JPH076571Y2 - 電線止めクリップ - Google Patents

電線止めクリップ

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Publication number
JPH076571Y2
JPH076571Y2 JP4615992U JP4615992U JPH076571Y2 JP H076571 Y2 JPH076571 Y2 JP H076571Y2 JP 4615992 U JP4615992 U JP 4615992U JP 4615992 U JP4615992 U JP 4615992U JP H076571 Y2 JPH076571 Y2 JP H076571Y2
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JP
Japan
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bolt
cable
plate
support plate
fine movement
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4615992U
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JPH067120U (ja
Inventor
征行 上島
公秀 沢辺
武臣 内田
朝生 松隈
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Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は電柱又は鉄塔等の腕金に碍
子を介して高圧送電ケーブルを挟持する電線止めクリッ
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱又は鉄塔間に張設した高圧送
電ケーブル11は風のため図5仮想線で示すように揺動
する。しかし上記ケーブル11は腕金13の碍子上部に
設けた電線止めクリップによって締付固定されているた
め締付固定部と揺動部との境界部に曲げ応力が繰返し集
中し、該境界部から切断するという重大事故を発生し
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本案は電柱又は鉄塔等
の腕金に設けた上記碍子上部の上記クリップのケーブル
締付固定部と揺動部との境界部の曲げ応力集中を緩和し
ケーブル切断を防止しケーブルの耐用年数を延長するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本案は金属製支持台の上面に間隔を介して対向起立板
を設け、間隙を介して対向起立板を囲繞する長方形僅動
枠を設け、該僅動枠の一端板を上方に延長し、該延長部
に半円弧溝状のケーブル受を設け、上記対向起立板及び
上記僅動枠の両端板にボルト孔を穿設し、該ボルト孔に
ボルトを貫装し、上記間隔内に形成されたボルトの螺旋
に螺合する螺子に支持板を設け、該支持板の上部に上記
ケーブル受に向うケーブル押えを設けてなる電線止めク
リップボルト孔の内径をボルトの外径より大とすること
によって長方形僅動枠、ボルト及び支持板を僅動状態に
保持した上記考案記載の電線止めクリップによって構成
される。
【0005】
【作用】本案では金属製支持台1を腕金13に設けた碍
子14の上部に固定し、半円弧溝状のケーブル受4にケ
ーブル11の被覆11’を剥離した裸撚線11”を接触
支持し、該裸撚線11”をケーブル押え5と上記ケーブ
ル受4との間にボルト7を一方に回動して挟持固定す
る。
【0006】ケーブル11は図6に示すようにケーブル
受4側に支持され、風圧によりケーブル11が一方に揺
動するとケーブル受4及びケーブル押え5も図1実線位
置から仮想線位置に一方に僅か動くためケーブル受4と
ケーブル押え5の両端にケーブル11の揺動による曲げ
応力の集中が緩和される。
【0007】
【実施例】腕金13に取付けられた碍子14の上部にア
ルミ製支持台1を嵌合固定し、該支持台1の上面両端に
間隔Lを介して1対の対向起立板2、2を溶着固定す
る。
【0008】この対向起立板2、2の外側には長方形僅
動枠3を間隙tを介して囲繞し、該僅動枠3の一端板
3’を上方に延長3”するものであって、上記対向起立
板2、2、上記長方形僅動枠3の両端板3’、3’にボ
ルト孔6、6’を共通中心線c上に穿設し、該ボルト孔
6、6’にボルト7を貫装する。
【0009】ボルト7の外径は上記ボルト孔6、6’の
内径よりも小となすことによってボルト7を直径方向及
び上記中心線cの方向に僅か可動状態に支持し、かつ長
方形僅動枠3を対向起立板2、2に対し前後左右上下方
向に僅かに可動状態に保持することができる。
【0010】上記僅動枠3の一端板3’の延長部3”に
は半円弧溝状のケーブル受4をボルト7の方向と直角方
向に設け、ケーブル受4に向って往復摺動可能なケーブ
ル押え5をボルト7の方向と直角方向に設ける。
【0011】ケーブル押え5は支持板10の上部に設け
られ、該支持板10は間隔L内のボルト7に形成した螺
旋8に螺合する雌螺子9に設ける。ボルト7の両端は長
方形僅動枠3の両端板3’、3’の外側に突出し、該両
端にはそれぞれ6角形ボルト頭7’、7’を設けてなる
ものである。
【0012】尚図中15で示すものは座金、15’はス
プリングワッシャ、16はアーキングホーン、17は碍
子取付金具、18はケーブル受4の背面補強ステンレス
鋼板、19はケーブル押え5の背面補強ステンレス鋼板
である。
【0013】
【考案の効果】本案は上述のように構成したので電柱1
2又は鉄塔等の間に張設された架空高圧送電ケーブル1
1が風力で揺動した場合でも腕金13に碍子14を介し
てケーブル受4及びケーブル押え5に挟持固定した部分
が該ケーブル受4及びケーブル押え5と共に架空ケーブ
ル11の揺動に倣って動くため、ケーブル受4及び押え
5と架空ケーブル11との境界部分への曲げ応力の集中
が緩和され該境界部分からの切断事故を防止し上記ケー
ブル11の耐用年数を向上し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の電線止めクリップを示す平面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】ケーブル受とケーブル押えに裸撚線を挟持した
状態の拡大縦断側面図である。
【図4】全体側面図である。
【図5】高圧送電ケーブルの平面図である。
【符号の説明】
1 金属製支持台 L 間隔 t 間隙 2 対向起立板 3 長方形僅動枠 3’ 端板 3” 延長部 4 ケーブル受 5 ケーブル押え 6、6’ ボルト孔 7 ボルト 8 螺旋 9 螺子 10 支持板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製支持台の上面に間隔を介して対向
    起立板を設け、間隙を介して対向起立板を囲繞する長方
    形僅動枠を設け、該僅動枠の一端板を上方に延長し、該
    延長部に半円弧溝状のケーブル受を設け、上記対向起立
    板及び上記僅動枠の両端板にボルト孔を穿設し、該ボル
    ト孔にボルトを貫装し、上記間隔内に形成されたボルト
    の螺旋に螺合する螺子に支持板を設け、該支持板の上部
    に上記ケーブル受に向うケーブル押えを設けてなる電線
    止めクリップ。
  2. 【請求項2】 ボルト孔の内径をボルトの外径より大と
    することによって長方形僅動枠、ボルト及び支持板を僅
    動状態に保持した請求項(1) 記載の電線止めクリップ。
JP4615992U 1992-07-02 1992-07-02 電線止めクリップ Expired - Lifetime JPH076571Y2 (ja)

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JP4615992U JPH076571Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 電線止めクリップ

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JP4615992U JPH076571Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 電線止めクリップ

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JPH067120U JPH067120U (ja) 1994-01-28
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JP2500323Y2 (ja) * 1992-07-21 1996-06-05 九州電気産業株式会社 電線止めクリップ

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JPH067120U (ja) 1994-01-28

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