JP2592561Y2 - フィルタコネクタ - Google Patents

フィルタコネクタ

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JP2592561Y2
JP2592561Y2 JP1992037756U JP3775692U JP2592561Y2 JP 2592561 Y2 JP2592561 Y2 JP 2592561Y2 JP 1992037756 U JP1992037756 U JP 1992037756U JP 3775692 U JP3775692 U JP 3775692U JP 2592561 Y2 JP2592561 Y2 JP 2592561Y2
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capacitor
filter connector
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filter
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JP1992037756U
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JPH0590859U (ja
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寛 時田
司 伊藤
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日本エー・エム・ピー株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/66Structural association with built-in electrical component
    • H01R13/719Structural association with built-in electrical component specially adapted for high frequency, e.g. with filters
    • H01R13/7195Structural association with built-in electrical component specially adapted for high frequency, e.g. with filters with planar filters with openings for contacts

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電気コネクタ、特にコン
タクトを流れる信号中の不要ノイズ成分をろ波するフィ
ルタコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】音響機器や通信機器等の高感度電子機器
及びオンオフ動作をするデジタルIC等を多数使用する
デジタル機器にあっては、これら機器内部で発生する又
は電源その他を介して他の機器から混入するノイズに敏
感である。特に自動車内で使用される音響機器等にあっ
てはエンジンの点火装置又はモータ等から発生するノイ
ズが極めて大きいので、相互接続に使用されるコネクタ
にはフィルタを一体に組込み、これを介して混入又は送
出されるノイズを減衰することが必要である。また、オ
フィス又は研究室においても多数の電子事務機器や電子
計測機器等が近接して使用されるので、フィルタコネク
タを用いてノイズを極力低減することが必要である。F
CC等のノイズに関する規格も、これらの事情により益
々厳しくなり、ノイズ対策のない電子機器は使用困難に
なりつつある。
【0003】フィルタコネクタには種々のものが提案さ
れ広く使用されつつある。従来のフィルタコネクタの一
例は実公昭59-4549 号公報に開示されている。この従来
例のフィルタコネクタにあっては、ポスト状のコンタク
トが挿通される開口が形成されたプリント基板にチップ
状のコンデンサの一端を接続し、他端を共通接地導体に
接続している。或は、導電板に貫通コンデンサを半田付
接続すると共にその導通コンデンサの中心にコンタクト
を挿通して半田付接続して全体を絶縁材料で固定してい
る。
【0004】また、高密度コネクタ用として、絶縁基板
の表面に厚膜技法等によりコンデンサを形成して各コン
タクトに接続するよう構成されたフィルタコネクタも提
案されている(例えば米国特許第4,682,129 号及び同第
4,791,391 号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、斯る従来のフ
ィルタコネクタはフィルタ素子としてコンデンサのみを
使用するので、フィルタ特性が十分でなく、しかも貫通
コンデンサ或はチップコンデンサの為に比較的大きいス
ペースを必要とするので高密度のフィルタコネクタが実
現困難である。また、コンデンサ及びコンタクトの半田
付接続作業が繁雑であり、製造コストが高いという欠点
があった。更に、基板表面にチップ状或は厚膜状コンデ
ンサを配置又は形成するのは、製造工程が比較的複雑高
価であると共に取扱中に外傷等によりコンデンサが破損
し易く取扱いが困難であり、各コンデンサが正常か否か
の確認が困難であるという欠点があった。
【0006】そこで、比較的小形高密度に形成可能であ
って、堅牢で取扱いが容易であり、しかも製造が簡単安
価であるフィルタコネクタを提案することを目的とす
る。
【0007】
【課題解決の為の手段】本考案のフィルタコネクタによ
ると、所定厚さのフェライト等の磁性基板を使用する。
斯る磁性基板の両主面間に貫通する複数のポストコンタ
クト用開口及びコンデンサ用開口を形成する。磁性基板
の一面には接地導体層が形成され、他面にはコンデンサ
用開口とコンタクト用開口とを相互接続する導電路が形
成されている。コンタクト用開口にポストコンタクトを
挿通し、コンデンサ用開口に筒状コンデンサを挿通す
る。この筒状コンデンサの両端の電極を前述の接地導体
及び導電路の一端に半田接続し、コンタクトを導電路の
他端に接続する。これにより、各ポストコンタクトに磁
性基板によるインダクタンスと筒状コンデンサによるキ
ャパシタンスとから成る逆L字状のフィルタが形成され
る。
【0008】
【作用】フィルタコネクタの各コンタクトには直列のイ
ンダクタンスと並列のキャパシタンスとが形成される。
その為に、各コンタクトを流れるノイズ成分を広い周波
数帯域にわたり大きな減衰度で効果的に低減する。即
ち、コンタクトを流れるノイズ成分がコンタクトを介し
て回路に流入するのをインダクタンスにより抑止し、且
つ通過したノイズ成分をキャパシタンスを介して接地に
導く。これにより、従来のコンデンサのみを使用するノ
イズフィルタに比して大きなノイズ低減作用を有する。
また、筒状コンデンサは磁性基板の開口内に完全に収め
られ、両端の電極のみが磁性基板の両主面と略同一面と
なるので半田付作業が容易であり、取扱中に外力により
破損する虞れはない。
【0009】
【実施例】以下、添付図を参照して本考案のフィルタコ
ネクタの好適実施例を詳細に説明する。
【0010】図1は本考案によるフィルタコネクタ10の
要部を示す斜視図である。図1の特定実施例では約3mm
の板厚を有するフェライト等の磁性基板11を使用する。
この磁性基板11の両主面間に貫通する2列のコンタクト
用開口12と、その内側に各コンタクト用開口12と対応し
て2列のコンデンサ用開口13とが形成されている。図2
を参照して後述する如く、磁性基板11の一主面14には略
全面に接地用導電層15が被着形成され、他の主面16には
各コンタクト用開口12とコンデンサ用開口を両端とする
導電路17が独立して形成されている。
【0011】上述した構成の磁性基板11のコンタクト用
開口12には上記他の主面16側から一主面14側に向けて複
数(図1の特定実施例では30個)のポストコンタクト20
が圧入保持される。この各ポストコンタクト20は例えば
略正方形状の断面を有する接続部21と相手コネクタとの
接触部22とを有する。即ち、接続部21は各コンタクト用
開口12から磁性基板11の一主面14側に突出し、例えば回
路板(図示せず)のスルーホールに半田付接続される。
この接続部21は例えば磁性基板11の主面14に対して略直
角方向に折曲げて直角コネクタとしてもよい。尚、図1
中、一部のコンタクト20a は磁性基板11に圧入した状態
で示すが、残余のコンタクト20b は圧入前の状態を示
す。圧入されたコンタクト20a は磁性基板11の他の主面
16上の導電路17の一端に半田付接続される。筒状コンデ
ンサ30についても同様である。
【0012】磁性基板11のコンデンサ用開口13には筒状
コンデンサ30が挿入される。斯る筒状コンデンサ30は例
えば太陽誘電(株)から市販されている表面実装用(M
ELF型)コンデンサであるを可とする。即ち、両端に
電極が形成された筒状のコンデンサであって、その本体
部31の全長は約3mmであり、両端に約0.2mm の厚さの電
極32、33が形成されている。ここで、筒状とは必ずしも
断面が円形であることを必要とせず、正方形又は他の多
角形であるを可とする。図1の特定実施例にあっては断
面円形である。したがって、筒状コンデンサ30を磁性基
板11のコンデンサ用開口13内に挿入すると、その本体部
31は実質的に完全に磁性基板11のコンデンサ用開口13内
に収容され、電極32、33が両主面14、16から僅かに突出
する。各筒状コンデンサ30の電極32、33は夫々導電路17
の他端と接地導体層15に半田付接続される。
【0013】図2は図1のフィルタコネクタ10の一部断
面図であって、磁性基板11のコンタクト用開口12及びコ
ンデンサ用開口13に配置接続されたコンタクト20及び筒
状コンデンサ30を示す。図2の左端部分から明らかな如
く、各筒状コンデンサ30は、その本体部31が実質的に完
全に磁性基板11のコンデンサ用開口13内に収まり、電極
32、33のみが磁性基板11の両主面16、14から露出する。
従って、筒状コンデンサ30の接地導体層15及び導電路17
に容易に半田付接続することが可能である。また、フィ
ルタコネクタ10の取扱中に例えば別のフィルタコネクタ
10のコンタクト20等が衝突又は接触して筒状コンデンサ
30が破壊するのを効果的に阻止可能である。
【0014】図3は図1の本考案によるフィルタコネク
タを使用する回路板用フィルタコネクタ組立体の断面図
である。図3(A)のフィルタコネクタ組立体50は絶縁
ハウジング51内に図1のフィルタコネクタ10を収容した
直角コネクタの例である。フィルタコネクタ10は例えば
絶縁ハウジング51の背面の開口52から、絶縁ハウジング
51の肩53に当接させ、その背後の少なくとも両端部に弾
性を有するフィルタ保持兼接地部材54を用いて固定す
る。この接地部材54の接地端子55と各コンタクト20の直
角に折曲げられた接続部21は回路板60のコンタクト用ス
ルーホール61、及び接地用スルーホール62に挿通されて
半田付接続される。尚、フィルタコネクタ10の背面の接
地導電層15に半田付により接続してもよく、またフィル
タコネクタ10と絶縁ハウジング50間は必要に応じて接着
剤等を用いて固定してもよい。
【0015】図3(B)のフィルタコネクタ組立体50'
はフィルタコネクタ10を回路板60の接地用導電層63上に
直接載置して、必要に応じて半田付接続することにより
接地する点で図3(A)のフィルタコネクタ組立体50と
相違する。
【0016】尚、本考案のフィルタコネクタ10は直角フ
ィルタコネクタ組立体のみでなく、回路板60の面に垂直
に取付けられる垂直型フィルタコネクタ組立体にも適用
可能であることは勿論である。
【0017】以上、本考案のフィルタコネクタを好適実
施例及び応用例に基づいて詳述したが、本考案は斯る実
施例のみに限定するべきではなく、必要に応じて種々の
変形変更が可能であることが当該技術分野において通常
の知識を有する者には容易に理解されよう。例えば、コ
ンデンサ用開口は2列のコンタクト用開口の外側に配置
してもよい。また、本考案のフィルタコネクタは絶縁ハ
ウジング等を使用することなく直接回路板に取付けて使
用することも可能である。
【0018】
【考案の効果】本考案のフィルタコネクタによると、所
望フィルタ特性を得るのに必要な厚さを有する磁性基板
の板厚を積極的に活用し、両端に電極を有する市販の筒
状コンデンサと効果的に組合わせることにより、筒状コ
ンデンサを磁性基板のコンデンサ用開口内に収めてい
る。従って、フィルタコンデンサが磁性基板の表面から
突出しないので、高密度実装が可能であると共に半田付
等の作業性に優れ且つフィルタコネクタの取扱中にコン
デンサに外力が加わり破損等の問題を生じる虞れが完全
に排除可能であるという実用上の顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタコネクタの好適実施例を説明
する為の斜視図。
【図2】図1のフィルタコネクタの組立状態を示す部分
断面図。
【図3】図1のフィルタコネクタを使用する実用的な回
路板用フィルタコネクタ組立体の断面図。
【符号の説明】
10 フィルタコネクタ 11 磁性基板 12 コンタクト用開口 13 コンデンサ用開口 20 コンタクト 30 筒状コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−229967(JP,A) 特開 平4−329012(JP,A) 特開 平2−217012(JP,A) 特開 平4−256303(JP,A) 実開 昭62−144082(JP,U) 実開 昭50−156789(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/66 - 13/719 H01G 4/40 H03H 7/075

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性基板の両面間に貫通するコンタクト
    用開口に少なくとも1個のコンタクトを挿通すると共に
    コンデンサ用開口に筒状コンデンサを挿入し、該筒状コ
    ンデンサの一端を前記コンタクトに接続し他端を前記磁
    性基板の一面で共通に接地することを特徴とするフィル
    タコネクタ。
JP1992037756U 1992-05-11 1992-05-11 フィルタコネクタ Expired - Lifetime JP2592561Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992037756U JP2592561Y2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 フィルタコネクタ
EP93107591A EP0569917A1 (en) 1992-05-11 1993-05-10 Filter connector

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992037756U JP2592561Y2 (ja) 1992-05-11 1992-05-11 フィルタコネクタ

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JPH0590859U JPH0590859U (ja) 1993-12-10
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EP0569917A1 (en) 1993-11-18
JPH0590859U (ja) 1993-12-10

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