JP3891701B2 - コンクリートの打継面処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダム工事等におけるコンクリートの打継面のスライム等の不要物の除去や清掃を行うコンクリートの打継面処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダム等のコンクリートの打継面と、次打設コンクリートとの密着性を高めるために、コンクリートの打継面のスライム等の不要物の除去、および清掃を行う必要がある。
コンクリートの打継面には凹凸があり、また打設後の経過時間の長さによって、コンクリート強度の相違があり、従って、場所によるコンクリート強度の相違もある。
このようなコンクリートの打継面のスライム等の不要物の除去、および清掃を行うために、コンクリートの打継面処理装置がある。
【0003】
従来のコンクリートの打継面処理装置を、図7から図9に基づいて説明する。
図7は従来の回転カップ型のコンクリートの打継面処理装置を示す側面図、図8は図7の平面図、図9は図7の正面図である。
従来のコンクリートの打継面処理装置としては、図7から図9に示されるようなカップ型ブラシ(カップを伏せた概略形状で、円環状の部分が打継面に当接するブラシ)を回転させる回転カップ型のコンクリートの打継面処理装置や、図示はしないが、ドラム型ブラシ(円筒形状を横倒しにした概略形状で円筒形状の側部が打継面に当接するブラシ)を回転させる回転ドラム型のコンクリートの打継面処理装置があった。
【0004】
このうち、図7から図9に示されるような回転カップ型のコンクリートの打継面処理装置50は、移動車両51のアーム52の先端に取付けられており、この移動車両51を移動させたり、アーム52を旋回させたりすることで、コンクリートの打継面上を移動されるようになっている。
このコンクリートの打継面処理装置50には複数のカップ型ブラシ53,…が設けられており、これらブラシ53,…を回転させることで、コンクリートの打継面をブラッシングできるようになっている。
【0005】
回転ドラム型のコンクリートの打継面処理装置も同様に移動車両のアームの先端に取付けられており、移動車両を移動させたり、アームを旋回させたりすることで、コンクリートの打継面上を移動されるようになっている。
また、同様に、このコンクリートの打継面処理装置には複数のドラム型ブラシが設けられており、これらブラシを回転させることで、コンクリートの打継面をブラッシングできるようになっている。
【0006】
これら両型のコンクリートの打継面処理装置では、各ブラシが別個に上下動可能とするなど各ブラシに自由度を与えた構成とすることにより、上述したコンクリート打継面の凹凸に対応していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のコンクリートの打継面処理装置では、前記カップ型ブラシや前記ドラム型ブラシの寸法が比較的大きなものであったため、小さい凹凸に対しては、隙間が生じてしまい対応し難いという問題があった。また、これらのブラシの寸法が大きいためブラシの重量も大きく、ブラシの接地圧の微妙な調整が困難であるため、コンクリート強度に対応して適当なブラシの接地圧に調整することが困難であるという問題もあった。
【0008】
さらに、両型のコンクリートの打継面処理装置では、ブラシの重量が大きいためブラシの交換が困難であるという問題や、ブラシが(ブラシを回転駆動させる)駆動部と連結されており、ブラシの摩耗等によるブラシの交換時に手数がかかるという問題もあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、ブラシを小型化することにより、コンクリート打継面の小さな凹凸に対応できるとともに、ブラシの接地圧の調整を容易にでき、また、ブラシの交換も簡単に行うことができるコンクリートの打継面処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく本発明は、コンクリートの打継面に接地するブラシを備え、このブラシを動作させつつコンクリートの打継面上を移動し、該打継面上の不要物を取り除くコンクリートの打継面処理装置であって、前記ブラシとして、箒状の形状を有する箒型ブラシを用いたこと、を特徴としている。
【0011】
前記コンクリートの打継面処理装置は、例えば、アームを備えたキャタピラ式の移動車両のアームに取付けられている。この移動車両をコンクリートの打継面上で移動させたり、アームを旋回させたりすることで、該コンクリートの打継面処理装置をコンクリートの打継面上で移動させることができるようになっている。
【0012】
前記箒型ブラシは、原則として小径・長尺のものである。前記コンクリートの打継面処理装置には、このような箒型ブラシが、ひとつ、または複数個設けられている。
【0013】
本発明によれば、前記ブラシが箒型ブラシであるので、該箒型ブラシを小径に構成でき、ブラシの小型化・軽量化が図れる。従って、ブラシの接地圧を小さく設定することができる一方で、おもり等を用いることによって、ブラシの接地圧を微調整することもできる。
また、ブラシの接地面積を小さくできるので、小さな凹凸に対しても好適にブラッシングを行うことができ、コンクリートの打継面の全面を均一に仕上がりよくブラッシングできる。
【0014】
本発明は、前記箒型ブラシを、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させる駆動手段を備えたこと、を特徴としている。
【0015】
前記駆動手段のうち、駆動力源としては、例えば、電動モータや油圧モータが挙げられる。
また、このような駆動力源による駆動力を前記箒型ブラシに伝達して前記箒型ブラシを、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させる駆動伝達手段としては、例えばクランク機構を用いることが挙げられる。
【0016】
本発明によれば、前記駆動手段により前記箒型ブラシを、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させながら、コンクリートの打継面処理装置をコンクリートの打継面上で移動させることにより、該箒型ブラシによって該打継面をブラッシングして、該打継面上の不要物を該打継面から除去することができる。
【0017】
本発明は、前記箒型ブラシは、コンクリートの打継面の凹凸に対応した上下動が可能となっていること、を特徴としている。
【0018】
本発明によれば、前記箒型ブラシがコンクリートの打継面の凹凸に対応して上下動自在であるので、コンクリートの打継面に凹凸があっても、該箒型ブラシによってコンクリートの打継面の全面を均一に仕上がりよくブラッシングすることができる。
【0019】
本発明は、前記箒型ブラシは、該箒型ブラシの房を束ねる拘束部材を有し、この拘束部材を上下動自在に案内する案内部を備えることにより、前記箒型ブラシの前記上下動が可能となっていること、を特徴としている。
【0020】
前記拘束部材は、例えば、筒状のものであり、前記案内部は、例えば、該拘束部材の外形寸法に対応した内径寸法を有する筒状のものであり、該拘束部材が該案内部の内周に沿って上下に摺動自在になっていることが挙げられる。
前記拘束部材としては、この他にも、前記箒型ブラシの房を束ねることができるものであればよく、また、前記案内部としては、この他にも、該拘束部材を上下に案内できるものであればよい。
【0021】
本発明によれば、前記箒型ブラシの前記拘束部材を上下動自在に案内する案内部を備えたので、前記箒型ブラシのコンクリートの打継面の凹凸に対応した前記上下動を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0022】
本発明は、前記拘束部材には、該拘束部材が前記案内部から脱落することを防止する脱落防止部材が設けられていること、を特徴としている。
【0023】
前記案内部を、例えば、上述したように、該拘束部材の外形寸法に対応した内径寸法を有する筒状のものであるとした場合、前記脱落防止部材としては、例えば、該案内部材の内径寸法より外形寸法の大きなものを用いることが挙げられる。
【0024】
本発明によれば、前記脱落防止部材によって、前記拘束部材が前記案内部から脱落することを防止できる。また、前記脱落防止部材の寸法・材質等を適宜変更することにより、この脱落防止部材の重量を変更することができ、この脱落防止部材をおもりとしても用いることができ、これにより前記箒型ブラシの接地圧を適宜変更することができる。よって、コンクリートの打継面の状態によって、該箒型ブラシの接地圧を適宜調節して、該打継面の処理を行うことができる。
【0025】
本発明は、前記案内部が固定された固定部材を備え、前記駆動手段により、該固定部材を水平方向に円運動または水平方向に往復運動させることにより、前記箒型ブラシを、前記円運動または前記往復運動させること、を特徴としている。
【0026】
前記固定部材は、例えば、水平に設けられた板状のものであることが挙げられる。また、このような板状の固定部材に、水平方向に位置を違えて複数の前記案内部が固定されていることが挙げられる。
【0027】
前記固定部材を、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させるためには、例えばクランク機構が用いられている。
【0028】
本発明によれば、前記固定部材を、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させながらコンクリートの打継面処理装置をコンクリートの打継面上で移動させることにより、該固定部材に固定された前記案内部、および該案内部に対して上下動自在となっている前記拘束部材(前記箒型ブラシ)も、該固定部材とともに水平方向に円運動または水平方向に往復運動し、該箒型ブラシによってコンクリートの打継面をブラッシングすることができる。また、前記拘束部材(前記箒型ブラシ)は該案内部に対して上下動自在であるので、前記箒型ブラシは常にコンクリートの打継面の凹凸に追従しながら該打継面をとらえてブラッシングを行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る実施の形態例を図1から図4に基づいて説明する。
図1は本発明に係るコンクリートの打継面処理装置1を示す一部破断の側面図、図2は図1のA−A矢視断面図(平断面図)、図3は図2のB−B矢視断面図(正断面図)、図4は本発明に係る箒型ブラシ10を示す拡大図、図5は移動車両30を示す側面図、図6は図5の平面図である。
【0030】
図1から図3に示されるように、コンクリートの打継面処理装置1は、箒型ブラシ10,…等を備えるブラシ部2、車体3、車体3に設けられた車体の上部フレーム4、車体3を支持し、転動することにより車体が移動可能な車輪5,…、ブラシ部2に駆動力を与える駆動装置(駆動手段)6,…等によって概略構成された車両である。
【0031】
コンクリートの打継面処理装置1の上部は、図5及び図6に示されるような移動車両30のアーム31に取付けられており、移動車両30を移動させたり、アーム31を旋回させたりすることで、コンクリートの打継面上でコンクリートの打継面処理装置1を移動させることができるようになっている。
【0032】
前記箒型ブラシ10は、図4に示されるように、短径・長尺の箒型のものであり、コンクリートの打継面をブラッシングする、房(例えばワイヤ等)10a、この房10aを束ねる例えば筒状の拘束部材10b等により構成されている。
【0033】
前記ブラシ部2は、前記箒型ブラシ10,…の他に、この箒型ブラシ10,…(の前記拘束部材10b,…)を上下動自在に案内する案内部11,…、これら案内部11,…が水平方向にそれぞれ位置を違えて固定された、例えば板状の固定部材12等により構成されている。
【0034】
前記拘束部材10b,…は前記案内部11,…に挿入され、この案内部11,…の内周に沿って上下に摺動自在になっている。従って、箒型ブラシ10,…の下端部は常にコンクリートの打継面に接地したまま、コンクリートの打継面の凹凸に従って、該箒型ブラシ10,…が上下動するようになっている。
ここで、コンクリートの打継面の凹凸に伴う該箒型ブラシ10,…の上下動を可能とするために、拘束部材10bは該打継面の凹凸の深さに対応できるだけの十分な長さを有していることとする。
【0035】
また、前記拘束部材10b,…の上部には、脱落防止部材13,…がそれぞれ設けられている。これら脱落防止部材13,…の寸法は、それぞれ前記案内部11,…の内径より大きく設定されており、該拘束部材10b,…(前記箒型ブラシ10,…)が該案内部11,…から抜けることがないようになっている。
【0036】
前記固定部材12は、前記駆動装置6,…により駆動力を与えられてクランク機構(駆動手段)により円運動可能となっている。
具体的には、該固定部材12にはブラケット14,…が固定されており、これらブラケット14,…はそれぞれ連結軸(駆動手段)20,…を介してクランク腕(駆動手段)21,…と連結されている。これらクランク腕21,…は、駆動装置(例えば、油圧モータ、電動モータ等)6,…により、それぞれ回転軸(駆動手段)22,…を中心として回転駆動されるようになっており、これらクランク腕21,…が回転駆動されることで、前記ブラシ部2の全体が円運動するようになっている。
【0037】
次ぎに、本発明に係るコンクリートの打継面処理装置1によるコンクリートの打継面の処理動作について説明する。
【0038】
まず、前記駆動装置6,…を駆動させて、前記回転軸16,…を中心として、前記クランク腕21,…をそれぞれ回転駆動し、該クランク腕21,…と前記連結軸20,…、ブラケット14,…を介して連結された前記固定部材12を円運動させつつ、前記移動車両30によりコンクリートの打継面処理装置1をコンクリートの打継面上で移動させる。
【0039】
このとき、前記駆動装置6,…により前記ブラシ部2の全体が円運動されているので、このブラシ部2に設けられた前記箒型ブラシ10,…も円運動し、コンクリートの打継面に接地している該箒型ブラシ10,…の房10a,…により、コンクリートの打継面がブラッシングされる。
【0040】
また、前記案内部11,…に案内されて、前記箒型ブラシ10,…(の前記拘束部材10b,…)がそれぞれ上下に摺動自在であるので、コンクリートの打継面の凹凸に対応して、該ブラシ部10,…がそれぞれ上下に移動し(図1、図3参照)、コンクリートの打継面の凹凸に対応したブラッシングができる。
【0041】
さらに、前記箒型ブラシ10,…の前記拘束部材10b,…の上部にそれぞれ設けられた前記脱落防止部材13,…がストッパとなって該箒型ブラシ10,…が前記案内部11,…から抜けないようになっているので、コンクリートの打継面処理装置1の全体を移動車両30のアーム31により持ち上げて、該コンクリートの打継面処理装置1を他の場所に移動させる場合にも、該各箒型ブラシ10,…が案内部11,…から抜け落ちたりすることはない。
また、この脱落防止部材13,…の形状・寸法・材質を適宜変更することにより、箒型ブラシ10,…の接地圧を適宜変更することができる。
【0042】
摩耗等によって、前記箒型ブラシ10を交換する必要があるときには、該箒型ブラシ10を持ち上げ、該箒型ブラシ10を前記案内部11から抜き取って、該箒型ブラシ10を前記ブラシ部2から取り外す。そして、新しい箒型ブラシ10を案内部11に差し込めばよい。また、他にも、コンクリートの打継面処理装置1を移動車両30のアーム31によって持ち上げた状態にして、該箒型ブラシ10から前記脱落防止部材13を取り外し、箒型ブラシ10を前記案内部11の下側から取り外すこともできる。
【0043】
以上のように、本発明に係るコンクリートの打継面処理装置1によれば、ブラシとして箒型ブラシ10,…を備えたので、ブラシの小型化・軽量化が図れ、ブラシの接地圧を小さくすることができる一方で、おもり(前記脱落防止部材13,…)を用いることによって、ブラシの接地圧を微調整することもできる。また、ブラシの接地面積も小さくできるので、コンクリートの打継面の小さな凹凸にも対応できる。
また、前記ブラシ部2(箒型ブラシ10,…、案内部11,…、固定部材12等)を円運動させる駆動手段(駆動装置6,…、連結軸20,…、クランク腕21,…、回転軸22,…等)を備えたので、コンクリートの打継面を好適にブラッシングできる。
さらに、前記箒型ブラシ10,…が、その拘束部材10b,…を介して前記案内部11に対して上下動自在となっているので、該箒型ブラシ10,…が常にコンクリートの打継面をとらえてブラッシングすることができる。
しかも、前記脱落防止部材13,…によって、(前記箒型ブラシ10,…の)前記拘束部材10b,…が前記案内部11,…から抜けることを防止できるので、コンクリートの打継面処理装置1を持ち上げて他の場所に移動させる時にも、該箒型ブラシ10,…が該案内部11,…から抜け落ちたりしない。
加えて、前記箒型ブラシ10,…(の前記拘束部材10b,…)を前記案内部11,…から抜き取るだけで該箒型ブラシ10,…を取り外すことができるとともに、該箒型ブラシ10,…が小型・軽量であるので、箒型ブラシ10,…の交換を容易に行うことができる。
【0044】
なお、上記の実施の形態例では、前記箒型ブラシ、前記固定部材、前記案内部等をクランク機構により円運動させる構成としたが、クランク機構により往復運動させる構成としても良い。
また、前記拘束部材として、筒状のものを用い、前記案内部として、該拘束部材の外形寸法に対応した内径寸法を有する筒状のものを用い、該拘束部材が該案内部の内周に沿って上下に摺動自在になっている構成としたが、前記拘束部材としては、この他にも、前記箒型ブラシの房を束ねることができるものであればよく、また、前記案内部としては、この他にも、該拘束部材を上下に案内できるものであればよい。
さらに、その他の具体的細部構造等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更可能である。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明に係るコンクリートの打継面処理装置によれば、前記ブラシとして、箒型ブラシを用いたので、ブラシの接地圧を小さく設定することができる一方で、おもり等を用いることによって、ブラシの接地圧を微調整することもできる。また、ブラシの接地面積を小さくできるので、小さな凹凸に対しても好適にブラッシングを行うことができ、コンクリートの打継面の全面を均一に仕上がりよくブラッシングできる。
【0046】
また、前記駆動手段により、前記箒型ブラシを水平方向に円運動または水平方向に往復運動させながら、コンクリートの打継面処理装置をコンクリートの打継面上で移動させることにより、該箒型ブラシによって該打継面をブラッシングして、該打継面上の不要物を該打継面から除去することができる。
【0047】
また、前記箒型ブラシがコンクリートの打継面の凹凸に対応して上下動自在であるので、常に箒型ブラシが該打継面の凹凸に追従して該打継面をとらえることができ、該箒型ブラシによってコンクリートの打継面の全面を均一に仕上がりよくブラッシングすることができる。
【0048】
また、前記箒型ブラシの前記拘束部材を上下動自在に案内する案内部を備えたので、前記箒型ブラシのコンクリートの打継面の凹凸に対応した前記上下動を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0049】
特に、前記固定部材を、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させながらコンクリートの打継面処理装置をコンクリートの打継面上で移動させることにより、該固定部材に固定された前記案内部、該案内部に対して上下動自在となっている前記拘束部材(前記箒型ブラシ)も、該固定部材とともに水平方向に円運動または水平方向に往復運動する。また、前記拘束部材(前記箒型ブラシ)は該案内部に対して上下動自在であるので、前記箒型ブラシは常にコンクリートの打継面の凹凸に追従しながら該打継面をとらえてブラッシングを行うことができる。
【0050】
請求項2記載の発明に係るコンクリートの打継面処理装置によれば、前記脱落防止部材によって、前記拘束部材が前記案内部から脱落することを防止できるとともに、該脱落防止部材の寸法・材質等を適宜変更することにより、この脱落防止部材をおもりとしても用いることができ、コンクリートの打継面の状態によって、該箒型ブラシの接地圧を適宜調節して、該打継面の処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリートの打継面処理装置を示す一部破断の側面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図(平断面図)である。
【図3】図2のB−B矢視断面図(正断面図)である。
【図4】本発明に係る箒型ブラシを示す拡大図である。
【図5】移動車両を示す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】従来の回転カップ型のコンクリートの打継面処理装置を示す側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の正面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートの打継面処理装置
2 ブラシ部
6 駆動手段(駆動装置)
10 箒型ブラシ
10a 房
10b 拘束部材
11 案内部
12 固定部材
13 脱落防止部材
20 駆動手段(連結軸)
21 駆動手段(クランク腕)
22 駆動手段(回転軸)
Claims (2)
- コンクリートの打継面に接地する、箒状の形状を有する箒型ブラシを備え、この箒型ブラシを動作させつつコンクリートの打継面上を移動し、該打継面上の不要物を取り除くコンクリートの打継面処理装置であって、
前記箒型ブラシを、水平方向に円運動または水平方向に往復運動させる駆動手段を備え、
前記箒型ブラシは、コンクリートの打継面の凹凸に対応した上下動が可能となっているとともに、
前記箒型ブラシの房を束ねる拘束部材と、
この拘束部材を上下動自在に案内する案内部と、
この案内部が固定された固定部材とを備え、
前記駆動手段により、該固定部材を水平方向に円運動または水平方向に往復運動させることにより、
前記箒型ブラシを、前記円運動または前記往復運動させること、を特徴とするコンクリートの打継面処理装置。 - 前記拘束部材には、該拘束部材が前記案内部から脱落することを防止する脱落防止部材が設けられていること、を特徴とする請求項1記載のコンクリートの打継面処理装置。
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