JP2592028Y2 - 車両用サイドステップ装置 - Google Patents

車両用サイドステップ装置

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JP2592028Y2
JP2592028Y2 JP1993040390U JP4039093U JP2592028Y2 JP 2592028 Y2 JP2592028 Y2 JP 2592028Y2 JP 1993040390 U JP1993040390 U JP 1993040390U JP 4039093 U JP4039093 U JP 4039093U JP 2592028 Y2 JP2592028 Y2 JP 2592028Y2
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plate
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step plate
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彰英 宇佐美
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はオフロードカーなど車
室のフロアの高さが高い車両に乗員乗降用として装備さ
れる車両用サイドステップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ステップでは、ロッカパネ
ルのインナプレートに固定された垂直状の取付け部と、
ドアの下方で外方へ延出されてステッププレートが固定
された延出部とがほぼ倒L形状に連接されたステップス
テーをフロアの下方に定置していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記車両用ステップで
はステッププレートの高さの調整が不能で、ステッププ
レートの高さを乗員の乗降に適した高さにすると、ステ
ップステーの延出部やステッププレートがオフロード走
行時に路面の凸部に突き当って損傷する問題点がある。
本考案は上記問題点を解消することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用サイドス
テップ装置はロッカパネルに取付けられた駆動部材によ
って駆動されて内端部付近を傾動中心として上下方向へ
傾動するステップアームの外端部付近にはこの外端部付
近の上側に設置されたステップ板を上下方向への回動可
能に結合し、ロッカパネルに固定された固定ブラケット
に近接した位置で前記ステップアームに固定された可動
ブラケットには前記固定ブラケットに貫設された第1ガ
イド孔と常に交差するように形成された第2ガイド孔を
貫設し、前記ステップ板には前記両ガイド孔に挿通され
てこの両ガイド孔の交差部の移動軌跡に従って移動する
滑車が一端に結合されて前記ステップ板を同一姿勢で上
下方向へ平行移動させる拘束リンクの他端を連結した構
成を有する。
【0005】
【作用】内端部付近を傾動中心として上下方向へ傾動す
るステップアームが駆動部材によって駆動されると、前
記ステップアームに上下方向への回動可能に結合されて
前記ステップアームの外端部付近の上側に設置され、拘
束リンクが連結されたステップ板が上下に変位する。こ
のとき、ロッカパネルに固定された固定ブラケットの第
1ガイド孔と、前記ステップアームに固定された可動ブ
ラケットの第2ガイドとに挿通され、前記拘束リンクに
結合された滑車が前記両ガイド孔の交差部の移動軌跡に
従って移動し、前記ステップ板が同一姿勢で上下方向へ
平行移動して前記ステップ板の高さが変更される。
【0006】
【考案の効果】本考案は前記したように構成してあるの
で、ステップ板を上下方向へ常に同一姿勢で昇降させて
ステップ板の高さを使用状況に合わせて所望の高さに変
更することができ、ステップ板を使用者に合わせて設置
することによって乗車時および降車時の乗降性を向上さ
せることができる。また、ステップ板を最上位置に設置
することによってオフロード走行時などに路面とステッ
プ板およびステップアームとの干渉を無くしてステップ
板2およびステップアーム5の破損を防止することがで
きる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の1実施例を図面にしたがって
説明する。車両の側面に開口されてドアDによって開閉
される乗降口Kの下方に設置された車両用サイドステッ
プ装置において、ボディのロッカパネルPのインナプレ
ートP1には縦長状のステップブラケット1が取付けら
れ、このステップブラケット1の上端には油圧若しくは
空圧で2段階に進退動するピストンロッド2bを有し、ロ
ッカパネルPの内方にほぼ下向き状に設置された駆動シ
リンダ(デュアル工程シリンダ)2のシリンダ本体2aが
第1連結ピン3を介して内外方向への傾動可能に結合さ
れている。
【0008】ロッカパネルPのアウタパネルP2の下端に
は固定ブラケット4が取付けられ、この固定ブラケット
4には上外方から下内方へ円弧状に湾曲した第1ガイド
孔10が貫設されている。
【0009】ステップブラケット1の下端にはロッカパ
ネルPの内方から外方にわたって乗降口Kの下方に設置
されて内端部が駆動シリンダ2のピストンロッド2bの先
端に第3連結ピン6を介して連結され、口形状の断面形
状を有する横長状のステップアーム5がその内端部5aの
若干外方に貫挿された第2連結ピン7の軸心aを傾動中
心とする上下方向への傾動可能に結合されている。
【0010】ステップアーム5の外端部付近には側面形
状がほぼヘ形状に曲折され、ロッカパネルPの外方へ延
出された延出部5bが形成され、この延出部5bの上面の先
端部および基端部には内外1対の緩衝用のクッション板
9A,9Bが固着されている。
【0011】ステップアーム5は駆動シリンダ2のピス
トンロッド2bが退動端へ後退したときに延出部5bが最下
位となる下傾端位置へ傾動し、ピストンロッド2bが進動
端へ前進したときに延出部5bが最上位となる上傾端位置
へ傾動し、ピストンロッド2bが退動端位置と進動端位置
との中間位置へ進動したときに下傾端位置と上傾端位置
との中間位置へ傾動する。
【0012】ステップアーム5の中央部付近には固定ブ
ラケット4に近接した位置に設置されて第2連結ピン7
を回動中心として上下方向へ回動する可動ブラケット8
が固定され、この可動ブラケット8にはステップアーム
5に固定された取付け部8aと、この取付け部8aに直交状
に連接されて固定ブラケット4に近接して垂立された垂
立部8bとが形成され、垂立部8bの上部には第1ガイド孔
10と常に交差するように長孔状に形成された第2ガイド
孔11がステップアーム5に対して傾斜した状態で貫設さ
れている。
【0013】第1ガイド孔10と第2ガイド孔11との交差
部18はステップアーム5の傾動動作に伴って上外方およ
び下内方へ円弧移動し、ステップアーム5が下傾端位置
へ傾動したときに第1ガイド孔10の下側孔端の位置と第
2ガイド孔11の内側孔端の位置とが一致して交差部18と
なり、ステップアーム5が上傾端位置へ傾動したときに
第1ガイド孔10の上側孔端10b の位置と第2ガイド孔11
の外側孔端11の位置とが一致して交差部18となる。
【0014】ステップアーム5の延出部5bにはこの延出
部5bの上側に前後方向に沿って設置されて延出部5bとと
もに上下方向へ変位するステップ板12がステップアーム
5の傾動中心と並行な軸心bを有する第4連結ピン13を
介して軸心bを回動中心として上下方向への回動可能に
結合されている。
【0015】ステップ板12には長方形板状のステップ部
12a と、このステップ12a の外端縁に連接されて垂下さ
れた垂下部12b と、ステップ部12a の内端縁に連接され
て斜め上方へ突出された突出部12c とが形成され、ステ
ップ部12a の下面中央部には第4連結ピン13が貫挿され
た結合部12d が突設されている。
【0016】ステップ板12の突出部12c の上端にはステ
ップ板12が上下方向へ並行移動するようにステップ板12
の動きを拘束する拘束リンク14の外端部が拘束リンク14
とステップ板12との連結支点となる第5連結ピン15を介
して連結されている。
【0017】拘束リンク14の内端部には第1ガイド孔10
内および第2ガイド孔11内に挿通されて両ブラケット
4,8に連繋され、両ガイド孔10,11によって案内され
て内下方および外上方へ円弧移動する滑車16が遊転可能
に結合されている。
【0018】ステップアーム5が軸心aを中心として上
下方向へ傾動して可動ブラケット8が軸心aを中心とし
て上下方向へ回動すると、滑車16は第2ガイド孔11の孔
縁によって上外方若しくは下内方へ押動されて、第5連
結ピン15の軸心cと、交差部18の中心dとの距離が常に
一定となるように交差部18の移動軌跡に従って移動し、
拘束リンク14はステップ板12の回動中心となる軸心bの
高さと第5連結ピン15の軸心cの高さとの差が常に一定
で、軸心bと軸心cとを結ぶ線分eの勾配が一定となる
ように上下方向へ傾動しながら内外方向へ移動し、ステ
ップ板12はステップアーム5がどの位置へ傾動してもス
テップ部12a が常に水平姿勢に保持された状態で上下方
向へ同一姿勢で並行移動し、最上位置,中間位置,最下
位置へ変位する。
【0019】ステップ板12が最上位置へ上昇したときに
は外側のクッション板9Bがステップ板12の下面に当接し
てステップ板12が最上位置で静止したときの衝撃がクッ
ション板9Bによって緩衝され、ステップ板12が最下位置
へ下降したときには内側のクッション板9Aがステップ板
12の下面に当接してステップ板12が最下位置で静止した
ときの衝撃がクッション板9Aによって緩衝される。
【0020】なお、ステップブラケット1,駆動シリン
ダ2,固定ブラケット4,ステップアーム5,拘束リン
ク14,滑車16,各連結ピン3,6,7,13,15を1組と
する複数組のステップ板駆動機構がロッカパネルPに組
付けられる。
【0021】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例ではロッカパネルPにステップ
ブラケット1を介して取付けられた駆動シリンダ2によ
って駆動されて内端部付近を傾動中心として上下方向へ
傾動するステップアーム5の外端部付近にはこの外端部
付近の上側に設置されたステップ板12を上下方向への回
動可能に結合し、ロッカパネルPに固定された固定ブラ
ケット4に近接した位置でステップアーム5に固定され
た可動ブラケット8には固定ブラケット4に貫設された
第1ガイド孔10と常に交差するように形成された第2ガ
イド孔11を貫設し、ステップ板12には両ガイド孔10,11
に挿通されてこの両ガイド孔10,11の交差部18の移動軌
跡に従って移動する滑車16が一端に結合されてステップ
板12を同一姿勢で上下方向へ平行移動させる拘束リンク
14の他端を連結してある。
【0022】このため、ステップ板12を上下方向へ常に
同一姿勢で昇降させてステップ板12の高さを使用状況に
合わせて所望の高さに変更することができ、ステップ板
12を使用者に合わせて設置することによって乗車時およ
び降車時の乗降性を向上させることができる。
【0023】また、ステップ板12を最上位置に設置する
ことによってオフロード走行時などに路面とステップ板
2およびステップアーム5との干渉を無くしてステップ
板2およびステップアーム5の破損を防止することがで
きる。
【0024】ステップ板12を設置する位置を使用者に合
わせてコンピュータのメモリ機能によって記憶させてお
くと、ステップ板12を記憶した位置に使用者毎に再度設
置して使用することが可能となる。
【0025】さらに、乗車時に乗員が最下位置に下降さ
せたステップ板12上に乗った状態で駆動シリンダ2のピ
ストンロッド2aを進動端へ進動させてステップ板12を最
上位置へ持ち上げると、乗員が最上位置から車室内へ乗
り込むことができ、また、降車時には乗員をステップ板
12上に乗せたまま最上位置から最下位置へ下降させるこ
とができ、サイドステップ装置をリフト装置として使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す車両の斜視図である。
【図2】図3のX2−X2線拡大断面図である。
【図3】図1のX1−X1線拡大断面図である。
【図4】サイドステップ装置の要部の分解斜視図であ
る。
【図5】ステップ板の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
2 駆動シリンダ(駆動部材) 4 固定ブラケット 5 ステップアーム 8 可動ブラケット 10 第1ガイド孔 11 第2ガイド孔 12 ステップ板 14 拘束リンク 16 滑車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカパネルに取付けられた駆動部材に
    よって駆動されて内端部付近を傾動中心として上下方向
    へ傾動するステップアームの外端部付近にはこの外端部
    付近の上側に設置されたステップ板を上下方向への回動
    可能に結合し、ロッカパネルに固定された固定ブラケッ
    トに近接した位置で前記ステップアームに固定された可
    動ブラケットには前記固定ブラケットに貫設された第1
    ガイド孔と常に交差するように形成された第2ガイド孔
    を貫設し、前記ステップ板には前記両ガイド孔に挿通さ
    れてこの両ガイド孔の交差部の移動軌跡に従って移動す
    る滑車が一端に結合されて前記ステップ板を同一姿勢で
    上下方向へ平行移動させる拘束リンクの他端を連結した
    ことを特徴とする車両用サイドステップ装置。
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