JP2593050Y2 - 払拭装置 - Google Patents

払拭装置

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JP2593050Y2
JP2593050Y2 JP1992070626U JP7062692U JP2593050Y2 JP 2593050 Y2 JP2593050 Y2 JP 2593050Y2 JP 1992070626 U JP1992070626 U JP 1992070626U JP 7062692 U JP7062692 U JP 7062692U JP 2593050 Y2 JP2593050 Y2 JP 2593050Y2
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JP
Japan
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brush
wiped
wiping
wiping device
rotation
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JP1992070626U
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JPH0634779U (ja
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義典 神野
忠行 高橋
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車車体の表
面処理工程において、車体表面に付着した異物除去に用
いる払拭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車製造工場等における塗装等の表面
処理工程にあっては、塗装作業に先行して、車体表面に
付着した塵埃等の異物をエアブローで除き、払拭装置に
よって車体表面の清掃を行っている。
【0003】この払拭装置は、例えば実開昭61−33
686号公報に開示され、かつ図4に概略的に示すよう
に、吸引ダクト21に接続されたフード22内に回転駆
動されるブラシ23を配設し、このブラシ23が被払拭
物である車体24の表面と接触して回転することで、車
体24表面に付着した塵埃等の異物を払拭除去して吸引
ダクト21側へ吸引排出するように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の払拭装
置にあっては、ブラシ本体の外周に植毛が配設された円
柱状のブラシを被払拭物表面に接触させて単に回転駆動
することから、表面に付着した塵埃等の除去が充分に得
られず、塵埃等により表面処理品質の低下を招くことが
あり、その修正に多くの工数を必要とし、作業効率の低
下及び製造コストの増大を招く等の不具合がある。
【0005】従って、本考案の目的は、被払拭物に付着
した塵埃等の異物を充分に除去して表面処理品質の向上
が得られ、作業効率の向上及び製造コストの低減が可能
となる払拭装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本考
案における払拭装置は、ダクトに接続されたフード内に
回転駆動される円柱状のブラシを配置し、ブラシを被払
拭物に接触させることにより被払拭物に付着した異物を
払拭して前記ダクト側に吸引排出する払拭装置におい
て、ブラシを回転駆動する回転駆動装置と、上記ブラシ
をその回転軸線方向に往復揺動する揺動駆動装置とを
え、上記ブラシが、円柱状のブラシ本体及び該ブラシ本
体の外周に植設された植毛を有し、該植毛が被払拭物と
の接触部がブラシ回転に従ってブラシ中心部から両端方
向へ順次移行するようにブラシ中心部を境に互いに逆回
転方向の螺旋状に配列してあることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本考案における払拭装置の一実施例を
図面によって説明する。
【0008】図1は払拭装置の概要を示す全体斜視図で
あり、図中符号1は、被払拭物である自動車車体Aを搬
送するコンベアBを跨ぐように設けられた門型の払拭装
置本体である。2は車体Aの上面を払拭する上面ブラシ
で、本体1の上部両端において軸支され、かつエアシリ
ンダー(図示せず)によって駆動される一対の揺動アー
ム3,3に支持されている。上面ブラシ2の略上半分が
フード4で覆われ、更にフード4は可撓性ダクト5,5
…を介して本体1と対峙する門型の吸塵ダクト本体6に
接続され、上部ブラシ2によって払拭された塵埃等の異
物は可撓性ダクト5,5…、吸塵ダクト本体6を介して
吸引排出されるよう構成されている。
【0009】一方吸塵ダクト本体6の側部6a,6aに
は車体Aの側面を払拭する側面ブラシ7,7(一側のみ
図示)がエアシリンダー(図示せず)によって駆動され
る揺動アーム8,8…を介して支持され、かつ側面ブラ
シ7,7の外方略半分がフード9,9で覆われ、更にこ
れらフード9,9は可撓性ダクト10,10…によって
吸塵ダクト本体6に接続されている。
【0010】上記上面ブラシ2は、図2に要部を示すよ
うに両端から各々延設された回転軸11を有し、一方の
回転軸11の端部11aは一方の揺動アーム3に設けら
れたエアモータ12の駆動軸12aにスプライン結合1
3され、矢印C方向へ回転駆動される。他方の回転軸端
部11bは他方の揺動アーム3にベアリング14を介し
て回転及び回転軸線方向Dへ往復動可能に支持され、か
つ揺動される。
【0011】更に上面ブラシ2は、円柱状のブラシ本体
2a及び植毛2bを有し、植毛2bはブラシ本体2aの
外周面にブラシ2がC方向へ回転駆動するに従って植毛
2bと車体Aとの接触部がブラシ2の中心側より両端方
向へ順次移行するよう回転軸線方向の中心部を境に互い
に逆回転方向に延びる複数列の螺旋状に植設されてい
る。
【0012】従って上面ブラシ2は、上面ブラシ2を車
体Aの上面に接触させ、エアモータ12によりC方向へ
回転駆動しつつ揺動シリンダ15によってD方向へ揺動
させることにより塵埃等をブラシ2の両端方向へ排除し
つつ車体Aの上面を多方向に払拭できる。
【0013】また前記した側面ブラシ7,7も上面ブラ
シ2と同様の機能を有し、植毛がブラシ7,7が回転駆
動された際、車体Aの側面との接触部が上側より下方向
へ順次移行するよう螺旋状にブラシ本体外周面に植設さ
れていて、揺動シリンダ(図示せず)により軸方向に揺
動される。
【0014】本払拭装置は、上記構成部材の外に自動車
車体Aの搬出入等を検出する検出器(図示せず)、揺動
アーム3,3を介して上面ブラシ2を上下動させるエア
シリンダー(図示せず)、同じく揺動アーム8,8を介
して側面ブラシ7,7を水平方向に揺動させるエアシリ
ンダー(図示せず)及び各部を作動制御するための制御
装置を有している。
【0015】次にこのように構成された本実施例におけ
る払拭装置の作動を図3に示すフローチャートに従って
説明する。
【0016】被払拭物である自動車車体AがコンベアB
に載置され、所定位置まで搬送されると、搬入検出器
(図示せず)によって搬入が検出される(ステップ
a)。
【0017】搬入検出器が車体Aの搬入を検出すると、
その搬入信号によってエアモータ12,16,16を駆
動して上面ブラシ2、側面ブラシ7,7を回転駆動させ
かつ、揺動シリンダー15等を駆動させて上面ブラシ
2、側面ブラシ7,7をその回転軸線方向D,E,Eへ
揺動させ(ステップb)、エアシリンダー(図示せず)
によって揺動アーム3,3を、制御指示に従って上面ブ
ラシ2を下降させて車体A上面の払拭を開始する(ステ
ップc)。
【0018】続いてエアシリンダー(図示せず)による
付勢を解いて、側面ブラシ7,7を払拭装置の内方へ揺
動させ、搬送される車体Aの側面に側面ブラシ7,7が
接触して、車体Aの側面の払拭を開始する(ステップ
d)。
【0019】自動車車体Aの上面及び側面は、回転しつ
つ回転軸線方向Dへ揺動するブラシ2,7,7によって
多方向に払拭され、車体Aに付着した塵埃等の異物は除
去されかつ、螺旋状に植設された植毛によってブラシ2
では両端方向へ、ブラシ7,7では下方へ案内移動しつ
つ、可撓性ダクト5,5…、10,10…を経由して吸
塵ダクト本体6を介して吸引排出される。
【0020】コンベアBによって搬送される車体Aの移
動に伴って車体Aは、上面ブラシ2、側面ブラシ7,7
によって車体前方から後方へ順次払拭され、車体Aの払
拭が完了する所定位置に達すると、搬出検出器(図示せ
ず)により搬出が検出される(ステップe)。
【0021】搬出検出器により車体Aの搬出を検出する
と、その信号により、エアモータ12,16,16によ
る上面ブラシ2及び側面ブラシ7,7の回転を停止せし
め、かつ揺動シリンダーによる回転軸線方向への揺動を
停止させる(ステップf)。
【0022】回転及び揺動の停止した上面ブラシ2、側
面ブラシ7,7は、シリンダー等により元の位置へ復帰
せしめられ、次に搬入される車体Aの払拭に備え待機す
る。
【0023】
【考案の効果】以上説明した払拭装置によれば、被払拭
物に回転接触するブラシを回転駆動しつつ、ブラシの回
転軸線方向へ揺動することにより被払拭物表面はブラシ
により多方向に払拭され、表面に付着した塵埃等の異物
は充分に除去され、かつ植毛が螺旋状に配列されること
から、異物がブラシの両端方向あるいは下方向へ案内さ
れ表面に付着した異物がより効果的に排除可能となり、
後工程における表面処理において塵埃等による品質の低
下が防止され、修正工数の低減が得られ、作業効率の向
上が図れ、製造コストの軽減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における払拭装置の一実施例の概略を示
す全体斜視図である。
【図2】同じく、一部破断要部斜視図である。
【図3】同じく、作動を示すフローチャートである。
【図4】従来の払拭装置の概略説明図である。
【符号の説明】
2 上面ブラシ(ブラシ) 2a ブラシ本体 2b 植毛 4 フード 5 可撓性ダクト(ダクト) 7 側面ブラシ 10 可撓性ダクト(ダクト) 11 回転軸 11a 回転軸端 11b 回転軸端 12 エアモータ(回転駆動装置) 13 スプライン結合 15 揺動シリンダ(揺動駆動装置) 16 揺動シリンダ(揺動駆動装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 1/00 - 1/04 B08B 5/00 - 17/06 B60S 3/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクトに接続されたフード内に回転駆動さ
    れる円柱状のブラシを配置し、ブラシを被払拭物に接触
    させることにより被払拭物に付着した異物を払拭して前
    記ダクト側に吸引排出する払拭装置において、ブラシを
    回転駆動する回転駆動装置と、上記ブラシをその回転軸
    線方向に往復揺動する揺動駆動装置とを備え、上記ブラ
    シが、円柱状のブラシ本体及び該ブラシ本体の外周に植
    設された植毛を有し、該植毛は、被払拭物との接触部が
    ブラシ回転に従ってブラシ中心部から両端方向へ順次移
    行するようにブラシ中心部を境に互いに逆回転方向の螺
    旋状に配列してあることを特徴とする拭払装置。
  2. 【請求項2】上記回転駆動装置が、ブラシの回転軸の一
    方端とスプライン結合され、上記揺動駆動装置が、回転
    軸の他方端と結合され、かつ回転軸を回転軸線方向へ往
    復揺動することを特徴とする請求項1に記載の払拭装
    置。
JP1992070626U 1992-10-09 1992-10-09 払拭装置 Expired - Lifetime JP2593050Y2 (ja)

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JP1992070626U JP2593050Y2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 払拭装置

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JP1992070626U JP2593050Y2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 払拭装置

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JPH0634779U JPH0634779U (ja) 1994-05-10
JP2593050Y2 true JP2593050Y2 (ja) 1999-03-31

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ID=13437028

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JP1992070626U Expired - Lifetime JP2593050Y2 (ja) 1992-10-09 1992-10-09 払拭装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49134850U (ja) * 1973-03-14 1974-11-20
JPS5825806A (ja) * 1981-07-30 1983-02-16 Sumitomo Light Metal Ind Ltd ロ−ルワイパ−装置
JPS6133686U (ja) * 1984-07-30 1986-02-28 日産自動車株式会社 ワイプ装置

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JPH0634779U (ja) 1994-05-10

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