JP2004537154A - 同軸ケーブル用の複数の終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタ - Google Patents
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- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
Abstract
Description
【0001】
本発明は、同軸ケーブル用の、特に小径を有し、高速で大きな帯域幅の信号伝達を可能にする同軸ケーブル用の複数の終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタの改善に関する。
【背景技術】
【0002】
基本的に、同軸ケーブルを電気機器のコンポーネントに接続するためには、コネクタと終端ソケット(これらは、その長手方向に関して回転対称である)が用いられる。これらの終端ソケットのデザインによって、ケーブルの作用と実質的に同一の抵抗作用が生じ、さらに、良好なシールド効果も生じる。特許文献1、特許文献2、および特許文献3に、回転対称な同軸ケーブル終端ソケットが記載されている。これらの既知の終端ソケットのデザインは実質的に円筒型であるために、これらは小型化にはそれほど適してはいない。そのためこれらの既知の終端ソケットを複数個受け取るためのソケット・コネクタは単に、必要な体積または空間あたりの同軸ケーブル終端ソケット数に関して、かなり密度が低いだけである。しかし電気機器、特に情報技術機器たとえば遠距離通信マルチプレクサに対する要求が高まっているために、限られた空間における接続の信号密度が高くなり、すなわちケーブル接続の数が多くなっている。
【0003】
同軸ケーブル終端ソケット用の高密度のソケット・コネクタをデザインするためには、箱状の同軸ケーブル終端ソケットが、終端ソケットを小型化することとソケット・コネクタ内へ終端ソケットを並行に配置することとの両方に関して、適していることが分かった。
【0004】
特許文献4には、箱状の同軸ケーブル終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタが開示されている。同軸ケーブル用の各終端ソケットにおいては、2つのコンタクト(信号および接地)が、シールドを含むハウジング内に並行かつ平行に、かつ離間に配置されている。これらの終端ソケットが複数個、絶縁材料のソケット・コネクタ本体の個々のコンパートメントまたは受け取り部分内に配置される。本体は、金属材料で形成されシールド特性を有するようにデザインされたエンクロージャ内に挿入される。
【0005】
特許文献5に、複数の同軸ケーブル終端ソケット用の同様のデザインのソケット・コネクタが開示されている。この参照文献には、特許文献6の場合と同様に、2本の同軸ケーブルの信号導体用の2つの信号コンタクトと、2つの信号コンタクト間に配置され2つの同軸コンタクトのシールドに接続される1つの共通接地コンタクトと、を有する同軸ケーブル終端ソケットが記載されている。さらに、特許文献7、特許文献8、および特許文献9には、SCIコネクタ(シールド制御インピーダンス・コネクタ)としても知られる箱状の同軸ケーブル終端ソケットが記載されている。
【0006】
箱状デザインを有する、すなわち非同軸のデザインを有する同軸ケーブル終端ソケットのある不都合点によって、MHzレンジの高周波信号において終端ソケットの信号伝達損失および信号反射特性増加が起こる。箱状の同軸ケーブル終端ソケットは基本的に、高密度パッケージングの側面に関しては優れた作用があるが、終端ソケットを通して伝達される信号の速度および周波数に関しては制約がある。GHzレンジの高い周波数では、減衰が増える。
【0007】
先行技術において、接地または接地ブッシングによって前述の問題を取り扱う試みがなされた。このように行なう1つの可能性は、各同軸ケーブルの編組またはシールド層を相互接続して、それらを、コネクタにおいて接地コンタクトとして金属ストラップに接続することである。このような配置では、各ケーブルに対して、特に多数のケーブルを有する場合に、肯定的な接地とはならない。
【0008】
特許文献10、特許文献11、特許文献12、および特許文献13から、複数の同軸ケーブルに対する電気コネクタが記載されており、それぞれ、個々の同軸ケーブルのシールド層または編組に機械的にしたがって電気的に接触するためのクランピングまたはグリッピング要素の形態の接地手段を有する。しかしこのような配置では、非常に高速で高周波数の信号を伝達することは不可能である。さらに、既知のソケット・コネクタをグリッピング接地手段とアセンブリすることは、かなり時間のかかる面倒なことである。
【0009】
特許文献14には、ハニカム型の接地ブロックを用いて複数の同軸ケーブルの外部導体と噛み合わせることが開示されている。この配置は、多くの部品を含んでおり、同軸ケーブル終端に対する費用効率の高い解という要求に合わない。と言うのは、製造またはアセンブルすることが、それぞれ高価で複雑であるからである。
【0010】
最後に、特許文献15、特許文献16、および特許文献17より、波型スリーブの形状の特別な接地コンタクトによって、同軸ケーブルの外部導体を接触させることが知られている。しかし既知の波形スリーブが同軸コネクタ内に設けられているのは、このコネクタを、直径が異なる同軸ケーブルに適応させるためである。特に、隣接する同軸コネクタの波形スリーブは、互いの間で相互接続されていない。
【0011】
さらに先行技術においては、箱状の同軸ケーブル終端ソケットのハウジングを接続するための接地ブッシング・ストリップを用いることが知られている。特許文献18および特許文献19に、このようなソケット・コネクタの例が開示されている。このソケット・コネクタは、複数の同軸ケーブル終端ソケットを受け取るように適応されており、終端ソケットの外部導電性ケーシングの一部分を露出させるように適応された2つの対向する長手方向の凹部を含む。これらの露出部分は、金属製ストリップ様に形成された2つの接続要素からなる複数の金属製フィンガによって接触される。これらの接続要素によって、終端ソケットが、既知のソケット・コネクタの外部ケーシング・コンポーネントに電気接続される。ケーシング・コンポーネントは電気伝導性を有する。
【0012】
さらに特許文献20から、複数の同軸ケーブル終端ソケットに対する他のソケット・コネクタとして、終端ソケットを受け取るための金属ハウジングを有するものが知られている。弾力性のある円筒形チューブ様要素を金属層で包んだものが、終端ソケットと金属ハウジングとの間に挿入されて、隣接する終端ソケットの列に側面から接触する。
【特許文献1】
米国特許第A−4,943,245号公報
【特許文献2】
米国特許第A−4,923,412号公報
【特許文献3】
ドイツ特許第37 32 520号公報
【特許文献4】
米国特許第A−4,762,508号公報
【特許文献5】
ヨーロッパ特許第B−0 284 245号公報
【特許文献6】
米国特許第B−6,203,369号公報
【特許文献7】
米国特許第A5,184,965号公報
【特許文献8】
ドイツ特許第C−41 16 168号公報
【特許文献9】
ドイツ特許第C−41 16 166号公報
【特許文献10】
米国特許第A−5,829,991号公報
【特許文献11】
米国特許第A−5,775,924号公報
【特許文献12】
米国特許第A−4,340,265号公報
【特許文献13】
ヨーロッパ特許第B−0 508 255号公報
【特許文献14】
米国特許第A−4,889,500号公報
【特許文献15】
ヨーロッパ特許第A−0 897 202号公報
【特許文献16】
ドイツ特許第C−43 44 328号公報
【特許文献17】
ドイツ特許第A−33 41 356号公報
【特許文献18】
米国特許第B−6,171,143号公報
【特許文献19】
ヨーロッパ特許第A−0 952 637号公報
【特許文献20】
特開平第11−074 037号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
電気特性および製造面の両方に関して改善された接地ブッシングを有する、複数のシールド・ケーブル終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタが依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明によって、同軸ケーブル用の複数の終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタであって、
各同軸ケーブルは、信号導体と、信号導体に対して相対的に電気絶縁されたケーブル・シールドとを有し、各終端ソケットは、(1)電気伝導性材料のハウジング、およびハウジング内にあってハウジングに対して相対的に電気絶縁され信号導体に対して電気接続される少なくとも1つの信号コンタクト要素と、(2)ハウジング内にあって、信号コンタクト要素に対して相対的に電気絶縁され、かつケーブル・シールドおよびハウジングに対して電気接続される少なくとも1つの接地コンタクト要素と、を有するソケット・コネクタが提供される。
本発明によるソケット・コネクタは、
複数の同軸ケーブル終端ソケットのハウジングを受け取るための隣接する受け取り部分を有するハウジングと、
隣接する受け取り部分の間に配置された壁セクションであって、各壁セクションは、電気伝導性のコンタクト表面を備え、隣接する受け取り部分を限定し、シールド・ケーブル終端ソケットのハウジングが受け取り部分内に挿入されたときに接触する、壁セクションと、を備え、
各壁セクションのコンタクト表面は互いに電気接続される。
【0015】
高速および高周波数での信号伝達に対しては、シールド・ケーブル終端ソケット間の接地ブッシング接続部の経路長がかなり重要であることが、電気的な測定において見出されている。したがって本発明によって、ソケット・コネクタの隣接するシールド・ケーブル終端ソケット間の電気経路を、非常に短くデザインすることが提案される。これを実現することは、本発明によって、隣接するシールド・ケーブル終端ソケット間の電気的相互接続をソケット・コネクタの壁セクション(シールド・ケーブル用の隣接する終端ソケット間に配置される)を通して与えることによってなされる。これらの壁セクションは、2つ以上の電気伝導性のコンタクト表面であって、ソケット・コネクタのハウジングの隣接する受け取り部分またはコンパートメント(個々の終端ソケットを受け取る)を限定するコンタクト表面を有する。壁セクションの対向するコンタクト表面は、シールド・ケーブル終端ソケットのハウジングが受け取り部分またはコンパートメント内に挿入されたときに接触し、および互いに電気接続されている。このデザインによって、隣接する2つの終端ソケット間の電気経路が、できるだけ短くなる。この特徴によって、同様に、良好な信号伝達が得られる信号速度および周波数が数GHzまで増大する一方で、減衰は非常に小さく、たとえば3dBに過ぎない。その結果、シールド・ケーブル用終端ソケット間の低誘導接続と、したがって低インピーダンス接続とによって、伝達すべき信号に対する大きな帯域幅、すなわち反射現象の低減が保証される。したがって本発明のソケット・コネクタによって、信号伝達の周波数帯域幅が増加する一方で、同時に減衰が低減される。
【0016】
本発明によれば、受け取り部分の間に壁セクションが配置されていて、受け取り部分を列またはアレイで配置することができ、個々の受け取り部分対の間の壁セクションは、列に沿ってまたはアレイの両方向(行および列の方向)に沿っている。各受け取り部分は、1つまたは複数の終端ソケットを含んでも良く、ある受け取り部分の終端ソケットは、隣接する受け取り部分の終端ソケットに、共通の壁セクションによって電気接続されている。特に、本発明によるソケット・コネクタのハウジングによって、2列の終端ソケットを受け取ることが提供される。2つの終端ソケットは各受け取り部分において並行に配置され、受け取り部分は、受け取りセクションの全ての終端ソケットとの電気的な接触が可能な個々の壁セクションによって、分離されている。
【0017】
基本的に、シールド・ケーブルは信号導体または導体コアを備え、絶縁材料のシースが信号導体を取り囲んでいる。絶縁シースは、電気伝導性材料の編組または箔とすることができるシールド層によって取り囲まれている。シールド層の周りには、外部絶縁ジャケットが配置されている。シールド・ケーブル用の終端ソケットは、信号コンタクト要素と接地コンタクト要素とを備え、これらは電気絶縁されてハウジング内に配置されており、ハウジングは接地コンタクト要素として機能し得る。いわゆるSCI終端ソケットの場合には、米国特許第A−5,184,965号、DE−A−41 16 168号、およびDE−C−41 16 166号に記載されているように(これらの文献の開示は本明細書において参照により取り入れられている)、信号および接地コンタクト要素は、シールドとしても機能する電気伝導性材料の箱状ケーシングまたはハウジング内に、並行にかつ電気的に絶縁されて配置される。SCI終端ソケットは、外径が2mm未満の小型化されたシールド・ケーブル用にデザインされているが、SCI終端ソケットの構造および配置は、前述のものと異なる外径を有するシールド・ケーブルの寸法に合うようにデザインすることもできる。特に本発明によるソケット・コネクタは、たとえば前述の参考文献に記載されているような同軸ケーブル終端ソケットに適している。
【0018】
SCI終端ソケットは、ソケット・コネクタの受け取り部分またはコンパートメント内に容易に搭載することができる。SCI終端ソケットは、箱状ハウジングまたはケーシングであるために、ソケット・コネクタ内にかなり高密度で配置することができる。
【0019】
本発明によれば、電気伝導性を有し電気接続された2つ以上の表面を有する壁セクションが、隣接する同軸ケーブル終端ソケット間に配置される。SCI終端ソケットの場合、箱状ハウジングは、断面が実質的に矩形であって、平行な2つの大きな外部表面と、2つの大きな表面と接続する平行な2つの小さな外部表面とを有する。隣接するSCI終端ソケットの大きな外部表面は、それらの間に壁セクションを介して、互いに面している。したがって受け取り部分が、SCI終端ソケットを受け取るようにデザインされている場合には、壁セクションは大きな外部表面と接触する。
【0020】
本発明の一実施形態においては、壁セクションのコンタクト表面に、同軸ケーブル終端ソケットのハウジングが受け取り部分内に挿入されたときに接触するための隆起部が設けられている。これらの隆起部によって、同軸ケーブル終端ソケットのハウジングと点状または線状に接触することが起こり得る。線接触が好ましく、コンタクト表面は波様形状であって、波は、いずれかの望ましい方位(特に受け取り部分の深さ方向にまたは深さ方向に直角)を有する。特に壁セクションは、一方のコンタクト表面に隆起部を有し他方のコンタクト表面に谷間を生じさせる波形要素として設けられている。壁セクションと同軸ケーブル終端ソケットとの間の良好な機械的接触を保証するために、壁セクションに弾性があって弾性力を発生させることが好ましい。この弾性力の発生は、壁セクションのデザインまたは構造によって、すなわち壁セクションに弾性的に接続される波形または隆起部とともに形成することによって、または壁セクション用の弾性材料を選択することによって、またはデザインもしくは構造特徴および材料特徴の両方によって、行なうことができる。弾性材料(たとえばゴムなど)を用いる場合、この材料の対向する表面を電気伝導性の材料で覆い、これらの伝導性材料コーティングを弾性材料を通して互いに電気接続する。代替案として、壁セクションは、弾性材料のコアを含み、コアを伝導性材料のハウジングで取り囲んで、コンタクト表面およびその相互接続部の両方を形成することができる。
【0021】
各受け取り部分の内部断面は、終端ソケット・ハウジングの外部断面に対応する。特にSCI終端ソケットの場合、受け取り部分はそれぞれ矩形断面を有する。
【0022】
各受け取り部分には、終端ソケットを挿入するための開口部と、開口部に対向する底壁とが設けられており、両者の間には側壁が配置され、それらのうちの2つは壁セクションのコンタクト表面によって形成されている。各受け取り部分の底壁には、同軸ケーブル終端ソケットの信号および接地コンタクト要素の数および相対配置に対して、数および配置で対応する穴が設けられている。受け取り部分の底壁の穴は、穴まで延在して終端ソケットの接地および信号コンタクト要素まで至る接続ピンを受け取ることができる。ソケット・コネクタとの電気接続に対する先行技術において基本的に知られているように、ピンは、たとえばプリント回路基板またはピン・ストリップ・ヘッダなどから延在していても良い。
【0023】
代替案として、本発明によるソケット・コネクタのハウジングの底壁内の穴は、たとえばプリント回路基板のコンタクト・パッドと接触するためにハウジングから延在するバネ式プローブを受け取るようになっていても良い。たとえばプリント回路基板に対してハウジングが押し付けられ、それによりプリント回路基板のパッドとバネ式プローブとの間の電気接続が得られる。
【0024】
受け取り部分内に挿入された同軸ケーブル終端ソケットが、受け取り部分からの望ましくない外れを起こさないようにするために、各受け取り部分に対して少なくとも1つのロッキング要素を有して、同軸ケーブル終端ソケットのハウジングを固定することが好ましい。ロッキング要素はたとえば、終端ソケットのハウジングとのスナップ・フィット噛みあい(snap fit engagement)とすることができ、特に、終端ソケット・ハウジングの表面のうち底壁に対向するしたがって受け取り部分の開口部内にある表面に、接触することができる。
【0025】
さらに、壁セクションを、ソケット・ハウジングから分離された個々の要素としてデザインすることが好ましい。これらの分離された要素が、ハウジング内に挿入される。このデザインが好都合であるのは、ハウジングを、誘電体プラスチック材料(成形プロセス、特に射出成形プロセスによって容易に製造可能)から作製することができ、加えて他の材料(たとえば金属)も、射出成形またはダイカスト・プロセスで用いることができるという点である。一方で、分離された壁セクション要素は、金属材料、特にバネ鋼のシートのように弾性特性を有する金属材料から、製造することができる。好ましくは、ソケット・ハウジング内に挿入される分離された壁セクション要素を、ハウジング内部に、少なくとも1つのロッキング要素を各壁セクション要素に対して用いて固定して、ハウジングからの望ましくない取りはずれが起きないようにする。最も好ましいロッキング要素は、ソケット・ハウジングまたは壁セクション要素とのスナップ・フィット噛みあいである。壁セクション要素は最も好ましくは、ソケット・ハウジングの互いに対面する受け取りスロット内に、受け取りスロット対の一方の受け取りスロットによって各壁セクション要素の側面エッジが受け取られるように、挿入される。このデザインにおいて、ソケット・ハウジングは、少なくとも1つの受け取り領域を含み、受け取り領域は、ソケット・ハウジング内の凹部によって形成されて、対面する主要な壁部分を有し、主要な壁部分の間で壁セクション要素が互いに平行に配置されて、受け取り凹部を、複数の隣接する受け取り部分に分割している。個々の壁セクション要素の対向する側面エッジを受け取るための対向する案内スロット内に挿入されてガイドされる分離された壁セクション要素を有する本発明の実施形態は、隣接する同軸ケーブル終端ソケット間の電気接続の信頼性が高いソケット・コネクタの容易なアセンブリおよび安定した構築に関して、好都合である。
【0026】
本発明の他の実施形態においては、受け取り部分内に挿入するための少なくとも1つの挿入要素が提供される。この挿入要素は、電気伝導性の材料から形成されているか、電気伝導性の材料を含むか、挿入要素が受け取り部分内に挿入されたときに2つの隣接する壁部分のコンタクト表面と接触する電気伝導性の対向する表面を含む。挿入要素の対向する導電性表面は、互いに電気接続されている。このような挿入要素を用いることで、本発明によるソケット・コネクタの1つまたは複数の受け取り部分にシールド・ケーブル終端ソケットが取り付けられていない場合でも、ソケット・ハウジングの隣接する壁部分の対面するコンタクト表面を電気的にブリッジすることができる。したがってたとえどのような理由にせよ、個々の受け取り部分に終端ソケットが取り付けられていない場合であっても、挿入要素によって終端ソケットの接地ブッシングが保証される。理由の1つとしては、ある電気的な応用のために、ソケット・コネクタの含む終端ソケットが受け取り部分の数よりも少ないことが考えられる。
【0027】
本発明のソケット・コネクタの個々の受け取り部分内への、シールド・ケーブル終端ソケットの挿入を容易にするために、一実施形態においては、受け取り部分に、シールド・ケーブルの終端ソケットの分極特性(polarization features)と噛み合うための分極特性が設けられている。このようなデザインにおいては、終端ソケットを受け取り部分内へ挿入できるのは、特定のすなわち正しい方位でのみである。
【0028】
上で確認された本発明の実施形態によれば、シールド・ケーブル終端ソケットは、受け取り部分内に挿入されたときに、隣接する2つの壁セクションの対向するコンタクト表面に沿ってスライドする。このコンセプトの代替案として、本発明の他の実施形態によれば、シールド・ケーブル終端ソケットのハウジングが、壁部分のコンタクト表面の一方に固定して接続されていることが提供される。この実施形態では、壁部分とシールド・ケーブル終端ソケットとが、ソケット・コネクタのハウジング内に同時に挿入される。ハウジング内に挿入されたときに、壁セクションのコンタクト表面のうちシールド・ケーブル終端ソケットに接続されていないコンタクト表面によって、隣接する受け取り部分の表面(ソケット・コネクタ内に挿入されたときに、この表面に沿って他のシールド終端ソケットがスライドする)が与えられる。壁セクションとシールド・ケーブル終端ソケットとの間の接続が固定されているために、シールド・ケーブル終端ソケットを、ソケット・コネクタ(壁部分はソケット・コネクタ内にロックされている)からの望ましくない外れが起きないように固定することができる。
【0029】
前述した実施形態によるシールド・ケーブル終端ソケットのハウジングに固定して接続される壁セクションに、本発明の他の実施形態の壁セクションに関して前述した特徴を設けることができる。特に、壁セクションを、隆起部を有する別個の要素として設け、特に、壁セクションは、既に詳述したように波形である。代替案として、壁セクションを、シールド・ケーブル終端ソケットのハウジングから延在し電気伝導性材料を含む弾性アームまたはタブであって、ソケット・コネクタ内へ挿入される隣接するシールド終端ソケットのハウジングと機械的および電気的接触を形成する弾性アームまたはタブとしてデザインすることができる。複数の隣接するシールド・ケーブル終端ソケットがソケット・コネクタの受け取り領域または凹部内に挿入されるときに、ソケット・コネクタの受け取り領域または凹部は、シールド・ケーブル終端ソケットのハウジングのバネ・アームなどの隆起部材によって、複数の隣接する受け取り部分に分割され、これらはバネ要素などの隆起部材によって分離されることになる。
【0030】
本発明を、図面を参照して、より詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
図1〜5において、ソケット・コネクタの第1の実施形態10を示す。ソケット・コネクタ10は、誘電体または電気伝導性材料からなるハウジング12を備え、ハウジング12は、主要部分14と、主要部分14の対向する側面サイド18から延在する2つのフランジ部分16とを有する。フランジ部分16は、必ずしも必要ではない。側面サイド18に加えて、ソケット・コネクタ10のハウジング12の主要部分14は、前端部20および後端部22によって限定されている。
【0032】
図2から分かるように、ハウジング12には凹部24が設けられており、凹部24は実質的に、フランジ部分16間の主要部分14の完全な幅に沿って、および主要部分14に沿って前端部20の方へ、延在している。凹部24は、後端部22において開放され、ハウジング12の底壁部分26によって限定されている。また図2に示すように、凹部24は、個々の壁セクション28によって、列に配列され壁セクション28によって分離されたコンパートメントまたは受け取り部分に分割されている。
【0033】
ソケット・コネクタ10は、先行技術においてSCI終端ソケットと言われるような複数の箱状の同軸ケーブル終端ソケットを受け取るようにデザインされている。これらのSCI終端ソケットに対する例は、米国特許第5,184,965号、DE−A−41 16 168号、およびDE−C−41 16 166号に記載されている。SCI終端ソケット32の構造は、一般に当業者に知られており、接地コンタクト要素および信号コンタクト要素(同軸ケーブル36のシールドおよび導体と接続されるべきもの)を有するハウジング34を備える。2つのコンタクト要素は、互いに対して相対的に絶縁されており、電気伝導性材料のハウジング34によって取り囲まれた誘電体材料のコア内に配置されている。ハウジング34は、SCI終端ソケット32の接地コンタクト要素に電気的に接続されている。したがってSCI終端ソケットによって、同軸ケーブル36の2つの伝導性要素、すなわち信号導体およびシールドは、並行に配置され箱状ハウジング34によって封入されたコンタクト要素に移される。
【0034】
ソケット・コネクタ10内に挿入されると、個々のSCI終端ソケット32は受け取り部分30によって受け取られて、SCI終端ソケット32のコンタクト要素は底壁26に近づけられる。各受け取り部分30ごとの底壁26は、凹部24から底壁26を通ってソケット・コネクタ10の主要部分14の前端部20へ延在する2つの穴38を備える。図1〜5による実施形態においては、ソケット・コネクタ10の相手方の終端ピンが、穴38を通って凹部24内へ延在していて、受け取り部分30内に挿入されたSCI終端ソケット32のコンタクト要素と接触するようになっている。
【0035】
個々の壁セクション28は、電気伝導性材料の別個の壁セクション要素40として設けられている。図4および5から分かるように、各壁セクション要素40は、波形がつけられており、したがって隆起部41を備えている。壁セクション要素40は、金属から、特にバネ鋼から形成されていて、弾性がある。各壁セクション要素40は、対向する2つのコンタクト表面42、44を有する。コンタクト表面42、44は、壁セクション要素40がその間に配置される2つのSCI終端ソケット32のハウジング34と、機械的および電気的に接触するためのものである。シート状の波形要素40は、SCI終端ソケット32を接地して接地ブッシングとなるように機能する。壁セクション要素と隣接するSCI終端ソケットとの間に複数のコンタクト領域があるために、インピーダンスおよび抵抗が相当に低い電流経路が形成され、その結果、接地ブッシングが改善される。この結果、同様に、周波数が数GHzを超える信号を、同時に減衰を相当に低く維持しながら、伝達することができる。
【0036】
図3および4から分かるように、各壁セクション要素40の側面エッジ46が、ハウジング12内に形成され凹部24に向かって開放されるスロット48の内部に挿入される。ソケット・コネクタ10を組み立てるとき、壁セクション要素40を、ハウジング12のスロット48内部に挿入する。壁セクション要素40をソケット・コネクタ10のハウジング12内に保持するために、各要素40には、その側面エッジ46の一方において、コンタクト表面42、44の一方から隆起するロッキング・アーム50が設けられている。ロッキング要素またはロッキング・アーム50は、要素40と一体的に形成され、要素40を受け取る2つのスロット48の一方内にある対応するノッチ52内にはまる。図4において、この状況を理解することができる。
【0037】
そのうえ、SCI終端ソケット32を受け取り部分30内に保持するために、隆起するロッキング要素54が各壁セクション要素40において設けられていて、ソケット・コネクタ10のハウジング12の底壁26と対向するSCI終端ソケット32のハウジング34の端をつかむようになっている。このロッキング要素54は弾性があり、受け取り部分30内部にSCI終端ソケット32を挿入するときにソケット32が通過する経路の外へ、何とか曲げることができる。したがってソケット・コネクタ10内部にすでに挿入されているSCI終端ソケット32を、依然として、交換して取り外すことができる。
【0038】
前にすでに述べたように、壁セクション要素40によって、隣接するSCI終端ソケット32の間の電気的な相互接続がもたらされる。要素40の材料は、銅合金(たとえばベリリウムとの合金)とすることができる。しかし他の金属製または非金属製の電気伝導性材料も適している。最後に、各壁セクション要素40は、電気伝導性材料がコーティングされた誘電体材料のコアを備えることもできる。このような要素も、SCI終端ソケットを通して送信される高周波信号の表皮効果があるために、電気的な相互接続部として働く。優れたコーティング材料は、たとえば金であるが、コアを、弾性特性のある波形の鉄または波形の鋼とすることができる。
【0039】
図6に、本発明によるソケット・コネクタの他の実施形態10’を示す。同図では、要素として、その構成または機能から図1〜5の実施形態の要素と類似または同一のものには、同じ参照数字を付けてある。
【0040】
ソケット・コネクタ10および10’間の唯一の違いは、穴38内に、バネ式プローブ(spring loaded probes)56が挿入されていることである。各プローブ56には、先端部58の形状を有しソケット・コネクタ・ハウジング12の前端部20を越えて延在するバネ・バイアスされた(spring bias)第1の端が設けられている。各プローブ56の他方の端は、凹部24内へ延在すて、SCI終端ソケット32のコンタクト要素の一方と噛み合う。ソケット・コネクタ内でバネ式プローブ56を用いることは、基本的に知られている。ソケット・コネクタ10’を、すなわちプリント回路基板のコンタクト・パッドに対して、バネ式先端部の端によって押し付けることによって、電気的接触が実現する。
【0041】
図1〜5によるソケット・コネクタ10に関して説明された他の特徴は全て、図6によるソケット・コネクタ10’においても与えられている。特に、ソケット・コネクタ10には、改善された接地ブッシングも設けられており、これは、隣接するSCI終端ソケット32のハウジング間の電気的相互接続が非常に短くて、結果として電流経路のインピーダンスおよび抵抗が小さいためである。
【0042】
図7および8に、SCI終端ソケットに対する代替的な実施形態32’を示す。本実施形態においてもやはり、部品および特徴が同じである限りは、他の実施形態の場合と同じ参照数字が用いられている。
【0043】
図7および8のSCI終端ソケット32’のデザインにおいては、ハウジング34が、粘着接合、溶接、ハンダ付けなどによって、壁セクション要素40に固定して接続されている。図7および8の要素40の構造および特徴は、前述した実施形態の場合と同じである。唯一の違いは、SCI終端ソケット32のハウジング34を要素40にロッキングするためのロッキング要素が、両方の部品が堅固に結合されているために、もはや必要ではないことである。しかし図7および8の実施形態の壁セクション要素40にも、ソケット・コネクタ・ハウジング12と噛み合うロッキング要素50が設けられており、ロッキング要素50は、要素40の個々の側面エッジ46を受け取るスロット48のノッチ52内にはまる。
【0044】
図7および8の実施形態において重要なことは、SCI終端ソケット32’のハウジング34に固定して接続され、隣接するSCI終端ソケット32’のハウジング34に対する接触をもたらす壁セクション要素40によって、SCI終端ソケット32’がソケット・コネクタ内に挿入されたときに、ソケット・コネクタの隣接する受け取り部分間に分離要素が形成されることである。したがって、壁セクション要素40は、その側面エッジ46とともに、SCI終端ソケット32’のハウジング34を越えて延在していて、ソケット・コネクタのスロット48によってガイドされ受け取られる(図3、4、および6における他の実施形態に対して示している)。
【0045】
本発明を、1つの終端ソケット32を受け取るために各受け取り部分30が設けられている実施形態に関して前述している。しかし各受け取り部分30を、複数の終端ソケット32(それぞれ、少なくとも1つの共通の壁セクション40に接触する)を受け取るようにデザインできることが、当業者には明らかである。たとえば2つの終端ソケット32を、それらの小さい側を互いに対面および接触させた状態で配置し、隣接する受け取り部分30を分離する壁セクション40のそれぞれが、個々の受け取り部分の終端ソケット32の両方および(より一般的な言葉で)全てと接触するようにすることができる。
【0046】
当業者には明らかであるように、前述の開示を考慮して、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明を実施する際に多くの変形および変更を行なうことができる。したがって本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される内容に基づいて解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1の実施形態によるソケット・コネクタを示す側面図である。
【図2】図1のソケット・コネクタを示す背面図である。
【図3】図1のソケット・コネクタを図2のIII−IIIに沿った断面図である。
【図4】図3の断面図をより大きなスケールで見た部分詳細図である。
【図5】壁セクション要素とSCI終端ソケットとの相互噛みあいを、ソケット・コネクタの周囲部品のない状態で示す斜視図である。
【図6】代替的な実施形態によるソケット・コネクタを示す断面図である。
【図7】壁セクション要素が固定して接続された代替的なSCI終端ソケットを示す側面図である。
【図8】図7のSCI終端ソケットを示す他の側面図である。
Claims (18)
- シールド・ケーブル用の複数の終端ソケットを受け取るためのソケット・コネクタであって、
各シールド・ケーブルは、信号導体と、信号導体に対して相対的に電気絶縁されたケーブル・シールドとを有し、各終端ソケットは、(1)電気伝導性材料のハウジング、およびハウジング内にあってハウジングに対して相対的に電気絶縁され信号導体に対して電気接続される少なくとも1つの信号コンタクト要素と、(2)ハウジング内にあって、信号コンタクト要素に対して相対的に電気絶縁され、ケーブル・シールドおよびハウジングに対して電気接続される少なくとも1つの接地コンタクト要素と、を有するソケット・コネクタにして、
複数のシールド・ケーブル終端ソケット(32)のハウジング(34)を受け取るための隣接する受け取り部分(30)を有するハウジング(12)と、
隣接する受け取り部分(30)の間に配置された壁セクション(40)であって、各壁セクション(40)は、電気伝導性のコンタクト表面(42、44)を備え、隣接する受け取り部分(30)を限定し、シールド・ケーブル終端ソケット(32)のハウジング(34)が受け取り部分(30)内に挿入されたときに接触する、壁セクション(40)と、を備え、
各壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)は互いに対して電気接続されるソケット・コネクタ。 - 前記壁セクション(40)のそれぞれの前記コンタクト表面(42、44)に、前記シールド・ケーブル終端ソケット(32)の前記ハウジング(34)が前記受け取り部分(30)内に挿入されたときに接触する隆起部(41)が設けられている、請求項1に記載のソケット・コネクタ。
- 前記隆起部(41)が、前記壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)に渡って延在する波型によって形成される、請求項2に記載のソケット・コネクタ。
- 前記隆起部(41)に弾性がある、請求項2または3に記載のソケット・コネクタ。
- 前記シールド・ケーブル終端ソケット(32)の前記ハウジング(34)が前記受け取り部分(30)内に挿入されたときに、前記壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)によって接触するための弾性力を発生させるために、前記壁セクション(40)に弾性がある、請求項1〜4のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- 前記壁セクション(40)が、弾性材料を含む、請求項5に記載のソケット・コネクタ。
- 前記弾性材料が、個々の壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)を形成する少なくとも2つの外部側面上の電気伝導性材料によって覆われる、請求項6に記載のソケット・コネクタ。
- 前記弾性材料が、個々の壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)と電気接続するために電気伝導性を有する、請求項6または7に記載のソケット・コネクタ。
- 前記弾性材料が、個々の壁セクション(40)の前記コンタクト表面(42、44)と前記コンタクト表面(42、44)の電気接続部とを形成するために電気伝導性材料によって覆われる、請求項6または7に記載のソケット・コネクタ。
- 前記受け取り部分(30)を限定し、受け取り部分(30)にアクセスするための開口部と対向して配置される前記ソケット・ハウジング(12)の底壁(26)であって、各受け取り部分(30)から前記ソケット・ハウジング(12)の外部表面に延在する穴(38)を備え、前記穴(38)は、前記シールド・ケーブル終端ソケットのコンタクト要素が前記受け取り部分(30)内に挿入されたときに噛み合う終端ピンを受け取るためのものである底壁(26)、によってさらに特徴付けられる、請求項1〜9のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- 前記穴(38)内に挿入されるバネ式プローブ(56)をさらに備え、
各バネ式プローブ(56)は、(1)弾性的に配置され、前記ソケット・ハウジング(12)の前記外部表面の外側へ少なくとも部分的に延在する第1端(58)と、(2)シールド・ケーブル終端ソケット(32)のコンタクト要素が受け取り部分(30)内に挿入されたときに噛み合う第2端と、を有する、請求項10に記載のソケット・コネクタ。 - 前記受け取り部分(30)は、箱状のシールド・ケーブル終端ソケット(32)を受け取るために、断面が実質的に矩形である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- 前記受け取り部分(30)内にシールド・ケーブル終端ソケット(32)の前記ハウジング(34)を固定して、前記受け取り部分(30)からの望ましくない外れが起きないようにするための、少なくとも1つのロッキング要素(54)が、それぞれの前記受け取り部分(30)に設けられている、請求項1〜12のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- 前記壁セクション(40)が、隣接する受け取り部分(30)を分離するために前記ソケット・ハウジング(12)内へ挿入される分離要素であり、各壁セクション要素には、前記壁セクション要素(40)を固定して前記ソケット・ハウジング(12)からの望ましくない外れが起きないようにするためのロッキング要素(50)が設けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- 前記壁セクション要素が、その側面エッジ(46)において、前記ソケット・ハウジング(12)の受け取りスロット(48)内に挿入される、請求項14に記載のソケット・コネクタ。
- 受け取り部分内に挿入するための少なくとも1つの挿入要素をさらに備え、前記挿入要素は、電気伝導性材料から形成されているかまたは電気伝導性表面を備え、前記挿入要素は、前記ソケット・ハウジングの隣接する壁部分の対面するコンタクト表面を電気的にブリッジするためのものである、請求項1〜15のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- シールド・ケーブル終端ソケット(32)の前記ハウジング(34)が、個々の壁部分(40)のコンタクト表面(42、44)の一方に接合され、前記壁部分(40)は、前記シールド・ケーブル終端ソケット(32)の前記ハウジング(34)を越えて延在する側面エッジ(46)であって、前記ソケット・ハウジング(12)内に配置される対向するスロット(48)内に挿入されかつスロット(48)によってガイドされるための側面エッジ(46)を有する、請求項1〜16のいずれか一項に記載のソケット・コネクタ。
- シールド・ケーブル終端ソケットの前記ハウジングが、個々の壁部分の前記コンタクト表面に、粘着剤、溶接、またはハンダ付けによって接合される、請求項17に記載のソケット・コネクタ。
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