JP3377257B2 - マスキング方法 - Google Patents

マスキング方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は例えば自動車のガソリ
ンタンクの注油口のような口部構造のマスキング方法に
関するものである。
【0002】
【従来の背景】 例えば図4に示すガソリンタンクの注
油口(1) は、孔部(2) と、該孔部(2) 周囲に形成される
内側水平フランジ部(3) と、該内側 フランジ部(3)
の外側にパッキン溝(5) を介して形成される外側水平
ランジ部(4) とからなり、該内側水平フランジ部(3) は
該外側水平フランジ部(4) よりも若干上方に突出してい
る構造を有している。
【0003】 このような注油口(1) を有するガソリン
タンクを塗装する場合、該注油口(1) からガソリンタン
ク内に塗料が入らないように該注油口(1) をマスキング
材で塞いでおく必要がある。
【0004】
【従来の技術】 従来は図4に示すように平容器状の挿
入部(7) と、該挿入部(7) の上縁から差出されるフラン
ジ部(8) と、該挿入部(7) の中央部に突出するつまみ
(9) とからなるマスキング材(6) が提供されていた。該
マスキング材(6) は挿入部(7) を孔部(2) に嵌着するこ
とによって注油口(1) に取付けられて、塗装の際に塗料
がガソリンタンク内に浸入しないようにするものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来のマスキング材(6) にあっては挿入部(7) を孔部
(2) に嵌着するだけで固定されていたから、マスキング
材(6) の孔部(2) に対する密着性が不足し、低粘度の塗
料を使用する塗装では、塗装の際にマスキング材(6) と
孔部(2) との隙間から塗料がガソリンタンク内に浸入す
るおそれがあった。これを防ぐためにはマスキング材
(6) のフランジ部(8) 下面に粘着層(10)を形成し、該粘
着層(10)を注油口(1) の内側水平フランジ部(3) または
外側水平フランジ部(4) の上面に粘着せしめることによ
ってシールすればよいが、上記従来のマスキング材(6)
にあってはフランジ部(8) 下面よりも挿入部(7) の方が
突出しているため、フランジ部(8) 下面に粘着剤を塗布
して粘着層(10)を形成するために、ロールコーターやナ
イフコーター等が使用出来ず、殆んど手塗りに頼らなけ
ればならず、生産性が極めて悪いものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、周壁(2A)を囲設した
部(2) と、該孔部(2) 周壁(2A)から形成される外側水平
フランジ部(4) と、該外側水平フランジ部(4) の側に
パッキン溝(5) を介して形成される水平フランジ部
(3) とからなり、該内側水平フランジ部(3) は該外側
フランジ部(4) より若干突出している口部構造(1)
盤状中央部(17)と、該盤状中央部(17)の外側に位置
決め溝(19)を介して形成されている外周部(18)と、該外
周部(18)裏面に形成されている粘着層(20)とからなり、
該位置決め溝(19)裏面および該盤状中央部(17)裏 面は該
外周部(18)裏面よりも突出していないマスキング材(16)
を被着し、該マスキング材(16)の位置決め溝(19)に該口
部構造(1) の内側水平フランジ部(3) を嵌着することに
よって位置決めを行ない、かつ該マスキング材(16)の外
周部(18)の粘着層(20)を該口部構造(1) の外側水平フラ
ンジ部(4) の面に粘着せしめたマスキング方法を提供
するものである。該マスキング材(16)はエンジニアリン
グプラスチックを材料とするか、あ るいはポリフェニレ
ンオキシドとハイインパクトポリスチレンおよび/また
はポリアミドとのポリマーアロイを材料とすることが望
ましい。
【0007】
【作用】 本発明の口部構造(1) においては内側水平
ランジ部(3) が該外側水平フランジ部(4) より若干突出
しているので、マスキング材(16)の位置決め溝(19)に該
内側水平フランジ部(3) を嵌着することによって位置決
めを行なうことが出来る。そして該マスキング材(16)は
外周部(18)裏面の粘着層(20)を口部構造(1)の外側水平
フランジ部(4) の外面に粘着せしめることによって口部
構造(1)に取付けられるが、該位置決め溝(19)や盤状中
央部(17)の裏面が該外周部(18)の裏面よりも突出してい
ないので、該外周部(18)に粘着剤をロールコーターやナ
イフコーター等で塗布する時に干渉する部分が全くな
い。該マスキング材(16)は材料をエンジニアリングプラ
スチックとすれば、耐熱性、剛性、機械的強度に優れ、
繰返し使用が可能である。
【0008】
【実施例】 本発明を図1〜図3に示す一実施例によっ
て説明すれば、(1) は自動車のガソリンタンクの注油口
であり、孔部(2) と、該孔部(2) の周壁(2A)から形成さ
れる外側水平フランジ部(4) と、該外側水平フランジ部
(4 ) 側にパッキン溝(5) を介して形成されている
側水平フランジ部(3)とからなり、該内側水平フランジ
部(3) は該外側水平フランジ部(4) より若干突出してい
る。
【0009】 マスキング材(16)は円盤状の中央部(17)
と、該円盤状中央部(17)の外側に位置決め溝(19)を介し
て形成されている外周部(18)と、該中央部(17)表面から
突設されているつまみ(17A) と、該外周部(18)裏面に形
成されている粘着層(20)とからなり、該円盤状中央部(1
7)の裏面は該外周部 (18)裏面よりも突出していない状態
とされている。
【0010】 該マスキング材(16)は図2に示すように
注油口(1) の内側水平フランジ部(3) に該位置決め溝(1
9)を嵌着することによって位置決めを行ない、外周部(1
8)裏面の粘着層(20)を外側水平フランジ部(4) の面に
粘着せしめることによって該注油口(1) に取付けられ
る。そして塗装時、塗料が注油口(1) からガソリンタン
ク内に侵入するのを防止する。該マスキング材(16)の裏
面においては、該位置決め溝(19)裏面や該円盤状 中央部
(17)裏面は該外周部(18)裏面よりも突出していない状態
とされており 、該外周部(18)よりも突出する部分が存在
しないので、図3に示すように外周部(18)裏面にロール
コーター(21)等で粘着剤を塗布して粘着層(20)を形成す
ることが出来る。
【0011】 本発明のマスキング材(16)はポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性プラス
チックのシートまたは該熱可塑性プラスチックの発泡体
のシート、あるいはポリウレタン、メラミン樹脂、尿素
樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性プラ
スチックのシートまたは該熱硬化性プラスチックの発泡
体のシート、あるいはスチレンーブタジエンゴム、アク
リロニトリルースチレンーブタジエンゴム、アクリロニ
トリルーブタジエンゴム等の合成ゴムおよび天然ゴム類
のシートまたは該ゴム類の発泡体のシート、あるいはメ
チルペンテンコポリマー(TPX)、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリアミド(PA)、ポリカー
ボネート(PC)、セルロースアセテート(CA)、ポ
リスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PE
S)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフェ
ニレンオキシド(PPO)、ポリフェニレンエーテル
(PPE)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテ
ルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK)、ポリイミド(PI)等の熱可塑タイプ、ポリ
アリルエーテル等の液晶タイプ、フッ素樹脂等の圧縮成
形タイプ、アモルファスポリマー、アミノビイマレイミ
ド、ビイマレイミドアジン系熱硬化型芳香族ポリイミド
等のエンジニアリングプラスチックのシートおよび上記
エンジニアリングプラスチックの発泡体シート、あるい
は上記エンジニアリングプラスチックの二種以上の混合
物または積層シート、あるいはポリ3−ヒドロキシブチ
レート、ヒドロキシ酪酸−バレリン酸共重合体等の生物
学的分解可能高分子やポリ1,2−ブタジエン、ポリイ
ソブチレンオキシド等の光分解可能高分子や熱分解可能
なポリメタクリレート等の自然分解性プラスチックのシ
ートあるいは上記自然分解性プラスチックの発泡体シー
ト、あるいはポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アク
リル繊維、アセテート繊維等の合成繊維、木質繊維、天
然繊維、無機繊維およびこれらの不織布や編織物、紙、
ダンボール、木、合板、ハードボード等をポリウレタ
ン、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等のバイ
ンダーを含浸させた含浸シート、あるいは金属シート、
あるいは前記材料の二種以上の積層物等を材料とし、真
空成形、プレス成形、射出成形等によって製造される
が、特に望ましい材料としては無機充填材入りのポリオ
レフィン、エンジニアリングプラスチック、ポリエステ
ルあるいはPPOとハイインパクトポリスチレンおよび
/またはポリアミドとのポリマーアロイ、あるいは無機
充填剤入りの上記ポリマーアロイ等がある。上記例示は
本発明を限定するものではない。
【0012】 上記本発明のマスキング材には炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシ
ウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸
化マグネシウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、アル
ミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、
クレー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、ケイ酸カル
シウム、ベンナイト、ホワイトカーボン、カーボンブラ
ック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ、フラ
イアッシ等の無機充填剤、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、で
ん粉、木綿繊維粉、小麦粉等の充填材、染料、顔料等の
着色剤、DOP、DBP等の可塑剤等の一種または二種
以上が混合されてもよい。
【0013】
【発明の効果】 したがって本発明においては、塗装等
の際に口部構造を保護するマスキング材の生産性を大巾
に高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】 マスキング前の斜視図
【図2】 マスキング状態の給油口部分断面図
【図3】 粘着剤塗布説明図
【図4】 従来のマスキング状態の給油口部分断面図
【符号の説明】
1 給油口(口部構造) 2 孔部2A 周壁 3 内側水平フランジ部 4 外側水平フランジ部 5 パッキン溝 16 マスキング材 17 盤状中央部 18 外周部 19 位置決め溝 20 粘着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126966(JP,A) 実開 平3−75882(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/32 B05D 7/14 B05B 15/04 102 B65D 39/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁を囲設した孔部と、該孔部周壁から
    成される外側水平フランジ部と、該水平フランジ部
    側にパッキン溝を介して形成される内側水平フラン
    ジ部とからなり、該内側水平フランジ部は該外側水平
    ランジ部より若干突出している口部構造に盤状中央部
    と、該盤状中央部の外側に位置決め溝を介して形成され
    ている外周部と、該外周部裏面に形成されている粘着層
    とからなり、該位置決め溝裏面および該盤状中央部裏面
    は該外 周部裏面よりも突出していないマスキング材を被
    着し、該マスキング材の位置決め溝に該口部構造の内側
    水平フランジ部を嵌着することによって位置決めを行な
    い、かつ該マスキング材の外周部の粘着層を該口部構造
    の外側水平フランジ部の面に粘着せしめたことを特徴
    とするマスキング方法
  2. 【請求項2】該マスキング材はエンジニアリングプラス
    チックを材料とする請求項1に記載のマスキング方法
  3. 【請求項3】該マスキング材はポリフェニレンオキシド
    とハイインパクトポリスチレンおよび/またはポリアミ
    ドとのポリマーアロイを材料とする請求項1に記載のマ
    スキング方法
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