JP3568564B2 - 原稿読取システム及び読取原稿サイズの判定方法 - Google Patents

原稿読取システム及び読取原稿サイズの判定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えばスキャナ装置などで読み取った画像情報をホストコンピュータが処理する原稿読取システム及び読取原稿サイズの判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型コンピュータシステムインターフェイス装置(Small Computer System Interface apparatus )(以下SCSI装置と称す)である画像情報処理装置は、指定された目的にしたがって画像情報を処理するホストコンピュータを有する画像処理ユニットと、原稿のドキュメント画像を読み取り対応する画像情報あるいは電気信号に変換するスキャナ装置を有する画像処理ユニットとをSCSIバスを介して接続して構成されている。
【0003】
この画像情報処理装置では、オペレータがスキャナ装置に原稿をセットしてそのドキュメント画像を読み取らせるときに、スキャナ装置に設けられた種々のスイッチをオペレータが操作するために、スキャナ装置は処理装置を個々に備える傾向にある。そしてオペレータが種々のスイッチ類を操作する上では、スキャナ装置の操作性向上が非常に望まれている。
【0004】
また原稿サイズを指定するためのサイズデータ、走査方向、走査領域および画像を読み取るための解像度のような走査条件あるいは走査データなどは、ホストコンピュータのキーボード操作によって設定される。
【0005】
したがって、スキャナ装置に、異なるサイズの原稿を走査させるときには、オペレータは、その都度、ホストコンピュータのキーボードから新たなサイズデータを設定しなければならず、この設定操作は非能率的なものであった。
【0006】
例えば定形のA4、A3、B4などといった原稿サイズの情報がホストコンピュータ側で設定された場合、SCSI仕様上、原稿サイズに関するコマンドでホストコンピュータ側から送信可能な情報は、画像の所定解像度に基づく2方向
(主走査および副走査方向)に沿った走査エリアの情報のみに限定されており、しかもその情報は画素数を示す数値データである。
【0007】
ところで、オペレータがホストコンピュータとスキャナ装置とを操作する割合はホストコンピュータよりもスキャナ装置の方が圧倒的に多く、オペレータはスキャナ装置にサイズデータに関する情報を表示するための表示部が設けられている方が原稿読み取りサイズを認識しやすい。
【0008】
そこで、上述した画像情報処理装置の非能率性を回避するために、特開昭1−305479号公報には、種々のサイズのドキュメント画像を読み取るのに必要な複数のサイズデータを記憶するメモリと、このメモリからサイズデータのうち1個を選択するためのスイッチとを有する画像処理装置が開示されているが、この画像処理装置の場合も、スキャナ装置に表示される情報は主走査および副走査方向の画素数の数値データのみであるため、オペレータはその数値データを見ただけでは、スキャナ装置の走査エリア、すなわち原稿読取サイズを容易には認識することができず、今一歩満足のいくものではなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように上述した従来の画像情報処理装置では、スキャナ装置側で表示されるホストコンピュータ側の原稿サイズに関する情報は主走査方向および副走査方向それぞれの数値データであり、これではスキャナ装置を操作するオペレータが原稿の読取サイズを容易には確認できないという問題があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、SCSI仕様に適合したデータ伝送を行う中で、ホストコンピュータ側に設定された原稿サイズをスキャナ装置側でオペレータが容易に確認することのできる原稿読取システム及び読取原稿サイズの判定方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の原稿読取システムは上記した目的を達成するために、ホスト装置と、このホスト装置に接続されたスキャナを有する原稿読取システムにおいて、前記ホスト装置は、前記スキャナにより読み取るべき原稿サイズを指定する指定手段と、読み取るべき原稿の大きさに対応するサイズデータをスキャナ側に送信する送信手段とを有し、前記スキャナは、原稿画像を読み取る読取手段と、原稿の大きさに応じたサイズデータを複数記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたサイズデータと、前記ホスト装置から送信されたサイズデータとに基づいて前記記憶手段に記憶されたサイズデータの少なくとも1つを更新する更新手段とを有している。
【0012】また、この原稿読取システムの前記スキャナは、前記指定手段により読み取るべき原稿サイズが指定された際に、前記更新手段により更新されたサイズデータに基づき、前記読取手段により読み取るべき原稿サイズデータを表示する表示手段を有することを特徴としている。
【0013】
本発明の原稿読取サイズの判定方法は、ホスト装置に接続されたスキャナにより読み取られるべき原稿のサイズを判定する読取原稿サイズの判定方法において、前記ホスト装置から、読み取るべき原稿の大きさに対応するサイズデータをスキャナ側に送信する送信し、前記ホスト装置から送信されてきたサイズデータに基づき、前記スキャナ側にて保持された複数の原稿サイズデータの少なくとも1つを更新し、前記ホスト装置から読み取るべき原稿サイズを指定し、前記ホスト装置から指定された原稿サイズと、前記スキャナ側で更新されたサイズデータとに基づいて、スキャナにて読み取られるべき原稿サイズを判定することを特徴としている。
【0015】
【作用】
本発明では、ホストコンピュータの入力手段より定形原稿サイズが指定されると、ホストコンピュータの第1の記憶手段から定形原稿サイズに対応するサイズデータが読出されてスキャナ装置へ送信される。
【0016】
一方、スキャナ装置は、送信されてきたサイズデータを第2の記憶手段に定形原稿サイズに対応させて書き込む。その後、転送されてきたサイズデータに対応する定形原稿サイズが第2の記憶手段から読出されて表示手段に表示される。
【0017】
すなわち、ホストコンピュータ側に、現在設定されている原稿サイズがスキャナ装置に正しく表示されるようになり、オペレータはそのサイズ表示を見て直ちに原稿読取サイズを確認することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明に係る一実施例の原稿読取システム100の概略ブロック図である。
【0020】図1に示すように、原稿読取システム100は、ドキュメント画像を、例えばハードディスク装置およびフロッピーディスク装置などに記録し、プリント装置でプリントアウトし、あるいはドキュメント画像をCRTに表示するものであり、スキャナ装置11を有する画像読取ユニット10、画像処理ユニット30、SCSIバス50などから構成されている。画像読取ユニット10には、原稿のドキュメント画像を読み取って電気信号や画像情報に変換するスキャナ装置11が設けられている。画像処理ユニット30には、画像情報を処理するホストコンピュータ31が設けられている。SCSIバス50は画像読取ユニット10と画像処理ユニット30とを接続するものである。
【0021】
上記スキャナ装置11には、例えば最大でA3タテ(P)までの大きさの原稿のドキュメント画像を読取り可能な原稿読取部12と、この原稿読取部12の画像読取範囲を変更するためのオペレーション部13と、このオペレーション部13により変更された原稿読取部12の画像走査範囲のドキュメント画像を画像情報(電気信号)に変換・処理するための制御を行うスキャナ制御部としてのCPU15と、このCPU15に内部インターフェイス(I/F)14を介して接続されたSCSIコントローラ16およびRAM17と、原稿読取部12とSCSIコントローラ16とを画像情報を伝達するために接続するイメージデータバス18とが備えられている。
【0022】
一方、ホストコンピュータ31には、定形原稿サイズが指定入力される例えばキーボード32などの入力手段と、複数の定形原稿サイズに関するサイズデータや主走査方向および副走査方向の操作範囲(範囲データ)などを記憶するRAM33と、原稿サイズに対応するサイズデータの送信やさまざまな処理操作などを制御するコントロール装置(CPU)34と、このCPU34と内部インターフェイス(I/F)を介して接続されたSCSIコントローラ36およびRAM33と、SCSIコントローラ36にイメージデータバス37を介して接続された図示しないメモリを有するページバッファ35とが備えられている。
【0023】
続いて、図2〜図4を参照して上記スキャナ装置の構成について詳細に説明する。図2はスキャナ装置のオペレーションパネルを示す図、図3はスキャナ装置の画像読取機構の構成を示す図、図4はスキャナ装置の光学読取部の走査方向を示す図である。
【0024】
図2に示すように、上記スキャナ装置11のオペレーション部13には、オペレーションパネル20が設けられている。このオペレーションパネル20には、複数、例えば8種類などの原稿サイズのうち、現在の設定されている原稿サイズを表示する表示部21、複数の原稿サイズの中から所望の原稿サイズへ原稿読取サイズを変更可能なSW22、23、スキャン動作開始用のスキャンSW24などが設けられている。
【0025】
図3において、40はスキャナ装置の画像読取機構に配置された光学読取部である。この光学読取部40は、例えばLEDアレイなどの露光源41と、ロッドレンズ42と、例えばCCDアレイ43などの画像ラインセンサと、原稿Xを載せるために図示しないハウジングに固定された原稿テーブル(透明なガラス板)44とから構成されている。原稿テーブル44には、光学読取部40の走査位置に露出するように原稿Xが配置されている。
【0026】
このスキャナ装置では、露光源41による原稿Xに対する光の照射によって反射号がロッドレンズ42を介してCCDアレイ43に得られる。この反射光がCCDアレイ43の表面にフォーカスされたとき電荷が誘起される。
【0027】
このとき、図4に示すように、原稿テーブル44の下に配置された光学読取部40によって、まず、CCDアレイ43に供給されるクロック信号に応答してCCDアレイ43の各素子が順に矢印Aで指示される方向(主走査方向)に走査される。すると、CCDアレイ43への入射光量に対応する電気信号がCCDアレイ43の個々の素子から順に発生する。このようにして原稿Xの画像がCCDアレイ43上に形成される。この主走査方向に沿う1回の走査終了後、光学読取部40は、矢印A方向(主走査方向)と直交する矢印B方向(副走査方向)へ所定距離だけ移動されて原稿Xを1回走査する。そして光学読取部40は主走査方向に沿ってもう1回の走査を実行する。この主走査方向および副走査方向に沿う走査動作が繰り返された結果、原稿Xの複数画素に分割されたドキュメント画像が得られる。このドキュメント画像は、CCDアレイ43により対応する電気信号に変換されてアンプ45を通じてA/Dコンバータ46に出力される。
【0028】
A/Dコンバータ46はCCDアレイ43からの信号をディジタル信号、例えばマルチレベルデータなどに変換してシェーディング補正回路47へ出力する。シェーディング補正回路47は供給されたディジタル信号のシェーディング補正を実行しバイナリーコーダー48へ出力する。バイナリーコーダー48からのパラレル信号は複数の画素データとしてシリアル/パラレル変換器49を通じてSCSIコントローラに供給されてホストコンピュータ31に転送される。
【0029】
ここで、図5および図6を参照してホストコンピュータ31のRAM33と、スキャナ装置11のRAM17の各テーブルについて説明する。
【0030】
図5に示すように、ホストコンピュータ31のRAM33には、A3P/B4P/A4P/A4L/B5P/B5L/A5P/A5Lなど8種類の定形原稿サイズのデータを格納するテーブルが設定されており、このテーブルには、8種類の各定形原稿サイズに対応する0から7のサイズコードと、各サイズコードそれぞれに対応して主走査方向および副走査方向の 2つのサイズデータとが記憶されている。
【0031】
一方、図6に示すように、スキャナ装置11のRAM17にも、上記RAM33と同様に、各定形原稿サイズのデータを格納するテーブルが設定されている。このテーブルには、上記同様に主走査方向および副走査方向の 2つのサイズデータが記憶されているが、両者のテーブル内容は、例えば定形原稿サイズ“B4 P”に対応するサイズデータの記憶内容のように異なる場合もあり、また一致する場合もある。
【0032】次に、図7のフローチャートを参照してこの原稿読取システムの基本的な動作を説明する。
【0033】この実施例の原稿読取システムの場合、図5に示したホストコンピュータ31のRAM33のテーブル内容と、図6に示したスキャナ装置11のRAM17のテーブル内容とでは、原稿サイズ“B4 P”に対応するサイズデータ(主走査方向および副走査方向の 2つ)が若干異なっている。
【0034】この場合、原稿読取システムの電源をオンすると(ステップ501 )、ホストコンピュータ31およびスキャナ装置11などの各SCSI装置が立ち上がる。このとき、RAM33に保持されている原稿サイズに対応する主走査方向および副走査方向の 2つのサイズデータ(画素数)およびサイズコードなどすべてがCPU34によりホストコンピュータ31に読出され(ステップ502 )、この読出された画素数およびサイズコードなどは、原稿設定コマンドとしてSCSIバス50を介してスキャナ装置11に送信される(ステップ503 )。
【0035】
SCSI規定の中には、ホストコンピュータ31はスキャナ装置11に対してその最大読取範囲内で、スキャナ装置11が指定した解像度およびピクセル数で、その読取範囲を任意に指定できるというスキャナ装置11の原稿読取サイズに関する規約がある。したがって、ここで送信される画素数は、スキャナ装置11が原稿読取りを行える最大走査範囲内の画素数である。上記規定によりスキャナ装置11によっては複数の解像度でスキャンできるものがあるが、この場合の送信画素数は上記した複数の画素数の中からオペレータが選択した解像度における画素数となる。本実施例では説明を簡略化するためにスキャナ装置11のもつ解像度は一つとする。
【0036】
スキャナ装置11に送信されてきた主走査方向および副走査方向の画素数は、CPU15によりRAM17のテーブル上の各サイズデータ(画素数)と比較され、送信されてきた画素数に対応する原稿サイズが判定される。例えば送信されてきた画素数のうち、主走査方向の画素数が2344で、副走査方向の画素数が3308であれば、原稿サイズは“A3 P”と判定される。この判定された原稿サイズ“A3 P”が、オペレーションパネル18の表示部21に表示される。
【0037】
ところで、この実施例のように、送信されてきた画素数がRAM17の画素数と異なる場合、例えば主走査方向の画素数が2024で、副走査方向の画素数が2868であったとき、スキャナ装置11のRAM17の該当する原稿サイズに、予め2000、2800などが記憶されているため、CPU15はRAM17の画素数と比較しても該当する原稿サイズを判定できず(あるいは誤りの原稿サイズと判定して)、表示部21に正しい表示ができなくなる。
【0038】
そこで、本発明では、ホストコンピュータ31とスキャナ装置11との間で、原稿サイズ設定コマンド(必須コマンド)を用いてホストコンピュータ31に設定された原稿サイズに対応する画素数をホストコンピュータ31側から送るだけでなく、原稿サイズ設定コマンドとは別のコマンド(書替コマンド)を用いてスキャナ装置11のRAM17のサイズデータを書き替えるようにしている。
【0039】
この場合、CPU34は原稿サイズ設定コマンドよりも先に、スキャナ装置11に上記コマンドを送信し、RAM17のサイズデータを書き替える(ステップ504 )。このとき、ホストコンピュータ31のもつサイズデータに対してスキャナ装置11がもつサイズデータが等しくなる(一致する)ようにRAM17の内容が書き替えられる。また、この書き替え動作では、ホストコンピュータ31に保持されている画素数およびサイズコードなどすべてのサイズデータがスキャナ装置11に送られ、スキャナ装置11側でRAM17の記憶内容は、その原稿サイズデータの内容にすべて書き替えられる。なお、サイズデータの書き替えにあたり、互いの原稿サイズデータの内容を比較して異なる部分のみを書き替えてもよいことは言うまでもない。
【0040】
上記した書き替え動作が実行された結果、送信されてきた原稿サイズはCPU15により“B4 P”と正しく判定され、表示部21にはその原稿サイズが表示される。
【0041】
ここで、ホストコンピュータ31において、オペレータの所望する原稿サイズがキーボード32から入力されると(ステップ505 )、CPU34はその原稿サイズに対応するサイズデータ(画素数)をRAM33のサイズデータと比較し
(ステップ506 )、RAM33よりサイズデータおよびサイズコードなどを読出す(ステップ507 )。そして、CPU34は原稿サイズ設定コマンドを用いて、読出したサイズデータおよびサイズコードなどをSCSIバス50通じてスキャナ装置11のSCSIコントローラ16に送信する(ステップ508 )。
【0042】
SCSIコントローラ16に送信されてきたサイズデータおよびサイズコードなどは、CPU15によりサイズコードを基にRAM17のサイズデータと比較される(ステップ509 )。互いのサイズデータは書き替えが行われた後なので必ず一致し、該当する原稿サイズがRAM17より読出されて(ステップ510 )、オペレーションパネル18の表示部21に原稿サイズが表示される(ステップ511 )。
【0043】
ところで、本実施例では、オペレーションパネル18のSW22、23を操作することにより表示部21に表示された原稿サイズ(ホストコンピュータ31が設定した原稿サイズ)を変更することができる。
【0044】
この場合、まず、表示部21に表示されている原稿サイズについて説明すると、この表示部21に表示される原稿サイズ(表示原稿サイズ)は、現在表示されている原稿サイズに対してSW22、23を1回押すごとにRAM17に記憶されている順に、次の原稿サイズが読出され表示される。例えば現在表示されている原稿サイズが“A4 P”であるとすると、SW22、23を押すごとに“A4 L”→“B5 P”→“B5 L”→“A5 P”→“A5 L”→“A3P”→“B4 P”→“A4 P”(以下同順)などに表示原稿サイズが変わる。
【0045】
但し、このSW22、23だけでは、単に表示部21の表示内容が変わるだけで、ホストコンピュータ31に設定された原稿サイズ、言い換えればスキャナ装置11が実際にスキャン動作する走査範囲を変更することはできない。すなわち、スキャン動作の走査範囲は、原稿サイズ設定コマンドによりホストコンピュータ31から送信される画素数で決定されるが、この原稿サイズ設定コマンドはスキャナ装置11の表示内容には何等関与しないである。
【0046】
したがって、本実施例は、以上の構成の他に以下の構成が備えられている。
【0047】
すなわち、原稿サイズ設定コマンドなどの必須コマンド以外に専用コマンド、が用いられている。この専用コマンドは、ホストコンピュータ31が定形原稿サイズに対して任意にスキャン動作の走査範囲を設定できるコマンドである。
【0048】
ここから、この専用コマンドによるスキャン動作の走査範囲の決定について説明する。
【0049】
まず、原稿サイズ設定コマンドによりホストコンピュータ31よりサイズデータが送られ、オペレーションパネル18の表示部21に該当する原稿サイズが表示されているとき、CPU15はオペレーションパネル18のSW22、23が押されたか否かによって(ステップ512 )、表示原稿サイズを変更するか否かを判定する。
【0050】
例えばSW22、23が押されたときなどに、CPU15は表示原稿サイズの変更を行うことと判断して表示部21に表示されている原稿サイズを変更し、次に、スキャン開始コマンドの発行またはスキャンSW24がオンされると(ステップ514 )、まずCPU34からの変更コマンドをCPU15が受取り、CPU15はRAM17の内容を書き替えた上で(ステップ515 )、続く原稿サイズ設定コマンドにより転送されてきた原稿サイズとRAM17の原稿サイズとのデータ比較を行い、表示原稿サイズに該当する画素数をRAM17から読出す。
【0051】
このRAM17から読出された画素数の数値データによって主走査方向および副走査方向の各走査エリアが決定し、CPU15はそのサイズデータの範囲で原稿Xを走査するように光学読取部40を制御し、この結果、スキャン動作が開始される(ステップ516 )。
【0052】
すなわち、オペレータがスキャナ装置11のSW22、23により原稿サイズを、例えば“B4 P”→“A4 P”と変更すると、CPU15によりオペレーションパネル18の表示部21の表示が“B4 P”→“A4 P”と変更されると共にシステムの仕様内でスキャン動作される主走査方向および副走査方向の各走査範囲が変更される。
【0053】
したがって、オペレータは表示部21の変更後の表示を見て、現在の原稿スキャン走査範囲を、例えば“A4 P”の大きさの範囲内であると容易に確認することができる。
【0054】
一方、SW22、23が押されていないとき、(表示原稿サイズを変更しないと判断しているときに)、ホストコンピュータ31よりスキャン開始コマンドが送られてきた場合や、オペレーションパネル18上のスキャンSW24がオンされた場合には、ホストコンピュータ31から送られてきたそのままの画素数で決められた走査範囲でスキャン動作が実行される。
【0055】
このスキャナ装置11のスキャン動作により読込まれた画像情報は、従来装置の場合と同様にホストコンピュータ31に転送されて、ホストコンピュータ31にてファイリング処理される。
【0056】このように本実施例の原稿読取システムによれば、原稿サイズ設定コマンドとは別のコマンド(書替コマンド)を原稿サイズ設定コマンドよりも先に送ることにより、ホストコンピュータ31のRAM33の保持内容とスキャナ装置11のRAM17の記憶内容とを一致させ、その後、原稿サイズ設定コマンドを送ることにより、スキャナ装置11の表示部21に正しい原稿サイズが表示されるので、オペレータはその表示部21の表示原稿サイズを見てホストコンピュータ31に設定されている原稿サイズを容易に確認することができる。
【0057】
また、本実施例によれば、スキャナ装置11にオペレーションパネル20を設け、そのSW22、23と専用コマンドとによりホストコンピュータ31に設定されている複数の定形原稿サイズの範囲内でスキャン動作の走査範囲を変更することができる。すなわち、ホストコンピュータ31のSCSI仕様範囲内において、スキャナ装置11側で原稿読取サイズの確認および設定変更などが行えるようになった。
【0058】
この結果、オペレータが頻繁に利用するスキャナ装置11の操作性を向上することができる。
【0059】
なお、本発明はホストコンピュータ側に何等かの仕様上の制限があり原稿サイズの設定変更ができない場合や、スキャナ装置11側で原稿の読取サイズを任意に設定したい場合に適用することができる。
【0060】
またこの実施例において定形原稿サイズを8種類としたが、本発明はその種類数やサイズ記号などに限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、入力手段より原稿サイズが指定されると、ホストコンピュータは、原稿サイズに対応するサイズデータ(画素数)を第1の記憶手段より読出してスキャナ装置へ送信する一方、スキャナ装置は受信したサイズデータに第2の記憶手段に記憶されている原稿サイズを対応させて、一致したときにその原稿サイズを読出して表示するので、ホストコンピュータに設定された原稿サイズの確認が、スキャナ装置側でできるようになる。
【0062】
この結果、スキャナ装置の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の原稿読取システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の原稿読取システムのスキャナ装置のオペレーションパネルを示す図である。
【図3】図2のスキャナ装置の画像読取機構を示す図である。
【図4】図3の画像読取機構の光学読取部の走査方向を示す図である。
【図5】この実施例おけるホストコンピュータ側の原稿サイズテーブルを示す図である。
【図6】この実施例おけるスキャナ装置側の原稿サイズテーブルを示す図である。
【図7】この実施例おける原稿読取システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…画像読取ユニット、11…スキャナ装置、17、33…RAM、5…キーボード、12…原稿読取部、13…オペレーション部、14…内部インターフェイス、15、34…CPU、16、36…SCSIコントローラ、18…イメージデータバス、20…オペレーションパネル、21…表示部、22、23…SW、24…スキャンSW、30…画像処理ユニット、31…ホストコンピュータ、40…光学読取部、41…露光源、42…ロッドレンズ、43…CCDアレイ、44…原稿テーブル、50…SCSIバス、100…原稿読取システム

Claims (3)

  1. ホスト装置と、このホスト装置に接続されたスキャナを有する原稿読取システムにおいて、
    前記ホスト装置は、
    前記スキャナにより読み取るべき原稿サイズを指定する指定手段と、
    読み取るべき原稿の大きさに対応するサイズデータをスキャナ側に送信する送信手段とを有し、
    前記スキャナは、
    原稿画像を読み取る読取手段と、
    原稿の大きさに応じたサイズデータを複数記憶する記憶手段と、
    記憶手段に記憶されたサイズデータと、前記ホスト装置から送信されたサイズデータとに基づいて前記記憶手段に記憶されたサイズデータの少なくとも1つを更新する更新手段とを有することを特徴とする原稿読取システム。
  2. 前記スキャナは、前記指定手段により読み取るべき原稿サイズが指定された際に、前記更新手段により更新されたサイズデータに基づき、前記読取手段により読み取るべき原稿サイズデータを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の原稿読取システム。
  3. ホスト装置に接続されたスキャナにより読み取られるべき原稿のサイズを判定する読取原稿サイズの判定方法において、
    前記ホスト装置から、読み取るべき原稿の大きさに対応するサイズデータをスキャナ側に送信する送信し、
    前記ホスト装置から送信されてきたサイズデータに基づき、前記スキャナ側にて保持された複数の原稿サイズデータの少なくとも1つを更新し、
    前記ホスト装置から読み取るべき原稿サイズを指定し、
    前記ホスト装置から指定された原稿サイズと、前記スキャナ側で更新されたサイズデータとに基づいて、スキャナにて読み取られるべき原稿サイズを判定することを特徴とする読取原稿サイズの判定方法。
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