JP2591940Y2 - パワーシートモータ - Google Patents
パワーシートモータInfo
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- JP2591940Y2 JP2591940Y2 JP1993004233U JP423393U JP2591940Y2 JP 2591940 Y2 JP2591940 Y2 JP 2591940Y2 JP 1993004233 U JP1993004233 U JP 1993004233U JP 423393 U JP423393 U JP 423393U JP 2591940 Y2 JP2591940 Y2 JP 2591940Y2
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- Japan
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- motor yoke
- motor
- end cover
- power
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、パワーシート装置に
おいてシートを駆動させるのに利用されるパワーシート
モータに関する。
おいてシートを駆動させるのに利用されるパワーシート
モータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、パワーシート装置においてシート
を駆動させるパワーシートモータとしては、アーマチュ
アを収容している円筒形状のモータヨークの一方側が樹
脂を素材として成形されているエンドカバーの他方側に
固定されており、エンドカバーの一方側が動力伝達機構
に取付けられている。アーマチュアに通電を行うと、ア
ーマチュアとこのアーマチュアに備えられているアーマ
チュアシャフトが回転するため、アーマチュアシャフト
の回転動力が動力伝達機構に伝わってシートを駆動させ
る。モータヨークの一方側はエンドカバーの他方側に被
せてからエンドカバーの全周に対して加締めることによ
って固定されている。また、モータヨークとエンドカバ
ーとの固定にねじを用いているものもある。
を駆動させるパワーシートモータとしては、アーマチュ
アを収容している円筒形状のモータヨークの一方側が樹
脂を素材として成形されているエンドカバーの他方側に
固定されており、エンドカバーの一方側が動力伝達機構
に取付けられている。アーマチュアに通電を行うと、ア
ーマチュアとこのアーマチュアに備えられているアーマ
チュアシャフトが回転するため、アーマチュアシャフト
の回転動力が動力伝達機構に伝わってシートを駆動させ
る。モータヨークの一方側はエンドカバーの他方側に被
せてからエンドカバーの全周に対して加締めることによ
って固定されている。また、モータヨークとエンドカバ
ーとの固定にねじを用いているものもある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のパワー
シートモータでは、モータヨークの一方側がエンドカバ
ーの他方側に被せてエンドカバーの全周に対して加締め
ることによって固定されているので、パワーシートモー
タの組立てを終了した後にモータ内部に不具合が見つか
ってモータヨークをエンドカバーから取り外さなければ
ならなくなった際、モータヨークがエンドカバーの全周
に対して加締められているため、モータヨークをエンド
カバーから容易に取り外すことがし難く、モータヨーク
をエンドカバーに対して無理やりこじって取り外すと、
樹脂製のエンドカバーを変形させたり破損したりする可
能性を有するという問題点があった。また、ねじによっ
て固定を行っているものは容易に取り外しを行えるが、
部品点数が多くなることから、コストの面で不利になり
うるという問題点があり、前記問題点を解決することが
課題となっていた。
シートモータでは、モータヨークの一方側がエンドカバ
ーの他方側に被せてエンドカバーの全周に対して加締め
ることによって固定されているので、パワーシートモー
タの組立てを終了した後にモータ内部に不具合が見つか
ってモータヨークをエンドカバーから取り外さなければ
ならなくなった際、モータヨークがエンドカバーの全周
に対して加締められているため、モータヨークをエンド
カバーから容易に取り外すことがし難く、モータヨーク
をエンドカバーに対して無理やりこじって取り外すと、
樹脂製のエンドカバーを変形させたり破損したりする可
能性を有するという問題点があった。また、ねじによっ
て固定を行っているものは容易に取り外しを行えるが、
部品点数が多くなることから、コストの面で不利になり
うるという問題点があり、前記問題点を解決することが
課題となっていた。
【０００４】
【考案の目的】この考案に係わるパワーシートモータ
は、モータヨークをエンドカバーに簡単に取付けられる
とともに取り外しも簡単に行え、取付けた際に、確実な
固定を図れる構造を有するパワーシートモータを提供す
ることを目的としている。
は、モータヨークをエンドカバーに簡単に取付けられる
とともに取り外しも簡単に行え、取付けた際に、確実な
固定を図れる構造を有するパワーシートモータを提供す
ることを目的としている。
【０００５】
【０００６】
【課題を解決するための手段】この考案に係わるパワー
シートモータでは、アーマチュアシャフトを備えたアー
マチュアと、筒形状をなすとともにアーマチュアを収容
しているモータヨークと、モータヨークの一方側に他方
側を取付けられているとともに一方側を動力伝達機構に
取付けられるエンドカバーをそなえ、アーマチュアへの
通電によりアーマチュアシャフトから動力伝達機構に対
してシート駆動用の回転動力を出力するパワーシートモ
ータであって、エンドカバーに、一方側からモータヨー
クの筒方向に沿って連続された凹状をなし、且つ端部に
モータヨーク係止面を形成している溝を複数個所に設け
ているとともに、モータヨークに、一方側を残して周り
を切除した舌形状をなし、且つエンドカバーの溝への折
曲により溝内でモータヨーク係止面に対して離脱不能に
係止される抜止め用舌片を設けているパワーシートモー
タにおいて、エンドカバーのモータヨーク係止面は、モ
ータヨークの抜止め用舌片の頂面に対向して求心方向に
向け傾斜状に形成されているとともに傾斜角度が抜止め
用舌片の折曲角度よりも大きいものとして設定されてい
る構成としたことを特徴としている。
シートモータでは、アーマチュアシャフトを備えたアー
マチュアと、筒形状をなすとともにアーマチュアを収容
しているモータヨークと、モータヨークの一方側に他方
側を取付けられているとともに一方側を動力伝達機構に
取付けられるエンドカバーをそなえ、アーマチュアへの
通電によりアーマチュアシャフトから動力伝達機構に対
してシート駆動用の回転動力を出力するパワーシートモ
ータであって、エンドカバーに、一方側からモータヨー
クの筒方向に沿って連続された凹状をなし、且つ端部に
モータヨーク係止面を形成している溝を複数個所に設け
ているとともに、モータヨークに、一方側を残して周り
を切除した舌形状をなし、且つエンドカバーの溝への折
曲により溝内でモータヨーク係止面に対して離脱不能に
係止される抜止め用舌片を設けているパワーシートモー
タにおいて、エンドカバーのモータヨーク係止面は、モ
ータヨークの抜止め用舌片の頂面に対向して求心方向に
向け傾斜状に形成されているとともに傾斜角度が抜止め
用舌片の折曲角度よりも大きいものとして設定されてい
る構成としたことを特徴としている。
【０００７】
【考案の作用】この考案に係わるパワーシートモータ
は、モータヨークに設けられている抜止め用舌片をエン
ドカバーに設けられている溝内に折曲させると、溝内で
抜止め用舌片がエンドカバーの抜け方向にモータヨーク
係止面に係止するため、エンドカバーはモータヨークに
離脱不能に取付けられる。エンドカバーの溝は一方側か
らモータヨークの筒方向に沿って連続された凹状をな
し、エンドカバーのモータヨーク係止面は、モータヨー
クの抜止め用舌片の頂面に対向して求心方向に向け傾斜
状に形成されているとともに傾斜角度が抜止め用舌片の
折曲角度よりも大きいため、溝内に一方側から取り外し
用治具を挿入して押圧すると、抜止め用舌片の折曲が戻
されるので、モータヨークはエンドカバーに対しての係
止が解除されるものとなる。
は、モータヨークに設けられている抜止め用舌片をエン
ドカバーに設けられている溝内に折曲させると、溝内で
抜止め用舌片がエンドカバーの抜け方向にモータヨーク
係止面に係止するため、エンドカバーはモータヨークに
離脱不能に取付けられる。エンドカバーの溝は一方側か
らモータヨークの筒方向に沿って連続された凹状をな
し、エンドカバーのモータヨーク係止面は、モータヨー
クの抜止め用舌片の頂面に対向して求心方向に向け傾斜
状に形成されているとともに傾斜角度が抜止め用舌片の
折曲角度よりも大きいため、溝内に一方側から取り外し
用治具を挿入して押圧すると、抜止め用舌片の折曲が戻
されるので、モータヨークはエンドカバーに対しての係
止が解除されるものとなる。
【０００８】
【実施例】図１ないし図６には、この考案に係わるパワ
ーシートモータの一実施例が示されている。
ーシートモータの一実施例が示されている。
【０００９】図示するパワーシートモータ１は、小判形
の筒状をなすモータヨーク２内にアーマチュア３が収容
されており、モータヨーク２の一方側には中央部分に一
方の軸受４を配設したエンドカバー５が取付けられてい
るとともに、モータヨーク２の他方側には中央部分に他
方の軸受６を配設したエンドキャップ７が取付けられて
いる。エンドカバー５は樹脂を素材として成形されてい
る。
の筒状をなすモータヨーク２内にアーマチュア３が収容
されており、モータヨーク２の一方側には中央部分に一
方の軸受４を配設したエンドカバー５が取付けられてい
るとともに、モータヨーク２の他方側には中央部分に他
方の軸受６を配設したエンドキャップ７が取付けられて
いる。エンドカバー５は樹脂を素材として成形されてい
る。
【００１０】モータヨーク２の一方側には、モータヨー
ク２の一方側の端縁２ｃ側を残して周りをコ字形状に切
除した抜止め用舌片２ａが開口部分の端縁２ｃからわず
かに離隔した対称位置に４個所設けられている。抜止め
用舌片２ａはモータヨーク２の一方側の端縁２ｃ側を残
して周りをコ字形状に切除されているため、外側から押
圧することによってモータヨーク２の内周側に向け折曲
可能になっており、折曲されると内周側に夫々突出す
る。また、モータヨーク２の一方側で小判形状の平面部
分には端縁２ｃ側から矩形の開口状に成形された切欠き
２ｂが対称で２個所に設けられている。
ク２の一方側の端縁２ｃ側を残して周りをコ字形状に切
除した抜止め用舌片２ａが開口部分の端縁２ｃからわず
かに離隔した対称位置に４個所設けられている。抜止め
用舌片２ａはモータヨーク２の一方側の端縁２ｃ側を残
して周りをコ字形状に切除されているため、外側から押
圧することによってモータヨーク２の内周側に向け折曲
可能になっており、折曲されると内周側に夫々突出す
る。また、モータヨーク２の一方側で小判形状の平面部
分には端縁２ｃ側から矩形の開口状に成形された切欠き
２ｂが対称で２個所に設けられている。
【００１１】一方、アーマチュア３にはアーマチュアシ
ャフト３ａが備えられており、このアーマチュアシャフ
ト３ａの一方側は前記一方の軸受４によって回転自在に
支持されているとともにアーマチュアシャフト３ａの他
方側は前記他方の軸受６によって回転自在に支持されて
いる。また、アーマチュアシャフト３ａの一方側にはア
ーマチュアシャフト３ａの径方向に沿って矩形の溝状に
切除した第１の出力部３ａ１が設けられているととも
に、アーマチュアシャフト３ａの他方側には角孔状をな
す第２の出力部３ａ２が設けられている。第１の出力部
３ａ１は図６に示すように、一方の動力伝達機構８に連
結されるとともに、第２の出力部３ａ２はアーマチュア
シャフト３ａ１の延長線上で前記一方の動力伝達機構８
と対称位置に配置した図示しない他方の動力伝達機構に
エンドキャップ７を通じて連結される。
ャフト３ａが備えられており、このアーマチュアシャフ
ト３ａの一方側は前記一方の軸受４によって回転自在に
支持されているとともにアーマチュアシャフト３ａの他
方側は前記他方の軸受６によって回転自在に支持されて
いる。また、アーマチュアシャフト３ａの一方側にはア
ーマチュアシャフト３ａの径方向に沿って矩形の溝状に
切除した第１の出力部３ａ１が設けられているととも
に、アーマチュアシャフト３ａの他方側には角孔状をな
す第２の出力部３ａ２が設けられている。第１の出力部
３ａ１は図６に示すように、一方の動力伝達機構８に連
結されるとともに、第２の出力部３ａ２はアーマチュア
シャフト３ａ１の延長線上で前記一方の動力伝達機構８
と対称位置に配置した図示しない他方の動力伝達機構に
エンドキャップ７を通じて連結される。
【００１２】他方、エンドカバー５はモータヨーク２の
小判形状と相等しい小判柱形状をなしており、他方側に
形成されているモータヨーク嵌合凸部５ａがモータヨー
ク２の内側に挿入される大きさを有する。このモータヨ
ーク嵌合凸部５ａには、モータヨーク２の切欠き２ｂに
有する開口寸法よりもわずかに小さい矩形状をなすもの
として成形されたモータヨーク回止め部５ａ１が設けら
れており、このモータヨーク回止め部５ａ１は、エンド
カバー５のモータヨーク嵌合凸部５ａをモータヨーク２
の内側に挿入することによってモータヨーク２の切欠き
２ｂに一致するため、エンドカバー５のモータヨーク２
に対しての回止めを行う機能を有する。モータヨーク回
止め部５ａ１がモータヨーク２の切欠き２ｂに一致する
ことによりエンドカバー５の小判形状の湾曲部分もモー
タヨーク２の小判形状の湾曲部分に一致するため、エン
ドカバー５のモータヨーク２に対しての回止めは確実に
なされる。
小判形状と相等しい小判柱形状をなしており、他方側に
形成されているモータヨーク嵌合凸部５ａがモータヨー
ク２の内側に挿入される大きさを有する。このモータヨ
ーク嵌合凸部５ａには、モータヨーク２の切欠き２ｂに
有する開口寸法よりもわずかに小さい矩形状をなすもの
として成形されたモータヨーク回止め部５ａ１が設けら
れており、このモータヨーク回止め部５ａ１は、エンド
カバー５のモータヨーク嵌合凸部５ａをモータヨーク２
の内側に挿入することによってモータヨーク２の切欠き
２ｂに一致するため、エンドカバー５のモータヨーク２
に対しての回止めを行う機能を有する。モータヨーク回
止め部５ａ１がモータヨーク２の切欠き２ｂに一致する
ことによりエンドカバー５の小判形状の湾曲部分もモー
タヨーク２の小判形状の湾曲部分に一致するため、エン
ドカバー５のモータヨーク２に対しての回止めは確実に
なされる。
【００１３】また、エンドカバー５の外側部分には、エ
ンドカバー５の一方側の端縁５ｃ側からモータヨーク２
の筒方向に沿って連続している凹状をなすとともに端部
にモータヨーク係止面５ｂ１を形成している溝５ｂがモ
ータヨーク２の抜止め用舌片２ａに対応した複数個所に
設けられている。モータヨーク係止面５ｂ１は、図５に
より明らかなように、モータヨーク２側からエンドカバ
ー５の求心方向に向け図中の左方に傾斜したものとして
形成されており、モータヨーク係止面５ｂ１の傾斜角度
θ２はモータヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲された
状態での折曲角度θ１よりも大きいものとして設定され
ている。
ンドカバー５の一方側の端縁５ｃ側からモータヨーク２
の筒方向に沿って連続している凹状をなすとともに端部
にモータヨーク係止面５ｂ１を形成している溝５ｂがモ
ータヨーク２の抜止め用舌片２ａに対応した複数個所に
設けられている。モータヨーク係止面５ｂ１は、図５に
より明らかなように、モータヨーク２側からエンドカバ
ー５の求心方向に向け図中の左方に傾斜したものとして
形成されており、モータヨーク係止面５ｂ１の傾斜角度
θ２はモータヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲された
状態での折曲角度θ１よりも大きいものとして設定され
ている。
【００１４】モータヨーク２の抜止め用舌片２ａがモー
タヨーク２の外側から押圧されることによってモータヨ
ーク２の内周側に向け折曲されると、溝５ｂ内に抜止め
用舌片２ａが突出するため、抜止め用舌片２ａはモータ
ヨーク係止面５ｂ１に対し係止する。溝５ｂ内に抜止め
用舌片２ａが突出してモータヨーク係止面５ｂ１に対し
係止することにより、抜止め用舌片２ａはエンドカバー
５との抜け方向にモータヨーク係止面５ｂ１に係止する
ものとなるため、エンドカバー５はモータヨーク２に離
脱不能に取付けられる。また、溝５ｂはエンドカバー５
の一端縁側からモータヨーク２の筒方向に沿って連続し
ている凹状をなすため、溝５ｂ内でモータヨーク係止面
５ｂ１に係止しているモータヨーク２の抜止め用舌片２
ａに対してエンドカバー５の一方側からマイナスドライ
バー等の取り外し用治具１０を溝５ｂに沿い押圧挿入す
ることにより抜止め用舌片２ａのモータヨーク係止面５
ｂ１に対しての係止を解除するようになっている。ここ
で、モータヨーク係止面５ｂ１の傾斜角度θ２はモータ
ヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲された状態での折曲
角度θ１よりも大きいものとして設定されているため、
取り外し用治具１０によって抜止め用舌片２ａのモータ
ヨーク係止面５ｂ１に対しての係止を解除する際の押圧
力は大きいものとする必要がない。
タヨーク２の外側から押圧されることによってモータヨ
ーク２の内周側に向け折曲されると、溝５ｂ内に抜止め
用舌片２ａが突出するため、抜止め用舌片２ａはモータ
ヨーク係止面５ｂ１に対し係止する。溝５ｂ内に抜止め
用舌片２ａが突出してモータヨーク係止面５ｂ１に対し
係止することにより、抜止め用舌片２ａはエンドカバー
５との抜け方向にモータヨーク係止面５ｂ１に係止する
ものとなるため、エンドカバー５はモータヨーク２に離
脱不能に取付けられる。また、溝５ｂはエンドカバー５
の一端縁側からモータヨーク２の筒方向に沿って連続し
ている凹状をなすため、溝５ｂ内でモータヨーク係止面
５ｂ１に係止しているモータヨーク２の抜止め用舌片２
ａに対してエンドカバー５の一方側からマイナスドライ
バー等の取り外し用治具１０を溝５ｂに沿い押圧挿入す
ることにより抜止め用舌片２ａのモータヨーク係止面５
ｂ１に対しての係止を解除するようになっている。ここ
で、モータヨーク係止面５ｂ１の傾斜角度θ２はモータ
ヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲された状態での折曲
角度θ１よりも大きいものとして設定されているため、
取り外し用治具１０によって抜止め用舌片２ａのモータ
ヨーク係止面５ｂ１に対しての係止を解除する際の押圧
力は大きいものとする必要がない。
【００１５】このような構造を有するパワーシートモー
タ１において、モータヨーク２をエンドカバー５に取付
けるに際しては、モータヨーク２内に収容しているアー
マチュアシャフト３ａの第１の出力部３ａ１部分をエン
ドカバー５の一方の軸受４に挿通しながら、エンドカバ
ー５のモータヨーク嵌合凸部５ａをモータヨーク２の内
側に挿入する。このとき、モータヨーク回止め部５ａ１
をモータヨーク２の切欠き２ｂに一致するように挿入す
る。エンドカバー５のモータヨーク嵌合凸部５ａがモー
タヨーク２の内側に挿入されると、モータヨーク回止め
部５ａ１と切欠き２ｂとによって回止めが行なわれる。
そこで、モータヨーク２の外側から抜止め用舌片２ａを
押圧すると、抜止め用舌片２ａが溝５ｂ内に折曲されて
モータヨーク係止面５ｂ１に対し係止するので、エンド
カバー５はモータヨーク２に離脱不能に取付けられる。
抜止め用舌片２ａへの押圧はモータヨーク２の外側から
４個所の同時押圧で簡略的に行われる。
タ１において、モータヨーク２をエンドカバー５に取付
けるに際しては、モータヨーク２内に収容しているアー
マチュアシャフト３ａの第１の出力部３ａ１部分をエン
ドカバー５の一方の軸受４に挿通しながら、エンドカバ
ー５のモータヨーク嵌合凸部５ａをモータヨーク２の内
側に挿入する。このとき、モータヨーク回止め部５ａ１
をモータヨーク２の切欠き２ｂに一致するように挿入す
る。エンドカバー５のモータヨーク嵌合凸部５ａがモー
タヨーク２の内側に挿入されると、モータヨーク回止め
部５ａ１と切欠き２ｂとによって回止めが行なわれる。
そこで、モータヨーク２の外側から抜止め用舌片２ａを
押圧すると、抜止め用舌片２ａが溝５ｂ内に折曲されて
モータヨーク係止面５ｂ１に対し係止するので、エンド
カバー５はモータヨーク２に離脱不能に取付けられる。
抜止め用舌片２ａへの押圧はモータヨーク２の外側から
４個所の同時押圧で簡略的に行われる。
【００１６】エンドカバー５をモータヨーク２に取付け
た後に、内部の回転部品等に不具合があることがわかっ
てエンドカバー５をモータヨーク２から取り外すに際し
ては、エンドカバー５の一方側から溝５ｂに沿って取り
外し用治具１０を押圧挿入することにより抜止め用舌片
２ａのモータヨーク係止面５ｂ１に対しての係止が解除
されるため、エンドカバー５のモータヨーク２からの取
り外しを行う。この際、モータヨーク係止面５ｂ１の傾
斜角度θ２がモータヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲
された状態での折曲角度θ１よりも大きいものとして設
定されているため、取り外し用治具１０によって抜止め
用舌片２ａのモータヨーク係止面５ｂ１に対する係止の
解除は小さい押圧力によって行われる。
た後に、内部の回転部品等に不具合があることがわかっ
てエンドカバー５をモータヨーク２から取り外すに際し
ては、エンドカバー５の一方側から溝５ｂに沿って取り
外し用治具１０を押圧挿入することにより抜止め用舌片
２ａのモータヨーク係止面５ｂ１に対しての係止が解除
されるため、エンドカバー５のモータヨーク２からの取
り外しを行う。この際、モータヨーク係止面５ｂ１の傾
斜角度θ２がモータヨーク２の抜止め用舌片２ａが折曲
された状態での折曲角度θ１よりも大きいものとして設
定されているため、取り外し用治具１０によって抜止め
用舌片２ａのモータヨーク係止面５ｂ１に対する係止の
解除は小さい押圧力によって行われる。
【００１７】パワーシートモータ１は、図６に示すよう
に、エンドカバー７の一方側を動力伝達機構８に取付け
るとともに、エンドキャップ７を他方の動力伝達機構側
に取付けることによりアーマチュアシャフト３ａの第１
の出力部３ａ１が一方の動力伝達機構８の動力入力側に
連結されるとともに、第２の出力部３ａ２が他方の動力
伝達機構の動力入力側に連結される。そこで、パワーシ
ートモータ１のアーマチュア３に通電すると、アーマチ
ュア３がアーマチュアシャフト３ａとともに回転するの
で、アーマチュアシャフト３ａの回転動力が一方の動力
伝達機構８に伝わり、動力伝達機構８に連結されている
リードスクリュー９を回転させ、リードスクリュー９が
噛合うナット部材１１に対して移動することによってシ
ート駆動用の動力に変換されるとともに、他方の動力伝
達機構を介して同様にシート駆動用の動力に変換される
ため、図示しないシートを移動させるものとなる。
に、エンドカバー７の一方側を動力伝達機構８に取付け
るとともに、エンドキャップ７を他方の動力伝達機構側
に取付けることによりアーマチュアシャフト３ａの第１
の出力部３ａ１が一方の動力伝達機構８の動力入力側に
連結されるとともに、第２の出力部３ａ２が他方の動力
伝達機構の動力入力側に連結される。そこで、パワーシ
ートモータ１のアーマチュア３に通電すると、アーマチ
ュア３がアーマチュアシャフト３ａとともに回転するの
で、アーマチュアシャフト３ａの回転動力が一方の動力
伝達機構８に伝わり、動力伝達機構８に連結されている
リードスクリュー９を回転させ、リードスクリュー９が
噛合うナット部材１１に対して移動することによってシ
ート駆動用の動力に変換されるとともに、他方の動力伝
達機構を介して同様にシート駆動用の動力に変換される
ため、図示しないシートを移動させるものとなる。
【００１８】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
わるパワーシートモータによれば、モータヨークに設け
られている抜止め用舌片をエンドカバーに設けられてい
る溝内に折曲させると、溝内で抜止め用舌片がエンドカ
バーの抜け方向にモータヨーク係止面に係止するため、
エンドカバーはモータヨークに離脱不能に取付けられ
る。エンドカバーの溝は一方側からモータヨークの筒方
向に沿って連続された凹状をなし、エンドカバーのモー
タヨーク係止面は、モータヨークの抜止め用舌片の頂面
に対向して求心方向に向け傾斜状に形成されているとと
もに傾斜角度が抜止め用舌片の折曲角度よりも大きいた
め、溝内に一方側から取り外し用治具を挿入して押圧す
ると、抜止め用舌片の折曲が戻されるので、モータヨー
クはエンドカ バーに対しての係止が解除されるものとな
る。よって、モータヨークの抜止め用舌片をエンドカバ
ーの溝内に折曲させることでモータヨークをエンドカバ
ーに簡単に取付けられるとともに溝を介して取り外しも
簡単に行えるので、従来のものと比較して無理やりこじ
って取り外すことによってエンドカバーを変形させたり
破損したりすることがなく、取付けた際に確実な固定を
図れるとともに、ねじによって固定を行うものと比較し
て部品点数の増加がないので、コスト面でも有利である
という優れた効果を奏する。
わるパワーシートモータによれば、モータヨークに設け
られている抜止め用舌片をエンドカバーに設けられてい
る溝内に折曲させると、溝内で抜止め用舌片がエンドカ
バーの抜け方向にモータヨーク係止面に係止するため、
エンドカバーはモータヨークに離脱不能に取付けられ
る。エンドカバーの溝は一方側からモータヨークの筒方
向に沿って連続された凹状をなし、エンドカバーのモー
タヨーク係止面は、モータヨークの抜止め用舌片の頂面
に対向して求心方向に向け傾斜状に形成されているとと
もに傾斜角度が抜止め用舌片の折曲角度よりも大きいた
め、溝内に一方側から取り外し用治具を挿入して押圧す
ると、抜止め用舌片の折曲が戻されるので、モータヨー
クはエンドカ バーに対しての係止が解除されるものとな
る。よって、モータヨークの抜止め用舌片をエンドカバ
ーの溝内に折曲させることでモータヨークをエンドカバ
ーに簡単に取付けられるとともに溝を介して取り外しも
簡単に行えるので、従来のものと比較して無理やりこじ
って取り外すことによってエンドカバーを変形させたり
破損したりすることがなく、取付けた際に確実な固定を
図れるとともに、ねじによって固定を行うものと比較し
て部品点数の増加がないので、コスト面でも有利である
という優れた効果を奏する。
【図１】この考案に係わるパワーシートモータの一実施
例の平面図である。
例の平面図である。
【図２】図１に示したパワーシートモータの左側面図で
ある。
ある。
【図３】図１に示したパワーシートモータの縦断正面図
である。
である。
【図４】図１に示したパワーシートモータにおいてのエ
ンドカバーとモータヨークとの取付け部分の外観斜視図
である。
ンドカバーとモータヨークとの取付け部分の外観斜視図
である。
【図５】図１に示したパワーシートモータにおいてのエ
ンドカバーとモータヨークとの取付け部分の断面図であ
る。
ンドカバーとモータヨークとの取付け部分の断面図であ
る。
【図６】図１に示したパワーシートモータにおいてのシ
ート側への組付け状態の平面図である。
ート側への組付け状態の平面図である。
１ パワーシートモータ ２ モータヨーク ２ａ 抜止め用舌片 ５ エンドカバー ５ｂ 溝 ５ｂ１ モータヨーク係止面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−285532（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−35814（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭52−60615（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−15240（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−178762（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−81760（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 5/15 H02K 5/04
Claims (1)
- 【請求項１】 アーマチュアシャフトを備えたアーマチ
ュアと、 筒形状をなすとともに前記アーマチュアを収容している
モータヨークと、 前記モータヨークの一方側に他方側を取付けられている
とともに一方側を動力伝達機構に取付けられるエンドカ
バーをそなえ、前記アーマチュアへの通電により前記ア
ーマチュアシャフトから前記動力伝達機構に対してシー
ト駆動用の回転動力を出力するパワーシートモータであ
って、 前記エンドカバーに、一方側からモータヨークの筒方向
に沿って連続された凹状をなし、且つ端部にモータヨー
ク係止面を形成している溝を複数個所に設けているとと
もに、前記モータヨークに、一方側を残して周りを切除
した舌形状をなし、且つ前記エンドカバーの溝への折曲
により前記溝内でモータヨーク係止面に対して離脱不能
に係止される抜止め用舌片を設けているパワーシートモ
ータにおいて、 前記エンドカバーのモータヨーク係止面は、モータヨー
クの抜止め用舌片の頂面に対向して求心方向に向け傾斜
状に形成されているとともに傾斜角度が抜止め用舌片の
折曲角度よりも大きいものとして設定されている ことを
特徴とするパワーシートモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004233U JP2591940Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | パワーシートモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993004233U JP2591940Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | パワーシートモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0662761U JPH0662761U (ja) | 1994-09-02 |
| JP2591940Y2 true JP2591940Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=11578849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993004233U Expired - Fee Related JP2591940Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | パワーシートモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591940Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102857010A (zh) * | 2012-09-12 | 2013-01-02 | 宁波世通汽车零部件有限公司 | 一种电机及其轴承压入装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP1993004233U patent/JP2591940Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102857010A (zh) * | 2012-09-12 | 2013-01-02 | 宁波世通汽车零部件有限公司 | 一种电机及其轴承压入装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0662761U (ja) | 1994-09-02 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |