JP2592030Y2 - 開口部用マスキング材 - Google Patents
開口部用マスキング材Info
- Publication number
- JP2592030Y2 JP2592030Y2 JP1993042940U JP4294093U JP2592030Y2 JP 2592030 Y2 JP2592030 Y2 JP 2592030Y2 JP 1993042940 U JP1993042940 U JP 1993042940U JP 4294093 U JP4294093 U JP 4294093U JP 2592030 Y2 JP2592030 Y2 JP 2592030Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- masking material
- opening
- insertion portion
- clip
- openings
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば自動車の床裏塗装
に際して床パネルに設けられているハーネス孔、水抜き
孔等の孔に塗料が侵入しないように保護する開口部用マ
スキング材に関するものである。
に際して床パネルに設けられているハーネス孔、水抜き
孔等の孔に塗料が侵入しないように保護する開口部用マ
スキング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は図5に示すように例えば自動車の
床パネル(1) の開口部(2) を塗装から保護するには、容
器状挿入部(4) の開口縁にフランジ(5) を設けたプラス
チック製のマスキング材(3) が提供されている(実開昭
61−130368号)。
床パネル(1) の開口部(2) を塗装から保護するには、容
器状挿入部(4) の開口縁にフランジ(5) を設けたプラス
チック製のマスキング材(3) が提供されている(実開昭
61−130368号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のマスキング材(3) は開口部(2) に緊密に取付けること
が出来ず、塗装前または塗装中に開口部(2) から離脱す
るおそれがあった。
のマスキング材(3) は開口部(2) に緊密に取付けること
が出来ず、塗装前または塗装中に開口部(2) から離脱す
るおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決するための手段として、開口部(2) の形状に対応
した形状を有する容器状挿入部(14)の底部の略中央部を
全径にわたって盛上らせてクリップ部(16)とし、かつ該
挿入部(14)の周面には該開口部(2) の裏側周縁に係合す
る係合突起(17)を設けた開口部用マスキング材(13)を提
供するものである。
を解決するための手段として、開口部(2) の形状に対応
した形状を有する容器状挿入部(14)の底部の略中央部を
全径にわたって盛上らせてクリップ部(16)とし、かつ該
挿入部(14)の周面には該開口部(2) の裏側周縁に係合す
る係合突起(17)を設けた開口部用マスキング材(13)を提
供するものである。
【0005】
【作用】本考案のマスキング材(13)のクリップ部(16)を
指でつまんで押せば、該マスキング材(13)は該クリップ
部(16)を中心として折れ曲がる。この状態で該マスキン
グ材(13)の挿入部(14)を対象とする開口部(2) に挿入し
て指を離せば該マスキング材(13)は弾性によって伸び、
該挿入部(14)の係合突起(17)が該開口部(2) の裏側周縁
に係合する。
指でつまんで押せば、該マスキング材(13)は該クリップ
部(16)を中心として折れ曲がる。この状態で該マスキン
グ材(13)の挿入部(14)を対象とする開口部(2) に挿入し
て指を離せば該マスキング材(13)は弾性によって伸び、
該挿入部(14)の係合突起(17)が該開口部(2) の裏側周縁
に係合する。
【0006】
【実施例】本考案を図1〜図4に示す一実施例によって
説明すれば、マスキング材(13)は容器状の挿入部(14)
と、該挿入部(14)の開口縁から差出されるフランジ(15)
と、該挿入部(14)の底部の略中央部を全径にわたって盛
上らせて形成されるクリップ部(16)とからなり、該挿入
部(14)の周面には該クリップ部(16)をへだてゝ係合突起
(17)が形成されている。
説明すれば、マスキング材(13)は容器状の挿入部(14)
と、該挿入部(14)の開口縁から差出されるフランジ(15)
と、該挿入部(14)の底部の略中央部を全径にわたって盛
上らせて形成されるクリップ部(16)とからなり、該挿入
部(14)の周面には該クリップ部(16)をへだてゝ係合突起
(17)が形成されている。
【0007】上記マスキング材(13)はポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性プラスチック
のシートまたは該熱可塑性プラスチックの発泡体のシー
ト、あるいはポリウレタン、メラミン樹脂、尿素樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性プラスチッ
クのシートまたは該熱硬化性プラスチックの発泡体のシ
ート、あるいはスチレンーブタジエンゴム、アクリロニ
トリルースチレンーブタジエンゴム、アクリロニトリル
ーブタジエンゴム等の合成ゴムおよび天然ゴム類のシー
トまたは該ゴム類の発泡体のシート、あるいはメチルペ
ンテンコポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アミド、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリアミドイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド等の熱可塑タイプのエンジニアリングプ
ラスチックやポリアリルエーテル等の液晶タイプ、フッ
素樹脂等の圧縮成形タイプ、アモルファスポリマー、ア
ミノビイマレイミド、ビイマレイミドアジン系熱硬化型
芳香族ポリイミド等のエンジニアリングプラスチックの
一種または二種以上の混合物のシートまたは発泡体のシ
ート、あるいはポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ア
クリル繊維、アセテート繊維等の合成繊維、木質繊維、
天然繊維、無機繊維およびこれらの不織布や編織物、
紙、ダンボール、木、合板、ハードボード等をポリウレ
タン、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等のバ
インダーを含浸させた含浸シート、あるいは金属シー
ト、あるいは前記材料の二種以上の積層物等からなる成
形体である。本考案のマスキング材(13)は上記材料の内
弾性に富むものが特に望ましく、これらの弾性材料は真
空成形、射出成形、プレス成形、鋳込成形等によって製
造される。
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性プラスチック
のシートまたは該熱可塑性プラスチックの発泡体のシー
ト、あるいはポリウレタン、メラミン樹脂、尿素樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性プラスチッ
クのシートまたは該熱硬化性プラスチックの発泡体のシ
ート、あるいはスチレンーブタジエンゴム、アクリロニ
トリルースチレンーブタジエンゴム、アクリロニトリル
ーブタジエンゴム等の合成ゴムおよび天然ゴム類のシー
トまたは該ゴム類の発泡体のシート、あるいはメチルペ
ンテンコポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
アミド、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポ
リスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンス
ルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリアミドイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド等の熱可塑タイプのエンジニアリングプ
ラスチックやポリアリルエーテル等の液晶タイプ、フッ
素樹脂等の圧縮成形タイプ、アモルファスポリマー、ア
ミノビイマレイミド、ビイマレイミドアジン系熱硬化型
芳香族ポリイミド等のエンジニアリングプラスチックの
一種または二種以上の混合物のシートまたは発泡体のシ
ート、あるいはポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ア
クリル繊維、アセテート繊維等の合成繊維、木質繊維、
天然繊維、無機繊維およびこれらの不織布や編織物、
紙、ダンボール、木、合板、ハードボード等をポリウレ
タン、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等のバ
インダーを含浸させた含浸シート、あるいは金属シー
ト、あるいは前記材料の二種以上の積層物等からなる成
形体である。本考案のマスキング材(13)は上記材料の内
弾性に富むものが特に望ましく、これらの弾性材料は真
空成形、射出成形、プレス成形、鋳込成形等によって製
造される。
【0008】上記マスキング材(13)には炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミ
ナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、ク
レー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、ケイ酸カルシ
ウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラッ
ク、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライ
アッシ等の無機充填剤、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん
粉、木綿繊維粉、小麦粉等の充填材、染料、顔料等の着
色剤、DOP、DBP等の可塑剤等の一種または二種以
上が混合されてもよい。
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アルミ
ナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、ク
レー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、ケイ酸カルシ
ウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラッ
ク、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フライ
アッシ等の無機充填剤、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん
粉、木綿繊維粉、小麦粉等の充填材、染料、顔料等の着
色剤、DOP、DBP等の可塑剤等の一種または二種以
上が混合されてもよい。
【0009】上記マスキング材(13)は図3に示すように
クリップ部(16)を指でつまんで押すことによって該クリ
ップ部(16)を中心として折り曲げることが出来、この状
態で例えば自動車床パネル(1) の開口部(2) に挿入部(1
4)を挿入し指を離すと、図4に示すように該マスキング
材(13)は弾性により伸びて形状が復元し、該挿入部(14)
の係合突起(17)が該開口部(2) の裏側周縁に係合してマ
スキング材(13)が該開口部(2) から離脱することを阻止
する。
クリップ部(16)を指でつまんで押すことによって該クリ
ップ部(16)を中心として折り曲げることが出来、この状
態で例えば自動車床パネル(1) の開口部(2) に挿入部(1
4)を挿入し指を離すと、図4に示すように該マスキング
材(13)は弾性により伸びて形状が復元し、該挿入部(14)
の係合突起(17)が該開口部(2) の裏側周縁に係合してマ
スキング材(13)が該開口部(2) から離脱することを阻止
する。
【0010】このようにして開口部(2) にマスキング材
(13)を取付けた上で塗装等を行ない、塗装後は再びマス
キング材(13)のクリップ部(16)を指でつまんで折り曲
げ、該該マスキング材(13)を開口部(2) から取り外す。
(13)を取付けた上で塗装等を行ない、塗装後は再びマス
キング材(13)のクリップ部(16)を指でつまんで折り曲
げ、該該マスキング材(13)を開口部(2) から取り外す。
【0011】
【考案の効果】したがって本考案においてはマスキング
材を開口部に離脱することなく確実に取付けることが出
来る。
材を開口部に離脱することなく確実に取付けることが出
来る。
図1〜図4は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】底面斜視図
【図2】上面斜視図
【図3】マスキング材取付け説明断面図
【図4】マスキング材取付け状態断面図
【図5】従来のマスキング材取付け状態説明図
2 開口部 13 マスキング材 14 挿入部 16 クリップ部 17 係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−110159(JP,U) 実開 平3−75882(JP,U) 実開 昭63−133378(JP,U) 実開 昭62−202387(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/04 102 B05C 17/06
Claims (1)
- 【請求項1】開口部の形状に対応した形状を有する容器
状挿入部の底部の略中央部を全径にわたって盛上らせて
クリップ部とし、かつ該挿入部の周面には該開口部の裏
側周縁に係合する係合突起を設けたことを特徴とする開
口部用マスキング材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042940U JP2592030Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 開口部用マスキング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042940U JP2592030Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 開口部用マスキング材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079455U JPH079455U (ja) | 1995-02-10 |
JP2592030Y2 true JP2592030Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12650016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042940U Expired - Lifetime JP2592030Y2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 開口部用マスキング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592030Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604061Y2 (ja) * | 1976-09-13 | 1985-02-04 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍機ク−ラ室ケ−シング |
KR100476206B1 (ko) * | 2002-07-09 | 2005-03-10 | 현대자동차주식회사 | 도장 작업용 마스킹 패드 |
JP6473403B2 (ja) * | 2015-09-17 | 2019-02-20 | 名古屋油化株式会社 | 異物侵入防止方法及び閉塞材 |
JP7405366B2 (ja) * | 2020-02-13 | 2023-12-26 | 株式会社丸善 | マスキング部材 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP1993042940U patent/JP2592030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079455U (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981215 |
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