JP2591816B2 - 搬送ケース用レベルフット装置 - Google Patents

搬送ケース用レベルフット装置

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JP2591816B2
JP2591816B2 JP1035511A JP3551189A JP2591816B2 JP 2591816 B2 JP2591816 B2 JP 2591816B2 JP 1035511 A JP1035511 A JP 1035511A JP 3551189 A JP3551189 A JP 3551189A JP 2591816 B2 JP2591816 B2 JP 2591816B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、搬送ケース用レベルフット装置に係り、特
に情報処理装置等の機器を収容しこれを移送するケース
本体の設置高さと水平度の調整に用いる搬送ケース用レ
ベルフット装置に関する。
〔従来の技術〕
従来例を第3図ないし第4図に示す。この第3図ない
し第4図に示す従来例においては、台座30Aと,この台
座30Aの上方に突設された雄ねじ部30Bとにより成るレベ
ルフット30を備えている。このレベルフット30は、ケー
ス本体20の底板20Aにねじ込み可能に装備されるように
なっている。ここで、符号20aはレベルフット30の雄ね
じ部30Bが螺合可能に形成された雌ねじ部を示す。また
符号11は、移動用のローラ11Aを装備したキャスターを
示す。
このレベルフット30は、未使用時においては、ケース
本体20の底板20Aに第4図の一点鎖線に示す状態で収納
されている。また、使用時には、レベルフット30を回転
させて雄ねじ部30Bを下方に伸ばしてレベルフット30を
全体的に下方へ降下させて接地させる。更にこの接地さ
せた状態からレベルフット30を回転させてキャスター11
の高さよりもレベルフット30を突出させて、キャスター
11を接地面より浮上させ、これによってケース本体20を
支持していた(第4図参照)。
そして、ケース本体20を再び別の場所に移動させる場
合は、レベルフット30をケース本体20に接近させる方向
に回転させてキャスター11を接地させ,ケース本体20を
これにより自立させて移動可能な状態になる。また、移
動時に傾斜角度の大きい斜面を登板する場合があること
を考慮し、雄ねじ部30Bをそのまま回転してレベルフッ
ト30を完全に接地面より離して第4図の鎖線で示したよ
うにケース本体20の底板20Aに当たるまで上昇させると
いう構造となっている。ここで、記号θは、傾斜面を
登坂する場合における登板可能な傾斜角度を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例においては、レベルフット
が未使用時には、ケース本体内にその雄ねじ部が収納さ
れる構造となっていたことから、ケース本体内に収納さ
れる機器の実装配置が制限されるという不都合が生じて
いた。
また、上記従来例においては、ケース本体を移動する
場合等に、ケース本体の下面にレベルフットが突設して
配設されているために、床面に凹凸があると当該凹凸に
レベルフットが接触して、円滑にケース本体を移動させ
ることができない、という不都合が生じていた。
更には、床面に所定の傾斜が形成されている場合に
は、当該傾斜面にレベルフットが接触して、上記と同様
に円滑に移動できない、という不都合が生じていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、特に、ケース本体内に実装される機器の実装面積を
小さくすることなく可搬時におけるレベルフットの搬送
ケース内部への突出量を小さく設定することができ、且
つケース本体を円滑に移動させることができる搬送ケー
ス用レベルフット装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、移動用キャスターを備えたケース本体に
下方に向かう雌ねじ部を設け、この雌ねじ部に,両端部
にねじ部が形成された調整ねじの一端部を螺合するとと
もに,この雌ねじ部と調整ねじの一端部とを外力によっ
て固着せしめるねじ固着機構を、調整ねじの各ねじ部の
境界部分に設け、調整ねじの他端部にレベラー部材を回
転自在に螺合する。そして、調整ねじにおける他端側の
ねじ部にレベラー部材を所定距離ねじ込んだ場合に、キ
ャスターの接地面とレベラー部材との間に生じる距離
が、調整ねじの一端側のねじ部の長さよりも長くなるよ
うに設定する、という構成を採っている。これによって
前述した目的を達成しようとするものである。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第2図を参照して説
明する。ここで、前述した従来例と同一の構成部材につ
いては同一の符号を付すものとする。
本実施例では、第2図に示す移動用のキャスター11を
備えたケース本体20に、下方に向かう雌ねじ部20aを設
けている。そして、この雌ねじ部20aに,両端部にねじ
部1B,1Cが形成された調整ねじ1の内、一端側のねじ部1
Cを螺合するとともに,この雌ねじ部20aと調整ねじ1の
一端側のねじ部1Cとを外力によって固着せしめるねじ固
着機構としてのボルト頭1Aを、調整ねじ1の各ねじ部1
B,1Cの境界部分に設けている。そして、調整ねじ1の他
端側のねじ部1Bには、レベラー部材2が回転自在に螺合
されるようになっている。
さらに、本実施例のレベルフット装置10の最大伸長時
の全長LMAXと最大縮小時の全長LMINと,移動時に使用さ
れるキャスター11の高さL4との間に LMIN<L4<LMAX ・・・(1) という関係が成り立つように,その寸法が決定されてい
る。
また、ケース本体20の下方に設けられた雌ねじ20aに
挿入されるねじ部1Cの長さをL1とすると、 L1<(L4−LMIN) ・・・(2) という関係が成り立つように,その寸法が決定されてい
る。
これを更に詳述すると、第1図のレベラー部材2は、
段付円筒状に形成されていて,その上部には、中央に開
口した雌ねじ穴2aが設けられている。符号2Bは、手動に
より回転させるための二面巾を示す。
そして、調整ねじ1の下方に突設されたねじ部1Bが、
レベラー部材2に設けられた雌ねじ穴2aにねじ込まれて
いる。これによって、このレベラー部材2を回転させる
ことによって、レベルフット装置10は全体的に第1図な
いし第2図における上下方向に伸縮可能に設定されてい
る。
調整ねじ1は、本実施例ではねじ部1B,1Cに挟まれた
箇所に正六角形状のボルト頭1Aが装備され,ねじ部1B,1
Cとともに一体成形されている。また、ねじ部1Cは、第
2図に示すように、ケース本体20の底板20Aに設けられ
た雌ねじ部20aに、挿入される。このときボルト頭1Aが
底板20Aに接触することでねじ部1Cはケース本体20に、
そのねじ部1Cの長さL1分だけ埋設されて固定されるよう
になる。ここで、符号12は、キャスター11をケース本体
に装着するためのねじを示す。
次に、上記実施例のレベルフット装置10を使用したケ
ース本体20の固定および移動準備にかかる作業手順につ
いて説明する。
最初に、ケース本体20が移送されて所定位置にて固定
する場合について説明する。
調整ねじ1と、レベラー部材2とをまず用意し、調整
ねじ1のねじ部1Bをレベラー部材2にねじ込む。この
時、その全体的な長さは、上記(1)式から、ケース本
体20の底板20Aに備えられた移動用キャスター11の高さ
(すなわち移動時におけるケース本体20の底板20Aと接
地面Gとの間隔)よりも短くなることが可能なように設
定されている。
次に、このレベルフット装置10をケース本体20に設け
られた雌ねじ部20aの下方に位置決めさせ、ねじ部1Cを
この雌ねじ部20aに、そのボルト頭1Aが底板20Aに接触す
るまでねじ込む。
この状態から調整ねじ1のボルト頭1Aをスパナ等の工
具にて回転させて最終締めつけを行いケース本体20に固
定する。
次に、ケース本体20の雌ねじ部20aに固定された調整
ねじ1に対してレベラー部材2を手動もしくは、二面巾
2Bを用いて工具により回転させる。このとき(1)式の
関係からレベラー部材2は接地し、この接地した状態か
ら更にこのレベラー部材2を回転させると、ケース本体
20と接地面Gとをこのレベルフット装置10が押圧し、接
地面G上のレベラー部材2を固定端としてねじ部1Bがレ
ベラー部材2より第2図における上方に向かって伸びる
こととなる。この作用により、キャスター11が接地面G
より離れ,浮上するとともに,ケース本体20は、キャス
ター11の代わりにこのレベルフット装置10によって固定
されるようになる。
次に、このようにして固定されたケース本体20を、別
の場所等に移動させる場合の準備作業について説明す
る。
ケース本体20を移動可能にするための準備作業は、前
述したケース本体20を固定する作業過程を逆に行うもの
である。
最初に、既にレベルフット装置10によってケース本体
20が固定されている状態において、レベラー部材2が回
転させてこのレベラー部材2内部に、ねじ部1Bを収納す
る。こうしてケース本体20を全体的に下降させ,キャス
ター11を接地させる。この時点からキャスター11がケー
ス本体20を支持することとなり,更にレベラー部材2を
回転させてレベラー部材2と接地面Gとの間に隙間を設
ける。
この時、第2図上の鎖線で示すように、レベラー部材
2を接地面Gからボルト頭1Aに当たるまで回転させてゆ
く過程において、上記(2)式の関係から、このレベラ
ー部材2が上昇する高さ(L4−LMIN)が、ねじ部1Cの長
さ(ボルト抜きしろ)L1より大きくなる状態を生成する
ようになるため、ねじ部1Cをケース本体20から取り外す
時に、ケース本体20を持ち上げなくともボルト抜きしろ
を充分に設けることができる。
このような状態から、調整ねじ1のボルト頭1Aをスパ
ナ等の工具にて掴み回転させてねじ部1Cの長さ分だけレ
ベルフット装置10を全体的に下降させてケース本体20よ
り取り外す。これにより、ケース本体の下面は平面とな
り、突出部位がなくなることとなる。
以上のように本実施例では、ケース本体20を持ち上げ
たりせずとも容易にレベルフット装置10の取付け,取り
外しが可能となり、ケース本体20の固定,および移動準
備にかかわる作業の困難性を低減することができる。
また、移動時にはケース本体20の底板20Aにキャスタ
ー11のみが存在することとなるため、このケース本体20
が移送される時の登坂可能傾斜範囲θが従来と比較して
大きく採れるという効果がある(第2図参照)。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によると、調整ねじを、
中央部にボルト頭を備え、且つそのボルト頭の両面にそ
れぞれ2本のねじ部を突設してその内の一方のねじ部を
ケース本体へ埋設状態で固定するようにしたことから、
この一方のねじ部によるケース本体内への突き出しを最
小限に抑えることができ、ケース本体内に配置される情
報処理装置等の機器の収納スペースを充分活用すること
ができ、収容される機器の高密度実装が可能となるとい
う従来にない優れた搬送ケース用レベルフット装置を提
供することができる。
また同時に、本発明によると、レベルフット装置全体
をケース本体から完全に取り外すことができるので、ケ
ース本体の移動中に床面(接地面)に凹凸や傾斜等が形
成されていても、当該凹凸や傾斜面に接触することな
く、円滑に移動される、という優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図(1)は本発明の一実施例を示す一部破断した正
面図、同図(2)は(1)の側面図、第2図は本実施例
のケース本体への装着状態を示す説明図、第3図ないし
第4図は従来例を示す説明図である。 1……調整ねじ、1A……ねじ固着機構としてのボルト
頭、1B,1C……ねじ部、2……レベラー部材、11……キ
ャスター、20……ケース本体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動用キャスターを備えたケース本体に下
    方に向かう雌ねじ部を設け、この雌ねじ部に,両端部に
    ねじ部が形成された調整ねじの一端部を螺合するととも
    に,この雌ねじ部と調整ねじの一端部とを外力によって
    固着せしめるねじ固着機構を、前記調整ねじの各ねじ部
    の境界部分に設け、前記調整ねじの他端部にレベラー部
    材を回転自在に螺合した搬送ケース用レベルフット装置
    において、 前記調整ねじにおける他端側のねじ部に前記レベラー部
    材を所定距離ねじ込んだ場合に、前記キャスターの接地
    面と前記レベラー部材との間に生じる距離が、前記調整
    ねじの一端側のねじ部の長さよりも長くなるように設定
    したことを特徴とする搬送ケース用レベルフット装置。
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