JP2593006Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2593006Y2
JP2593006Y2 JP1991091362U JP9136291U JP2593006Y2 JP 2593006 Y2 JP2593006 Y2 JP 2593006Y2 JP 1991091362 U JP1991091362 U JP 1991091362U JP 9136291 U JP9136291 U JP 9136291U JP 2593006 Y2 JP2593006 Y2 JP 2593006Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は相対向する係合溝を有
する第1の部材と、係合用の穴を有する第2の部材とを
ガタなく確実に止着するクリップの提供に関し、より詳
細には押入れ係止される係合溝面に接する部分にエラス
トマー材よりなる滑り抵抗値の大きい樹脂製の滑り止め
部を有するクリップの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディパネルの面にサイドプロ
テクターモール等を取付ける場合のように、一対の相対
向した係合溝20、20を有する樋状の第1の部材B
(図示例ではモール)と、係合穴Hを有する板状の第2
の部材C(図示例では自動車のボディパネル)とを組付
ける場合、図9及び図10で示されているようなクリッ
プA’が各方面で用いられている。
【0003】この種のクリップA’は、第1の部材Bの
有する樋状部内で捻り回されて、この第1の部材Bにあ
る一対の係合溝20、20に対して短辺側縁部1a、1
aが押入係止される長方形状の頭部1と、この頭部1か
ら一体に突設されている脚部2とで構成されており、こ
の脚部2には、この脚部2の先端から前記の頭部1の側
に向けて延びる一対の弾性係止片3、3が漸次夫々の自
由端間が拡開するように設けてあり、この弾性係止片3
と前記頭部1との間で第2の部材Cの係合穴Hの穴縁h
を挾持する構成としてある。又、頭部1は第1の部材B
の係合溝20、20間に捻り回しの状態で密に収まる形
状としてあると共に、脚部2が軟質樹脂材Kで覆われた
構成とされている。更に、脚部2に連続している頭部1
の面の一部が該軟質樹脂材Kで覆われていると共に、こ
の頭部1の面を覆っている軟質樹脂材Kの周縁が該頭部
1の面から該頭部1の周側方に向けて傾斜状に起立した
フランジ部4として構成されている。
【0004】かゝる構成からなるクリップA’は、その
長辺側縁部1bを第1の部材Bの係合溝20に沿わせた
状態で、この係合溝20、20間の樋状部に収め、この
樋状部にクリップA’を収めた状態でクリップA’に捻
りをもたらすことで、このクリップA’の頭部1の短辺
側縁部1aを前記の係合溝20、20内に強く押し入れ
て、組付け、次いで、このクリップA’の組付けられた
第1の部材Bを第2の部材Cに添わせると共にクリップ
A’の脚部2を第2の部材Cにある係合穴Hに挿入、係
止して第1の部材Bと第2の部材Cとの組付けをなすよ
うにして用いていた。
【0005】かゝる構成からなるクリップA’は、第1
の部材の取付け面側に隠れた状態で組付けられており、
しかも第1の部材Bの係合溝20の任意の位置に組付け
得ると共に、この係合溝20に沿って移動させることが
可能であることから自動車のボディパネルの外面等の化
粧面に対しサイドプロテクターモール等の化粧材を組付
けるのに適していた。特に、部材組付けに高い化粧特性
が要請され、しかも組付け化粧面に予め組付け用の係合
穴が設けられているような場合、この係合穴に対し確実
に、且つ無理なくクリップA’の脚部2を挿入、係止す
るためには第1の部材Bに対しクリップA’が随時、随
所に組付け又は移動組付け得る構成とされている必要が
あり、又挿入脚部2が第2の部材Cの面及び係合穴Hの
穴縁hを毀損しない構成を脚部2が有していることが通
例好ましく、これらの諸条件を叙上クリップA’は、い
ずれも満足するものであった。又、第1の部材Bを組付
けるために設けられている第2の部材Cにある係合穴H
は軟質樹脂材Kよりなるフランジ4によって確実に密閉
され、高いシール性のもとに第1の部材Bを第2の部材
Cに組付け得ることが可能とされていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かゝる
従来のクリップA’では第1の部材Bに組付けられるク
リップA’の頭部1にある短辺側縁部1bが軟質樹脂材
Kで覆われておらず、この短辺側縁部1bがクリップA
の本体部分を構成している硬質且つ滑り抵抗の少ない合
成樹脂成形物の成形面とされていることから、第1の部
材Bの相対向している係合溝20、20間に強く押入れ
係止された該クリップA’の頭部1が係合溝20に沿っ
て移動し、あるいは捻り戻し側に緩み出す等の不都合が
あった。この結果、前もって第1の部材Bに複数個のク
リップA’を装着しておき、これを第2の部材Cに添装
した状態で順次クリップA’の脚部2を第2の部材Cの
係合穴Hに挿入するような組付け作業に際して、取付け
クリップA’に位置ずれ、あるいは向きのずれを生じ易
く、部材相互の組付けができなくなる不都合を有してい
た。又、かゝる第2の部材Cの係合穴Hに対し、第1の
部材BのクリップA’の脚部2が位置づけられていない
状態で無理に両部材の組付け、特に叩き込みをなした場
合、第2の部材の取付け面あるいは第1の部材のクリッ
プA’の組付け面が変形する不都合があり、又係合穴H
の周縁のメッキ膜を損傷し、この被傷部分から第2の部
材に錆び出しをもたらす不都合があった。
【0007】かゝる点から図10で示されるように第1
の部材Bに対し捻り回しの状態でクリップA’を組付け
た後、このクリップA’の短辺側縁部1aの両側にある
係合溝20、20の金属製の開口縁20aの部分をカシ
メ20bし、このカシメ20bにより組付けたクリップ
A’の溝方向に沿った移動と、捻り戻し側に向けた緩み
出しとを抑止することが試みられていた。このようにク
リップA’の組付けられている第1の部材Bに対しカシ
メ20bを施した場合、この第1の部材Bの化粧面であ
る表側の面が、このカシメ20bによって膨み出す不都
合があり、第1の部材Bにおける化粧特性を著しく損ね
ることゝなり、この第1の部材Bが化粧材として機能し
なくなる不都合があった。
【0008】又、叙上クリップA’では第2の部材Cと
の組付けが脚部2にある軟質樹脂材K及び軟質樹脂材K
よりなるフランジ4によって緩衝的になされるのに対
し、第1の部材Bに対する組付けが相対向している係合
溝20、20に対する頭部1の短辺側縁部1aの単なる
押入れによっていたことから、このクリップA’に組付
けられた第1の部材Bとの間にビビリ音を生ずる不都合
を有していた。
【0009】本考案は、かゝる従来の取付け用クリッ
プ、特にモール用のクリップにおける不都合に鑑み、第
1の部材Bの係合溝20、20に対して単に捻り回しの
状態で押入れることによって確実に係止され、しかも取
付け姿勢が安定に継続して維持されると共に、取付け対
象である第1の部材Bとの間に生ずる振動時のビビリ音
も無く、第1の部材Bと第2の部材Cとの容易且つ正確
な組付けに適するクリップの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案に係るクリップ
は、叙上の目的を達成するものとして、請求項1に係る
クリップAでは、第1の部材Bと第2の部材Cとを組付
けるプラスチック製のクリップAを、頭部1と、この頭
部1から一体に突設されている脚部2とを有する構成と
し、次いで、この脚部2に挿入係止される第2の部材C
の係合穴Hの穴縁hを前記頭部1に組付けられている第
1の部材Bとの間で挾持する弾性係止片3を該脚部2に
設け、更に、前記の頭部1を略長方形状として第1の部
材Bの相対向している一対の係合溝20、20間で捻り
回すことで、この係合溝20内に該頭部1の短辺側縁部
1aが押入れ係止される構成とし、更に、前記クリップ
Aの頭部1であって、少なくとも前記係合溝20内に押
入れ接触される該頭部1の短辺側縁部1aには、エラス
トマー材によって成形されてなる滑り止め部5が一体に
設けられた構成としてある。
【0011】次いで請求項2に係るクリップAでは、第
1の部材Bの係合溝20内に押入れ接触される頭部1の
短辺側縁部1aに、脚部2及び該脚部2に連続している
頭部1の該脚部2の側にある面を一体に覆っているエラ
ストマー材によって成形された滑り止め部5が設けられ
た構成としてある。
【0012】
【作用】本考案に係るクリップAは叙上の特長ある構
成、特に第1の部材Bの係合溝20に対し捻り回しの状
態で押入れ係止される頭部1の少なくとも短辺側縁部1
aに、エラストマー材によって成形されてなる滑り止め
部5が設けられていることから、この係合溝20内に圧
入係止された頭部1は該係合溝20の内壁に対し滑り抵
抗を有して圧接することゝなり、該係合溝20内に圧入
係止された頭部1の溝方向に向けた摺り移動あるいは捻
り戻し側に向けた緩み出しがない。
【0013】又、この頭部1の少なくとも短辺側縁部1
aにエラストマー材によって成形されてなる滑り止め部
5を設け、この滑り止め部5が第1の部材Bの係合溝2
0内に圧入係止されていることから、第1の部材Bとク
リップAとの組付け部分にビビリ音を生ずることがな
く、第1の部材Bにバタつきを生ずることがない。
【0014】
【実施例】以下、本考案に係るクリップの典型的な実施
例を添付の図面について説明する。図1は本実施例に係
るクリップAを第1の部材Bであるモールに組付けた状
態であり、図2は該クリップAの一部を破断して示した
ものであり、図3は該クリップAの要部を拡大して断面
で示している。又、図4は該クリップAを右側から見た
状態を一部断面で示してあり、図5は該クリップAを左
側から見た状態を示している。更に、図6は該クリップ
Aを上面から見た状態を、図7は該クリップAを下面か
ら見た状態を示してあり、図8は該クリップAを用いて
第1の部材Bであるモールを第2の部材Cであるホディ
パネルに組付けた状態を断面で示している。図9と図1
0は従来のクリップA’の組付け状態を断面及び斜視で
示している。
【0015】本実施例に係るクリップAは、クリップ本
体部分となる頭部1と脚部2とをプラスチック成形によ
り一体に成形したものであって、耐衝撃、耐熱、耐摩耗
性等の面からポリカーボネートを好適な素材の一種とし
て提供される。次いで、このクリップ本体部分である頭
部1の一部と脚部2とを覆うように二色成形の方法で設
けられ、しかも滑り止め部5及びフランジ4をも構成す
るエラストマー材によって成形される材Kが、該頭部1
及び脚部2の構成素材に比し滑り抵抗値が大きく、優れ
た弾性緩衝機能と、高い滑り抵抗値等を有するポリアミ
ドエラストマー等を好適な素材の一種として形成してあ
る。
【0016】このクリップAの組付けられる第1の部材
Bは、両側を折返し状態にして対向する係合溝20、2
0を設けた樋状の金属帯bと、この金属帯bの外面を覆
う化粧緩衝に供される樹脂被覆材b’とで構成してあ
り、係合溝20,20間がクリップAの短辺側の寸法以
上であり、しかもクリップAの少なくとも脚部2が突き
出し得る寸法を有する構成としてある。又、クリップA
の組付けられる第2の部材Cは、弾性変形を誘起しなが
ら挿入される脚部2の弾性的な戻しの状態で頭部1との
間で弾性的に挟持される穴縁hを有する係合穴Hをもつ
構成としてある。
【0017】次いでクリップAを構成する頭部1は、第
1の部材Bの係合溝20、20内に短辺側縁部1aが密
に嵌まり合った際に、この係合溝20,20間にある樋
状の金属帯b内に都合良く収まる略長方形状とされてお
り、長さ方向の中央部分が弧状の膨成部6としてあっ
て、前記樋状の金属帯b内に密に収まり、この第1の部
材Bの厚さ方向に向けた押圧変形を防止する構成とされ
ている。又、この膨成部6の長さ側には水平の鍔7、7
が張出し状に設けてあり、この鍔7と面一の穴6aを該
膨成部6に設けることで樹脂の肉逃げと該膨成部6に対
する弾性の付与をなすようにしてある。更に頭部1の短
辺側縁部1aの一方が脚部2の側に緩やかに突き出すよ
うに傾斜する係止鍔部8とされていると共に、他方の短
辺側縁部1aが脚部2の側に一段と下がった状態の段凹
鍔部9としてあり、この段凹鍔部9上の略中央に設けら
れているリブ10から、この段凹鍔部9に沿って一対の
弾性突片11を水平且つ自由端側が該頭部1から漸次引
き離れる側に稍々傾斜して設けてある。又、頭部1の対
角線上にある前記係止鍔部8と該段凹鍔部9の隅部とに
は円弧8aとテーパ9aとが設けてあり、クリップAの
係合溝20、20に対する容易な押入れ操作に適する構
成としてある。又、円弧8aと反対の側の鍔7に半円状
の割欠12を設け、冶具を該割欠12に押し当てゝ該ク
リップAの捻り回しをなすのに用いられる構成としてあ
る。尚、前記膨成部6に設けられている一対の孔13、
13は、追って説明するエラストマー材を用いた二色成
形に際して金型を保持するのに用いられる。
【0018】次いで脚部2は、前記の頭部1の下面側の
略中央から該頭部1と一体になるように突設してあり、
脚柱2aの先端から一対の弾性係止片3、3が、該脚柱
2aの起立基部側に向けて対向した状態に設けられてお
り、この弾性係止片3、3の自由端が互に引き離される
側に傾斜した状態とされている。又、この弾性係止片3
の自由端の外側に段部3aが設けてあり、この段部3a
に第2の部材Cの係合穴Hの穴縁hが支承される構成と
してある。
【0019】かゝる構成からなる脚部2と、この脚部2
に続く頭部1の該脚部2側にある面をエラストマー材を
用いて二色成形により一体に覆う構成としている。この
脚部2と、この脚部2に続く頭部1の該脚部2の側にあ
る面を覆うエラストマー材によって成形される材Kは、
脚部2の先端において厚肉部14とし、脚部2の組付け
時に生ずる第2の部材Cの表面に対する被傷事故を回避
し得る構成になすと共に、脚部2の起立基部周面にある
頭部1の面にフランジ4を構成するための厚肉部4aを
設け、この厚肉部4aと脚部2における弾性係止片3の
自由端にあるエラストマー材によって成形される材Kと
が厚肉起立部15で連続され、弾性係止片3の自由端部
分が該材Kによって確実に覆われる構成としてある。か
ゝる構成からなる厚肉起立部15の外方に位置づけられ
ている厚肉部4aの周側から脚部2の側に稍々起立しな
がら頭部1の外周側に向けて傾斜するフランジ4が該厚
肉部4aに連続して設けてあると共に、このフランジ4
より外方に位置づけられた頭部1の短辺側縁部1aにあ
る前記の係止鍔部8と段凹鍔部9の下面側に延びるエラ
ストマー材によって成形される材Kが滑り止め部5を構
成している。尚、図中16は、エラストマー材による二
色成形に際しての金型の保持に用いられるピン孔及びピ
ン溝を示している。
【0020】叙上構成からなるクリップAを第1の部材
Bの係合溝20、20間に、このクリップAの頭部1の
長さ側が係合溝20、20に沿うように位置づけた後、
冶具を割欠12に係合して頭部1の短辺側縁部1aが円
弧8aの側から係合溝20内に収まるように90度捻り
回す。この捻り回しに伴って頭部1の短辺側縁部1aが
係合溝20内に強く押入れられ、エラストマー材によっ
て形成された滑り止め部5が弾性変形して、係合溝20
の内面に強く圧接されると共に、滑り止め部5が該係合
溝20の内面に密着し、頭部1と係合溝20との接触面
に強い滑り抵抗をもたらし、頭部1の溝方向に向けた移
動と、捻り戻し側に向けた緩み出しとを抑制する。又、
段凹鍔部9にある弾性突片11が係合溝20の内壁面に
弾性的に係当し、係合溝20、20間の寸法と頭部1の
長辺側間の寸法との寸法上の不都合を解消し、係合溝2
0、20間にクリップAを弾性的に保持する。
【0021】このようにしてクリップAを組付けた第1
の部材Bを第2の部材Cの面に添装し、クリッッAの脚
部2を係合穴Hに位置づけた状態で第1の部材Bを押す
ことによって脚部2が係合穴H内に充分に挿入され、頭
部1に組付けられた第1の部材Bと脚部2の弾性係止片
3の自由端にある段部3aとの間で穴縁Hが挾持され、
第1の部材Bと第2の部材Cとの組付けがなされる。
又、エラストマー材によって成形される材Kからなるフ
ランジ4は第2の部材Cの係台穴Hの周縁にある板面に
密着し、係合穴Hを水密的、気密的にシールする。又、
係台溝20に接する頭部1の短辺側縁部1aにある滑り
止め部5と係合穴Hの穴縁hに接する弾性係止片3の段
部3aとにエラストマー材によって成形される材Kを用
いたことから、第1の部材Bと第2の部材Cとが共に緩
衝的に組付けられる。
【0022】尚、叙上実施例では滑り止め部5を構成す
るエラストマー材よりなる材Kが脚部2と、この脚部2
に続く頭部1の該脚部2の側の面とに連続した構成とし
て設けられているが、第1の部材Bの係合溝20の内周
面に接する頭部1の短辺側縁部1aであれば、この短辺
側縁部1aの外周側あるいは上面側のいずれに該エラス
トマー材によって成形される材Kが設けられていても良
く、特に叙上実施例におけるように一連のものとして設
けられていても良く、又独立した構成のものとして設け
られていても良い。
【0023】
【考案の効果】本考案に係るクリップAは、第1の部材
Bに組付けられる頭部1の短辺側縁部1aにエラストマ
ー材によって成形されてなる滑り止め部5を有している
ことから、第1の部材Bに組付けられたクリップAの、
この第1の部材Bの溝方向に向けた移動と、捻り戻し側
に向けた緩み出しとが確実に防止される特徴を有してい
る。又、この頭部1の短辺側縁部1aに設けられる滑り
止め部5を、脚部2と、この脚部2に続く頭部1の該脚
部2側の面を一連に覆っているエラストマー材よりなる
材Kで構成することによって、第1の部材Bと第2の部
材Cとは該クリップAを介して緩衝的に組付けられ、組
付け面でのビビリ音の発生が無く、しかも組付け部品に
バタつきを生じない特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るクリップAを第1の部材に組付
けた状態を下面から見た斜視図
【図2】本実施例に係るクリップAの一部を破断した正
面図
【図3】同要部拡大断面図
【図4】同一部を破断した状態の右側面図
【図5】同左側面図
【図6】同平面図
【図7】同底面図
【図8】第1の部材Bと第2の部材Cの組付け状態を示
す断面図
【図9】従来クリップの組付け状態を示す断面図
【図10】同斜視図
【符号の説明】
1 頭部 2 脚部 3 弾性係止片 4 フランジ 5 滑り止め部 6 膨成部 7 鍔 8 係止鍔部 9 段凹鍔部 10 リブ 11 弾性突片 12 割欠 13 孔 14 厚肉部 15 厚肉起立部 16 ピン孔、ピン溝 20 係合溝 A クリップ B 第1の部材 C 第2の部材 H 係合穴 K 材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−173349(JP,A) 実開 昭59−4805(JP,U) 実開 平3−32207(JP,U) 実開 昭62−202512(JP,U) 実開 昭64−53608(JP,U) 実開 平2−24117(JP,U) 実開 平3−35307(JP,U) 実開 昭63−184209(JP,U) 実開 平1−141912(JP,U) 実開 平2−36608(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と第2の部材との組付けに用
    いられるプラスチック製のクリップであって、該クリッ
    プが、頭部及び該頭部より一体に突設されている脚部と
    を有し、該脚部には、この脚部の挿入係止される第2の
    部材の係合穴の穴縁を前記頭部に組付けられる第1の部
    材との間で挾持する弾性係止片が設けられており、且つ
    前記頭部が、第1の部材の相対向している一対の係合溝
    間において捻り回し時に、該係合溝内に短辺側縁部が挿
    入係止される略長方形状をなしていると共に、 前記クリップの頭部であって、少なくとも前記係合溝内
    に押入接触される該頭部の短辺側縁部には、エラストマ
    ー材によって成形されてなる滑り止め部が一体に設けら
    れていることを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 第1の部材の係合溝内に押入接触される
    頭部1の短辺側縁部には該頭部より滑り抵抗値が大きい
    樹脂製の滑り止め部が、脚部及び該脚部に連続している
    頭部の該脚部側にある面を覆う、エラストマー材によっ
    て一体に成形されていることを特徴とする請求項1記載
    のクリップ。
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