JP2592626Y2 - ケーブルのプレハブ形絶縁接続部 - Google Patents

ケーブルのプレハブ形絶縁接続部

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JP2592626Y2
JP2592626Y2 JP1993028746U JP2874693U JP2592626Y2 JP 2592626 Y2 JP2592626 Y2 JP 2592626Y2 JP 1993028746 U JP1993028746 U JP 1993028746U JP 2874693 U JP2874693 U JP 2874693U JP 2592626 Y2 JP2592626 Y2 JP 2592626Y2
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JP
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cable
insulator
outer case
epoxy resin
stress cone
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JP1993028746U
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Inventor
浩一 北島
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴム、プラスチック絶
縁ケーブルのプレハブ形絶縁接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CVケーブル(架橋ポリエチレン
絶縁ケーブル)のようなゴム、プラスチック絶縁ケーブ
ルの接続部においては、寸法の縮小化、作業の省力化、
および特性の安定化等を目的とし、テープ巻きに代わり
モールド成形体を用いて絶縁処理を行ったプレハブ形接
続部が広く導入されている。一方、単心ケーブルによる
3相送電線路においては、シース誘起電圧による電流を
遮断するために、ケーブル接続部で遮蔽層を絶縁するこ
とが行われている。
【0003】このような絶縁接続部のうちでプレハブ形
のものの一例を、図2に示す。図において、符号1はC
Vケーブルの導体を示しており、このような導体1の一
対が、導体スリーブ2を介して接続されている。また、
このような導体接続部の外側には、内側に内部電極3が
埋設されたエポキシ樹脂からなる絶縁ユニット4が被嵌
されており、内部電極3がユニット固定金具5により導
体スリーブ2の外周に固定されている。さらに、エポキ
シ樹脂ユニット4の上には、金属製の外部ケース6が被
嵌されている。一方、両側のケーブル絶縁体7の外周に
は、それぞれゴム製のプレモールドストレスコーン8が
挿嵌されており、それらの後部テーパー面には、一方の
側においては絶縁性の押しパイプ9が他方の側において
は押し金具10がそれぞれ当接されている。さらに、こ
れら押しパイプ9および押し金具10には、可動シャフ
トとその周りに挿嵌されたコイル状スプリング、スプリ
ングの後端を支持するリング状の座金、および金属製の
固定シャフト等からなる押圧圧縮装置11がそれぞれ接
続されている。そして、この押圧圧縮装置11により、
モールドストレスコーン8は押しパイプ9等を介してケ
ーブル軸方向に押圧圧縮され、その前部テーパー面がエ
ポキシ樹脂ユニット4のテーパー状内周面に密接されて
いる。また、絶縁性の押しパイプ9に接続された一方の
側の押圧圧縮装置11においては、金属製固定シャフト
の端部と外部ケース6との間に、繊維強化プラスチック
(FRP)等からなる絶縁筒12がフランジ金具13を
介して取付けられており、この絶縁筒12によりケーブ
ル遮蔽層(図示を省略。)の絶縁縁切りが行われてい
る。さらに、これら両側の押圧圧縮装置11の外側に
は、管状の保護金具14が被嵌されており、その後端部
はケーブルシース15上に防食テープの巻回層16によ
って固定されている。なお、図中符号17は錫メッキ軟
銅線のような接地線を示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来からの絶縁接続部においては、遮蔽層を縁切
りする絶縁筒12が、エポキシ樹脂ユニット4と別に押
圧圧縮装置11の固定シャフトの取付端部に設けられて
いる。そのため、このような絶縁筒12が取付けられた
側においては、絶縁筒12の内側に配置されるモールド
ストレスコーン8の後部テーパー面に対する当接部材
を、導電性の押し金具10ではなく絶縁性の押しパイプ
9としなければならなかった。したがって、絶縁筒12
を含めて部品の点数が高くなり、コストが高くつくとい
う問題があった。
【0005】本考案はこのような問題を解決するために
なされたもので、ゴム、プラスチック絶縁ケーブル等の
プレハブ形の絶縁接続部において、部品点数を少なく
し、組立て施工の簡易化を図るとともにコストダウンを
図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るケーブルの
プレハブ形絶縁接続部は、ケーブル導体接続部の外側に
設けられた絶縁体ユニットと、前記絶縁体ユニットの外
周に一体的に被嵌された金属製の外部ケースと、ケーブ
ル絶縁体の端部に挿嵌されたプレモールドストレスコー
ンと、前記モールドストレスコーンをケーブル軸方向に
押圧圧縮する機構とを備え、前記外部ケースの端部また
は中間部に切欠部を周回して形成し、その内側に露出し
た前記絶縁体ユニットの環状部により、ケーブル遮蔽層
を縁切りしてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案のプレハブ形絶縁接続部においては、金
属製外部ケースの端部または中間部に適当な幅の切欠部
が、周方向に連続するように周回して設けられており、
その内側に露出した絶縁体ユニットの環状部により絶縁
がなされ、ケーブル遮蔽層が縁切りされている。このよ
うに絶縁体ユニットの一部がそのままケーブル遮蔽層の
縁切りに用いられているので、縁切りのために別に絶縁
筒を設ける必要がなく、部品点数が少なくなる。また、
絶縁体ユニットの一部で遮蔽層の絶縁・縁切りがなされ
ているので、プレモールドストレスコーンの後部テーパ
ー面に直接当接される部材として、絶縁性の部材を使用
する必要がなく、両側とも導電性の押し金具を使用する
ことができ、この点からも部品点数が少なくて済み、施
工の簡易化およびコストダウンが図られる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は、本考案の一実施例であるCVケー
ブルのプレハブ形絶縁接続部を示す縦断面図である。図
1において、図2と同一の部分には同一の符号を付して
説明を省略する。
【0010】実施例においては、図に示すように、内側
に内部電極3が埋設された円筒状のエポキシ樹脂ユニッ
ト4の外周に、エポキシ樹脂ユニット4より長さの短い
金属製の外部ケース6が被せられ、これらが一括モール
ドにより一体化されて、ケーブル導体接続部の外側に被
嵌されている。そして、こうして被嵌されたエポキシ樹
脂ユニット4と外部ケース6との一括モールド部におい
ては、内側のエポキシ樹脂ユニット4の端部が、外部ケ
ース6の短尺分だけ環状に露出されており、この環状露
出部18によりケーブル遮蔽層の縁切りがなされてい
る。また、ケーブル絶縁体7の上に挿嵌されたプレモー
ルドストレスコーン8の後部テーパー面には、両側とも
押し金具10が当接されており、さらにこれらの押し金
具10には、可動シャフト、コイル状スプリング、リン
グ状の座金および金属製の固定シャフト等からなる押圧
圧縮装置11がそれぞれ接続されて、モールドストレス
コーン8がケーブル軸方向に押圧圧縮されている。さら
にこれらの押圧圧縮装置11の外側には、それぞれ管状
の保護金具14が被嵌され、その後端部はケーブルシー
ス15上に固定されている。
【0011】このように構成される実施例のプレハブ形
絶縁接続部においては、金属製外部ケース6に覆われる
ことなく露出したエポキシ樹脂ユニット4の環状露出部
18により、ケーブル遮蔽層の縁切りがなされているの
で、縁切りのために絶縁筒のような絶縁部材を別に設け
る必要がなく、部品の点数が少なくて済む。また、この
ようにエポキシ樹脂ユニット4の一部で縁切りがなされ
ているので、プレモールドストレスコーン8に対する当
接部材として、絶縁性の押しパイプ等を使用する必要が
なく、両側とも押し金具10を設けることができる。し
たがって、この点からも部品点数をより少なくすること
ができ、コストダウンを図ることができるうえに施工が
簡単である。
【0012】なお以上の実施例では、エポキシ樹脂ユニ
ット4より短尺に形成された外部ケース6を被せて一括
モールドすることにより、エポキシ樹脂ユニット4の端
部を環状に露出させ、この環状露出部18により縁切り
を行うように構成したが、エポキシ樹脂ユニット4にお
ける縁切りの位置は端部に限定されず、中央等など中間
部でも良い。すなわち、2分割された金属製外部ケース
6を、中央部に切欠部が周回形成されるようにエポキシ
樹脂ユニット4に被せて一体化することにより、エポキ
シ樹脂ユニット4の中央部を環状に露出させ、この部分
で縁切りを行うようにしても良い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のケーブル
のプレハブ形絶縁接続部によれば、絶縁体ユニットの一
部がそのまま用いられて縁切りが行われているので、絶
縁筒のような絶縁部材を別に設ける必要がなく、またモ
ールドストレスコーンに当接されこれを押圧する部材と
して、特に絶縁性の部材を設ける必要がない。したがっ
て、部品点数が低減され組立て施工が簡易化されるうえ
に、コストダウンが図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるCVケーブルのプレハ
ブ形絶縁接続部を示す縦断面図。
【図2】従来のCVケーブルのプレハブ形絶縁接続部の
一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1………ケーブル導体 2………導体スリーブ 3………内部電極 4………エポキシ樹脂ユニット 5………ユニット固定金具 6………金属製外部ケース 7………ケーブル絶縁体 8………プレモールドストレスコーン 9………絶縁性押し押パイプ 10………押し金具 11………押圧圧縮装置 12………絶縁筒 13………フランジ金具 14………管状保護金具 15………ケーブルシース 16………防食テープの巻回層 17………接地線 18………エポキシ樹脂ユニットの環状露出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体接続部の外側に設けられた
    絶縁体ユニットと、前記絶縁体ユニットの外周に一体的
    に被嵌された金属製の外部ケースと、ケーブル絶縁体の
    端部に挿嵌されたプレモールドストレスコーンと、前記
    モールドストレスコーンをケーブル軸方向に押圧圧縮す
    る機構とを備え、前記外部ケースの端部または中間部に
    切欠部を周回して形成し、その内側に露出した前記絶縁
    体ユニットの環状部により、ケーブル遮蔽層を縁切りし
    てなることを特徴とするケーブルのプレハブ形絶縁接続
    部。
JP1993028746U 1993-05-31 1993-05-31 ケーブルのプレハブ形絶縁接続部 Expired - Lifetime JP2592626Y2 (ja)

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JPH0688148U JPH0688148U (ja) 1994-12-22
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