JP2591758Y2 - 切粉処理装置 - Google Patents

切粉処理装置

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JP2591758Y2
JP2591758Y2 JP1991097145U JP9714591U JP2591758Y2 JP 2591758 Y2 JP2591758 Y2 JP 2591758Y2 JP 1991097145 U JP1991097145 U JP 1991097145U JP 9714591 U JP9714591 U JP 9714591U JP 2591758 Y2 JP2591758 Y2 JP 2591758Y2
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hinge
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chip
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公一 高田
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は工作機械でワークを加
工する際に発生する切粉を処理するための切粉処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来工作機械でワークを切削加工すると
多くの切粉が発生する。従来ではこの切粉を図6(イ)
または(ロ)に示すような切粉処理装置により処理して
いる。すなわち図6の(イ)に示す切粉処理装置は、本
体a内に無端状のチェーンbが2列に配設されていて、
これらチェーンdが横架されている。そして上記チェー
ンbは駆動モータeにより矢印方向へ回転されるように
なっていて、工作機械で発生した切粉は本体aの切粉投
入口gよりヒンジプレートd上に載置され、ヒンジプレ
ートdの突条cにより滑落が防止されながら本体aの排
出口hまで搬送されて、搬出口hよりチップタンクiへ
排出されるようになっている。
【0003】また図6の(ロ)に示す切粉処理装置も本
体a及びチェーンbなどの構成は上記処理装置とほぼ同
様であるが、各チェーンbの間にはスクレーパjが横架
されている。そしてチェーンbは駆動モータeにより上
記処理装置と反対の方向へ回転されることにより、切粉
投入口gより投入、タンク底部に堆積された切粉は、ス
クレーパjにより掻き上げられながら排出口hに達し、
排出口hよりチップタンクiへ排出されるようになって
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし図6の(イ)に
示すヒンジプレート式の切粉処理装置はカール状の長い
切粉については処理できるが細い切粉はヒンジプレート
の接合部等から脱落する為処理できない不具合がある。
また図6の(ロ)に示すスクレーパ式切粉処理装置は、
細い切粉は処理できるが長さの長い切粉はスクレーパに
からんだり、かき上げ途中に転げ落ちる為処理できない
などの不具合があった。この考案は上記従来の不具合を
改善する目的でなされたもので、長い切粉から細い切粉
まで処理できるようにした切粉処理装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するため、工作機械で発生した切粉が投入される本体
ケース内に、多数のヒンジパンが軸により無端状に連結
され、かつ駆動モータにより回転されるヒンジパンコン
ベヤを設けて、このヒンジパンコンベヤのヒンジパン内
に長さの長い大きな切粉を収容し、また上記各ヒンジパ
ンにはスクレーパを突設して、これらスクレーパにより
ケースの底面に堆積した小さな切粉を掻き取って、大き
な切粉とともにヒンジパン内に収容すると共に、上記ケ
ースの一端側に立ち上り部1cと、その近傍に1個のチ
ップタンク7を設けて、上記ヒンジパン内に収容されて
立ち上り部まで搬送された大小の切粉を、上記チップタ
ンク内へ排出するようにしたものである。
【0006】
【作 用】上記構成により、長さが長く、カールした
大きな切粉はヒンジパン内に収容されて、ヒンジパンコ
ンベヤによりケースの立ち上り部を経てチップコンベヤ
へと排出されると共に、切削油中に浮遊してヒンジパン
内に収容されず、ケースの底面に堆積した小さな切粉
は、ヒンジパンコンベヤの下辺部分がケース内を通過す
る際、スクレーパにより掻き取られた後、下辺側のヒン
ジパンが上辺側へ迂回する際、ヒンジパン内に収容さ
れ、ヒンジパンにより、大きな切粉とともにケースの立
ち上り部側へ搬送されて、チップタンクへ排出されるた
め、大きな切粉から小さな切粉まで、1個のチップタン
ク内に回収することができる。
【0007】
【実 施 例】この考案は一実施例を図1ないし図5に
示す図面を参照して詳述する。図1はこの装置の平面
図、図2は側面図で、これら図において1はこの装置の
本体を示す。上記本体1は上面に切粉の投入口1aを有
する細長い箱状のケース1bを有していて、図示しない
工作機械で発生した切粉は、シュータ2を介して切削油
と共にこの投入口1aよりケース1b内へ投入されるよ
うになっている。上記ケース1b内には長手方向に沿っ
てヒンジコンベヤ3が設置されている。
【0008】上記ヒンジパンコンベヤ3はケース1bの
一端側に設けられたスプロケット3aと、ケース1bの
他端側立ち上り部1c内に設けられたスプロケット3b
の間に無端状のチェーン3cが2列に捲装されていて、
これらチェーン3cの間に鉄板よりなる多数のヒンジパ
ン3dが軸3eを介して揺動自在に連結されている。ま
たケース1bの立ち上り部1c内に設けられたスプロケ
ット3bには駆動モータ5がチェーン6を介して接続さ
れていて、この駆動モータ5によりチェーン3cが矢印
A方向へ回転されるようになっていると共に、立ち上り
部1cの先端下部にはヒンジパンコンベヤ3により搬送
されてきた切粉をチップタンク7に排出する排出口1d
が開口されている。
【0009】一方上記ケース1bの底部側外側面には、
スプロケット3aの外周部付近より、立ち上り部1cの
近傍まで永久磁石体8が布設されている。この永久磁石
体8は、ケース1a内の切削油中に浮遊する微細な切粉
をケース1a底面に吸着させて、上記ヒンジパンコンベ
ヤ3のスクレーパ3fによりケース1a底面に堆積した
微細な切粉を掻き取りやすくするためのものである。
【0010】また上記ケース1bの側方には切削油を回
収するためのクリーンタンク10が設置されている。上
記クリーンタンク10はケース1bの側面に開口された
切欠1gによりケース1b内に連通されていると共に、
切欠1gのケース1b内側には切粉が直接切欠1gより
クリーンタンク10内へ流入するのを阻止する邪魔板1
hが設けられている。上記邪魔板1hはケース1bの中
央側へ低く傾斜されていて、下面に開口1iが形成され
ていると共に、邪魔板1hの下方には開口1iより切欠
1gを経てクリーンタンク10内へ流入する切削油中の
切粉を捕捉する永久磁石11が設置されている。そして
この永久磁石11の上面は切粉が直接永久磁石11に吸
着されるのを防止するステンレスなどの非磁性体よりな
る板体12が着脱自在に取付けられている。なお図中1
3はクリーンタンク10内の切削油を工作機械へ送るポ
ンプ、14はクリーンタンク10内の液面を表示する液
面計を示す。
【0011】次に作用を説明すると、工作機械で発生し
た切粉はシュータ2により投入口1aへ投入されて、ケ
ース1b内に設置されたヒンジパンコンベヤ3のヒンジ
パン3d上に載置されるが、細かい切粉はヒンジパン3
のスキマを連通し下部へ抜け切削油中を浮遊しながら永
久磁石8に吸着されてケース1b底部へ堆積する。ヒン
ジパン3d上に載置された比較的大きな切粉は、チェー
ン3cの回転とともに立ち上り部1c側へスクレーパ3
fにより押込まれながら搬送され、立ち上り部1cの排
出口1dよりチップタンク7内へ排出処理される。また
永久磁石8に吸引されてケース1bの内底部に堆積した
細かい切粉は、上記ヒンジパンコンベヤ3の回転に伴い
スクレーパ3fにより掻き上げられて図5に示すように
ヒンジパン3d上に載設される。そして大きな切粉とと
もにケース1bの立ち上り部1cへ搬送され、排出口1
dよりチップタンク7へ排出される。またこのとき永久
磁石11により捕捉された切粉もスクレーパ3fにより
掻きとられて排出口1dへ搬送され、排出処理されるよ
うになる。
【0012】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、長さが
長く、カールした大きな切粉はヒンジパン内に収容され
て、ヒンジパンコンベヤによりケースの立ち上り部を経
てチップコンベヤへと排出されると共に、切削油中に浮
遊してヒンジパン内に収容されず、ケースの底面に堆積
した小さな切粉は、ヒンジパンコンベヤの下辺部分がケ
ース内を通過する際、スクレーパにより掻き取られた
後、下辺側のヒンジパンが上辺側へ迂回する際、ヒンジ
パン内に収容され、ヒンジパンにより、大きな切粉とと
もにケースの立ち上り部側へ搬送されて、チップタンク
へ排出される。 これによって大きな切粉と小さな切粉
は、同じ方向へ搬送されて、同じチップタンク内に回収
されるため、切粉を回収するチップタンクは1個でよく
なり、ケースの立ち上り部やチップタンクはともに1個
所でよいことから、装置全体が小型化できると共に、設
置するためのスペースも少なくてよいため、工作機械な
どの周辺に大きなスペースがない場合でも、容易に設置
することができる。 また大きな切粉はヒンジパン内に直
接収容されて搬送され、スクレーパにより掻き取られる
ことがないので、スクレーパとケース底面の間に大きな
切粉が咬み込まれて、ヒンジコンベヤの円滑な動作が阻
害されたり、スクレーパやケース底面が損傷するなどの
不具合も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になる切粉処理装置の平面
図である。
【図2】同側面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】要部の拡大断面図である。
【図5】細かい切粉を掻き上げる際の作用説明図であ
る。
【図6】(イ)及び(ロ)は従来の切粉処理装置の説明
図である。
【符号の説明】
1…本体、1b…ケース、1g…切欠、3…ヒンジパン
コンベヤ、3f…スクレーパ、5…駆動モータ、7…チ
ップタンク、10…クリーンタンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−78550(JP,U) 実開 昭54−34483(JP,U) 実開 昭56−171143(JP,U) 実開 昭62−24948(JP,U) 実開 昭63−32741(JP,U) 実開 平3−82312(JP,U) 実開 昭58−12511(JP,U) 実公 昭54−40625(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 11/00 B65G 19/00 - 19/30

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械で発生した切粉が投入される本
    体1のケース1b内に、多数のヒンジパン3dが軸3e
    により無端状に連結され、かつ駆動モータ5により回転
    されるヒンジパンコンベヤ3を設けて、このヒンジパン
    コンベヤ3のヒンジパン3d内に長さの長い大きな切粉
    を収容し、また上記各ヒンジパン3dにはスクレーパ3
    fを突設して、これらスクレーパ3fによりケース1d
    の底面に堆積した小さな切粉を掻き取って、大きな切粉
    とともにヒンジパン3d内に収容すると共に、上記ケー
    ス1bの一端側に立ち上り部1cと、その近傍に1個の
    チップタンク7を設けて、上記ヒンジパン3d内に収容
    されて立ち上り部1cまで搬送された大小の切粉を、上
    記チップタンク7内へ排出するようにしてなる切粉処理
    装置。
  2. 【請求項2】 本体1のケース1b側方に、ケース1b
    内と切欠を介して連通するクリーンタンク10を設ける
    と共に、上記切欠1gの近傍にクリーンタンク10内へ
    流入する切削油中の切粉を吸着する永久磁石11を設け
    てなる請求項1記載の切粉処理装置。
JP1991097145U 1991-10-31 1991-10-31 切粉処理装置 Expired - Lifetime JP2591758Y2 (ja)

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JPH0539844U JPH0539844U (ja) 1993-05-28
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