JP3000803B2 - 高周波回路 - Google Patents

高周波回路

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JP3000803B2
JP3000803B2 JP4274902A JP27490292A JP3000803B2 JP 3000803 B2 JP3000803 B2 JP 3000803B2 JP 4274902 A JP4274902 A JP 4274902A JP 27490292 A JP27490292 A JP 27490292A JP 3000803 B2 JP3000803 B2 JP 3000803B2
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coaxial
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拓志 望月
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NEC Corp
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  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に密着して搭載す
る高周波コンポーネントおよびそのコンポーネントとは
基板を挟んで反対側に設けられた入出力インタフェイス
を含む高周波回路に係わり、特にそのコンポーネント入
出力端子と基板を挟んでの入出力インタフェイスとの接
続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインタフェイス回路の構
成としては、第一例として図3に示すように一面にマイ
クロストリップ線路2aを有するプリント基板2の基板
穴2bに高周波コンポーネント1のコンポーネント入出
力端子8を挿入し、高周波コンポーネント1をプリント
基板2にバネ性スプリング材12を介して密着させた状
態でプリント基板2のコンポーネント搭載面とは反対側
にてランド2cと半田13により接続し、その箇所より
マイクロストリップ線路2aなどの基板上伝送回路を介
して高周波信号を入出力インタフェイス6の接栓6aへ
と導いていた。なお、この入出力インタフェイス接栓6
aはネジ14により筺体15に取り付け固定されてい
る。
【0003】また、第二例としては、図4に断面図およ
び図5にその展開斜視図で示すようにプリント基板2の
一面に密着して搭載した高周波コンポーネント1の密着
面に対して垂直に設けられたコンポーネント入出力端子
8と、高周波コンポーネント1とはプリント基板2を挟
んで反対側に設けられた入出力インタフェイス6との間
を同軸内導体4などの同軸線路部により接続されてい
る。なお、3は同軸外導体、5は同軸内導体4の位置決
め用誘電体である。
【0004】このような構成において、コンポーネント
入出力端子8とプリント基板2を挟んで反対側に構成さ
れる同軸線路部との間に位置する基板厚み方向の線路形
成および高周波コンポーネント1とプリント基板2との
間,プリント基板2と高周波コンポーネント1の反対側
の同軸線路部との間の電気的接続方法については、プリ
ント基板2と入出力インタフェイス接栓6aとの間の同
軸外導体3の外周形状に沿ってプリント基板2にスルー
ホール16を配置することによって基板厚み方向につい
ても同軸線路部の接地導体部17aを形成させており、
さらにこの同軸外導体3の電気的接続性を図るとともに
高周波漏洩を生じさせないようにするために高周波コン
ポーネント1とは反対面に構成された同軸線路部外導体
3と基板スルーホール16を用いた基板同軸部としての
同軸導体部17bとの間およびその同軸導体部17bと
高周波コンポーネント1の基板あたり面におけるコンポ
ーネント接地導体部9との間にバネ性を有する平板から
なるスプリング材12を挿入し、圧着することによりそ
れぞれの接触面の電気的連続性・密着性を確保してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の高周波回路について、図3で説明した第一例に
関しては、コンポーネント入出力端子8と入出力インタ
フェイス接栓6との間にプリント基板2上の伝送線路に
よる高周波信号の引き回しが介在するため、この接続方
法を高出力パワーや低雑音が要求される伝搬挿入損失が
無視できない回路に使用する場合、出力パワーの低下お
よび雑音特性の劣化を招くという問題があった。また、
図4で説明した第二例についは、コンポーネント入出力
端子8とプリント基板2を挟んで反対面に構成される同
軸線路部との間に位置する基板厚み方向の同軸形成をス
ルーホール16にて擬似的に行っていることより、完全
に同軸が形成されていないための高周波の漏洩およびイ
ンピーダンスの不整合が生じるといった問題点があっ
た。また、プリント基板2と同軸線路部およびプリント
基板2と高周波コンポーネント1との各接触面における
接地導体部17aの電気的連続性を図るために挿入する
弾性平板スプリング材18の組み立て時に位置ずれによ
り生じる同軸内導体4との短絡,インピーダンス不整合
といった問題や、圧着時に高周波コンポーネント1とプ
リント基板2を挟んで反対側の同軸外導体3がスプリン
グ材18の外周辺を踏むことにより間隙からの高周波漏
洩が生じるという問題などスプリング材18の位置決め
に注意を払わなければならないという組み立て性に関し
ての難点があった。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、コ
ンポーネント入出力端子と入出力インタフェイスとの間
を低損失でかつ高周波漏洩,干渉がなく、インピーダン
ス整合状態の良い接続を可能とした高周波回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による高周波回路は、基板の一面に密着
して搭載された高周波コンポーネントと、基板を挟んで
高周波コンポーネントとは反対側に設けられた外部への
入出力インタフェイスとを有し、高周波コンポーネント
の基板との密着面側から垂直に突出して設けられた高周
波コンポーネント入出力端子と入出力インタフェイスと
の間は同軸線路部により直接接続されており、高周波コ
ンポーネントのコンポーネント入出力端子が位置する部
分の基板には貫通穴が形成され、貫通穴に面した同軸線
路部の同軸外導体には溝が形成され、この溝と基板貫通
穴とに挿入された弾性を有する螺旋状スプリングによっ
て同軸線路部の同軸外導体と高周波コンポーネントのコ
ンポーネント接地導体部との間に同軸外導体が形成され
電気的に接触されている。
【0008】
【作用】本発明においては、同軸線路部外導体と高周波
コンポーネントのコンポーネント接地導体部との電気的
連続性が図れるとともに高周波コンポーネントと同軸線
路部との密着度が高められる。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例での回路構成を示す断面図で
ある。図2は図1の展開斜視図であり、前述の図と同一
部分には同一符号を付してある。これらの図において、
高周波回路は、高周波コンポーネント1と、基板貫通穴
10および表裏面に接地導体部17aが形成されたプリ
ント基板2と、スプリング挿入溝11が形成された同軸
外導体3と、同軸内導体4と、同軸内導体4の位置決め
用誘電体5と、入出力インタフェイス6の接栓6aと、
高周波コンポーネント1と同軸外導体3のスプリング挿
入溝11との間に挿入される弾性螺旋状スプリング7と
を有して構成されている。
【0010】このような構成において、コンポーネント
入出力端子8と高周波コンポーネント1とはプリント基
板2を挟んで反対側に設けられた入出力インタフェイス
6の接栓6aとの間を同軸線路部にて直接接続するた
め、その同軸内導体として両端がかしめ処理された内導
体4を用いるとともに同軸外導体として外導体3のスプ
リング挿入溝11と、コンポーネント1の基板密着面に
おけるコンポーネント接地導体部9との間に基板貫通穴
10を介して同軸外導体3の内径とほぼ等しいスプリン
グ内径を有するバネ性螺旋状スプリング7を挿入,圧着
することによってプリント基板2の厚さ方向についても
表裏面の接地導体部17aへの圧着により収縮したバネ
性を有する螺旋状スプリング7が同軸外導体となること
により、同軸線路部の接地外導体についての同軸外導体
3からコンポーネント接地導体部9への電気的連続性が
確保され、入出力インタフェイス接栓6aから高周波コ
ンポーネント1にわたって構成された同軸線路部の連続
性およびスプリング圧着による密着性から高周波漏洩,
干渉の防止が保証されることになる。
【0011】また、同軸線路部の電気的連続性を保証す
る螺旋状スプリング7の位置決めは、同軸外導体3内部
のスプリング挿入溝11と基板貫通穴10と内導体位置
決め用誘電体5とによって構造的に一意に定まるため、
図4に示した従来の第二例で生じた組み立て時不注意に
よる圧着時回路間隙の問題や同軸内導体4とバネ性平板
スプリング7との短絡などの発生の危険性は一掃される
ことにより、簡易にかつ確実に同軸部の形成を行なうこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板の一面に密着して搭載された高周波コンポーネントの
外部への入出力インタフェイスを基板を挟んでコンポー
ネントとは反対側に設ける場合、コンポーネント入出力
端子から基板を介して入出力インタフェイス接栓に至る
まで確実な同軸線路構成にて直結させるため、コンポー
ネント入出力端子周囲の接地導体面と基板を挟んで反対
側に構成された同軸線路部との間に基板貫通穴を介して
同軸外導体としてのスプリング内径を有する弾性螺旋状
スプリングを挿入・圧着することによって基板厚み方向
についても同軸線路を連続して形成させたこと並びにそ
のスプリング圧着によりコンポーネント接地導体面と圧
着収縮したスプリングを含む同軸外導体との密着性を高
め電気的連続性を保証させたことによって従来例に比し
て低損失であり、高周波漏洩・干渉がなく、インピーダ
ンス整合状態の良い接続を簡易にかつ確実に実現するこ
とができるという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波回路の一実施例による回路
構成を示す断面図である。
【図2】図1の回路要素を説明する展開斜視図である。
【図3】従来の高周波回路の回路構成の第一例を示す断
面図である。
【図4】従来の高周波回路の回路構成の第二例を示す断
面図である。
【図5】図4の回路構成を説明する展開斜視図である。
【符号の説明】
1 高周波コンポーネント 2 プリント基板 3 同軸外導体 4 同軸内導体 5 内導体位置決め用誘電体 6 入出力インタフェイス 6a 入出力インタフェイス接栓 7 バネ性螺旋状スプリング 8 高周波コンポーネント入出力端子 9 高周波コンポーネント接地導体部 10 基板貫通穴 11 スプリング挿入溝 12 バネ性スプリング材 13 半田 14 ネジ 15 筺体 16 スルーホール 17a 接地導体部 17b 同軸導体部 18 バネ性スプリング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H01R 12/32 H01R 9/09 Z (56)参考文献 特開 平4−306901(JP,A) 特開 平4−291501(JP,A) 特開 平4−249083(JP,A) 特開 平3−173079(JP,A) 実開 平5−82111(JP,U) 実開 平5−25682(JP,U) 実開 平4−59085(JP,U) 実開 平2−30610(JP,U) 実開 昭62−89819(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/12 H01R 17/04 H01R 9/09 H01P 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の一面に密着して搭載された高周波
    コンポーネントと、前記基板を挟んで前記高周波コンポ
    ーネントとは反対側に設けられた外部への入出力インタ
    フェイスとを有し、前記高周波コンポーネントの前記基
    板との密着面側から垂直に突出して設けられた高周波コ
    ンポーネント入出力端子と前記入出力インタフェイスと
    の間同軸線路部により直接接続された高周波回路にお
    いて、 前記高周波コンポーネントのコンポーネント入出力端子
    位置する部分の前記基板には貫通穴が形成され、この
    基板に形成された貫通穴およびその表裏面には接地導体
    部が設けられ、前記貫通穴に挿入された弾性を有する螺
    旋状スプリングによって前記同軸線路部の同軸外導体と
    前記高周波コンポーネントのコンポーネント接地導体部
    との間に同軸外導体が形成され電気的に接触されている
    ことを特徴とする高周波回路。
JP4274902A 1992-09-21 1992-09-21 高周波回路 Expired - Lifetime JP3000803B2 (ja)

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JPH06104053A JPH06104053A (ja) 1994-04-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013071878A1 (zh) * 2011-11-16 2013-05-23 华为技术有限公司 一种盲插连接器、单板及相关设备和系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013071878A1 (zh) * 2011-11-16 2013-05-23 华为技术有限公司 一种盲插连接器、单板及相关设备和系统

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JPH06104053A (ja) 1994-04-15

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