JP3412617B2 - 同軸コネクタおよび高周波回路接続構成体 - Google Patents

同軸コネクタおよび高周波回路接続構成体

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JP3412617B2
JP3412617B2 JP2000386679A JP2000386679A JP3412617B2 JP 3412617 B2 JP3412617 B2 JP 3412617B2 JP 2000386679 A JP2000386679 A JP 2000386679A JP 2000386679 A JP2000386679 A JP 2000386679A JP 3412617 B2 JP3412617 B2 JP 3412617B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘電体基板ある
いは半導体基板に構成したトリプレート形ストリップ線
路あるいはマイクロストリップ線路に同軸線路を接続す
るための同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば従来の同軸コネクタをト
リプレート形ストリップ線路に固定する構成例である。
図14(a)はその一部を示す斜視図、図14(b)は
そのAA’断面図である。図14(a)、(b)におい
て、42はトリプレート形ストリップ線路、43はトリ
プレート型ストリップ線路42と同軸線路を接続するた
めに設けられた同軸コネクタ、44はトリプレート型ス
トリップ線路42と同軸コネクタ43を接続するネジで
ある。トリプレート型ストリップ線路42は、基板上に
所望パターンの信号線路が形成されたデバイスであり、
金属ケース(グランド)、絶縁体、信号線、絶縁体、金
属ケース(グランド)の層状に構成されている。
【0003】同軸コネクタ43は、ネジ山が形成され、
外部からのグランド信号が流れるネジ部45、トリプレ
ート型ストリップ線路42と接触し、ネジ部45からの
グランド信号をケースに流すコネクタシェル46、所定
の信号を伝達する導体47、コネクタシェル46と導体
47を絶縁する誘電体48より構成される。信号線47
は銅の含有量が多く電気的な特性に優れたベリリウム、
誘電体48は絶縁特性に優れたテフロン(登録商標)を
用いて形成する。
【0004】トリプレート型ストリップ線路42は、グ
ランドである第一の金属ケース49、および第二の金属
ケース50、所定の信号を伝達する信号線51、第一の
金属ケース49と信号線51を絶縁する第一の誘電体5
2、第二の金属ケース50と信号線51を絶縁する第二
の誘電体53より構成される。同軸コネクタ43とトリ
プレート型ストリップ線路42はネジ44を用いて構造
的に固定されるとともに、同軸コネクタ43の導体47
とトリプレート型ストリップ線路42の信号線51は半
田54で接着される。
【0005】上記説明のように組み立てることにより、
同軸コネクタ43から第一及び第二の金属ケース49、
50は外部導体としてグランド信号を流し、導体47と
信号線51は内部導体として所定の信号を伝達するよう
に電気的に接続するとともに、外部導体と内部導体を電
気的に絶縁することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の同軸コネクタは
上記説明のように、トリプレート型ストリップ線路42
にネジ44を用いて構造的に固定される。そして、同軸
コネクタ43の導体47とトリプレート型ストリップ線
路42の信号線51は半田54により接着して電気的に
接続する。このような、ネジ44による固定と半田54
による接続という工程を含む組立を行う必要があり、組
立性が悪いという問題があった。図14においては、半
田による接続が必要な個所は1個所である。しかしなが
ら、実際には、半田による接続個所が複数ある大型のト
リプレート型ストリップ線路に複数の同軸コネクタを固
定する場合もある。複数箇所において半田付を行わなけ
ればならない場合には組立性は一層悪くなる。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、半田付およびネジ止めを行なわ
ず、同軸コネクタをトリプレート形ストリップ線路に簡
単に固定および電気的に接続することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る同軸コネ
クタは、導電性材料で形成されたケース、このケースと
電気的に絶縁された信号線を有する高周波回路を、導体
を介して同軸線路に電気的に接続する同軸コネクタにお
いて、前記ケースを挟持するような形状に形成され、か
つ、前記信号線の一部が露出するように前記ケースに形
成された開口と対向する面に溝が形成されたコネクタシ
ェルを有し、弾性に富む材料からなる板状部材より形成
されたものであって、外力が作用しないときには弾性力
により展開するコネクタ固定部品を前記開口に設け、前
記コネクタ固定部品の一辺が前記溝と前記開口の側面を
支持することにより前記コネクタシェルは前記高周波回
路に固定され、他の一辺が弾性力により前記導体と前記
信号線を押圧して前記同軸線路と前記高周波回路を電気
的に接続するものである。
【0009】この発明に係る高周波回路接続構成体は、
導電性材料で形成されたケース、このケースと電気的に
絶縁された信号線、この信号線の一部が露出するように
前記ケースに形成された開口を有する高周波回路と、筒
状に形成されて筒内部の所定位置に誘電体により支持さ
れた導体を有し、この導体の一端を同軸線路に電気的に
接続する接続部、前記高周波回路を挟持するような形状
で、前記開口と対向する面に溝が形成されるとともに、
前記接続部から導出された前記誘電体及び前記導体を保
持するコネクタシェルを有する同軸コネクタと、弾性に
富む材料からなる板状部材より形成され、前記ケースの
開口と前記コネクタシェルの溝が対向するように前記高
周波回路と前記同軸コネクタを組み合わせた状態で、前
記ケースの開口において弾性力により展開した前記部材
の一辺が前記溝と前記開口の側面を支持することにより
前記高周波回路と前記同軸コネクタを構造的に固定する
とともに、前記コネクタシェルから導出された導体と前
記信号線を他の一辺が弾性力により押圧して前記同軸コ
ネクタと前記高周波回路を電気的に接続するコネクタ固
定部品とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
導体及び信号線方向に延びる辺の端部における一点で、
前記導体と前記信号線を押圧するコネクタ固定部品を備
えたものである。
【0011】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
延びる辺のうち一辺が導体及び信号線と平行になるよう
に開口に設けられ、前記導体及び前記信号線に対向する
面で前記導体及び前記信号線を押圧するコネクタ固定部
品を備えたものである。
【0012】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
延びる辺のうち、導体及び信号線に対向する一辺の面
に、前記導体及び前記信号線方向に突出した複数の接触
点が設けられており、これらの複数の接触点が前記導体
及び前記信号線と対向するように開口に設けられて前記
複数の接触点で前記導体及び前記信号線を押圧するコネ
クタ固定部品を備えたものである。
【0013】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、高周波回路が所定の厚さの誘電体により信号線と
ケースが電気的に絶縁されるトリプレート型ストリップ
線路である場合、開口に前記誘電体とほぼ同じ厚さにな
るように形成された第二の誘電体を設け、コネクタ固定
部品は前記第二の誘電体板を介して導体と前記信号線を
押圧するものである。
【0014】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、導体及び信号線と導電性材料で形成されたコネク
タシェルが電気的に導通しないように、絶縁材料で形成
されるコネクタ固定部品を備えたものである。
【0015】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、導体及び信号線と導電性材料で形成されたコネク
タシェルを電気的に絶縁する絶縁部材を介して導体と信
号線を押圧するコネクタ固定部品を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る同軸コネクタ及び高周波回路接続構
成体の構造を示す説明図である。図1(a)はその斜視
図、図1(b)はそのAA’断面図である。また、図2
は金属ケースの上面を示す平面図、図3はコネクタ固定
部品を示す斜視図である。図1において、1はトリプレ
ート型ストリップ線路、2は同軸コネクタ、3はトリプ
レート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2を固定する
コネクタ固定部品である。トリプレート型ストリップ線
路1は、第一の金属ケース4、第二の金属ケース5、信
号線6、第一の誘電体7、第二の誘電体8、開口9より
構成されている。
【0017】また、同軸コネクタ2は、外部接続ネジ部
10、導体11、誘電体12、コネクタシェル13、開
口9と対向する面14、溝15より構成されている。1
6は第二の金属ケース5とコネクタシェル13の隙間で
ある。また、コネクタ固定部品3については折り曲げ部
分17、第一の辺18、第二の辺19、接触点20の符
号が付されている。なお、第一の辺18、第二の辺19
とは図1(b)に示すように、トリプレート型ストリッ
プ線路1及び同軸コネクタ2を、AA’で破断した断面
図における辺をいう。
【0018】トリプレート型ストリップ線路1の構造に
ついて説明する。第一の金属ケース4および第二の金属
ケース5は、導電性の材料より形成されており、信号線
6が表面に形成された第一の誘電体7を保護する機能の
ほかグランドとしての機能を果す。信号線6は第一の誘
電体7および第二の誘電体8により第一の金属ケース
4、第二の金属ケース5と絶縁される。第二の金属ケー
ス5には信号線6の一部が露出するように開口9が形成
されている。開口9が形成された第二の金属ケース5を
上から見た平面図は図2に示される。
【0019】次に同軸コネクタ2の構造について説明す
る。外部接続ネジ部10は、グランド信号が流れるよう
に導電性の材料を用いて筒状に形成されており、図示し
ない外部の同軸線路と構造的に固定される部位である。
そのため、外部接続ネジ部10にはネジ山が設けられて
いる。さらに筒内部の所定位置には導体11が設けら
れ、その周囲に導体11を支持するとともに導体11と
外部接続ネジ部10を絶縁する誘電体12が設けられ
る。なお、例えば、導体11は銅の含有率が高く、優れ
た電気特性を得られるベリリウム、誘電体12はテフロ
ンを用いて形成するとよい。
【0020】コネクタシェル13はトリプレート型スト
リップ線路1を挟持するように、トリプレート型ストリ
ップ線路1に対して開いた「逆コの字型」の形状に形成
されている。このコネクタシェル13とトリプレート型
ストリップ線路1を組み合わせた状態で、開口9と対向
するコネクタシェル13の面14には三角形状に彫り込
まれた溝15が形成されている。コネクタシェル13は
外部接続ネジ部10から導出された導体11と誘電体1
2を保持する。導体11はコネクタシェル13の開いた
方向に引き出される。
【0021】コネクタ固定部品3は弾性に富む材料から
なる板状部材より形成される。例えば、導電性の材料か
らコネクタ固定部品3を形成する場合にはりん青銅を、
絶縁性の材料から形成する場合には樹脂を用いることが
考えられる。図1に示すコネクタ固定部品3は弾性に富
み、かつ絶縁性の材料から形成されている。コネクタ固
定部品3は「弾性力」によりトリプレート型ストリップ
線路1と同軸コネクタ2を固定するとともに、電気的に
接続するものである。コネクタ固定部品3の外観は図3
に示されるとおりである。
【0022】同軸コネクタ2は、以下説明する手順によ
り、トリプレート型ストリップ線路1と同軸線路を電気
的に接続する。まず、第二の金属ケース5の開口9とコ
ネクタシェル13の溝15が対向するように、トリプレ
ート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2を組み合わせ
る。コネクタシェル13の外部接続ネジ部10の設けら
れた側と反対側の端面に、コネクタシェル13と第二の
金属ケース5の間にコネクタ固定部品3を装入できるだ
けの隙間16が設けられている。この隙間16よりコネ
クタ固定部品3を折り曲げ部分17を先にして開口9に
装入する。
【0023】隙間16より開口9に装入されたコネクタ
固定部品3は、開口9において弾性力により展開する。
そして、図1(b)に示すように、コネクタ固定部品3
は展開した状態で一点が溝15に、もう一点が同軸コネ
クタ1から導出された導体11に、残りの一点である折
り曲げ部分17が開口9の側面に接触する。なお、以下
の説明の便宜上、折り曲げ部分17とは、弾性力によっ
て開放状態になる第一の辺18及び第二の辺19が交わ
る部分を特に意味するものとする。また、以下の説明に
おいて、接触点20と記載した場合には、コネクタ固定
部品3の第一の辺18ないし第二の辺19のいずれかの
端部の一点が、信号線6及び導体11に接触する点を意
味するものとする。
【0024】コネクタ固定部品3の第一の辺18が、溝
15と開口9の側面を支持することにより、同軸コネク
タ2がA方向にずれることが抑制される。このようにし
て、トリプレート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2
は構造的に固定される。従来、トリプレート型ストリッ
プ線路1と同軸コネクタ2はネジにより固定されていた
ことは説明したとおりである。しかし、上記説明のよう
に、コネクタ固定部品3を用いることにより、ネジを使
わずにトリプレート型ストリップ線路1と同軸コネクタ
2を固定することが可能になる。
【0025】また、コネクタ固定部品3の、折り曲げ部
分17から信号線6及び導体11方向に延びる第二の辺
19は、接触点20において信号線6及び導体11を弾
性力によって押圧し、信号線6と導体11の接触を確実
にする。このようにして、信号線6と導体11間におけ
る電気的導通が可能になり、トリプレート型ストリップ
線路1と同軸コネクタ2は電気的に接続される。つま
り、同軸コネクタ2を同軸線路に接続すると、トリプレ
ート型ストリップ線路1は同軸コネクタ2を介して同軸
線路に電気的に接続されることになる。従来信号線6と
導体11は半田により接続されていたことは説明したと
おりである。しかし、上記説明のように、コネクタ固定
部品3を用いることにより、半田付を行わずにトリプレ
ート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2を電気的に接
続することが可能になる。
【0026】以上の手順により、トリプレート型ストリ
ップ線路1と同軸コネクタ2を接続し、同軸コネクタ2
の外部接続ネジ部10を外部の同軸線路に接続すると、
同軸線路とトリプレート型ストリップ線路1間で電気信
号のやり取りを行うことが可能になる。同軸線路の信号
線から伝送された電気信号は同軸コネクタ2の導体11
を経由してトリプレート型ストリップ線路1の信号線6
に伝送される。一方、同軸線路の外導体、すなわち、同
軸線路の外被を構成する導電性材料から伝送されたグラ
ンド信号は、導電性の材料で形成された外部接続ネジ部
10及びコネクタシェル13を経由して第一の金属ケー
ス4及び第二の金属ケース5に伝達される。以上説明し
たように、同軸線路の信号線、導体11、信号線6から
なる電気信号を伝送する「内導体」と、同軸線路の外
被、外部接続ネジ部10、コネクタシェル13、第一の
金属ケース4ないし第二の金属ケース5からなるグラン
ド信号を伝送する「外導体」の2系統の信号路がある
が、両者はいずれも誘電体12、第一の誘電体7、第二
の誘電体8により電気的に絶縁される。また、コネクタ
固定部品3は絶縁性の材料から形成されているので、コ
ネクタシェル13と信号線6及び導体11は電気的に絶
縁される。
【0027】以上、図1〜図3を参照しながら、同軸コ
ネクタ2をトリプレート型ストリップ線路1に接続する
場合について説明した。しかしながら、高周波回路とし
ての機能を果すものはトリプレート型ストリップ線路だ
けではなく、マイクロストリップ線路も同様の機能を有
する。図4は同軸コネクタをマイクロストリップ線路に
接続する状況を説明する説明図である。図4において、
21はマイクロストリップ線路、22は第一の金属ケー
ス、23は第二の金属ケース、24は信号線、25は第
一の誘電体、26は空気である。なお、図4において図
1と同一の符号は同一または相当部分を示すので説明は
省略する。
【0028】トリプレート型ストリップ線路1は第一の
誘電体7及び第二の誘電体8により、信号線6を第一の
金属ケース4及び第二の金属ケース5から電気的に絶縁
していた。これに対して、マイクロストリップ線路21
は、第一の誘電体25により信号線24を第一の金属ケ
ース22から絶縁する点では類似するが、第二の金属ケ
ース23との絶縁は信号線24上の空気26により行う
点で異なっている。また、コネクタ固定部品は絶縁性の
材料で形成されており、コネクタシェルのような外導体
と信号線及び導体のような内導体を電気的に絶縁する。
【0029】また、図1〜図4においては、コネクタ固
定部品3は、コネクタシェル13の面14と第二の金属
ケース5、23との隙間16より開口9に装入してい
た。しかしながら、コネクタシェル13の外部接続ネジ
部10側の端面にコネクタ固定部品装入用の孔を形成し
てもよい。図5はコネクタ固定部品装入用の孔が形成さ
れた同軸コネクタをトリプレート型ストリップ線路に接
続する状況を説明する説明図である。図5において、2
7は外部接続ネジ部側の端面、28はコネクタ固定部品
装入用の孔である。なお、図5において図1と同一の符
号は同一または相当部分を示すので説明は省略する。ま
ず、第二の金属ケース5の開口9とコネクタシェル13
の溝15が対向するように、トリプレート型ストリップ
線路1と同軸コネクタ2を組み合わせる。そして、コネ
クタシェル13の端面27に形成された孔28より、コ
ネクタ固定部品3を、コネクタ固定部品3が弾性力によ
り開放する辺の端部が前に、折り曲げ部分17が後にな
るように開口9に装入する。
【0030】開口9において、コネクタ固定部品3は弾
性力により開き、コネクタ固定部品3の第一の辺18
が、溝15と開口9の側面を支持することにより、同軸
コネクタ2がA方向にずれることが抑制される。このよ
うにして、トリプレート型ストリップ線路1と同軸コネ
クタ2は構造的に固定される。また、コネクタ固定部品
3の、折り曲げ部分17から信号線6及び導体11方向
に延びる第二の辺19は、接触点20において信号線6
及び導体11を弾性力によって押圧し、信号線6と導体
11の接触を確実にする。このようにして、信号線6と
導体11間における導通が可能になり、トリプレート型
ストリップ線路1と同軸コネクタ2は電気的に接続され
る。このように、コネクタ固定部品3を端面27に設け
られた孔28より装入することで、図1に示すような隙
間16を形成する必要がなくなる。したがって、トリプ
レート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2を精度よく
組み合せることができる。
【0031】また、図1においては、コネクタシェル1
3と第二の金属ケース5の間の隙間16より、コネクタ
固定部品3を折り曲げ部分17を先にして開口9に装入
していた。しかし、コネクタ固定部品3の折り曲げ部分
17を後にして開口9に装入してもよい。図6は折り曲
げ部分17を後にして開口9に装入されたコネクタ固定
部品3がトリプレート型ストリップ線路1と同軸コネク
タ2を固定した状況を示す断面図である。隙間16より
開口9に装入されたコネクタ固定部品3は、折り曲げ部
分17が溝15に接した状態で開口9において弾性力に
より展開する。そして、コネクタ固定部品3の第一の辺
18が、溝15と開口9の側面を支持することにより同
軸コネクタ2がA方向にずれることを抑制する。
【0032】一方、折り曲げ部分17から信号線6及び
導体11方向に延びる第二の辺19は、接触点20にお
いて信号線6及び導体11を弾性力によって押圧し、信
号線6と導体11の接触を確実にして両者を電気的に接
続する。折り曲げ部分17を後にして開口9に装入する
と、図1(b)と比較して接触点20が同軸コネクタ2
側により近い位置に移動することが分かる。接触点20
が同軸コネクタ2側に移動した分だけ導体11の長さは
短くてすむため、同軸コネクタ2の持ち運び時や、トリ
プレート型ストリップ線路1との接続作業時に導体11
が破損する可能性を低くすることができる。
【0033】また、コネクタ固定部品3を用いて一度接
続されたトリプレート型ストリップ線路1と同軸コネク
タ2を、分解しなければならないことも考えられる。そ
の場合、コネクタ固定部品3に工具を引っかける部位を
形成しておく必要がある。例えば、図7、図8に示すよ
うにコネクタ固定部品3の、信号線6及び導体11に接
触する部分を折り曲げた折り曲げ接触部を形成してもよ
い。図7及び図8において、29は折り曲げ接触部、3
0は接触面、31は接触点である。図7に示すコネクタ
固定部品3は折り曲げ接触部29の接触面30で信号線
6及び導体11に面で接触し、信号線6及び導体11を
押圧する。トリプレート型ストリップ線路1と同軸コネ
クタ2を分解する際には、折り曲げ接触部29に工具の
先端を引っかけて、信号線6、導体11への押圧を解除
することにより分解作業を容易に行うことができる。
【0034】また、図8に示すコネクタ固定部品3は折
り曲げ接触部29が図7に示すものに比して折り曲げ角
度が急角度になるように形成されている。したがって、
図8に示すコネクタ固定部品3は折り曲げ接触部29の
接触点31で信号線6および導体11に接触し、信号線
6及び導体11を押圧する。トリプレート型ストリップ
線路1と同軸コネクタ2を分解する際には折り曲げ接触
部29に工具の先端を引っかけて信号線6、導体11へ
の押圧を解除することにより分解作業を容易に行うこと
ができる。なお、図7及び図8に示すコネクタ固定部品
の折り曲げ接触部29には、工具の先端が更に引っかか
りやすくするように孔を形成しておいてもよい。また、
折り曲げ接触部29の形成位置は図7、図8に示す位置
にかぎられないことは言うまでもない。さらに、コネク
タ固定部品3は四角形をしているが、導体2と信号線6
を圧着可能であれば、円形、楕円形などどのような外形
でも良い。
【0035】実施の形態2.実施の形態1において、コ
ネクタ固定部品3は接触点20により信号線6及び導体
11を押圧して電気的に接続していた。しかし、接触点
20一点で信号線6及び導体11を押圧するよりも、面
で押圧する方が電気的接続をより安定的にすることがで
きる。また、実施の形態1において、コネクタ固定部品
3は絶縁性の材料で形成されていた。しかし、耐久性の
高い金属等の導電性材料で形成されたコネクタ固定部品
を用いる場合、コネクタ固定部品と信号線6及び導体1
1間を絶縁することを考慮しなければならない。
【0036】図9はこの発明の実施の形態2にかかる同
軸コネクタをトリプレート型ストリップ線路に接続する
状況を説明する説明図である。図9において、32は金
属等の導電性の材料で形成されたコネクタ固定部品、3
3は接触面、34は誘電体、35は開口である。なお、
図9において図1と同一の符号は同一または相当部分を
示すので説明は省略する。また、図10は第二の金属ケ
ースの上面を示す平面図である。図10において図2と
同一の符号は同一または相当部分を示すので説明は省略
する。また、図11はコネクタ固定部品の外観を示す斜
視図である。図11において、36はコネクタ固定部品
の張出部、37はコネクタ固定部品の肩である。
【0037】トリプレート型ストリップ線路1の第一の
金属ケース5は開口35が形成されている。図2に示す
第一の金属ケース5の開口9が閉じているのに対し、図
10に示す開口35は同軸コネクタ2が設けられるA方
向に開いた形状をしている。この開口35は、図11に
示すコネクタ固定部品32が精度よく収まるような形
状、寸法で形成されている。トリプレート型ストリップ
線路1、同軸コネクタ2、コネクタ固定部品32につい
て、上記説明以外の点は、実施の形態1にて説明したト
リプレート型ストリップ線路1、同軸コネクタ2、コネ
クタ固定部品3と同様であるので説明は省略する。
【0038】同軸コネクタ32は、以下説明する手順に
より、トリプレート型ストリップ線路1と同軸線路を電
気的に接続する。まず、第二の金属ケース5の開口9と
コネクタシェル13の溝15が対向するように、トリプ
レート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2を組み合わ
せる。そして、隙間16より誘電体34、コネクタ固定
部品35を装入する。コネクタ固定部品32を張出部3
6が先になるように隙間16から装入すると、コネクタ
固定部品32と開口35の形状が一致した段階で、先に
装入されていた誘電体34上に落下する。それと同時
に、コネクタ固定部品32は弾性力により展開し、展開
したコネクタ固定部品32の端部が溝15にはまる。そ
して、コネクタ固定部品32の肩37は、開口35の肩
に対応する部分に引っかかるので、同軸コネクタ2はA
方向にずれることが抑制される。したがって、トリプレ
ート型ストリップ線路1と同軸コネクタ2は構造的に固
定される。
【0039】また、展開したコネクタ固定部品32の弾
性力の作用で、接触面33は誘電体34を押圧する。こ
の誘電体34はコネクタ固定部品32と信号線6及び導
体11を電気的に絶縁しつつ、信号線6と導体11を接
触させる。このようにして、信号線6と導体11は電気
的に導通が可能となり、トリプレート型ストリップ線路
1と同軸コネクタ2は電気的に接続される。更にこの同
軸コネクタ2を外部の同軸線路に接続すると、トリプレ
ート型ストリップ線路1と同軸線路が電気的にも構造的
にも接続される。以上説明したように、信号線6と導体
11はコネクタ固定部品32の接触面33において(誘
電体34を介して)面接触して押圧することにより電気
的導通が確保される。このように、面接触して押圧する
ことにより、一点の接触点20で信号線6と導体11を
押圧した場合に比べて電気特性を改善することも可能で
ある。
【0040】また、金属で形成したコネクタ固定部品3
2は、樹脂などの絶縁性材料で形成したコネクタ固定部
品に比べて耐久性が高い。もっとも、コネクタ固定部品
32を金属で形成した場合には、コネクタ固定部品32
の接触面33と信号線6及び導体11間に誘電体34を
介装して電気的に絶縁する必要がある。この誘電体34
の厚さをトリプレート型ストリップ線路1の第二の誘電
体8とほぼ同じ厚さにすることにより、誘電体34と第
二の誘電体8の不連続部分をほぼなくすことができる。
誘電体34と第二の誘電体8が不連続である場合、その
不連続部分では伝送信号の不要な反射が生じて電気特性
が劣化するという問題がある。このような伝送信号の不
要な反射を、誘電体34を第二の誘電体8の厚さとほぼ
同じ厚さにすることにより抑制することができる。な
お、第二の誘電体8とほぼ同じ厚さの誘電体34を設け
て不連続部分をなくし、伝送信号の不要な反射を抑制す
ることは実施の形態1にも適用することができる。
【0041】以上、トリプレート型ストリップ線路1と
同軸コネクタ2を固定する場合について説明したが、図
12に示すように、トリプレート型ストリップ線路1に
変えてマイクロストリップ線路21を設けてもよい。即
ち、コネクタ固定部品を金属のコネクタ固定部品32と
し、導体11及び信号線24とコネクタ固定部品32の
間に誘電体34を設けても良い。この場合、コネクタ固
定部はより耐久性のある金属を選べる。
【0042】実施の形態3.実施の形態1においては、
コネクタ固定部品3は接触点20において信号線6と導
体11を押圧して電気的に接続していた。実施の形態2
においては、コネクタ固定部品32は接触面33全体で
信号線6と導体11を押圧して電気的に接続していた。
しかしながら、実施の形態1で説明したように接触点2
0の一点で信号線6と導体11を押圧し、両者を確実に
電気的に接続するにはコネクタ固定部品3の工作精度を
高める必要がある。そこで、以下説明するコネクタ固定
部品は、コネクタ固定部品の一辺に複数の接触点を形成
し、これらの複数の接触点で信号線6と導体11を押圧
することにより、電気的接続をより確実にするものであ
る。図13は実施の形態3に係る同軸コネクタをトリプ
レート型ストリップ線路に接続する状況を説明する説明
図である。図13において、38はコネクタ固定部品、
39は第一の接触点、40は第二の接触点、41は第三
の接触点である。なお、図13において、図9と同一の
符号は同一または相当部分を示すので説明は省略する。
【0043】コネクタ固定部品38は高い耐久性を得る
ために金属で形成されている。そして、コネクタ固定部
品38と信号線6及び導体11がショートするのを防
ぐ、すなわち電気的に絶縁する誘電体34を介して信号
線6及び導体11を押圧する。コネクタ固定部品38は
誘電体34に接触する一辺の接触面を複数回折り曲げて
波形形状にすることにより、信号線6及び導体11方向
に突出した第一の接触点39、第二の接触点40、第三
の接触点41が形成される。コネクタ固定部品38は弾
性力により、第一の接触点39、第二の接触点40、第
三の接触点41が誘電体34に押し付けられて、誘電体
34を介して信号線6と導体11を押圧する。以上説明
したように、信号線6及び導体11を押圧する面に複数
の接触点を設けることにより、いずれかの接触点が信号
線6及び導体11を押圧することが見込まれるので、コ
ネクタ固定部品の工作精度が高くなくても、信号線6及
び導体11の電気的接続をより確実にすることができ
る。
【0044】なお、上記説明にかかるコネクタ固定部品
38は、信号線6及び導体11に対向する板状部材の接
触面を複数回折り曲げることにより、信号線6及び導体
11方向に突出した複数の接触点を形成していた。しか
し、板状部材を折り曲げて複数の接触点を形成するだけ
でなく、板状部材の信号線等と接触する接触面に複数の
突起部を設けることによっても同様の効果を得ることが
できる。
【0045】
【発明の効果】この発明に係る同軸コネクタは、導電性
材料で形成されたケース、このケースと電気的に絶縁さ
れた信号線を有する高周波回路を、導体を介して同軸線
路に電気的に接続する同軸コネクタにおいて、前記ケー
スを挟持するような形状に形成され、かつ、前記信号線
の一部が露出するように前記ケースに形成された開口と
対向する面に溝が形成されたコネクタシェルを有し、弾
性に富む材料からなる板状部材より形成されたものであ
って、外力が作用しないときには弾性力により展開する
コネクタ固定部品を前記開口に設け、前記コネクタ固定
部品の一辺が前記溝と前記開口の側面を支持することに
より前記コネクタシェルは前記高周波回路に固定され、
他の一辺が弾性力により前記導体と前記信号線を押圧し
て前記同軸線路と前記高周波回路を電気的に接続するの
で、ネジを使わずに高周波回路を固定することができ
る。また半田付を行わずに高周波回路と外部の同軸線路
を電気的に接続することができる。
【0046】この発明に係る高周波回路接続構成体は、
導電性材料で形成されたケース、このケースと電気的に
絶縁された信号線、この信号線の一部が露出するように
前記ケースに形成された開口を有する高周波回路と、筒
状に形成されて筒内部の所定位置に誘電体により支持さ
れた導体を有し、この導体の一端を同軸線路に電気的に
接続する接続部、前記高周波回路を挟持するような形状
で、前記開口と対向する面に溝が形成されるとともに、
前記接続部から導出された前記誘電体及び前記導体を保
持するコネクタシェルを有する同軸コネクタと、弾性に
富む材料からなる板状部材より形成され、前記ケースの
開口と前記コネクタシェルの溝が対向するように前記高
周波回路と前記同軸コネクタを組み合わせた状態で、前
記ケースの開口において弾性力により展開した前記部材
の一辺が前記溝と前記開口の側面を支持することにより
前記高周波回路と前記同軸コネクタを構造的に固定する
とともに、前記コネクタシェルから導出された導体と前
記信号線を他の一辺が弾性力により押圧して前記同軸コ
ネクタと前記高周波回路を電気的に接続するコネクタ固
定部品とを備えたので、ネジを使わずに高周波回路と同
軸コネクタを固定することが可能になる。また、半田付
を行わずに高周波回路と同軸コネクタを電気的に接続す
ることが可能になる。
【0047】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
導体及び信号線方向に延びる辺の端部における一点で、
前記導体と前記信号線を押圧するコネクタ固定部品を備
えたので、弾性力によって一点が押圧され、信号線と導
体を確実に接触させることができる。
【0048】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
延びる辺のうち一辺が導体及び信号線と平行になるよう
に開口に設けられ、前記導体及び前記信号線に対向する
面で前記導体及び前記信号線を押圧するコネクタ固定部
品を備えたので、面の広い範囲が弾性力によって押圧さ
れ、信号線と導体を確実に接触させることができる。
【0049】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、弾性力により展開する2つの辺の交わる部分から
延びる辺のうち、導体及び信号線に対向する一辺の面
に、前記導体及び前記信号線方向に突出した複数の接触
点が設けられており、これらの複数の接触点が前記導体
及び前記信号線と対向するように開口に設けられて前記
複数の接触点で前記導体及び前記信号線を押圧するコネ
クタ固定部品を備えたので、複数の点のうち、いずれか
の点が導体及び信号線を押圧することが見込まれるた
め、電気的接続をより確実にすることができる。
【0050】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、高周波回路が所定の厚さの誘電体により信号線と
ケースが電気的に絶縁されるトリプレート型ストリップ
線路である場合、開口に前記誘電体とほぼ同じ厚さにな
るように形成された第二の誘電体を設け、コネクタ固定
部品は前記第二の誘電体板を介して導体と前記信号線を
押圧するので、トリプレート型ストリップ線路の誘電体
における不連続部分を減少させることにより、伝送信号
の反射を抑制して電気特性を改善することができる。
【0051】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、導体及び信号線と導電性材料で形成されたコネク
タシェルが電気的に導通しないように、絶縁材料で形成
されるコネクタ固定部品を備えたので、コネクタ固定部
品と導体及び信号線の電気的絶縁を考えなくてもよい。
【0052】また、この発明に係る高周波回路接続構成
体は、導体及び信号線と導電性材料で形成されたコネク
タシェルを電気的に絶縁する絶縁部材を介して導体と信
号線を押圧するコネクタ固定部品を備えたので、より耐
久性のあるコネクタ固定部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る同軸コネクタ
をトリプレート型ストリップ線路に接続する状況を説明
する説明図である。
【図2】 第二の金属ケースの上面を示す平面図であ
る。
【図3】 コネクタ固定部品の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る同軸コネクタ
をマイクロストリップ線路に接続する状況を説明する説
明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1にかかる同軸コネク
タをトリプレート型ストリップ線路に接続する状況を説
明する説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1にかかる同軸コネク
タをトリプレート型ストリップ線路に接続する状況を説
明する説明図である。
【図7】 コネクタ固定部品を示す斜視図である。
【図8】 コネクタ固定部品を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態2にかかる同軸コネク
タをトリプレート型ストリップ線路に接続する状況を説
明する説明図である。
【図10】 第二の金属ケースの上面を示す平面図であ
る。
【図11】 コネクタ固定部品の外観を示す斜視図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態2に係る同軸コネク
タをマイクロストリップ線路に接続する状況を説明する
説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態3にかかる同軸コネ
クタをマイクロストリップ線路に接続する状況を説明す
る説明図である。
【図14】 従来の同軸コネクタをトリプレート型スト
リップ線路に接続する状況を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 トリプレート型ストリップ線路、2 同軸コネク
タ、3 コネクタ固定部品、4 第一の金属ケース、5
第二の金属ケース、6 信号線、7 第一の誘電体、
8 第二の誘電体、9 開口、10 外部接続ネジ部、
11 導体、12 誘電体、13 コネクタシェル、1
4 開口と対向する面、15 溝、16 隙間、17
折り曲げ部分、18 第一の辺、19 第二の辺、20
接触点、21 マイクロストリップ線路、22 第一
の金属ケース、23 第二の金属ケース、24 信号
線、25 第一の誘電体、26 空気、27 外部接続
ネジ部側の端面、28 コネクタ固定部品装入用の孔、
29 折り曲げ接触部、30 接触面、31 接触点、
32 コネクタ固定部品、33 接触面、34 誘電
体、35 開口、36 張出部、37 肩、38 コネ
クタ固定部品、39 第一の接触点、40 第二の接触
点、41 第三の接触点、42 トリプレート形ストリ
ップ線路、43 同軸コネクタ、44 ネジ、45 ネ
ジ部、46 コネクタシェル、47 導体、48 誘電
体49 第一の金属ケース、50 第二の金属ケース、
51 信号線、52 第一の誘電体、53 第二の誘電
体、54 半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01P 5/08 H01R 13/646 H01R 103:00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性材料で形成されたケース、このケ
    ースと電気的に絶縁された信号線を有する高周波回路
    を、導体を介して同軸線路に電気的に接続する同軸コネ
    クタにおいて、 前記ケースを挟持するような形状に形成され、かつ、前
    記信号線の一部が露出するように前記ケースに形成され
    た開口と対向する面に溝が形成されたコネクタシェルを
    有し、 弾性に富む材料からなる板状部材より形成されたもので
    あって、外力が作用しないときには弾性力により展開す
    るコネクタ固定部品を前記開口に設け、前記コネクタ固
    定部品の一辺が前記溝と前記開口の側面を支持すること
    により前記コネクタシェルは前記高周波回路に固定さ
    れ、他の一辺が弾性力により前記導体と前記信号線を押
    圧して前記同軸線路と前記高周波回路を電気的に接続す
    ることを特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 導電性材料で形成されたケース、このケ
    ースと電気的に絶縁された信号線、この信号線の一部が
    露出するように前記ケースに形成された開口を有する高
    周波回路と、 筒状に形成されて筒内部の所定位置に誘電体により支持
    された導体を有し、この導体の一端を同軸線路に電気的
    に接続する接続部、前記高周波回路を挟持するような形
    状で、前記開口と対向する面に溝が形成されるととも
    に、前記接続部から導出された前記誘電体及び前記導体
    を保持するコネクタシェルを有する同軸コネクタと、 弾性に富む材料からなる板状部材より形成され、前記ケ
    ースの開口と前記コネクタシェルの溝が対向するように
    前記高周波回路と前記同軸コネクタを組み合わせた状態
    で、前記ケースの開口において弾性力により展開した前
    記部材の一辺が前記溝と前記開口の側面を支持すること
    により前記高周波回路と前記同軸コネクタを構造的に固
    定するとともに、前記コネクタシェルから導出された導
    体と前記信号線を他の一辺が弾性力により押圧して前記
    同軸コネクタと前記高周波回路を電気的に接続するコネ
    クタ固定部品とを備えたことを特徴とする高周波回路接
    続構成体。
  3. 【請求項3】 コネクタ固定部品は、弾性力により展開
    する2つの辺の交わる部分から導体及び信号線方向に延
    びる辺の端部における一点で、前記導体と前記信号線を
    押圧することを特徴とする請求項2に記載の高周波回路
    接続構成体。
  4. 【請求項4】 コネクタ固定部品は、弾性力により展開
    する2つの辺の交わる部分から延びる辺のうち一辺が導
    体及び信号線と平行になるように開口に設けられ、前記
    導体及び前記信号線に対向する面で前記導体及び前記信
    号線を押圧することを特徴とする請求項2に記載の高周
    波回路接続構成体。
  5. 【請求項5】 コネクタ固定部品は、弾性力により展開
    する2つの辺の交わる部分から延びる辺のうち、導体及
    び信号線に対向する一辺の面に、前記導体及び前記信号
    線方向に突出した複数の接触点が設けられており、これ
    らの複数の接触点が前記導体及び前記信号線と対向する
    ように開口に設けられて前記複数の接触点で前記導体及
    び前記信号線を押圧することを特徴とする請求項2に記
    載の高周波回路接続構成体。
  6. 【請求項6】 高周波回路が所定の厚さの誘電体により
    信号線とケースが電気的に絶縁されるトリプレート型ス
    トリップ線路である場合、開口に前記誘電体とほぼ同じ
    厚さになるように形成された第二の誘電体を設け、コネ
    クタ固定部品は前記第二の誘電体板を介して導体と前記
    信号線を押圧することを特徴とする請求項2に記載の高
    周波回路接続構成体。
  7. 【請求項7】 コネクタ固定部品は、導体及び信号線と
    導電性材料で形成されたコネクタシェルが電気的に導通
    しないように、絶縁材料で形成されることを特徴とする
    請求項2に記載の高周波回路接続構成体。
  8. 【請求項8】 コネクタ固定部品は、導体及び信号線と
    導電性材料で形成されたコネクタシェルを電気的に絶縁
    する絶縁部材を介して導体と信号線を押圧することを特
    徴とする請求項2に記載の高周波回路接続構成体。
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