JP2591610B2 - 感熱記録用材料の製造方法 - Google Patents

感熱記録用材料の製造方法

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JP2591610B2
JP2591610B2 JP61294227A JP29422786A JP2591610B2 JP 2591610 B2 JP2591610 B2 JP 2591610B2 JP 61294227 A JP61294227 A JP 61294227A JP 29422786 A JP29422786 A JP 29422786A JP 2591610 B2 JP2591610 B2 JP 2591610B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used

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  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は磁気記録等を感熱型印字装置を用いて紙に印
字する際、印字のために感熱型印字装置に装着される感
熱記録用材料の製造方法に関するものである。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来より、感熱記録用材料としてはポリエステルフィ
ルム上に着色された固形パラフィンを塗布したものが用
いられている。そして、この感熱記録用材料は固形パラ
フィンを100〜150℃に加熱して溶融させた液体パラフィ
ンをポリエステルフィルム上に塗布し、その後冷却、固
化させて製造している。しかし、この製造方法において
ポリエステルフィルムにシワが発生するということがあ
った。ポリエステルフィルムにシワが発生する原因は、
ポリエステリルフィルムが比較的薄いため、熱収縮が厚
み方向に吸収されず、主として巾方向に熱収縮による歪
が発生するためである。シワの発生により、印字装置に
装着された感熱記録用材料の送りが円滑に行われない、
あるいは印字装置に誤動作を起こさせる、あるいは印字
が正確に行われない等の欠点を惹起させることがあっ
た。
また、上記の製造方法においては着色された液体パラ
フィンをコーティングパンに入れてポリエステルフィル
ム上に塗布しているため、製造後コーティングパンにパ
ラフィンが固着している。従って、このコーティングパ
ンを用いて別の色に着色されたパラフィンをポリエステ
ルフィルムに塗布する際、コーティングパンに固着した
パラフィンを完全に除去しなければならない。しかし、
この清掃作業は煩わしく、感熱記録用材料の製造が合理
化されないという憾みがあった。
そこで、本発明者等は感熱記録用材料の担体であるポ
リエステルフィルムに高温を与えず、且つ合理的な製造
方法を開発すべく鋭意研究した結果、本発明に到達した
ものである。
(ハ)問題点を解決するための手段 即ち、本発明は着色された固形パラフィンと該固形パ
ラフィンを囲繞する水溶性高分子膜とよりなる着色剤
を、沸点100℃以下の有機溶剤に接着剤を溶解させた接
着剤溶液中に分散させて懸濁液を作成し、次いて該懸濁
液をポリエステルフィルムに塗布し、その後塗布された
懸濁液を100℃以下の温度下で乾燥し有機溶剤を蒸発さ
せて、ポリエステルフィルム上に着色剤を接着させるこ
とを特徴とする感熱記録用材料の製造方法に関するもの
である。
本発明においては、まず着色された固形パラフィンと
該固形パラフィンを囲繞する水溶性高分子膜とよりなる
着色剤を準備する。この着色剤の製造方法はいわゆるマ
イクロカプセルを製造する方法で得ることができ、例を
挙げて説明すれば以下のとおりである。
着色された固形パラフィンは、スダンオレンジR,スダ
ンブルーGL等の油溶染料またはカーボンブラック,ダイ
ヤモンドブラック等の顔料を固形パラフィンに練り込む
ことによって得ることができる。この着色された固形パ
ラフィンを、ペンタン,ヘキサン,ベンゼン,キシレ
ン,トルエン等の炭化水素油に溶解させてパラフィン溶
液を得る。このパラフィン溶液とは別にポリビニルアル
コール,ミクロクリスタリンセルロース,ゼラチン,ア
ラビアゴム,メチルセルロース,ポリビニルピロリドン
等の水溶性高分子を水に溶解させた水溶液を得る。この
後、パラフィン溶液を滴下ロート等を用いて水溶液中に
滴下すると、水溶液中にパラフィン溶液の液滴が分散す
る。この分散液を撹拌し、液滴の大きさを微細なものと
することにより、粒径1〜1000μ程度の微細な液滴が懸
濁しているO/W型エマルジョンを作る。次いで、得られ
たO/W型エマルジョンを噴霧機で噴霧し、噴霧液滴を作
成する。噴霧液滴は微細な液滴を芯として、その回りを
水溶液が囲繞した形態となっている。そして、熱風を噴
霧液滴に吹き付けると、噴霧液滴中の水及びベンゼン等
の炭化水素油が蒸発し、固形物が得られる。この固形物
は、着色された固形パラフィンと該固形パラフィンを囲
繞する水溶性高分子膜とよりなっており、本発明に用い
る着色剤である。
本発明においては、この着色剤を沸点100℃以下の有
機溶剤に接着剤を溶解させた接着剤溶液中に分散させて
懸濁液を作成する。接着剤としては、ポリウレタン樹
脂,ポリメタクリル酸メチル樹脂,ポリメタクリル酸ブ
チル樹脂,ポリアクリル酸エチル樹脂等が用いられる。
また、沸点100℃以下の有機溶剤としては、塩化炭素水
素,芳香族炭化水素等が用いられる。この有機溶剤中に
接着剤を溶解させて接着剤溶液を得る。この接着剤溶液
に着色剤を投入すると、有色剤はその外殻が水溶性高分
子膜よりなっているため接着剤溶液に溶けずに分散し、
懸濁液となる。
この懸濁液を感熱記録用材料の担体であるポリエステ
ルフィルムに塗布する。塗布の方法はドクターナイフ,
ロールコーター,バーコーター等を用いて行う。その
後、乾燥工程に導入し塗布された懸濁液の有機溶剤を蒸
発させて、着色剤がポリエステルフィルム上に接着剤で
接着された感熱記録用材料を得ることができる。本発明
において有機溶剤を蒸発させるための乾燥温度は100℃
以下である。
尚、本発明で用いる着色された固形パラフィンにおい
て、固形パラフィンと油溶染料又は顔料との配合割合は
固形パラフィン100重量部に対して油溶染料又は顔料25
〜70重量部程度が好ましい。また、懸濁液中における着
色剤と接着剤との配合割合は着色剤100重量部に対して
接着剤1〜10重量部程度が好ましい。
(ニ)実施例 50℃パラフィン30gとカーボンブラック12gとを混練機
に投入して黒に着色された固形パラフィンを得た。この
固形パラフィン42gをベンゼン20gに溶解させてパラフィ
ン溶液を得た。これとは別にポリビニルアルコール10g
を水3000gに溶解させたポリビニルアルコール水溶液を
得た。この後、パラフィン溶液全量を滴下ロートで徐々
に水溶液に添加し、且つ液滴の粒子径が100μ程度にな
るように撹拌棒で撹拌しながらO/W型エマルジョンを得
た。
このO/W型エマルジョンを2000r.p.m.で回転している
椀型(径4cm)の回転円盤上に40ml/minの供給速度で供
給し、O/W型エマルジョンを噴霧した。噴霧された噴霧
液滴は、回転円盤の軸方向に流れる熱風(150℃)によ
って乾燥され且つその流れ方向に流されて回収器に回収
される。回収されたものは、黒色の固形パラフィンとこ
の黒色の固形パラフィンを囲繞するポリビニルアルコー
ル膜とよりなる着色剤である。
ポリメタクリル酸メチル5gをベンゼン100gに溶解させ
た接着剤溶液を準備し、この接着剤溶液中に上記の方法
で得られた着色剤50gを分散させ、撹拌棒で撹拌して懸
濁液を得た。
この懸濁液を0.1mm厚のポリエステルフィルム上に#
8のバーコーターで塗布した。その後、このポリエステ
ルフィルムを90℃に加熱させた乾燥機中に数分間走行さ
せ、ベンゼンを蒸発させて、ポリエステルフィルム上に
着色剤が接着された感熱記録用材料を得た。
(ホ)作用及び発明の効果 本発明に係る感熱記録用材料の製造方法は、感熱記録
用材料の担体であるポリエステルフィルムに100℃未満
の温度しか加わらない。従って、従来の液体パラフィン
を直接ポリエステルフィルムに塗布する方法に比べて熱
収縮によるシワが発生しにくい。従って、本発明に係る
製造方法で得られた感熱記録用材料を用いて印字する場
合には、印字が明瞭になると共に印字装置に生ずるトラ
ブル等が少なくなるという効果を奏する。
また、本発明に係る製造方法においては着色剤が水溶
性高分子膜の外殻を具備しているため、コーラィングパ
ン等の製造装置に着色された固形パラフィンが固着する
ことがない。従って、感熱記録用材料を製造した後、同
じ製造装置を用いて異色の固形パラフィンを塗布する場
合でも、製造装置の清掃が簡単で、感熱記録用材料の製
造が合理化されるという効果を奏する。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着色された固形パラフィンと該固形パラフ
    ィンを囲繞する水溶性高分子膜とよりなる着色剤を、沸
    点100℃以下の有機溶剤に接着剤を溶解させた接着剤溶
    液中に分散させて懸濁液を作成し、次いで該懸濁液をポ
    リエステルフィルムに塗布し、その後塗布された懸濁液
    を100℃以下の温度下で乾燥し有機溶剤を蒸発させて、
    ポリエステルフィルム上に着色剤を接着させることを特
    徴とする感熱記録用材料の製造方法。
JP61294227A 1986-12-10 1986-12-10 感熱記録用材料の製造方法 Expired - Lifetime JP2591610B2 (ja)

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JPS57187296A (en) * 1981-05-14 1982-11-17 Mitsubishi Electric Corp Heat-sensitive transfer recording paper
JPS59136291A (ja) * 1983-01-25 1984-08-04 Mitsubishi Paper Mills Ltd 多色型熱転写記録紙の製造方法
JPS60991A (ja) * 1983-06-18 1985-01-07 Canon Inc 感熱転写材の製造方法

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