JPH0785636B2 - 振動型軸方向空隙型電動機 - Google Patents

振動型軸方向空隙型電動機

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JPH0785636B2
JPH0785636B2 JP12464087A JP12464087A JPH0785636B2 JP H0785636 B2 JPH0785636 B2 JP H0785636B2 JP 12464087 A JP12464087 A JP 12464087A JP 12464087 A JP12464087 A JP 12464087A JP H0785636 B2 JPH0785636 B2 JP H0785636B2
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coreless
electric motor
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flat
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白木  学
修美 宮尾
義成 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は視聴覚障害者用の信号受信器において,所定の
信号を伝達する目的や,軽いバイブレータを人体等に与
えることができマッサージ効果あるいは軽い振動を必要
とするマッサージ装置,または無線電話呼び出し装置
(ページャ。商標名としてはポケットベルが知られてい
る)等に内蔵され,駆動することで上記ページャ等に振
動を与え,その振動を人体等に与えることで,当該ペー
ジャ等が作動していることを知らせる目的等に使用でき
る装置等,振動を起こさせることができる振動型軸方向
空隙型(直流)電動機に関し,特に電機子コイルが2相
分しか無く,この2相分の電機子コイルを3相構造に構
成した電動機に用いてより有用なものである。
[従来技術とその問題点] 振動を人体に伝える目的の装置としては,マッサージ
機,視聴覚障害者用の信号受信器等種々のものが知られ
ている。
本発明の振動型軸方向空隙型電動機は,上記装置に用い
て有用なものであるが,例えば,ページャについて以下
に示すと,従来では下記の欠点があった。
昨今の情報化社会においてページャは,ビジネスマンに
多用され,その販売台数も増加している。
ここに,ページャは,場所を問わず大きな音を発して鳴
りだし,その音は周囲の人に迷惑をかけたり,あるいは
その音はページャを持つ人の精神面にも良くない影響を
与えるに至っている。
このような現状下おいて,昨今では音を出す変わりにペ
ージャに振動を起こさせることにより,電話の呼び出し
を伝えることができるようにする試みがなされている。
ページャに振動を起こさせる手段としては,種々のもの
が考えられるが,小型のページャに振動を与えるには,
安価な小型直流モータが有望視されている。特に直流モ
ータは,安価であり,また小型でありながら効率良好
で,高速回転に適することから尚更である。
ここに従来の,ページャ5等に用いられている軸方向空
隙型電動機4としては,例えば第10図及び第11図に示す
ように偏平な軸方向空隙型電動機1の回転軸2に旋回板
3を取り付けた構造となっている。
このように軸方向空隙型電動機1の回転軸2に旋回板3
を取り付けて構成した振動型軸方向空隙型電動機4をペ
ージャ5に内蔵し,これを駆動すればページャ5が振動
することになる。
第12図は,軸方向に偏平な振動型軸方向空隙型電動機4
に用いた軸方向空隙型電動機1の縦断面図で,6,7は磁性
体でできたモータケーシングで,モータケーシング6,7
はステータヨークを兼ねている。
モータケーシング6,7の中心部には軸受8,9が装着され,
該軸受8,9によって回転子を構成するコアレス偏平電機
子10の回転軸2が回動自在に支持されている。
コアレス偏平電機子10は,例えば,効率良好な3相の軸
方向空隙型直流電動機1とするために,第13図に示すよ
うに3個の空心型の電機子コイル12−1,12−2,12−3を
120度の等間隔ピッチで互いに重ならないようにその外
周部をプラスチック23でモールドして一体化して円板状
に形成している。
電機子コイル12−1,・・・,12−3は,半径方向の有効
導体部12a,12a′が発生トルクに寄与し,周方向の導体
部12b,12cは発生トルクに寄与しないものとなってい
る。
また各電機子コイル12−1,・・・,12−3は,効率良好
な電動機1を形成するために,有効導体部12aと12a′と
の開角を,後記にて第15図で示す界磁マグネット14(4
極となっている)の一磁極の幅と等しい幅,すなわち90
度の扇枠状のものに形成している。
コアレス偏平電機子10の下面部には,回転軸2と同心状
に整流子片11−1,・・・,11−6群から成る整流子11が
設けられている。整流子11については,後記する。
整流子11と同心状に,コアレス偏平電機子10の下面に
は,第14図に示すようにプリント配電板13が配設され,
電機子コイル12−1,・・・,12−3と整流子11がプリン
ト配電板13を介して究極的に第17図乃至第20図に示すよ
うに電気的な結線がなされている。第17図及び第18図の
場合は,Y型結線で,第19図及び第20図の場合は,Δ結線
となっている。
コアレス偏平電機子10と軸方向の空隙37を介して対向す
るモータハウジング7面には,第15図に示すようにN
極,S極の磁極を交互に90度の開角で有するフラットな円
環状の界磁マグネット(界磁)14が固定されている。
界磁マグネット14の内面には,プラスチックで形成され
た円環状のブラシホルダ15によって支持された2個のブ
ラシ16,17が第16図に示すように90度の開角で摺接して
いる。
コアレス偏平電機子10は,第13図,第14図,第17図乃至
第20図から明らかなように3個の電機子コイル12−1,・
・・,12−3を120度のピッチで配設し,第15図に示す4
極のフラットで円環状をなしている界磁マグネット14と
第16図に示すように軸方向の空隙37を介して面対向して
いる。界磁マグネット14は,第15図から明らかなよう
に,90度の開角幅でN極,S極の磁極が交互に4極に着磁
されたものとなっている。
第17図は界磁マグネット14とY型結線した場合における
コアレス電機子コイル12−1,・・・,12−3との展開図
で,第18図は,3個の電機子コイル12−1,・・・,12−3
群と6個の整流子片11−1,・・・,11−6群からなる整
流子11とをY型結線した場合の結線図で,第19図は界磁
マグネット14とΔ結線した場合におけるコアレス偏平電
機子10との展開図を示し,第20図は3個の電機子コイル
12−1,・・・,12−3と6個の整流子片11−1,・・・,11
−6からなる整流子11とをΔ結線した場合の結線図を示
す。
第17図及び第18図を参照して,電機子コイル12−1,・・
・,12−3は,それぞれの一方の有効導体部12aの端子を
整流子片11−1,11−3,11−5に接続し,他方の端子はそ
れぞれ共通接続し,整流子片11−1と11−4を,11−2
と11−5を,11−3と11−6を電気的に結線している。
第17図を参照して,ブラシ16と17及び電気子コイル12−
1,・・・,12−3は,整流子片11−1,・・・,11−6が60
度のピッチで等間隔に形成しているので,上記電機子コ
イル12−1,・・・,12−3に電気角で180度ずつ正逆方向
の電流を流すことができるように当該2個のブラシ16,1
7を互いに電気角で180度(機械角90度)をずらして摺動
接触させている。
ブラシ16,17は,それぞれ図示しない駆動回路の正側電
源端子18,負側電源端子19に接続している。
第19図及び第20図は,Δ結線を示すもので,電機子コイ
ル12−1,・・・,12−3の一方の有効導体部12bの端子
は,それぞれ整流子片11−1,11−3,11−5に接続し,他
方の端子は,それぞれ整流子片11−2,11−4,11−6に接
続している。
また電機子コイル12−1の他方の有効導体部12bと電機
子コイル12−3の一方の有効導体部12aとを電気的に結
線し,電機子コイル12−2の一方の有効導体部12aと電
機子コイル12−3の他方の有効導体部12bとを電気的に
結線し,電機子コイル12−1の一方の有効導体部12aと
電機子コイル12−2の他方の有効導体部12bとを電気的
に結線している。
従って,ブラシ16,17及び整流子11を介して電機子コイ
ル12−1,・・・,12−3群に通電すると,ブラシ16,17と
接触摺動しつつ,整流子11が回転すると,例えば,第17
図及び第19図の状態では,電機子コイル12−2,12−3に
矢印方向の電流を流すことができ,記号fの大きさの回
転トルクを得て,矢印F方向に電機子コイル12−1,・・
・,12−3群からなるコアレス偏平電機子10を回転させ
ることになる。
従って,このような振動型軸方向空隙型電動機4を有す
るページャ5を身に付けていれば,ページャ5が振動し
て,当該ページャ5の振動で,電話の呼び出しがあった
ことを知ることができる。
上記ページャ5に採用されている軸方向空隙型電動機1
は,確かに有用なものであるが,これを単に,旋回板3
を取り付けてページャ5用に用いるとなると,回転軸2
に旋回板3を取り付けなければならないことから,量産
面において優れず,ページャ5を高価にする欠点がある
ほか,また旋回板3があるため,当該電動機1が軸方向
に長くなり,ページャ5のより一層の小型化・かつコス
トダウン化に支障があるものとなっていた。
[発明の課題] 本発明は,従来の欠点を解消するためになされたもの
で,回転軸に旋回板を取り付けることなく振動するペー
ジャ等に適する振動型軸方向空隙型電動機を安価且つ軸
方向に厚みが薄く小型軽量に構成できるようにすること
を課題としてなされたものである。
[発明の課題達成手段] かかる発明の課題は,N,Sの磁極を交互に複数個有する界
磁マグネットを固定子として備え,偏心且つ振動して回
転するように複数のコアレス電機子コイルを回転中心を
基準に片寄らせて配置することで平面において円板状を
形成しないように変形形成したコアレス偏平電機子を上
記界磁マグネットと軸方向の空隙を介して面対向し且つ
回動自在に支持した振動型軸方向空隙型電動機を提供す
ることで達成できる。
また別の課題は,上記コアレス偏平電機子を,コアレス
電機子コイル群を等間隔に有する円板状に形成されたコ
アレス偏平電機子の所定箇所の電機子コイルを1以上削
除することで平面において円板状を形成しないように変
形形成することで達成できる。
また別の課題は,上記界磁マグネットを,N,Sの磁極を交
互に4個備え,上記コアレス偏平電機子を3個のコアレ
ス電機子コイル群を等間隔に有するコアレス偏平電機子
の所定箇所のコアレス電機子コイルを1個削除して2個
の電機子コイルにて形成することで達成できる。
また別の課題は,上記コアレス偏平電機子を,3n(nは
1以上の整数)個の整流子片を有する整流子と,この整
流子にほぼ界磁マグネットの一磁極の幅のm(mは1以
上の奇数)倍の開角で配設された2個のそれぞれ正側電
源端子,負側電源端子に接続されたブラシを備ることで
達成できる。
また別の課題は,上記コアレス偏平電機子を,6個の整流
子片を有し,この6個の整流子片と上記2個の電機子コ
イルとをY型状結線し,残りの削除した電機子コイルの
端子が接続されるべき整流子片と上記2個の電機子コイ
ルのそれぞれの一端を共通接続した接続点とをショート
することで達成できる。
また別の課題は,上記複数個の電機子コイルの少なくと
も1個の電機子コイルの中に,錘が入れて,プラスチッ
ク等により一体化してコアレス偏平電機子を形成するこ
とで達成できる。
また別の課題は,上記電機子コイルが2個ある場合に,
そのうちの何れか1個のみの電機子コイルの中に錘を配
設することで達成できる。
また別の課題は,上記コアレス偏平電機子の外周部に錘
を配設することで達成できる。
また別の課題は,上記錘を,電機子コイルの比重よりも
重い材質で形成し,コアレス電機子コイル群を上記電機
子コイルより比重の軽い材質を用いてコアレス偏平電機
子を円板状に形成することで達成できる。
更にまた別の課題は,上記比重の軽い材質を,プラスチ
ックとし,該プラスチックのモールドにより電機子コイ
ル群を有するコアレス偏平電機子を平板状に形成するこ
とで達成できる。
その他の目的は以下の説明で明らかにする。
[発明の実施例] 以下本発明の実施例である,N,Sの磁極を交互に複数個有
する界磁マグネットを固定子として備え,偏心且つ振動
して回転するように複数のコアレス電機子コイルを回転
中心を基準に片寄らせて配置することで平面において円
板状を形成しないように変形形成したコアレス偏平電機
子を上記界磁マグネットと軸方向の空隙を介して面対向
し且つ回動自在に支持した振動型軸方向空隙型電動機に
ついて説明するが,カードタイプのページャに用いる振
動型軸方向空隙型電動機の場合,厚みが3mm程度以下
で,外径が20mm以下のものに形成することが望ましいの
で,用いる電機子コイルの数は2乃至3個で,効率の良
い2乃至3相通電構造とすることが望ましい。そこで,
以下に示す実施例では,従来の3相通電構造の軸方向空
隙型電動機1を僅かに変えるだけの構造で得られる振動
型軸方向空隙型電動機について説明する。
[発明の第1実施例] 第1図乃至第6図を参照して,本発明の第1実施例とし
ての振動型軸方向空隙型電動機について説明する。
第1図は,軸方向に偏平な振動型軸方向空隙型電動機20
の縦断面図で,第12図と同一部材には,同一符号を用い
て,その説明を省略する。第2図は,第1図のものを具
体化した振動型軸方向空隙型電動機20の分解斜視図で,
第1図及び第2図に示す振動型軸方向空隙型電動機20
と,第10図乃至第12図の振動型軸方向空隙型電動機4と
が異なるのは,主に電動機20では旋回板3を不要にでき
る点と,この構造の電動機20では,旋回板3を取り付け
る必要が無いことから,回転軸2′を電動機20の上方に
突出させなくて良いので,その分だけ軸方向に短い振動
型軸方向空隙型(直流)電動機20を形成できること及び
電機子コイル12−3がなく且つ電機子コイル12−3のプ
ラスチックモールド部をも削除してコアレス偏平電機子
21そのものが平面において円板状を形成しないように変
形形成して偏心する形状に構成しているので,コアレス
偏平電機子21が軽くなると共に偏心振動し易くなる等の
点において,電動機20の外観上において差異が見られ
る。その他については,以下に詳細に説明していく。
この電動機20では,軸受8,9によって,コアレス偏平電
機子21が回動自在に支持されているが,このコアレス偏
平電機子21が上記コアレス偏平電機子10と異なるのは,
主にコアレス偏平電機子10の電機子コイル12−3の1個
分をそのまま削除して,電機子コイル12−3が存在して
いた部分を切欠部にしている点と回転軸2′が電動機20
の上方に突出させなくても済むため,回転軸2よりも長
さが短くなっている点である。
尚,このままでも良いが,本発明の第1実施例では,こ
のコアレス偏平電機子21を比重が軽いプラスチック23等
によってモールドされた電機子コイル12−1と12−2と
の間の部分に,比重の重い非磁性体,例えば鉛,タング
ステン等で形成した偏心用金属錘24を設けている。
尚,この偏心用金属錘24をコアレス偏平電機子21に配設
するに当たっては,電機子コイル12−1,12−2をプラス
チック23で平板状にモールドする際に同時に一体化する
のが好ましい。ここで,プラスチック23は,電機子コイ
ル12−1,12−2よりも比重が軽い材質のものを選択する
ことが好ましく,また偏心用金属錘24は,電機子コイル
12−1,12−2よりも比重の重い金属,例えばタングステ
ンを用いると好ましい結果が得られる。
尚,第2図において,符号25,26は,それぞれ正側電源
端子18,負側電源端子19に接続されたリード線を示す。
このように形成したコアレス偏平電機子21を有する振動
型軸方向空隙型電動機20によれば,電機子コイル12−1,
12−2が銅材であるため,偏心用錘として機能するほ
か,偏心用金属錘24がある為,当該電動機20を駆動する
と,コアレス偏平電機子21は,偏心しながら回転するの
で,軸方向並びに回転方向に振動を発生するので,この
電動機20を内蔵したポケットベル5が振動することにな
る。
この電動機20においては,上記電動機1同様に6個の整
流子片11−1,・・・,11−6からなる整流子11及び2個
のブラシ16,17があり,ブラシ16,17の配設については上
記電動機1の場合と同じであるが,整流子11について
は,第3図乃至第6図に示すように電気的結線を行って
いる。
第3図乃び第4図は,Δ結線の場合を示し,電機子コイ
ル12−1,12−2の一方の有効導体部12aは,それぞれ整
流子片11−1,11−3に接続し,他方の有効導体部12b
は,それぞれ整流子片11−2,11−4に接続している。
整流子片11−3と11−6を,11−4と11−1を,11−5と
11−2を電気的に結線している。
このように,Δ結線の場合には,電機子コイル12−3を
省くだけで,従来(第19図及び第20図の場合)とほとん
ど同じ電気的結線方法で足りるが,Y型結線の場合には,
そのままでは駄目で,第5図及び第6図に示すように工
夫する必要がある。
以下にその場合のY型結線について説明していく。
第5図及び第6図は,Y型結線の場合を示し,整流子片11
−1,・・・,11−6群からなる整流子11とブラシ16,17と
の対応関係は,上記実施例と同じであるが,電機子コイ
ル12−1,12−2は次のように電気的結線がされている。
電機子コイル12−1,12−2の一方の有効導体部12aは,
それぞれ整流子片11−1,11−3に接続されている。また
電機子コイル12−1と12−2の他方の有効導体部12b
は,互いに共通接続している。
整流子片11−1と11−4を,11−2と11−5を,11−3と
11−6とを電気的に結線している。
電機子コイル11−1と11−2との他方の有効導体部12b
同士の接続点36を整流子片11−2に接続してショートさ
せている。
このように電気的なショートを行っている点が,上記Δ
結線の場合と異なっている。
このようにショートしないと,Y型結線の場合には,回転
トルクが発生しない点が出てきて,滑らかな回転が行え
なくなるためである。
[本発明の第2実施例] 第7図は,第2図の場合において,電機子コイル12−1,
12−2それぞれの枠内空胴部の中にも,上記偏心用金属
錘24同様の偏心用金属錘27,28を埋設してなるコアレス
偏平電機子30を有する振動型軸方向空隙型電動機29の分
解斜視図を示す。
この実施例の電動機29によると,電機子30に2個の錘2
7,28を配設したため,コアレス偏平電機子21よりも大き
な振動が得られるように思われるが,実際にはそのよう
にならない。
その理由は,電機子コイル12−1,12−2も偏心用錘とし
て作用するためであるが,電機子コイル12−1,12−2が
電機子30の180度の範囲以上に渡って位置するため,錘2
7と28とで回転バランスがとれてしまうことによる。
従って,電機子コイル12−1,12−2,錘24,27,28,プラス
チック23の材質の選定並びに配設を設計時により工夫す
る必要がある。
尚,プラスチック23としては,例えば,発砲プラスチッ
ク,海面金属を用いても良い。このようなことは,他の
実施例においても同様である。
[発明の第3実施例] 第8図は,本発明の第3実施例の下面斜視図を示すもの
で,第7図のコアレス偏平電機子30において,電機子コ
イル12−2の枠内空胴部から偏心用金属錘28を除去した
コアレス偏平電機子31となっている。
このコアレス偏平電機子31によると,コアレス偏平電機
子21,30よりも振動効率の良い結果が得られている。
[発明の第4実施例] 第9図は本発明の第4実施例のコアレス偏平電機子32の
下面斜視図を示し,このコアレス偏平電機子32は,第8
図のコアレス偏平電機子31から偏心用金属錘24,27を除
去し,該除去した部分をもプラスチック23で埋設してな
る。
[本発明の効果] 本発明は,従来公知の軸方向空隙型電動機を僅かに改良
するだけで,視聴覚障害者のための信号伝達用,バイブ
レータ用,ページャ用等に有効に機能でき,しかも,従
来に於いてページャに採用されている振動型軸方向空隙
型電動機に比較して,軸方向に厚みを薄く形成できる利
点がある。このため上記装置に採用すれば,当該装置を
小型且つ安価に製作できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の振動型軸方向空隙型電動機
の縦縦断面図,第2図は同分解下面斜視図,第3図及び
第4図は電機子コイル群をΔ結線する場合の説明図,第
5図及び第6図は電機子コイル群をY型結線する場合の
説明図,第7図は同第2実施例の下面分解斜視図,第8
図は同第3実施例を示すコアレス偏平電機子の下面斜視
図,第9図は同第4実施例を示すコアレス偏平電機子の
下面斜視図,第10図は従来の振動型軸方向空隙型電動機
を用いたページャの説明図,第11図は旋回板を用いた振
動型軸方向空隙型電動機の説明図,第12図は同軸方向空
隙型電動機の縦縦断面図,第13図は同軸方向空隙型電動
機のコアレス偏平電機子の上面斜視図,第14図は同コア
レス偏平電機子の下面図,第15図は同軸方向空隙型電動
機に用いた一例としての界磁マグネットの平面図,第16
図は整流子とブラシとの関係の説明図,第17図及び第18
図は電機子コイル群と整流子片群をΔ結線した場合の説
明図,第19図及び第20図は電機子コイル群と整流子片群
をY型結線した場合の説明図である。 [符号の説明] 1……軸方向空隙型電動機,2,2′……回転軸,3……旋回
板,4……振動型軸方向空隙型電動機,5……ページャ,6,7
……モータケーシング,8,9……軸受,10,10′……コアレ
ス偏平電機子,11……整流子,11−1,・・・,11−6……
整流子片,12−1,・・・,12−3,12′−1,12′−2……電
機子コイル,12a,12a′……有効導体部,12b,12c……発生
トルクに寄与しない導体部,13……プリント配電板,14…
…界磁マグネット,15……ブラシホルダ,16,17……ブラ
シ,18……正側電源端子,19……負側電源端子,20……振
動型軸方向空隙型電動機,21……コアレス偏平電機子,23
……プラスチック,24……偏心用金属錘,25,26……リー
ド線,27,28……偏心用金属錘,29……コアレス偏平電機
子,30……振動型軸方向空隙型電動機,31,・・・,32……
コアレス偏平電機子,36……接続点,37……空隙。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N,Sの磁極を交互に複数個有する界磁マグ
    ネットを固定子として備え,偏心且つ振動して回転する
    ように複数のコアレス電機子コイルを回転中心を基準に
    片寄らせて配置することで平面において円板状を形成し
    ないように変形形成したコアレス偏平電機子を上記界磁
    マグネットと軸方向の空隙を介して面対向し且つ回動自
    在に支持した,振動型軸方向空隙型電動機。
  2. 【請求項2】上記コアレス偏平電機子は,コアレス電機
    子コイル群を等間隔に有する円板状に形成されたコアレ
    ス偏平電機子の所定箇所の電機子コイルを1以上削除す
    ることで平面において円板状を形成しないように変形形
    成してなる,特許請求の範囲第(1)項記載の振動型軸
    方向空隙型電動機。
  3. 【請求項3】上記界磁マグネットは,N,Sの磁極を交互に
    4個備え,上記コアレス偏平電機子は3個のコアレス電
    機子コイル群を等間隔に有するコアレス偏平電機子の所
    定箇所のコアレス電機子コイルを1個削除して2個の電
    機子コイルにて形成したものである,特許請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載の振動型軸方向空隙型電
    動機。
  4. 【請求項4】上記コアレス偏平電機子は,3n(nは1以
    上の整数)個の整流子片を有する整流子と,この整流子
    にほぼ界磁マグネットの一磁極の幅のm(mは1以上の
    奇数)倍の開角で配設された2個のそれぞれ正側電源端
    子,負側電源端子に接続されたブラシを備えてなる,特
    許請求の範囲第(1)項乃至第(3)項いずれかに記載
    の振動型軸方向空隙型電動機。
  5. 【請求項5】上記コアレス偏平電機子は,6個の整流子片
    を有し,この6個の整流子片と上記2個の電機子コイル
    とはY型状結線され,残りの削除した電機子コイルの端
    子が接続されるべき整流子片と上記2個の電機子コイル
    のそれぞれの一端を共通接続した接続点とをショートし
    てなる,特許請求の範囲第(4)項記載の振動型軸方向
    空隙型電動機。
  6. 【請求項6】上記複数個の電機子コイルの少なくとも1
    個の電機子コイルの中には,錘が入れられて,プラスチ
    ック等により一体化してコアレス偏平電機子を形成して
    なる,特許請求の範囲第(1)項乃至第(5)項いずれ
    かに記載の振動型軸方向空隙型電動機。
  7. 【請求項7】上記電機子コイルが2個ある場合には,そ
    のうちの何れか1個のみの電機子コイルの中に錘を配設
    してなる,特許請求の範囲第(6)項記載の振動型軸方
    向空隙型電動機。
  8. 【請求項8】上記コアレス偏平電機子の外周部に錘を配
    設してなる,特許請求の範囲第(6)項または第(7)
    項いずれかに記載の振動型軸方向空隙型電動機。
  9. 【請求項9】上記錘は,電機子コイルの比重よりも重い
    材質で形成され,コアレス電機子コイル群は上記電機子
    コイルより比重の軽い材質を用いてコアレス偏平電機子
    を円板状に形成してなる,特許請求の範囲第(6)項乃
    至第(8)項いずれかに記載の振動型軸方向空隙型電動
    機。
  10. 【請求項10】上記比重の軽い材質は,プラスチックで
    あり,該プラスチックのモールドにより電機子コイル群
    を有するコアレス偏平電機子を平板状に形成してなる,
    特許請求の範囲第(9)項記載の振動型軸方向空隙型電
    動機。
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