JP2592328Y2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2592328Y2
JP2592328Y2 JP6325492U JP6325492U JP2592328Y2 JP 2592328 Y2 JP2592328 Y2 JP 2592328Y2 JP 6325492 U JP6325492 U JP 6325492U JP 6325492 U JP6325492 U JP 6325492U JP 2592328 Y2 JP2592328 Y2 JP 2592328Y2
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JP
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antenna
card
antenna device
quadrilateral
communicable range
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JP6325492U
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宏和 河合
清義 倉沢
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神鋼電機株式会社
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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、非接触型自
動改札装置の送受信用アンテナなどに適用して好適なア
ンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通行者が携帯するICカードとの間で無
線による交信を行い、通行の可否を判定する自動改札装
置が利用されている。この種のICカードおよび改札機
双方には、無線による交信を可能にするため導線をルー
プ状に巻回してなる平面アンテナが内蔵されている。こ
こで、ICカードの平面アンテナが、改札機の平面アン
テナに対してどのような角度で接近した場合も、常に確
実に交信が行われることが必要である。しかし、両アン
テナの相対角度が±45゜以内であれば、交信の感度低
下は小量で済むが、それ以上の傾きが生じると通信距離
に影響し、交信可能範囲が狭くなる。これを図6および
図7により説明する。この図において、10はICカー
ド内の平面アンテナであり、20は改札機内の平面アン
テナである。改札機の平面アンテナ20とICカードの
平面アンテナ10の位置関係が、図6に示すように互い
に平行である場合、比較的広範囲に亙る交信可能範囲A
1が得られる。一方、互いに垂直である場合、図7に示
すように交信可能範囲A2が分割されて中央部が交信不
能に陥る場合がある。従って、改札機の平面アンテナの
形状を工夫することにより、傾きによる影響をなくし、
交信不能範囲が生じないような考慮がなされている。例
えば、改札機およびICカードのいずれか一方もしくは
双方に、複数の平面アンテナを、互いに平行にならない
よう配置する方法がある(特願平2−256515号公
報)。この方法によれば、1組の平面アンテナの位置関
係が垂直になっても、他の平面アンテナに対して垂直で
なくなり、交信可能範囲が広げられる。または、改札機
およびICカードのいずれか一方もしくは双方に、複数
の平面アンテナを、互いにその一部を重畳された状態に
配置する方法がある(特願平2−256516号公
報)。この方法によれば、隣接する平面アンテナ同士が
互いの交信可能範囲を補充し合い、交信可能範囲が広げ
られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアンテナ装置においては、複数の平面アンテナより
構成されるため入出力アンプも複数個必要となり、コス
トアップの要因となるという問題があった。同時に、入
出力アンプが複数個配置されることにより、各々アンプ
の調整レベルが異なる時に、互いに干渉して悪影響を与
えるという問題もあった。
【0004】この考案は、このような背景の下になされ
たもので、複数の入出力アンプを必要とせず、簡単な構
成で安価なアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1は、
ICカード等の第1の通信装置との間で無線によって交
信を行う第2の通信装置のアンテナ装置であって、1つ
の入出力アンプに接続された1つのループアンテナが
「コ」の字状に形成された3つの四辺形面の互いに隣接
しない辺に沿って卷回され、前記3つの四辺形面のうち
向き合う2つの四辺形面が互いに対称に波打つ曲面をな
し、前記3つの四辺形面によって囲まれた空間に対し、
前記3つの四辺形面を除く全ての面から前記第1の通信
装置によるアクセスが可能なことを特徴とするアンテナ
装置を提供する。
【0006】
【作用】上記構成によれば、利用者が携帯する通信装
置、あるいは移動体に搭載される通信装置をアンテナ装
置に対してどのような角度で接近させても、複数の面を
持つアンテナ装置の少なくとも1つの面に対して垂直と
ならないので、交信可能範囲が広がる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例に
ついて説明する。図1はこの考案の第1参考例によるア
ンテナ装置の構成を示す図である。この図において、1
は基板であり、直角に折り曲げられている。この基板1
の垂直面1aおよび水平面1bにかけて、1本のアンテ
ナがループ状に巻回されループアンテナ2が構成されて
いる。このようなアンテナ装置を改札機内に配置するこ
とにより、図2に示すように、ICカード内の平面アン
テナ3が基板1の垂直面1aに対して垂直であっても、
水平面1bに対して平行となる。すなわち、図6に示す
交信可能範囲A1および図7に示す交信可能範囲A2が合
成された、交信可能範囲Aが得られる。従って、ICカ
ードをどのような角度で改札機に接近させても、交信不
能箇所が生じることがない。
【0008】次に、図3にこの考案の第2参考例による
アンテナ装置を示す。この参考例において基板1は、垂
直面1a、水平面1b、および水平面1bに平行な水平
面1cにより構成されている。そして、これら各面1
a,1b,1cに亙ってループアンテナ2が巻回され
る。このようなアンテナ装置を改札機内に配置すること
により、図4に示すように、図6に示す交信可能範囲A
1および図7に示す交信可能範囲A2が合成された、交信
可能範囲Bが得られる。従って、第2参考例によるアン
テナ装置では、第1参考例によるアンテナ装置と同様な
効果を得ることができる。また、第2参考例によれば、
図3に示すように、利用者がICカード4を通過させる
通過範囲が水平面1bおよび水平面1cの間に限定され
ることになり、利用者が確実に交信可能範囲にICカー
ド4を通過させることとなる。従って、ICカード4が
通過する通過スピードの極度なばらつきが減り、交信を
より確実なものとすることが可能となる。
【0009】また、図5にこの考案の実施例によるア
ンテナ装置を示す。この実施例において基板1は、下面
1dおよび上面1eが、例えば上下対称に波打つ曲面と
なっている。そして、これら各面1a,1d,1eに亙
ってループアンテナ2が巻回される。このようなアンテ
ナ装置を改札機内に配置することにより、第1参考例お
よび第2参考例と同様な効果が得られる。また、第2
例と同様に、利用者に対してICカード4の通過範囲
を限定することができるので、確実な交信を行うことが
できる。
【0010】以上のように、上述の実施例によって、以
下のような効果が得られる。 (1)入出力アンプが少なく、安価な装置を提供でき
る。 (2)ICカードの通過範囲を限定し利用者に対して明
確にすることにより、利用者がICカードを交信可能範
囲内で通過させるようになり、交信を確実に行うことが
できる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、利用者によって携帯されるか、または移動体に搭載
される装置でありアンテナを有する通信装置と無線によ
る交信を行うアンテナ装置であって、1本の導線を複数
の面に亙って巻回し、その少なくとも1つの面が前記通
信装置のアンテナに対して垂直とならないように配置
、アンテナの対抗する2面を曲面とすることによっ
て、交信対象であるICカード等のアンテナへの挿入開
口部を大きくすることができ、ICカードを移動させた
ときアンテナとの距離を容易に変化させることができ、
好ましい電界強度の距離を得ることが可能となり、交信
対象であるICカード等の本願アンテナ部への挿入開口
部を大きくすることができ、操作感覚が向上し、複数の
入出力アンプを必要とせず、簡単な構成で安価な装置を
提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の第1参考例によるアンテナ装置の
構成を示す斜視図である。
【図2】 同参考例による交信可能範囲を示す図であ
る。
【図3】 この考案の第2参考例によるアンテナ装置の
構成を示す斜視図である。
【図4】 同参考例による交信可能範囲を示す図であ
る。
【図5】 この考案の実施例によるアンテナ装置の構
成を示す斜視図である。
【図6】 平面アンテナ同士の位置関係による交信可能
範囲を説明する図である。
【図7】 平面アンテナ同士の位置関係による交信可能
範囲を説明する図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ループアンテナ 3 平面アンテナ 4 ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 7/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカード等の第1の通信装置との間で
    無線によって交信を行う第2の通信装置のアンテナ装置
    であって、 1つの入出力アンプに接続された1つのループアンテナ
    が「コ」の字状に形成された3つの四辺形面の互いに隣
    接しない辺に沿って卷回され、 前記3つの四辺形面のうち向き合う2つの四辺形面が互
    いに対称に波打つ曲面をなし、 前記3つの四辺形面によって囲まれた空間に対し、前記
    3つの四辺形面を除く全ての面から前記第1の通信装置
    によるアクセスが可能なことを特徴とするアンテナ装
    置。
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