JPS59148289A - コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、コネクタに係り、％に高速高周波信号の伝送
に好適なコネクタに関する。

〔従来技術〕

半導体の進歩により、高周波用ＩＣ、高速論理ＬＳＩ等
が容易に電子回路に用いられるようになり、半導体素子
搭載基板間で多数の高速高周波信号の授受を行う必要が
生じてきている。

ところで、高速高周波信号の伝送においては半導体素子
間の伝送線路は半導体素子により要望される特性インピ
ーダンスであることが必要である。殊に、コネクタ等が
介入する伝送線路においては、一般的に伝送線路長が長
くなるため、特にインピーダンスの一定化が必要である
。

しかるに、従来の伝送線路のコネクタは、コネクタでの
不整合があり、信号が反射し、高速高周波信号の伝送に
は適さない欠点があった。

すなわち、従来は第１図、第２図および第６図に示すご
とく、ハウジング１内に、基板挿入用の間隙乙の両側か
らハウジング１の端面に突出させて、ビン型の接触子４
を２列に、各別とも複数本設けたプリント基板用コネク
タが使用されている。

しかし、前記従来のコネクタでは、伝送線路としてのイ
ンピーダンスの概念を導入していないため、プリント基
板上を特性インピーダンスで設計してもコネクタでの不
整合があり、信号が反射して完全に伝送されないという
欠点があった。

前記コネクタでの不整合は、ＳＭＡ　、　ＳＭＢ等の同
軸コネクタを使用すれば小さくなるが、同軸コネクタは
高価で、しかも接続すべき伝送線路が多数あるような場
合には、接続の操作性が悪い欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、前記従来のコネクタの欠点をなくし、
不整合性を小さく、かつ複数の伝送線路を容易に接続で
き、しかも安価に製作し得るコネクタを提供するにある
。

〔発明の概要〕

本発明は、信号伝送用の中心導体と、その−側部に設け
たアース導体とを金属板製とし、中心導体の他側部に設
けたアース接触用板とでトリプレート型に形成したこと
、アース接触用金属板をばね性を持った形状とし、前記
中心導体とアース接触用金属板間Ｋ、被接続部材として
のス）　ＩＪツブ線路をもった基板または相手方コネク
タをはさみ付け、かつストリップ構造の伝送線路を形成
し得るようＫしたことにより、コネクタの特性インピー
ダンスを、接続すべき基板の伝送線路の特性インピーダ
ンスに合わせることができるので、コネクタでの不整合
を小さくでき、したがって高速高周波信号であってもほ
ぼ完全に伝送することができたものである。

また、本発明は伝送線路を形成する前記中心導体とアー
ス接触用金属板とを、ハウジングの長さ方向に間隔をお
いて複数組設け、さらに前記中心導体とアース接触用金
属板間に設けられた空間部に１被接続部材を嵌め込んで
接続し得るように構成しているので、複数の伝送線路を
容易に接続することができたものである。

しかも、本発明では全体の構造をシンプルになし得るの
で、安価に製作することができる。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

・　３　・ 第４図、第５図および第６図は、本発明の一実施例を示
し、第７図および第８図はそれぞれ使用態様を示す。

その第４図〜第６図に示す実施例のコネクタ１０は、ハ
ウジング１１の幅方向のほぼ中間部に信号伝送用の金属
板製の中心導体１９が取り付けられ、七〇−側部に金属
板製のアース導体２０が隔壁１２をはさんで設けられ、
前記中心導体１９の他側部にはアース接触用金属板２１
が設けられ、該アース接触用金属板２１のウェブ２１α
はばね性を持っており、前記中心導体１９とアース接触
用金属板２１のウェブ２１α間に被接続部材としての基
板や相手方コネクタをはさみ付け、かつストリップ構造
の伝送線路を形成し得る空間部２２が設けられている。

このように１　トリプレート型に形成され、かつ中心導
体１９とばね性を持ったアース接触用金属板２１間で被
接続部材をはさみ付けるようになっているので、コネク
タ１０の特性インピーダンスＺ。を接続すべき基板の特
性インピーダンスに・　４　・ 合わせることができるため、コネクタ１０での不整合を
小さくでき、その結果信号の反射を少なくでき、信号の
伝送をほぼ完全に行わせることができる。

さらＫ、この実施例のコネクタ１０は、前記中心導体１
９とアース接触用金属板２１とがハウジング１１の長さ
方向に間隔をおいて複数組設けられているので、複数の
伝送線路を接続することができる。また、前記中心導体
１９とアース接触用金属板２１とで形成された空間部２
２に被接続部材を嵌め込むだけで簡単に接続することが
でき、しかも全体の構造がシンプルであるから、安価に
製造することができる。

本発明の実施例を、第４図〜第６図に沿りてさらに詳し
く説明すると、この実施例のコネクタ１０は、ハウジン
グ１１．信号伝送用の中心導体１９、アース導体２０．
アース接触用金属板２１とを備えて構成されている。

前記ハウジング１１には、一方の面の幅方向のほぼ中間
部に、隔壁１２が垂直に設けられ、幅方向の一端部側に
は側壁１３が垂直に設けられており、隔壁１２と側壁１
３間には被接続部材挿入用の溝１４が形成されている。

前記隔壁１２の内面側の根元部分には、中心導体挿通用
のスリット１５が設けられ、同隔壁１２の外面側の根元
部分には、アース導体挿通用のスリット１６が設けられ
ている。また、前記側壁１３の内面側の根元部分にはア
ース接触用金属板挿通用のスリット１７が設けられ、同
側壁１３の内面側の先端部分には、アース接触用金属板
２１の曲げられた他端部２１Ｃを受は入れる切欠部１８
が形成されている。

前記信号伝送用の中心導体１９は、比較的幅の細い金属
板で形成され、前記隔壁１２の内面側に取り付けられて
おり、その端部１９′は前記スリット１５を通じてハウ
ジング１１の他方の面に突出されている。また、中心導
体１９はハウジング１１の長さ方向に間隔をおいて複数
個設けられている。

前記アース導体２０は、広い幅の金属板で形成されたウ
ェブ２０αと、前記中心導体１９と同じ幅でかつ同じピ
ッチに形成された端部２ＯＡとを有して形成されている
。前記アース導体２０のウェブ２０αは隔壁１２の外面
側に取り付けられ、端部２０ｈは前記スリット１６を通
じてハウジング１１の他方の面側に導出されかつ峡部に
沿って折り曲げられている。

前記アース接触用金属板２１は、中心導体１９と同じ幅
の金属板で形成されている。また、アース接触用金属板
２１はウェブ２１αと、一端部２１ｈと、他端部２１（
？とを有して形成され、ウェブ２１αは前記中心導体１
９側に膨出する形状に形成されていてばね性を持ってお
りかつハウジング１１の側壁１３の内面側に配置され、
一端部２１ｈは前記スリット１７を通じてハウジング１
１の他方の面側に導出されかつウェブ２１αの根元部分
からほぼ直角に折り曲げられ、他端部２１Ｃはウェブ２
１αの先端からカギ型に曲げられかつ前記側壁１６に形
成された切欠部１８に配置されている。

さらに、アース接触用金属板２１は前記中心導体１９に
対応させてハウジング１１の長さ方向に間、　７　。

隔をおいて設けられている。そして、前記中心導体１９
とアース接触用金属板２１間に、被接続部材をはさみ付
け、かつストリップ構造の伝送線路を形成し得る空間部
２２が設けられており、該空間部２２はハウジング１１
の長さ方向に間隔をおいて設けられた前記中心導体１９
とアース接触用金属板２１との組により、ハウジング１
１の長さ方向に複数個設けられている。

なお、コネクタ１０の使用時の特性インピーダンスＺｏ
は、次式で与えられる。

ここで、εｒ：ハウジングの誘電率 ε。：比誘電率 μ０：比透磁率 Ｆ　：中心導体とアース接触用金属板 の幅 ｈ　＝ハウジングの隔壁の外側面と側 壁の内側面間の距離 ｔ　：中心導体の厚さ ・　８　・ Ｃｆ：遮蔽半無限平板の端効果容量 前記実施例のコネクタ１０は、次のように使用される。

第７図は、コネクタ１０の一つの使用態様を示すもので
、コネクタ１０に１これと同型のコネクタ１０′を逆向
きに嵌着し、これら２個のコネクタ１０．１０’を介し
て、マイクロスリップ線路を有する２枚の基板２３．２
３’を平行に接続している。

すなわち、コネクタ１０の中心導体１９とアース接触用
金属板２１のばね性を持ったウェブ２１α間に設けられ
た空間部２２に１コネクタ１０′の中心導体１９とアー
ス導体２０とを差し込み、コネクタ１０の中心導体１９
とアース接触用金属板２１のばね性を持ったウェブ２１
α間に設けられた空間部２２を嵌め込み、電気的に結合
している。

そして、コネクタ１０の中心導体１９の端部１９′には
基板２６のマイクロストリップ線路の中心導体２４を、
コネクタ１０のアース接触用金属板２１の一端部２１ｂ
には基板２３０マイクロストリツプ線路のアース２５を
それぞれ電気的に接続し、さらにコネクタ１０′の中心
導体１９の端部１９′には基板２３′の中心導体２４を
、コネクタ１０′のアース接触用金属板２１の一端部２
１１！Ｉには基板２３′のアース２５をそれぞれ電気的
に接続している。

この使用状態においては、トリプレート型に形成され、
かつ中心導体１９とばね性を持ったアース接触用金属板
２１とで被接続部材をはさみ付けてス）　ＩＪツブ構造
の伝送線路を形成し得るコネクタ１０．１０’同士を一
体に結合し、かかるコネクタ１０．１０’の結合体を介
して２枚の基板２３．２３’を電気的に接続しているの
で、前記コネクタ１０゜１０′の結合体の特性インピー
ダンスＺｏを、接続すべき基板２３．２３’の伝送線路
の特性インピーダンスＺ。と合わせることができるため
、コネクタ１０．１０’の結合体での不整合を小さくで
き、信号を反射を少なくできる結果、高速高周波信号で
あっても、基板２５．２５’間における信号の授受をほ
ぼ完全に行わせることができる。

次に、第８図はコネクタ１０の他の使用態様を示すもの
で、コネクタ１０を介して、マイクロストリップ線路を
有する２枚の基板２３．２３’を直角に接続している。

つまり、コネクタ１０の中心導体１９の端部１９′に基
板２３の中心導体２４を、コネクタ１０のアース接触用
金属板２１の一端部２１ｈに基板２３のアース２５をそ
れぞれ電気的に接続し、さらにコネクタ１０の中心導体
１９とアース接続用金属板２１のばね性を持ったウェブ
２１α間に設けられた空間部２２に、マイクロストリッ
プ線路を有する基板２６′を直接嵌め込み、コネクタ１
０の中心導体１９Ｖｃ基板２３′の中心導体２４を、コ
ネクタ１０のアース接触用金属板２１のばね性を持った
ウェブ２１αに基板２６′のアース２５をそれぞれ電気
的に接続している。

この使用状態においては、コネクタ１０の中心導体１９
の端部１９′とアース接触用金属板２１の一端部２ＬＡ
とに基板２６を電気的に接続し、しかもトリプレート型
に形成され、かつ中心導体１９とアース接触用金属板２
１のばね性を持ったウェブ２１αとで被接続部材をはさ
み付けてス）　ＩＪツブ・　１１　拳 構造の伝送線路を形成し得るコネクタ１０の、前記中心
導体１９とアース接触用金属板２１のウェブ２１α間に
基板２３′を嵌み込んで接続しているので、前記第７図
に示す使用態様と同様、基板２３゜２３′間での信号の
授受をほとんど完全に行わせることができる。

さらに、本発明ではノ１ウジング１１の長さ方向に、中
心導体１９とアース接触用金属板２１の組を多数配列し
、これらの配列長さに対応する幅のアース導体２０を設
けることによって、多数の伝送線路を接続することがで
き、前記中心導体１９とアース接触用金属板２１間に被
接続部材を嵌め込むだけでよいので、容易に接続するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明によれば、信号伝送用の中心導体と
、その−側部に設けたアース導体とを金属板製とし、中
心導体の他側部に設けたアース接触用金属板とでトリプ
レート型に形成したこと、アース接触用金属板をばね性
を持つた・１２・ 形状とし、前記中心導体とアース接触用金属板間に１被
接続部材としてのス）　ＩＪツブ線路を持った基板また
は相手方コネクタをはさみ付け、かつストリップ構造の
伝送線路を形成し得るようにしたこととにより、コネク
タの特性インピーダンスを、接続すべき基板の伝送線路
の特性インピーダンスに合わせることができるので、コ
ネクタでの不整合を小さくでき、したがって高速高周波
信号であっても、はぼ完全に伝送し得る効果がある。

また、本発明によれば、伝送線路を形成する前記中心導
体とアース接触用金属板とを、ノ・ウジングの長さ方向
に間隔をおいて複数組設け、さらに前記中心導体とアー
ス接触用金属板間に設けられた空間部に、被接続部材を
嵌め込んで接続し得るように構成しているので、複数の
伝送線路を容易に接続し得る効果がある。

さらに、本発明によれば全体の構造をシンプルになし得
るので、安価に製作することができるという経済的な効
果をも有する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来のコネクタを示すもので、第１図
は縦断正面図、第２図は縦断側面図第３図は底面図であ
り、第４図〜第６図は本発明コネクタの一実施例を示す
もので、第４図は斜視図、第５図は縦断側面図、第６図
は平面図であり、第７図および第８図はそれぞれ本発明
の使用態様を示す縦断側面図である。 １０．１０’・・・・・・　コネクタ １１　　・・・・・・・・・・・・・・・ハウジング１
２　・・・・・・・・・・・・・・・隔壁１３　・・・
・・・・・・・・−・・側壁１９　・・・・・・・・−
・・・・・信号伝送用の中心導体２０・・・・・−・・
・・−・・　アース導体２１　　・・・・・−・・・・
−・・　アース接触用金属板２１α・・・・・−・・・
・−・・　アース接触用金属板のばね性を持ったウェブ ２２　・・・・・・・・−・・・・・　中心導体とアー
ス接触用金属板間に設けられた空間部 ・　１５・ 星　ｒ　　ｆＩ　　　　　　　菓２図 第３　区 ＄　４　図 ４ ＄　５　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジングの幅方向のほぼ中間部に、信号伝送用の金属
   板製の中心導体を取り付け、その−側部に金属板製のア
   ース導体を、前記中心導体と隔壁をはさんで設け、前記
   中心導体の他側部にはばね性を持ったアース接触用金属
   板を設は前記中心導体とアース接触用金属板間に、被接
   続部材をはさみ付け、かつストリップ構造の伝送線路を
   形成し得る空間部を設けるとともＫ、前記中心導体とア
   ース接触用金属板を、ノ・ウジングの長さ方向に間隔を
   おいて複数組設けたことを特徴とするコネクタ。