JP2593361Y2 - 扁平コアレス振動モータ - Google Patents

扁平コアレス振動モータ

Info

Publication number
JP2593361Y2
JP2593361Y2 JP1993059760U JP5976093U JP2593361Y2 JP 2593361 Y2 JP2593361 Y2 JP 2593361Y2 JP 1993059760 U JP1993059760 U JP 1993059760U JP 5976093 U JP5976093 U JP 5976093U JP 2593361 Y2 JP2593361 Y2 JP 2593361Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric rotor
vibration motor
magnet
flat coreless
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993059760U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0727268U (ja
Inventor
忠男 山口
浩一 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP1993059760U priority Critical patent/JP2593361Y2/ja
Publication of JPH0727268U publication Critical patent/JPH0727268U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593361Y2 publication Critical patent/JP2593361Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、携帯用無線呼び出し
装置(ページャ、商品名ポケットベル)のサイレントコ
ール手段として用いられる扁平コアレス振動モータの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扁平コアレス振動モータは、たと
えば特開昭63−290140号に開示されたように、
通常回転型のモータの出力軸に偏心板を設けたり、12
0゜毎に等分配置した3個の電機子コイルの一部を削除
したものがある。また従来の扁平コアレス振動モータと
して3個の電機子コイル内の1個を他のものより小さく
したものがある。このような振動モータはUSP486
4276に開示されている。
【0003】しかしながら、出力軸に偏心板を設けたも
のは、薄くすることが難しく、等分配置した3個の電機
子コイルの一部を削除したり、あるいは、短絡させた
り、または1個の電機子コイルを小にしたものでは、全
体として円盤状になってしまうことには変わりがないの
で、重心の移動量が少なく、回転時に発生する遠心力が
小さくなって、周波数の高い感じの悪い振動となってし
まう欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような欠陥を克
服するために、本出願人は先に実願昭63−11186
8号(特願平4−295503に出願変更)およびこれ
を原型としたUSP5036239に開示したように3
個の電機子コイルを互いに重畳しないように、かつ全体
として平面が略扇形になるように偏倚して配置したロー
タからなるものを提案している。
【0005】すなわち、図4、図5に示すように、複数
個の電機子コイルa,bおよびcを片側に偏倚して配し
た偏心ロータ9と、この偏心ロータ9の中心に配された
シャフト7と、このシャフト7および軸受12a、12
bを介して前記偏心ロータ9を回転自在に支承するケー
ス1、ブラケット2からなるハウジングと、このハウジ
ングの一部であるブラケット2に載置されて前記偏心ロ
ータ9に磁束を供給するマグネット3と、このマグネッ
ト3の内方にブラシベース4を介して配されたブラシ6
と、このブラシ6の先端が摺接するように前記偏心ロー
タ9に配されたコンミテータ10とからなるものであ
る。なお、図中8は黄銅製のホルダで、11は偏心ロー
タ9を一体モールド合成樹脂で、通常はガラス繊維強化
ポリブチレンテレフタレートが用いられる。13a,1
3bはスラストワッシャである。
【0006】このような構造の振動モータは、径方向に
重心の移動量が大なので、回転時に発生する遠心力も大
きく、既に多量の市場実績があり好評であるが、最近の
コンパクト化志向に伴い、より超小型で遠心力のある振
動モータの要求が多くなっている。偏心(重心移動量)
を増加させるには、電機子コイルを除いた合成樹脂の部
分に鉛玉等のおもりを一体に成形させることも考えられ
るが、一体化させるサイズも思ったより大きくとれず効
果がうすく、また、偏心用金属錘板を用いた場合には、
その分ケースとのスペースを確保しなければならず、空
隙磁束密度の低下を招いてしまい、薄型化にも不向きと
なる
【0007】この考案は、上記のような市場ニーズに鑑
み創成したもので、サイズを変えることなく、また厚み
も増やすことなく簡単な構成で解決しようとするのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、複数個の電
機子コイルを偏心配置させ合成樹脂で一体成形してなる
偏心ロータと、この偏心ロータの中心に配されるシャフ
トと、このシャフトを介して前記偏心ロータを回転自在
に支承するハウジングと、このハウジングの一部に配さ
れて前記偏心ロータに磁束を供給するマグネットと、こ
のマグネットの内方において前記ハウジングの一部に配
されたブラシと、このブラシが摺接するように前記偏心
ロータに配されたコンミテータとを備えた扁平コアレス
振動モータにおいて、前記偏心ロータは、前記ハウジン
グとの軸方向の空隙を増加させないようにするために、
実質ロータ自体の厚みを増加させないようにし、かつ重
量物を付加させないよう密度3.5以上の高密度合成樹
脂により平面において円盤状を形成しないよう変形形成
させてなるものであるまた、前記マグネットの外径を
前記偏心ロータの旋回外周より小にし、この偏心ロータ
の外周のマグネット側に前記高密度合成樹脂からなる凸
部を設け、この凸部の少なくとも一部を前記マグネット
の外周とハウジングとの空間に空隙を介して配されるよ
うにするのがよい
【0009】
【作用】上記のように電機子コイルを一体成形する合成
樹脂を、例えば密度3.5以上の高密度複合エンジニア
リングプラスチックとすることにより、ロータの重量が
約20%程度増加され、回転時の遠心力が大となる。
【0010】また外周に凸部を有するものは、重量増加
と、重心の移動量が大となってより遠心力の増加が得ら
れる。その結果、低回転でも大きな振幅となり所要の感
じのよい振動量が得られることになる。
【0011】
【実施例】図1は、この考案の扁平コアレス振動モータ
のロータの実施例の要部平面図で偏心ロータ9は基本的
には、従来と変わらず、すなわち、3個の電機子コイル
a,bおよびcを配置ピッチ60゜で互いに重畳しない
ように片側に偏倚させてなるもので、これらの電機子コ
イルa,bおよびcを一体成形する樹脂として密度3.
78の高密度複合エンジニアリングプラスチック(商品
名、住友ベークライト製、スミコンFM−PF370)
により、ロータ自体の厚みを増加させることなく平面
において円盤状を形成しないよう変形形成させたこと
特徴としている。なお、この偏心ロータ9を用いる扁平
コアレス振動モータは、偏心用金属錘板等を用いる必要
が無くなり、ケース1との空隙増加を抑えたもので、空
隙磁束密度の低下を防ぐことができる。その他について
は、従来の図と同様となるので、ここではその説明を
省略する。
【0012】図2、図3は、この考案の第2の実施例と
して偏平コアレス振動モータの要部断面図と同モータの
ロータの平面図を示している。すなわち、ロータ99は
3個の電機子コイルa,bおよびcを配置ピッチ60゜
で互いに重畳しないように片側に偏倚して配し、やはり
前記の複合エンジニアリングプラスチックMからなる高
密度樹脂でシャフト7と共に、一体成形により実質ロー
タ自体の厚みを増加させることなく円盤状を形成しない
よう変形形成されている。
【0013】リング状のネオジムマグネット33は、図
4に示した従来のものより外周が前記偏心ロータの旋回
外径より小となっていて接着剤(図示せず)を介してブ
ラケット22に固着されている。したがって、このマグ
ネット33の外径とケース1の内側との間に空間123
が生ずることになる。
【0014】この空間123には前記偏心ロータ99の
外周に高密度な複合エンジニアリングプラスチックMで
一体に成形してなる凸部Aを空隙を介して配されるよう
にしたものである。その他の構成は図1と同様なのでそ
の説明を省略する。
【0015】
【考案の効果】この考案は、偏心ロータを、ハウジング
との軸方向の空隙を増加させないようにするために、密
度3.5以上の高密度合成樹脂により平面において円盤
状を形成しないよう変形形成させるように構成したの
で、偏心用金属錘板等を用いることなく重心の移動量を
大きくとることができるので、構造的に簡単となり、そ
の分手間が省けるため作業性も大幅に向上できる。しか
も、重心の移動量を大きくとるにあたっては、空隙磁束
密度を低下させずモータ特性の悪化を防ぎ、モータサイ
ズに影響を与えずに済むことから設計的にも制約を受け
ない。特にロータ99の外周に凸部Aを設けたもので
は、更に重心が半径方向に移動するので効果的である。
上記のようにロータの偏心量が大となるので、より超小
型な扁平コアレス振動モータが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の扁平コアレス振動モータの偏心ロータ
の一実施例の平面図である。
【図2】同他の実施例の平面図である。
【図3】図2の実施例の偏心ロータを用いた扁平コアレ
ス振動モータの要部断面図である。
【図4】従来の同モータの要部断面図である。
【図5】図4の偏心ロータの平面図である。
【符号の説明】
9,99 偏心ロータ 7 シャフト 1 ケース 2,22 ブラケット 3,33 マグネット 6 ブラシ 10 コンミテータ A 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−129744(JP,A) 特開 昭63−290142(JP,A) 実開 平2−33573(JP,U) 実開 平3−80662(JP,U) 実開 平5−29259(JP,U) 実開 平4−61477(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/065 H02K 7/075

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電機子コイルを偏心配置させ合
    成樹脂で一体成形してなる偏心ロータと、この偏心ロー
    タの中心に配されるシャフトと、このシャフトを介して
    前記偏心ロータを回転自在に支承するハウジングと、こ
    のハウジングの一部に配されて前記偏心ロータに磁束を
    供給するマグネットと、このマグネットの内方において
    前記ハウジングの一部に配されたブラシと、このブラシ
    が摺接するように前記偏心ロータに配されたコンミテー
    タとを備えた扁平コアレス振動モータにおいて、前記偏
    心ロータは密度3.5以上の高密度合成樹脂により平面
    において略拡開した扇形に一体成形されたことを特徴と
    する扁平コアレス振動モータ。
  2. 【請求項2】 前記マグネットの外径を前記偏心ロータ
    の旋回外周より小にし、この偏心ロータの外周のマグネ
    ット側に前記高密度合成樹脂からなる凸部を設け、この
    凸部の少なくとも一部を前記マグネットの外周とハウジ
    ングとの空間に空隙を介して配されるようにした請求項
    1記載の扁平コアレス振動モータ。
JP1993059760U 1993-10-08 1993-10-08 扁平コアレス振動モータ Expired - Fee Related JP2593361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059760U JP2593361Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 扁平コアレス振動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059760U JP2593361Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 扁平コアレス振動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0727268U JPH0727268U (ja) 1995-05-19
JP2593361Y2 true JP2593361Y2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=13122549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993059760U Expired - Fee Related JP2593361Y2 (ja) 1993-10-08 1993-10-08 扁平コアレス振動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593361Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07108078B2 (ja) * 1987-05-21 1995-11-15 株式会社シコ−技研 振動型軸方向空隙型電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0727268U (ja) 1995-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5373207A (en) Brushless vibrator motor for a wireless silent alerting device
JP3312370B2 (ja) モ−タ構造
JP3261329B2 (ja) 出力軸のない軸固定型モータ
JP2593361Y2 (ja) 扁平コアレス振動モータ
JPH0779546A (ja) 小型モータの組立式整流子
JP4397465B2 (ja) 回転電機の回転軸の取付構造
JP2535186B2 (ja) 軸方向空隙型電動機
JP3469173B2 (ja) 偏平形振動発生装置
JP2596847Y2 (ja) 扁平コアレス振動モータ
JP3383835B2 (ja) 偏平形振動発生装置
JP3406419B2 (ja) 軸方向空隙型コアレス振動モータ
KR100322990B1 (ko) 진동 모터
JPH08111960A (ja) 振動発生用小型モータ及びその振動子の製造方法
JPH06284663A (ja) 偏平コア付きブラシレスモータ
JP3439318B2 (ja) ブラシレスモータおよびその製造方法
JPH10271744A (ja) 偏平形振動モータとその回転子及びハウジング
JP3046048B2 (ja) ブラシレスモータ
JPS6225859A (ja) 偏平型ブラシレスモ−タ
JPH07108077B2 (ja) 振動型軸方向空隙型電動機
JPH0739270U (ja) 扁平コアレス振動モータ
JPH0785636B2 (ja) 振動型軸方向空隙型電動機
JP3333847B2 (ja) 扁平コアレスモータ
JP2001186715A (ja) 偏平型直流モータ
JPH0824416B2 (ja) 振動型軸方向空隙型電動機
JPH11252882A (ja) 軸方向空隙式超小型コアレス振動モータ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees