JP2592929Y2 - 天井収納型シャッターにおける指詰防止構造 - Google Patents

天井収納型シャッターにおける指詰防止構造

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JP2592929Y2
JP2592929Y2 JP1990074647U JP7464790U JP2592929Y2 JP 2592929 Y2 JP2592929 Y2 JP 2592929Y2 JP 1990074647 U JP1990074647 U JP 1990074647U JP 7464790 U JP7464790 U JP 7464790U JP 2592929 Y2 JP2592929 Y2 JP 2592929Y2
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康雄 丸山
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三和シャッター工業株式会社
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Hinges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、天井収納型シャッターにおける指詰を防止
するための構造に関するものである。
〔従来の技術〕
複数のパネルをヒンジで順次上下に連結してシャッタ
ーカーテンを構成した天井収納型シャッターでは、従来
一般に第4図に示すように、共通の軸aを2枚の取付け
板b、bで抱き込んだ通常の丁番cで上下のパネルを屈
曲自在に連結し、パネルd、d両端部の丁番cはガイド
ローラeの軸aと兼用されている。
ところで、従来のパネルでは第5図に示すように、上
下のパネルf、fの接合面が水平断面gで形成されてい
るため、パネルfが天井収納部から引出され湾曲したガ
イドレールを通過する時、上下のパネルf、fが屈曲し
て反ヒンジ側の接合面が開き、ガイドレールの垂直部に
至ると開いた接合面が閉じることによって、高さが低い
開口部では上下のパネルf、fの接合面に指が挟まれる
危険性があった。
〔本考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記従来の天井収納型シャッターが有する問
題を解決することを課題としてなされたものであって、
上下隣位のパネルが屈曲した場合であっても、パネルの
接合面に指が挟まれないようにすることを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために本考案が採用した技術手段
は、複数のパネルの裏面をヒンジで順次上下に屈曲自在
に連結してシャッターカーテンを構成した天井収納型シ
ャッターにおいて、下段パネルの上端面はパネル裏面か
ら表面に向かって水平状に延出する水平端面とヒンジの
回動中心からパネルの表面に向かって水平に延出した仮
想線を半径とする円弧面とから連続面として形成されて
おり、上段パネルの下端面にはパネル裏面から表面に向
かって水平状に延出する水平端面とパネルの表面側から
下方に向かって延出する延出片とからなる凹部が形成し
てあり、上下隣位のパネルが互いに直立姿勢にある場合
には、該凹部は下段パネルの上端面の円弧面全体を受け
入れており、該円弧面の角度範囲は下段パネルに対して
上段パネルが最大屈曲角度をとった時、上段パネルの該
延出片の先端が下段パネルの該円弧面から外れない角度
となっており、上下隣位のパネルが互いに屈曲した際に
は該延出片の先端が常時該円弧面に近接した状態で移動
するようにしたことを特徴としたものである。
〔作用〕
パネルが天井収納部から引出され湾曲したガイドレー
ルを通過する時等において、上下隣位のパネルが屈曲す
る場合においても、上段のパネルの延出片の先端が下段
のパネルの円弧面に沿って移動するので、上段パネルの
下端部と下段パネルの上端部とは常時近接した状態であ
り、指を挟んでしまうような隙間が生じないようになっ
ている。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。天井収納型シャッター1は複数のパネル2をヒンジ
3で順次上下に連結してなるシャッターカーテンが、各
パネルの連結部両側に取付けられたガイドローラー4に
よって開口部5の両側に立設されたガイドレール6に案
内されるように構成されており、シャッター閉鎖時には
シュッターカーテンがガイドレール6の垂直部に降下さ
れて開口部5を閉鎖し、シャッター開放時にはシャッタ
ーカーテンの下端を持って引き上げるか、開閉機によっ
て動力的に引き上げるかすることで、建物の天井に沿っ
て湾曲されたガイドレール6の上部に収納されるように
なっている。
ヒンジ3は、第1図、第2図に示すように、上下に隣
接するパネル2、2′の一方のパネル2のヒンジ3aを、
パネル2の各縦框2aの裏側板を延長して内側にに巻き込
み筒軸状に形成し、他方のパネル2′のヒンジ3a′を前
記筒軸状のヒンジ3aを抱き込む凹部によってパネル2′
の各縦框2a′に形成し、両ヒンジ3a、3a′を係合した構
造となっている。
ガイドローラー4はパネル2両端の縦框2aの筒軸状の
ヒンジ3aの筒孔にローラー軸4aを差し込んで取り付けら
れる。
上下に隣接するパネル2、2′の各接合面は第2図に
示すように、下段のパネル2′の上端面にヒンジ3の回
動中心0からパネル2′の表面Sに向かって水平状に引
いた仮想線の長さDを半径とする円弧面Aと水面Bが形
成され、一方上段のパネル2の下端面の表面側には、下
方に向かって延出する延出片Eが形成されている。そし
て、上段のパネル2がヒンジ3の回動中心0を中心とし
て屈曲した時、延出片Eの先端のエツジが下段のパネル
2′の円弧面Aに沿って移動するようになっている。円
弧面Aの角度範囲は下段のパネル2′に対して上段のパ
ネル2が最大屈曲角度θ′をとった時、上段のパネル2
のエッジEが下段のパネル2′の円弧面Aから外れない
角度θとなっている。
したがって、上下のパネル2、2′の接合面を円弧面
Aと、この円弧面Aに沿って移動する先端を有する延出
片Eで形成したことによって上下のパネル2、2′が屈
曲しても接合面に隙間が生じず、指詰めの危険が防止さ
れる。上記指詰め防止の構造は、従来のヒンジが突出し
たパネルにおいても勿論実施可能であり、第6図、第7
図は夫々異なる型材構造のパネルに前記指詰め防止構造
を採用した例を示している。
また、図4に示したような通常の丁番cを用いたヒン
ジは、丁番cの軸a部がパネルd面から突出して見苦し
い上、丁番cは別部品になるため部品点数が増え、かつ
取付け手間も余分にかかりコストを上昇させるという問
題があったが、本考案に係るヒンジはパネル面から突出
せずシャッターカーテンの外観を向上させることができ
ると共に、別部品のヒンジを使用しないから部品点数が
減少し、かつヒンジの取付け手間も不要となってコスト
ダウンが実現される。
〔考案の効果〕
本考案は、複数のパネルの裏面側をヒンジで順次上下
に屈曲自在に連結してシャッターカーテンを構成した天
井収納型シャッターにおいて、下段パネルの上端面はパ
ネル裏面から表面に向かって水平状に延出する水平端面
とヒンジの回動中心からパネルの表面に向かって水平に
延出した仮想線を半径とする円弧面とから連続面として
形成されており、上段パネルの下端面にはパネル裏面か
ら表面に向かって水平状に延出する水平端面とパネルの
表面側から下方に向かって延出する延出片とからなる凹
部が形成してあり、上下隣位のパネルが互いに直立姿勢
にある場合には、該凹部は下段パネルの上端面の円弧面
全体を受け入れており、該円弧面の角度範囲は下段パネ
ルに対して上段パネルが最大屈曲角度をとった時、上段
パネルの該延出片の先端が下段パネルの該円弧面から外
れない角度となっており、上下隣位のパネルが互いに屈
曲した際には該延出片の先端が常時該円弧面に近接した
状態で移動するようにしたこと特徴とするので、パネル
が天井収納部から引出され湾曲したガイドレールを通過
する時等において、上下隣位のパネルが屈曲する場合に
おいても、上段のパネルの延出片の先端が常時下段のパ
ネルの円弧面に沿って移動するので、上段パネルの下端
部と下段パネルの上端部とは常時近接した状態であり、
指を挟んでしまうような隙間が生じないという効果を奏
するものである。また、上段パネルの下端面には、先端
が下段パネルの円弧面に近接する延出片さえ形成すれ
ば、例えば円弧状の特別な形状に作成する必要がなく、
パネル下端面の設計が容易であると共に低コストで提供
することができる。さらに、本願考案にいおては、上下
隣位のパネル間の最大屈曲角度を大きく取ることができ
ると共に、強度的にも優れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案のヒンジ構造を示す斜視図、第2図は同ヒンジ構
造および指詰め防止構造を示す側面図、第3図は本考案
に係る天井収納型シャッターの全体側面図、第4図は従
来の天井収納型シャッターのヒンジ構造の説明斜視図、
第5図は従来の天井収納型シャッターの接合面を示す側
面図、第6図は異なる型材構造のパネルに指詰め防止構
造を採用した例を示す側面図である。 1……天井収納型シャッター、2、2′……パネル、
3、3′……ヒンジ、A……円弧面、E……延出片、O
……回動中心。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパネルの裏面をヒンジで順次上下に
    屈曲自在に連結してシャッターカーテンを構成した天井
    収納型シャッターにおいて、下段パネルの上端面はパネ
    ル裏面から表面に向かって水平状に延出する水平端面と
    ヒンジの回動中心からパネルの表面に向かって水平に延
    出した仮想線を半径とする円弧面とから連続面として形
    成されており、上段パネルの下端面にはパネル裏面から
    表面に向かって水平状に延出する水平端面とパネルの表
    面側から下方に向かって延出する延出片とからなる凹部
    が形成してあり、上下隣位のパネルが互いに直立姿勢に
    ある場合には、該凹部は下段パネルの上端面の円弧面全
    体を受け入れており、該円弧面の角度範囲は下段パネル
    に対して上段パネルが最大屈曲角度をとった時、上段パ
    ネルの該延出片の先端が下段パネルの該円弧面から外れ
    ない角度となっており、上下隣位のパネルが互いに屈曲
    した際には該延出片の先端が常時該円弧面に近接した状
    態で移動するようにしたことを特徴とする天井収納型シ
    ャッターにおける指詰防止構造。
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