大型厚肉
化により残留応力の増加を考えた場合、更に一層耐SR
割れを改善する必要がある。
を0.030〜0.060%から0.035〜0.06
5%へ増加することにより、前述の粒界に沿った緻密な
組織が溶接金属組織全体にわたって更に一層均一に析出
することが判明した。これにより、更に粒界面積が増え
ることで、耐SR割れ性及び耐焼戻し脆化特性が更に改
善されることがわかった。従って、溶接入熱、ソリッド
ワイヤ成分及びフラックス成分を考慮し、溶接金属中の
酸素量が0.035〜0.065%になるように溶接す
る。
すると、V単独添加の場合よりも更に室温及び高温強度
並びにクリープ強度を高めることができる。しかしなが
ら、Nbが0.035%を超えたり、Wが2.00%を
超えたり、Coが1.00%を超えると、強度が高くな
りすぎ靱性が低下する。また、耐焼戻し脆化特性及び耐
SR割れ性も低下する。従って、Nb、W及びCoを添
加する場合には、溶接金属中のNbが0.035%以
下、Wが2.00%以下、Coが1.00%以下の範囲
になるように、ソリッドワイヤ及びボンドフラックスの
少なくとも一方に含有させる。なお、より好ましくはN
b:0.005〜0.020%、Wは1.00%以下、
Coは0.50%以下とする。
の範囲にすることにより強度、靱性、耐焼戻し脆化特
性、耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR割れ性がバ
ランスよく良好な溶接金属が得られる。
n]+50×[P]+20×[O]+50×[B] 但し、[X]:溶接金属中のX成分の重量% 溶接条件の限定理由溶接入熱:20〜50kJ/cm 本発明者等は、後述の実施例を示すソリッドワイヤとボ
ンドフラックスを組み合わせて20〜50kJ/cmの
溶接入熱で溶接した場合に、強度、靱性、耐焼戻し脆化
特性、耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR割れ性が
バランスよく良好な溶接金属を得られることを見いだし
た。しかし、20kJ/cm未満の場合は溶接金属中の
酸素量が本発明の範囲の下限を外れ、焼入れ性が大きく
なり、粒界に沿って緻密な組織が十分に析出せず、耐焼
戻し脆化特性及び耐SR割れ性が悪くなる。また、強度
が高くなり、靱性が低下する。逆に、50kJ/cmを
超える場合は、溶接金属中の酸素量が本発明範囲の上限
を超えて組織が粗大化し、強度、靱性及び耐焼戻し脆化
特性が低下する。従って、溶接入熱は20〜50kJ/
cmとする。なお、より好ましくは30〜40kJ/c
mとする。
記表1に示すソリッドワイヤと表2に示すボンドフラッ
クスを組み合わせて、表3に示す母材を図1の開先形状
にし、表4の溶接条件にて試験材を作製した。図2は機
械試験用のSR条件、図3はSR割れ試験用熱処理条
件、図4は焼戻し脆化試験のためのステップクーリング
条件を示す。また、表5は機械試験要領を示す。
mm2以上及び高温(454℃)引張強さ507N/m
m2以上(SR:各々700℃×26時間)を良好とし
た。靱性及び耐焼戻し脆化特性については、各々vTr
55(55Jを示すシャルピー遷移温度)が−60℃以
下及び△vTr55(ステップクーリング後のvTr5
5の遷移量)が20℃以下(SR:各々700℃×7時
間)を良好とした。クリープ強度については、550℃
×1000時間クリープ破断強度が210N/mm2以
上(SR:700℃×26時間)を良好とした。高温割
れは、目視及びX線透過試験により確認した。低温割れ
は、X線透過試験及びSEM観察にて確認した。また、
耐SR割れ性の評価は、特願平5−144271号に引
続き「応力除去焼鈍割れに関する研究(第2報)」内木
等、溶接学会誌:Vol33.No.9(1964)
P.718)を参考にし、図5に示すように、円筒型試
験片を採取し曲げ応力をかけた状態でTIGにて溶接し
(溶加材使用せず)、U溝底部に引張残留応力を生じさ
せたまま625℃×10時間の熱処理を行い、U溝底部
に割れが生じるか否かで行った。なお、特願平5−14
4271号ではスリット幅を1.5mmとしたが、本発
明では1.5mm及び2.0mmの2条件とし、2.0
mmの場合でも割れが発生しない場合を良好とした。
作業性、耐高温割れ、耐低温割れ性及び耐SR割れ性
を、表8に溶接金属の機械的性能と総合評価を示す。な
お、No.1〜9が高強度2.25%Cr−1%Mo鋼
用に本発明を適用した例であり、No.10が高強度3
%Cr−1%Mo鋼用に本発明を適用した例である。ま
た、No.11〜22は比較例である。
分が本発明範囲であり、機械的性能及び各耐割れ性とも
良好である。
であり強度、靱性及び耐焼戻し脆化特性ともNo.1〜
3よりも改善され、同時に耐割れ性とも良好である。
本発明範囲であり、機械的性能及び各耐割れ性とも良好
であるが、PRが本発明範囲より大きくNo.8と比較
してやや強度が大きくなり、靱性が若干低下傾向を示し
た。
Mo鋼用に本発明を適用した例であり、機械的性能及び
各耐割れ性とも良好である。
属中のC、Si及びMnが本発明範囲より少なく酸素量
が多くなりすぎ、強度や靱性が低い。
Nb、Ti、W、Co及びNが本発明範囲より多く強度
が高くなり靱性が悪い。また、低温割れが発生し耐SR
割れ性も悪い。
Mn、P及びNiが本発明範囲より多く、また、酸素量
が本発明範囲より少ないため、耐焼戻し脆化特性や耐S
R割れ性が悪い。また、クリープ強度も低い。
発明範囲より少なく、室温及び高温強度やクリープ強度
が低い。
発明範囲より少なく、酸素量が高い溶接金属で良好な靱
性が得られず、No.7と比較して靱性が低下した。
発明範囲より多く、高温割れが多発したので化学分析以
外の各種試験は中止した。
SiO2が本発明は下回り、MgOが本発明範囲を超
え、CO2に換算した金属炭酸塩が本発明範囲を下回る
ため、ビードのなじみと、外観及びスラグ剥離性が劣化
し、溶接作業性が悪いため、化学分析以外の各種試験は
中止した。
のSiO2が本発明範囲を超え、MgOが本発明範囲を
下回るため、スラグ巻き込み等の欠陥が多発し溶接作業
性が悪いため、化学分析以外の各種試験は中止した。
Al2O3が本発明範囲を下回り、金属フッ化物をFに換
算した値が本発明範囲を上回るため、ビードのなじみや
外観が劣化し溶接作業性が悪いため、化学分析以外の各
種試験は中止した。
のAl2O3が本発明範囲を超え、金属フッ化物をFに換
算した値が本発明範囲を下回り、CO2に換算した金属
炭酸塩が本発明範囲を超えるため、スラグ巻き込みやポ
ックマーク等の欠陥が多発し作業性が悪いため、化学分
析以外の各種試験は中止した。
例)のソリッドワイヤ及びボンドフラックスの組み合わ
せを、溶接条件1(本発明範囲外)で溶接した例であ
る。溶接入熱が本発明範囲を下回るため酸素量が本発明
範囲の下限を外れ、粒界に沿って緻密な組織が十分に析
出せず、耐焼戻し脆化特性や耐SR割れ性が悪い。ま
た、No.8の場合より強度が高くなり靱性が低下し
た。
例)のソリッドワイヤ及びボンドフラックスの組み合わ
せを、溶接条件5(本発明範囲外)で溶接した例であ
る。溶接入熱が本発明範囲を上回るため酸素量が本発明
範囲の上限を外れ耐SR割れ性は問題ないが、No.8
の場合より強度、靱性及び耐焼戻し脆化特性が低下し
た。
SR後の室温及び高温強度、靱性、クリープ強度、耐焼
戻し脆化特性、耐高温割れ性、耐低温割れ性及び耐SR
割れ性が良好な溶接金属を得ることができる。
る。
用)を示す図である。
作製方法を示す図で、分図(a)はノッチが原質部上部
になるように採取する位置を示し、(b)は試験片の側
面図、(c)は試験片の断面図、(d)は(c)のA部
の詳細図、(e)はスリットを溶加材なしで溶接する要
領を示している。
Claims (6)
- 【請求項1】 重量%で、必須成分としてCr:2.0
0〜3.25%、Mo:0.90〜1.10%を含有
し、更にVを必須成分として含み、必要に応じてNb、
Ti、B及びCaを含有する高強度Cr−Mo鋼をソリ
ッドワイヤとボンドフラックスとの組み合わせによりサ
ブマージアーク溶接する方法であって、溶接入熱を20
〜50kJ/cmとし、ソリッドワイヤはC:0.09
〜0.19%、Si:≦0.30%、Mn:0.70〜
1.60%、Cr:2.00〜3.80%、Mo:0.
90〜1.20%を含む組成であり、ボンドフラックス
はSiO2:5〜20%、MgO:20〜40%、Al2
O3:5〜25%、金属フッ化物(Fに換算した値):
1.5〜11%、金属炭酸塩(CO2に換算した値):
3〜15%を含む組成のフラックスであると共に、ソリ
ッドワイヤ及びフラックスの一方又は両方から溶接金属
に歩留まるCを0.08〜0.15%、Si:0.05
〜0.30%、Mn:0.50〜1.30%、P:0.
010%以下、V:0.10〜0.50%、Ni:0.
40%以下、Ti:0.012%以下、B:0.001
〜0.015%、N:0.015%以下、O:0.03
5〜0.065%になるように溶接することを特徴とす
る高強度Cr−Mo鋼用サブマージアーク溶接方法。 - 【請求項2】 ソリッドワイヤ及びフラックスの一方又
は双方からNb:0.035%以下、W:2.00%以
下、Co:1.00%以下のうち、1種以上を溶接金属
に添加することを特徴とする請求項1に記載の高強度C
r−Mo鋼用サブマージアーク溶接方法。 - 【請求項3】 更に、下記数式に示すPRが4.00〜
6.00になるように溶接することを特徴とする請求項
1又は2に記載の高強度Cr−Mo鋼用サブマージアー
ク溶接方法。 PR=10×[C]+10×[Si]+[Mn]+50
×[P]+20×[O]+50×[B] 但し、[X]:溶接金属中のX成分の重量% - 【請求項4】 C:0.08〜0.15%、Si:0.
05〜0.30%、Mn:0.50〜1.30%、P:
0.010%以下、Cr:2.00〜3.25%、M
o:0.90〜1.20%、V:0.10〜0.50
%、Ni:0.40%以下、Ti:0.012%以下、
B:0.001〜0.015%、N:0.015%以
下、O:0.035〜0.065%で、残部はFe及び
不可避的不純物からなることを特徴とする高強度Cr−
Mo鋼用サブマージアーク溶接金属。 - 【請求項5】 Nb:0.035%以下、W:2.00
%以下、Co:1.00%以下のうち、1種以上を添加
したことを特徴とする請求項4に記載の高強度Cr−M
o鋼用サブマージアーク溶接金属。 - 【請求項6】 更に、下記数式に示すPRが4.00〜
6.00であることを特徴とする請求項4又は5に記載
の高強度Cr−Mo鋼用サブマージアーク溶接金属。 PR=10×[C]+10×[Si]+[Mn]+50
×[P]+20×[O]+50×[B] 但し、[X]:溶接金属中のX成分の重量%
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