JP2879510B2 - 平行基板用コネクタ - Google Patents

平行基板用コネクタ

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JP2879510B2
JP2879510B2 JP5131962A JP13196293A JP2879510B2 JP 2879510 B2 JP2879510 B2 JP 2879510B2 JP 5131962 A JP5131962 A JP 5131962A JP 13196293 A JP13196293 A JP 13196293A JP 2879510 B2 JP2879510 B2 JP 2879510B2
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亨 岸本
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平行基板用コネクタに
関し、特に交換機やコンピュータ等の信号を高速で伝送
する装置内における平行基板間の接続に用いられる同軸
構造の平行基板用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】交換機やコンピュータ等において信号を
高速伝送する場合に使用される従来の平行基板用コネク
タを図10及び図11に示した。図10に示されるもの
は、平行基板用のピンコネクタの従来例であり、それぞ
れ複数列にグランドピンコンタクト100と信号ピンコ
ンタクト101とをインシュレータ102に交互に設け
ることで、信号ピンコンタクト101の回りにグランド
ピンコンタクト100を格子状に取囲むように配した構
造のものである。また図11に示されるものは、平行基
板用のソケットコネクタの従来例であり、平行基板用ピ
ンコネクタと同様に、それぞれ複数列にグランドピンコ
ンタクト110と信号ピンコンタクト111とをインシ
ュレータ112に交互に設けて信号ピンコンタクト11
1の回りをグランドピンコンタクト110によって格子
状に取囲んだ構造である。以上のように、従来では信号
コンタクトの回りをグランドコンタクトにより取囲むこ
とで、各信号コンタクトをシールドし、信号コンタクト
間におけるクロストークを防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
平行基板用コネクタでは、信号コンタクトの回りを格子
状にグランドコンタクトが囲むだけの構造であるため、
グランドコンタクト間の隙間からの電磁波の漏れや影響
等を阻止することができない。従って、平行基板間に伝
送される信号の周波数が低い場合には有効であるもの
の、伝送周波数が高くなって信号のスピードが上がった
場合にはクロストーク量が増大し、また信号劣化が生
じ、このため高速な信号には対応しきれなくなるという
問題がある。
【0004】それ故に本発明の課題は、高周波領域にお
いても信号劣化が少なく、クロストーク量を小さく抑え
ることができる平行基板用コネクタを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、両端に
接触部を有したソケットコンタクトと、該ソケットコン
タクトを収容する筒状のインシュレータと、該インシュ
レータを収容する穴を有した導電体と、接続対象物であ
る基板に設けられたグランドパターンに接触する第1の
接触片及び上記導電体に穿設された穴の周辺部分に接触
する第2の接触片が交互に形成された導電板とを備えて
いることを特徴とする平行基板用コネクタが得られる。
【0006】また、本発明によれば、一端に接触部を有
し他端に結線部を有したソケットコンタクトと、上記結
線部を突出させた状態で上記ソケットコンタクトを収容
する筒状部を有したインシュレータと、該インシュレー
タの筒状部を収容する穴を有した導電体と、上記ソケッ
トコネクタの接触部側に接続される基板に設けられたグ
ランドパターンに接触する第1の接触片及び上記導電体
に穿設された穴の周辺部分に接触する第2の接触片が交
互に形成され、更に上記ソケットコネクタの結線部側に
接続される基板に設けられたグランドパターンに接続さ
れる結線部を有した導電板とを備えていることを特徴と
する平行基板用コネクタが得られる。
【0007】また、本発明によれば、一端に接触部を有
し他端に結線部を有したソケットコンタクトと、上記結
線部を突出させた状態で上記ソケットコンタクトを収容
する筒状部を有したインシュレータと、該インシュレー
タの筒状部を収容する穴、及び上記ソケットコネクタの
結線部側に接続される基板のグランド部に接続される接
続部を有した導電体と、上記ソケットコネクタの接触部
側に接続される基板に設けられたグランドパターンに接
触する第1の接触片及び上記導電体に穿設された穴の周
辺部分に接触する第2の接触片が交互に形成された導電
板とを備えていることを特徴とする平行基板用コネクタ
が得られる。
【0008】
【作用】請求項1記載の平行基板用コネクタの場合、ソ
ケットコンタクトは、一対の基板の回路パターン間を接
続する。このソケットコンタクトは、インシュレータを
介在させて導電体に形成された穴に収容されている。こ
の導電体は、導電板の第1の接触片及び第2の接触片を
介して両基板のグランドパターンに接続され、グランド
と成る。一方の基板から発せられた信号は、ソケットコ
ンタクトを通り他方の基板へと伝達する。即ち、ソケッ
トコンタクトは、信号路となり、また、インシュレータ
を介在させてソケットコンタクトを取り囲む導電体は、
上述のようにグランドとなるので、この信号路は、疑似
的に同軸構造となる。この結果、高速信号にも劣化が少
なくクロストーク量も小さくできる。
【0009】請求項2記載の平行基板用コネクタの場合
も、ソケットコンタクトは、一対の基板の回路パターン
間を接続する。このソケットコンタクトは、インシュレ
ータの筒状部を介在させて導電体に形成された穴に収容
されている。この導電体は、導電板の第1の接触片及び
第2の接触片を介して、ソケットコンタクトの接触部側
に接続される基板のグランドパターンに接続され、更
に、導電板の結線部を介して、ソケットコンタクトの結
線部側に接続される基板のグランドパターンに接続され
る。この結果、導電体はグランドと成る。一方の基板か
ら発せられた信号は、ソケットコンタクトを通り他方の
基板へと伝達する。即ち、ソケットコンタクトは、信号
路となり、また、インシュレータの筒部を介在させてソ
ケットコンタクトを取り囲む導電体は、上述のようにグ
ランドとなるので、この信号路は、疑似的に同軸構造と
なる。この結果、高速信号にも劣化が少なくクロストー
ク量も小さくできる。
【0010】請求項3記載の平行基板用コネクタの場合
も、ソケットコンタクトは、一対の基板の回路パターン
間を接続する。このソケットコンタクトは、インシュレ
ータの筒状部を介在させて導電体に形成された穴に収容
されている。この導電体は、導電板の第1の接触片及び
第2の接触片を介して、ソケットコンタクトの接触部側
に接続される基板のグランドパターンに接続され、更
に、導電体の接続部を介して、ソケットコンタクトの結
線部側に接続される基板のグランドパターンに接続され
る。この結果、導電体はグランドと成る。一方の基板か
ら発せられた信号は、ソケットコンタクトを通り他方の
基板へと伝達する。即ち、ソケットコンタクトは、信号
路となり、また、インシュレータの筒部を介在させてソ
ケットコンタクトを取り囲む導電体は、上述のようにグ
ランドとなるので、この信号路は、疑似的に同軸構造と
なる。この結果、高速信号にも劣化が少なくクロストー
ク量も小さくできる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。
【0012】図1に本発明の第1の実施例の平行基板用
コネクタを示した。この平行基板用コネクタ1は、ソケ
ットコンタクト2、インシュレータ3、導電体4、並び
に導電板5を組合わせて構成されるものである。
【0013】ソケットコンタクト2は、図1(c)に示
すように、その両端に後述する基板60のピンコンタク
ト62と接触する接触部20,21を有している。イン
シュレータ3は、略円筒状であり、その内側にはソケッ
トコンタクト2が収容されている。導電体4は、導電性
の板体であり、複数の穴40が2列に並設されており、
各穴40内には、夫々、ソケットコンタクト2を内蔵し
たインシュレータ3が収容されている。導電板5は、例
えば、導電性金属板をプレス打抜き等によって加工して
作られたもので、弾性を有し、導電体4の両面に夫々取
付けられている。導電板5には、バネ片である第1の接
触部50及び第2の接触部51が、交互に形成されてい
る。第2の接触部51を設けることで、図1(c)の通
り、導電板5を導電体4に取付けた状態においてこの第
2の接触部51が導電体4に穿設された穴40の周辺部
分に接触し、これにより導電板5と導電体4とを穴40
の周辺部分で確実に導通できる。また第1の接触部50
は、後述するように、基板60との接続時において、基
板60上のグランドパターン63と接触するものであ
る。この第1の接触部50と第2の接触部51とは、導
通しているので、導電板5は、第1及び第2の接触部5
0,51を介して基板60のグランドパターン63と導
電体4とを接続する。この結果、導電体4は、グランド
と成る。
【0014】図2に上述の平行基板用コネクタ1に適合
する基板を示した。この基板60は、スルーホール61
と、ピンコンタクト62と、グランドパターン63とを
備えている。スルーホール61は、導電体4の穴40に
対応させて穿設されている。また、スルーホール61
は、基板60の反コネクタ側面64に備えられた回路パ
ターン(図示せず)に接続されている。ピンコンタクト
62は、スルーホール61に植設され、スルーホール6
1に導通している。従って、ピンコンタクト62は、回
路パターンに接続されている。ピンコンタクト62の大
部分は、基板60のコネクタ側面65に突出し、この部
分は、ソケットコンタクト2の接触部20(或いは接触
部21)に挿入される。グランドパターン63は、スル
ーホール61の周囲に絶縁区間66を残すようにしてス
ルーホール61を取り囲んでおり、基板60のコネクタ
側面65に形成されている。このグランドパターン63
に導電板5の第1の接触部50が接触する。
【0015】図3は図1に示した平行基板用コネクタの
上下に図2に示す基板を夫々嵌合し、つまり平行基板用
コネクタによって2枚の基板を接続する場合を例示した
ものである。このうち、図3(a)はこれらの嵌合前の
状態を示したもので、基板60上に設けられた各ピンコ
ンタクト62は、導電体4内に取付けられたソケットコ
ンタクト2に対向するように配される。また図3(b)
は平行基板用コネクタ1により2枚の基板60を嵌合し
て接続した状態を示したもので、導電板5の第1の接触
部50が基板60のコネクタ側面65に形成されたグラ
ンドパターン63に接触し、このためグランドパターン
63には導電板5を介して導電体4が接続される。この
嵌合状態においては、一方の基板60から発せられた信
号は、スルーホール61からピンコンタクト62とソケ
ットコンタクト2を介し、更に他方の基板60の設けら
れたピンコンタクト62並びにスルーホール61という
信号路を経て、他方の基板60へと伝送される。そして
上記の信号路が、グランドパターン63、導電板5、及
びインシュレータ3が組込まれた導電体4よりなるグラ
ンドに囲まれて疑似的な同軸構造となる。この結果、信
号路における高速信号の伝送時にも劣化が少なく、クロ
ストーク量の小さい平行基板用コネクタを構成すること
ができる。
【0016】図4に平行基板用コネクタ1に適合する中
間基板を示した。この中間基板70は、スルーホール7
1と、ピンコンタクト72と、グランドパターン73と
を備えている。スルーホール71は、導電体4の穴40
に対応させて穿設されている。ピンコンタクト72は、
スルーホール71に植設されている。このピンコンタク
ト72は、基板70の両面74,75で突出している。
グランドパターン73は、スルーホール71の周囲に絶
縁区間76を残すようにしてスルーホール71を取り囲
んでおり、基板70の両面74,75に形成されてい
る。
【0017】図5に使用の応用例を示した。この応用例
は、図4に示した中間基板70を用い、この中間基板7
0の上下に図1に示す平行基板用コネクタ1を介して図
2に示す基板60を夫々嵌合・接続するようにしたもの
である。先ず、図5(a)のように基板60、平行基板
用コネクタ1、中間基板70、平行基板用コネクタ1、
基板60を順次配し、次いでこれらを図5(b)のよう
に組合わせて接続することで、信号を3枚以上の基板間
でやりとりすることができる。
【0018】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
6に第2の実施例の平行基板接続用コネクタを示した。
この平行基板接続用コネクタ1は、ソケットコンタクト
2、インシュレータ3、導電体4、並びに導電板5を組
合わせて構成されるものである。
【0019】ソケットコンタクト2は、図6(d)に示
すように、その一端にピンコンタクトとの接触部20
を、また他端に基板との結線部22をそれぞれ有してい
る。インシュレータ3は、板状部30の上に所定の間隔
で、複数の円筒状の筒状部31を一体に形成したもので
ある。筒状部31の孔は夫々板状部30の底面まで連通
しており、この筒状部31内には、夫々ソケットコンタ
クト2が収容されている。この場合、ソケットコンタク
ト2の結線部22が板状部30の底面より下方に突出し
た状態となる。
【0020】導電体4は、導電性の板体であり、複数の
穴40が2列に並設されており、各穴40内には、夫
々、ソケットコンタクト2を内蔵したインシュレータ3
の筒状部31が収容されている。導電板5は、第1の実
施例と同様に導電性金属を加工して作られ、また弾性を
有し、導電体4の嵌合面側(図6(c)において上面
側)から取付けられている。導電板5には、その嵌合面
側に位置する個所にバネ片である第1の接触部50及び
第2の接触部51が、交互に形成されており、また反対
側には結線部52が形成されている。第2の接触部51
は、導電板5を導電体4に穿設された穴40の周辺部分
に接触し、これにより導電板5と導電体4とを穴40の
周辺部分で確実に導通できる。第1の接触部50は、第
1の実施例と同様に、ソケットコネクタ2の接触部20
側に接続される基板上のグランドパターンと接触する。
また、結線部52は、ソケットコンタクト2の結線部2
2側に接続される基板に備えられたグランド部に半田付
け等により結線される。
【0021】以上の構成である平行基板用コネクタ1
は、インシュレータ3の筒状部31内にソケットコンタ
クト2を収容し、このインシュレータ3の筒状部31を
導電体4の穴40内に収容すると共にインシュレータ3
の板状部30上に導電体4を載置し、更に、この導電体
4上に導電板5を装着することで組立てられる。
【0022】この平行基板用コネクタにより2枚の基板
を接続する例を次に説明する。即ち、図7(a)におい
て、ソケットコンタクト2の結線部22は、基板80
(一般的な基板)の所定の信号パターンに夫々半田付け
等によって接続され、また導電板5の結線部52は、こ
の基板80のグランド部に同様に接続される。ソケット
コンタクト2の接触部20側に接続される基板60は、
第1の実施例において説明した図2と同じものであるた
め、説明は省略する。そして基板60上に設けられた各
ピンコンタクト62は、ソケットコンタクト2の接触部
20に対向するように配置される。そして、この基板6
0を下方に降ろして平行基板用コネクタ1に嵌合させ
る。図7(b)は平行基板用コネクタ1によって2枚の
基板60,80を嵌合して接続した状態を示したもの
で、導電板5の第1の接触部50が基板60に形成され
たグランドパターン63に接触し、これによりグランド
パターン63は導電板5を介して導電体4に接続され
る。この嵌合状態では、一方の基板80から発せられた
信号は、ソケットコンタクト2、ピンコンタクト62、
スルーホール61という信号路を経て、他方の基板60
へと伝送される(逆の場合もある)。導電板5は、その
第1の接触部50を介して基板60のグランドパターン
63に接続され、第2の接触部51を介して導電体4に
接続され、更に、結線部52を介して基板80のグラン
ド部に接続されるので、この導電板5により導電板4
は、グランドとなる。従って、上述の信号路は、グラン
ドにより囲まれ、この結果、疑似的な同軸構造となり、
基板60と基板80との間において、高周波領域におい
ても信号劣化が少なく、クロストーク量の小さい信号伝
送を行うことができる。
【0023】次に本発明の第3の実施例を説明する。図
8に第3の実施例の平行基板用コネクタを示した。この
平行基板接続用コネクタ1も、ソケットコンタクト2、
インシュレータ3、導電体4、並びに導電板5を組合わ
せて構成される。この平行基板用コネクタ1は、導電体
4と導電板5以外は、第2の実施例の構成と同様であ
る。
【0024】即ち、ソケットコンタクト2は、ピンコン
タクトとの接触する接触部20と基板との結線部22を
有しており、インシュレータ3は、板状部30と筒状部
31とを一体に形成して構成される。筒状部31内に
は、ソケットコンタクト2が収容される。また導電体4
には、インシュレータ3の筒状部31を収容する穴40
が並設されている。
【0025】導電体4の両側には、これを基板のグラン
ド部に接続するための接続部41が形成されている。こ
れら接続部41には、図8(b)に破線で示したよう
に、基板80(一般的な基板)にネジ90等で取付ける
ための取付穴42が形成され、このネジ90等によって
導電体4は基板80上に固定され、同時に導電体4の接
続部41が基板80のグランド部に接続される。
【0026】導電板5は、導電性金属を加工して作ら
れ、弾性を有するもので、導電体4の嵌合面側(図8
(b)において上面側)に取付けられる。導電板5に
は、その嵌合面側に位置する個所にバネ片である第1の
接触部50及び第2の接触部51が交互に形成されてい
る。第2の接触部51は、導電体4に穿設された穴40
の周辺部分と接触し、これにより導電板5と導電体4と
を穴40の周辺部分で確実に導通できる。第1の接触部
50は、第2の実施例と同様に嵌合相手である基板上の
グランドパターンと接触する。
【0027】第3の実施例の平行基板用コネクタ1は、
インシュレータ3の筒状部31内にソケットコンタクト
2を収容し、このインシュレータ3の筒状部31を導電
体4の穴40内に収容すると共にインシュレータ3の板
上部30上に導電体4を載置し、更に、この導電体4上
に導電板5を装着することで組立てられる。
【0028】この第3の実施例の平行基板用コネクタを
2個用いて3枚の基板を接続する例を次に説明する。即
ち、図9(a)に示すように、ソケットコンタクト2の
結線部22を基板80の所定の信号パターンに半田付け
等によって接続する。これと同時に図8(b)に示すよ
うに、導電体4の接続部41をネジ90等によって基板
80に固定し、この接続部41を基板80のグランド部
に接続する。図9(a)の状態から3枚の基板を嵌合し
て接続した状態を図9(b)に示した。この嵌合状態で
は、下側の基板80から発せられた信号は、下側の平行
基板用コネクタ1のソケットコンタクト2、ピンコンタ
クト72の下側部分から中間基板70へ、更にピンコン
タクト72の上側部分から上側の平行基板用コネクタ1
のソケットコンタクト2を介して上側の基板10に通じ
る(逆の場合もある)。そして、両平行基板用コネクタ
1の導電板5は、夫々、第1の接触部50を介して中間
基板70のグランドパターン73に接触し、更に、両導
電板5は、第2の接触部51を介して導電体4に接触
し、両導電体4は、夫々、接続部41を介して基板80
のグランド部に接続されている。この為、両導電体4
は、グランドとなる。従って、上述の信号路は、グラン
ドにより囲まれ、この結果、疑似的な同軸構造となる。
これにより、3枚の基板間にて、高周波領域においても
信号劣化が少なく、クロストーク量の小さい信号伝送を
行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、高周波領
域においても信号劣化が少なく、クロストーク量も小さ
い平行基板用コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例による平行基板用
コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)要部の縦断面図である。
【図2】図2は図1に示す平行基板用コネクタに適合し
た基板を示し、(a)は正面図、(b)は底面図であ
る。
【図3】図3は図1に示す平行基板用コネクタの使用状
態を示し、(a)は接続前の状態の要部の縦断面図、
(b)は接続後の状態の要部の縦断面図である。
【図4】図4は図1に示す平行基板用コネクタに適合し
た中間基板を示し、(a)は正面図、(b)は底面図で
ある。
【図5】図5は図1に示す平行基板用コネクタの使用状
態を示し、(a)は接続前の状態の要部の縦断面図、
(b)は接続後の状態の要部の縦断面図である。
【図6】図6は本発明の第2の実施例による平行基板用
コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図、(d)は要部の縦断面図である。
【図7】図7は図6に示す平行基板用コネクタの使用状
態を示し、(a)は接続前の状態の要部の縦断面図、
(b)は接続後の状態の要部の縦断面図である。
【図8】図8は本発明の第3の実施例による平行基板用
コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)要部の縦断面図である。
【図9】図9は図8に示す平行基板用コネクタの使用状
態を示し、(a)は接続前の状態の要部の縦断面図、
(b)は接続後の状態の要部の縦断面図である。
【図10】図10は平行基板用のピンコネクタの従来例
を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側
面図である。
【図11】図11は平行基板用のソケットコネクタの従
来例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)
は側面図である。
【符号の説明】
1 平行基板用コネクタ 2 ソケットコンタクト 3 インシュレータ 4 導電体 5 導電板 20 接触部 21 接触部 22 結線部 30 板状部 31 筒状部 40 穴 41 接続部 50 第1の接触部 51 第2の接触部 60 基板 61 スルーホール 62 ピンコンタクト 63 グランドパターン 66 絶縁区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 伸一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−294080(JP,A) 特開 平5−21111(JP,A) 特開 平6−163124(JP,A) 特開 平5−226032(JP,A) 特開 平5−283126(JP,A) 特開 平6−325810(JP,A) 特開 平6−243939(JP,A) 特開 昭59−201375(JP,A) 実開 昭53−95188(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 31/06 H01R 13/648 H01R 23/02 - 23/68 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に接触部を有したソケットコンタク
    トと、該ソケットコンタクトを収容する筒状のインシュ
    レータと、該インシュレータを収容する穴を有した導電
    と、接続対象物である基板に設けられたグランドパタ
    ーンに接触する第1の接触片及び上記導電穿設され
    た穴の周辺部分に接触する第2の接触片が交互に形成さ
    れた導電とを備えていることを特徴とする平行基板用
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 一端に接触部を有し他端に結線部を有し
    たソケットコンタクトと、上記結線部を突出させた状態
    で上記ソケットコンタクトを収容する筒状部を有したイ
    ンシュレータと、該インシュレータの筒状部を収容する
    穴を有した導電と、上記ソケットコネクタの接触部側
    に接続される基板に設けられたグランドパターンに接触
    する第1の接触片及び上記導電穿設された穴の周辺
    部分に接触する第2の接触片が交互に形成され、更に上
    記ソケットコネクタの結線部側に接続される基板に設け
    られたグランドパターンに接続される結線部を有した導
    とを備えていることを特徴とする平行基板用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 一端に接触部を有し他端に結線部を有し
    たソケットコンタクトと、上記結線部を突出させた状態
    で上記ソケットコンタクトを収容する筒状部を有したイ
    ンシュレータと、該インシュレータの筒状部を収容する
    穴、及び上記ソケットコネクタの結線部側に接続される
    基板のグランド部に接続される接続部を有した導電
    と、上記ソケットコネクタの接触部側に接続される基板
    に設けられたグランドパターンに接触する第1の接触片
    及び上記導電穿設された穴の周辺部分に接触する第
    2の接触片が交互に形成された導電とを備えているこ
    とを特徴とする平行基板用コネクタ。
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