JP2591592B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP2591592B2
JP2591592B2 JP6135810A JP13581094A JP2591592B2 JP 2591592 B2 JP2591592 B2 JP 2591592B2 JP 6135810 A JP6135810 A JP 6135810A JP 13581094 A JP13581094 A JP 13581094A JP 2591592 B2 JP2591592 B2 JP 2591592B2
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誠 野々山
淳一 坪田
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Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば画像情報フ
ァイル装置に用いられ、ファイルする原稿を二次元的に
読取る原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報ファイル装置に用いられ
る原稿読取装置としては、原稿の画像を読取る場合、原
稿全面を単純2値化あるいはディザ等の2値化手段によ
り2値化を行っている。これにより、文字の原稿は単純
2値化手段で読取り、写真等の原稿はディザ法等を用い
た2値化手段で読取るようになっている。
【0003】しかしながら、1つの原稿を文字の部分と
写真の部分とに分け、別々の2値化手段を用いて原稿の
読取りを行うことができなかった。このため、1つの原
稿に文章の部分と写真の部分とが混在している場合、ど
ちらか一方しか忠実に読取ることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、1つの原稿に文章の部分と写真の部分とが混在
している場合、どちらも忠実に読取ることができないと
いう欠点を除去するもので、原稿上に部分的に重なり合
う複数のエリアを指定でき、各エリアごとに異なった画
像処理モードを指定でき、1つの原稿に文章の部分と写
真の部分とが混在している場合、どちらも忠実に読取る
ことができる原稿読取装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の原稿読取装置
は、第1の走査方向とこの第1の走査方向と直交する第
2の走査方向を有し、原稿上の画像を走査する走査手
段、この走査手段の上記第1の走査方向と上記第2の走
査方向とを座標軸として、原稿上に、互いの1頂点P、
Qを範囲内に含み合うことにより部分的に重なり合うよ
うに矩形状の第1エリアおよび矩形状の第2エリアを指
定する第1の指定手段、上記走査手段により走査された
原稿画像のうち、上記第1の指定手段により指定された
上記第1エリアおよび上記第2エリアに対応する原稿画
像を入力するための複数の画像処理モードの中の少なく
とも1個の画像処理モードを指定する第2の指定手段、
上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける上記
1頂点Pと対角関係をなし、かつ上記第2エリアの範囲
外の上記第1エリアにおける上記1頂点Rおよび、上記
第1エリアの範囲内の上記第2エリアにおける上記1頂
点Qの上記第1の走査方向の座標と、上記第1エリアの
上記第2の走査方向の座標とにより定義される矩形状の
第3エリア、上記第2エリアの範囲内の上記第1エリア
における上記1頂点Pおよび、上記第1エリアの範囲内
の上記第2エリアにおける上記1頂点Qの上記第1の走
査方向の座標と、上記第2エリアの範囲内の上記第1エ
リアにおける上記1頂点Pに上記第2の走査方向におい
て隣り合う1頂点Sおよび、上記第1エリアの範囲内の
上記第2のエリアにおける上記1頂点Qに上記第2の走
査方向において隣り合う1頂点Tの上記第2の走査方向
の座標とにより定義される矩形状の第4エリア、上記第
1エリアの範囲内の上記第2エリアにおける上記1頂点
Qと対角関係をなし、かつ上記第1エリアの範囲外の上
記第2エリアにおける上記1頂点Uおよび、上記第2エ
リアの範囲内の上記第1エリアにおける上記1頂点Pの
上記第1の走査方向の座標と、上記第2エリアの上記第
2の走査方向の座標とにより定義される矩形状の第5エ
リア、少なくとも第3乃至第5の3個のエリアとして、
上記第1の指定手段により指定された上記第1エリアお
よび上記第2エリアの範囲を判断する判断手段、および
上記第1の指定手段によって指定され、かつ上記判断手
段により判断された上記第1エリアおよび上記第2エリ
アの範囲に対して上記第2の指定手段により指定された
画像処理モードにしたがって原稿画像を処理する処理手
段から構成されている。
【0006】
【作用】この発明は、上記のような構成において、第1
の走査方向とこの第1の走査方向と直交する第2の走査
方向を有し、原稿上の画像を走査手段で走査し、この走
査される上記第1の走査方向と上記第2の走査方向とを
座標軸として、原稿上に、互いの1頂点P、Qを範囲内
に含み合うことにより部分的に重なり合うように矩形状
の第1エリアおよび矩形状の第2エリアを第1の指定手
段により指定し、上記走査手段により走査された原稿画
像のうち、上記第1の指定手段により指定された上記第
1エリアおよび上記第2エリアに対応する原稿画像を入
力するための複数の画像処理モードの中の少なくとも1
個の画像処理モードを第2の指定手段で指定し、上記第
2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける上記1頂点
Pと対角関係をなし、かつ上記第2エリアの範囲外の上
記第1エリアにおける上記1頂点Rおよび、上記第1エ
リアの範囲内の上記第2エリアにおける上記1頂点Qの
上記第1の走査方向の座標と、上記第1エリアの上記第
2の走査方向の座標とにより定義される矩形状の第3エ
リア、上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおけ
る上記1頂点Pおよび、上記第1エリアの範囲内の上記
第2エリアにおける上記1頂点Qの上記第1の走査方向
の座標と、上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアに
おける上記1頂点Pに上記第2の走査方向において隣り
合う1頂点および、上記第1エリアの範囲内の上記第
2のエリアにおける上記1頂点Qに上記第2の走査方向
において隣り合う1頂点Tの上記第2の走査方向の座標
とにより定義される矩形状の第4エリア、上記第1エリ
アの範囲内の上記第2エリアにおける上記1頂点Qと対
角関係をなし、かつ上記第1エリアの範囲外の上記第2
エリアにおける上記1頂点Uおよび、上記第2エリアの
範囲内の上記第1エリアにおける上記1頂点Pの上記第
1の走査方向の座標と、上記第2エリアの上記第2の走
査方向の座標とにより定義される矩形状の第5エリアの
3個のエリアとして、上記第1の指定手段により指定さ
れた上記第1エリアおよび上記第2エリアの範囲を判断
し、上記第1の指定手段によって指定され、かつ上記判
断された上記第1エリアおよび上記第2エリアの範囲
対して上記第2の指定手段により指定された画像処理モ
ードにしたがって原稿画像を処理するようにしたもので
ある。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1はこの発明の原稿読取装置を概略
的に示すものである。すなわち、本体(図示しない)の
上面には、原稿Oを支承する原稿台(透明ガラス)1が
固定されている。この原稿台1に載置された原稿Oは、
露光ランプ2、ミラ―3、4、5からなる光学系が原稿
台1の下面に沿って矢印e方向に往復動することによ
り、その往復時に露光走査されるようになっている。こ
の場合、ミラ―4、5は光路長を保持するようにミラ―
3の1/2の速度にて移動する。
【0008】上記光学系の走査による原稿Oからの反射
光、つまり露光ランプ2の光照射による原稿Oからの反
射光は上記ミラ―3、4、5によって反射されたのちレ
ンズ6を通り、ラインイメ―ジセンサ(CCD)7に導
かれ、原稿Oの像がラインイメ―ジセンサ7上に結像さ
れるようになっている。
【0009】このラインイメ―ジセンサ7は、その結像
された像に対応する電気信号に変換し、増幅器8を介し
てA/D変換回路9に出力する。このA/D変換回路9
は、増幅器8を介してラインイメ―ジセンサ7から供給
される信号をディジタル信号に変換し、シェ―ディング
補正回路10へ出力する。このシェ―ディング補正回路
10は、供給されるディジタル信号に対するシェ―ディ
ング補正を行い、単純2値化回路(2値化手段)11お
よびディザ2値化回路(階調化手段)12に出力する。
【0010】上記単純2値化回路11は、シェ―ディン
グ補正回路10から供給される信号を一定のスライスレ
ベルで比較し、信号がスライスレベルより上の場合、
「白」を判断し、「0」信号を出力し、信号がスライス
レベルより下の場合、「黒」を判断し、「1」信号を出
力する。
【0011】また、上記ディザ2値化回路12は、シェ
―ディング補正回路10から供給される信号をたとえば
ディザパタ―ンを用いて2値化し、「0」信号あるいは
「1」信号を出力する。上記単純2値化回路11の出力
はスイッチ回路13および15を介してシリアル−パラ
レル変換回路16に供給される。また、上記ディザ2値
化回路11の出力はスイッチ回路14および15を介し
てシリアル−パラレル変換回路16に供給される。
【0012】上記スイッチ回路13、14には、それぞ
れ常に「0」信号を出力する白信号発生回路17が接続
されている。上記シリアル−パラレル変換回路16によ
りパラレル信号に変換された信号は、インタ―フェイス
18を介して画像ファイル装置(図示しない)の制御部
(図示しない)に出力されるようになっている。
【0013】また、制御部としてのCPU(処理手段)
19は、マスタ―タイミング回路20からのライン同期
信号(LSYNC)に応じて全体を制御するものであ
る。すなわち、ドライバ21を制御することにより、前
記光学系を移動するパルスモ―タ22を駆動し、ドライ
バ23を制御することにより、前記露光ランプ2を駆動
するものである。
【0014】また、上記CPU19は、通信コントロ―
ラ24を介してエリア指定ボ―ド60から供給されるエ
リアデ―タをメモリ25のエリアデ―タ記憶エリアに記
憶し、またそのエリアデ―タをエリア指定制御回路26
に出力するようになっている。
【0015】このエリア指定制御回路26は、上記マス
タ―タイミング回路20から供給されるライン同期信号
(LSYNC)、クロック(CLK)、およびCPU1
9から供給されるエリアデ―タに応じて、上記スイッチ
回路15を切換制御するものである。さらに、上記CP
U19はオペレ―タパネル27によって指定されるモ―
ドに応じて上記スイッチ回路13、14の切換制御を行
うとともに、オペレ―タパネル27によって設定される
濃度に応じて濃度指定信号を上記単純2値化回路11、
ディザ2値化回路12へ出力し、密度信号をシリアル−
パラレル変換回路16に出力するようになっている。
【0016】上記エリア指定ボ―ド60は、読取エリア
を設定するものである。このエリア指定には、写真エリ
ア、文字エリア、マスキングエリア、トリミングエリア
の4つのモ―ドがある。上記エリア指定はテンキ―78
で行い、1フォ―マット(1つの原稿)に対して3エリ
アまで設定できるようになっている。また、設定された
エリア指定の内容は、10フォ―マットまで記憶するこ
とができるようになっている。
【0017】前記オペレ―タパネル27は、図2に示す
ように構成されている。すなわち、頁反転を指定する頁
反転キ―31、この頁反転キ―31による頁反転モ―ド
の時に点灯表示する表示器32、写真エリアに対する読
取濃度を設定する写真濃度設定キ―33、34、この写
真濃度設定キ―33、34による設定濃度(5段階)を
点灯表示する表示部35、写真ファイン、標準、文字ク
リアの写真読取モ―ドを切換指定するモ―ド切換キ―3
6、このモ―ド切換キ―36により切換られた写真ファ
イン、標準、文字クリアのモ―ドをそれぞれ表示する表
示器37、38、39、文字エリアに対する読取濃度を
設定する文字濃度設定キ―40、41、この写真濃度設
定キ―40、41による設定濃度(5段階)を点灯表示
する表示部42、文字の読取りにおける密度(分解能)
つまり精細な密度と標準密度とを切換指定する密度切換
キ―43、この密度切換キ―43によって設定される精
細な密度と標準密度とをそれぞれ点灯表示する表示器4
4、45、写真の読取り、文字の読取り、写真と文字の
混合読取りを指定する読取指定キ―46、この読取指定
キ―46によって指定される写真モ―ドと文字モ―ドと
をそれぞれ点灯表示する表示器47、48、原稿のサイ
ズを指定する原稿サイズ指定キ―49、50、この原稿
サイズ指定キ―49、50によって指定される原稿サイ
ズが表示される表示部51、自動給紙を選択する自動給
紙キ―52、この自動給紙キ―52による自動給紙時点
灯表示する表示器53、使用可か否かを点灯表示する表
示器54、紙詰まりを点灯表示する表示器55、障害
1、2をそれぞれ点灯表示する表示器56、57によっ
て構成されている。上記各表示器、表示部はそれぞれL
EDによって構成されている。
【0018】上記モ―ド切換キ―36で切換指定される
写真読取モ―ドとしての写真ファイン、標準、文字クリ
アは、それぞれディザ階調数が異なっており、写真ファ
インの階調数は「64」、標準の階調数は「32」、文
字クリアの階調数は「18」となっている。また、上記
密度切換キ―43で切換指定される精細な密度が16本
/mm、標準密度は8本/mmとなっている。
【0019】図3は前記エリア指定制御回路26の構成
を説明するものである。すなわち、前記CPU19から
供給されるコマンドデ―タはコマンドレジスタ100お
よびカウンタ102、103、104、105、10
6、107に供給される。また、上記CPU19から供
給されるアドレスデ―タはアドレスデコ―ダ101を介
してコマンドレジスタ100、およびカウンタ102〜
107に供給される。
【0020】また、上記カウンタ102〜107には、
前記マスタ―タイミング回路20からライン同期信号
(LSYNC)とクロック(CLK)とが供給されてい
る。上記コマンドレジスタ100は、アドレスデコ―ダ
101から供給されるアドレスに対応したコマンドデ―
タを選択してラッチし、そのラッチの内容を出力するも
のである。
【0021】このラッチの内容としては、単純2値化、
ディザ2値化、文字エリアモード、写真エリアモード
によって出力端aから「1」信号あるいは「0」信号を
出力し、エリアAに対応しているか否かで出力端bから
「1」信号あるいは「0」信号を出力し、エリアBに対
応しているか否かで出力端cから「1」信号あるいは
「0」信号を出力し、エリアCに対応しているか否かで
出力端dから「1」信号あるいは「0」信号を出力する
ようになっている。すなわち、単純2値化と文字エリア
モードの場合に、出力端aから「1」信号を出力し、デ
ィザ2値化と写エリア真モードの場合に、出力端aから
「1」信号を出力し、エリアAに対応している場合に、
出力端bから「1」信号を出力し、エリアAに対応して
いない場合に、出力端bから「0」信号を出力し、エリ
アBに対応している場合に、出力端cから「1」信号を
出力し、エリアBに対応していない場合に、出力端cか
ら「0」信号を出力し、エリアCに対応している場合
に、出力端dから「1」信号を出力し、エリアCに対応
していない場合に、出力端dから「0」信号を出力す
る。
【0022】これにより、出力端aからは、ビットごと
のデ―タが出力され、出力端bからはエリアAの縦方向
(副走査方向)に対する期間、「1」信号が出力され、
出力端cからはエリアBの縦方向(副走査方向)に対す
る期間、「1」信号が出力され、出力端dからはエリア
Cの縦方向(副走査方向)に対する期間、「1」信号が
出力されるようになっている。
【0023】上記カウンタ102〜107は、アドレス
デコ―ダ101から供給されるアドレスに対応したコマ
ンドデ―タつまり設定値を設定し、その設定内容とカウ
ント内容が一致するまでは「0」信号を出力し、一致し
た時、「1」信号を出力するものである。また、カウン
タ102〜107は、供給されるクロック(CLK)ご
とにカウントアップシ、ライン同期信号(LSYNC)
ごとにクリアするようになっている。
【0024】上記カウンタ102、104、106の出
力はそれぞれアンド回路108、110、112の一方
の入力端に供給され、これらのアンド回路108、11
0、112の他方の入力端には、上記カウンタ103、
105、107の出力がそれぞれ供給される。
【0025】上記アンド回路108、110、112の
出力はそれぞれアンド回路114、115、116の一
方の入力端に供給され、これらのアンド回路114、1
15、116の他方の入力端には、それぞれ上記コマン
ドレジスタ100の出力端b、c、dの出力がそれぞれ
供給される。
【0026】上記アンド回路114、115、116の
出力は、オア回路117を介して排他的論理和回路(E
OR回路)118の一方の入力端に供給され、このEO
R回路118の他方の入力端には上記コマンドレジスタ
100の出力端aの出力が供給される。上記EOR回路
118の出力は切換信号として前記スイッチ回路15に
出力される。
【0027】図4はエリア指定ボ―ドの操作部を示すも
のである。すなわち、エリア指定ボ―ド60はケ―ブル
61を介して前記通信コントロ―ラ24に接続されてい
る。このエリア指定ボ―ド60の上面には、各種モ―ド
とその座標が表示される液晶表示部62、モ―ドの変更
時に投入されるモ―ド変更キ―64、トリミングエリア
モ―ドの指定を行う場合に投入するトリミングエリア指
定キ―65、マスキングエリアモ―ドの指定を行う場合
に投入するマスキングエリア指定キ―66、文字エリア
モ―ドの指定を行う場合に投入する文字エリア指定キ―
67、写真エリアモ―ドの指定を行う場合に投入する写
真エリア指定キ―68、オンラインとオフラインを切換
えるオンラインキ―69、設定したフォ―マット(最大
10フォ―マット)の内容(最大3エリアの座標デ―
タ)を記憶する際に投入するエリア記憶キ―70、記憶
されているフォ―マットを読出す際に投入するエリア読
出キ―71、1フォ―マット分のエリアの確認を(図示
しない)画像ファイル装置側で行う際に投入する指定確
認キ―72、1フォ―マット分のエリアの指定が終了し
た際に投入する指定終了キ―73、前のエリアの座標デ
―タの表示要求時に投入する前のエリア指定キ―74、
次のエリアの座標デ―タの表示要求時に投入する次のエ
リア指定キ―75、上記液晶表示部62で表示されてい
る1エリア分の座標デ―タのクリア時に投入するエリア
消去キ―76、座標デ―タの一部訂正時に投入する訂正
キ―77、座標デ―タを投入するテンキ―78、テンキ
―78による座標デ―タの投入後、およびメモリ番号の
入力後に投入する*キ―83、1エリア分の座標デ―タ
入力後、あるいはエリアデ―タの表示要求時に投入する
#キ―84、電源投入時に点灯する表示器79、オンラ
イン時点灯する表示器80、指定可能時点灯する表示器
81、および指定確認を点灯する指定確認表示器82に
よって構成されている。
【0028】なお、上記テンキ―78、*キ―83、#
キ―84が、第1の指定手段となっている。また、上記
モ―ド変更キ―64、トリミングエリア指定キ―65、
マスキングエリア指定キ―66、文字エリア指定キ―6
7、写真エリア指定キ―68が、第2の指定手段となっ
ている。
【0029】上記表示器79〜82はLEDによって構
成されている。上記エリア指定ボ―ド60の電気回路は
図5に示すようになっている。すなわち、エリア指定ボ
―ド60の全体を制御するCPU(8085)90、制
御プログラムが記憶されているROM92、デ―タ記憶
用のRAM92、プログラムタイマ93、前記表示器7
9〜82、前記ケ―ブル61を介して前記通信コントロ
―ラ24とデ―タの授受を行うシリアルインタ―フェイ
ス95、入力キ―マトリクスセレクタ97、前記各キ―
64〜78、液晶表示部62、および上記各部を接続す
るデ―タバス96によって構成されている。上記RAM
92はメモリバックアップ電池が接続されている。
【0030】また、上記CPU90、ROM92、RA
M92、プログラムタイマ93、表示器79〜82、シ
リアルインタ―フェイス95は、制御回路基板上に形成
され、入力キ―マトリクスセレクタ97および各キ―6
4〜78はキ―ボ―ド基板上に形成されている。
【0031】上記写真エリアモ―ドとは、図6の(a)
に示すように、エリア指定された範囲(エリアA、B、
C)内の画像の読取りがディザ2値読取りつまり写真部
分の読取りとなり、エリア指定された範囲外の画像の読
取りが単純2値読取りつまり文字部分の読取りとなる。
【0032】上記文字エリアモ―ドとは、同図(b)に
示すように、エリア指定された範囲(エリアA、B、
C)内の画像の読取りが単純2値読取りつまり文字部分
の読取りとなり、エリア指定された範囲外の画像の読取
りがディザ2値読取りつまり写真部分の読取りとなる。
【0033】上記マスキングエリアモ―ドとは、同図
(c)に示すように、エリア指定された範囲(エリア
A、B、C)内の画像の読取りが白の読取りとなり、エ
リア指定された範囲外の画像の読取りが単純2値による
文字の読取り、あるいはディザ2値による写真の読取り
(オペレ―タパネル27の指定に依存)となる。
【0034】上記トリミングエリアモ―ドとは、同図
(d)に示すように、エリア指定された範囲(エリア
A、B、C)内の画像の読取りが単純2値による文字の
読取り、あるいはディザ2値による写真の読取り(オペ
レ―タパネル27の指定に依存)となり、エリア指定さ
れた範囲外の画像の読取りが白の読取りとなる。
【0035】次に、上記エリア指定ボ―ド60によるエ
リアの指定動作について、図7および図8を参照しつつ
説明する。すなわち、表面にスケ―ルが記載され、可透
性の包袋状のエリアスケ―ル(図示しない)内に原稿を
挟む。そして、そのエリアスケ―ルを用いて指定したい
エリアの寸法を読取り、指定するエリアの左上端の座標
(Xa、Ya)と右下端の座標(Xb、Yb)を入力す
る。
【0036】たとえば、写真エリアモ―ドにおいて、テ
ンキ―78により「20」を投入し、*キ―83を投入
し、テンキ―78により「20」を投入し、*キ―83
を投入し、テンキ―78により「80」を投入し、*キ
―83を投入し、テンキ―78により「115」を投入
し、*キ―83あるいは#キ―84を投入する。これに
より、図7に示す斜線のエリアが指定される。
【0037】次に、上記のような構成において、動作を
説明する。まず、エリアを指定および記憶する場合につ
いて図9を用いて説明する。すなわち、オペレ―タは原
稿をエリアスケ―ル(図示しない)に挟み、そのエリア
スケ―ルを用いて指定したいエリアの寸法を読取る。つ
いで、オペレ―タは写真エリアを指定する場合、写真エ
リアモ―ド指定キ―68を投入する。すると、CPU9
0は写真エリアモ―ドを判断し、液晶表示部62に「フ
ォトエリア、M0/#1、Xa=20、Ya=20、X
b=90、Yb=90」を表示する。
【0038】この表示に応じてオペレ―タはテンキ―7
8、*キ―83を用いて指定するエリアの左上端の座標
(Xa、Ya)と右下端の座標(Xb、Yb)を入力す
る。たとえば、図9に示すエリアAのR点の座標とP点
の座標とを入力する。すると、CPU90はその座標つ
まり第1のフォ―マット(M0)に対する1番目(#
1)の座標としてR、PをRAM92に記憶する。この
際、エリアAの左下端S点は、たとえば図9に示すよう
に、座標(20、90)となっている。
【0039】また、別のエリアがある場合、オペレ―タ
は次のエリア指定キ―75を投入する。すると、CPU
90は次のエリアの指定を判断し、液晶表示部62に
「フォトエリア、M0/#2、Xa=70、Ya=8
0、Xb=130、Yb=130」を表示する。この表
示に応じてオペレ―タはテンキ―78、*キ―83を用
いて指定するエリアの左上端の座標(Xa、Ya)と右
下端の座標(Xb、Yb)を入力する。
【0040】たとえば、図9に示すエリアBのQ点の座
標とU点の座標とを入力する。すると、CPU90はそ
の座標つまり第1のフォ―マット(M0)に対する2番
目(#2)の座標としてQ、UをRAM92に記憶す
る。この際、エリアBの右上端T点は、たとえば図9に
示すように、座標(130、80)となっている。
【0041】さらに、別のエリアがある場合、オペレ―
タは次のエリア指定キ―75を投入する。すると、CP
U90は次のエリアの指定を判断し、液晶表示部62に
「フォトエリア、M0/#3、Xa=120、Ya=1
60、Xb=160、Yb=200」を表示する。この
表示に応じてオペレ―タはテンキ―78、*キ―83を
用いて指定するエリアの左上端の座標(Xa、Ya)と
右下端の座標(Xb、Yb)を入力する。
【0042】たとえば、図9に示すエリアCのC´点の
座標とC´´点の座標とを入力する。すると、CPU9
0はその座標つまり第1のフォ―マット(M0)に対す
る3番目(#3)の座標としてC´、C´´をRAM9
2に記憶する。
【0043】そして、上記指定したエリアを記憶する場
合、オペレ―タはエリア記憶キ―70を投入する。する
と、CPU90は液晶表示部62で「エリアシテイ メ
モリキオク メモリNo? (.12..567.
9)」を表示する。このとき、フォ―マットデ―タが記
憶されていない空メモリ番号のみ数値表示している。こ
の表示に応じて、オペレ―タはたとえばテンキ―78の
「0」キ―と*キ―83を投入し、記憶するフォ―マッ
ト番号を選択する。これにより、CPU90は、上記フ
ォ―マット番号(1)に対して各エリア(#1、#2、
#3)の座標内容を記憶する。
【0044】また、上記エリアの指定が写真エリアモ―
ドの場合であったが、他のモ―ド(文字エリアモ―ド、
マスキングエリアモ―ド、トリミングエリアモ―ド)に
対するエリアの指定であっても良い。
【0045】また、他のフォ―マット(M1〜M9)に
対するエリアの記憶も上記第1のフォ―マット(M0)
の記憶と同様に行うことができる。次に、上記のように
して記憶されたフォ―マットの読出しについて説明す
る。すなわち、オペレ―タはエリア読出キ―71を投入
する。すると、CPU90はエリアの読出しを判断し、
液晶表示部62に「エリアシテイ メモリ ヨミダシメ
モリNo? (0..34...8.)」を表示する。
このとき、フォ―マットデ―タが記憶されているメモリ
番号のみ数値表示している。この表示に応じて、オペレ
―タはたとえばテンキ―78の「0」キ―と*キ―83
を投入し、読出すフォ―マットを選択する。
【0046】この選択により、CPU90はRAM92
から対応するフォ―マット(M0)の1番目のエリア
(#1)の内容を読出し、液晶表示部62に「フォトエ
リア、M0/#1、Xa=20、Ya=20、Xb=9
0、Yb=90」を表示する。ついで、オペレ―タが次
のエリア指定キ―75を投入すると、CPU90は次の
エリアの指定を判断し、RAM92から対応するフォ―
マット(M0)の2番目のエリア(#2)の内容を読出
し、液晶表示部62に「フォトエリア、M0/#2、X
a=70、Ya=80、Xb=130、Yb=130」
を表示する。
【0047】上記のように、エリアの指定が行われた場
合、あるいはエリアの読出しが行われた場合において、
指定終了キ―73を投入する。すると、CPU90はデ
―タの転送を判断し、液晶表示部62で「フォトエリア
シテイ #1、#2、#3デ―タ テンソウ チュウ
!」を表示する。また、CPU90は指定されたエリ
ア、たとえばフォ―マット(M0)に対するエリアデ―
タ(#1、#2、3#)をシリアルインタ―フェイス9
5、ケ―ブル61および通信コントロ―ラ24を介して
CPU19へ転送する。この転送が終了すると、CPU
90は液晶表示部62で「フォトエリア シテイ #
1、#2、#3 ゲンコウ ヨミトリ OKデス」を表
示する。
【0048】ついで、CPU19はその転送デ―タつま
りフォ―マット(M0)に対するエリアデ―タ(#1、
#2、#3)をメモリ25内のエリアデ―タ記憶エリア
に記憶する。このとき、エリアデ―タがフォトエリアの
ため、CPU19はオペレ―タパネル27の表示部37
の真中の表示器および表示器38、47を点灯し、写
真、文字読取指定の各キ―を切換不能に固定している。
この状態において、原稿サイズ等の選択、切換を行うと
ともに、原稿台1上に図9に示す原稿Oを載置する。
【0049】そして、外部のつまり画像ファイル装置の
CPU(図示しない)からインタ―フェイス18を介し
てCPU19に原稿読取開始の指令信号が供給された
際、CPU19はドライバ19を制御して光学系を移動
するとともに、ドライバ23を制御して露光ランプ2を
点灯する。これにより、露光ランプ2からの光を原稿O
上に照射し、この原稿Oからの反射光はミラ―3、4、
5およびレンズ6を介してラインイメ―ジセンサ7に導
く。
【0050】すると、ラインイメ―ジセンサ7は、その
導かれた光によって結像された像を対応する電気信号に
変換し、増幅器8を介してA/D変換回路9に出力す
る。このA/D変換回路9は、増幅器8を介してライン
イメ―ジセンサ7から供給される信号をディジタル信号
に変換し、シェ―ディング補正回路10へ出力する。こ
のシェ―ディング補正回路10は、供給されるディジタ
ル信号に対するシェ―ディング補正を行い、単純2値化
回路11およびディザ2値化回路12に出力する。
【0051】上記単純2値化回路11は、シェ―ディン
グ補正回路10から供給される信号を一定のスライスレ
ベルで比較し、信号がスライスレベルより上の場合、
「白」を判断し、「0」信号を出力し、信号がスライス
レベルより下の場合、「黒」を判断し、「1」信号を出
力する。また、上記ディザ2値化回路12は、シェ―デ
ィング補正回路10から供給される信号をたとえばディ
ザパタ―ンを用いて2値化し、「0」信号あるいは
「1」信号を出力する。上記単純2値化回路11の出力
はスイッチ回路13を介してスイッチ回路15に供給さ
れる。また、上記ディザ2値化回路11の出力はスイッ
チ回路14を介してスイッチ回路15に供給される。
【0052】また、CPU19は、メモリ25のエリア
デ―タ記憶エリアから読出したエリアデ―タと、上記単
純2値化回路11およびディザ2値化回路12の原稿O
における副走査方向、主走査方向に対する処理タイミン
グに合せてコマンドデ―タをエリア指定制御回路26に
出力する。これにより、副走査方向が「20〜80」の
間、カウンタ102にカウント値「20」が設定され、
カウンタ103にカウント値「90」が設定され、写真
エリアモードに対応してコマンドレジスタ100の出力
端aから「0」信号を出力し、出力端bから「1」信号
を出力する。
【0053】そして、副走査方向が「80〜90」の
間、カウンタ102にカウント値「20」が設定され、
カウンタ103にカウント値「90」が設定され、カウ
ンタ104にカウント値「70」が設定され、カウンタ
105にカウント値「130」が設定され、写真エリア
モードに対応してコマンドレジスタ100の出力端aか
ら「0」信号を出力し、出力端b、cから「1」信号を
出力する。
【0054】ついで、副走査方向が「90〜130」の
間、カウンタ104にカウント値「70」が設定され、
カウンタ105にカウント値「130」が設定され、
真エリアモードに対応してコマンドレジスタ100の出
力端aから「0」信号を出力し、出力端cから「1」信
号を出力する。そして、副走査方向が「130〜16
0」の間、コマンドレジスタ100の出力端a〜dから
「0」信号を出力する。
【0055】ついで、副走査方向が「160〜200」
の間、カウンタ106にカウント値「120」が設定さ
れ、カウンタ107にカウント値「140」が設定さ
れ、写真エリアモードに対応してコマンドレジスタ10
0の出力端aから「0」信号を出力し、出力端dから
「1」信号を出力する。そして、副走査方向が「200
〜220」の間、コマンドレジスタ100の出力端a
dから「0」信号を出力する。また、副走査方向が「0
〜20」、「130〜160」、および「200〜22
0」の間は、写真エリアモード外に対応してコマンドレ
ジスタ100の出力端aから「1」信号が出力され、コ
マンドレジスタ100の出力端aから「0」信号が出力
される。
【0056】したがって、副走査方向が「0〜20」、
「130〜160」、および「200〜220」の間
は、EOR回路118から切換信号として「0」信号を
出力する。これにより、スイッチ回路15は単純2値化
回路11側に切替わる。この結果、上記副走査方向の
間、単純2値化回路11の出力がスイッチ回路13、1
5を介してシリアル−パラレル変換回路16に供給さ
れ、インタ―フェイス18を介して上記画像ファイル
(図示しない)側に出力される。
【0057】また、副走査方向が「20〜80」の間に
おける主走査方向が「20〜90」の間(第3エリ
ア)、副走査方向が「80〜90」の間における主走査
方向が「20〜130」の間(第4エリア)、副走査方
向が「90〜130」の間における主走査方向が「70
〜130」の間(第5エリア)、および副走査方向が
「160〜200」の間における主走査方向が「120
〜160」の間は、EOR回路118から切換信号とし
「1」信号を出力する。
【0058】これにより、スイッチ回路15はディザ2
値化回路12側に切替わる。この結果、上記の間、ディ
ザ2値化回路12の出力がスイッチ回路14、15を介
してシリアル−パラレル変換回路16に供給され、イン
タ―フェイス18を介して上記画像ファイル(図示しな
い)側に出力される。
【0059】この結果、図6の(a)に示すように、エ
リア指定された範囲(エリアA、B、C)内の画像(写
真部分)がディザ2値で読取られ、エリア指定された範
囲外の画像(文字部分)が単純2値で読取られた画像信
号が出力される。
【0060】また、エリア指定ボ―ド60からCPU1
9への転送デ―タが文字エリアに対するエリアデ―タで
あった場合、上記写真エリアのエリアデ―タが供給され
た場合と同様に動作する。この場合、上記と同じエリア
指定が供給された場合、副走査方向が「0〜20」、
「130〜160」、および「160〜180」の間
は、EOR回路118から切換信号として「1」信号を
出力する。
【0061】これにより、スイッチ回路15はディザ2
値化回路12側に切替わる。この結果、上記の間、ディ
ザ2値化回路12の出力がスイッチ回路14、15を介
してシリアル−パラレル変換回路16に供給され、イン
タ―フェイス18を介して上記画像ファイル(図示しな
い)側に出力される。
【0062】また、副走査方向が「20〜80」の間に
おける主走査方向が「20〜90」の間、副走査方向が
「80〜90」の間における主走査方向が「20〜13
0」の間、副走査方向が「90〜130」の間における
主走査方向が「70〜130」の間、および副走査方向
が「160〜200」の間における主走査方向が「12
0〜160」の間は、EOR回路118から切換信号と
して「0」信号を出力する。
【0063】これにより、スイッチ回路15は単純2値
化回路11側に切替わる。この結果、上記副走査方向の
間、単純2値化回路11の出力がスイッチ回路13、1
5を介してシリアル−パラレル変換回路16に供給さ
れ、インタ―フェイス18を介して上記画像ファイル
(図示しない)側に出力される。
【0064】この結果、図6の(b)に示すような画像
信号が出力される。次に、エリア指定ボ―ド60からC
PU19への転送デ―タがトリミングエリアに対するエ
リアデ―タであった場合、CPU19はその転送デ―タ
つまりフォ―マット(M0)に対するエリアデ―タ(#
1、#2、#3)をメモリ25内のエリアデ―タ記憶エ
リアに記憶する。このとき、エリアデ―タがトリミング
エリアのため、CPU19はオペレ―タパネル27の表
示部37の真中の表示器および表示器38、47を点灯
し、写真、文字、読取指定の各キ―を切換可能としてい
る。
【0065】この状態において、写真モ―ド、文字モ―
ド、原稿サイズ等の選択、切換を行うとともに、原稿台
1上に図9に示す原稿Oを載置する。このとき、CPU
19は写真モ―ドの場合、スイッチ回路13を白信号発
生回路17側に切換え、スイッチ回路14をディザ2値
化回路12側に切換え、文字モ―ドの場合、スイッチ回
路13を単純2値化回路11側に切換え、スイッチ回路
14を白信号発生回路17側に切換えている。
【0066】したがって、写真モ―ドにおいて、前述し
たようなエリアデ―タが供給された場合、副走査方向が
「0〜20」、「130〜160」、および「160〜
180」の間は、EOR回路118から切換信号として
「1」信号を出力する。これにより、スイッチ回路15
はディザ2値化回路12側に切替わる。この結果、上記
副走査方向の間、ディザ2値化回路12の出力がスイッ
チ回路14、15を介してシリアル−パラレル変換回路
16に供給され、インタ―フェイス18を介して上記画
像ファイル(図示しない)側に出力される。
【0067】また、副走査方向が「20〜80」の間に
おける主走査方向が「20〜90」の間、副走査方向が
「80〜90」の間における主走査方向が「20〜13
0」の間、副走査方向が「90〜130」の間における
主走査方向が「70〜130」の間、および副走査方向
が「160〜200」の間における主走査方向が「12
0〜160」の間は、EOR回路118から切換信号と
して「0」信号を出力する。
【0068】これにより、スイッチ回路15は単純2値
化回路11側つまり白信号発生回路17側に切替わる。
この結果、上記の間、白信号発生回路17の出力がスイ
ッチ回路13、15を介してシリアル−パラレル変換回
路16に供給され、インタ―フェイス18を介して上記
画像ファイル(図示しない)側に出力される。
【0069】この結果、図6の(d)に示すような画像
信号が出力される。また、文字モ―ドが選択された場合
も上記写真モ―ドの場合と同じように動作する。
【0070】さらに、エリア指定ボ―ド60からCPU
19への転送デ―タがマスキングエリアに対するエリア
デ―タであった場合も上記トリミングの場合と同じよう
に動作し、図6の(c)に示すような画像信号が出力さ
れる。
【0071】上記したように、原稿上に部分的に重なり
合うように複数のエリアを指定し、これらの指定された
エリアに対応する原稿画像を入力するための複数の画像
処理モードの中の少なくとも1個の画像処理モードを指
定し、上記指定されたエリアに対してそれぞれ指定され
た画像処理モードにしたがって原稿画像を処理するよう
にしたものである。
【0072】すなわち、原稿におけるエリアを指定し、
この指定に応じたエリア内の画像とエリア外の画像とを
単純2値化回路あるいはディザ2値化回路で2値化して
読取るようにしたものである。
【0073】これにより、原稿上のエリアの指定を複数
行うことができ、そのエリアを重なって指定することが
でき、1つの原稿に文章の部分と写真の部分とが混在し
ている場合、どちらも忠実に読取ることができる。
【0074】なお、前記実施例では、階調を出す2値化
手段としてディザを用いたが、他の階調を出す、たとえ
ば各ドット毎に濃度を数段階にわたって発生させる階調
化手段であっても良い。また、エリア指定がエリア指定
ボ―ドで行われたが、外部の画像ファイル装置側からエ
リアデ―タが供給されるようにしても良い。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、原稿上に部分的に重なり合う複数のエリアを指定で
き、各エリアごとに異なった画像処理モードを指定で
き、1つの原稿に文章の部分と写真の部分とが混在して
いる場合、どちらも忠実に読取ることができる原稿読取
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における原稿読取装置の全
体の構成を概略的に示す図。
【図2】オペレ―タパネルの構成を示す平面図。
【図3】エリア指定制御回路の構成を示す図。
【図4】エリア指定ボ―ドの構成を示す平面図。
【図5】エリア指定ボ―ドの回路構成を示すブロック
図。
【図6】各モ―ドにおける出力画像の例を示す図。
【図7】エリア指定部分を示す図。
【図8】エリア指定を説明するための液晶表示部の表示
例とキ―オペレ―ションを示す図。
【図9】エリア指定の一例を示す図。
【符号の説明】
O…原稿 1…原稿台 8…ラインイメ―ジセンサ 11…単純2値化回路 12…ディザ2値化回路 13、14、15…スイッチ回路 17…白信号発生回路 19…CPU 24…通信コントロ―ラ 25…メモリ 26…エリア指定制御回路 27…オペレ―タパネル 60…エリア指定ボ―ド 100…コマンドレジスタ 101…アドレスデコ―ダ 102〜107…カウンタ 118…EOR回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−121878(JP,A) 特開 昭57−202176(JP,A) 特開 昭58−14270(JP,A) 特開 昭59−214382(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の走査方向とこの第1の走査方向と
    直交する第2の走査方向を有し、原稿上の画像を走査す
    る走査手段と、 この走査手段の上記第1の走査方向と上記第2の走査方
    向とを座標軸として、原稿上に、互いの1頂点P、Qを
    範囲内に含み合うことにより部分的に重なり合うように
    矩形状の第1エリアおよび矩形状の第2エリアを指定す
    る第1の指定手段と、 上記走査手段により走査された原稿画像のうち、上記第
    1の指定手段により指定された上記第1エリアおよび上
    記第2エリアに対応する原稿画像を入力するための複数
    の画像処理モードの中の少なくとも1個の画像処理モー
    ドを指定する第2の指定手段と、 上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける上記
    1頂点Pと対角関係をなし、かつ上記第2エリアの範囲
    外の上記第1エリアにおける上記1頂点Rおよび、上記
    第1エリアの範囲内の上記第2エリアにおける上記1頂
    点Qの上記第1の走査方向の座標と、上記第1エリアの
    上記第2の走査方向の座標とにより定義される矩形状の
    第3エリアと、 上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける上記
    1頂点Pおよび、上記第1エリアの範囲内の上記第2エ
    リアにおける上記1頂点Qの上記第1の走査方向の座標
    と、上記第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける
    上記1頂点に上記第2の走査方向において隣り合う1
    頂点Sおよび、上記第1エリアの範囲内の上記第2のエ
    リアにおける上記1頂点Qに上記第2の走査方向におい
    て隣り合う1頂点Tの上記第2の走査方向の座標とによ
    り定義される矩形状の第4エリアと、 上記第1エリアの範囲内の上記第2エリアにおける上記
    1頂点Qと対角関係をなし、かつ上記第1エリアの範囲
    外の上記第2エリアにおける上記1頂点Uおよび、上記
    第2エリアの範囲内の上記第1エリアにおける上記1頂
    点Pの上記第1の走査方向の座標と、上記第2エリアの
    上記第2の走査方向の座標とにより定義される矩形状の
    第5エリアと、 少なくとも第3乃至第5の3個のエリアとして、上記第
    1の指定手段により指 定された上記第1エリアおよび上
    記第2エリアの範囲を判断する判断手段と、 上記第1の指定手段によって指定され、かつ上記判断手
    段により判断された上記第1エリアおよび上記第2エリ
    アの範囲 に対して上記第2の指定手段により指定された
    画像処理モードにしたがって原稿画像を処理する処理手
    段と、 を具備したことを特徴とする原稿読取装置。
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