JP2592031Y2 - 支持クランプ - Google Patents
支持クランプInfo
- Publication number
- JP2592031Y2 JP2592031Y2 JP1993044014U JP4401493U JP2592031Y2 JP 2592031 Y2 JP2592031 Y2 JP 2592031Y2 JP 1993044014 U JP1993044014 U JP 1993044014U JP 4401493 U JP4401493 U JP 4401493U JP 2592031 Y2 JP2592031 Y2 JP 2592031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- support
- bracket
- length direction
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Insulators (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、大電流の供給を必要と
する設備および電源の設置が考えられる電気炉建設プラ
ント等の支持クランプに関するものである。
する設備および電源の設置が考えられる電気炉建設プラ
ント等の支持クランプに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の支持クランプは図3に示すように、
支持碍子2上に金属板からなる金具ベース3を設け、断
面凹型の固定金具4の開口部を前記金具ベース3に向け
て溶接する。この固定金具4に支持金具7を固定し、こ
の支持金具7で導体5を支持し、この導体5をその上部
に取付けた押え金具6及び押え金具6と支持金具7に挿
通したボルト9で締付けて構成される。なお、前記押え
金具6及び支持金具7は、断面形状L型のものを導体に
当接させるものである。
支持碍子2上に金属板からなる金具ベース3を設け、断
面凹型の固定金具4の開口部を前記金具ベース3に向け
て溶接する。この固定金具4に支持金具7を固定し、こ
の支持金具7で導体5を支持し、この導体5をその上部
に取付けた押え金具6及び押え金具6と支持金具7に挿
通したボルト9で締付けて構成される。なお、前記押え
金具6及び支持金具7は、断面形状L型のものを導体に
当接させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】通常、導体に通電する
と、導体温度が上昇し、導体が長さ方向に伸縮する。し
かしながら、上記のような構造の支持クランプでは、支
持碍子上で押え金具、支持金具と固定金具とが固定され
ているので、導体の長さ方向への伸縮に追従できず、導
体とボルトが擦れあって引き傷等が発生し、支持碍子の
曲げ破損事故の原因となっていた
と、導体温度が上昇し、導体が長さ方向に伸縮する。し
かしながら、上記のような構造の支持クランプでは、支
持碍子上で押え金具、支持金具と固定金具とが固定され
ているので、導体の長さ方向への伸縮に追従できず、導
体とボルトが擦れあって引き傷等が発生し、支持碍子の
曲げ破損事故の原因となっていた
【0004】
【考案の目的】本考案は、上記の課題を解決し、導体に
引き傷等が発生せず、支持碍子の曲げ破損事故の心配の
ない支持クランプを提供することを目的とする。
引き傷等が発生せず、支持碍子の曲げ破損事故の心配の
ない支持クランプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、支持碍子上に固定金具を設け、該固定
金具に導体を支持する支持金具を取付けてなる支持クラ
ンプにおいて、スライドボルトを前記固定金具に挿通し
て前記導体の長さ方向に平行に設け、該スライドボルト
に前記支持金具を取付け、該支持金具を固定金具に対し
て前記導体の長さ方向に移動可能に設けたことを特徴と
する。
達成するために、支持碍子上に固定金具を設け、該固定
金具に導体を支持する支持金具を取付けてなる支持クラ
ンプにおいて、スライドボルトを前記固定金具に挿通し
て前記導体の長さ方向に平行に設け、該スライドボルト
に前記支持金具を取付け、該支持金具を固定金具に対し
て前記導体の長さ方向に移動可能に設けたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】本考案の支持クランプによれば、スライドボル
トにより、支持金具を固定金具に対して導体の長さ方向
に移動可能に設けたので、導体の長さ方向の伸縮に追従
することができる。
トにより、支持金具を固定金具に対して導体の長さ方向
に移動可能に設けたので、導体の長さ方向の伸縮に追従
することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
図1に示すように支持クランプ1は、支持碍子2上に金
属板からなる金具ベース3を設け、断面凹型の固定金具
4の開口部を前記金具ベース3に向けて溶接する。この
固定金具4に支持金具7を固定し、この支持金具7で導
体5を支持し、この導体5をその上部に取付けた押え金
具6及び押え金具6と支持金具7に挿通したボルト9で
締付けて構成されるという点は従来と同じ構造である
が、支持金具を固定金具に対して導体の長さ方向に移動
可能に取付けた点に特徴がある。
図1に示すように支持クランプ1は、支持碍子2上に金
属板からなる金具ベース3を設け、断面凹型の固定金具
4の開口部を前記金具ベース3に向けて溶接する。この
固定金具4に支持金具7を固定し、この支持金具7で導
体5を支持し、この導体5をその上部に取付けた押え金
具6及び押え金具6と支持金具7に挿通したボルト9で
締付けて構成されるという点は従来と同じ構造である
が、支持金具を固定金具に対して導体の長さ方向に移動
可能に取付けた点に特徴がある。
【0008】固定金具4に支持金具7を移動可能に取付
けるために、長尺のスライドボルト8を固定金具4に挿
通させ、そのスライドボルト8の両端にそれぞれ支持金
具7を2個のナット8aで挟むようにして取付ける。こ
のように支持金具7を固定金具4に取付けることによっ
て、スライドボルト8の長さ分移動可能となる。
けるために、長尺のスライドボルト8を固定金具4に挿
通させ、そのスライドボルト8の両端にそれぞれ支持金
具7を2個のナット8aで挟むようにして取付ける。こ
のように支持金具7を固定金具4に取付けることによっ
て、スライドボルト8の長さ分移動可能となる。
【0009】なお、スライドボルト8はアルミニウム、
アルミニウム合金、軟鋼、ステンレス等の金属の棒状体
からなり、スライドボルト8の長さは、導体5の伸縮率
に合わせて長さを設定するが、少なくとも固定金具4の
凹部両側面間の長さより長くしなければならない。
アルミニウム合金、軟鋼、ステンレス等の金属の棒状体
からなり、スライドボルト8の長さは、導体5の伸縮率
に合わせて長さを設定するが、少なくとも固定金具4の
凹部両側面間の長さより長くしなければならない。
【0010】このような構造の支持クランプ1は、導体
5が押え金具6と支持金具7によりしっかりと挟持され
ているので、導体5が長さ方向に伸縮しようとすると同
時に、押え金具6と支持金具7も導体5に追従して固定
金具4に対してスライドするようになっている。
5が押え金具6と支持金具7によりしっかりと挟持され
ているので、導体5が長さ方向に伸縮しようとすると同
時に、押え金具6と支持金具7も導体5に追従して固定
金具4に対してスライドするようになっている。
【0011】また、他実施例として図示はしないが、固
定金具4に設けられるスライドボルト8の挿通孔を大き
な横孔にすると、導体の長さ方向だけではなく、導体の
長さ方向に垂直な方向にも移動可能となる。
定金具4に設けられるスライドボルト8の挿通孔を大き
な横孔にすると、導体の長さ方向だけではなく、導体の
長さ方向に垂直な方向にも移動可能となる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
スライドボルトにより、支持金具を固定金具に対して導
体の長さ方向に移動可能に設けたので、導体の長さ方向
の伸縮に追従することができる。したがって、導体に引
き傷等が発生せず、支持碍子の曲げ破損事故の心配はな
くなる。
スライドボルトにより、支持金具を固定金具に対して導
体の長さ方向に移動可能に設けたので、導体の長さ方向
の伸縮に追従することができる。したがって、導体に引
き傷等が発生せず、支持碍子の曲げ破損事故の心配はな
くなる。
【図1】本考案の支持クランプを示す側面図である。
【図2】図1における支持クランプを示す正面図であ
る。
る。
【図3】従来の支持クランプを示す側面図である。
1 支持クランプ 2 支持碍子 3 金具ベース 4 固定金具 5 導体 6 押え金具 7 支持金具 8 スライドボルト 8a ナット 9 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/00 - 17/54 H02G 3/22 - 3/28 H02G 5/00 - 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】 支持碍子上に固定金具を設け、該固定金
具に導体を支持する支持金具を取付けてなる支持クラン
プにおいて、スライドボルトを前記固定金具に挿通して
前記導体の長さ方向に平行に設け、該スライドボルトに
前記支持金具を取付け、該支持金具を固定金具に対して
前記導体の長さ方向に移動可能に設けたことを特徴とす
る支持クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044014U JP2592031Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 支持クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044014U JP2592031Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 支持クランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716532U JPH0716532U (ja) | 1995-03-17 |
JP2592031Y2 true JP2592031Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12679836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044014U Expired - Lifetime JP2592031Y2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 支持クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592031Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5172427U (ja) * | 1974-12-02 | 1976-06-08 | ||
JPS51105429U (ja) * | 1975-02-19 | 1976-08-24 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP1993044014U patent/JP2592031Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716532U (ja) | 1995-03-17 |
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